JP3310237B2 - モータ部品及びその製造方法 - Google Patents

モータ部品及びその製造方法

Info

Publication number
JP3310237B2
JP3310237B2 JP15975099A JP15975099A JP3310237B2 JP 3310237 B2 JP3310237 B2 JP 3310237B2 JP 15975099 A JP15975099 A JP 15975099A JP 15975099 A JP15975099 A JP 15975099A JP 3310237 B2 JP3310237 B2 JP 3310237B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hoop material
end frame
brush holder
hoop
motor component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15975099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000350400A (ja
Inventor
正明 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP15975099A priority Critical patent/JP3310237B2/ja
Publication of JP2000350400A publication Critical patent/JP2000350400A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3310237B2 publication Critical patent/JP3310237B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に特開平9−16368
9号公報において、組付部品又は半組立品を搬送するた
めの工程搬送設備の小型化を図ることができる電動モー
タの製造方法を提案している。この方法は、フープ材を
プレス加工機に通し、同プレス加工機によりフープ材に
ベース部品を形成する。このフープ材に形成されるベー
ス部品は、ヨークハウジング及びエンドフレームであ
る。ヨークハウジングは、長手方向に一定の間隔で深絞
り加工にて形成される。又、エンドフレームも、ヨーク
ハウジングと並設するように長手方向に一定の間隔で深
絞り加工にて形成される。
【0003】そして、ヨークハウジング及びエンドフレ
ームが形成されたフープ材を各組付工程に搬送し、その
各組付工程においてフープ材に形成されたベース部品に
対して組付部品又は半組立品を組み付けるようにしたも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、深絞り加工
にて形成されたヨークハウジング及びエンドフレームは
フープ材につながっている。しかしなから、ヨークハウ
ジング及びエンドフレームの形状によっては、フープ材
に対して四方から支持されず、不安定な状態で支持され
ている場合が生じていた。
【0005】特に、エンドフレームは、ブラシホルダを
取り付けるために一部が切り欠かれた状態に形成される
ため、フープ材に対して非常に不安定な状態で支持され
ている。従って、フープ材に形成された各エンドフレー
ムに対して組付部品又は半組立品を組み付ける際に安定
した組み付けができなかった。
【0006】本発明の目的は、各エンドフレームをフー
プ材に対して安定な状態で支持することができるモータ
部品及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、フープ材に連続して絞り成形された一側が切り欠か
れて切り欠き部が形成された半カップ状のエンドフレー
ム本体に対して前記切り欠き部にアウトサート成形にて
ブラシホルダを形成したモータ部品において、前記ブラ
シホルダからフープ材の基材まで延びる補強材を成形し
たモータ部品をその要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のモータの部品において、フープ材は一定の長さを有
し、その一定の長さの間に複数個のエンドフレーム本体
が形成されたものであり、そのフープ材の少なくとも搬
送方向側の端部に乗り上げ防止用突起を成形したモータ
部品をその要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、フープ材に連続
して絞り成形された一側が切り欠かれて切り欠き部が形
成された半カップ状のエンドフレーム本体に対して前記
切り欠き部にアウトサート成形にてブラシホルダを形成
したモータ部品の製造方法において、前記アウトサート
成形の際、ブラシホルダからフープ材の基材まで延びる
補強材を成形したモータ部品の製造方法をその要旨とす
る。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のモータ部品の製造方法において、フープ材は一定の長
さを有し、その一定の長さの間に複数個のエンドフレー
