JP2003166629A - 機械式自動変速機の制御回路構造 - Google Patents
機械式自動変速機の制御回路構造Info
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Abstract
たなコスト増を招くことなくアクチュエータへ大電流用
の電線を短縮できるようにして、電線に関するコスト削
減及び重量低減や大電流の機器への悪影響の軽減をでき
るようにする。 【解決手段】 ギヤシフトユニット31と電源ユニット
70とギヤシフト用ドライバ回路33と制御ユニット4
1とをそなえ、ギヤシフト用ドライバ回路33は、制御
ユニット41によって作動を制御されながら、電源ユニ
ット70からの電力を、電力供給線71を介してギヤシ
フトユニット31に供給して運転し、エンジン1に接続
された機械式自動変速機3の変速操作を行なうが、ギヤ
シフト用ドライバ回路33は、制御ユニット41よりも
ギヤシフトユニット31寄りに配設されているので、太
さのある電力供給線71を短くすることができる。
Description
の変速操作を行なうギヤシフトユニットや、エンジンと
機械式自動変速機との間に介装されたクラッチを断接操
作するクラッチ制御ユニットを制御するための、機械式
自動変速機の制御回路構造に関する。
同様な変速ギヤ機構及びクラッチ機構と、変速ギヤ機構
を駆動するアクチュエータ(ギヤシフトユニット)及び
クラッチ機構を駆動するアクチュエータ(クラッチ制御
ユニット)と、これらの各アクチュエータを制御する電
子制御ユニット(ECU)とをそなえた機械式自動変速
機が開発されており、トラックやバス等の大型車を中心
に適用されている。
ユニットの場合、エアポンプをそなえた車両では、空気
圧を用いてアクチュエータを構成することができるが、
エアポンプのない車両では、新たにエアポンプを設ける
よりも、電動アクチュエータを適用した方が、設置スペ
ース上やコスト上で有利である。
で、流体圧を発生させる電動ポンプを用いたり電動モー
タを用いたりした電動アクチュエータを適用するのが有
利である。このようなアクチュエータを電動にした機械
式自動変速機の場合、図7に示すような構成が一般に考
えられる。つまり、図7に示すように、ギヤシフトユニ
ット31の作動を制御するドライバ回路33とクラッチ
制御ユニット21の作動を制御するドライバ回路23と
を一体化して、これらのアクチュエータ31,21を制
御するECU41内に組み込むのである。このような構
成は、いずれもコントローラ系統であるECU41,ド
ライバ回路33,23を一体化することが保守・管理上
有利であるという一般的な考えに基づいている。
ヤシフトユニット31やクラッチ制御ユニット21をト
ラックに装備する場合、ギヤシフトユニット31やクラ
ッチ制御ユニット21といったアクチュエータはシャシ
に設置され、ドライバ回路33,23を含んだECU4
1はキャブに設置される。また、各アクチュエータ3
1,21やECU41のための電源であるバッテリ70
はシャシ側に設置される。
制御ユニット21を駆動するための電流は、バッテリ7
0からドライバ回路33,23を経てギヤシフトユニッ
ト31やクラッチ制御ユニット21に送るようにする必
要がある。したがって、シャシ側のバッテリ70からキ
ャブ側のECU41のドライバ回路33,23に電力供
給用のハーネス(電力供給線)171を配線するととも
に、キャブ側のECU41のドライバ回路33,23か
らシャシ側のギヤシフトユニット31及びクラッチ制御
ユニット21に電力供給用のハーネス(電力供給線)1
72,173を配線することが必要になる。
ラッチ制御ユニット21といったアクチュエータには大
電流を供給することが必要なため、ハーネス171,1
72,173には大電流用の太い電線を用いる必要があ
り、上記のようにシャシ側とキャブ側との間を往復する
ように太い電線を配線するとコスト増や重量増を招くと
いう課題がある。
する場合は大電流の駆動信号がノイズ源となりうるの
で、他の微小なセンサ信号等への悪影響を及ぼすおそれ
があり、上記のように大電流用の電線がシャシ側とキャ
ブ側との間を往復するように長く配線されると、かかる
センサ信号等への悪影響のおそれが大きくなる。そこ
で、ECU41を例えばトランスミッションに直付けす
るなどしてシャシ側に配置することでこれらの課題を回
避することもできるが、シャシ側は、温度,振動等の環
