JP3312265B2 - 非常用変速制御装置 - Google Patents

非常用変速制御装置

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JP3312265B2 JP34598693A JP34598693A JP3312265B2 JP 3312265 B2 JP3312265 B2 JP 3312265B2 JP 34598693 A JP34598693 A JP 34598693A JP 34598693 A JP34598693 A JP 34598693A JP 3312265 B2 JP3312265 B2 JP 3312265B2
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幸久 古杉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィンガコントロー
ル・トランスミッション・システムに用いて好適な非常
用変速制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車、特に大型の路線バスにおいて
は、発進,停止が頻繁に行われ、運転中にかなりの回数
で変速操作が繰り返される。この変速操作は、運転席の
チェンジレバーで行われ、このチェンジレバーから車体
後部のトランスミッションまでの約10mもある間隔を
長いロッドで連結し、このロッドを介してトランスミッ
ションの変速段を切り替えている。このため、チェンジ
レバーの操作力、ストロークが共に大きく、運転者の疲
労を招く原因となっている。
【0003】そこで、近年、チェンジレバーとトランス
ミッションをロッドで連結するかわりに、チェンジレバ
ーユニットとコントロールボックスとを電気配線で接続
し、チェンジレバーユニットでのチェンジレバーの操作
に応じてコントロールボックスにチェンジレバー位置信
号を送るようになし、コントロールボックスにてシフト
制御信号(変速制御信号)を生成し、この生成したシフ
ト制御信号をギヤシフトユニットへ送るようにして、ト
ランスミッションの変速段を切り替えるようにしたフィ
ンガコントロール・トランスミッション・システム(以
下、FCTと呼ぶ)が採用されている。
【0004】このFCTでは、チェンジレバーユニット
からのチェンジレバー位置信号に基づきシフト制御信号
が生成され、この生成されたシフト制御信号がコントロ
ールボックスよりギヤシフトユニットへ送られる。そし
て、このシフト制御信号によって、ギヤシフトユニット
におけるセレクトシリンダおよびシフトシリンダに付設
された電磁弁が選択的に駆動され、エアタンクからの圧
縮空気の供給状態が切り替えられ、上記シリンダ内での
ピストン位置が切り替えられて、選択作動部のシフトフ
ォークが移動し、トランスミッションの変速段が切り替
えられる。このFCTを用いれば、変速操作が機械式遠
隔操作機構から電気空気制御機構に置き替えられ、操作
力およびシフトストロークを大幅に低減し、運転疲労を
軽減することができる。
【0005】この種のFCTには、チェンジレバーユニ
ット,コントロールボックス,配線等電気信号系統の異
常によりチェンジレバーを操作しても変速することがで
きない場合を想定し、ギヤシフトユニットを直接駆動し
てトランスミッションの変速段の切り替えを可能とする
非常用変速制御装置(エマージェンシースイッチボック
ス)が設けられている。このエマージェンシースイッチ
ボックスには、その前面に前進用のロータリスイッチと
後退用のロータリスイッチとが設けられており、通常は
OFF位置とされている。
【0006】例えば、非常時に、前進用のロータリスイ
ッチを時計方向へ1段回転させると、エマージェンシー
スイッチボックスは、コントロールボックスからのシフ
ト制御信号の送出を阻止する制御停止信号を送出すると
共に、任意のニュートラル位置に応じたシフト制御信号
を生成し、このシフト制御信号をコントロールボックス
からのシフト制御信号にかえてギヤシフトユニットへ送
る。前進用のロータリスイッチをさらに時計方向へ1段
回転させると、ポジション「N2」(ニュートラル位
置)に応じたシフト制御信号を生成し、もう1段回転さ
せるとポジション「2」に応じたシフト制御信号を生成
する。このエマージェンシースイッチボックスからのシ
フト制御信号によって、ギヤシフトユニットにおける電
磁弁が選択的に駆動されて、トランスミッションの変速
段が前進側の2段位置とされる。これによって、チェン