ム本体が形成されたものであり、そのフープ材の少なく
とも搬送方向側の端部に乗り上げ防止用突起を、アウト
サート成形の際に合わせて成形したモータ部品の製造方
法をその要旨とする。
【0011】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
半カップ状のエンドフレーム本体の切り欠き部側はブラ
シホルダから延びる補強材を介してフープ材の基材に連
結される。従って、エンドフレーム本体の切り欠き部側
はフープ材に対して安定な状態で支持される。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、先に搬送
されて待機しているフープ材の後端に後続のフープ材の
先端部が当たった時、後続のフープ材の先端部が待機し
ているフープ材の上に乗り上がろうとする時、端部に設
けた乗り上げ防止用突起によりその乗り上がりが規制さ
れる。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、エンドフ
レーム本体の切り欠き部側を安定に支持する補強材は、
ブラシホルダとともにをアウトサート成形にて形成され
る。従って、補強材ためだけの成形工程を追加すること
なく該補強材を成形することができる。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、乗り上げ
防止用突起は、ブラシホルダとともにをアウトサート成
形にて形成される。従って、乗り上げ防止用突起ためだ
けの成形工程を追加することなく該乗り上げ防止用突起
を成形することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、小型直流モータの外観を
示す斜視図を示す。図1において、モータ1のモータハ
ウジング2は、ヨークハウジング3とエンドフレーム4
とから構成され、ヨークハウジング3とエンドフレーム
4とで形成された空間に電機子が回転可能に収容され
る。
【0016】エンドフレーム4は全体がカップ形状をな
し、図2に示すように、鉄製のエンドフレーム本体5と
電気的絶縁材料よりなる合成樹脂製のブラシホルダ6よ
りなる。エンドフレーム本体5は、図3に示すように、
その外側面7の中央部分に筒状のボス部8が形成されて
いる。ボス部8は、図1に示すように、その内側に電機
子の回転軸9を支持する軸受10が配設されるようにな
っている。エンドフレーム本体5はその一側が切り欠か
れて切り欠き部11が形成された半カップ形状であっ
て、その切り欠き部11の切り欠き縁11aの中央部分
から折り曲げ片12が延出形成されている。折り曲げ片
12は、三角形状を基部13と、その基部13の先端か
ら延びる先端部14を有している。そして、折り曲げ片
12の基部13は、前記外側面7と面一となるように延
出形成されている。又、折り曲げ片12の先端部14は
基部13から下方に屈曲形成されている。
【0017】又、その切り欠き部11の切り欠き縁11
aの両側部には、それぞれ切り込み15が形成されてい
る。切り込み15は長方形の空間を形成している。切り
込み15の入り口部分は、前記空間を狭くするように突
出部16が延出形成されている。
【0018】突出部16及びその周囲部分の外側面7
は、凹設されて第1凹部17が形成されている。又、前
記切り込み15の外周縁部分であって第1凹部17と反
対側の外側面7も、同様に凹設されて第2凹部18が形
成されている。従って、図3に示すように、第1及び第
2凹部17,18の面は、外側面7より一段低くなる。
【0019】エンドフレーム本体5の外側面7であっ
て、前記ボス部8を挟んで相対向する位置に樹脂導入穴
19が貫通形成されている。又、一対の樹脂導入穴19
の隣接した位置には、治具挿入穴20が形成されてい
る。
【0020】次に、エンドフレーム本体5に形成される
ブラシホルダ6について説明する。ブラシホルダ6は、
エンドフレーム本体5の切り欠き部11側に形成され
る。ブラシホルダ6は、その基端部が前記切り欠き部1
1の切り欠き縁11aから前方に延出された後に下方に
延出形成された側壁部21が形成されている。前記切り
欠き部11から延出形成された折り曲げ片12は側壁部
21に内在される。この時、図8に示すように、側壁部
21は折り曲げ片12の基部13から下方に屈曲した先
端部14を内在する。つまり、側壁部21は、その上側
面22がエンドフレーム本体5の外側面7と面一になる
ように形成されている。
【0021】側壁部21の上部両側部には前記切り込み
15側まで延出形成された上壁部23が形成されてい
る。上壁部23の外側は、切り込み15を塞ぐとともに
前記第1及び第2凹部17,18を埋設していて、その
上壁部23の外側面24はエンドフレーム本体5の外側
面7と面一になるように形成されている。上壁部23の
内側は、前記第1及び第2凹部17,18が埋設された
埋設部分と協働して切り込み15の回り及び突出部16
を挟み込むようになっている。従って、側壁部21と上
壁部23とを有するブラシホルダ6の中央部におけるエ
ンドフレーム本体5に対する上下方向及び前後方向の連
結は、折り曲げ片12の内在によって強固なものとな
る。又、ブラシホルダ6の両側部におけるエンドフレー