境が厳しいので、ECU41の信頼性,耐久性を確保す
るには、このような厳しい環境に対応できるような処理
を施すことが必要になり、コストの大幅増を招いてしま
う。
もので、新たなコスト増を招くことなく、アクチュエー
タへ大電流用の電線を短縮して、かかる電線に関するコ
スト削減及び重量低減の促進や、該大電流の各種機器へ
の悪影響の軽減を実現できるようにした、機械式自動変
速機の制御回路構造を提供することを目的とする。
め、本発明の機械式自動変速機の制御回路構造は、ギヤ
シフトユニットと、電源ユニットと、ギヤシフト用ドラ
イバ回路と、電子制御ユニットとをそなえ、ギヤシフト
用ドライバ回路は、電子制御ユニットによって作動を制
御されながら、電源ユニットからの電力を、電力供給線
を介してギヤシフトユニットに供給しながらギヤシフト
ユニットを運転して、エンジンに接続された機械式自動
変速機の変速操作を行なう。そして、ギヤシフト用ドラ
イバ回路は、電子制御ユニットよりもギヤシフトユニッ
ト寄りに配設されているので、太さのある電力供給線を
短くすることができる(以上、請求項1)。
介装されたクラッチを断接操作するクラッチ制御ユニッ
トと、該電源ユニット及び該クラッチ制御ユニットにい
ずれも電力供給線を介して接続されるとともに、該電子
制御ユニットと信号線を介して接続され該電子制御ユニ
ットに作動を制御されて該クラッチ制御ユニットを運転
するクラッチ制御用ドライバ回路とをさらにそなえる場
合は、該クラッチ制御用ドライバ回路を、該電子制御ユ
ニットよりも該クラッチ制御ユニット寄りに配設するこ
とが好ましい。これにより、上記と同様に、太さのある
電力供給線を短くすることができる(以上、請求項
2)。
フトユニットに一体に配設するとともに、該クラッチ制
御用ドライバ回路を、該クラッチ制御ユニットに一体に
配設することが好ましい。これにより、電力供給線を確
実に短くすることができる(請求項3)。該ギヤシフト
用ドライバ回路と該クラッチ制御用ドライバ回路とが、
一体型ドライバ回路として一体に構成されるとともに、
該一体型ドライバ回路が該ギヤシフトユニット及び該ク
ラッチ制御ユニットの何れか一方に一体に配設されてい
ることが好ましい。これにより、電力供給線を確実に短
くすることができるとともに、装置構成を簡素化できる
(請求項4)。
エータによりクラッチ制御を行なうように構成されると
ともに、該クラッチ制御用ドライバ回路は該電動アクチ
ュエータの作動を制御するように構成される場合には、
該一体型ドライバ回路を該クラッチ制御ユニットに一体
に配設することが好ましい(請求項5)。該機械式自動
変速機がシャシ上にキャブを搭載した自動車に装備され
る場合、該電源ユニット,該ギヤシフトユニット及び/
又は該クラッチ制御ユニット,該ギヤシフト用ドライバ
回路及び/又は該クラッチ制御用ドライバ回路をシャシ
側に配置する一方で、該電子制御ユニットを該キャブ側
に配置することが好ましい。これにより、ギヤシフトユ
ニットやクラッチ制御ユニットのための電力供給線をシ
ャシ側にコンパクトに配線することが可能になる(請求
項6)。
ータによって変速操作を行なうように構成されているこ
とが好ましい(請求項7)。
の形態について説明する。まず、本発明の第1実施形態
について図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1
実施形態に関る機械式自動変速機の制御回路構造を示す
図であり、図2は本発明の各実施形態に関る機械式自動
変速機を装備した自動車の駆動系を示す図、図3は本制
御回路構造にかかるギヤシフトユニットを説明する図、
図4は本制御回路構造にかかるクラッチ制御ユニットを
説明する図である。
機は、図2に示すように、自動車(ここでは、シャシ上
にキャブを備えたトラック)に搭載されたエンジン1に
付設されており、エンジン1の出力部に付設され摩擦ク
ラッチを有するクラッチ機構(単にクラッチともいう)
2と、このクラッチ機構2を介してエンジン1の出力部
に接続された機械式自動変速機本体3とをそなえてい
る。
チュエータとしてのクラッチ制御ユニット(クラッチブ
ースタ)21によって断接駆動されるようになってい
る。クラッチ制御ユニット21は、図4に示すように、
電動アクチュエータとして例えば電動ポンプ22をそな
え、この電動ポンプ22により発生する流体圧(ここで
は油圧)を、コントロールバルブ21aを介して図示し
ないマスタシリンダやスレーブシリンダに供給してクラ