ジレバーユニットを用いずに、セカンド発進することが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
FCTにおいては、非作動中のエマージェンシースイッ
チボックスにおける内部回路の出力段(シフト制御信号
生成回路)がサージおよびノイズに常に晒され、使用し
ていないにも拘らず、その出力段中の素子が破損されて
しまう等の問題があった。
【0008】この問題を図8を用いて説明する。コント
ロールボックス(以下、ECUと呼ぶ)1およびエマー
ジェンシースイッチボックス(以下、EMSと呼ぶ)2
には車載バッテリ3からの電源が供給されている。EC
U1は、チェンジレバーユニット(以下、CLUと呼
ぶ)4からのチェンジレバー位置信号に基づきシフト制
御信号Sを生成し、ギヤシフトユニット(以下、GSU
と呼ぶ)5へ送り、GSU5内の電磁弁MV1〜MVn
を選択的に駆動する。一方、EMS2は、ロータリスイ
ッチ(図示せず)が操作されると、ECU1からのシフ
ト制御信号Sの送出を阻止する制御停止信号を送出する
と共に、ロータリスイッチの操作位置に応じてトランジ
スタTr11,Tr12〜Trn1,Trn2を選択的
にオンとし、すなわち駆動回路を選択的に動作させて、
シフト制御信号S’を生成する。
【0009】ここで、EMS2への車載バッテリ3から
の電源の供給状況に着目してみるに、車載バッテリ3か
らの電源はダイオードD1を介してトランジスタTr1
1〜Trn1のエミッタにダイレクトに与えられてい
る。このため、例えば、オルタネータからの車載バッテ
リ3への充電時、大きな負荷が外れるなどして車載バッ
テリ3の+端子に過度電圧が生じると、この過度電圧が
トランジスタTr11,Tr12〜Trn1,Trn2
に加わり、トランジスタTr11,Tr12〜Trn
1,Trn2が破壊されてしまう虞れがある。
【0010】なお、ECU1には電圧保護回路が設けら
れており、この電圧保護回路によってサージやノイズか
ら守られる。このECU1に設けられた電圧保護回路
は、バリスタ,コンデンサ,抵抗,ツェナーダイオー
ド,インダクタンス等からなり、広いスペースを必要と
する。このため、小スペース化が望まれるEMS2へE
CU1と同様の電圧保護回路を設けることは、その要望
と相反することから困難である。
【0011】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、非作動時の
サージやノイズに対し、変速制御信号生成回路を保護す
ることのできる非常用変速制御装置を小スペースで提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、非常時に操作されトランスミッシ
ョンの変速位置を指示する手動スイッチと、この手動ス
イッチにより指示される変速位置に対応する変速制御信
号を生成し、この生成した変速制御信号をトランスミッ
ションの変速段を切り替えるギヤシフトユニットへ与え
る変速制御信号生成回路とを備えた非常用変速制御装置
において、手動スイッチの非操作時には、変速制御信号
生成回路と電源との接続を遮断し、手動スイッチが操作
された場合には動作し、変速制御信号生成回路を電源に
接続するリレーを設けたものである。
【0013】
【作用】したがってこの発明によれば、手動スイッチが
操作されると、リレーが動作してその常開接点が閉じら
れ、変速制御信号生成回路が電源に接続される。変速制
御信号生成回路は、リレーの動作により電源に接続され
ると、手動スイッチにより指示される変速位置に対応す
る変速制御信号を生成する。すなわち、手動スイッチが
操作されるまでは、リレーの常開接点が開放され、変速
制御信号生成回路と電源との接続は行われない。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。図3はこの発明を適用してなるFCT(フィンガコ
ントロール・トランスミッション・システム)の一実施
例を示すシステム構成図である。同図において、10は
CLU(チェンジレバーユニット)、11はECU(コ
ントロールボックス)、12はGSU(ギヤシフトユニ
ット)、13はトランスミッション、14はエンジン、
15はエアタンク、16はEMS(エマージェンシース
イッチボックス)、17はクラッチペダル、S1はクラ
ッチペダル17の踏み込み開始を検出する第1のクラッ
チスイッチ、S2はクラッチペダル17の踏み込み完了
を検出する第2のクラッチスイッチ、18は三方向電磁
弁、19は減圧用のレジューシングバルブ、20はディ
スプレイユニットである。
【0015】CLU10は、その変速パターンを図4に
