JP3311021B2 - 鉄損の低い高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents

鉄損の低い高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気機器の鉄心に用いら
れる一方向性電磁鋼板の製造方法に関するもので、これ
により鉄損の低い一方向性電磁鋼板の製造を可能にする
ものである。
【0002】
【従来の技術】一方向性珪素鋼板は鋼板面が{110}
面で、圧延方向が〈100〉軸を有するいわゆるゴス方
位(ミラー指数で{110}〈001〉方位を表わす)
を持つ結晶粒から構成されており、軟磁性材料として変
圧器及び発電機用の鉄心に使用される。
【0003】この鋼板は磁気特性として磁化特性と鉄損
特性が良好でなければならない。磁化特性の良否はかけ
られた一定の磁場中で鉄心内に誘起される磁束密度の高
低で決まり、磁束密度の高い製品では鉄心を小型化でき
る。磁束密度の高さは鋼板結晶粒の方位を{110}<
001>に高度に揃えることによって達成できる。
【0004】鉄損は鉄心に所定の交流磁場を与えた場合
に熱エネルギーとして消費される電力損失であり、その
良否に対して磁束密度、板厚、不純物量、比抵抗、結晶
粒の大きさ等が影響する。
【0005】磁束密度の高い鋼板は電気機器の鉄心を小
さくでき、また鉄損も少なくなるので望ましく、当該技
術分野ではできる限り磁束密度の高い製品を安いコスト
で製造する方法の開発が課題である。
【0006】ところで、現在、工業生産されている代表
的な一方向性珪素鋼板の製造方法として3種類あるが、
各々については長所・短所がある。第一の技術はM.F
Littmannによる特公昭30−3651号公報
に示されたMnSを用いた二回冷延工程であり、得られ
る二次再結晶粒は安定して発達するが、高い磁束密度が
得られない。第二の技術は田口等による特公昭40−1
5644号公報に示されたAlN+MnSを用いた最終
冷延を80%以上の強圧下率とするプロセスであり、高
い磁束密度は得られるが、工業生産に際しては製造条件
の厳密なコントロールが要求される。第三の技術は今中
等による特公昭51−13469号公報に示されたMn
S(及び/又はMnSe)+Sbを含有する珪素鋼を二
回冷延工程によって製造するプロセスであり、比較的に
高い磁束密度は得られている。
【0007】上記3種類の技術においては共通して次の
ような問題がある。すなわち、上記技術はいずれもが析
出物を微細、均一に制御する技術として熱延に先立つス
ラブ加熱温度を、第一の技術では1260℃以上、第二
の技術では特開昭48−51852号公報に示すように
素材Si量によるが3%Siの場合で1350℃、第三
の技術では特開昭51−20716号公報に示されるよ
うに1230℃以上、高い磁束密度の得られた実施例で
は1320℃といった極めて高い温度にすることによっ
て粗大に存在する析出物を一旦固溶させ、その後の熱延
中、あるいは熱処理中に析出させている。
【0008】スラブ加熱温度を上げることはスラブ加熱
時の使用エネルギーの増大、ノロの発生による歩留り低
下及び加熱炉補修費の増大ならびに加熱炉補修頻度の増
大に起因する設備稼動率の低下、更には特公昭57−4
1526号公報に示されるように線状二次再結晶不良が
発生するために連続鋳造スラブが使用できないという問
題がある。
【0009】しかしこのようなコスト上の問題以上に重
要なことは、鉄損向上のためにSiを多く、成品板厚を
薄く、といった手段を採るとこの線状二次再結晶不良の
発生が増大し、高温スラブ加熱法を前提にした技術では
将来の鉄損向上に希望を持てない。
【0010】これに対し特開昭62−40315号公報
或いは特願平1−91956号に開示されている技術、
即ち二次再結晶に必要なインヒビターは、脱炭焼鈍(一
次再結晶)完了以降から仕上げ焼鈍における二次再結晶
発現以前までに造り込むものが有る。その手段として
は、鋼中にNを侵入させることによって、インヒビター
として機能する(Al,Si)Nを形成させる。
【0011】鋼中にNを侵入させる手段としては、従来
技術で提案されているように仕上げ焼鈍昇温過程での雰
囲気ガスからのNの侵入を利用するか、脱炭焼鈍後段領