ッチ機構2を断接駆動するようになっている。なお、コ
ントロールバルブ21aは電磁切替弁21bを通じて駆
動される。また、油圧は作動油タンク21cから供給さ
れ、制御弁21dによって所定圧に調圧される。
ータとしてのギヤシフトユニット(GSU)31によっ
て変速操作されるようになっている。このギヤシフトユ
ニット31は、例えば図3に示すように、セレクト方向
にギヤシフト部材を駆動する電動モータ32aと、シフ
ト方向にギヤシフト部材を駆動する電動モータ32b
(以下、両電動モータを区別せずに符号32で示す)と
をそなえ、電動アクチュエータとして構成されている。
そして、変速操作時には、電動モータ32によって所要
部位を駆動して、変速機本体3のギヤ機構の噛合状態を
切り替えることにより変速段を所要の状態にシフト駆動
する。
ニット(エンジンECU)42によって、クラッチ制御
ユニット21及びギヤシフトユニット31は、変速機の
ための電子制御ユニットである変速機電子コントロール
ユニット(変速機ECU)41によって、それぞれ電気
信号を通じて制御されるようになっている。また、この
機械式自動変速機は、ドライバの手動操作による変速段
のシフト指令を電気信号としてクラッチ制御ユニット2
1及びギヤシフトユニット31に伝達してこれらのクラ
ッチ制御ユニット21及びギヤシフトユニット31を遠
隔操作する手動シフトモードと、車両の走行状態(例え
ば車速やエンジン負荷)に応じた最適変速段にするため
に変速段の切替が必要な時にクラッチ制御ユニット21
及びギヤシフトユニット31の作動を制御する自動シフ
トモードとを選択して実行できるようになっている。
トモード時に遠隔操作による手動変速制御を行なう手動
変速用遠隔操作制御部41Aと、自動シフトモード時
に、クラッチ遮断動作とギヤシフト動作とクラッチ接合
動作とを制御して自動変速制御を行なう自動変速用遠隔
操作制御部41Bとをそなえている。変速機ECU41
には、シフト操作手段及び手動・自動選択操作手段とし
て機能するチェンジレバーユニット5,車両の車速を検
出する車速センサ(車速検出手段)51,クラッチスト
ロークセンサ52,クラッチペダル6の踏み込みを検出
するクラッチスイッチ53,変速機本体3の変速段を検
出するトランスミッションギヤセンサ(図示略),クラ
ッチ回転速度(すなわち、クラッチ機構2の出力側回転
数)を検出するクラッチ回転数センサ(クラッチ出力回
転数検出手段)54,ブレーキペダル7が踏み込まれる
とONになりブレーキの作動を検出するストップランプ
スイッチ(ブレーキのエア圧を検知するタイプも含む)
56,エンジンECU42,エマージェンシスイッチ
(図示略),インジケータ60,パーキングブレーキス
イッチ59等がそれぞれ接続されており、各種の信号が
入力されるようになっている(図2参照)。
サ51,アクセル踏込量センサ57,エンジン回転数セ
ンサ58,変速機ECU41及びエキゾーストブレーキ
系61等がそれぞれ接続されている。なお、アクセル踏
込量センサ57はアクセルペダル8に付設される。そし
て、チェンジレバーユニット5を通じて手動シフトモー
ドが選択されると、変速機ECU41に設けられた手動
変速用遠隔操作制御部41Aを介して、チェンジレバー
ユニット5からの指令に基づいて、ギヤシフトユニット
31のみ、又は、ギヤシフトユニット31及びクラッチ
制御ユニット21が遠隔操作されるようになっている。
では、手動シフトモード時に、チェンジレバーユニット
5のチェンジレバー5Aを手動操作するだけで、ギヤシ
フトユニット31及びクラッチ制御ユニット21を遠隔
操作して、変速機本体3の要部及びクラッチ機構2を駆
動しながら、クラッチ断,ギヤチェンジ,クラッチ接の
動作を制御するようになっている。
フトモードが選択されると、自動シフトモードを実施す
るようになっている。この自動シフトモード時には、変
速機ECU41に設けられた自動変速用遠隔操作制御部
41Bを介して、各種の情報に基づきギヤシフトユニッ
ト31及びクラッチ制御ユニット21が遠隔操作される
とともに、電子ガバナコントロールユニット42を介し
て、各種の情報に基づき電子ガバナ11が遠隔操作され
るようになっている。
ラッチ制御ユニット21のドライブ系に着目すると、図
1に示すように、ギヤシフトユニット31には、電動モ
ータ32等を運転するためのギヤシフト用ドライバ回路
33がそなえられ、クラッチ制御ユニット21には、電
