JP3308566B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JP3308566B2 JP19057591A JP19057591A JP3308566B2 JP 3308566 B2 JP3308566 B2 JP 3308566B2 JP 19057591 A JP19057591 A JP 19057591A JP 19057591 A JP19057591 A JP 19057591A JP 3308566 B2 JP3308566 B2 JP 3308566B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズ鏡筒、特に、固定
筒に複数の鏡筒を組み込んだレンズ鏡筒に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のレンズ鏡筒を示す縦断面図
であり、図5において、101はカム101aを有する
固定部材としての固定筒、103はカム101aに係合
するコロ102を有し固定筒101に組込んだ鏡筒、1
04はコロ102のリード溝102aに係合するカム1
04aを有し固定筒101の外側に直進可能に嵌合させ
た操作部材である。
【0003】上記の構成において、操作部材104を図
6Aに示す展開図の位置から図6Bに示す展開図の位置
に直進させると、コロ102がカム101aとカム10
4aの作用によって移動し、この移動にともなって、コ
ロ102を有する鏡筒103が光軸方向に移動してズー
ミングを行なうものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、固定筒に形成されたカムが1つであれば、こ
のカムに係合するコロに操作部材を組み込むことは安易
であるが、固定筒に形成されるカムが複数となり、その
各カムに係合するコロを有する鏡筒が複数になると、操
作部材は複数のコロに係合するように組み込まなければ
ならず、その組み込みが非常に困難であった。
【0005】そのため、光学性能上、1つの操作部材で
複数の鏡筒をそれぞれ独立に移動させたいという要望が
ある一方で、複数の鏡筒を移動させるための複数のカム
を固定筒に設けることは、操作部材の組み込み作業性の
点で難しく、両立しないという課題があった。
【0006】本発明は上記のような課題を解消するため
になされたもので、組み込みを容易化したレンズ鏡筒を
得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のレンズ
鏡筒は、軌跡の異なる複数の第1カムが形成された固定
部材と、前記複数の第1カムに各々係合するコロを有す
る複数の鏡筒と、前記複数の鏡筒のコロに係合する第2
カムを内径側に有した操作部材と、前記操作部材を前記
固定部材に対して回転或いは直進することにより、前記
の複数の鏡筒を前記固定部材の複数の第1カムと前記操
作部材の内径側の第2カムの差分で光軸方向に移動させ
るレンズ鏡筒において、前記各鏡筒のコロは前記第2の
カムと係合するためのリード溝を有し、該第2のカムの
一端は、該各コロのリード溝に係合して組込む為の抜け
部が形成されており、前記固定部材の複数の第1カム
ズーミングでの使用位置を越えた範囲にそれぞれ延長部
分を有し、前記延長部分に、前記複数の鏡筒を互いに当
接し且つ前記延長部分に前記各コロが位置した状態で、
該各コロが前記操作部材の第2カムに沿った方向に並
び、かつ前記リード溝が前記第2のカムに沿った方向に
直線上に並ぶように、前記延長部分を形成したことを特
徴としている。請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記操作部材の第2のカムは光軸に対し所定の傾き
をもつ直線状のカムであることを特徴としている。請求
項3の発明は請求項1の発明において、前記操作部材の
第2のカムは内径側に突出する突起状のカムであり、前
記第2のカムが当接すると前記第2のカムが各鏡筒のコ
ロの並びと同一直線状にくるような突起を前記固定部材
に設けたことを特徴としている。請求項4の発明は請求
項1の発明において、前記レンズ鏡筒はズームレンズ鏡
筒であり、前記操作部材はズーミング操作部材であるこ
とを特徴としている。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面について説明す
る。図1は本発明の特徴を最もよく表わす図面であり、
同図において、1はレンズ全体を支える固定部材として
の固定筒であり、二種の第1のカム1a,1b及び組込
時の位置決めとなる突起1cが形成されている。2,3
は第1のカム1a,1bにそれぞれ係合すると共にリー
ド溝2a,3aを有するコロ、4はレンズ6を保持し、
上記コロ2を有する第1鏡筒、5はレンズ7を保持し上
記コロ3を有する第2鏡筒、8は固定筒1の外側に光軸
方向に直進自在に嵌合させた操作環であり、コロ2,3
のリード溝2a,3aに係合する第2のカム8a及び固
定筒1に対し回転を規制し、光軸方向の直進のみを許容
するための直進溝8bを有する。9は固定筒1に一体的
に固定されるマウントであり、操作環8の直進溝8bに
係合して該操作環の光軸方向の直進のみを許容する直進
キー9aを有する。
【0009】図2A,図2Bは固定筒1に形成された第
1のカム1a,1bと操作環8に形成された第2のカム
8aの関係を表す展開図であり、図2Aはワイド状態
を、図2Bはテレ状態を表わしている。
【0010】上記の構成により、操作環8を直進させる
と、第2のカム8aと第1のカム1a,1bの関係から
それぞれに係合するコロ2,3を介して第1鏡筒4、第
2鏡筒5が移動して、ズーミングを行なうものである。
【0011】次に、本発明の特徴である操作環の組み込
みについて説明する。図3,図4A,図4Bは操作環8
の組込み時、固定筒1に対するコロ2,3及び鏡筒4,
5の状態を示している。この状態においてはマウント9
が固定筒1にとりつけられていないので、操作環8は回
転方向にも自由である。そこで、まず、鏡筒5を被写体
方向(図中で左側)に付勢し、移動すると、ズーミング
での通常の使用位置を越えて鏡筒5と鏡筒4は当接し、
鏡筒4を付勢方向に押し、共に移動する。コロ2がカム
1aの終点につきあたって、鏡筒4,5が共に所定位置
にセットされる。この所定位置にて、コロ2,3が操作
環8の第2のカム8aに沿った方向に並び、このコロ
2,3のそれぞれのリード溝2a,3aが略一直線にな
るように延長形成される。また、固定筒1の突起1cは
所定位置におけるコロ2,3のリード溝2a,3aの延
長線上に形成されている。
【0012】従って、鏡筒4、5を所定位置に付勢した
状態で操作環8を第2のカム8aが固定筒1の突起1c
に沿うように回しながら該固定筒の外側に組込むことに
より、第2のカム8aが、その一端の抜け部からコロ
2,3のリード溝2a,3aに容易に係合して操作環8
を固定筒1に容易に組込める。
【0013】なお、上記実施例では、移動する鏡筒は2
つであるが、鏡筒の数は3つ以上でも、それぞれの鏡筒
を一方向に付勢して定位置にセットした状態において、
それぞれの鏡筒のコロが操作環のカムに沿った方向に並
ぶように、固定筒に設けたカムを延長して形成しておけ
ば、上記実施例と同一の作用効果が得られるものであ
る。また、上記実施例では操作環は直進操作の場合を説
明したが、回転操作の場合でも同様でありことは言うま
でもない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は組込み作
業性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるレンズ鏡筒の縦断面図。
【図2】図1におけるレンズ鏡筒のズーミング動作を説
明する展開図。
【図3】本発明における操作部材の組み込みの手順を説
明する。
【図4】図3におけるレンズ鏡筒の組み込みの手順を説
明する展開図。
【図5】従来のレンズ鏡筒の縦断面図。
【図6】図5におけるレンズ鏡筒のズーミング動作を説
明する展開図。
【符号の説明】
1 固定筒 2,3 コロ 4,5 鏡筒 8 操作部材 1a,1b 第1のカム 1c 位置決め突起 8a 第2のカム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−33510(JP,A) 特開 昭61−5216(JP,A) 特開 平3−114013(JP,A) 実開 昭54−68632(JP,U) 実開 昭62−161209(JP,U) 実開 昭56−58622(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌跡の異なる複数の第1カムが形成され
    た固定部材と、前記複数の第1カムに各々係合するコロ
    を有する複数の鏡筒と、前記複数の鏡筒のコロに係合す
    る第2カムを内径側に有した操作部材と、前記操作部材
    を前記固定部材に対して回転或いは直進することによ
    り、前記の複数の鏡筒を前記固定部材の複数の第1カム
    と前記操作部材の内径側の第2カムの差分で光軸方向に
    移動させるレンズ鏡筒において、前記各鏡筒のコロは前記第2のカムと係合するためのリ
    ード溝を有し、該第2のカムの一端は、該各コロのリー
    ド溝に係合して組込む為の抜け部が形成されており、 前記固定部材の複数の第1カムズーミングでの使用位
    置を越えた範囲にそれぞれ延長部分を有し、前記延長部
    分に、前記複数の鏡筒を互いに当接し且つ前記延長部分
    に前記各コロが位置した状態で、該各コロが前記操作部
    材の第2カムに沿った方向に並び、かつ前記リード溝が
    前記第2のカムに沿った方向に直線上に並ぶように、前
    記延長部分を形成したことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 前記操作部材の第2のカムは光軸に対し
    所定の傾きをもつ直線状のカムであることを特徴とする
    請求項1のレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 前記操作部材の第2のカムは内径側に突
    出する突起状のカムであり、前記第2のカムが当接する
    と前記第2のカムが各鏡筒のコロの並びと同一直線状に
    くるような突起を前記固定部材に設けたことを特徴とす
    る請求項1のレンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 前記レンズ鏡筒はズームレンズ鏡筒であ
    り、前記操作部材はズーミング操作部材であることを特
    徴とする請求項1のレンズ鏡筒。
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