JP3303709B2 - インタンク式燃料ポンプ装置 - Google Patents
インタンク式燃料ポンプ装置Info
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
料(以下、単に「燃料」という)を燃料タンクかエンジ
ンへ供給するインタンク式燃料ポンプ装置における、燃
料タンクの底面から装着する形式の燃料ポンプ装置の構
造に関するものである。
公報に示された従来のインタンク式燃料ポンプ装置を示
す側断面図である。図において、1は燃料タンクであ
り、上面1aと、底面1bと、この底面1bに形成され
た開口部1cとを備えている。2はポンプ装置が一体に
組み付けられるセットプレートであり、パッキン3を介
在して開口部1cを油密に閉塞している。4はサブタン
クであり、セットプレート2に固着されている。5は燃
料ポンプであり、サブタンク4内のセットプレート2に
固着されたポンプホルダ6に取り付けられており、サブ
タンク4は車体が傾いても、燃料ポンプ5周囲の燃料液
面の低下をなくし燃料が燃料ポンプ5によりエンジン
(図示せず)へ送られなくなるのを防止する。5aは燃
料ポンプ5の吸入口に設置されたフィルタ、5bは燃料
ポンプ5の吐出口である。燃料ポンプ5は燃料をタンク
1内の燃料を有効に利用するため吸入口を下に、吐出口
5bを上にして立てて設置される。
ジョイントパイプ、8は給送パイプであり、セットプレ
ート2に油密に固定されており内径は貫通して燃料をタ
ンク1の外部へ給送可能になっている。給送パイプ8の
タンク1内部の部分はU字形に下方に屈曲され、その先
端にジョイントパイプ7を介して燃料ポンプ5の吐出口
5bに接続されている。9は給電線であり、セットプレ
ート2に油密に通して給電端子5cへ接続され燃料ポン
プ5の電動機(図示せず)へ動力源を供給する。
式燃料ポンプ装置では、燃料ポンプ5の電動機(図示せ
ず)が運転されると、電動機に連結されているインペラ
(図示せず)が回転して、燃料タンク1内の燃料がフィ
ルタ5aを介して吸い込まれ、吐出口5bからジョイン
トパイプ7および給送パイプ8を通じて燃料タンク1か
らエンジンに供給される。
ンタンク式燃料ポンプ装置では、燃料ポンプ5を立てて
設置する必要から給送パイプ8をタンク1内に延ばしU
字形に屈曲させて吐出口5bにジョイントパイプ9を介
して接続しなければならない。このため、給送パイプ8
のタンク1内部分はセットプレート2に片持ち状態であ
り車両等の振動や衝撃、エンジン振動との共振により給
送パイプ8とセットプレート2との接続部が疲労して油
密が損なわれるという課題があった。
ためになされたもので、車両の振動や衝撃により燃料ポ
ンプの吐出口側に接続された給送パイプとセットプレー
トとの接続部の疲労が少ないインタンク式燃料ポンプ装
置を得るものである。
ク式燃料ポンプ装置においては、燃料タンクの底面の開
口を閉塞するセットプレートを油密に貫通する給送パイ
プと、セットプレートに固着された開脚によりタンク内
にセットプレート面から所定寸法浮かせて設けられ燃料
ポンプを保持する基台と、この基台と一体に形成され燃
料タンク内面側に延長された支柱とを有し、支柱に給送
パイプの立ち上がり部を固着して、その先端を燃料ポン
プの吐出口にジョイントパイプを介して接続したもので
ある。
置と、支柱の先端部に固着された接続パイプとを有し、
給送パイプの立ち上がり部を支柱に固着して、給送パイ
プとフィルタ装置の排出口、フィルタ装置の流入口と上
記接続パイプの一端、接続パイプの他端と燃料ポンプの
吐出口とをそれぞれジョイントパイプを介して接続した
ものである。
ンタンク式燃料ポンプ装置の側断面図、図2は支柱の3
面図であり(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は
側面図を示している。図において、1〜3は上記従来装
置で説明のものと同様である。10は燃料ポンプであ
り、吸入口10aと、この吸入口10aに装着された吸
入側フィルタ11と、吐出口10bとを有し、吸入口1
0a側を下方にして立てて装着されている。12はゴム
等の弾性材料からなるラバーマウントであり、燃料ポン
プ10の電動機(図示せず)の運転により生じる振動を
吸収するように、燃料ポンプ10の下端面に位置する吸
入口10aの周辺に設けられている。
2を介して支持する基台であり、この基台13を支持す
る脚部13bと、基台13と一体に形成され上方に立ち
上がる断面コ字状の支柱13cとを有している。この支
柱13cは後述する給送パイプ14および該ポンプ装置
に装着される各種パーツを支承する。脚部13bは、図
2(A)に示すように、3方向に分割開脚された3つの
脚部13bからなり、この3つの脚部13bは全てセッ