動ポンプ22等を運転するためのクラッチ制御用ドライ
バ回路23がそなえられている。
バ回路33はギヤシフトユニット31に一体に設置(直
付け)され、クラッチ制御用ドライバ回路23はクラッ
チ制御ユニット21に一体に設置(直付け)されてい
る。したがって、ギヤシフト用ドライバ回路33及びク
ラッチ制御用ドライバ回路23は、ギヤシフトユニット
31及びクラッチ制御ユニット21とともに、シャシ側
に設置されることになる。
41はキャブ側に設置されており、ギヤシフト用ドライ
バ回路33は変速機ECU(電子制御ユニット)41よ
りもギヤシフトユニット31寄りに配設されていること
になり、クラッチ制御用ドライバ回路23は変速機EC
U(電子制御ユニット)41よりもクラッチ制御ユニッ
ト21寄りに配設されていることになる。
3及びクラッチ制御用ドライバ回路23は、変速機EC
U41と離隔しているため、ギヤシフト用ドライバ回路
33は、変速機ECU41と信号線81で接続されて、
変速機ECU(電子制御ユニット)41の指令信号に応
じて電動モータ32等のギヤシフトユニット31の要部
を作動させるようになっている。同様に、クラッチ制御
用ドライバ回路23は、変速機ECU(電子制御ユニッ
ト)41と信号線82で接続されて、変速機ECU(電
子制御ユニット)41の指令信号に応じて電動ポンプ2
2等のクラッチ制御ユニット21の要部を作動させるよ
うになっている。
2等は、車両に搭載されたバッテリ(電源ユニット)7
0からの電力をギヤシフト用ドライバ回路33やクラッ
チ制御用ドライバ回路23を通じて適宜供給されること
で作動する。このため、バッテリ70からギヤシフト用
ドライバ回路33を経て電動モータ32を有するギヤシ
フトユニット31に至るようにハーネス(電力供給線,
電線)71が配線され、バッテリ70からクラッチ制御
用ドライバ回路23を経て電動ポンプ22を有するクラ
ッチ制御ユニット21に至るようにハーネス(電力供給
線,電線)72が配線されている。
るので、バッテリ70, ギヤシフト用ドライバ回路3
3,電動モータ32を有するギヤシフトユニット31,
クラッチ制御用ドライバ回路23,電動ポンプ22を有
するクラッチ制御ユニット21といった電力供給回路が
全てシャシ側に設置されることになり、ハーネス71,
72はシャシ側のみに短い経路に配線することが可能に
なっている。なお、77はアース線である。
変速機の制御回路構造は、上述のように構成されている
ので、大電流を供給するための太く重量のあるハーネス
71,72を大幅に短いものにすることができる。この
ため、ハーネス71,72に要するコストを削減すると
ともに、ハーネス71,72の重量軽減によって車両の
軽量化を促進することもできる。
制御ユニット21というアクチュエータをパルス電流で
駆動する場合は大電流の駆動信号がノイズ源となり他の
微小なセンサ信号等への悪影響を及ぼすおそれがある
が、キャブ側でのセンサ信号等への影響は大幅に軽減さ
れ、シャシ側においても、ハーネス71,72を短縮で
きる分だけ、かかるセンサ信号等への悪影響のおそれを
回避し易くなる。
クラッチ制御用ドライバ回路23と、変速機ECU41
との間の信号線81,82は長くなるが、この信号線8
1,82は微小電流を流すだけなので、軽量で且つ低コ
ストで設置でき、また、センサ信号等への悪影響のおそ
れもない。また、変速機ECU41は、温度,振動等の
環境が厳しくないキャブ側に設置されるので、コストを
抑えながら、ECU41の信頼性,耐久性を確保するこ
とができる。さらに、ギヤシフトユニット31やクラッ
チ制御ユニット21というアクチュエータを電動にする
ことで、アクチュエータをより軽量化,小型化できると
ともに、制御性も向上させることができる。
面に基づいて説明する。図5は本発明の第2実施形態に
関る機械式自動変速機の制御回路構造を示す図であり、
図1と同符号は同様のものを示す。図5に示すように、
この実施形態では、ギヤシフト用ドライバ回路33とク
ラッチ制御用ドライバ回路23とが、一体型ドライバ回
路34として一体化されている。つまり、一体型ドライ
バ回路34はギヤシフト用ドライバ回路33とクラッチ
制御用ドライバ回路23との両機能をそなえている。
トユニット31やクラッチ制御ユニット21とは離隔し
ているが、ギヤシフトユニット31及びクラッチ制御ユ
ニット21とともに、シャシ側に設置され、特に、ギヤ
シフトユニット31やクラッチ制御ユニット21の近傍
