JPH09121654A - コンバインの刈取前処理部構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 刈取穀稈をオーガへ引っ掛かり無く搬送供給
する搬送装置を簡易な構造にする。 【解決手段】 機体の前方より導入された穀稈の株元箇
所を刈り取る刈取装置１５と、刈取装置１５で刈り取り
された穀稈を挟持レール１２Ｄと無端回動帯１２Ａとで
挟持して後方に搬送する挟持搬送装置１２と、該挟持搬
送装置１２の挟持箇所より下方で搬送穀稈を切断する切
断装置１６と、挟持搬送装置１２の搬送終端より挟持状
態の解除された搬送穀稈が落下供給されるとともにその
落下供給された搬送穀稈を横方向に移送するオーガ１３
と、該オーガ１３により所定箇所に移送された搬送穀稈
を掻き込みながら後方の脱穀装置３へ移送すフィードコ
ンベア１４とを備えたコンバインの刈取前処理部構造で
あって、挟持搬送装置１２の搬送終端部に、挟持状態の
解除された搬送穀稈をオーガ１３の供給位置に跳ね飛ば
す突起２２Ａを備えた回転体２２を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、機体の前方より導
入された穀稈の株元箇所を刈り取る刈取装置を設け、該
刈取装置で刈り取りされた穀稈を挟持レールと無端回動
帯とで挟持する状態で後方に搬送する挟持搬送装置を設
け、該挟持搬送装置の挟持箇所より下方で搬送穀稈の稈
身を細断する細断装置を設けるとともに、前記挟持搬送
装置の搬送終端より挟持状態の解除された搬送穀稈が落
下供給されるとともにその落下供給された搬送穀稈を横
方向に移送するオーガを設け、該オーガにより所定箇所
に移送された搬送穀稈を掻き込みながら後方の脱穀装置
へ搬送するフィードコンベアを備えたコンバインの刈取
前処理部構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のコンバインの刈取前処理
部構造にあっては、例えば特開平６‐３０３８２５号公
報に開示されているように、機体前方側から導入された
穀稈を引起し装置等で引起した状態で、その穀稈の株元
箇所を刈取装置で刈り取り、その刈り取られた穀稈を後
方のオーガへ搬送するための穀稈株元側を挟持する挟持
搬送装置や、穀稈穂先側を係止搬送する係止搬送装置を
設け、その搬送途中において、穀稈の稈身を切断し、穀
稈のうち穂先側のみをオーガに供給するようにして、脱
穀装置への穀稈供給量を極力少なくして、脱穀における
作業能率の向上を図るようにしたものが知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造のものにあっては、刈取穀稈をオーガへ供給する
ために搬送する装置が、穀稈の株元を挟持して搬送する
挟持搬送装置と、穀稈の穂先側を係止して搬送する係止
搬送装置とを上下に複数個設置して構成されているもの
であったため、構造的に複雑になるとともに、コストが
高くつくという不具合があった。又、挟持搬送装置や係
止搬送装置からオーガへ穀稈を供給する際には、その挟
持や係止が解除された状態で穀稈を搬送装置から離れる
ようにするのであるが、単に挟持や係止を解除しただけ
では搬送装置における爪等に穀稈が引っ掛かったりして
オーガへの穀稈の供給が円滑になされない虞れもあっ
た。

【０００４】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、刈取穀稈をオーガへ搬送供給する搬送装置を
簡易な構造にできるとともに、そのオーガへの穀稈供給
も搬送装置に引っ掛かったりすることなく良好に行うこ
とのできるコンバインの刈取前処理部構造の提供を目的
とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

（構成） 本発明の請求項１にかかるコンバインの刈取
前処理部構造は、機体の前方より導入された穀稈の株元
箇所を刈り取る刈取装置と、該刈取装置で刈り取りされ
た穀稈を挟持レールと無端回動帯とで挟持して後方に搬
送する挟持搬送装置と、該挟持搬送装置の挟持箇所より
下方で搬送穀稈を切断する切断装置と、前記挟持搬送装
置の搬送終端より挟持状態の解除された搬送穀稈が落下
供給されるとともにその落下供給された搬送穀稈を横方
向に移送するオーガと、該オーガにより所定箇所に移送
された搬送穀稈を掻き込みながら後方の脱穀装置へ搬送
するフィードコンベアとを備えたコンバインの刈取前処
理部構造であって、前記挟持搬送装置の搬送終端部に、
挟持状態の解除された搬送穀稈を前記オーガの供給位置
に跳ね飛ばす突起を備えた回転体を設けてあることを特
徴構成とする。

【０００６】（作用） 上記請求項１の構成によれば、
挟持搬送装置で刈取穀稈が挟持搬送されるのみならず、
その搬送の終端部において、挟持解除された穀稈をオー
ガの供給位置に跳ね飛ばす突起を備えた回転体を設けて
あるから、挟持搬送装置以外に穀稈を搬送可能な係止搬
送装置を設けなくても、その挟持が解除された状態で回
転体の突起によって穀稈はオーガに向けて跳ね飛ばされ
ることになり、挟持搬送装置の搬送爪等に穀稈が引っ掛
かることなく、オーガに供給される。

【０００７】（効果） 従って、上記請求項１の構成に
よれば、係止搬送装置を備えなくても挟持搬送装置のみ
での穀稈搬送が行えるので、部品点数を低減できるもの
であって、コストを低下できるとともに、挟持搬送装置
の終端部で穀稈の挟持が解除されたときでも、回転体の
突起によって、オーガに向けて穀稈が跳ね飛ばされるよ
に供給されるから、挟持解除された穀稈が挟持搬送装置
に絡み付いたりする不具合が解消できるに至った。

【０００８】（構成） 本発明の請求項２にかかるコン
バインの刈取前処理部構造は、請求項１に記載のものに
おいて、前記挟持搬送装置を構成する前記挟持レール
に、挟持搬送される穀稈の倒れ込みを穂先側で規制する
ガイド体を連設してあることを特徴構成とする。

【０００９】（作用） 上記請求項２の構成によれば、
挟持搬送装置を構成する挟持レールに、挟持搬送される
穀稈の倒れ込みを穂先側で規制するガイド体を連設して
あるから、単に挟持搬送装置により挟持されただけの穀
稈であっても、その挟持姿勢をガイド体によって搬送中
において安定的に維持することができる。

【００１０】（効果） 従って、上記請求項２の構成に
よれば、単に挟持搬送装置で挟持されただけの姿勢で穀
稈を搬送するものに比較して、穀稈が搬送途中で傾いた
りすることが回避できるものとなり、ガイド体によって
規制されて良好な姿勢のままで穀稈がオーガに供給さ
れ、挟持搬送途中で穀稈姿勢が傾くことにより挟持から
外れてオーガに供給される前に下方に穀稈が落下してし
まう等の不具合を解消できるに至った。

【００１１】（構成） 本発明の請求項３にかかるコン
バインの刈取前処理部構造は、請求項１又は２に記載の
ものにおいて、前記機体の前方より導入された穀稈を、
前記挟持搬送装置の搬送始端部へ向けて係止搬送する状
態で案内する係止搬送装置を設けるとともに、該係止搬
送装置の搬送終端部に、穀稈を掻き込みながら後方に送
り出す平歯車状の掻き込み回転体を設け、前記挟持レー
ルの搬送始端箇所より前方に延出した穀稈案内杆の先端
部を、平面視で前記掻き込み回転体の歯部の回転軌跡よ
り内方側に位置させてあることを特徴構成とする。

【００１２】（作用） 上記請求項３の構成によれば、
機体の前方より導入された穀稈を、前記挟持搬送装置の
搬送始端部へ向けて係止搬送する状態で案内する係止搬
送装置を設けるとともに、該係止搬送装置の搬送終端部
に、穀稈を掻き込みながら後方に送り出す平歯車状の掻
き込み回転体を設け、挟持レールの搬送始端箇所より前
方に延出した穀稈案内杆の先端部を、平面視で掻き込み
回転体の歯部の回転軌跡より内方側に位置させてあるか
ら、掻き込み回転体により後方へ送り出される穀稈がそ
の掻き込み回転体の掻き込み用の爪や歯からの係止が解
除されることなく連れ回りしてしまうことが穀稈案内杆
の先端部によって規制し、その穀稈案内杆に沿って案内
されて、穀稈は挟持搬送装置の搬送始端部に移動してい
くことになる。

【００１３】（効果） 従って、上記請求項３の構成に
よれば、穀稈が掻き込み回転体と連れ回りすることが規
制されて、良好にかつ確実性高く挟持搬送装置に送られ
てくることになるので、穀稈が不当に掻き込み回転体に
絡み付くという不具合を解消できるに至った。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１にコンバインを示している。
このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置１，１
に支持された機体２に、脱穀装置３、搭乗運転部４等を
搭載装備するとともに、機体２の前端部に、横軸芯Ｐ周
りで揺動昇降自在に刈取前処理部５を装着して構成して
いる。

【００１５】刈取前処理部５は、図１及び図２に示すよ
うに、機体２に横軸芯Ｐ周りで揺動可能に支持されるフ
レームケース６の前端部に、固定分草具７を左右に並設
するとともに、固定分草具７で分草された圃場の植立穀
稈を掻き込むリール８を設け、リール８で掻き込まれた
穀稈を後方に掻き込み搬送するように複数の係止突起付
きベルト９を左右に６個並設している。そして、各係止
突起付きベルト９の搬送終端部には、係止突起付きベル
ト９の駆動プーリ９Ａと同軸芯で連動して回転する平歯
車状の掻き込み回転体１０を設けるとともに、６個の掻
き込み回転体１０のうち、隣り合うもの同士が互いに掻
き込み用の歯１１‥の噛み合いで連動回転されるように
構成し、３組に分けた左右一対の掻き込み回転体１０，
１０の各組の噛み合い箇所より後方に搬送始端部を位置
設定した穀稈搬送用の挟持搬送装置１２を３個左右に並
設している。各挟持搬送装置１２の後端部から挟持の解
除された穀稈が落下供給されるオーガ１３を回転駆動さ
れる状態で横架するとともに、このオーガ１３により横
移送された穀稈を掻き込みながら前記脱穀装置３へ供給
するフィードコンベア１４を設け、さらに、前記掻き込
み回転体１０及び前記挟持搬送装置１２の搬送始端部の
直下方箇所に植立穀稈の株元を刈り取るバリカン型の刈
取装置１５を設け、挟持搬送装置１２で搬送されていく
穀稈の稈身の途中を切断する切断装置としての上下２段
のバリカン型の細断装置１６，１６を配設している。

【００１６】図３及び図４に示すように、前記掻き込み
回転体１０、係止突起付きベルト９の駆動プーリ９Ａは
回転自在に支持された立ち姿勢の回転軸１７に一体に設
けられているとともに、左右に６個並設されるこの回転
軸１７‥のうち、左から１番目、３番目、５番目の回転
軸１７には、前記挟持搬送装置１２を構成する無端回動
チェーン１２Ａの前端側で巻き掛ける駆動スプロケット
１２Ｂを一体回転可能に設けている。そして、各回転軸
１７を支持する筒支軸２５を前記フレームケース６より
立ち上げ、回転軸１７はこの筒支軸２５に遊転可能に嵌
挿されたものである。そして、各筒支軸２５の前部に
は、前記係止突起付きベルト９の従動プーリ９Ｂを回転
自在に支持するための支持フレーム１８を前方に延出す
る状態で片持ち支持している。又、前記挟持搬送装置１
２の駆動スプロケット１２Ｂを設けた回転軸１７の上端
部には、挟持搬送装置１２の従動スプロケット１２Ｃを
回転自在に支持するための第２支持フレーム１９を後方
に延出する状態で片持ち支持している。この第２支持フ
レーム１９はその後端側で図示しない支持フレーム等で
フレームケース６に支持している。そして、各係止突起
付きベルト９‥、掻き込み回転体１０及び挟持搬送装置
１２の駆動は、左右端部に位置する回転軸１７，１７が
機体２側より伝動機構（図示せず）を介して回転駆動さ
れ、その回転動力を各掻き込み回転体１０‥の歯合を通
して各回転軸１７‥に伝えることによって成される。

【００１７】図２乃至図４に示すように、各挟持搬送装
置１２は、前述したように、無端回動チェーン１２Ａを
前記駆動スプロケット１２Ｂと、従動スプロケット１２
Ｃとにわたって巻き掛け、この無端回動チェーン１２Ａ
の穀稈搬送経路ｒにおいて無端回動チェーン１２Ａに対
向する状態で挟持レール１２Ｄを、無端回動チェーン１
２Ａに対して遠近移動可能でかつ無端回動チェーン１２
Ａ寄りにスプリング１２Ｅで弾性付勢した状態で設けて
構成している。そして、挟持レール１２Ｄの前部に前方
に延出された状態で穀稈案内杆２０を連設している。こ
の穀稈案内杆は丸棒部材を曲げ加工したものであって、
その前端部は、挟持搬送装置１２を駆動する駆動スプロ
ケット１２Ｂを設けた側の掻き込み回転体１０と隣接す
る掻き込み回転体１０の掻き込み用の歯１１の回転軌跡
内に入り込むように設定している。これにより、その掻
き込み用回転体１０により掻き込まれた穀稈が歯１１か
ら抜けにくい場合でも穀稈案内杆２０の前端部で掻き込
み用回転体１０と連れ回りしないよう規制して、無端回
動チェーン１２Ａの搬送始端部へその穀稈を案内するよ
う歯１１との係止を解除することになる。さらに、挟持
レール１２Ｄには、図６に示すように、挟持レール１２
Ｄと無端回動チェーン１２Ａとの挟持搬送経路ｒの範囲
に相当するその上位箇所において搬送穀稈の穂先側の姿
勢が倒れ込みのないよう規制するための棒状部材製のガ
イド体２１を設けている。図３に示すように、このガイ
ド体２１の前端部は平面視で前端側ほど無端回動チェー
ン１２Ａから離れるように緩く湾曲し、ガイド体２１の
終端部は平面視で前記従動スプロケット１２Ｃに巻き込
みするがわに緩く湾曲している。そして、図３及び図５
に示すように、無端回動チェーン１２Ａの従動スプロケ
ット１２Ｃと一体回転する回転体としての放出爪付き回
転体２２を設けている。この放出爪付き回転体２２は、
その爪２２Ａの回転向きに対して先行する前縁２２ａの
形状が先端ほど回転方向に対して後退する湾曲縁となっ
ているとともに、板状部材で構成されている。尚、図４
中、１２Ｆは無端回動チェーン１２Ａのテンションプー
リである。

【００１８】上記構成により、リール８で掻き込みされ
て刈取前処理部５に導入される穀稈は、係止突起付きベ
ルト９で掻き込み搬送され、その係止突起付きベルト９
の搬送終端において、左右一対の掻き込み用回転体１０
によって後方へ向けての穀稈の掻き込みがなされ、次い
で挟持搬送装置１２に穀稈が挟持され、後方に搬送され
ていく。その挟持搬送装置１２において穀稈が挟持され
る位置の近傍において刈取装置１５で穀稈の刈取がなさ
れる。そして、挟持搬送装置１２で穀稈が挟持搬送され
ていく途中において細断装置１６，１６によって稈身の
途中箇所を細かく切断し、細断藁を圃場に落下させる。
挟持搬送装置１２で搬送される穀稈の穂先部分は、前記
ガイド体２１により姿勢が倒れないよう規制案内したま
ま搬送される。穀稈の挟持搬送装置１２における搬送終
端部では、挟持レール１２Ｄと無端回動チェーン１２Ａ
とによる挟持が解除されるとともに、放出爪付き回転体
２２によって、オーガ１３上に向けて放出される。その
際に、爪２２Ａの前縁２２ａが先端ほど後退する湾曲縁
に形成されているから、穀稈の爪２２Ａからのすり抜け
による離れが良いものとなっている。

【００１９】〔別の実施の形態〕 上記ガイド体を設けていないものでも良い。

【００２０】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】コンバインを示す全体側面図

【図２】刈取前処理部を示す縦断側面図

【図３】挟持搬送装置及び係止搬送装置等を示す平面図

【図４】掻き込み回転体及び挟持搬送装置を示す横断平
面図

【図５】挟持搬送装置の搬送終端部を示す縦断側面図

【図６】挟持搬送装置を示す縦断正面図

【符号の説明】

３ 脱穀装置 ９ 係止搬送装置 １０ 掻き込み回転体 １２ 挟持搬送装置 １２Ａ 無端回動帯 １２Ｄ 挟持レール １３ オーガ １５ 刈取装置 ２０ 穀稈案内杆 ２１ ガイド体 ２２ 回転体 ２２Ａ 突起

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 機体の前方より導入された穀稈の株元箇
   所を刈り取る刈取装置（１５）と、該刈取装置（１５）
   で刈り取りされた穀稈を挟持レール（１２Ｄ）と無端回
   動帯（１２Ａ）とで挟持して後方に搬送する挟持搬送装
   置（１２）と、該挟持搬送装置（１２）の挟持箇所より
   下方で搬送穀稈を切断する切断装置（１６）と、前記挟
   持搬送装置（１２）の搬送終端より挟持状態の解除され
   た搬送穀稈が落下供給されるとともにその落下供給され
   た搬送穀稈を横方向に移送するオーガ（１３）と、該オ
   ーガ（１３）により所定箇所に移送された搬送穀稈を掻
   き込みながら後方の脱穀装置（３）へ搬送するフィード
   コンベア（１４）とを備えたコンバインの刈取前処理部
   構造であって、 前記挟持搬送装置（１２）の搬送終端部に、挟持状態の
   解除された搬送穀稈を前記オーガ（１３）の供給位置に
   跳ね飛ばす突起（２２Ａ）を備えた回転体（２２）を設
   けてあるコンバインの刈取前処理部構造。
2. 【請求項２】 前記挟持搬送装置（１２）を構成する前
   記挟持レール（１２Ｄ）に、挟持搬送される穀稈の倒れ
   込みを穂先側で規制するガイド体（２１）を連設してあ
   る請求項１記載のコンバインの刈取前処理部構造。
3. 【請求項３】 前記機体の前方より導入された穀稈を、
   前記挟持搬送装置（１２）の搬送始端部へ向けて係止搬
   送する状態で案内する係止搬送装置（９）を設けるとと
   もに、該係止搬送装置（９）の搬送終端部に、穀稈を掻
   き込みながら後方に送り出す平歯車状の掻き込み回転体
   （１０）を設け、前記挟持レール（１２Ｄ）の搬送始端
   箇所より前方に延出した穀稈案内杆（２０）の先端部
   を、平面視で前記掻き込み回転体（１０）の歯部の回転
   軌跡より内方側に位置させてある請求項１又は２記載の
   コンバインの刈取前処理部構造。