域あるいは脱炭焼鈍完了後のストリップを連続ラインで
NH等の窒化源となる雰囲気ガスを用いて行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この製造法においては
脱炭焼鈍後の一次再結晶粒の粒径及びその整粒性が二次
再結晶粒の発達ならびに磁気特性を大きく左右する。特
に一次再結晶粒の整粒性はGoss方位を発達させる上
で重要である。整粒性を高めるには冷延前の組織、特に
熱延板の組織を均一にしておくことが重要であるが、一
般に通常の熱延ではこの組織は不均一であり特にC,S
iの含有量で変動する。
【0013】この技術ではスラブ加熱温度を1200℃
以下と低くすることが可能なため高Si化を可能にし
た。しかし〔Si〕量を高くしていくとフェライト相の
割合が増え高いBが得られ難くなり、〔C〕を高めて組
織を調整すると脱炭性及び脱炭に伴う一次再結晶の粒成
長に不均一が生じ整粒性を損なうため限界があり、高S
i材の高磁束密度化、低鉄損化に限界を来していた。
【0014】本発明は高Si材又は低C材により、安定
して高磁束密度低鉄損材を製造する方法を提供するもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、質量比で、 C :0.020〜0.075%、 Si:3.5〜5.0%、 Mn:0.05〜0.45%、 S 0.015%、 酸可溶性Al:0.010〜0.050%、 N :0.0010〜0.012%、 Ni:0.05〜1.0%、 必要によりSn:0.02〜0.15%、Cr:0.03〜0.20% を添加し残部Fe及び不可避的不純物からなる電磁鋼
スラブを、1200℃以下の温度に加熱、熱延し、熱延
板焼鈍し、一回又は中間焼鈍を介挿する二回以上の圧延
でその最終圧延率を80%以上で冷延し脱炭焼鈍後、
窒化処理において鋼中の〔N〕量を調整したあと焼鈍分
離剤を塗布し、仕上げ焼鈍を施すことを特徴とする鉄損
の低い高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法にある。
【0016】以下本発明を詳細に説明する。先ず、実験
結果を基に説明する。量比でC:0.055%、M
n:0.12%、S:0.007%、酸可溶性Al:
0.032%、Sn:0.05%、Cr:0.12%、
N:0.0078%の成分は一定としSiとNiを表
1のように変化させたスラブを造った。
【0017】
【表1】
【0018】これを1150℃に加熱熱延し2.3mm
厚みにし、1100℃+900℃で焼鈍した後沸騰水中
で冷却した。次いで酸洗し0.23mmに冷延した。こ
れを840℃×90secの脱炭焼鈍を湿水素、窒素雰
囲気中で行った。
【0019】この後窒化焼鈍を750℃×30secで
水素、窒素、アンモニア混合ガス中で行い、鋼板の窒素
量をほぼ220ppmに調整した。
【0020】ついでMgO,TiO2 を主成分とする焼
鈍分離を塗布し1200℃×20hrs の仕上げ焼鈍
を行った。結果を図1に示す。
【0021】図から判るようにNiの添加効果はSi:
3.5%の場合は0.05%から、Si:4.0%の場
合は0.2%から現れている。これは本実験においては
Cは一定にしてSi量を変えているため、Si量が多く
なるほどフェライト相が増え熱延組織は粗くなる。
【0022】熱延組織が粗くなると一次再結晶組織の整
粒性が劣り、また集合組織の上からも好ましくなく、二
次再結晶粒の方向性が劣ってくる。Niはオーステナイ
ト形成元素であるためこの添加量を増すと熱延組織を緻
密化するが、Si量が増える程Niの添加量は増やす必
要があるといえる。
【0023】図2は4%のSiを含んだ電磁鋼熱延板と
これにNiを0.4%添加した熱延板の断面組織を示
す。Niを添加したものは組織が緻密になっていること
がわかる。勿論Niは低C材の磁性改善にも有効であ
る。
【0024】本発明の限定理由は以下の通りである。C
は、その含有量が0.020%未満になると、二次再結
晶が不安定になり、二次再結晶した場合でも製品の磁束
密度がBで1.80Tと低いものとなる。一方、Cの
含有量が0.075%を超えて多くなり過ぎると、脱炭
焼鈍時間が長くなり、生産性を損なう。好ましくは0.