に設置されている。したがって、当然ながら、一体型ド
ライバ回路34は変速機ECU(電子制御ユニット)4
1よりもギヤシフトユニット31寄りに配設されている
ことになる。
ECU41と信号線81,82で接続されて、信号線8
1を通じてギヤシフト用ドライバ回路としての機能を制
御され、信号線82を通じてクラッチ制御用ドライバ回
路としての機能を制御されるようになっている。さら
に、バッテリ70と一体型ドライバ回路34との間、一
体型ドライバ回路34とギヤシフトユニット31との
間、一体型ドライバ回路34とクラッチ制御ユニット2
1との間には、それぞれハーネス(電力供給線,電線)
73,74,75が配線されている。
ライバ回路34,電動モータ32を有するギヤシフトユ
ニット31,電動ポンプ22を有するクラッチ制御ユニ
ット21といった電力供給回路が全てシャシ側に設置さ
れることになり、ハーネス73,74,75はシャシ側
のみに短い経路に配線することが可能になっている。本
発明の第2実施形態としての機械式自動変速機の制御回
路構造は、上述のように構成されているので、大電流を
供給するための太く重量のあるハーネス73,74,7
5を大幅に短いものにすることができ、第1実施形態と
同様の作用効果を得ることができる。また、この実施形
態の場合、ギヤシフト用ドライバ回路33とクラッチ制
御用ドライバ回路23とが、一体型ドライバ回路34と
して一体に構成されるので、回路構成をコンパクトにす
ることができる。
面に基づいて説明する。図6は本発明の第3実施形態に
関る機械式自動変速機の制御回路構造を示す図であり、
図1,図5と同符号は同様のものを示す。
2実施形態と同様に、ギヤシフト用ドライバ回路33と
クラッチ制御用ドライバ回路23とが、一体型ドライバ
回路34として一体化されているが、この一体型ドライ
バ回路34が、クラッチ制御ユニット21に一体に配設
されている点が第2実施形態と異なっている。したがっ
て、バッテリ70と一体型ドライバ回路34との間、一
体型ドライバ回路34とギヤシフトユニット31との間
には、それぞれハーネス(電力供給線,電線)73,7
6が配線されている。
0,一体型ドライバ回路34,電動モータ32を有する
ギヤシフトユニット31,電動ポンプ22を有するクラ
ッチ制御ユニット21といった電力供給回路が全てシャ
シ側に設置されることになり、ハーネス73,76はシ
ャシ側のみに短い経路に配線することが可能になってい
る。
変速機の制御回路構造は、上述のように構成されている
ので、大電流を供給するための太く重量のあるハーネス
73,76を大幅に短いものにすることができ、第1,
2実施形態と同様の作用効果を得ることができる。ま
た、第2実施形態と同様に、ギヤシフト用ドライバ回路
33とクラッチ制御用ドライバ回路23とが、一体型ド
ライバ回路34として一体に構成されるので、回路構成
をコンパクトにすることができる。
フトユニット31に直付けするとエンジンや変速機の高
温や振動の影響が大きく、ドライバ回路34に対して高
温対策や耐振対策等を厳しく行う必要があるが、クラッ
チ制御ユニット21の場合、シャシフレーム等の比較的
温度や振動の厳しくない部分に設置できるので、一体型
ドライバ回路34をクラッチ制御ユニット21に直付け
することで、ドライバ回路のための高温対策や耐振対策
等を厳しく行なう必要がなくなり、低コストでドライバ
回路の耐久性を確保することができるようになる。
発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施すること
ができる。たとえば、図1の第1実施形態のものにおい
て、各ドライバ回路33,23をギヤシフトユニットや
クラッチ制御ユニットに直付けしなくても、ギヤシフト
ユニットやクラッチ制御ユニットに接近させて配置すれ
ば一定の効果を得ることができる。
大電流を要する電動要素を用いずに構成し、ギヤシフト
ユニットのみに大電流を要する電動要素を用いるものに
おいて、ギヤシフトユニットに関して本発明の制御回路
構造を適用しても十分な効果が得られる。また、クラッ
チ制御ユニットについて、電動ポンプ22により発生し
た油圧をコントロールバルブ21aにより調圧すること
でクラッチ機構2を駆動する代わりに、電動モータ等の
電動アクチュエータを用いてもよい。
キャブをそなえた車体構成に限らず、種々の自動車にお
いて、ドライバ回路をECUよりもアクチュエータやバ
ッテリ寄りに設置することで、大電流を供給するための
