JP2823772B2 - コンバインの刈取茎稈合流構造 - Google Patents
コンバインの刈取茎稈合流構造Info
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- JP2823772B2 JP2823772B2 JP7780093A JP7780093A JP2823772B2 JP 2823772 B2 JP2823772 B2 JP 2823772B2 JP 7780093 A JP7780093 A JP 7780093A JP 7780093 A JP7780093 A JP 7780093A JP 2823772 B2 JP2823772 B2 JP 2823772B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1条分の茎稈を引起こ
す第1引起こし装置と、2条分の茎稈を引起こすべく一
対の茎稈導入経路を対向させた状態で配設した第2及び
第3引起こし装置とを左右に並設し、前記第1、第2、
第3引起こし装置のそれぞれの後方に、第1、第2、第
3掻き込み回転体を配設し、小径の歯車状の前記第2掻
き込み回転体と、大径の歯車状の第3掻き込み回転体と
を互いの歯部同士を前方から後方へ移行するように咬合
することで第2及び第3引起こし装置で引起こされた茎
稈を後方に送り込むように構成するとともに、前記第2
及び第3掻き込み回転体の後方に、送られた茎稈を後方
の脱穀装置へ搬送する縦搬送装置の始端部を配設し、歯
車状の前記第1掻き込み回転体を装着した第1軸と前記
第2掻き込み回転体の後側に位置する第2軸とにわたっ
て、前記第1引起こし装置で引起こされた茎稈を前記縦
搬送装置の始端部に送り込む突起付き無端回動帯を巻回
し、前記無端回動帯を茎稈送り経路において巻回ループ
内方へ撓み込み変形可能に構成するとともに前記茎稈送
り経路の前側に前記無端回動帯と対向配置状態に杆状ガ
イド体を設けたコンバインの刈取茎稈合流構造に関す
る。
す第1引起こし装置と、2条分の茎稈を引起こすべく一
対の茎稈導入経路を対向させた状態で配設した第2及び
第3引起こし装置とを左右に並設し、前記第1、第2、
第3引起こし装置のそれぞれの後方に、第1、第2、第
3掻き込み回転体を配設し、小径の歯車状の前記第2掻
き込み回転体と、大径の歯車状の第3掻き込み回転体と
を互いの歯部同士を前方から後方へ移行するように咬合
することで第2及び第3引起こし装置で引起こされた茎
稈を後方に送り込むように構成するとともに、前記第2
及び第3掻き込み回転体の後方に、送られた茎稈を後方
の脱穀装置へ搬送する縦搬送装置の始端部を配設し、歯
車状の前記第1掻き込み回転体を装着した第1軸と前記
第2掻き込み回転体の後側に位置する第2軸とにわたっ
て、前記第1引起こし装置で引起こされた茎稈を前記縦
搬送装置の始端部に送り込む突起付き無端回動帯を巻回
し、前記無端回動帯を茎稈送り経路において巻回ループ
内方へ撓み込み変形可能に構成するとともに前記茎稈送
り経路の前側に前記無端回動帯と対向配置状態に杆状ガ
イド体を設けたコンバインの刈取茎稈合流構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンバインの刈取茎稈合
流構造としては、例えば、本出願人が先に出願した特願
平4−204670号に示されているように、第1掻き
込み回転体と無端回動帯とは第1軸を駆動軸として回転
駆動させるものにして第2軸を遊転自在なものに構成
し、無端回動帯と杆状ガイド体とで挟持搬送される刈取
茎稈の量が大のときでも円滑に搬送されるように前記第
1軸の軸芯周りで無端回動帯及び第2軸を杆状ガイド体
に対して後退揺動可能に構成したものが知られている。
流構造としては、例えば、本出願人が先に出願した特願
平4−204670号に示されているように、第1掻き
込み回転体と無端回動帯とは第1軸を駆動軸として回転
駆動させるものにして第2軸を遊転自在なものに構成
し、無端回動帯と杆状ガイド体とで挟持搬送される刈取
茎稈の量が大のときでも円滑に搬送されるように前記第
1軸の軸芯周りで無端回動帯及び第2軸を杆状ガイド体
に対して後退揺動可能に構成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものにあっては、無端回動帯で搬送される刈取茎稈