トプレート2にそれぞれ固着されており、燃料ポンプ1
0および給送パイプ14に加わる左右、前後の振動に対
する強度を向上させている。13dはラバーマウント挿
入穴である。
2に油密に貫通し、その一方端は燃料タンク1の外部に
引き出され、他方端はタンク1内に立ち上げられて、こ
の立ち上り部分は支柱13cに固着される。そして、先
端部はU字状に屈曲されてジョイントパイプ15および
バンド16を介して燃料ポンプ10の吐出口10bに接
続される。なお、基台13は所定の燃料残量を確保する
ように、所定レベルL1だけ吸入口10aを燃料タンク
1の底面1bより持ち上げている。17はターミナルプ
レートであり、鍔部17aがセットプレート2に油密に
固着され、上端部には燃料ポンプ10への電線(図示せ
ず)が接続される電源端子18と、燃料残量の位置を検
出するサーミスタ(図示せず)に電源を供給するサーミ
スタ端子19が油密に装着されている。
ンプ10の吸入口10aを燃料タンク1の底面1bより
持ち上げるために脚部13bで持ち上げられた基台13
から延在させた支柱13cとタンク1内に立ち上げられ
た給送パイプ14が溶接等により固定されている。燃料
ポンプ10を保持する基台13を左右および前後方向の
耐振動性を有するように3方向に張り出された3本の脚
部13bで支持し、基台13から立ち上がる支柱13c
に給送パイプ14を固着させることにより、給送パイプ
14と支柱13cがブリッジ状に相互に補強しあってい
るので、給送パイプ14の片持ち状態が解消され、車両
等の振動や衝撃による給送パイプ14の振動が小さくな
り、給送パイプ14とセットプレート2との油密取付け
部の振動、衝撃による疲労が少なくなり、油密が損なわ
れることが防止される。
ンプ装置においては、セットプレート2に固着された基
台13と支柱13cに燃料ポンプ10及び給送パイプ1
4と付随する各種部品が組み付けられたてポンプ装置ユ
ニットとなる。このポンプ装置ユニットは燃料タンク1
の底面1bの開口部1cからタンク1内に組み込まれ
る。そして、燃料ポンプ10の電動機を駆動させると、
インペラの回転により燃料タンク1内の燃料が吸入側フ
ィルタ11を通って吸入口10aに吸い込まれ、吐出口
10bからジョイントパイプ15および給送パイプ14
を介して燃料タンク1の外部のエンジンに供給される。
形態2を示すインタンク式燃料ポンプ装置の側断面図、
図4は支柱の3面図であり(A)は平面図、(B)は正
面図、(C)は側面図を示している。図5は図4(B)
の線V−Vに沿う断面図である。図において1〜3、1
0〜19は実施の形態1と同様のものであり、その説明
を省略する。21はフィルタ装置であり、燃料ポンプ1
0から吐出された燃料中の塵埃を濾過するもので、フィ
ルタホルダ22により支柱13cのフィルタ保持部13
fにねじ23で装着されている。24は支柱13cの先
端部に固着された金属性の接続パイプであり、一端はジ
ョイントパイプ15を介して燃料ポンプ10の吐出口1
0bに接続され、他端はジョイントパイプ15を介して
フィルタ装置21の流入口21aに接続されている。2
5は給送パイプであり、一端はセットプレート2に油密
に通して燃料タンク1の外部に引き出され燃料ポンプ1
0から吐出された燃料を外部へ供給するようになってい
る。他端はその立ち上がり部を支柱13cに固着され、
その先端はジョイントパイプ15を介してフィルタ装置
21の排出口21bに接続される。
ンプ装置においては、その動作は実施の形態1と同様で
あり、その説明を省略する。
に、燃料ポンプ10とフィルタ装置21とをインタンク
式燃料ポンプ装置として一体に装着している。このフィ
ルタ装置21を燃料ポンプ10の吐出口10bと給送パ
イプ25の間に設けるに当たり、給送パイプ25の立ち
上がりと支柱13cが接合され、相互にブリッジ状に補
強したフィルタ保持部13fにフィルタ装置21を取り
付けることができる。このように、給送パイプ25の立
ち上がりと支柱13cが相互に補強されているので、フ
ィルタ装置21やその他のパーツを支柱13cに装着し
ても車両等の振動や衝撃によるフィルタ装置21や他の
パーツの質量が支柱13cに加わっても給送パイプ25
の油密部の振動をなくすることができる。また、フィル
タ装置21と燃料ポンプ10の吐出口10bとの間を連
結する接続パイプ24を支柱13cの先端に固着して、
それぞれジョイントパイプ15で接続させているので、
この部分にも耐振動性や耐衝撃性を持たせることができ
る。
は、燃料ポンプを支持する基台に一体に延長して支柱を
形成し、この支柱とセットプレートに油密に貫通した給
送パイプの立ち上がり部を固着させて、支柱と給送パイ
プを相互補強させたので、給送パイプとセットプレート
