JP3310454B2 - 刈取収穫機の刈取前処理部構造 - Google Patents

刈取収穫機の刈取前処理部構造

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JP3310454B2 JP09279394A JP9279394A JP3310454B2 JP 3310454 B2 JP3310454 B2 JP 3310454B2 JP 09279394 A JP09279394 A JP 09279394A JP 9279394 A JP9279394 A JP 9279394A JP 3310454 B2 JP3310454 B2 JP 3310454B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1条分の茎稈を引起こ
す第1引起こし装置と、2条分の茎稈を引起こすべく一
対の茎稈導入経路を対向させた状態で配設した第2及び
第3引起こし装置とを左右に並設し、前記第1、第2、
第3引起こし装置のそれぞれの後方に第1、第2、第3
掻き込み回転体を縦向きの回転支軸で回転自在に支持
し、前記各回転支軸の駆動プーリと、この駆動プーリよ
り前方に位置する従動プーリとにわたって、茎稈を係止
搬送する係止突起を備えた無端回動帯を巻き掛けるとと
もに、小径の歯車状の前記第2掻き込み回転体と、大径
の歯車状の第3掻き込み回転体とを互いの歯部同士を前
方から後方へ移行するように咬合することで第2及び第
3引起こし装置で引起こされた茎稈を後方に送り込むよ
うに構成し、かつ、前記第2及び第3掻き込み回転体の
後方に、送られた茎稈を後方の脱穀装置へ搬送する縦搬
送装置の始端部を配設した刈取収穫機の刈取前処理部構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の刈取収穫機の刈取前処理
部構造にあっては、最も右がわに配設した第1引起こし
装置と、その後方の第1掻き込み回転体との間における
茎稈の後方へのそして第2掻き込み回転体と縦搬送装置
との間への持ち込みは、第1掻き込み回転体と同期駆動
される係止搬送用の無端回動帯とによってのみなされる
ものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来構
造のものでは、第1掻き込み回転体と同期駆動される係
止搬送用の無端回動帯と、第2掻き込み回転体と同期駆
動される係止搬送用の無端回動帯との間には比較的大き
な間隙があるため、第1引起こしを通過した茎稈のう
ち、前記両無端回動帯の中間を通るようなものには、何
ら係止作用が付与されない状態となっていた。従って、
その係止作用が付与されない状態では、第1掻き込み回
転体等に係止保持される前に茎稈の稈身姿勢が傾き易い
ものとなっていた。このため、傾いたまま縦搬送装置へ
受け継がれて搬送されることになって、その傾いた茎稈
が、他の合流する茎稈の姿勢も乱したり、合流されずに
係止が外れて地面上に茎稈が倒れ込んだり、又、脱穀装
置までその状態の茎稈が搬送されたとしても、良好な脱
穀処理がなされない等の不具合があった。本発明は、上
記実情に鑑みてなされたものであって、茎稈搬送におけ
る姿勢乱れを生じにくくできる刈取収穫機の刈取前処理
部構造の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる刈取収穫
機の刈取前処理部構造は、上記目的を達成するために、
冒記構造のものにおいて、前記第1掻き込み回転体とそ
の掻き込み作用面が平面視で相対向する掻き込み用の大
径ギア状体を、前記第1掻き込み回転体よりも前方側に
掻き込み作用範囲が及ぶように前方位置に配設してある
とともに、この掻き込み用の大径ギア状体を、その掻き
込み作用面が平面視で対向する前記第1掻き込み回転体
及び前記無端回動体とは係合しないように、これらより
も高い位置に配設して駆動回転すべく構成してあること
を特徴構成とする。かかる特徴構成による作用・効果は
次の通りである。
【0005】
【作用】即ち、第1掻き込み回転体とその掻き込み作用
面が平面視で相対向する状態で第1掻き込み回転体より
も前方で且つ高い位置に配設された大径ギア状体によっ
て、第1引起こし装置と第1掻き込み回転体との間での
稈身を支持しながらの縦搬送装置へ向けての搬送が、第
1引起こし装置で引起こしされた直後の茎稈に対して行
われ得るものとなっているから、茎稈が支えがない状態
