JP6815298B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料供給装置に関する。詳しくは、主として車両用の燃料供給装置に関する。
燃料供給装置には、蓋部材、燃料ポンプ、ポンプケーシング、燃料フィルタ及びプレッシャレギュレータを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1において、蓋部材は、燃料タンクの底壁部の開口孔を閉鎖する。燃料ポンプは、燃料タンク内の燃料を吸入して吐出する。ポンプケーシングは、燃料ポンプを保持しかつ蓋部材に取付けられる。燃料フィルタは、燃料ポンプに吸入される燃料を濾過する袋状の濾過部材を有する。プレッシャレギュレータは、燃料ポンプから吐出された燃料圧力を調圧しかつ余剰燃料を排出する余剰燃料排出口を有する。また、蓋部材上に立設されたロワー部材と、ロワー部材に装着されかつポンプケーシングに掛装されたアッパー部材と、を備えており、ロワー部材とアッパー部材とによって、余剰燃料排出通路が形成されている。これにより、プレッシャレギュレータの余剰燃料排出口から排出された余剰燃料は、余剰燃料排出通路を流下した後、濾過部材に向けて排出される。
特開2010−112253号公報
特許文献1の燃料供給装置によると、余剰燃料排出通路を形成するには、ポンプケーシングとは別の部品、すなわち、ロワー部材及びアッパー部材の二部品を用いる必要がある。したがって、部品点数の増加にともない、燃料供給装置の大型化やコストアップを招いている。
本発明が解決しようとする課題は、大型化やコストアップを抑制することのできる燃料供給装置を提供することにある。
前記した課題は、本発明の燃料供給装置により解決することができる。
第1の発明は、燃料タンクの上壁部の開口孔を閉鎖する蓋部材と、前記燃料タンク内の燃料を吸入して吐出する燃料ポンプと、前記燃料ポンプを保持しかつ前記蓋部材に取付けられるポンプケーシングと、前記燃料ポンプに吸入される燃料を濾過する袋状の濾過部材を有する燃料フィルタと、前記燃料ポンプから吐出された燃料圧力を調圧しかつ余剰燃料を排出する余剰燃料排出口を有するプレッシャレギュレータと、を備える燃料供給装置であって、前記ポンプケーシングには、前記余剰燃料排出口から排出された余剰燃料を前記濾過部材に向けて排出する余剰燃料排出通路が形成されている、燃料供給装置である。
第1の発明によると、ポンプケーシングに余剰燃料排出通路が形成されているため、余剰燃料排出通路の形成のためにポンプケーシングとは別の部品を用いる必要がなく、部品点数の増加を抑制することができる。よって、燃料供給装置の大型化やコストアップを抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記ポンプケーシングは、前記プレッシャレギュレータの余剰燃料排出口を含む部分に対向する対向壁部を有しており、前記対向壁部には、前記プレッシャレギュレータの余剰燃料排出口を含む部分を支持し、かつ、該余剰燃料排出口を液没させると共に前記余剰燃料排出通路に連通する余剰燃料貯留部を形成する余剰燃料貯留壁部が形成されている、燃料供給装置である。
第2の発明によると、プレッシャレギュレータの余剰燃料排出口から排出された余剰燃料が余剰燃料貯留部に溜まった後、余剰燃料排出通路へ流れる。したがって、余剰燃料貯留部に一時的に溜まった余剰燃料によりプレッシャレギュレータの余剰燃料排出口が液没されるため、余剰燃料排出口から排出される余剰燃料の排出音を抑制することができる。
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記プレッシャレギュレータは、前記燃料ポンプと並列にかつ前記余剰燃料排出口を下向きにした状態で配置されている、燃料供給装置である。
第3の発明によると、プレッシャレギュレータを燃料ポンプに近付けるとともに、余剰燃料排出口を燃料フィルタの濾過部材に近付けることができる。これにより、ポンプケーシングを小型化することができる。
第4の発明は、第1〜3のいずれか1つの発明において、前記プレッシャレギュレータは、前記蓋部材と前記ポンプケーシングとの間に保持されている、燃料供給装置である。
第4の発明によると、プレッシャレギュレータの保持のために蓋部材及びポンプケーシング以外の別部品を用いる必要がなく、部品点数の増加を抑制することができる。