示すように、チェンジレバー10−1を操作することに
よって、前進5段(「1」,「2」,「3」,「4」,
「5」),後退1段(「R」),ニュートラル(「N
1」,「N2」,「N3」)の各ポジションに応じたチ
ェンジレバー位置信号GをECU11へ与える。すなわ
ち、チェンジレバー10−1が「N1」のポジションに
あれば、CLU10内に付設されたセンサSiB,Se
Aのオンにより、ポジション「N1」を示すチェンジレ
バー位置信号GがECU11へ送られる。そして、ポジ
ション「N1」からチェンジレバー10−1をポジショ
ン「N2」,「N3」とセレクト方向へ動かせば、セン
サSeB,SeCがオンとなり、ポジション「N2」,
「N3」を示すチェンジレバー位置信号GがECU11
へ送られる。また、ポジション「N3」からチェンジレ
バー10−1をシフト方向へ動かしポジション「5」と
すれば、センサSiCがオンとなることから、ポジショ
ン「5」を示すチェンジレバー位置信号GがECU11
へ送られる。図5にチェンジレバー10−1の各ポジシ
ョンとセンサSiA〜SiC,SeA〜SeCの動作状
態(オン状態)との対応関係を示す。
【0016】ECU11は、エンジン14の回転状態N
eや車速Vを入力とし、CLU10からのチェンジレバ
ー位置信号Gに基づき、エンジン回転状態Neや車速V
の情報を勘案してシフト制御信号Sを生成し、この生成
したシフト制御信号SをGSU12へ送る。なお、EC
U11は、チェンジレバー位置信号Gがポジション「N
1」,「N2」,「N3」を示す信号(ニュートラル信
号)であれば、三方向電磁弁18へ駆動信号を送り、エ
アタンク15からの圧縮空気をCLU10へ送る。この
三方向電磁弁18を介する圧縮空気により、CLU10
において、チェンジレバー10−1に対する反力が発生
する。
【0017】GSU12は、ECU11からのシフト制
御信号Sを受けて、トランスミッション13の変速段を
切り替える。図6はGSU12の要部構成を示す図であ
る。同図において、4−1はシフトシリンダ、4−2は
セレクトシリンダ、4−3は選択作動部である。シフト
シリンダ4−1には電磁弁MVA,MVBが付設され、
セレクトシリンダ4−2には電磁弁MVC,MVDが付
設されている。ECU11からのシフト制御信号Sは電
磁弁MVA〜MVDへ与えられる。このシフト制御信号
Sによって、電磁弁MVA〜MVDが選択的に駆動さ
れ、エアタンク15からの圧縮空気の供給状況が切り替
えられ、シフトシリンダ4−1,セレクトシリンダ4−
2内でのピストン4−12,4−22の位置が切り替え
られて、選択作動部4−3におけるシフトフォーク(図
示せず)が移動し、トランスミッション13の変速段が
切り替えられる。図5にチェンジレバー10−1の各ポ
ジションと電磁弁MVA〜MVDの駆動状態(オン状
態)との対応関係を示す。
【0018】シフトシリンダ4−1およびセレクトシリ
ンダ4−2にはそのピストン4−12,4−22の位置
を検出するセンサSiA’〜SiC’,SeA’〜Se
C’が配置されている。このセンサSiA’〜Si
C’,SeA’〜SeC’のピストン位置の検出状況が
ギヤ位置検出信号GPとしてECU11へ与えられる。
ECU11は、このギヤ位置検出信号GPとチェンジレ
バー位置信号Gとを比較し、チェンジレバー10−1に
よりシフトされたポジションと実際に切り替えられたギ
ヤ位置とが一致すれば、三方向電磁弁18へ駆動停止信
号(シフト完了フィードバック信号)を送り、エアタン
ク15からの圧縮空気のCLU10への供給を遮断す
る。これにより、チェンジレバー10−1に対する反力
が消失し、所望の位置へのシフト動作が完了したことを
実感することができる。なお、GSU12からのギヤ位
置検出信号GPは、ディスプレイユニット20へも与え
られる。これにより、ディスプレイユニット20におい
て、現在のギヤ位置が表示される。
【0019】EMS16は、CLU10,ECU11,
配線等電気信号系統の異常によりチェンジレバー10−
1を操作しても変速ができない場合に、GSU12を直
接駆動してトランスミッション13の変速段の切り替え
を可能とする非常用変速制御装置である。このEMS1
6は、図7にその正面図を示すように、ロータリスイッ
チ16−1,16−2を備えている。ロータリスイッチ
16−1は前進用であり、ロータリスイッチ16−2は
後退用であり、通常はOFF位置とされている。
【0020】ロータリスイッチ16−1をOFF位置か
ら時計方向へ1段回転させると、EMS16は、ECU
11からのシフト制御信号Sの送出を阻止する制御停止