で傾いてしまうことを抑制できるものとなっている。
【0006】
【発明の効果】従って、本発明によれば、引起こしされ
た茎稈が傾くことが、大径ギア状体及び第1掻き込み回
転体で掻き込みされながら支持されることで抑制され、
縦搬送装置に良好に茎稈の受け渡しができるとともに、
脱穀処理等も良好に行えるものとなった。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3に、コンバインの前部を示している。このコ
ンバインは、左右一対のクローラ走行装置1,1で支持
された機体フレーム2に脱穀装置3、操縦部4等を搭載
装備するとともに、機体フレーム2の前端部に横軸心周
りで上下揺動自在に刈取前処理部6を装着して構成して
いる。
【0008】刈取前処理部6は、図1乃至図3に示すよ
うに、4個の固定分草具7a,7b,7c,7dと、3
個の茎稈引起こし装置としての穀稈引起こし装置8A,
8B,8Cと、刈取装置5と、3個の歯車状の掻き込み
回転体9A,9B,9C等と、縦搬送装置10とを刈取
フレーム11に支持させて構成している。そして、最も
右がわの固定分草具7aと右から2番目の固定分草具7
bとの間の茎稈導入経路Raは、その間隔を大に設定し
てあり、通常1条の穀稈列を導入するのであるが、この
間隔では2条の穀稈列が導入可能となっている。縦搬送
装置10は、穂先係止搬送機構10Aと株元挾持搬送機
構10Bとから成り、扱深さ調節可能とするようにその
後部における左右向きの支点X周りで上下揺動自在に構
成している。そして、この縦搬送装置10の搬送終端部
からフィードチェーンFへ搬送穀稈を受け渡すのであ
る。
【0009】3個の穀稈引起こし装置8A,8B,8C
は左右に並設されており、右から順に第1引起こし装置
8Aと、一対の茎稈導入経路Rb,Rcを対向させた状
態で配設した第2及び第3引起こし装置8B,8Cとを
並設している。そして、歯車状の3個の掻き込み回転体
9A,9B,9Cを、それぞれ第1引起こし装置8A,
第2引起こし装置8B,第3引起こし装置8Cの後方に
位置する状態で配設しており、3個の掻き込み回転体9
A,9B,9Cのうち中央のものである第2掻き込み回
転体9Bは他のものに比べて小径に構成している。これ
ら掻き込み回転体9A,9B,9Cは、伝動機構を内装
した刈取フレーム11に対して前傾した縦軸心周りで回
転自在に支持されるよう、それぞれ回転支軸9a,9
b,9cで支持されている。第1掻き込み回転体9A及
び第3掻き込み回転体9Cの回転支軸9a,9cは、刈
取フレーム11に内装された伝動機構により回転駆動さ
れるように構成しており、一方、第2掻き込み回転体9
Bの回転支軸9bは、単に刈取フレーム11に対して回
転自在に支持したものである。又、図1に示すように、
第2掻き込み回転体9Bと第3掻き込み回転体9Cとが
互いに歯合しているので、第2掻き込み回転体9Bは、
第3掻き込み回転体9Cが回転されるに伴って、回転駆
動される。さらに、第1,第2,第3掻き込み回転体9
A,9B,9Cの回転支軸9a,9b,9cの上端部に
は、駆動プーリ12,12,12がそれぞれ一体に設け
られ、その駆動プーリ12,12,12と、各掻き込み
回転体9A,9B,9Cよりも前方がわに、つまり各引
起こし装置8A,8B,8C寄りに位置する従動プーリ
13,13,13とにわたって、係止突起付き無端回動
帯としての補助搬送用ベルト14,14,14を巻き掛
けて、各掻き込み回転体9A,9B,9Cより高い位置
で茎稈を係止搬送する補助搬送装置15,15,15を
設けている。尚、各補助搬送装置15では、これら駆動
プーリ12、従動プーリ13を支持するとともに、補助
搬送用ベルト14のベルト部分を上側で覆うように支持
カバー16を設けている。
【0010】そして、第2掻き込み回転体9Bに設けた
補助搬送装置15の従動プーリ13の支軸17は、支持
カバー16に回転自在に支持されるとともに、支持カバ
ー16より上方に延出した支軸17の上端にはピニオン
ギア18を一体に設けており、このピニオンギア18と
歯合した状態で掻き込み用の大径ギア状体19を設けて
いる。尚、大径ギア状体19は、前記支持カバー16に
一体に連設したアーム部材21の端部に軸支されてい
る。又、図1中の22は、大径ギア状体19やピニオン
ギア18よりも上位に配設した状態で、第2引起こし装
置8Bの引起こしケース8b背面部に連結した穀稈穂先
部用ガイド体である。
【0011】上記構成により、第2掻き込み回転体9B
における補助搬送装置15の駆動でピニオンギア18を
介して大径ギア状体19が回転駆動されるので、第1引
起こし装置8Aで引起こされた後第1引起こし装置8A
の後方に移行した穀稈は、大径ギア状体19の歯部によ
って掻き込み係止搬送され、平面視で相対向する掻き込
み作用面を成すように配設される大径ギア状体19と第
1掻き込み回転体9A及びこの第1掻き込み回転体9A
の補助搬送装置15とによってほぼ挾持されるようにし
ながら、穀稈が前記刈取装置5で刈取され、縦搬送装置
10に向けて移送されることになる。従って、第1引起
こし装置8Aで引起こされた後の穀稈は、この第1引起
こし装置8Aより後方に移行してすぐに大径ギア状体1
9による係止移送がなされるので、係止等保持作用が穀
稈に働かないという不具合は回避され、それによって、
不当に穀稈が傾いたりすることも解消できるものとなっ
ている。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取前処理部の茎稈合流部等を示す概略平面図
【図2】大径ギア状体、第2掻き込み回転体、第3掻き
込み回転体等を示す展開側面図
【図3】コンバインの刈取前処理部を示す側面図
【符号の説明】
8A 第1引起こし装置 8B 第2引起こし装置 8C 第3引起こし装置 9A 第1掻き込み回転体 9B 第2掻き込み回転体 9C 第3掻き込み回転体 9a,9b,9c 回転支軸 10 縦搬送装置 14 無端回動帯 19 大径ギア状体 Rb,Rc 茎稈導入経路
フロントページの続き (72)発明者 谷口 善博 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 吉田 有作 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 昭55−15729(JP,A) 実開 昭57−149727(JP,U) 実開 昭54−10844(JP,U) 実開 昭57−149733(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 57/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1条分の茎稈を引起こす第1引起こし装置
    (8A)と、2条分の茎稈を引起こすべく一対の茎稈導
    入経路(Rb),(Rc)を対向させた状態で配設した
    第2及び第3引起こし装置(8B),(8C)とを左右
    に並設し、前記第1、第2、第3引起こし装置(8
    A),(8B),(8C)のそれぞれの後方に第1、第
    2、第3掻き込み回転体(9A),(9B),(9C)
    を縦向きの回転支軸(9a),(9b),(9c)で回
    転自在に支持し、前記各回転支軸(9a),(9b),
    (9c)の駆動プーリ(12)と、この駆動プーリ(1
    2)より前方に位置する従動プーリ(13)とにわたっ
    て、茎稈を係止搬送する係止突起を備えた無端回動帯
    (14)を巻き掛けるとともに、小径の歯車状の前記第
    2掻き込み回転体(9B)と、大径の歯車状の第3掻き
    込み回転体(9C)とを互いの歯部同士を前方から後方
    へ移行するように咬合することで第2及び第3引起こし
    装置(8B),(8C)で引起こされた茎稈を後方に送
    り込むように構成し、かつ、前記第2及び第3掻き込み
    回転体(9B),(9C)の後方に、送られた茎稈を後
    方の脱穀装置(3)へ搬送する縦搬送装置(10)の始
    端部を配設した刈取収穫機の刈取前処理部構造であっ
    て、 前記第1掻き込み回転体(9A)とその掻き込み作用面
    が平面視で相対向する掻き込み用の大径ギア状体(1
    9)を、前記第1掻き込み回転体(9A)よりも前方側
    に掻き込み作用範囲が及ぶように前方位置に配設してあ
    るとともに、この掻き込み用の大径ギア状体(19)
    を、その掻き込み作用面が平面視で対向する前記第1掻
    き込み回転体(9A)及び前記無端回動体(14)とは
    係合しないように、これらよりも高い位置に配設して駆
    動回転すべく構成してあることを特徴とする刈取収穫機
    の刈取前処理部構造。
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