JP3308506B2 - 射出成形機における多数回射出装置 - Google Patents
射出成形機における多数回射出装置Info
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Description
る多数回射出装置に関するものである。
た射出容量を有しており、一定の射出容量で成形される
製品を製造するようにしている。
従来の射出成形機で定格射出容量以上の成形が必要とな
った場合には、当然ショート成形となり、良品はとれな
いことになる。
イントリュージョン装置といったものがある。
置による射出工程の模式図である。
102はスクリュ、103は溶融樹脂、104はノズ
ル、105は金型、106はスプルーである。
スクリュ102を設定時間、回転数分だけ回転させて、
その力で金型105内に樹脂103を流す。
出工程を行う。
置は、樹脂の供給量が不安定であり、また、樹脂供給量
が圧損に影響され、限界があり、成形によっては予定し
た成形ができないものがある。
容量以上の成形ができ、かつ安定した成形ができる射出
成形機における多数回射出装置を提供することを目的と
する。
成するために、 〔1〕射出成形機における多数回射出装置において、各
種の射出条件を設定する複数回射出設定器と回数カウン
ト設定器と複数回射出制御部を有し、この複数回射出制
御部からの情報により、一つの成形品に対し計量工程、
射出工程を複数回行って、複数回射出成形を行う射出制
御装置とを具備するようにしたものである。
る多数回射出装置において、前記各種の射出条件は、射
出回数、スクリュ速度、スクリュ位置、射出圧力、保圧
時間、計量回転数、射出遅延時間、計量位置である。
る多数回射出装置において、前記複数回射出制御部の制
御により、複数回射出のストローク、回数を自在に変更
可能にしたものである。
る多数回射出装置において、前記複数回射出制御部の制
御により、速度制御、又は圧力制御による射出を前記複
数回射出設定器により設定可能にするようにしたもので
ある。
面を参照しながら詳細に説明する。
おける多数回射出システムの構成図である。
複数回射出制御部、21は回数カウント設定器であり、
複数回射出のカウントをする。22は複数回射出設定
器、23は記憶装置であり、複数回射出設定器22より
複数回射出制御部20へ入力される、射出回数N、スク
リュ速度V1、スクリュ位置D1、射出圧力P1、保圧
時間St1、計量回数Mn、多数回射出の遅延時間Ts
1、計量位置Mp1などを記憶するものである。24は
複数回射出設定器22より複数回射出制御部20へ入力
される、射出回数N、スクリュ速度V1、スクリュ位置
D1、射出圧力P1、保圧時間St1、計量回数Mn、
射出遅延時間Ts1、計量位置Mp1などを表示する表
示装置(液晶画面やCRT)である。
モータ制御装置31、射出用モータ制御装置32などを
有している。計量用モータ制御装置31は、図2に示す
射出成形機I内の計量用モータ1を制御して、計量工程
を実施する。射出用モータ制御装置32は射出成形機I
内の射出用モータ10を制御して、射出・保圧工程を実
施する。35は通常射出設定器であり、射出速度V2、
スクリュ位置D2、射出圧力P2、保圧時間St2、射
出遅延時間Ts2、計量位置Mp2などを設定する。
構成例を示す図である。
方部に計量用モータ1が、後方部に射出用モータ10
が、互いに同一軸心に配置される。計量用モータ1はフ
ロントフレームBに固定されたステータ2、及びこのス
テータ2の内周側に配置されたロータ3からなり、射出
用モータ10は、リアフレームCに固定されたステータ
11、及びこのステータ11の内周側に配設されたロー
タ12からなる。
回転自在に支持され、ロータ3に中空の第1ロータシャ
フト4が嵌入されて固定され、この第1ロータシャフト
4はベアリングを介して駆動部ケースAに支持される。
この第1ロータシャフト4の前端の内周にスプラインナ
ット5が固定され、このスプラインナット5とスプライ
ン軸6とがスプライン連結され、このスプライン軸6の
前端にスクリュ(図示なし)が固定される。
シャフト4、スプラインナット5、スプライン軸6を介
して図示しないスクリュに伝達される。また、スプライ
ンナット5とスプライン軸6とがスプライン連結されて
いるので、スプラインナット5に対してスプライン軸6