信号Eを送出すると共に、任意のニュートラル位置に応
じたシフト制御信号S’を生成する。このシフト制御信
号S’はシフト制御信号SにかわってGSU12へ与え
られる。ロータリスイッチ16−1をさらに時計方向へ
1段回転させると、ポジション「N2」に応じたシフト
制御信号S’を生成し、もう1段回転させると、ポジシ
ョン「2」に応じたシフト制御信号S’を生成する。こ
のEMS16からのシフト制御信号S’によって、GS
U12における電磁弁MVA〜MVDが選択的に駆動さ
れ、トランスミッション13の変速段が前進側の2段位
置とされる。これによって、CLU10を用いずに、セ
カンド発進することができる。ロータリスイッチ16−
2を操作すれば、ロータリスイッチ16−1の場合と同
様にして、CLU10を用いずに後退させることができ
る。
【0021】図1はEMS16への電源の供給状況を図
8に対応して示した図である。本実施例では、EMS1
6にリレーRyを設け、このリレーRyの常開接点ry
aを介して車載バッテリ3からの電源をトランジスタT
r11〜Tr41のエミッタ、すなわちシフト制御信号
生成回路へ与えるものとしている。そして、リレーRy
のコイルRyLの一端を車載バッテリ3の+端子側へ接
続し、他端をダイオードマトリックス回路(図示せず)
を介してロータリスイッチ16−1,16−2側へ接続
し、ロータリスイッチ16−1(16−2)が操作され
た場合にコイルRyLの他端が接地される回路構成とし
ている。
【0022】このような回路構成とすることにより、本
実施例によれば、ロータリスイッチ16−1(16−
2)が操作されると、リレーRYが動作してその常開接
点ryaが閉じられ、常開接点ryaを介して車載バッ
テリ3からの電源がトランジスタTr11〜Tr41の
エミッタへ印加される。すなわち、本実施例によれば、
ロータリスイッチ16−1(16−2)が操作されるま
では、リレーRYの常開接点ryaが開放され、トラン
ジスタTr11〜Tr41のエミッタへの電源の供給は
行われない。したがって、EMS16の非作動時、車載
バッテリ3の+端子に過度電圧が生じたとしても、その
過度電圧はトランジスタTr11,Tr12〜Tr4
1,Tr42に加わることがなく、トランジスタTr1
1,Tr12〜Tr41,Tr42が破壊されてしまう
という問題は生じない。
【0023】図2はEMS16の内部をさらに具体的に
示した回路図である。この場合のFCTは、図3に示し
たFCTとは少し異なり、GSU12におけるシフトシ
リンダ4−1およびセレクトシリンダ4−2に付設する
電磁弁をMVA1,MVA2〜MVD1,MVD2の2
重系としている。
【0024】このEMS16では、例えばロータリスイ
ッチ16−1をOFF位置から時計方向へ1段回転させ
ると、その導通路16−12がオンとなり、ダイオード
D3→発光ダイオードPD1→ダイオードD4→導通路
16−12→ロータリスイッチ16−2の導通路16−
21の経路で電流が流れ、発光ダイオードPD1が点灯
して任意のニュートラル位置への切り替えを表示すると
共に、ダイオードD12発光ダイオードPD12→ダ
イオードD13→導通路16−12→導通路16−21
の経路で電流が流れ、発光ダイオードPD12が点灯し
て前進側の操作であることを表示する。また、ダイオー
ドD21→D22→D13→導通路16−12→導通路
16−21の経路で電流が流れ、タイマ回路16−3へ
の信号が「H」レベルから「L」レベルへ立ち下がるこ
とによって、タイマ回路16−3が動作する。
【0025】このタイマ回路16−3の動作によって、
リレーRYのコイルRyLに電流が流れ、その常開接点
ryaがオンとなる。これにより、車載バッテリ3から
の電源が常開接点ryaを介してシフト制御信号生成回
路16−4のトランジスタTr11〜Tr41、Tr1
3〜Tr43のエミッタへ印加されるようになる。トラ
ンジスタTr11〜Tr41、Tr13〜Tr43のエ
ミッタへ電源電圧が印加されると、トランジスタTr5
1にダイオードD24→D25→導通路16−12→導
通路16−21の経路でベース電流が流れ、トランジス
タTr51がオンとなる。また、トランジスタTr52
にダイオードD26→D25→導通路16−12→導通
路16−21の経路でベース電流が流れ、トランジスタ
Tr52がオンとなる。これによって、トランジスタT
r11,Tr12、Tr13,Tr14、Tr21,T
r22、Tr23,Tr24がオンとなり、電磁弁MV
A1、MVA2、MVB1,MVB2がオンとなって、
トランスミッション13の変速段が任意のニュートラル
