JP3311629B2 - アクロレイン放出性コポリマー、その製法、これを含有する殺生用の水含有系及び物質の保存法 - Google Patents
アクロレイン放出性コポリマー、その製法、これを含有する殺生用の水含有系及び物質の保存法Info
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- C08G2/14—Polymerisation of single aldehydes not provided for in groups C08G2/08 - C08G2/12
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクロレイン放出
性のコポリマー、その製法及び殺生剤としてのその使用
に関する。
性のコポリマー、その製法及び殺生剤としてのその使用
に関する。
【0002】
【従来の技術】アクロレインモノマー(2-プロペナー
ル)は、不所望の藻類及び植物成長を抑制するために水
路を処理する際の有効な殺生剤(Biozid)として使用す
ることは公知である。同様に、これは、石油汚染の際の
硫酸塩還元性細菌を防除するために使用できる。
ル)は、不所望の藻類及び植物成長を抑制するために水
路を処理する際の有効な殺生剤(Biozid)として使用す
ることは公知である。同様に、これは、石油汚染の際の
硫酸塩還元性細菌を防除するために使用できる。
【0003】アクロレインモノマーの殺生作用のための
他の用途は、従来は、その高い反応性に基づき開拓され
ていなかった。研究は、アクロレインは、例えば水和又
は重合に基づき、水性系中のpH-値との関連で迅速に変
化することを示した(図1参照)。従って、従来は、ア
クロレインを長時間持続作用を有する保存物質として使
用する可能性もなかった。適切でない処置の際の自然の
及び場合によっては爆発的に重合する傾向に基づき、こ
れは、特別な安全措置の下でのみ取り扱うことができ
る。これは、呼吸器及び眼への強い刺激作用を有する。
安定化された形でもアクロレインは限定されてのみ保存
可能である。
他の用途は、従来は、その高い反応性に基づき開拓され
ていなかった。研究は、アクロレインは、例えば水和又
は重合に基づき、水性系中のpH-値との関連で迅速に変
化することを示した(図1参照)。従って、従来は、ア
クロレインを長時間持続作用を有する保存物質として使
用する可能性もなかった。適切でない処置の際の自然の
及び場合によっては爆発的に重合する傾向に基づき、こ
れは、特別な安全措置の下でのみ取り扱うことができ
る。これは、呼吸器及び眼への強い刺激作用を有する。
安定化された形でもアクロレインは限定されてのみ保存
可能である。
【0004】塩基性触媒の存在下で、アクロレインとホ
ルムアルデヒドとの1:1〜1:10のモル比での縮合
により製造されたアクロレインとホルムアルデヒドとの
コポリマーを、水性系用の殺生剤として使用することは
公知である(DE−B3205484)。アクロレイン
とホルムアルデヒドとの公知コポリマーは、約15%の
遊離の、反応されなかったホルムアルデヒドを含有する
欠点を有する。
ルムアルデヒドとの1:1〜1:10のモル比での縮合
により製造されたアクロレインとホルムアルデヒドとの
コポリマーを、水性系用の殺生剤として使用することは
公知である(DE−B3205484)。アクロレイン
とホルムアルデヒドとの公知コポリマーは、約15%の
遊離の、反応されなかったホルムアルデヒドを含有する
欠点を有する。
【0005】アクロレインのホモポリマーを殺生剤とし
て使用することは公知である(EP−A033904
4)。この重合は、主としてラジカル的に実施される。
ここで生じるポリアルデヒド構造が、殺生作用の担体で
あるらしい(グルタールアルデヒドとの構造的類似
性)。遊離のアクロレインの形成は、記載されていな
い。ラジカル的に得られたアクロレインのホモポリマー
は、不利に、有機媒体中に又は水中に不溶性であり、水
性懸濁液の形で非常に低い生物学的活性を示すのみであ
る。
て使用することは公知である(EP−A033904
4)。この重合は、主としてラジカル的に実施される。
ここで生じるポリアルデヒド構造が、殺生作用の担体で
あるらしい(グルタールアルデヒドとの構造的類似
性)。遊離のアクロレインの形成は、記載されていな