本発明の燃料供給装置によると、部品点数の増加を抑制することにより、大型化やコストアップを抑制することができる。
一実施形態にかかる燃料供給装置を示す斜視図である。 燃料供給装置を示す正面図である。 燃料供給装置を示す右側面図である。 燃料供給装置を示す側断面図である。 燃料供給装置を分解して示す斜視図である。 蓋部材を示す下面図である。 ポンプケーシングを示す斜視図である。 ポンプケーシングを示す平面図である。
以下、本発明を実施するための一実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態では、例えば自動二輪車、原付自転車等の二輪車等の車両用の燃料供給装置について例示する。図1は燃料供給装置を示す斜視図、図2は同じく正面図、図3は同じく右側面図、図4は同じく側断面図、図5は同じく分解して示す斜視図である。なお、図中の矢印は、燃料供給装置の前後左右上下方向を示している。上下方向は、車両の燃料タンクに搭載された状態での重力方向いわゆる天地方向に対応する。また、前後左右方向は、特定するものではない。
<燃料供給装置の構成>
燃料供給装置の構成を説明する。図2に示すように、燃料供給装置10は、車両の燃料タンク12内の燃料をエンジン(内燃機関)に供給するものであり、燃料タンク12の上壁部13に装着されるいわゆる上付けタイプのものである(図3参照)。燃料タンク12の上壁部13には、丸孔状の開口孔14が形成されている。
図4に示すように、燃料供給装置10は、蓋部材16、燃料ポンプ18、プレッシャレギュレータ20、ポンプケーシング22、燃料フィルタ24等を備えている。蓋部材16は、樹脂製で、円板状に形成された蓋本体26を有する。図6は蓋部材を示す下面図である。図6に示すように、蓋本体26の下面には、円環状の嵌合壁部27が同心状に形成されている(図2及び図3参照)。嵌合壁部27は、蓋本体26の外径よりも一回り小さい外径を有する。嵌合壁部27は、周方向に断続的に形成されている。
図4に示すように、蓋本体26の中央部には、上下方向に延在する中空円筒状のポンプ接続筒部28が形成されている。蓋本体26の下面には、ポンプ接続筒部28を取り囲む略円筒状の連結筒部30が形成されている。連結筒部30は、ポンプ接続筒部28よりも下方へ延びている。また、連結筒部30の後側面には、左右一対の係合突起31が形成されている(図6参照)。
蓋本体26には、上下方向に延在する中空円筒状のレギュレータ嵌合筒部33が形成されている。レギュレータ嵌合筒部33は、連結筒部30の前側に隣接して配置されている。レギュレータ嵌合筒部33と連結筒部30とは、並列的に形成されている。レギュレータ嵌合筒部33は、上部を小径とし、下部を大径とする段付き円筒状に形成されている。レギュレータ嵌合筒部33の下部の後端部と連結筒部30の前端部とは、相互に重複している。蓋本体26から下方へのレギュレータ嵌合筒部33の突出量は、連結筒部30の突出量よりも小さく、ポンプ接続筒部28の突出量よりも大きい。また、レギュレータ嵌合筒部33の前側面には、1個の係合突起34が形成されている(図6参照)。
蓋本体26の上面側において、ポンプ接続筒部28の上端部には、前後方向に延びる直管状の燃料吐出管部36が形成されている。燃料吐出管部36の前端部は、レギュレータ嵌合筒部33の上端部に接続されている。燃料吐出管部36内は、ポンプ接続筒部28及びレギュレータ嵌合筒部33に連通されている。
図5に示すように、蓋本体26の上面には、第1電気コネクタ部38及び第2電気コネクタ部39が設けられている。第1電気コネクタ部38は、ポンプ接続筒部28の左側に配置されている。第2電気コネクタ部39は、レギュレータ嵌合筒部33の前側に配置されている。
図4に示すように、連結筒部30内には、縦置き状に配置される燃料ポンプ18の上端部が嵌合されている。燃料ポンプ18は、略円柱状をなし、下端側に燃料吸入口41を有し、上端側に燃料吐出口42を有する(図5参照)。燃料ポンプ18は、モータ部の駆動によりポンプ部が作動されることにより、燃料タンク12内の燃料を燃料吸入口41から吸入しかつ加圧して燃料吐出口42から吐出するウエスコ型の電動式燃料ポンプである。燃料吐出口42は、ポンプ接続筒部28に嵌合により接続されている。ポンプ接続筒部28と燃料吐出口42との間には、両者間をシールするOリング44が介装されている。