03〜0.06%がよい。
【0025】Siは、その含有量が3.5%未満になる
と低鉄損の製品を得難く、一方5.0%を超えて多くな
り過ぎると材料の冷延性に問題を生ずる。
【0026】本発明の出発材料の成分系における特徴の
一つは、Sは0.015%以下、好ましくは0.007
0%以下とする点にある。Sは周知の如くMnSを形成
し粒成長を抑制する作用をする。本発明においては二次
再結晶を発現させるに必要なインヒビターは脱炭焼鈍以
降で造り込むことを特徴としており、冷延以前で微細な
析出物が分散することは一次再結晶粒径を調整して高磁
束密度低鉄損を得る本発明においては好ましくない。従
ってSは0.015%以下としている。またS量を少な
くすることは熱延時の耳割れの低減にも効果が大きい。
【0027】AlはNと結合してAlNを形成するが、
本発明においては、後工程即ち一次再結晶完了後に鋼を
窒化することにより、(Al,Si)Nを形成せしめる
ことを必須としているから、フリーのAlが一定量以上
必要である。そのため、酸可溶性Alとして、0.01
0〜0.050%添加する。
【0028】Nは0.0010〜0.012%にする必
要がある。0.012%を超えるとブリスターと呼ばれ
る鋼板表面の脹れが発生する。また一次再結晶組織の調
整が困難になる。下限は0.0010%がよい。この値
未満になると二次再結晶粒を発達させるのが困難にな
る。
【0029】Mnは、その含有量が少な過ぎると二次再
結晶が不安定となり、一方、多過ぎると高い磁束密度を
もつ製品を得難くなる。適正な含有量は、0.050〜
0.45%である。
【0030】次に本発明の特徴であるNiについては
0.05%未満では磁気特性改善効果が弱く一方1.
0%超添加しても更なる効果は見られない。好ましい添
加量はSi/Cの値によって異なるが0.1〜0.5%
の範囲である。
【0031】SnとCrは複合添加で仕上げ焼鈍後の被
膜形成を安定化すると同時に、Snは脱炭焼鈍後の集合
組織を改善し、ひいては二次再結晶粒を小粒化し被膜の
安定化と相俟って鉄損改善に効果が大きい。Snの適量
は0.02〜0.15%でありこれより少ないと効果
が弱く、一方多いと窒化が困難になり二次再結晶粒が発
達しなくなる。好ましくは0.03〜0.08%がよ
い。
【0032】Crの適量は0.03〜0.20%がよ
い。好ましくは0.05〜0.15%がよい。なお、微
量のCu,P,Tiを鋼中に含有せしめることは、本発
明の趣旨を損なうものではない。
【0033】次に、本発明の製造プロセスについて説明
する。電磁鋼スラブは、転炉或いは電気炉等の溶解炉で
鋼を溶製し、必要に応じて真空脱ガス処理し、次いで連
続鋳造によって或いは造塊後分塊圧延することによって
得られる。
【0034】熱延板の焼鈍は公知の方法でよいが、通常
は900〜1170℃の温度で行った後急冷却をする。
なお熱延板の焼鈍を省略しても充分商品価値あるものが
製造可能である。冷延率は高いB値を得るために80
%以上とする。脱炭焼鈍は脱炭を行う他に一次再結晶組
織の調整及び被膜形成に必要な酸化層を生成させる役割
がある。これは通常800〜900℃の温度域で湿水
素、窒素ガス中で行う。
【0035】次に窒化処理条件の限定理由について述べ
る。図3は窒素がもっとも鋼中に入りやすいHガスと
NHガスの混合ガスを雰囲気として、30秒間窒化処
理を行った後、仕上げ焼鈍して得られた製品が良好な二
次再結晶を示す領域を、窒化処理温度とNHガス濃度
に対してプロットしたものを示す。
【0036】この図から明らかなごとく、650〜85
0℃の温度域で窒化が良好であることがわかる。なお8
50℃を超えると一次再結晶粒が成長し二次再結晶不良
となる。また650℃未満では窒化が困難になり二次再
結晶不良となる。良好な二次再結晶粒を安定して発達さ
せるには窒素量は120ppm 以上必要である。
【0037】以上の理由から窒化処理温度は650〜8
50℃とし、鋼板中の窒素量は120ppm 以上とした。
この後MgO,TiO2 を主成分とするスラリーを塗布
し1100℃以上の温度で仕上げ焼鈍を公知の方法で行
う。
【0038】
【実施例】
実施例1 C:0.057%、Si:3.75%、Mn:0.10
%、S:0.006%、solAl:0.030%、
N:0.0077%、Sn:0.06%、Cr:0.1
0%を含んだスラブと、これにNiを0.3%添加した
スラブを1150℃×60minの加熱をした後熱延
し、1.6mm厚の熱延板を得た。これを1100℃×