ム本体5に対する上下方向及び前後方向の連結は、前記
第1及び第2凹部17,18が埋設された埋設部分と切
り込み15の回り及び突出部16の挟み込みによって強
固なものとなる。
【0022】又、図6に示すように、上壁部23の内側
は、前記側壁部21の内側とでターミナル収容部25を
形成している。このターミナル収容部25には、ブラシ
を保持するブラシスプリングに一体成形されたターミナ
ルが収容される。又、ターミナル収容部25には、前記
上壁部23を貫通する雄型端子貫通孔26が形成されて
いるとともに、前記側壁部21を貫通する雌型端子貫通
孔27が形成されている。
【0023】前記エンドフレーム本体5のボス部8の外
周には、支持用ボス28が形成されている。支持用ボス
28は該モータ1の取付箇所の制約によって形成される
ものであって、本実施形態ではボス部8の外形を大きく
して支持され易くするために形成されている。支持用ボ
ス28は、本実施形態では、前記ブラシホルダ6と同じ
材質で形成され、ブラシホルダ6を成形する際に同時に
成形される。つまり、支持用ボス28は、図6、図7に
示すように前記樹脂導入穴19を介してブラシホルダ6
のターミナル収容部25とつながっていて、後記するア
ウトサート成形にてブラシホルダ6を成形する際に樹脂
導入穴19を介して樹脂が回し込まれて支持用ボス28
が形成される。従って、この場合、ブラシホルダ6は樹
脂導入穴19を介して支持用ボス28と連結されている
ため、より強固にエンドフレーム本体5に連結されるこ
とになる。
【0024】次に、エンドフレーム4の製造方法につい
て説明する。図9において、フープ材31は、鉄製の帯
状板材であって、複数のエンドフレーム本体5及びヨー
クハウジング3が長手方向に一定の間隔で形成されてい
る。このフープ材31に形成された複数のエンドフレー
ム本体5及びヨークハウジング3は、プレス加工機の深
絞り加工によって形成される。
【0025】そして、この1つのフープ材31は、その
フープ材31に形成したエンドフレーム本体5にブラシ
ホルダ6を形成するためのアウトサート成形工程に移
る。アウトサート成形は、フープ材31に形成された各
エンドフレーム本体5に対して行い、そのための金型が
用意されている。
【0026】図10は、フープ材31に形成された各エ
ンドフレーム本体5に対してブラシホルダ6が形成され
た状態を示す斜視図である。図10において、ブラシホ
ルダ6を構成する側壁部21の前側中央部には、ブラシ
ホルダ6と同じ材質の補強材としての連結体29が前方
に延出形成されている。連結体29の先端部は、フープ
材31の基材31aを挟み込むように形成されている。
従って、ブラシホルダ6は、連結体29を介してフープ
材31の基材31aに対して連結支持されている。その
結果、各エンドフレーム本体5にブラシホルダ6をアウ
トサート成形したフープ材31を、次の組み立て工程に
搬送する際、各エンドフレーム本体5が振動することな
く安定した状態で搬送させることができる。又、フープ
材31を移動させながら、アウトサート成形後の各エン
ドフレーム本体5に対して組付部品又は半組立品を組み
付ける際にも、各エンドフレーム本体5が安定している
ため、その組み付け作業は効率よく行うことができる。
【0027】図10において、前記フープ材31の搬送
方向側端部の下面及び上面(図10において右側端部の
下面及び上面)には、乗り上げ防止用突起30が形成さ
れている。乗り上げ防止用突起30はブラシホルダ6と
同じ材質で形成されている。そして、乗り上げ防止用突
起30は、フープ材31に形成された各エンドフレーム
本体5のうち最も搬送方向側のエンドフレーム本体5に
形成されたブラシホルダ6から延びた前記連結体29の
先端面に形成されている。そして、図13に示すよう
に、フープ材31の上面に形成された乗り上げ防止用突
起30の厚さは、同じくフープ材31の上面に形成され
た連結体29の厚さより厚く形成されている。同様に、
フープ材31の下面に形成された乗り上げ防止用突起3
0の厚さは、同じくフープ材31の下面に形成された連
結体29の厚さより厚く形成されている。
【0028】つまり、ブラシホルダ6をアウトサート成
形したフープ材31を、次の組み立て工程に搬送する
と、図13に示すように該フープ材31の先端31bが
先に搬送されて待機しているフープ材31の後端31c
に当たる。この時、このフープ材31の先端31bが先
に待機しているフープ材31の上面、又は、先に待機し
ているフープ材31の後端31cが後続のフープ材31
の上面に乗り上がろうとするが、厚みのある乗り上げ防
止用突起30にて規制されるようになっている。
【0029】図11は、ブラシホルダを成形する金型を
フープ材31の長手方向に縦断した金型の要部側断面を
示し、図12は、ブラシホルダを成形する金型をフープ
材31の長手方向に対して直交方向に横断断した金型の
要部正断面を示す。
【0030】金型32は、下型33と上型34とからな
る。下型33はフープ材31の下側に配設され、エンド
フレーム本体5を支持するための凸部35が形成されて
いる。又、下型33は、前記側壁部21、上壁部23、
ターミナル収容部25等からブラシホルダ6を形成する