の量が一時的に大となったときに無端回動帯の搬送終端
がわが後退揺動するものであるので、無端回動帯の搬送
終端部からの刈取茎稈の排出位置が一定位置に固定され
るものでなく、そのため、第2掻き込み回転体と第3掻
き込み回転体とで後方に移送された刈取茎稈との合流位
置が近接したり離れたりして場合によっては合流姿勢
や、縦搬送装置への受けわたし姿勢に乱れが生ずる虞れ
があり、姿勢乱れが生ずることで脱穀不良や扱深さ制御
する際の稈長検出で誤検出する虞れがあった。本発明
は、上記実情に鑑みてなされたものであって、無端回動
帯における茎稈搬送終端部からの排出位置を一定にして
刈取茎稈の合流において姿勢乱れが生じにくいコンバイ
ンの刈取茎稈合流構造の提供を目的とする。
来のものにあっては、無端回動帯で搬送される刈取茎稈
の量が一時的に大となったときに無端回動帯の搬送終端
がわが後退揺動するものであるので、無端回動帯の搬送
終端部からの刈取茎稈の排出位置が一定位置に固定され
るものでなく、そのため、第2掻き込み回転体と第3掻
き込み回転体とで後方に移送された刈取茎稈との合流位
置が近接したり離れたりして場合によっては合流姿勢
や、縦搬送装置への受けわたし姿勢に乱れが生ずる虞れ
があり、姿勢乱れが生ずることで脱穀不良や扱深さ制御
する際の稈長検出で誤検出する虞れがあった。本発明
は、上記実情に鑑みてなされたものであって、無端回動
帯における茎稈搬送終端部からの排出位置を一定にして
刈取茎稈の合流において姿勢乱れが生じにくいコンバイ
ンの刈取茎稈合流構造の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるコンバイ
ンの刈取茎稈合流構造は、上記目的を達成するために、
1条分の茎稈を引起こす第1引起こし装置と、2条分の
茎稈を引起こすべく一対の茎稈導入経路を対向させた状
態で配設した第2及び第3引起こし装置とを左右に並設
し、前記第1、第2、第3引起こし装置のそれぞれの後
方に、第1、第2、第3掻き込み回転体を配設し、小径
の歯車状の前記第2掻き込み回転体と、大径の歯車状の
第3掻き込み回転体とを互いの歯部同士を前方から後方
へ移行するように咬合することで第2及び第3引起こし
装置で引起こされた茎稈を後方に送り込むように構成す
るとともに、前記第2及び第3掻き込み回転体の後方
に、送られた茎稈を後方の脱穀装置へ搬送する縦搬送装
置の始端部を配設し、歯車状の前記第1掻き込み回転体
を装着した第1軸と前記第2掻き込み回転体の後側に位
置する第2軸とにわたって、前記第1引起こし装置で引
起こされた茎稈を前記縦搬送装置の始端部に送り込む突
起付き無端回動帯を巻回し、前記無端回動帯を茎稈送り
経路において巻回ループ内方へ撓み込み変形可能に構成
するとともに前記茎稈送り経路の前側に前記無端回動帯
と対向配置状態に杆状ガイド体を設け、前記第2軸を駆
動軸に構成してあることを特徴構成とする。かかる特徴
構成による作用・効果は次の通りである。
ンの刈取茎稈合流構造は、上記目的を達成するために、
1条分の茎稈を引起こす第1引起こし装置と、2条分の
茎稈を引起こすべく一対の茎稈導入経路を対向させた状
態で配設した第2及び第3引起こし装置とを左右に並設
し、前記第1、第2、第3引起こし装置のそれぞれの後
方に、第1、第2、第3掻き込み回転体を配設し、小径
の歯車状の前記第2掻き込み回転体と、大径の歯車状の
第3掻き込み回転体とを互いの歯部同士を前方から後方
へ移行するように咬合することで第2及び第3引起こし
装置で引起こされた茎稈を後方に送り込むように構成す
るとともに、前記第2及び第3掻き込み回転体の後方
に、送られた茎稈を後方の脱穀装置へ搬送する縦搬送装
置の始端部を配設し、歯車状の前記第1掻き込み回転体
を装着した第1軸と前記第2掻き込み回転体の後側に位
置する第2軸とにわたって、前記第1引起こし装置で引
起こされた茎稈を前記縦搬送装置の始端部に送り込む突
起付き無端回動帯を巻回し、前記無端回動帯を茎稈送り
経路において巻回ループ内方へ撓み込み変形可能に構成
するとともに前記茎稈送り経路の前側に前記無端回動帯
と対向配置状態に杆状ガイド体を設け、前記第2軸を駆
動軸に構成してあることを特徴構成とする。かかる特徴
構成による作用・効果は次の通りである。
【0005】
【作用】即ち、第2軸を駆動軸としているので、この第
2軸は伝動機構からの伝動が簡易な構造で成されるよう