レギュレータ嵌合筒部33の下端部内には、円柱状のプレッシャレギュレータ20が嵌合により収容されている。プレッシャレギュレータ20は、ボール弁式のプレッシャレギュレータである。プレッシャレギュレータ20は、上面側に燃料導入口46を有し、下面側に余剰燃料排出口47を有する。プレッシャレギュレータ20は、燃料導入口46から導入した燃料すなわち燃料吐出管部36内の燃料の圧力を調整しかつ余剰燃料を余剰燃料排出口47から吐出すなわち排出する。レギュレータ嵌合筒部33とプレッシャレギュレータ20との間には、両者間をシールするOリング48が介装されている。プレッシャレギュレータ20と燃料ポンプ18とは、相互の軸線を平行とする並列に配置されている。
蓋部材16の下側には、燃料ポンプ18を収容するポンプケーシング22が設けられている。図7はポンプケーシングを示す斜視図、図8は同じく平面図である。図7に示すように、ポンプケーシング22は、樹脂製で、円筒状の筒状部50と、筒状部50の下面開口部を閉鎖する底壁部51とを有する有底円筒状に形成されている。また、筒状部50の後側部の上端部には、上方へ突出する左右一対の係合片53が形成されている(図5参照)。係合片53には係合孔54が形成されている。
筒状部50の前面側には、平板状のゲージ取付壁部56が形成されている。ゲージ取付壁部56の前面側にはセンダゲージ(図示略)が設置される。センダゲージは、燃料タンク12内の燃料の残量すなわち液面位置を検出する液面計である。
底壁部51の中央部には、下方に延びる中空円筒状のフィルタ接続筒部58が形成されている(図4参照)。また、筒状部50の下端部には、下方に延びる左右一対(図7では右側のみを示す)の係合片59が左右対称状に形成されている。両係合片59は、フィルタ接続筒部58を間にして前後に所定間隔を隔てて配置されている。係合片59の外側面には、係合突起60が形成されている。
筒状部50の上端部には、水平状をなすレギュレータ支持部62が一体成形により形成されている。レギュレータ支持部62の基端部には、ゲージ取付壁部56の上端部が接続されている(図4参照)。レギュレータ支持部62は、プレッシャレギュレータ20の余剰燃料排出口47を含む下面に対向している。なお、レギュレータ支持部62は本明細書でいう「対向壁部」に相当する。また、プレッシャレギュレータ20の下面は本明細書でいう「余剰燃料排出口を含む部分」に相当する。
レギュレータ支持部62の上面には、略C字状の支持突起63が形成されている(図8参照)。支持突起63は、プレッシャレギュレータ20の下面の外周部を支持し、余剰燃料排出口47から排出される余剰燃料を貯留する余剰燃料貯留部64を形成する(図4参照)。支持突起63の開口部は、レギュレータ支持部62の右部から後方に向けて開口されている。なお、支持突起63は本明細書でいう「余剰燃料貯留壁部」に相当する。また、レギュレータ支持部62の前端部には、上方へ突出する係合片65が形成されている。係合片65には係合孔66が形成されている。
レギュレータ支持部62と連結筒部30との間には、支持突起63の開口部を介して余剰燃料貯留部64に連通するU字溝状の余剰燃料排出通路68が一体成形により形成されている。余剰燃料排出通路68は、溝底部69と前側の溝壁部70と後側の溝壁部71とを有する。溝底部69は、支持突起63の開口部付近において後方に向って急な下り勾配をなす第1傾斜部69aと、第1傾斜部69aの下端部から右方に向って略水平をなす水平状部69bと、水平状部69bの先端部において緩やかな下り勾配をなす第2傾斜部69cとを有する(図8参照)。前側の溝壁部70は、溝底部69の第1傾斜部69aの右側縁、水平状部69b及び第2傾斜部69cの前側縁に沿って立ち上がる立壁状に形成されている。後側の溝壁部71は、溝底部69の第1傾斜部69aの左側縁、水平状部69b及び第2傾斜部69cの後側縁に沿って立ち上がる立壁状に形成されている。
図4に示すように、ポンプケーシング22の筒状部50内には、燃料ポンプ18の下部が嵌合されている。燃料ポンプ18の燃料吸入口41は、フィルタ接続筒部58内に嵌合により接続されている。また、筒状部50の両係合片53の係合孔54は、その係合片53の弾性変形いわゆる撓み変形を利用して蓋部材16の連結筒部30の両係合突起31にスナップフィット係合されている(図3参照)。また、レギュレータ支持部62の係合片65の係合孔66は、その係合片65の弾性変形いわゆる撓み変形を利用して蓋部材16のレギュレータ嵌合筒部33の係合突起34にスナップフィット係合されている(図2参照)。これにより、蓋部材16とポンプケーシング22との間に、燃料ポンプ18が保持される。これにともない、蓋部材16のレギュレータ嵌合筒部33に嵌合されたプレッシャレギュレータ20が、ポンプケーシング22のレギュレータ支持部62の支持突起63により抜け止めされる。すなわち、蓋部材16とポンプケーシング22との間に、燃料ポンプ18が保持(挟持)されると同時に、プレッシャレギュレータ20が保持(挟持)される。また、プレッシャレギュレータ20の余剰燃料排出口47とレギュレータ支持部62の余剰燃料貯留部64とが連通される。