太く重量のあるハーネスを短いものにでき、上記のよう
な効果を得られる。
動変速機の制御回路構造によれば、ギヤシフト用ドライ
バ回路が、電子制御ユニットよりもギヤシフトユニット
寄りに配設されているので、太さのある電力供給線を短
くすることができ、電力供給線にかかるコスト増や重量
増を抑制することができる。また、電力供給線を通じて
大電流の駆動信号を送るとこれがノイズ源となって、他
の微小なセンサ信号等への悪影響を及ぼすおそれがある
が、かかる悪影響のおそれを軽減することができる(請
求項1)。
ライバ回路とをさらにそなえる場合、該クラッチ制御用
ドライバ回路を、該電子制御ユニットよりも該クラッチ
制御ユニット寄りに配設することにより、上記と同様
に、太さのある電力供給線を短くすることができ、電力
供給線にかかるコスト増や重量増を抑制することができ
る。また、電力供給線を通じて大電流の駆動信号を送る
とこれがノイズ源となって、他の微小なセンサ信号等へ
の悪影響を及ぼすおそれがあるが、上記と同様に、かか
る悪影響のおそれを軽減することができる(請求項
2)。
フトユニットに一体に配設するとともに、該クラッチ制
御用ドライバ回路を、該クラッチ制御ユニットに一体に
配設することにより、電力供給線を確実に短くすること
ができ、電力供給線にかかるコスト増や重量増を抑制す
ることや、電力供給線を流れる駆動信号がノイズ源とな
って他の微小なセンサ信号等への悪影響を及ぼすおそれ
を軽減する上で有利になる(請求項3)。
制御用ドライバ回路とが、一体型ドライバ回路として一
体に構成されるとともに、該一体型ドライバ回路が該ギ
ヤシフトユニット及び該クラッチ制御ユニットの何れか
一方に一体に配設されていることにより、電力供給線を
確実に短くすることができ、電力供給線にかかるコスト
増や重量増を抑制することや、電力供給線を流れる駆動
信号がノイズ源となって他の微小なセンサ信号等への悪
影響を及ぼすおそれを軽減する上で有利になる。また、
装置構成を簡素化できる利点もある(請求項4)。
エータによりクラッチ制御を行なうように構成されると
ともに、該クラッチ制御用ドライバ回路は該電動ポンプ
の作動を制御するように構成される場合、該一体型ドラ
イバ回路を該クラッチ制御ユニットに一体に配設するこ
とにより、ドライバ回路のための高温対策や耐振対策等
を厳しく行う必要がなくなり、低コストでドライバ回路
の耐久性を確保することができるようになる(請求項
5)。
搭載した自動車に装備される場合、該電源ユニット,該
ギヤシフトユニット及び/又は該クラッチ制御ユニッ
ト,該ギヤシフト用ドライバ回路及び/又は該クラッチ
制御用ドライバ回路をシャシ側に配置する一方で、該電
子制御ユニットを該キャブ側に配置することにより、ギ
ヤシフトユニットやクラッチ制御ユニットのための電力
供給線をシャシ側にコンパクトに配線することが可能に
なり、より確実に電力供給線を短くすることができる。
また、温度や振動等の面で設置環境として好ましいキャ
ブ側に電子制御ユニットを配置することで、電子制御ユ
ニットに関する高温対策や耐振対策等を厳しく行なう必
要がなくなり、低コストで電子制御ユニット耐久性を確
保することができる(請求項6)。
ータによって変速操作を行なうように構成することによ
り、ギヤシフトユニットを小型化しやすくなる上、上記
の電力供給線の配線上の利点を有効利用することができ
る(請求項7)。
機の制御回路構造の構成図である。
装備した自動車の駆動系を示す構成図である。
シフトユニットを説明する図である。
ッチ制御ユニットを説明する図である。
機の制御回路構造の構成図である。
機の制御回路構造の構成図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 エンジンに接続された機械式自動変速機
本体の変速操作を行なうギヤシフトユニットと、 電源ユニットと、 該電源ユニット及び該ギヤシフトユニットにいずれも電
力供給線を介して接続され、該ギヤシフトユニットを運
転するギヤシフト用ドライバ回路と、 該ギヤシフト用ドライバ回路と信号線を介して接続され
該ギヤシフト用ドライバ回路の作動を制御する電子制御
ユニットとをそなえ、 該ギヤシフト用ドライバ回路が、該電子制御ユニットよ
りも該ギヤシフトユニット寄りに配設されていることを
特徴とする、機械式自動変速機の制御回路構造。 - 【請求項2】 該エンジンと該機械式自動変速機との間
に介装されたクラッチを断接操作するクラッチ制御ユニ
ットと、 該電源ユニット及び該クラッチ制御ユニットにいずれも
電力供給線を介して接続されるとともに、該電子制御ユ
ニットと信号線を介して接続され該電子制御ユニットに
作動を制御されて該クラッチ制御ユニットを運転するク
ラッチ制御用ドライバ回路とをさらにそなえ、 該クラッチ制御用ドライバ回路が、該電子制御ユニット
よりも該クラッチ制御ユニット寄りに配設されているこ
とを特徴とする、請求項1記載の機械式自動変速機の制
御回路構造。 - 【請求項3】 該ギヤシフト用ドライバ回路が、該ギヤ
シフトユニットに一体に配設されるとともに、該クラッ
チ制御用ドライバ回路が、該クラッチ制御ユニットに一
体に配設されていることを特徴とする、請求項2記載の
機械式自動変速機の制御回路構造。 - 【請求項4】 該ギヤシフト用ドライバ回路と該クラッ
チ制御用ドライバ回路とが、一体型ドライバ回路として
一体に構成されるとともに、該一体型ドライバ回路が該
ギヤシフトユニット及び該クラッチ制御ユニットの何れ
か一方に一体に配設されていることを特徴とする、請求
項2記載の機械式自動変速機の制御回路構造。 - 【請求項5】 該クラッチ制御ユニットは、電動アクチ
ュエータによりクラッチを動作させるように構成される
とともに、該クラッチ制御用ドライバ回路は該電動アク
チュエータを運転するように構成され、 該一体型ドライバ回路が該クラッチ制御ユニットに一体
に配設されていることを特徴とする、請求項4記載の機
械式自動変速機の制御回路構造。 - 【請求項6】 該機械式自動変速機がシャシ上にキャブ
を搭載した自動車に装備され、 該電源ユニットと、該ギヤシフトユニット及び/又は該
クラッチ制御ユニットと、該ギヤシフト用ドライバ回路
及び/又は該クラッチ制御用ドライバ回路とが、該シャ
シ側に配置されるとともに、該電子制御ユニットが、該
キャブ側に配置されていることを特徴とする、請求項1
〜5の何れかの項に記載の機械式自動変速機の制御回路
構造。 - 【請求項7】 該ギヤシフトユニットは、電動アクチュ
エータによって変速操作を行なうように構成されている
ことを特徴とする、請求項1〜6の何れかの項に記載の
機械式自動変速機の制御回路構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001363263A JP2003166629A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | 機械式自動変速機の制御回路構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001363263A JP2003166629A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | 機械式自動変速機の制御回路構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003166629A true JP2003166629A (ja) | 2003-06-13 |
Family
ID=19173637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001363263A Pending JP2003166629A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | 機械式自動変速機の制御回路構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003166629A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012111265A (ja) * | 2010-11-19 | 2012-06-14 | Yanmar Co Ltd | 舶用推進装置 |
-
2001
- 2001-11-28 JP JP2001363263A patent/JP2003166629A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012111265A (ja) * | 2010-11-19 | 2012-06-14 | Yanmar Co Ltd | 舶用推進装置 |
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