ための凹部36が形成されているとともに、ターミナル
収容部25から樹脂導入穴19を介して支持用ボス28
を形成するため連通路37が形成されている。
【0031】一方、上型34は、フープ材31の上側に
配設され、エンドフレーム本体5を支持するための凹部
38が形成されている。又、上型34は、前記ブラシホ
ルダ6を形成するための凹部39が形成されているとと
もに、支持用ボス28を形成するため凹部40が形成さ
れている。そして、凸部35、各凹部36,38,3
9,40及び連通路37がブラシホルダ6及び支持用ボ
ス28を成形する際のキャビティ41,42となる。
【0032】又、図11に示すように、下型33と上型
34で形成されるランナー43は、ゲート44からフー
プ材31の一部が介在するように同フープ材31まで形
成されている。そして、上型34には、前記ランナー4
3につながる導入路45が形成され、同導入路45を介
して射出装置から樹脂が注入されるようになっている。
尚、最も搬送方向側のブラシホルダ6を成形するための
ランナー43の右端には、図11に示すように、凹部4
6が形成されている。
【0033】従って、導入路45を介して注入された樹
脂は、ランナー43、ゲート44を介してブラシホルダ
6を成形するキャビティ41に充填される。又、キャビ
ティ41に充填された樹脂の一部は、図12に示すよう
に連通路37及び樹脂導入穴19を介して支持用ボス2
8を成形する際のキャビティ42に充填される。
【0034】そして、各キャビティ41,42に充填さ
れた樹脂は硬化する。これによって、図10に示すよう
に、フープ材31に形成された各エンドフレーム本体5
に対してブラシホルダ6と支持用ボス28が同時にアウ
トサート成形される。この時、ゲート44とランナー4
3内で硬化した樹脂によって、ブラシホルダ6の側壁部
21とフープ材31とを連結する連結体29が形成され
る。さらに、ランナー43内の凹部46で硬化した樹脂
によって、乗り上げ防止用突起30が形成される。
【0035】このように、フープ材31の各エンドフレ
ーム本体5にアウトサート成形にてブラシホルダ6が形
成されると、同フープ材31は、搬送ベルト等の搬送装
置にて次の組立工程に案内される。そして、組立工程に
おいて、フープ材31の各ヨークハウジング3及びブラ
シホルダ6が形成された各エンドフレーム本体5(エン
ドフレーム4)に組み付け部品等が組み付けられる。つ
まり、各ヨークハウジング3には電機子が組み付けら
れ、エンドフレーム4にはブラシを取着したターミナル
が組み付けられる。そして、フープ材31からエンドフ
レーム4が切り離され、その切り離されたエンドフレー
ム4をフープ材31上のヨークハウジング3にカシメ固
着して、最後に、フープ材31からヨークハウジング3
が切り離されて図1に示すモータ1が完成する。
【0036】次に、上記のように構成した実施形態の特
徴を以下に記載する。 (1)本実施形態では、フープ材31に設けられた複数
のエンドフレーム本体5に形成したブラシホルダ6を連
結体29を介してフープ材31の基材31aに対して連
結支持するようにした。従って、各エンドフレーム本体
5にブラシホルダ6をアウトサート成形したフープ材3
1を、各エンドフレーム本体5を振動させることなく安
定した状態で次の組み立て工程に搬送させることすがで
きる。又、移動しながらフープ材31を移動させなが
ら、アウトサート成形後の各エンドフレーム本体5に対
して組付部品又は半組立品を組み付ける際にも、各エン
ドフレーム本体5が安定した状態で組み付け作業が行う
ことができる。
【0037】(2)本実施形態では、フープ材31の搬
送方向側端部の下面及び上面に、乗り上げ防止用突起3
0を形成した。従って、ブラシホルダ6をアウトサート
成形したフープ材31を、次の組み立て工程に搬送した
場合において、該フープ材31の先端31bが先に搬送
されて待機しているフープ材31の後端31cに当たっ
た時、この乗り上げ防止用突起30によって、いずれか
一方のフープ材31が他方のフープ材31の上に乗り上
がるいったことがない。従って、各フープ材31は整然
と搬送され作業効率の向上を図ることができる。
【0038】(3)本実施形態では、ブラシホルダ6を
成形する時に、合わせて連結体29と乗り上げ防止用突
起30をブラシホルダ成形樹脂で成形するようにした。
つまり、連結体29又は乗り上げ防止用突起30のため
だけの成形工程を追加することなく成形することができ
ようにした。従って、成形工程を増やすことなく作業効
率の向上を図ることができるモータ部品を製造すること
ができる。
【0039】尚、発明の実施の形態は、上記実施形態に
限定されるものではなく以下のように実施してもよい。 ・上記実施形態では、フープ材31には、ヨークハウジ
ング3が合わせて形成されていたが、エンドフレーム本
体5のみが形成されたフープ材を使用して実施してもよ
い。この場合にも前記実施形態と同様な効果を奏する。
【0040】・上記実施形態のフープ材31に形成した
ヨークハウジング3とエンドフレーム本体5の数は特に
限定されるものではなく適宜変更して実施してもよい。
又、フープ材31は有限長でなくてもよく、ロール状に
巻かれた帯状のものであってもよい。尚、フープ材31