との取付け部の振動、衝撃による疲労が少なくなり、油
密が損なわない。
燃料ポンプ装置の側断面図である。
(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図であ
る。
燃料ポンプ装置の側断面図である。
(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図であ
る。
断面図である。
0 燃料ポンプ 7、15 ジョイントパイプ、 13 基台、 1
3b 脚部 13c 支柱、 14、25 給送パイプ、 21
フィルタ装置 24 接続パイプ
Claims (2)
- 【請求項1】 燃料タンクの底面の開口から上記燃料タ
ンク内に組み付けられるインタンク式燃料ポンプ装置に
おいて、 上記燃料タンクの開口を閉塞するセットプレートと、こ
のセットプレートを油密に貫通し一端は上記燃料タンク
外へ燃料液を送出する給送パイプと、 上記セットプレートの燃料タンク内面側に固着された少
なくとも3方向からの開脚により上記セットプレート面
から所定寸法浮かせて設けられた基台と、 この基台にその吸入口側を下にして設置された燃料ポン
プと、 上記基台と一体に形成され燃料タンク内面側に延長され
た支柱とを備え、 この支柱に上記給送パイプの他端側を固着して、その他
端先端を上記燃料ポンプの吐出口に弾性を有するジョイ
ントパイプを介して接続したことを特徴とするインタン
ク式燃料ポンプ装置。 - 【請求項2】 支柱の先端部に固着された接続パイプ
と、 上記支柱に取り付けられ燃料ポンプから送出される燃料
液を濾過するフィルタ装置とを備え、 上記支柱に給送パイプの他端側を固着して、この給送パ
イプの他端先端を上記フィルタ装置の排出口と、上記フ
ィルタ装置の流入口を上記接続パイプの一端と、上記接
続パイプの他端を上記燃料ポンプの吐出口とへそれぞれ
弾性を有するジョイントパイプを介して接続したことを
特徴とする請求項1記載のインタンク式燃料ポンプ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01840597A JP3303709B2 (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | インタンク式燃料ポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01840597A JP3303709B2 (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | インタンク式燃料ポンプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10213038A JPH10213038A (ja) | 1998-08-11 |
JP3303709B2 true JP3303709B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=11970772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01840597A Expired - Lifetime JP3303709B2 (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | インタンク式燃料ポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3303709B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1467083A1 (en) * | 2001-11-20 | 2004-10-13 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Fuel supply system for vehicle |
JP2007255192A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Aisan Ind Co Ltd | 燃料フィルタ及び燃料供給装置 |
JP5012517B2 (ja) * | 2008-01-09 | 2012-08-29 | 株式会社デンソー | 燃料供給装置 |
-
1997
- 1997-01-31 JP JP01840597A patent/JP3303709B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10213038A (ja) | 1998-08-11 |
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