を相対的に後退させることができる。
状のベアリングリテーナ14が固定され、このベアリン
グリテーナ14の内周にボールねじ軸15が嵌入されて
固定される。そのボールねじ軸15は駆動部ケースAに
対して回転自在に支持される。すなわち、ボールねじ軸
15はベアリングリテーナ14を介してベアリングによ
り支持される。
対して回転自在に支持され、ロータ12に中空の第2ロ
ータシャフト13が嵌入されて固定され、この第2ロー
タシャフト13はベアリングを介して駆動部ケースAに
支持される。
ルナット16が進退自在に配設され、ボールねじ軸15
と螺合させられる。したがって、ロータ12の回転は第
2ロータシャフト13及びベアリングリテーナ14を介
してボールねじ軸15に伝達され、ボールナット16を
進退させる。このとき、ボールナット16がボールねじ
軸15と共に回転することがないように、ボールナット
16の前端にスプライン軸9が固定され、センターサポ
ートDに固定されたスプラインナット18とスプライン
軸9とがスプライン連結される。
ックス7が固定され、このベアリングボックス7の前方
にスラストベアリング8が、後方にベアリング19が配
設される。したがって、前記スプライン軸6は、スラス
トベアリング8及びベアリング19によって、スプライ
ン軸9及びボールナット16に対して回転自在に支持さ
れる。
このボールねじ軸15の位置及び回転数を測定する絶対
値パルスエンコーダ17が配置される。
ては、射出制御装置30の計量用モータ制御装置31か
らの信号により、計量用モータ1のステータ2に電流を
供給すると、ロータ3が回転させられ、ロータ3の回転
が第1ロータシャフト4及びスプラインナット5を介し
てスプライン軸6に伝達される。このスプライン軸6の
回転をスクリュに伝達し、そのスクリュを回転させなが
ら後退させることができる。このとき、射出用モータ1
0は計量される樹脂の背圧を制御しながらスクリュを後
退させる方向に回転させられる。
30の射出用モータ制御装置32からの信号により、射
出用モータ10のステータ11に電流を供給すると、ロ
ータ12が回転させられ、ロータ12の回転が第2ロー
タシャフト13及びベアリングリテーナ14を介してボ
ールねじ軸15に伝達される。そのボールねじ軸15の
回転によってボールナット16に推力が発生させられ、
このボールナット16は前進させられる。このとき、計
量用モータ1は作動されず、ロータ3は停止状態にあ
る。したがって、ボールナット16の前方に配設された
スプライン軸6は回転することなく前進させられ、前記
スクリュを前進させる。その結果、そのスクリュの前方
に溜められた樹脂を射出ノズル(図示なし)から射出す
ることができる。
射出方法について説明する。
射出フローチャートである。
出制御部20を介して表示装置24を確認しながら、各
種の設定値、例えば、射出回数N、スクリュ速度V1、
スクリュ位置D1、射出圧力P1、保圧時間St1、計
量回数Mn、射出遅延時間Ts1、計量位置Mp1を設
定する(ステップS1)。
り、複数回射出のカウントNを設定する(ステップS
2)。
制御装置31は複数回射出制御部20からの設定値に基
づいて、射出成形機Iの計量用モータ1を駆動して、第
1回目の計量工程を実施する(ステップS3)。
モータ制御装置32は複数回射出制御部20からの設定
値に基づいて、射出成形機Iの射出用モータ10を駆動
して、第1回目の射出・保圧工程を実施する(ステップ
S4)。
モータ制御装置31は、複数回射出制御装置20からの
設定値に基づいて、射出成形機Iの計量用モータ1を駆
動して、次の計量工程を実施する(ステップS5)。
て設定された所定の射出遅延時間Ts1をとる(ステッ
プS6)。
否かを回数カウント設定器21に設定された回数Nを照
合して判断する(ステップS7)。
定された回数Nだけ、計量工程、射出・保圧工程が実施
されたら、通常射出工程を行うか否かを判断する(ステ
ップS8)。
合には、通常射出工程を通常射出設定器35によってセ
ットされた条件で実施する(ステップS9)。
プS10)、終了とする。
には、ステップS10へ進み、多数回射出工程を終了す
る。
複数回射出設定器22から複数回射出の各設定値の設
定、通常射出の各設定値を設定することができる。
に、複数回射出装置を動作させることができる。
存、計量、停止を繰り返し、必要な樹脂量を金型に送