ポンプケーシング22の下端部には、燃料フィルタ24が連結されている。燃料フィルタ24は、濾過部材73と接続部材74とを備えている。濾過部材73は、燃料を濾過するもので、例えば、不織布、メッシュ材、濾紙、編布等からなる。濾過部材73は、上下方向に扁平な袋状に形成されている。濾過部材73内には、濾過部材73を膨大状態に保持する樹脂製の内骨部材75が設けられている。
図5に示すように、接続部材74は、樹脂製で、円筒状の接続管部77と、接続管部77の下端部に形成された円環板状のフランジ部78と、接続管部77の上部の外周部に形成された取付部79とを有する。図4に示すように、フランジ部78は、濾過部材73の上面側に配置され、かつ、内骨部材75に対してスナップフィット結合等によって結合されている。フランジ部78と内骨部材75との間には、濾過部材73の取付孔の孔縁部が挟持されている。また、接続管部77は、濾過部材73の内部空間に連通されている。取付部79には、前後一対の係合孔80が形成されている(図5参照)。
図1に示すように、取付部79の係合孔80には、ポンプケーシング22の両係合片59の係合突起60がその係合片59の弾性変形いわゆる撓み変形を利用してスナップフィット係合されている(図3参照)。これにより、ポンプケーシング22に燃料フィルタ24が連結されている。これにともない、ポンプケーシング22のフィルタ接続筒部58が接続部材74の接続管部77内に嵌合により接続されている(図4参照)。
なお、図示はしないが、蓋本体26の下面側において、燃料ポンプ18の電気配線とつながるリード線は、第1電気コネクタ部38に電気的に接続されている。また、センダゲージの電気配線とつながるリード線は、第2電気コネクタ部39に電気的に接続されている。
図2に示すように、燃料供給装置10は、燃料タンク12の上壁部13の開口孔14から挿入し、その上壁部13に蓋部材16を装着することにより、燃料タンク12に設置される(図3参照)。このとき、蓋部材16の嵌合壁部27が燃料タンク12の開口孔14内に嵌合されるとともに、蓋本体26の外周部が開口孔14の孔縁部上に載置された状態で、蓋部材16が燃料タンク12の上壁部13に装着される。これにより、燃料タンク12の上壁部13の開口孔14が閉鎖される。また、燃料フィルタ24の濾過部材73は、燃料タンク12のタンク内の底面(不図示)に当接又は近接される。また、図示はしないが、蓋部材16の上面側において、燃料吐出管部36の先端部(後端部)には、エンジンにつながる燃料供給配管が接続される。また、第1電気コネクタ部38及び第2電気コネクタ部39には、それぞれ制御装置(ECU)につながる外部コネクタが接続される。
<燃料供給装置10の動作>
燃料供給装置10の動作について説明する。燃料ポンプ18が駆動されると、燃料タンク12内の燃料が燃料フィルタ24の濾過部材73及び接続管部77、ポンプケーシング22のフィルタ接続筒部58を介して燃料ポンプ18内に吸入されかつ加圧される。燃料ポンプ18により加圧された燃料は、蓋部材16のポンプ接続筒部28を介して燃料吐出管部36内に吐出された後、燃料供給配管を介してエンジンに供給される。
また、エンジンへ供給される燃料の圧力すなわち燃料吐出管部36内の燃料の圧力は、プレッシャレギュレータ20により所定の圧力に調整される。プレッシャレギュレータ20により余剰となった余剰燃料は、余剰燃料排出口47からポンプケーシング22のレギュレータ支持部62の支持突起63内に排出され、余剰燃料貯留部64に貯留される。これにより、余剰燃料貯留部64に貯留された余剰燃料によりプレッシャレギュレータ20の余剰燃料排出口47が液没される。そして、余剰燃料は、余剰燃料貯留部64から余剰燃料排出通路68を流下した後、余剰燃料排出通路68の排出側端部から排出(放出)される。このとき、燃料タンク12内の燃料の液面が燃料フィルタ24の濾過部材73の上面よりも低いときには、余剰燃料排出通路68の排出側端部から排出(放出)された余剰燃料が燃料フィルタ24の濾過部材73の上面に向けて落下される(図2中、矢印参照)。これにより、燃料タンク12内の燃料残量が少ない場合における車両の振動時、加減速時等の燃料供給不足が抑制される。