い。ラジカル的に得られたアクロレインのホモポリマー
は、不利に、有機媒体中に又は水中に不溶性であり、水
性懸濁液の形で非常に低い生物学的活性を示すのみであ
る。
【0006】ドイツ特許出願P4404404号明細書
中に記載のポリアクロレインの製造は、アクロレインと
NaOHとの水性系中での反応の際の収率がポリマー材
料の75〜80%にすぎないので、問題がある。即ち、
有機物質を含有し、従って経費をかけて廃棄処理をしな
ければならない母液及び洗浄水も生じる。リサイクル
は、ポリマー特性に対する負の影響に基づき不可能であ
る。このポリマーは殆ど水中に不溶である。
中に記載のポリアクロレインの製造は、アクロレインと
NaOHとの水性系中での反応の際の収率がポリマー材
料の75〜80%にすぎないので、問題がある。即ち、
有機物質を含有し、従って経費をかけて廃棄処理をしな
ければならない母液及び洗浄水も生じる。リサイクル
は、ポリマー特性に対する負の影響に基づき不可能であ
る。このポリマーは殆ど水中に不溶である。
【0007】従来、アクロレイン徐放物質(Acroleinde
potstoff)として役立つアクロレインポリマー又はコポ
リマーは文献に記載されていない。適当な条件下で連続
的に少量づつ放出されるモノマーのアクロレインは、長
時間にわたりポリマー又はコポリマーから後に形成され
る殺生作用物質として作用するはずである。
potstoff)として役立つアクロレインポリマー又はコポ
リマーは文献に記載されていない。適当な条件下で連続
的に少量づつ放出されるモノマーのアクロレインは、長
時間にわたりポリマー又はコポリマーから後に形成され
る殺生作用物質として作用するはずである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
生成物を開発し、かつその製造のための技術的に簡単な
方法を提示する課題を有した。
生成物を開発し、かつその製造のための技術的に簡単な
方法を提示する課題を有した。
【0009】従って、良好な殺生作用を有し、容易に取
り扱い可能であるアクロレインポリマーを製造する課題
が存在した。
り扱い可能であるアクロレインポリマーを製造する課題
が存在した。
【0010】本発明の目的物は、アクロレインと1種以
上の多価のアルコールとから製造されたアクロレイン放
出性コポリマーであり、これは次の特徴を有する:有利
に>7のpH-値を有する水性系中でのアクロレインモノ
マーの放出及びこれにより可能とされた微生物上への長
時間持続性の作用。
上の多価のアルコールとから製造されたアクロレイン放
出性コポリマーであり、これは次の特徴を有する:有利
に>7のpH-値を有する水性系中でのアクロレインモノ
マーの放出及びこれにより可能とされた微生物上への長
時間持続性の作用。
【0011】発明のもう一つの目的は、アクロレイン放
出性コポリマーの製法であり、これは、アクロレイン
を、共重合に必要な触媒を溶解含有している重合可能な
反応媒体に添加し、この反応媒体の温度を50℃より上
には上昇させないことを特徴とする。
出性コポリマーの製法であり、これは、アクロレイン
を、共重合に必要な触媒を溶解含有している重合可能な
反応媒体に添加し、この反応媒体の温度を50℃より上
には上昇させないことを特徴とする。
【0012】アクロレインと触媒との割合は、1:0.
001〜1:0.05の範囲であってよい。
001〜1:0.05の範囲であってよい。
【0013】アクロレインの完全な導入の後に保持すべ
き後撹拌時間は、0.5〜3時間、有利に1〜2時間で
あってよい。場合によっては、少量のアクロレインモノ
マーの残量(変換率>99.5%)を、短時間の真空の
設定により除去することができる。反応溶液を、酸添加
により中和させる。
き後撹拌時間は、0.5〜3時間、有利に1〜2時間で
あってよい。場合によっては、少量のアクロレインモノ
マーの残量(変換率>99.5%)を、短時間の真空の
設定により除去することができる。反応溶液を、酸添加
により中和させる。
【0014】本発明の目的は、水溶性の又は乳化剤の存
在下で水溶性の、又は水分散性になる、水性媒体中でア
クロレインモノマーを放出するアクロレインポリマーで
あり、これは、アクロレインと多価のアルコールとが反
応してポリマーに変換し、この使用多価アルコールが少
なくとも使用割合に応じてポリマー骨格中に組み込まれ
ていることを特徴とする。