位置に切り替わる。
【0026】この状態で、タイマ回路16−3がタイム
アップすれば、リレーRYのコイルRyLへの電流が遮
断され、その常開接点ryaがオフとなり、シフト制御
信号生成回路16−4への電圧の印加は中断される。ロ
ータリスイッチ16−1をさらに時計方向へ1段回転さ
せれば、その切り替え時にタイマ回路16−3への信号
が「L」レベルから「H」レベルとなり、タイマ回路1
6−3はリセットされる。ロータリスイッチ16−1の
導通路16−13がオンとなれば、タイマ回路16−3
への信号が「L」レベルへと立ち下がる。これによっ
て、タイマ回路16−3が動作し、リレーRYが動作し
てその常開接点ryaがオンとなり、車載バッテリ3か
らの電源が常開接点ryaを介してシフト制御信号生成
回路16−4へ印加されるようになる。なお、図2にお
いて、16−5は電源回路、16−6はバリスタである
【0027】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、手動スイッチが操作されると、リレーが
動作してその常開接点が閉じられ、変速制御信号生成回
路が電源に接続されるので、すなわち手動スイッチが操
作されるまでは、リレーの常開接点が開放され、変速制
御信号生成回路と電源との接続が行われないので、非作
動時のサージやノイズに対し、変速制御信号生成回路を
小スペースで保護することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3に示したFCT(フィンガコントロール・
トランスミッション・システム)におけるEMS(エマ
ージェンシースイッチボックス)への電源の供給状況を
図8に対応して示した図である。
【図2】EMSの内部をさらに具体的に示した図であ
る。
【図3】本発明に係る非常用変速制御装置を適用してな
るFCTの一実施例を示す図である。
【図4】FCTでのCLU(チェンジレバーユニット)
での変速パターンを示す図である。
【図5】CLUでのチェンジレバーのポジションと各セ
ンサの動作状態との対応関係およびGSU(ギヤシフト
ユニット)での各電磁弁の動作状態との対応関係を示す
図である。
【図6】FCTにおけるGSUの要部を示す図である。
【図7】FCTにおけるEMSの正面図である。
【図8】従来のEMSへの電源の供給状況を示す図であ
る。
【符号の説明】
3 車載バッテリ 10 CLU(チェンジレバーユニット) 11 ECU(コントロールボックス) 12 GSU(ギヤシフトユニット) 16 EMS(エマージェンシースイッチボックス) 16−1 ロータリスイッチ(前進用) 16−2 ロータリスイッチ(後退用) Ry リレー RyL コイル rya 常開接点 Tr11,Tr12〜Tr41,Tr42 トランジス

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非常時に操作されトランスミッションの
    変速位置を指示する手動スイッチと、 この手動スイッチにより指示される変速位置に対応する
    変速制御信号を生成し、この生成した変速制御信号を前
    記トランスミッションの変速段を切り替えるギヤシフト
    ユニットへ与える変速制御信号生成回路とを備えた非常
    用変速制御装置において、 前記手動スイッチの非操作時には、前記変速制御信号生
    成回路と電源との接続を遮断し、前記手動スイッチが操
    作された場合には動作し、前記変速制御信号生成回路を
    電源に接続するリレーを備え、 前記変速制御信号生成回路は、前記リレーの動作により
    前記電源に接続されると、前記手動スイッチにより指示
    される変速位置に対応する前記変速制御信号を生成する
    ことを特徴とする非常用変速制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された非常用変速制御装
    置において、 前記電源が車載バッテリとされ、 前記リレーの常開接点を介して前記車載バッテリと前記
    変速制御信号生成回路とが接続されており、 前記リレーのコイルを介して前記車載バッテリと前記手
    動スイッチとが接続されており、 前記手動スイッチが操作されると、前記コイルに電流が
    流れて前記常開接点が閉となり、前記変速制御信号生成
    回路が前記車載バッテリに接続される ことを特徴とする
    非常用変速制御装置。
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