が有限長でない場合には、乗り上げ防止用突起30を形
成する必要がない。
【0041】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、各エン
ドフレームをフープ材に対して安定な状態で支持するこ
とができる。
【0042】請求項2に記載の発明によれば、先に搬送
されて待機しているフープ材の後端に後続のフープ材の
先端部が当たった時、いずれか一方のフープ材が他方の
フープ材の乗り上がりを規制することができる。
【0043】請求項3に記載の発明によれば、成形工程
を追加することなく各エンドフレームをフープ材に対し
て安定な状態で支持することができる該補強材を成形す
ることができる。
【0044】請求項4に記載の発明によれば、成形工程
を追加することなく乗り上げ防止用突起を成形すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態を説明するためのモータの斜視図
【図2】エンドフレームの斜視図
【図3】エンドフレーム本体の斜視図
【図4】エンドフレームの平面図
【図5】エンドフレームの正面図
【図6】エンドフレームの底面図
【図7】エンドフレームの正断面図
【図8】エンドフレームの側断面図
【図9】ブラシホルダ成形前のフープ材の斜視図
【図10】ブラシホルダ成形後のフープ材の斜視図
【図11】ブラシホルダ成形金型を説明するための要部
側断面図
【図12】ブラシホルダ成形金型を説明するための要部
正断面図
【図13】乗り上げ防止用突起を説明するための要部斜
視図
【符号の説明】
1…モータ、2…モータハウジング、3…ヨークハウジ
ング、4…エンドフレーム、5…エンドフレーム本体、
6…ブラシホルダ、21…側壁部、22…上側面、23
…上壁部、24…外側面、25…ターミナル収容部、2
8…支持用ボス、29…連結体、30…乗り上げ防止用
突起、31…フープ材、32…金型、33…下型、34
…上型、37…連通路、41,42…キャビティ、43
…ランナー、44…ゲート、45…導入路。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フープ材(31)に連続して絞り成形さ
    れた一側が切り欠かれて切り欠き部(11)が形成され
    た半カップ状のエンドフレーム本体(5)に対して前記
    切り欠き部(11)にアウトサート成形にてブラシホル
    ダ(6)を形成したモータ部品において、 前記ブラシホルダ(6)からフープ材(31)の基材
    (31a)まで延びる補強材(29)を成形したことを
    特徴とするモータ部品。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモータ部品において、 フープ材(31)は一定の長さを有し、その一定の長さ
    の間に複数個のエンドフレーム本体(5)が形成された
    ものであり、そのフープ材(31)の少なくとも搬送方
    向側の端部に乗り上げ防止用突起(30)を、アウトサ
    ート成形の際に合わせて成形したことを特徴とするモー
    タ部品。
  3. 【請求項3】 フープ材(31)に連続して絞り成形さ
    れた一側が切り欠かれて切り欠き部(11)が形成され
    た半カップ状のエンドフレーム本体(5)に対して前記
    切り欠き部(5)にアウトサート成形にてブラシホルダ
    (6)を形成したモータ部品の製造方法において、 前記アウトサート成形の際、ブラシホルダ(6)からフ
    ープ材(31)の基材(31a)まで延びる補強材(2
    9)を成形したことを特徴とするモータ部品の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のモータ部品の製造方法
    において、 フープ材(31)は一定の長さを有し、その一定の長さ
    の間に複数個のエンドフレーム本体(5)が形成された
    ものであり、そのフープ材(31)の少なくとも搬送方
    向側の端部に乗り上げ防止用突起(30)を、アウトサ
    ート成形の際に合わせて成形したことを特徴とするモー
    タ部品の製造方法。
JP15975099A 1999-06-07 1999-06-07 モータ部品及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3310237B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15975099A JP3310237B2 (ja) 1999-06-07 1999-06-07 モータ部品及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15975099A JP3310237B2 (ja) 1999-06-07 1999-06-07 モータ部品及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000350400A JP2000350400A (ja) 2000-12-15
JP3310237B2 true JP3310237B2 (ja) 2002-08-05