り、その後、通常の射出工程に入るように構成されてい
る。
3 、成形品の射出量が270cm3の場合について説明
する。 (具体例1) (成形品の射出量270cm3 )−(1回での最大射出
量が100cm3 )=270cm3 −100cm3 =1
70cm3 170cm3 ÷2回=85cm3 このように、予め85cm3 を2回射出した後に、通常
射出100cm3 を行なう。
程模式図である。
のための回数2回を設定し、その後、通常の射出成形を
行う。
2はスクリュ、43はホッパ、44は材料、45は半溶
融状態の材料、46はノズル、47はスプルー、48は
金型、49はキャビティである。
クリュ42を所定数回転しながら計量して半溶融状態の
材料45を先端部分に溜めた後、スクリュ42を直線方
向に前進させて、スプルー47を介して金型48のキャ
ビティ49内に、先に設定された85cm3 を射出す
る。
記(1)と同様に、スクリュ42を所定数回転しながら
計量して半溶融状態の材料を先端部分に溜めた後、スク
リュ42を直線方向に前進させて、スプルー47を介し
て金型48のキャビティ49内に更に設定された85c
m3 を射出する。
め通常射出設定器35の設定に従って通常の射出成形
(100cm3 )を行い、製品の成形を終了する。
る。
3 を4回射出した後に、通常射出70cm3 を行なう。
射出を3回行い、通常射出は0回、すなわち、通常射出
は行わない。
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
よれば、次のような効果を奏することができる。
ことができる。
で、クッションのバラツキが少なく、安定した成形がで
きる。サイクルも安定する。
できるので、ハイサイクルにも対応できる。
回射出システムの構成図である。
す図である。
チャートである。
ある。
の模式図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 射出成形機における多数回射出装置にお
いて、 各種の射出条件を設定する複数回射出設定器と回数カウ
ント設定器と複数回射出制御部を有し、該複数回射出制
御部からの情報により、一つの成形品に対し計量工程、
射出工程を複数回行って、複数回射出成形を行う射出制
御装置とを具備することを特徴とする射出成形機におけ
る多数回射出装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の射出成形機における多数
回射出装置において、前記各種の射出条件は、射出回
数、スクリュ速度、スクリュ位置、射出圧力、保圧時
間、計量回転数、射出遅延時間、計量位置である射出成
形機における多数回射出装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の射出成形機における多数
回射出装置において、前記複数回射出制御部の制御によ
り、複数回射出のストローク、回数を自在に変更可能に
して成る射出成形機における多数回射出装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の射出成形機における多数
回射出装置において、前記複数回射出制御部の制御によ
り、速度制御、又は圧力制御による射出を前記複数回射
出設定器により設定可能にすることを特徴とする射出成
形機における多数回射出装置。
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---|---|---|---|
JP15842699A JP3308506B2 (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 射出成形機における多数回射出装置 |
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Family Applications (1)
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- 1999-06-04 JP JP15842699A patent/JP3308506B2/ja not_active Expired - Fee Related
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