<燃料供給装置10の作用・効果>
燃料供給装置10によると、ポンプケーシング22に余剰燃料排出通路68が形成されているため、余剰燃料排出通路68の形成のためにポンプケーシング22とは別の部品を用いる必要がなく、部品点数の増加を抑制することができる。よって、燃料供給装置10の大型化やコストアップを抑制することができる。
また、プレッシャレギュレータ20の余剰燃料排出口47から排出された余剰燃料が余剰燃料貯留部64に溜まった後、余剰燃料排出通路68へ流れる。したがって、余剰燃料貯留部64に一時的に溜まった余剰燃料によりプレッシャレギュレータ20の余剰燃料排出口47が液没されるため、余剰燃料排出口47から排出される余剰燃料の排出音を抑制することができる。
また、プレッシャレギュレータ20は、燃料ポンプ18と並列にかつ余剰燃料排出口47を下向きにした状態で配置されている。したがって、プレッシャレギュレータ20を燃料ポンプ18に近付けるとともに、余剰燃料排出口47を燃料フィルタ24の濾過部材73に近付けることができる。これにより、ポンプケーシング22を小型化することができる。
また、プレッシャレギュレータ20は、蓋部材16とポンプケーシング22との間に保持されている。したがって、プレッシャレギュレータ20の保持のために蓋部材16及びポンプケーシング22以外の別部品を用いる必要がなく、部品点数の増加を抑制することができる。
[他の実施形態]
本発明は実施形態に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明の燃料供給装置10は、二輪車に限らず、自動車等の車両、船舶、産業機械等、種々の燃料供給装置に適用してもよい。
10 燃料供給装置
12 燃料タンク
13 上壁部
14 開口孔
16 蓋部材
18 燃料ポンプ
20 プレッシャレギュレータ
22 ポンプケーシング
24 燃料フィルタ
47 余剰燃料排出口
62 レギュレータ支持部(対向壁部)
63 支持突起(余剰燃料貯留壁部)
64 余剰燃料貯留部
68 余剰燃料排出通路
73 濾過部材

Claims (3)

  1. 燃料タンクの上壁部の開口孔を閉鎖する蓋部材と、
    前記燃料タンク内の燃料を吸入して吐出する燃料ポンプと、
    前記燃料ポンプを保持しかつ前記蓋部材に取付けられるポンプケーシングと、
    前記燃料ポンプに吸入される燃料を濾過する袋状の濾過部材を有する燃料フィルタと、
    前記燃料ポンプから吐出された燃料圧力を調圧しかつ余剰燃料を排出する余剰燃料排出口を有するプレッシャレギュレータと、
    を備える燃料供給装置であって、
    前記ポンプケーシングには、前記余剰燃料排出口から排出された余剰燃料を前記濾過部材に向けて排出する余剰燃料排出通路が形成されており、
    前記ポンプケーシングは、前記プレッシャレギュレータの前記余剰燃料排出口を含む部分に対向する対向壁部を有しており、
    前記対向壁部には、前記プレッシャレギュレータの前記余剰燃料排出口を含む部分を支持し、かつ、該余剰燃料排出口を液没させると共に前記余剰燃料排出通路に連通する余剰燃料貯留部を形成する余剰燃料貯留壁部が形成されており、
    前記プレッシャレギュレータは、前記余剰燃料排出口を下向きにした状態で配置されており、
    前記対向壁部は、前記プレッシャレギュレータの前記余剰燃料排出口を含む下面に対向する上面を有しており、
    前記余剰燃料貯留壁部は、前記対向壁部の上面に突出する支持突起である、燃料供給装置。
  2. 請求項に記載の燃料供給装置であって、
    前記プレッシャレギュレータは、前記燃料ポンプと並列配置されている、燃料供給装置。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料供給装置であって、
    前記プレッシャレギュレータは、前記蓋部材と前記ポンプケーシングとの間に保持されている、燃料供給装置。
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