Family

ID=15700453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15975099A Expired - Fee Related JP3310237B2 (ja) 1999-06-07 1999-06-07 モータ部品及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3310237B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000350400A (ja) 2000-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0277854B1 (fr) Procédé de réalisation de cartes à mémoire et cartes obtenues par la mise en oeuvre dudit procédé
US7948771B2 (en) Electrical component and method for making the same
EP0853356B1 (en) A connector producing method and a connector produced by insert molding and a use thereof
JPH04181676A (ja) 電気コネクタとその製作方法
US5779505A (en) Electrical connector terminal and method of making electrical connector with same
US5038468A (en) Method of insert molding with web placed in the mold
WO2011158746A1 (ja) ヒューズユニット、型構造及び型構造を用いた成形方法
JP3310237B2 (ja) モータ部品及びその製造方法
JP3708816B2 (ja) モータ部品の製造方法
CN1028269C (zh) 换向器
JPH08315899A (ja) カバー一体式圧接コネクタ
JP3378829B2 (ja) モータのエンドフレーム及びモータ部品の製造方法
JP3660234B2 (ja) モータ部品の製造方法
JP3660233B2 (ja) モータ部品の製造方法
JP3667626B2 (ja) モータ部品の製造方法
JPH06253910A (ja) 電極導体内蔵バンドの製造方法
JP4197388B2 (ja) インサート成形部品の生産方法
US20190044272A1 (en) Electrical connector with elongated positioning hole during manufacturing and method making the same
KR100829161B1 (ko) 코일 조립체의 제조방법
JP4430328B2 (ja) リードフレーム組立体
WO2007063654A1 (ja) コンタクトアセンブリ、コンタクトアセンブリの製造方法及び電気コネクタ
JP3405893B2 (ja) バルブソケットプラグ及びその製造方法
JP4219101B2 (ja) インサート部品を有する樹脂成形品の製造法
TWM356260U (en) Electrical connector made by injection molding
JP3493379B2 (ja) Smtコネクタ及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080524

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100524

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110524

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120524

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130524

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130524

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140524

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees