JP3312162B2 - 半導体メモリ装置 - Google Patents

半導体メモリ装置

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    • G11C5/14Power supply arrangements, e.g. power down, chip selection or deselection, layout of wirings or power grids, or multiple supply levels

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリ装置に関
し、特に非活性状態における消費電力を増加させること
なく高速動作を実現する半導体メモリ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体メモリ装置は、図9に示す
ような構成となっている。同図において、1は複数のメ
モリセル4が縦横に配置されたメモリセルアレイ、2は
所定のメモリセル5を選択し、データの書き込みおよび
読み出し動作を制御する周辺回路、WLはメモリセル5
0選択するための選択信号を伝送するワード線、BLは
選択されたメモリセル5との間でデータを伝送するビッ
ト線、3はメモリセルアレイ1および周辺回路2に共通
に供給されている電源電圧VCCの電源線、4は接地電位
に接続されている接地線である。今、任意のアドレス信
号が半導体メモリ装置に入力された場合、周辺回路2か
ら入力されたアドレス信号に基づき所定のワード線WL
に選択信号が出力され、これにより選択状態となったメ
モリセル5に対してビット線BLを介してデータの書き
込みおよび読み出しが実施される。
【0003】図10は、一般的なメモリセルを示す回路
図であり、同図において、6,7は互いの入出力が交差
するように逆向きに並列接続されることにより1ビット
のデータを記憶するフリップ・フロップを構成するイン
バータ、Q1,Q2はこれらインバータ6,7の両端と
一対のビット線BL0,BL1とをワード線WLからの
選択信号に基づき接続制御するNchMOSトランジスタ
であり、ビット線BL0,BL1はそれぞれプリチャー
ジトランジスタまたは負荷素子によって電源電圧VCC
にプルアップされている。今、インバータ6の出力が低
レベル「L」、またインバータ7の出力が高レベル
「H」となっている場合、ワード線WLからの選択信号
「H」に基づいてNchMOSトランジスタQ1,Q2が
導通状態となり、ビット線BL1からNchMOSトラン
ジスタQ2を介してインバータ6に電流Iが流入し、ビ
ット線BL1の電圧レベルが低下する。
【0004】一方、インバータ7の出力は「H」である
ため電源電圧VCC側にプルアップされているビット線B
L0の電圧レベルは変化しない。これにより、インバー
タ6,7の出力がそれぞれビット線BL1,BL0に差
動信号として出力され、周辺回路2はビット線BL0,
BL1の電圧レベルの差を検出することにより記憶デー
タを読み出すものとなる。また、書き込み動作時には、
ワード線WLの選択信号によりNchMOSトランジスタ
Q1,Q2を導通状態とするとともに、ビット線BL
0,BL1に異なるレベルの差動信号を出力し、これに
よりインバータ6,7からなるフリップ・フロップはい
ずれかの安定状態に設定されて1ビットのデータを記憶
するものとなる。
【0005】また近年、ユーザーの希望に応じた記憶ワ
ード数や入出力データ幅を有する半導体メモリ装置を構
成する方法として、半導体メモリ装置を構成する回路群
をリーフセルと呼ばれる機能単位に分割して所望する記
憶ワード数や入出力データ幅に応じた必要数だけレイア
ウトすることによりマクロセルを構成する方法が提案さ
れている(例えば、N.Shibata,Y.Goto and S.Date, "Hi
gh-Performance Memory Macrocells with Row and Colu
mn Sliceable Architecture", Trans. IEICE,vol.E76-
C,no.11,pp1641-1648,Nov.1993 )。図11は、リーフ
セルを用いた半導体メモリ装置を示す説明図であり、同
図において、1はメモリセルアレイ、21は内部制御信
号に応じて所定のワード線WLを選択するワード線選択
回路、25は複数のビット線BLのうちのいずれかを選
択し1ビット分のデータを入出力するデータ入出力回
路、23は半導体メモリ装置に入力されるアドレス信号
や書き込み制御信号(WE0信号)に基づいて各種動作
に必要な内部制御信号を生成する制御回路である。
【0006】ワード線選択回路21、制御回路23およ
びデータ入出力回路25は、図9における周辺回路2に
相当し、ワード線選択回路21の高さh’とデータ入出
力回路25の幅w’は、それぞれメモリセルアレイ1の
高さhおよび幅wに整合するようにレイアウトされてお
り、4種類の各リーフセルを隙間なく配置するだけで、
最小規模の半導体メモリ装置が実現される。また図12
は、リーフセルを用いた半導体メモリ装置のメモリ規模
の拡張法を示す説明図であり、ワード数を拡張する場合
には、メモリセルアレイ1とワード線選択回路21とを
Y方向に増設し、入出力データ幅を拡張する場合には、
メモリセルアレイ1とデータ入出力回路25とをX方向
に増設することにより、所望のワード数および入出力デ
ータ幅を有する半導体メモリ装置を構成することが可能
となる。
【0007】従来、このような半導体メモリ装置におい
て、携帯端末などに搭載されるような場合には、電池の
重量や容積などから低い電源電圧における動作が要求さ
れており、MOSトランジスタから構成される半導体メ
モリ装置の持つ特性、すなわち書き込みまたは読み出し
動作の速度が、電源電圧とMOSトランジスタのしきい
値電圧と密接な関係があり、電源電圧が高くなるほど、
またしきい値電圧がその絶対値において小さくなればな
るほど高速化されるという特性から、低電源電圧におい
て十分な動作速度を得るために、低しきい値電圧を有す
るMOSトランジスタを用いて半導体メモリ装置を構成
するものとなっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、このような従
来の半導体メモリ装置では、単に低しきい値電圧を有す
るMOSトランジスタにより構成するものであり、低し
きい値電圧のMOSトランジスタのリーク電流により、
消費電流が増大するという問題点があった。すなわち、
MOSトランジスタは、非導通時においてソース−ドレ
イン間にリーク電流が発生するものであり、このリーク
電流はMOSトランジスタのしきい値の低下に応じて指
数関数的に増加するため、半導体メモリ装置において書
き込み/読み出し動作が行われていない非活性状態であ
っても消費電力が著しく増大し、電池の寿命を低下させ
るという問題点があった。本発明はこのような課題を解
決するためのものであり、書き込み/読み出し時には高
速動作できるとともに、非活性状態における消費電力を
低減できる半導体メモリ装置を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による半導体メモリ装置は、高しきい
値電圧を有するMOSトランジスタからなる複数のメモ
リセルが縦横に配置されたメモリセルアレイと、低しき
い値電圧を有するMOSトランジスタから構成され、外
部からのアドレス信号に基づきメモリセルアレイ内の所
定のメモリセルを選択するとともに、このメモリセルに
対してデータの書き込みまたは読み出しを行う周辺回路
と、装置の活性状態に応じて周辺回路に電源を供給し、
非活性状態に応じて電源供給を遮断するスイッチ手段と
を備え、周辺回路は、所定の機能単位ごとに構成された
複数のリーフセルからなり、スイッチ手段は、各リーフ
セル内に個々に設けたものである。 また、リーフセルの
うちの所定のリーフセルに対して電源を供給する疑似電
源線と、この疑似電源線と電源線との間に配設され所定
リーフセルに対する電源供給の一部またはすべてを制御
するスイッチ手段とを有する給電リーフセルを備えるも
のである。
【0010】
【作用】従って、スイッチ手段により、装置の活性状態
に応じて周辺回路に電源が供給され、非活性状態に応じ
て周辺回路への電源供給が遮断される。そして、各リー
フセル内に個々に設けられスイッチ手段により、周辺回
路に対する電源供給が制御される。また、給電リーフセ
ルにより、リーフセルのうちの所定のリーフセルに対す
る電源供給の一部またはすべてが制御される。
【0011】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例である半導体メモリ装置を
示すブロック構成図である。同図において、1はメモリ
セルアレイ、2は周辺回路、3は電源電圧VCCに接続さ
れている電源線、31は周辺回路2の疑似電源線であ
り、スイッチSW1を介して電源線3に接続される。4
は接地線、WLはワード線、BLはビット線である。メ
モリセル5は、前述の図10で示した構成と同様であ
り、非活性状態で電源電圧VCCから接地電位に流れるリ
ーク電流を抑制するため、ワード線WLの選択信号に応
じて導通状態となるMOSトランジスタQ1およびQ2
には、しきい値電圧がその絶対値において高いMOSト
ランジスタが用いられている。
【0012】また周辺回路2は、データ書き込み/読み
込み時における高速動作を実現するため、しきい値電圧
の低いMOSトランジスタで構成されている。電源電圧
CCは、メモリセルアレイ1側と周辺回路2側に分割供
給されており、メモリセルアレイ1にはデータ記憶保持
のため電源線3により常時電源電圧が供給されている。
一方、周辺回路2側には、周辺回路2内の電源線である
疑似電源線31との間にスイッチSW1が設けられてお
り、このスイッチSW1を導通状態に制御することによ
り、周辺回路2へ電源電圧VCCが供給され、半導体メモ
リ装置は非活性状態から活性状態となり、データの書き
込み/読み出し動作が可能となる。
【0013】従って、活性状態においては、スイッチS
W1が導通状態となって周辺回路2に電源電圧VCCが供
給されて、しきい値電圧の低いMOSトランジスタで構
成された周辺回路2により高速に書き込み/読み出しが
行われ、また非活性状態においては、スイッチSW1が
非導通状態となって周辺回路2への電源電圧VCCの供給
が停止されるため、リーク電流が比較的大きい低しきい
値電圧のMOSトランジスタで構成された周辺回路2に
おける消費電力が抑制される。
【0014】次に、図2を参照して本発明の第2の実施
例について説明する。図2は、本発明の第2の実施例で
ある半導体メモリ装置を示すブロック構成図であり、同
図において、前述の説明(図1参照)と同じまたは同等
部分には同一符号を付してある。図2において、41は
周辺回路2側の疑似接地線であり、スイッチSW2を介
して接地線4に接続されている。
【0015】これは、非活性状態における周辺回路2へ
の電源供給を停止する手段として、前述(図1)では電
源電圧VCC側にスイッチSW1を設けたのに対して、活
性状態で導通状態となり、非活性状態で非導通状態とな
るスイッチSW2を接地電位側に設けたものである。従
って、前述と同様に、活性状態においては、スイッチS
W2が導通状態となって周辺回路2に接地電位が供給さ
れて、しきい値電圧の低いMOSトランジスタで構成さ
れた周辺回路2により高速に書き込み/読み出しが行わ
れ、また非活性状態においては、スイッチSW2が非導
通状態となって周辺回路2への接地電位の供給が停止さ
れるため、リーク電流が比較的大きい低しきい値電圧の
MOSトランジスタで構成された周辺回路2における消
費電力が抑制される。
【0016】なお図3は、前述の説明(図1および図
2)におけるスイッチSW1,SW2を示す説明図であ
り、同図において、(a)はPchMOSトランジスタ、
(b)はNchMOSトランジスタ、(c)はPNP形バ
イポーラトランジスタ、(d)はNPN形バイポーラト
ランジスタである。φ0,φ1は各トランジスタを制御
する制御信号であり、PchMOSトランジスタ(a)お
よびPNP形バイポーラトランジスタ(c)では、制御
信号φ0が「L」のときに導通状態となり、NchMOS
トランジスタ(b)およびNPN形バイポーラトランジ
スタ(d)では、制御信号φ1が「H」のとき導通状態
となる。
【0017】スイッチSW1,SW2をMOSトランジ
スタで構成する場合には、バイポーラトランジスタに比
較して非導通時におけるリーク電流が大きいが、周辺回
路2を構成する低しきい値電圧のMOSトランジスタに
比較して、その絶対値において十分高いしきい値電圧を
有するMOSトランジスタを使用することにより、非導
通状態におけるリーク電流すなわち非活性状態における
周辺回路2の消費電流を抑制することができる。なお、
高しきい値電圧のMOSトランジスタは、活性/非活性
状態を切換制御する場合にのみ動作し、データ書き込み
/読み込み動作を行う活性状態においては、常に導通状
態に制御されるため、スイッチSW1,SW2として高
しきい値電圧のMOSトランジスタを用いても、従来の
ように周辺回路2の動作速度が低下するという問題は発
生しない。
【0018】次に、図4を参照して、本発明の第3の実
施例について説明する。図4は、読み出し専用の半導体
メモリ装置(ROM)におけるメモリセルを示す回路図
であり、同図において、51はメモリセルであり、ゲー
トがワード線WL、ソースが接地電位、ドレインがプロ
グラミング箇所Pを介してビット線BLにそれぞれ接続
され、高しきい値電圧を有するNchMOSトランジスタ