2minで焼鈍し次いで0.175mmに冷延した。こ
の後830℃×70secの脱炭焼鈍をH:75%、
:25%、露点60℃の雰囲気ガス中で行った。
【0039】次いで窒化処理を750℃×30sec、
:75%、N:25%にNHを添加した混合ガ
ス中で行い、窒化後の鋼板の窒素量を180ppmに調
整した。この後MgOとTiOを主成分とする焼鈍分
離剤を塗布し1200℃×20hrsの仕上げ焼鈍を行
った。
【0040】次いで水洗し、無水クロム酸、リン酸アル
ミニウムを主成分とするコーティング液を塗布し、84
0℃×30secの焼鈍を行った。磁気特性を表2に示
す。
【0041】
【表2】
【0042】高Si材にNiを添加することでBが向
上し、低鉄損材が得られた。
【0043】実施例2 C:0.045%、Si:3.5%、Mn:0.14
%、S:0.008%、solAl:0.028%、
N:0.0075%を含んだスラブとこの成分に更にN
iを0.25%添加したスラブを1150℃に加熱、熱
延し2.5m/m厚とした。これを1100℃に加熱し
た後750℃まで空冷し、この温度から100℃の湯中
で冷却した。この後酸洗し、0.34mmに冷延した。
【0044】次いで840℃×120secの脱炭焼鈍
を湿H,N混合ガス中で行った後780℃×30s
ecの窒化処理をH,N,NHの混合ガス中で行
い、窒化量を230ppmに調整した。この後MgOと
TiOを主成分とする焼鈍分離剤を塗布し1200℃
×20hrsの仕上げ焼鈍を行った。磁気特性を表3に
示す。
【0045】
【表3】
【0046】高Si,低C材においてもNi添加により
良好な磁気特性が得られた。
【0047】
【発明の効果】本発明はNi添加により、熱延組織を改
善し、高Si材あるいは低C材でも安定して高磁束密度
低鉄損材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Ni量、Si量と磁束密度(B)の関係の図
表である。
【図2】(a)はNi添加、(b)無添加の熱延板組織
の顕微鏡写真である。
【図3】窒化温度、NH濃度と二次再結晶の状況の関
係の図表である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01F 1/16 H01F 1/16 B (72)発明者 原谷 勤 北九州市戸畑区飛幡町1番1号 新日本 製鐵株式会社 八幡製鐵所内 (72)発明者 石橋 希瑞 北九州市戸畑区飛幡町1番1号 新日本 製鐵株式会社 八幡製鐵所内 (56)参考文献 特開 平3−211232(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 8/12 C21D 9/46 501 C22C 38/00 - 38/60 H01F 1/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 量比で、 C :0.020〜0.075%、 Si:3.5〜5.0%、 Mn:0.05〜0.45%、 S ≦0.015%、 酸可溶性Al:0.010〜0.050%、 N :0.0010〜0.012%、 Ni:0.05〜1.0%、 残部Fe及び不可避的不純物からなる電磁鋼スラブを、
    1200℃以下の温度に加熱した後熱延し熱延板焼鈍を
    し、一回又は中間焼鈍を介挿する二回以上の圧延でその
    最終圧延率を80%以上とし、次いで脱炭焼鈍、仕上げ
    焼鈍をする一方向性電磁鋼板の製造において、脱炭焼鈍
    後ストリップを走行せしめる状態下で水素、窒素、アン
    モニアの混合ガス中で窒化処理を行うことを特徴とする
    鉄損の低い高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】 質量比でさらに、 Sn:0.02〜0.15%、 Cr:0.03〜0.20% を含有することを特徴とする請求項1記載の鉄損の低い
    高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法。
  3. 【請求項3】 ストリップを走行せしめる状態下で行う
    窒化処理を650〜850℃の温度範囲とし、窒化後の
    鋼板の窒素量が120ppm 以上であることを特徴とする
    請求項1又は2記載の鉄損の低い高磁束密度一方向性電
    磁鋼板の製造方法。
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