に一定位置で支持されるものとなり、そのため、第2軸
に巻回した無端回動帯における搬送終端部は一定位置に
保持されたものとなるとともに、刈取茎稈のボリューム
が大になっても無端回動帯が茎稈送り経路において巻回
ループ内方へ撓み込むことでそのボリューム大となった
分の挟持間隔を良好に維持した状態で搬送できる。そし
て、無端回動帯の茎稈送り経路の前側に無端回動帯と対
向配置状態に設けた杆状ガイド体と無端回動帯とにより
挟持されながら搬送される刈取茎稈は、一定箇所に排出
されることになり、第2及び第3掻き込み回転体で移送
されてきた刈取茎稈との合流や縦搬送装置への受けわた
し位置が一定のものとなり、刈取茎稈の姿勢が不当に乱
れないようにできる。
2軸は伝動機構からの伝動が簡易な構造で成されるよう
に一定位置で支持されるものとなり、そのため、第2軸
に巻回した無端回動帯における搬送終端部は一定位置に
保持されたものとなるとともに、刈取茎稈のボリューム
が大になっても無端回動帯が茎稈送り経路において巻回
ループ内方へ撓み込むことでそのボリューム大となった
分の挟持間隔を良好に維持した状態で搬送できる。そし
て、無端回動帯の茎稈送り経路の前側に無端回動帯と対
向配置状態に設けた杆状ガイド体と無端回動帯とにより
挟持されながら搬送される刈取茎稈は、一定箇所に排出
されることになり、第2及び第3掻き込み回転体で移送
されてきた刈取茎稈との合流や縦搬送装置への受けわた
し位置が一定のものとなり、刈取茎稈の姿勢が不当に乱
れないようにできる。
【0006】
【発明の効果】従って、無端回動帯で搬送される刈取茎
稈が一時的にボリュームが大きくなってもそのボリュー
ムが大きくなったことによる搬送終端部での無端回動帯
と杆状ガイド体との間隔をボリュームに応じて容易に広
くできるから、刈取茎稈は円滑にかつ姿勢乱れを回避し
た状態で移送され、かつ、刈取茎稈は常時一定箇所に無
端回動帯の搬送終端部から排出できるものであるから、
合流時や縦搬送装置への受けわたし時の刈取茎稈の姿勢
乱れも回避でき、よって、刈取茎稈の姿勢乱れによる脱
穀不良等の不具合の発生も解消できるに至った。
稈が一時的にボリュームが大きくなってもそのボリュー
ムが大きくなったことによる搬送終端部での無端回動帯
と杆状ガイド体との間隔をボリュームに応じて容易に広
くできるから、刈取茎稈は円滑にかつ姿勢乱れを回避し
た状態で移送され、かつ、刈取茎稈は常時一定箇所に無
端回動帯の搬送終端部から排出できるものであるから、
合流時や縦搬送装置への受けわたし時の刈取茎稈の姿勢
乱れも回避でき、よって、刈取茎稈の姿勢乱れによる脱
穀不良等の不具合の発生も解消できるに至った。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3に、コンバインを示している。このコンバイ
ンは、左右一対のクローラ走行装置1,1で支持された
機体フレーム2に脱穀装置3、操縦部4、等を搭載装備
するとともに、機体フレーム2の前端部に横軸芯周りで
上下揺動自在に刈取前処理部6を装着して構成してい
る。
する。図3に、コンバインを示している。このコンバイ
ンは、左右一対のクローラ走行装置1,1で支持された
機体フレーム2に脱穀装置3、操縦部4、等を搭載装備
するとともに、機体フレーム2の前端部に横軸芯周りで
上下揺動自在に刈取前処理部6を装着して構成してい
る。
【0008】刈取前処理部6は、図1乃至図3に示すよ
うに、4個の固定分草具7a,7b,7c,7dと、3
個の引起こし装置8A,8B,8Cと、刈取装置5と、
3個の歯車状の掻き込み回転体9A,9B,9C等と、
縦搬送装置10とを刈取フレーム11に支持させて構成
している。最も右がわの固定分草具7aと右から2番目
の固定分草具7bとの間隔をその他のもの同士の間隔よ
りも著しく大に設定してあり、この間隔では2条の茎稈
列を導入可能となっている。縦搬送装置10は、穂先係
止搬送機構10Aと株元挟持搬送機構10Bとから成
り、扱深さ調節を可能とするべく後部に設けた左右向き
の支点X周りで上下揺動自在に構成してある。3個の引
起こし装置8A,8B,8Cは左右に並設されており、
右から順に第1引起こし装置8Aと、一対の茎稈導入経
路Rb,Rcを対向させた状態で配設した第2及び第3
引起こし装置8B,8Cとを並設している。そして、3
個の掻き込み回転体9A,9B,9Cは、それぞれ第1
引起こし装置8A,第2引起こし装置8B,第3引起こ
し装置8Cの後方に位置する状態で配設しており、3個
の掻き込み回転体9A,9B,9Cのうち中央のもので
ある第2掻き込み回転体9Bは他のものに比べて小径に
構成している。これら掻き込み回転体9A,9B,9C
にはその回転軸を共有する株元係止搬送機構12,1
2,12をそれぞれに設けている。そして、右端に位置
する第1掻き込み回転体9Aの回転軸を成す第1軸13
を共有する株元挟持搬送機構14を左方後方に向けて設
けている。この株元挟持搬送機構14は、係止突起付き
の無端回動帯としてのチェーン14aと、第1掻き込み
回転体9Aの軸と一体回転する始端がわ回転体14b
と、前記第2掻き込み回転体9Bの後方に位置させた駆
動回転軸を成す第2軸15と一体回転する終端がわ回転
体14cと、後述する杆状ガイド体17とで構成され、
チェーン14aを始端がわ回転体14bと終端がわ回転
体14cとにわたって巻回している。前記第2掻き込み
回転体9Bと第3掻き込み回転体9Cとは互いの歯同士
がかみ合うようにしているとともに、第3掻き込み回転
体9Cの方が回転駆動されることで第2掻き込み回転体
9Bもそのかみ合いにより回転させられ、前記茎稈導入
経路Rb,Rcから導入され刈り取られた茎稈はそのか
み合い箇所を通して後方に搬送されるようにしている。
そして、第2掻き込み回転体9Bには、株元挟持搬送機
構14で搬送される刈取茎稈と干渉しないように固定カ
バー16を設けている。
うに、4個の固定分草具7a,7b,7c,7dと、3
個の引起こし装置8A,8B,8Cと、刈取装置5と、
3個の歯車状の掻き込み回転体9A,9B,9C等と、
縦搬送装置10とを刈取フレーム11に支持させて構成
している。最も右がわの固定分草具7aと右から2番目
の固定分草具7bとの間隔をその他のもの同士の間隔よ
りも著しく大に設定してあり、この間隔では2条の茎稈
列を導入可能となっている。縦搬送装置10は、穂先係
止搬送機構10Aと株元挟持搬送機構10Bとから成
り、扱深さ調節を可能とするべく後部に設けた左右向き
の支点X周りで上下揺動自在に構成してある。3個の引
起こし装置8A,8B,8Cは左右に並設されており、
右から順に第1引起こし装置8Aと、一対の茎稈導入経
路Rb,Rcを対向させた状態で配設した第2及び第3
引起こし装置8B,8Cとを並設している。そして、3
個の掻き込み回転体9A,9B,9Cは、それぞれ第1
引起こし装置8A,第2引起こし装置8B,第3引起こ
し装置8Cの後方に位置する状態で配設しており、3個
の掻き込み回転体9A,9B,9Cのうち中央のもので
ある第2掻き込み回転体9Bは他のものに比べて小径に
構成している。これら掻き込み回転体9A,9B,9C
にはその回転軸を共有する株元係止搬送機構12,1
2,12をそれぞれに設けている。そして、右端に位置
する第1掻き込み回転体9Aの回転軸を成す第1軸13
を共有する株元挟持搬送機構14を左方後方に向けて設
けている。この株元挟持搬送機構14は、係止突起付き
の無端回動帯としてのチェーン14aと、第1掻き込み
回転体9Aの軸と一体回転する始端がわ回転体14b
と、前記第2掻き込み回転体9Bの後方に位置させた駆
動回転軸を成す第2軸15と一体回転する終端がわ回転
体14cと、後述する杆状ガイド体17とで構成され、
チェーン14aを始端がわ回転体14bと終端がわ回転
体14cとにわたって巻回している。前記第2掻き込み
回転体9Bと第3掻き込み回転体9Cとは互いの歯同士
がかみ合うようにしているとともに、第3掻き込み回転
体9Cの方が回転駆動されることで第2掻き込み回転体
9Bもそのかみ合いにより回転させられ、前記茎稈導入
経路Rb,Rcから導入され刈り取られた茎稈はそのか
み合い箇所を通して後方に搬送されるようにしている。
そして、第2掻き込み回転体9Bには、株元挟持搬送機
構14で搬送される刈取茎稈と干渉しないように固定カ
バー16を設けている。
【0009】チェーン14aにおける刈取茎稈搬送経路
Wに対して対向配置される杆状ガイド体17を、固定分
草具7bの支持杆に縦軸芯P周りで揺動自在に枢着支持
し、スプリング18により杆状ガイド体17をチェーン
14aがわに弾性付勢している。右がわの茎稈導入経路
Raから導入され刈り取られた茎稈はこの杆状ガイド体
17とチェーン14aとにより挟持された状態でチェー
ン14aの回動により搬送されることになる。そして、
前記第2軸15は、前記刈取フレーム11に内装された
伝動機構19に連動連結されて駆動軸として構成してあ
り、一方、前記第1軸13は遊転軸に構成している。
又、チェーン14aに張り力を与えるためのテンション
アーム20をチェーン14aの刈取茎稈搬送経路Wとは
反対がわの戻り経路がわに摺接しており、このテンショ
ンアーム20もスプリング21により、その摺接するが
わに弾性付勢している。
Wに対して対向配置される杆状ガイド体17を、固定分
草具7bの支持杆に縦軸芯P周りで揺動自在に枢着支持
し、スプリング18により杆状ガイド体17をチェーン
14aがわに弾性付勢している。右がわの茎稈導入経路
Raから導入され刈り取られた茎稈はこの杆状ガイド体
17とチェーン14aとにより挟持された状態でチェー
ン14aの回動により搬送されることになる。そして、
前記第2軸15は、前記刈取フレーム11に内装された
伝動機構19に連動連結されて駆動軸として構成してあ
り、一方、前記第1軸13は遊転軸に構成している。
又、チェーン14aに張り力を与えるためのテンション
アーム20をチェーン14aの刈取茎稈搬送経路Wとは
反対がわの戻り経路がわに摺接しており、このテンショ
ンアーム20もスプリング21により、その摺接するが
わに弾性付勢している。
【0010】上記構成により、各茎稈導入経路Ra,R
b,Rcから導入された茎稈は、各引起こし装置8A,
8B,8Cで引起こされた状態で刈取装置19で刈り取
られ、茎稈導入経路Rb,Rcから導入された茎稈は第
2及び第3掻き込み回転体9B,9Cの互いにかみ合う
歯で掻き込まれ、この両掻き込み回転体9B,9Cのか
み合い箇所の後方の縦搬送装置10の搬送始端部へ刈取
茎稈を送り出すとともに、茎稈導入経路Raから導入さ
れた茎稈は、第1掻き込み回転体9Aで後方左方へ掻き
込まれ、株元挟持搬送機構14のチェーン14aと杆状
ガイド体17とに挟持されて後方左方へ搬送され、その
搬送終端部17aから前記茎稈導入経路Rb,Rcから
導入された茎稈と合流させて縦搬送装置11の搬送始端
部に送り出されて渡されるようにしている。そして、株
元挟持搬送機構14のチェーン14aを回動駆動するた
めの第2軸15は固定配置されたものであるが、チェー
ン14aが通常の張り姿勢でのチェーン位置をなす巻回
ループよりも内方がわへの入り込みが可能であるから、
図2に示すように、搬送茎稈のボリュームが大の場合で
も、杆状ガイド体17とチェーン14aとで挟持された
茎稈が巻回ループ内方に入り込んだ状態で搬送すること
ができるようになっている。また、搬送終端部からその
茎稈が排出される際には揺動自在に片持ち状に支持され
た杆状ガイド体17が茎稈に押されてチェーン14aか
ら退避するがわに揺動できるので茎稈は円滑に排出でき
る。
b,Rcから導入された茎稈は、各引起こし装置8A,
8B,8Cで引起こされた状態で刈取装置19で刈り取
られ、茎稈導入経路Rb,Rcから導入された茎稈は第
2及び第3掻き込み回転体9B,9Cの互いにかみ合う
歯で掻き込まれ、この両掻き込み回転体9B,9Cのか
み合い箇所の後方の縦搬送装置10の搬送始端部へ刈取
茎稈を送り出すとともに、茎稈導入経路Raから導入さ
れた茎稈は、第1掻き込み回転体9Aで後方左方へ掻き
込まれ、株元挟持搬送機構14のチェーン14aと杆状
ガイド体17とに挟持されて後方左方へ搬送され、その
搬送終端部17aから前記茎稈導入経路Rb,Rcから
導入された茎稈と合流させて縦搬送装置11の搬送始端
部に送り出されて渡されるようにしている。そして、株
元挟持搬送機構14のチェーン14aを回動駆動するた
めの第2軸15は固定配置されたものであるが、チェー
ン14aが通常の張り姿勢でのチェーン位置をなす巻回
ループよりも内方がわへの入り込みが可能であるから、
図2に示すように、搬送茎稈のボリュームが大の場合で
も、杆状ガイド体17とチェーン14aとで挟持された
茎稈が巻回ループ内方に入り込んだ状態で搬送すること
ができるようになっている。また、搬送終端部からその
茎稈が排出される際には揺動自在に片持ち状に支持され
た杆状ガイド体17が茎稈に押されてチェーン14aか
ら退避するがわに揺動できるので茎稈は円滑に排出でき
る。
【0011】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】コンバインの刈取茎稈合流構造を示す平面図
【図2】コンバインの刈取茎稈合流構造において刈取茎
稈を搬送している様子を示す平面図
稈を搬送している様子を示す平面図
【図3】コンバインの前部を示す側面図
3 脱穀装置 8A 第1引起こし装置 8B 第2引起こし装置 8C 第3引起こし装置 9A 第1掻き込み回転体 9B 第2掻き込み回転体 9C 第3掻き込み回転体 10 縦搬送装置 13 第1軸 14a 無端回動帯 15 第2軸 17 杆状ガイド体 Rb,Rc 茎稈導入経路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 57/00
Claims (1)
- 【請求項1】 1条分の茎稈を引起こす第1引起こし装
置(8A)と、2条分の茎稈を引起こすべく一対の茎稈
導入経路(Rb),(Rc)を対向させた状態で配設し
た第2及び第3引起こし装置(8B),(8C)とを左
右に並設し、前記第1、第2、第3引起こし装置(8
A),(8B),(8C)のそれぞれの後方に、第1、
第2、第3掻き込み回転体(9A),(9B),(9
C)を配設し、小径の歯車状の前記第2掻き込み回転体
(9B)と、大径の歯車状の第3掻き込み回転体(9
C)とを互いの歯部同士を前方から後方へ移行するよう
に咬合することで第2及び第3引起こし装置(8B),
(8C)で引起こされた茎稈を後方に送り込むように構
成するとともに、前記第2及び第3掻き込み回転体(9
B),(9C)の後方に、送られた茎稈を後方の脱穀装
置(3)へ搬送する縦搬送装置(10)の始端部を配設
し、歯車状の前記第1掻き込み回転体(9A)を装着し
た第1軸(13)と前記第2掻き込み回転体(9B)の
後側に位置する第2軸(15)とにわたって、前記第1
引起こし装置(8A)で引起こされた茎稈を前記縦搬送
装置(10)の始端部に送り込む突起付き無端回動帯
(14a)を巻回し、前記無端回動帯(14a)を茎稈
送り経路において巻回ループ内方へ撓み込み変形可能に
構成するとともに前記茎稈送り経路の前側に前記無端回
動帯(14a)と対向配置状態に杆状ガイド体(17)
を設け、前記第2軸(15)を駆動軸に構成してあるコ
ンバインの刈取茎稈合流構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7780093A JP2823772B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | コンバインの刈取茎稈合流構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7780093A JP2823772B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | コンバインの刈取茎稈合流構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06284813A JPH06284813A (ja) | 1994-10-11 |
JP2823772B2 true JP2823772B2 (ja) | 1998-11-11 |
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ID=13644085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7780093A Expired - Fee Related JP2823772B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | コンバインの刈取茎稈合流構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2823772B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-05 JP JP7780093A patent/JP2823772B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH06284813A (ja) | 1994-10-11 |
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