から構成されている。ビット線BLは電源電圧側にプル
アップされており、ワード線WLからの選択信号「H」
によりNchMOSトランジスタQ4が導通状態となる。
【0019】ここで、プログラミング箇所Pが短絡され
ている場合には、ビット線BLからNchMOSトランジ
スタQ4を介して接地電位に電流Iが流れてビット線B
Lの電圧レベルが低下する。一方、プログラミング箇所
Pが切断されている場合には、NchMOSトランジスタ
Q4が導通状態となっても電流Iは流れず、ビット線B
Lの電圧レベルはプルアップ電位のままとなり、これら
ビット線BLのレベルが周辺回路2で検出され記憶デー
タとして出力される。
【0020】このような読み出し専用の半導体メモリ装
置は、メモリセルアレイ1が図4に示すような回路を有
するメモリセル51となり、周辺回路2として書き込み
動作のための回路を備えていないということ以外は、前
述の図1および図2に示す半導体メモリ装置と同様の構
成となっており、従って、非活性状態において周辺回路
2への電源供給を遮断するスイッチSW1またはSW2
を設けることにより、前述と同様の作用効果を奏するも
のとなる。
【0021】なお、読み出し専用の半導体メモリ装置で
は、メモリセル51内のMOSトランジスタ(Q4)を
高速動作に有利な低しきい値電圧のMOSトランジスタ
で実現することも可能であり、この場合メモリセルアレ
イ1のMOSトランジスタのリーク電流によって活性状
態における消費電力が若干増加する。しかし、メモリセ
ル51内のデータの記憶状態は電源供給の有無に依存し
ないため、電源電圧VCCまたは接地電位とメモリセルア
レイ1との間にスイッチSW1またはSW2と同様のス
イッチを設けて、非活性状態には非導通状態に制御して
メモリセルアレイ1への電源供給を遮断するようにして
もよく、これにより非活性状態における消費電力を低減
することが可能となる。
【0022】次に、図5を参照して、本発明の第4の実
施例について説明する。図5は、リーフセルを用いた半
導体メモリ装置を示すブロック構成図であり、同図にお
いて、1はメモリセルアレイ、5はメモリセル、21A
はワード線選択回路、23Aは制御回路、25Aはデー
タ入出力回路、3Aはワード線選択回路21A、制御回
路23Aおよびデータ入出力回路25Aを構成する各リ
ーフセル内にそれぞれ別個に設けられた疑似電源線、S
W1A,SW3A,SW5Aは、ワード線選択回路21
A、制御回路23Aおよびデータ入出力回路25A内の
各疑似電源線3Aと電源電圧VCCとを接続するスイッチ
である。各スイッチSW1A,SW3A,SW5Aは、
活性状態において導通状態に制御され、それぞれのリー
フセル内の疑似電源線3Aに電源電圧VCCを供給し、非
活性状態において非導通状態に制御され、それぞれの疑
似電源線3Aへの電源供給を遮断する。
【0023】ここで、このように電源供給を遮断するス
イッチは、それぞれ前述の図3に示すようなトランジス
タで構成した場合、疑似電源線の適正な電圧値を維持す
るため、導通状態にあるトランジスタによる電圧低下が
所定値以下になるように、半導体メモリ装置の規模によ
り決定される消費電力に応じて導通抵抗を最適化する必
要がある。従って、リーフセルを用いた半導体メモリ装
置において、前述の図1または図2のように電源供給遮
断用のスイッチを1つに集約した場合、所望される各種
規模・構成の異なるマクロセルについて装置全体の消費
電力に応じた導通抵抗の最適化がそれぞれ必要となる
が、図5に示すように周辺回路を構成する個々のリーフ
セルごとにスイッチを設けて導通抵抗の適正化をしてお
くことにより、生成されるマクロセルの規模・構成に応
じてスイッチが分散配置されることになり、マクロセル
全体として実効的な導通抵抗が自動的に最適化され、ス
イッチの導通抵抗の最適化作業が不要となる。
【0024】次に、図6を参照して、本発明における第
5の実施例について説明する。図6は、リーフセルを用
いた半導体メモリ装置を示すブロック構成図であり、特
に独立した2つのアドレスポートA,Bを有するもので
ある。同図において、1Bは、2つのワード線WLによ
り選択されるメモリセル5Bからなるメモリセルアレ
イ、21B,22BはAポート側およびBポート側のワ
ード線選択回路、23B,24BはAポート側およびB
ポート側の制御回路、25Bは両ポートに共通のデータ
入出力回路、3Bは各リーフセルに個々に設けられた疑
似電源線、SW1B〜SW5Bは各リーフセルの疑似電
源線3Bと電源電圧VCCとを接続するスイッチである。
【0025】2つの独立したポートを有する半導体メモ
リ装置においても、各回路を構成するリーフセル内に非
活性状態において電源供給を遮断するスイッチを設け
て、その導通抵抗を予め適正化しておくことにより、前
述の図5に示したリーフセルを用いた半導体メモリ装置
と同様に、生成されるマクロセルの規模・構成に応じて
スイッチが分散配置されることになり、マクロセル全体
として実効的な導通抵抗が自動的に最適化され、スイッ
チの導通抵抗の最適化作業が不要となる。なお、図5お
よび図6の説明において、消費電力の少ないリーフセ
ル、例えばワード線選択回路21A,21B,22Bな
どについては、隣接するリーフセル、例えば制御回路2
3A,23B,24Bから疑似電源線3A,3Bを介し
て給電するようにしてもよく、これにより消費電力の少
ないリーフセルに設けられた電源供給遮断用のスイッ
チ、例えばスイッチSW1A,SW1B,SW2Bを省
略することが可能となる。
【0026】次に、図7および図8を参照して、本発明
の第6の実施例について説明する。図7は、リーフセル
を用いた半導体メモリ装置を示すブロック構成図であ
り、特に給電用のリーフセルを有する2ポートメモリを
示しており、また図8は、図7の半導体メモリ装置のリ
ーフセル配置を示す説明図である。図7において、1C
は、2つのワード線WLにより選択されるメモリセル5
Cからなるメモリセルアレイ、21C,22CはAポー
ト側およびBポート側のワード線選択回路、23C,2
4CはAポート側およびBポート側の制御回路、25C
は両ポートに共通のデータ入出力回路、3Cは各リーフ
セルに個々に設けられた疑似電源線、SW1C〜SW8
Cは各リーフセルの疑似電源線3Cと電源電圧VCCとを
接続するスイッチ、26C〜28Cは疑似電源線3Cと
スイッチSW6B,SW7B,SW8Bとからそれぞれ
構成され、データ入出力回路25C、制御回路23Cお
よび24Cへ電源を供給する給電回路である。
【0027】各リーフセル内のスイッチSW1C〜SW
5Cは、非活性状態において非導通状態に制御され、そ
れぞれのリーフセルへの電源供給を遮断するとともに、
スイッチSW6C〜SW8Cは、それぞれデータ入出力
回路25C、制御回路23Cおよび24Cへの電源供給
を遮断するものとなる。また、給電回路26C〜28C
により、データ入出力回路25C、制御回路23Cおよ
び24Cへの電源供給の一部のみを担うのではなく、デ
ータ入出力回路25C、制御回路23Cおよび24Cで
消費されるすべて電源を供給するようにしてもよい。
【0028】従って、データ入出力回路25Cに設けら
れているスイッチSW5Cの導通抵抗が高く、スイッチ
SW5Cだけでは動作に必要とされる十分な電流容量を
確保できない場合、あるいはレイアウトの都合によりデ
ータ入出力回路25C内にスイッチSW5Cを配置する
のが困難な場合に、別個のリーフセルとして設けられた
給電回路26Cのスイッチ6Cにより、実効的にスイッ
チSW5Cの電流容量を大きくすることができるととも
に、データ入出力回路25Cの構成規模に応じて柔軟に
対応することが可能となる。
【0029】この場合のリーフセルの配置は、図8に示
すように、メモリセルアレイ5Cの周囲に各種周辺回路
を構成するリーフセルが環状に配置され、ワード数を増
加させる場合にはY方向にメモリセルアレイ1Cおよび
ワード選択回路21C,22Cがそれぞれ拡張され、入
出力データ幅を増加させる場合にはX方向にメモリセル
アレイ1Cおよびデータ入出力回路25C、給電回路2
6Cがそれぞれ拡張される。
【0030】なお、前述の説明(実施例4〜6)におい
て、電源供給遮断用のスイッチを電源電圧側に設けた場
合について説明したが、制御信号の論理レベルやレイア
ウトの都合などに応じて、これらスイッチの一部あるい
はすべてを接地電位側に設けて、非活性状態において非
導通状態に制御することにより電源供給を遮断するよう
にしてもよく、前述と同様の作用効果を奏するものであ
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、スイッ
チ手段を設けて、低しきい値電圧を有するMOSトラン
ジスタから構成された周辺回路に対して、装置の活性状
態に応じて電源を供給し非活性状態に応じて電源供給を
遮断するとともに、周辺回路を構成する複数のリーフセ
ル内にスイッチ手段を個々に設けたので、非活性状態に
おいて周辺回路で消費される電力を抑制することがで
き、高速動作を目的として比較的リーク電力の大きい低
しきい値電圧MOSトランジスタによって周辺回路を構
成した場合でも、非活性状態において低消費電力となる
半導体メモリ装置を実現することが可能となるととも
に、ワード数および入出力データ数に応じてリーフセル
を拡張することにより所望の半導体メモリ装置を構成す
る場合、各リーフセルについて予めスイッチ手段に対す
る導通抵抗の最適化作業を実施しておくことにより、所
望のマクロセルの規模・構成に応じてスイッチ手段が分
散配置されることになり、マクロセル全体として実効的
な導通抵抗が自動的に最適化され、装置全体の消費電力
に基づくスイッチ手段の導通抵抗の最適化作業が不要と
なり、マクロセル設計に要する時間を短縮することがで
きる。
【0032】また、疑似電源線と、この疑似電源線と電
源線との間に配設されたスイッチ手段とを有する給電リ
ーフセルを設けて、周辺回路を構成するリーフセルのう
ちの所定リーフセルに対する電源供給の一部またはすべ
てを制御するようにしたので、消費電力が大きくスイッ
チ手段の導通抵抗に起因する電源電圧の低下が大きいリ
ーフセルや、スイッチ手段を配設する面積を確保できな
いリーフセルに対して、実効的にスイッチ手段の電流容
量を大きくすることが可能となるとともに、リーフセル
の構成に応じて柔軟に対応することが可能となり、マク
ロセル設計に要する時間をさらに短縮することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による半導体メモリ装置の
構成図である。
【図2】 本発明の第2の実施例による半導体メモリ装
置の構成図である。
【図3】 電源供給遮断用のスイッチを示す説明図であ
る。
【図4】 読み出し専用のメモリセルを示す回路図であ
る。
【図5】 本発明の第4の実施例による半導体メモリ装
置の構成図である。
【図6】 本発明の第5の実施例による半導体メモリ装
置の構成図である。
【図7】 本発明の第6の実施例による半導体メモリ装
置の構成図である。
【図8】 図7の半導体メモリ装置のリーフセル配置を
示す説明図である。
【図9】 従来の半導体メモリ装置の構成図である。
【図10】 一般的なメモリセルを示す回路図である。
【図11】 従来の他の半導体メモリ装置の構成図であ
る。
【図12】 図11の半導体メモリ装置のリーフセル配
置を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1B,1C…メモリセルアレイ、2…周辺回路、2
1A,21B,21C,22B,22C…ワード線選択
回路、23A,23B,23C,24B,24C…制御
回路、25A,25B,25C…データ入出力回路、2
6C,27C,28C…給電回路、3,3A,3B,3
C…電源線、31…疑似電源線、4…接地線、41…疑
似接地線、5,51,5B,5C…メモリセル、SW
1,SW2,SW1A,SW3A,SW5A,SW1B
〜SW5B,SW1C〜SW8C…スイッチ、WL…ワ
ード線、BL…ビット線、Q4…NchMOSトランジス
タ、P…プログラミング箇所、φ0,φ1…制御信号、
CC…電源電圧。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高しきい値電圧を有するMOSトランジ
    スタからなる複数のメモリセルが縦横に配置されたメモ
    リセルアレイと、 低しきい値電圧を有するMOSトランジスタから構成さ
    れ、外部からのアドレス信号に基づき前記メモリセルア
    レイ内の所定のメモリセルを選択するとともに、このメ
    モリセルに対してデータの書き込みまたは読み出しを行
    う周辺回路と、 装置の活性状態に応じて前記周辺回路に電源を供給し、
    非活性状態に応じて電源供給を遮断するスイッチ手段と
    を備え 前記周辺回路は、所定の機能単位ごとに構成された複数
    のリーフセルからなり、前記スイッチ手段は、前記各リ
    ーフセル内に個々に設けられている ことを特徴とする半
    導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体メモリ装置におい
    て、前記リーフセルのうちの所定のリーフセルに対して電源
    を供給する疑似電源線と、前記疑似電源線と電源線との
    間に配設され前記所定リーフセルに対する電源供給の一
    部またはすべてを制御するスイッチ手段とを有する給電
    リーフセルを備える ことを特徴とする半導体メモリ装
    置。
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