JP3310142B2 - トナー濃度センサー - Google Patents

トナー濃度センサー

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JP3310142B2 JP24480695A JP24480695A JP3310142B2 JP 3310142 B2 JP3310142 B2 JP 3310142B2 JP 24480695 A JP24480695 A JP 24480695A JP 24480695 A JP24480695 A JP 24480695A JP 3310142 B2 JP3310142 B2 JP 3310142B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー複写機、カ
ラープリンター等のカラー画像形成装置において、カラ
ー画像の形成に使用されるカラートナーおよび黒色トナ
ーの濃度を検出するために使用されるトナー濃度センサ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】カラー複写機では、通常、感光体ドラム
上に形成された静電潜像に、イエロー(Ye)、マゼン
タ(Mg)、シアン(Cy)の3色のカラートナーを選
択的に付着させてカラー画像を形成し、そのカラー画像
を転写紙等に転写するようになっている。このようなカ
ラー複写機では、これら3色のカラートナーによって、
黒色を含む全てのカラーが再現されるようになっている
が、黒色をより鮮明に表現するために、これら3色のカ
ラートナーとともに、黒色トナーも使用されるようにな
っている。
【0003】カラー複写機では、良好な色再現性を得る
ために、感光体ドラムに付着したカラートナーおよび黒
色トナーの濃度を検出するトナー濃度センサーが使用さ
れている。カラートナーおよび黒色トナーの濃度を検出
するトナー濃度センサーは、通常、モノクロ複写機にお
いて黒色トナーの濃度を検出するために使用されるトナ
ー濃度センサーと同様の構造になっている。
【0004】図(a)はカラートナーおよび黒色トナ
ーの濃度検出に使用される従来のトナー濃度センサーの
正面図、図(b)はその側面図である。このトナー濃
度センサー50は、感光体ドラム20の所定領域21に
付着したトナーに対して赤外光を照射する赤外発光ダイ
オード51と、その所定領域21に付着したトナー23
によって反射された赤外光を受光する赤外受光素子52
とがケース53内に配置された反射型センサーによって
構成されている。赤外発光ダイオード51は、感光体ド
ラム20におけるトナー23が付着される所定領域21
に対して、所定の傾斜角度で赤外光を照射するように配
置されており、また、赤外受光素子52は、感光体ドラ
ム20の所定領域21にて鏡面反射(正反射)される赤
外光を受光するように配置されている。
【0005】このようなトナー濃度センサー50では、
赤外発光ダイオード51から照射されて感光体ドラム2
0の所定領域21に付着したトナー23にて反射された
赤外光が赤外受光素子52にて受光されるようになって
おり、赤外受光素子52は、受光した赤外光の光量に対
応した電流を出力する。そして、赤外受光素子52の出
力電流に基づいて、感光体ドラム20の所定領域21に
付着したトナー23の濃度が検出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図は、黒色トナーの
分光反射率の概略を示すグラフ、図10は、感光体ドラ
ム20表面の分光反射率の概略を示すグラフである。黒
色トナーは、400〜900nmの波長の光に対して低
い反射率になっているが、感光体ドラム20の表面は、
波長が大きくなるにつれて反射率が順次大きくなってお
り、赤外領域の光に対しては、50%以上の反射率にな
っている。
【0007】感光体ドラム20の所定領域21にトナー
が付着していない場合には、赤外発光ダイオード51か
ら照射された赤外光は、感光体ドラム20の表面によっ
て鏡面反射されるとともに、感光体ドラム20の表面に
て拡散反射される。トナー濃度センサー50の赤外受光
素子52には、感光体ドラム20の表面にて鏡面反射し
た光と、感光体ドラム20の表面の反射率によって決ま
る拡散反射光とが受光される。
【0008】これに対して、感光体ドラム20の所定領
域21に黒色トナーが付着すると、黒色トナーの付着量
に応じて、感光体ドラム20の表面によって鏡面反射す
る赤外光の量が減少するとともに、感光体ドラム20の
表面および黒色トナーにて拡散反射する赤外光の量も減
少する。そして、黒色トナーの付着量(黒色トナーの濃
度)が増加すると、最終的には、黒色トナーによる拡散
反射光のみが赤外受光素子52によって受光されること
になる。
【0009】図11は、感光体ドラム20の表面に付着
した黒色トナーの濃度とトナー濃度センサー50(赤外
受光素子52)の出力電流との関係を示すグラフであ
る。感光体ドラム20に対する黒色トナーの付着量(黒
色トナー濃度)が増加すると、感光体ドラム20表面か
らの鏡面反射される光量が減少する。また、黒色トナー
に対する赤外光の反射率が感光体ドラム20表面に対す
る赤外光の反射率よりも小さくなっていることにより、
黒色トナーの付着量が増加すると、感光体ドラム20表
面および黒色トナーによって拡散反射される光量も減少
し、図11に示すように、トナー濃度センサー50の出
力電流は、トナー濃度にほぼ反比例して小さくなる。そ
して、黒色トナーの濃度がa(mg/cm2 )以上になれ
ば、トナー濃度センサー50の出力電流はほぼ一定にな
る。
【0010】次に、このようなトナー濃度センサー50
によって、感光体ドラム20に付着したカラートナーの
濃度を検出する場合について説明する。図12(a)は
イエロートナーの分光反射率の概略を示すグラフ、
(b)はマゼンタトナーの分光反射率の概略を示すグラ
フ、(c)はシアントナーの分光反射率の概略を示すグ
ラフである。イエロートナーは、500nm程度以下の
波長の光に対しては反射率が低く、マゼンタトナーは5
00〜600nm程度の波長の光に対しては反射率が低
く、シアントナーは600〜800nm程度の波長の光
に対しては反射率が低くなっている。従って、全てのカ
ラートナーは、赤外領域の光に対しては反射率が大き
く、また、図10に示した感光体ドラム20の表面の赤
外領域の光に対する反射率よりも大きくなっている。
【0011】このようなカラートナーでは、感光体ドラ
ム20の表面に対する付着量(カラートナー濃度)が増
加すると、感光体ドラム20表面による鏡面反射光量は
減少する。しかし、感光体ドラム20の表面による赤外
光の反射率よりも各カラートナーによる赤外光の反射率
が大きいために、感光体ドラム20に付着する各カラー
トナー量が増加すると、拡散反射される赤外光の光量が
増加することになる。そして、感光体ドラム20表面に
付着するカラートナー量が一定値以上になると、赤外受
光素子52には、感光体ドラム20表面からの鏡面反射
光は受光されず、カラートナーによる拡散反射光のみが
受光される状態になり、赤外受光素子52の出力電流は
一定になる。
【0012】カラートナー濃度に対するトナー濃度セン
サー50(赤外受光素子52)の出力電流の関係を図
に破線で示す。このように、カラートナーによる拡散
反射光量が増加することにより、トナー濃度センサー5
0の出力が一定になるカラートナーの濃度b(mg/cm2
)は、トナー濃度センサー50の出力が一定になる黒
色トナーの濃度a(mg/cm2 )よりも小さくなってお
り、カラートナーの濃度を狭い範囲でしか正確に検出す
ることができない。その結果、カラー複写機等のカラー
画像形成装置によって形成されるカラー画像の色再現性
を向上させることができないという問題がある。
【0013】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、黒色トナーの濃度のみならず、カ
ラートナーの濃度も広範囲にわたって正確に検出するこ
とができ、従って、カラー複写機等画像形成装置によっ
て形成されるカラー画像の色再現性を著しく向上させる
ことができるトナー濃度センサーを提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のトナー濃度セン
サーは、感光体上の所定領域に付着したトナーに対し
て、赤外光を照射する赤外発光ダイオードと、前記トナ
ーにて拡散反射される反射光を受光する赤外受光素子
と、を具備し、その赤外受光素子の出力に基づいて感光
体に付着したトナーの濃度を検出するトナー濃度センサ
ーであって、前記赤外発光ダイオードから発せられる赤
外光がレンズまたはスリットによって絞られ、前記赤外
発光ダイオードの光軸が、前記感光体表面における法線
に対して、10°以上30°以下の角度で傾斜してな
り、前記赤外受光素子の光軸が、前記法線に対して前記
赤外発光ダイオードの光軸と同方向で同一平面内に位置
、且つ該赤外発光ダイオードの光軸の傾斜角度よりも
大きく傾斜してなることを特徴とするものであり、その
ことにより上記目的が達成される。
【0015】また、前記赤外受光素子のカラートナー濃
度および黒色トナー濃度に応じた出力電流を、相互に異
なる増幅率によって増幅する一対の増幅器を備え、カラ
ートナー濃度に対する赤外受光素子の出力電流の変化量
Aが黒色トナー濃度に対する赤外受光素子の出力電流の
変化量Bよりも大きい場合に、前記変化量A,Bに基づ
き、黒色トナー濃度に対応する増幅器の増幅率をカラー
トナー濃度に対する増幅器の増幅率のA/B程度に設定
してなることを特徴とする。
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1はナー濃度センサーの一例を示す
概略正面図である。このトナー濃度センサー10は、例
えば、イエロー(Ye)、マゼンタ(Mg)、シアン
(Cy)の各カラートナーと黒色トナーとによってカラ
ー画像を形成するカラー複写機に設けられた感光体ドラ
ム20の所定領域21に対向して配置されている。感光
体ドラム21の所定領域には、カラー画像の形成とは関
係なく、イエロー、マゼンタ、シアンの各カラートナー
が付着されるとともに、黒色トナーが付着されるように
なっている。
【0020】トナー濃度センサー10は、感光体ドラム
20の所定領域21に付着したトナー23に赤外光を照
射する赤外発光ダイオード11と、感光体ドラム20の
所定領域21に付着したトナー23にて拡散反射される
反射光を受光する赤外受光素子12とが、ケース13内
に収容されて構成されている。赤外発光ダイオード11
および赤外受光素子12は、光軸が同一平面内に位置す
るように、ケース13内に収容されている。ケース13
には、赤外発光ダイオード11から照射される赤外光を
集光するためのレンズまたはスリット(図示せず)が、
赤外発光ダイオード11の発光面の前方に設けられてい
る。
【0021】
【0022】
【0023】図2は、各カラートナーの濃度および黒色
トナーの濃度とトナー濃度センサー10の出力電流との
関係を示すグラフである。黒色トナーの場合には、感光
体ドラム20表面における赤外光の反射率よりも、黒色
トナーによる赤外光の反射率が小さいために、図2に実
線で示すように、感光体ドラム20の所定領域21に付
着した黒色トナーの濃度が大きくなるほど、すなわち、
感光体ドラム20の所定領域21に付着した黒色トナー
量が多くなるほど、黒色トナーにて拡散反射される赤外
光量が減少し、赤外受光素子12の出力電流(トナー濃
度センサー10の出力電流)が減少する。そして、感光
体ドラム20表面にて拡散反射される赤外光が赤外受光
素子12にて受光されず、黒色トナーによる拡散反射光
のみが赤外受光素子12にて受光される状態になると、
黒色トナーの濃度が大きくなっても、トナー濃度センサ
ー10の出力は一定になる。
【0024】反対に、イエロー、マゼンタ、シアンの各
カラートナーの場合には、各カラートナーによる赤外光
の反射率は、感光体ドラム20の表面における赤外光の
反射率よりも大きいために、図2に破線で示すように、
感光体ドラム20の所定領域21に付着したカラートナ
ー濃度が大きくなるほど、すなわち、感光体ドラム20
の所定領域21に付着したカラートナー量が多くなるほ
ど、カラートナーにて拡散反射される赤外光量が増加
し、赤外受光素子12の出力電流(トナー濃度センサー
10の出力電流)が増加する。そして、感光体ドラム2
0表面にて拡散反射される赤外光が赤外受光素子12に
て受光されず、カラートナーにて拡散反射される赤外光
が赤外受光素子12にて受光される状態になると、カラ
ートナーの濃度が大きくなっても、トナー濃度センサー
10の出力は一定になる。
【0025】このように、感光体ドラム20表面および
その表面に付着したトナーによる拡散反射光を赤外受光
素子12によって受光する構成では、黒色トナーは、濃
度が増加するほど赤外受光素子12からの出力電流が減
少するのに対して、カラートナーは、濃度が増加するほ
ど赤外受光素子12からの出力電流が増加するようにな
っており、カラートナーの場合も、黒色トナーと同様
に、濃度a(mg/cm2 )になるまでは、赤外受光素子1
2からの出力電流がカラートナーの濃度に応じて変化す
るために、その濃度a(mg/cm2 ) までは、カラートナ
ー濃度を正確に検出することができる。従って、従来の
トナー濃度センサーによって正確に検出し得るカラート
ナーの濃度b(mg/cm2 ) よりも広範囲にわたってカラ
ートナーの濃度を正確に検出することができる。
【0026】図2に示すように、感光体ドラム20の表
面の赤外光の反射率が、カラートナーの赤外光の反射率
と黒色トナーの反射率の赤外光の反射率とのほぼ中間で
あれば、カラートナーの濃度に対する赤外受光素子12
の出力電流の変化量と、黒色トナーの濃度に対する赤外
受光素子12の出力電流の変化量とがほぼ等しくなる
が、感光体ドラム20の表面の赤外光の反射率が、黒色
トナーの赤外光の反射率に近い場合には、図3に示すよ
うに、カラートナーの濃度に対する赤外受光素子12の
出力電流の変化量Aが、黒色トナーの濃度に対する赤外
受光素子12の出力電流の変化量Bよりも大きくなる。
このような場合には、図4に示すように、赤外受光素子
12の出力電流を、電流−電圧変換器33によって電圧
に変換して、一対の増幅器31および32によって、そ
れぞれ、相互に異なる増幅率によって増幅する。そし
て、各増幅器31および32によって得られる各出力V
01およびV02が、カラートナー濃度および黒色トナー濃
度としてそれぞれ読み取られる。黒色トナー濃度に対応
する増幅器32の増幅率は、カラートナーの濃度に対す
る赤外受光素子12の出力電流の変化量Aと、黒色トナ
ーの濃度に対する赤外受光素子12の出力電流の変化量
Bとに基づいて、カラートナーの濃度に対する増幅器3
1の増幅率のA/B程度に設定すればよい。
【0027】ところで、感光体ドラム20の所定領域2
1に対して、傾斜状態になった赤外発光ダイオード11
から発せられる赤外光は、レンズまたはスリットによっ
て絞られた状態になっているものの、赤外光の指向性に
よって、±10°程度に広がった状態になる。このため
に、感光体ドラム20の表面による鏡面反射光が赤外受
光素子12に受光されないようにするためには、赤外発
光ダイオード11および赤外受光素子12の光軸は、感
光体ドラム20の放射方向に対して10°以上の角度で
傾斜させる必要がある。
【0028】また、赤外発光ダイオード11の光軸は、
感光体ドラム20の放射方向に対して傾斜した状態にな
っているために、赤外発光ダイオード11から発せられ
た赤外光は、感光体ドラム20の所定領域21に照射さ
れることにより、楕円形状のスポットになる。そして、
赤外発光ダイオード11から照射される赤外光の法線1
5に対する傾斜角度が大きくなるほど、楕円形状のスポ
ットの面積が大きくなる。スポットの面積が大きくなる
と、感光体ドラム20におけるトナーを付着させる所定
領域21の面積を大きくしなければ、所定領域21に付
着したトナーの濃度を正確に検出することができなくな
る。このように赤外光のスポット面積が大きくなると、
広い所定領域21に対して多量のトナーを付着させねば
ならず、経済性が損なわれる。
【0029】図5に示すように、感光体ドラム20の所
定領域に照射される赤外光のビーム幅をW、赤外光の楕
円形状になったスポットの長径をxとする。感光体ドラ
ム20の所定領域21に照射される赤外光の傾斜角度
は、赤外発光ダイオード11から照射される赤外光の法
線15に対する入射角度θに等しい。その結果、x=W
/cos θの関係が得られる。図6は、θ=0°とした場
合におけるスポットの長径(直径)xを100に正規化
して、スポットの長径xと赤外光の入射角度θとの関係
を示したグラフである。このグラフから、赤外光の入射
角度θが30°を越えると、入射角度θに対するスポッ
トの長径xが急激に大きくなるために、感光体ドラム2
0の表面における赤外光の法線に対する入射角度、すな
わち、感光体ドラム20に対する赤外発光ダイオード1
1の光軸の傾斜角度θは30°以下が好ましい。
【0030】なお、本発明のトナー濃度センサー10で
は、赤外発光ダイオード11から感光体ドラム20の所
定領域21に照射された赤外光が、感光体ドラム20の
表面鏡面反射されても、赤外受光素子12にて受光さ
れないように、赤外発光素子11および赤受光素子1
2の相対位置を設定すればよい。従って、赤外発光素子
11および赤光受光素子12の相対位置は、本発明に係
わる図7に示すように、トナー濃度センサー10の赤外
発光ダイオード11および赤外受光素子12を、それぞ
れの光軸が同一平面内に位置させて、法線15と各光軸
とのなす角度が異なるようにケース13内に配置するよ
うにすればよい。
【0031】ここで、図7に示すトナー濃度センサー1
0では、赤外発光ダイオード11の光軸が感光体ドラム
20の放射方向に沿った法線15に対して角度θ1 だけ
傾斜しているのに対して、赤外受光素子12の光軸は、
赤外発光ダイオード11の光軸と同方向に法線15に対
して角度θ2 (>θ1 )だけ傾斜した状態になってい
る。いずれの場合にも、赤外発光ダイオード11から照
射された赤外光は、感光体ドラム20の表面にて鏡面反
射されると、赤外受光素子12によっては受光されな
い。
【0032】
【発明の効果】本発明のトナー濃度センサーは、このよ
うに、赤外発光ダイオードから照射されて感光体表面に
て鏡面反射される赤外光が、受光素子によって受光され
ない状態になっているために、感光体に付着したトナー
の拡散反射される赤外光のみが受光素子にて受光される
ようになっているために、赤外光の反射率の低い黒色ト
ナーのみならず、赤外光の反射率の高いカラートナー
も、広範囲にわたって、濃度を正確に検出することがで
きる。その結果、カラー複写機等のカラー画像形成装置
により、色再現性に優れたカラー画像を形成することが
できる。
【0033】また、赤外受光素子の出力を、感光体の赤
外光の反射率と、カラートナーおよび黒色トナーの赤外
光の反射率に基づいて、異なる増幅率によって増幅する
ことにより、カラートナーと黒色トナーのそれぞれ濃度
をより一層確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ナー濃度センサーの一例を示す概略正面
ある。
【図2】 カラートナーの濃度および黒色トナーの濃度
とそのトナー濃度センサーの出力電流との関係をそれぞ
れ示すグラフである。
【図3】 感光体ドラム表面の反射率が異なる場合にお
けるカラートナーの濃度および黒色トナーの濃度とトナ
ー濃度センサーの各出力電流との関係をそれぞれ示すグ
ラフである。
【図4】 その場合のトナー濃度センサーの信号処理回
路のブロック図である。
【図5】 トナー濃度センサーの赤外発光ダイオードか
ら照射される赤外光の感光体ドラムに対する傾斜角度と
赤外光のスポット径の関係を示す概略図である。
【図6】 その赤外光の感光体ドラムに対する傾斜角度
と赤外光のスポット径の関係を示すグラフである。
【図7】 本発明のトナー濃度センサーの実施の形態を
示す正面図である。
【図8】 (a)は従来のトナー濃度センサーの一例を
示す正面図、(b)はその側面図である。
【図9】 黒色トナーの分光反射率の概略を示すグラフ
である。
【図10】 感光体ドラムの分光反射率の概略を示すグ
ラフである。
【図11】 黒色トナーの濃度およびカラートナーの濃
度と従来のトナー濃度センサーの出力電流との関係をそ
れぞれ示すグラフである。
【図12】 (a)はイエロートナーの分光反射率の概
略を示すグラフ、(b)はマゼンタトナーの分光反射率
の概略を示すグラフ、(c)はシアントナーの分光反射
率の概略を示すグラフである。
【符号の説明】
10 トナー濃度センサー 11 赤外発光ダイオード 12 赤外受光素子 13 ケース 20 感光体ドラム 21 所定領域 23 トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−95757(JP,A) 特開 平4−124798(JP,A) 特開 平6−59585(JP,A) 特開 平3−110450(JP,A) 特開 平6−66722(JP,A) 特開 平5−249787(JP,A) 特開 平4−268421(JP,A) 特開 平6−202418(JP,A) 特開 平5−322758(JP,A) 特開 昭60−98462(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/00 - 21/01 G01N 21/17 - 21/61 G03G 15/01 G03G 15/08 実用ファイル(PATOLIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上の所定領域に付着したトナーに
    対して、赤外光を照射する赤外発光ダイオードと、 前記トナーにて拡散反射される反射光を受光する赤外受
    光素子と、を具備し、 その赤外受光素子の出力に基づいて感光体に付着したト
    ナーの濃度を検出するトナー濃度センサーであって、 前記赤外発光ダイオードから発せられる赤外光がレンズ
    またはスリットによって絞られ、 前記赤外発光ダイオードの光軸が、前記感光体表面にお
    ける法線に対して、10°以上30°以下の角度で傾斜
    してなり、 前記赤外受光素子の光軸が、前記法線に対して前記赤外
    発光ダイオードの光軸と同方向で同一平面内に位置し
    且つ該赤外発光ダイオードの光軸の傾斜角度よりも大き
    く傾斜してなることを特徴とするトナー濃度センサー。
  2. 【請求項2】 前記赤外受光素子のカラートナー濃度お
    よび黒色トナー濃度に応じた出力電流を、相互に異なる
    増幅率によって増幅する一対の増幅器を備え、 カラートナー濃度に対する赤外受光素子の出力電流の変
    化量Aが黒色トナー濃度に対する赤外受光素子の出力電
    流の変化量Bよりも大きい場合に、 前記変化量A,Bに基づき、黒色トナー濃度に対応する
    増幅器の増幅率をカラートナー濃度に対する増幅器の増
    幅率のA/B程度に設定してなることを特徴とする請求
    項1に記載のトナー濃度センサー。
JP24480695A 1995-09-22 1995-09-22 トナー濃度センサー Expired - Fee Related JP3310142B2 (ja)

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