在下で水溶性の、又は水分散性になる、水性媒体中でア
クロレインモノマーを放出するアクロレインポリマーで
あり、これは、アクロレインと多価のアルコールとが反
応してポリマーに変換し、この使用多価アルコールが少
なくとも使用割合に応じてポリマー骨格中に組み込まれ
ていることを特徴とする。
【0015】反応媒体は、実質的に無水である。共重合
に好適な反応媒体としては、1種以上の多価のアルコー
ル、例えば1,2−エタンジオール、1,3−プロパン
ジオール、1,2−プロパンジオール、1,4−ブタン
ジオール、グリセリン、シクロヘキサンジオール及び/
又はポリエチレングリコールを使用することができる。
脂肪族系の2価のアルコールを使用するのが有利であ
る。特にエチレングリコール又は1,2−プロパンジオ
ール中での反応が有利である。
に好適な反応媒体としては、1種以上の多価のアルコー
ル、例えば1,2−エタンジオール、1,3−プロパン
ジオール、1,2−プロパンジオール、1,4−ブタン
ジオール、グリセリン、シクロヘキサンジオール及び/
又はポリエチレングリコールを使用することができる。
脂肪族系の2価のアルコールを使用するのが有利であ
る。特にエチレングリコール又は1,2−プロパンジオ
ール中での反応が有利である。
【0016】触媒としては、塩基性無機化合物のアルカ
リ金属−及び/又はアルカリ土類金属亜硫酸水素塩の群
からの化合物を使用することができる。塩基性触媒とし
ては、アルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウ
ム、アルカリ金属アルコレート又は有機塩基、例えばピ
ペリジン、グアニジン、ピペラジン等を使用することが
できる。
リ金属−及び/又はアルカリ土類金属亜硫酸水素塩の群
からの化合物を使用することができる。塩基性触媒とし
ては、アルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウ
ム、アルカリ金属アルコレート又は有機塩基、例えばピ
ペリジン、グアニジン、ピペラジン等を使用することが
できる。
【0017】意外にも、この共重合は、弱酸性媒体中
で、触媒としてのアルカリ−及び/又はアルカリ土類金
属の亜硫酸水素塩、MeHSO3(Me=Li、Na、
K、NH4 +、Rb、Cs)を用いても実施できる。こ
こでは、完全に無色のポリマーが得られる。
で、触媒としてのアルカリ−及び/又はアルカリ土類金
属の亜硫酸水素塩、MeHSO3(Me=Li、Na、
K、NH4 +、Rb、Cs)を用いても実施できる。こ
こでは、完全に無色のポリマーが得られる。
【0018】この反応で形成された無色の又は淡黄色の
粘稠性溶液は、遊離のアクロレインをもはや殆ど含有し
ない。これは、アクロレインと溶剤とのコポリマーであ
る。
粘稠性溶液は、遊離のアクロレインをもはや殆ど含有し
ない。これは、アクロレインと溶剤とのコポリマーであ
る。
【0019】GPC−MALLS−分析(Muti A
ngle Laser LightScatterin
g:多角レーザー光線拡散(MALLS)、Wyatt
MiniDAWN 及びSDV−5μー100Å−相で
のテトラヒドロフランを用いるクロマトグラフィによる
RI−検査)を用いて、1000〜10000g/モ
ルの範囲内の生成物の平均分子量3000〜6000g
/モルを測定する(例4参照)。アルコール及び水含有
率は、反応実施により変動性に調節することができ、合
計約40〜50%である。
ngle Laser LightScatterin
g:多角レーザー光線拡散(MALLS)、Wyatt
MiniDAWN 及びSDV−5μー100Å−相で
のテトラヒドロフランを用いるクロマトグラフィによる
RI−検査)を用いて、1000〜10000g/モ
ルの範囲内の生成物の平均分子量3000〜6000g
/モルを測定する(例4参照)。アルコール及び水含有
率は、反応実施により変動性に調節することができ、合
計約40〜50%である。
【0020】1,2−プロピレングリコールとアクロレ
インとからのコポリマーの場合には、13C−NMR−
スペクトル(125MHz、DMSO−d6/303
K)中で、タイプR−CH=CH2の二重結合及びアル
デヒド官能性が広い信号として、非常に僅かな程度で検
出される:δ117(=CH2)、δ136(−CH
=)及びδ200(−CHO)。それと共に、スペクト
ルは、次の構造データを含有する:δ16.7/20.1
(−CH3)、δ63−77(OCH3及びOCH基)
及びδ90−100(アセタール)。H、C−COSY
−関連実験は、実際に、二重結合を介して重合されてい
るポリアクロレインに関して予想されるように脂肪族基
CH−に関する信号強度を示さない(δ43で弱い信
号)。
インとからのコポリマーの場合には、13C−NMR−
スペクトル(125MHz、DMSO−d6/303
K)中で、タイプR−CH=CH2の二重結合及びアル
デヒド官能性が広い信号として、非常に僅かな程度で検
出される:δ117(=CH2)、δ136(−CH
=)及びδ200(−CHO)。それと共に、スペクト
ルは、次の構造データを含有する:δ16.7/20.1
(−CH3)、δ63−77(OCH3及びOCH基)
及びδ90−100(アセタール)。H、C−COSY
−関連実験は、実際に、二重結合を介して重合されてい
るポリアクロレインに関して予想されるように脂肪族基
CH−に関する信号強度を示さない(δ43で弱い信
号)。
【0021】全体的に、スペクトル分光分析データは、
次の構造のポリアクロレインと一致している(y>x≧
1):
次の構造のポリアクロレインと一致している(y>x≧
1):
【0022】
【化1】
【0023】得られるコポリマーは水と限られてのみ混
ざりうる(約1:1)。強い希釈の場合には、乳液状の
エマルジヨンが形成され、これから、放置時にコポリマ
ーの一部が、べたついた粘性液体として沈殿する。この
現象は、例えば容器を簡単な水での洗浄により浄化する
ことができないので、本発明のコポリマーの取り扱いを
困難にする。意外にも、乳化剤の添加により、このコポ
リマーの完全な水混和性が得られ、特に強い希釈によっ
ても濁りやチンダル効果を示さず、物理的に真の溶液を
生じることが判明した。この乳化剤は、通常はコポリマ
ー溶液の全重量に対して0.5〜2%、有利に0.75〜
1%の量で使用される。
ざりうる(約1:1)。強い希釈の場合には、乳液状の
エマルジヨンが形成され、これから、放置時にコポリマ
ーの一部が、べたついた粘性液体として沈殿する。この
現象は、例えば容器を簡単な水での洗浄により浄化する
ことができないので、本発明のコポリマーの取り扱いを
困難にする。意外にも、乳化剤の添加により、このコポ
リマーの完全な水混和性が得られ、特に強い希釈によっ
ても濁りやチンダル効果を示さず、物理的に真の溶液を
生じることが判明した。この乳化剤は、通常はコポリマ
ー溶液の全重量に対して0.5〜2%、有利に0.75〜
1%の量で使用される。
【0024】使用乳化剤は、一般式:
【0025】
【化2】
【0026】[式中R=アルキルであり、C>6であ
る]のスルホコハク酸エステルのアルカリ金属塩である
のが有利である。特に、ジエチルヘキシルエーテルが有
利である。
る]のスルホコハク酸エステルのアルカリ金属塩である
のが有利である。特に、ジエチルヘキシルエーテルが有
利である。
【0027】添加は、共重合の間又はその後に行うこと
ができる。
ができる。
【0028】アルコール:アクロレインの比は、広範囲
で変動でき、しばしば増加性アクロレイン濃度に伴い高
粘性になる溶液の取り扱い性により限定される。エチレ
ングリコール又は1,2−プロパンジオールに関して
は、重量比1:1、即ち重合されたアクロレインの50
重量%溶液が製造できる。より高い濃度は、流動性を限
定するのみである。約1:0.4〜1:0.7の多価アル
コールとアクロレインとの比で反応を実施するのが有利
である。生成物の粘度を低めるために、アクロレインの
添加の間に、アクロレインポリマーの沈殿を起こすこと
なしに、この系中に水を導入することができる。
で変動でき、しばしば増加性アクロレイン濃度に伴い高
粘性になる溶液の取り扱い性により限定される。エチレ
ングリコール又は1,2−プロパンジオールに関して
は、重量比1:1、即ち重合されたアクロレインの50
重量%溶液が製造できる。より高い濃度は、流動性を限
定するのみである。約1:0.4〜1:0.7の多価アル
コールとアクロレインとの比で反応を実施するのが有利
である。生成物の粘度を低めるために、アクロレインの
添加の間に、アクロレインポリマーの沈殿を起こすこと
なしに、この系中に水を導入することができる。
【0029】本発明によるアクロレインポリマーは、水
性系中での、有利に7より大きいpH-値での、アクロレ
インを長時間にわたり放出させるその能力に基づき、有
効な保存剤である。
性系中での、有利に7より大きいpH-値での、アクロレ
インを長時間にわたり放出させるその能力に基づき、有
効な保存剤である。
【0030】本発明のもう一つの目的は、物質の保存法
であり、これは、本発明のアクロレインコポリマーをア
クロレインモノマーを放出する物質として水性系又は水
性分散液又は懸濁液に添加することを特徴とする。
であり、これは、本発明のアクロレインコポリマーをア
クロレインモノマーを放出する物質として水性系又は水
性分散液又は懸濁液に添加することを特徴とする。
【0031】例えば、次の物質が本発明によるアクロレ
インコポリマーを用いて保存することができる:プラス
チック分散液、壁塗料、塗料ペースト及びペースト、封
止剤、水性塗料、木材保護ラッカー、接着剤エマルジヨ
ン、皮革用膠、骨膠、でんぷん膠、カゼイン膠、デキス
トリン−接着剤、塩皮、塩漬液、乾燥皮、皮なめし液、
しめったクロム皮革、完成皮革、紡糸浴、ワックスエマ
ルジヨン、洗剤原料、繊維材料仕上げ、繊維材料装置、
紙/厚紙、PVC−被覆、ボーリング−及び切削油(希
釈された)、ボーリング−及び切削油(濃縮された)、
木材保存、セルロース繊維(赤色化防止)、接合セメン
ト、船舶塗料、液体清浄剤。
インコポリマーを用いて保存することができる:プラス
チック分散液、壁塗料、塗料ペースト及びペースト、封
止剤、水性塗料、木材保護ラッカー、接着剤エマルジヨ
ン、皮革用膠、骨膠、でんぷん膠、カゼイン膠、デキス
トリン−接着剤、塩皮、塩漬液、乾燥皮、皮なめし液、
しめったクロム皮革、完成皮革、紡糸浴、ワックスエマ
ルジヨン、洗剤原料、繊維材料仕上げ、繊維材料装置、
紙/厚紙、PVC−被覆、ボーリング−及び切削油(希
釈された)、ボーリング−及び切削油(濃縮された)、
木材保存、セルロース繊維(赤色化防止)、接合セメン
ト、船舶塗料、液体清浄剤。
【0032】この際、本発明によるアクロレインコポリ
マーは、0.01〜0.3%の量で物質に添加されうる。
特別に有利な本発明の実施形は、アクロレイン及びエチ
レングリコール又は1,2−プロパンジオールからのコ
ポリマーである。
マーは、0.01〜0.3%の量で物質に添加されうる。
特別に有利な本発明の実施形は、アクロレイン及びエチ
レングリコール又は1,2−プロパンジオールからのコ
ポリマーである。
【0033】前者は、その良好な殺藻作用に基づき、冷
却循環系中での藻類成長を防除するためにも使用するこ
とができる。更に、これは、高級の水生有害植物をも防
除する。この作用は、本発明によるコポリマーが水性相
中でアクロレインを離脱することによる。この離脱は、
水溶液のpH-値及び使用ポリアルコールに依存する。図
2中に、9のpH-値におけるアクロレイン放出と時間の
関係を図示する。
却循環系中での藻類成長を防除するためにも使用するこ
とができる。更に、これは、高級の水生有害植物をも防
除する。この作用は、本発明によるコポリマーが水性相
中でアクロレインを離脱することによる。この離脱は、
水溶液のpH-値及び使用ポリアルコールに依存する。図
2中に、9のpH-値におけるアクロレイン放出と時間の
関係を図示する。
【0034】
例1 エチレングリコール270ml及び1N−NaOH
2.5mlを予め装入する。冷却しながら、5〜25℃
(最終温度)でアクロレイン237mlを添加する。室
温で1時間後攪拌し、1N−HCl 2.5mlで中和
する。
2.5mlを予め装入する。冷却しながら、5〜25℃
(最終温度)でアクロレイン237mlを添加する。室
温で1時間後攪拌し、1N−HCl 2.5mlで中和
する。
【0035】収量:殆ど無色の淡黄色の粘性液体500
g。
g。
【0036】反応しなかったエチレングリコールの含有
率は35%である(95ml)。
率は35%である(95ml)。
【0037】遊離のアクロレイン0.025%が見いだ
された。
された。
【0038】例2 例1の記載と同様であるが、触媒としてピペラジンを使
用することで相違して実施する。遊離のアクロレイン
0.08%を有する淡黄色の液体が得られる。
用することで相違して実施する。遊離のアクロレイン
0.08%を有する淡黄色の液体が得られる。
【0039】例3 エチレングリコール207mlをNaHSO3 1.0
gと一緒に予め装入する。20〜40℃で、アクロレイ
ン200mlを添加する。3時間後撹拌する。コポリマ
ーが粘性の完全に水澄明の溶液として得られる。
gと一緒に予め装入する。20〜40℃で、アクロレイ
ン200mlを添加する。3時間後撹拌する。コポリマ
ーが粘性の完全に水澄明の溶液として得られる。
【0040】例4 1,2−プロピレングリコール725ml及び1N−N
aOH 10mlをフラスコ中に予め装入し、10℃で
冷却下に、アクロレイン610mlを添加する。35℃
までの温度範囲で保持し、なお、40℃で約1時間後撹
拌する。塩酸の添加により、粘性の黄色溶液を中和す
る。未反応のアクロレインの残留含有率は、約0.01
%である。
aOH 10mlをフラスコ中に予め装入し、10℃で
冷却下に、アクロレイン610mlを添加する。35℃
までの温度範囲で保持し、なお、40℃で約1時間後撹
拌する。塩酸の添加により、粘性の黄色溶液を中和す
る。未反応のアクロレインの残留含有率は、約0.01
%である。
【0041】製造された製剤の殺微生物作用を、いわゆ
る時間−殺生物−試験で(TKT)で測定する。米国石
油研究所の勧告(API、RP38 2nd ed.,
Dec.1965)に従がい実施される試験で、高い濃
度の細菌懸濁液(細菌数106〜108)に所望の量の
殺生剤を添加し、25℃で24時間培養する。引き続き
失活させ、6までの幾何学的希釈率列を実施する;各1
mlを栄養寒天10mlとプレート上で混合し、37℃
で48時間培養する。コロニーの計数から殺生率を計算
する。殺生剤の濃度はアクロレイン含分に対している。
る時間−殺生物−試験で(TKT)で測定する。米国石
油研究所の勧告(API、RP38 2nd ed.,
Dec.1965)に従がい実施される試験で、高い濃
度の細菌懸濁液(細菌数106〜108)に所望の量の
殺生剤を添加し、25℃で24時間培養する。引き続き
失活させ、6までの幾何学的希釈率列を実施する;各1
mlを栄養寒天10mlとプレート上で混合し、37℃
で48時間培養する。コロニーの計数から殺生率を計算
する。殺生剤の濃度はアクロレイン含分に対している。
【0042】評価: 2つの値(二重測定)からの算術平均を出す。TKTで
の単位時間(24時間)当たりの細菌減少率KR t (評
価数とも称される)は、次の計算式で計算される:KR t =logKBE(対照)−logKBE(D) KBE(対照)=製剤の作用なしでのKBE数/ml
(0−試料でもある) KBE(D) =製剤の作用の後のKBE数/ml 。
の単位時間(24時間)当たりの細菌減少率KR t (評
価数とも称される)は、次の計算式で計算される:KR t =logKBE(対照)−logKBE(D) KBE(対照)=製剤の作用なしでのKBE数/ml
(0−試料でもある) KBE(D) =製剤の作用の後のKBE数/ml 。
【0043】良好な作用に関しては、少なくとも5のl
og−段階の減少を得るべきである。
og−段階の減少を得るべきである。
【0044】
【表1】
【0045】保存剤としての本発明によるコポリマーの
作用は、決定的に保存負荷試験で立証できる。
作用は、決定的に保存負荷試験で立証できる。
【0046】保存負荷試験 100mlのポリエチレンビーカー中に、保存剤不含の
新製分散塗料50gを加える。その後、試験すべき物質
を秤量導入し、均質に分散させる。対照として、保存剤
不含の塗料見本を用いる。
新製分散塗料50gを加える。その後、試験すべき物質
を秤量導入し、均質に分散させる。対照として、保存剤
不含の塗料見本を用いる。
【0047】試料ビーカーを、保留時間の間、25℃及
び65%相対湿度で冷孵卵器中で貯蔵する。
び65%相対湿度で冷孵卵器中で貯蔵する。
【0048】保存剤の添加後3日に、試料に、アルカリ
ゲネス デニトリフィカンス(Alcaligenes denitrific
ans)、E.コリ−、クレブシエラ プネオモニアエ(K
lebsiella pneumoniae)、プロテウス ミラビリス(Pr
oteus mirabiris)、プロテウス ブルガリス(Proteus
vulgaris)、シュードモナス アエルギノサ(Pseudom
onas aeruginosa)、シュードモナス プチダ(Pseudo
monas putida)、セタリア マルセセンス(Setaria ma
rcescens)、スタフィロコッカス アウレウス(Staphy
lococcus aureus)からなる混合細菌0.5mlを接種
し、スパーテルで撹拌する。この接種を1週間隔で合計
7回実施する。試料ビーカーの充分な混合の後に、3日
又は7日後にCASO−寒天上で塗抹標本を完成させ
る。25〜30℃で孵卵器中での3日間恒温保持の後
に、塗抹標本の読みとりを行う。負の塗抹標本を安全性
のために、更に2日観察し、再度評価する。
ゲネス デニトリフィカンス(Alcaligenes denitrific
ans)、E.コリ−、クレブシエラ プネオモニアエ(K
lebsiella pneumoniae)、プロテウス ミラビリス(Pr
oteus mirabiris)、プロテウス ブルガリス(Proteus
vulgaris)、シュードモナス アエルギノサ(Pseudom
onas aeruginosa)、シュードモナス プチダ(Pseudo
monas putida)、セタリア マルセセンス(Setaria ma
rcescens)、スタフィロコッカス アウレウス(Staphy
lococcus aureus)からなる混合細菌0.5mlを接種
し、スパーテルで撹拌する。この接種を1週間隔で合計
7回実施する。試料ビーカーの充分な混合の後に、3日
又は7日後にCASO−寒天上で塗抹標本を完成させ
る。25〜30℃で孵卵器中での3日間恒温保持の後
に、塗抹標本の読みとりを行う。負の塗抹標本を安全性
のために、更に2日観察し、再度評価する。
【0049】成長を次の尺度で評価する: 0 細菌なし 0−1 細菌10まで/KBE 1 細菌30まで/KBE 2 細菌100まで/KBE 3 細菌250まで/KBE 3−4 細菌500まで/KBE 4 細菌1000まで/KBE 5 塗抹標本は85%まで成長 6 塗抹標本は100%まで成長、密生 KBE=細菌形成単位 。
【0050】
【表2】
【0051】0.1%を加えた分散塗料中で、5カ月後
に、高圧液体クロマトグラフィを用いて遊離のアクロレ
イン6ppmを検出できる。
に、高圧液体クロマトグラフィを用いて遊離のアクロレ
イン6ppmを検出できる。
【0052】pH9での緩衝液中の例1及び4による生成
物からのアクロレイン−離脱 使用溶液 例1:Fa.Merk社の緩衝液(pH9)中の2%ポリ
マー 例4:Fa.Merk社の緩衝液(pH9)中の2%ポリ
マー
物からのアクロレイン−離脱 使用溶液 例1:Fa.Merk社の緩衝液(pH9)中の2%ポリ
マー 例4:Fa.Merk社の緩衝液(pH9)中の2%ポリ
マー
【0053】
【表3】
【0054】これらの値を、図2にグラフ表示する。
【図1】種々のpH-値における水性溶液中のアクロレイ
ン状態を示す図。
ン状態を示す図。
【図2】pH 9における2%コポリマー溶液からのアク
ロレイン離脱の状態を示す図。
ロレイン離脱の状態を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルティン トラゲザー ドイツ連邦共和国 ゲルンハウゼン シ ュールシュトラーセ 1 アー (72)発明者 フランツ−ルードルフ クンツ ドイツ連邦共和国 エルレンゼー ロー デンバッハー シュトラーセ 5 (56)参考文献 特開 平6−202316(JP,A) 特開 昭61−171707(JP,A) 特開 平7−242710(JP,A) 特開 昭58−148808(JP,A) 特開 平7−278396(JP,A) 特開 平9−118643(JP,A) 特開 平6−329740(JP,A) 特公 昭45−33418(JP,B1) 特公 昭42−15621(JP,B1) 特公 昭44−20457(JP,B1) 特表 平5−501750(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 2/00 - 16/06 C08F 16/00 - 16/38 C08L 61/00 - 61/34 C08L 29/00 - 29/14 WPI/L(QUESTEL)
Claims (4)
- 【請求項1】 アクロレイン及び1種以上の多価アルコ
ールから製造されたアクロレイン放出性のコポリマーに
おいて、これは、塩基性触媒の存在下に又は弱酸性媒体
中で、多価アルコール対アクロレインの重量比1:0.
4〜1:1での多価アルコールとアクロレインとの重合
により製造され、アクロレインと多価アルコールとが反
応してポリマーに変換して、この使用多価アルコールが
少なくとも使用割合に応じてポリマー骨格中に組み込ま
れており、この際、アクロレイン単位は二重結合を介し
て相互に重合されておらず、ポリマー中には、式: 【化1】 の部分構造少なくとも1個が存在し、平均分子量100
0〜10000g/モルを有し、7より大きいpH−値
の水性系中でアクロレインモノマーの放出能及びこれに
より可能とされた長時間持続性の微生物に対する作用を
有することを特徴とする、アクロレイン放出性コポリマ
ー。 - 【請求項2】 塩基性触媒の存在下に又は弱酸性媒体中
で、多価アルコールとアクロレインとを多価アルコール
対アクロレインの重量比1:0.4〜1:1で、50℃
を越えない温度で重合させることを特徴とする、請求項
1に記載のアクロレイン放出性コポリマーの製法。 - 【請求項3】 アクロレイン放出化合物として請求項1
に記載のアクロレイン放出性コポリマーを含有すること
を特徴とする、水性殺生剤。 - 【請求項4】 物質に請求項1に記載のアクロレイン放
出性コポリマーを殺生剤として添加することを特徴とす
る、物質の保存法。
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BR0009423B1 (pt) | 2000-02-16 | 2010-10-19 | processo para aperfeiçoar a atividade antimicrobiana de um polìmero derivado de monÈmero de acroleìna. | |
ES2339025T3 (es) | 2003-11-06 | 2010-05-14 | Chemeq Ltd. | Metodo de fabricacion de poliacroleina. |
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FR2930938B1 (fr) * | 2008-05-06 | 2010-08-13 | Akaeno | Composition bacterienne pour le traitement des effluents gras contenant du sang |
WO2011054401A1 (fr) * | 2009-11-09 | 2011-05-12 | Akaeno Sas | Composition bacterienne pour le traitement des effluents gras contenant du sang. |
FR2952937B1 (fr) * | 2009-11-20 | 2013-02-08 | Chaire Europeenne De Chimie Now Pour Un Developpement Durable | Nouvelles resines de type phenoplastes obtenues a partir de composes phenoliques et de durcisseurs macromoleculaire portant des fonctions aldehydes |
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ES2867453T3 (es) * | 2016-02-19 | 2021-10-20 | Recce Pharmaceuticals Ltd | Agente antiviral para el tratamiento de infecciones virales |
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DE1047432B (de) * | 1957-09-14 | 1958-12-24 | Hoechst Ag | Verfahren zur Herstellung von leicht loeslichen Acetalen hochmolekularer Vinylpolymerer mit ª‡ú¼ª‰-ungesaettigten Aldehyden als Baukomponenten im Molekuel |
DE1059662B (de) * | 1958-02-10 | 1959-06-18 | Degussa | Verfahren zur Polymerisation von Acrolein oder ª‡-substituiertem Acrolein in Loesung |
JPS5130046B1 (ja) * | 1967-09-06 | 1976-08-30 | ||
US3843684A (en) * | 1972-02-16 | 1974-10-22 | Gaf Corp | Alpha,omega-pyrrolidonyl polyacrolein |
DE3205487C1 (de) * | 1982-02-16 | 1983-10-13 | Degussa Ag, 6000 Frankfurt | Verwendung von Polykondensationsprodukten aus Acrolein und Formaldehyd als Biozide |
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PH23983A (en) * | 1986-12-23 | 1990-02-09 | Biopolymers Ltd | Biostatic and biocidal composition |
JPH06202316A (ja) * | 1992-10-20 | 1994-07-22 | Hitachi Ltd | 感光性組成物及びそれを用いたパターン形成方法並びに表示装置の製造方法並びに水溶性ポリビニルアルコール誘導体の製造方法 |
JPH06329740A (ja) * | 1993-05-19 | 1994-11-29 | Nippon Shokubai Co Ltd | アルデヒド基含有水溶性高分子及びその製法 |
JPH0725821A (ja) * | 1993-07-15 | 1995-01-27 | Mitsubishi Chem Corp | 新規溶剤およびその製造方法 |
JPH07278396A (ja) * | 1994-04-14 | 1995-10-24 | Nippon Shokubai Co Ltd | 抗菌性組成物 |
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DE19529125A1 (de) * | 1995-08-08 | 1997-02-13 | Degussa | Verfahren zur Herstellung von 2-(Alkoxymethyl)acrolein |
-
1997
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- 1997-01-25 ES ES97101161T patent/ES2157025T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1997-01-25 EP EP97101161A patent/EP0792895B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-02-19 JP JP03416697A patent/JP3311629B2/ja not_active Expired - Fee Related
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