JP3308125B2 - 同一アドレスユニットの制御方法 - Google Patents
同一アドレスユニットの制御方法Info
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- JP3308125B2 JP3308125B2 JP01998995A JP1998995A JP3308125B2 JP 3308125 B2 JP3308125 B2 JP 3308125B2 JP 01998995 A JP01998995 A JP 01998995A JP 1998995 A JP1998995 A JP 1998995A JP 3308125 B2 JP3308125 B2 JP 3308125B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同一アドレスユニットの
制御方法に係わり、特に送信元アドレスと宛先アドレス
と情報を含むフレームを通信ラインに送出することによ
りユニット間で通信を行うシステムにおける同一アドレ
スユニットの制御方法に関する。
制御方法に係わり、特に送信元アドレスと宛先アドレス
と情報を含むフレームを通信ラインに送出することによ
りユニット間で通信を行うシステムにおける同一アドレ
スユニットの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】バス線に複数のユニットを接続し、各ユ
ニット間でバス線を介してフレームの授受を行い、所定
の動作を行うシステムがある。図9はバス線により各種
オーディオ・ビジュアル機器を接続した車載用のオーデ
ィオ・ビジュアルシステムの一例である。図中、11、
12はユーザインターフェースであるコマンダ(操作
部)、21はシステム管理ユニット(SCU)、31はヘ
ッドユニット(HU)で、例えばオーディオソースとし
てAM/FMチューナ、カセットテーププレーヤ、CD
プレーヤを有している。32はカセットプレーヤ、33
はCDプレーヤ、34はDATプレーヤ、35はミニデ
ィスクプレーヤやDCC(デジタルコンパクトカセッ
ト)プレーヤ等のデジタルオーディオソース、36はA
M/FMチューナ、37はオーディオプロセッサであ
る。ヘッドユニット(HU)31を構成するオーディオ
ソースと重複するオーディオソースが存在する理由はヘ
ッドユニットのオーディオソースより高機能のものを別
途システムに組み込んで楽しみたい場合があるからであ
る。又、システムによってはオーディオソースはヘッド
ユニットだけの場合もあるし、ヘッドユニットが無い場
合もあり、任意の構成を取ることができる。
ニット間でバス線を介してフレームの授受を行い、所定
の動作を行うシステムがある。図9はバス線により各種
オーディオ・ビジュアル機器を接続した車載用のオーデ
ィオ・ビジュアルシステムの一例である。図中、11、
12はユーザインターフェースであるコマンダ(操作
部)、21はシステム管理ユニット(SCU)、31はヘ
ッドユニット(HU)で、例えばオーディオソースとし
てAM/FMチューナ、カセットテーププレーヤ、CD
プレーヤを有している。32はカセットプレーヤ、33
はCDプレーヤ、34はDATプレーヤ、35はミニデ
ィスクプレーヤやDCC(デジタルコンパクトカセッ
ト)プレーヤ等のデジタルオーディオソース、36はA
M/FMチューナ、37はオーディオプロセッサであ
る。ヘッドユニット(HU)31を構成するオーディオ
ソースと重複するオーディオソースが存在する理由はヘ
ッドユニットのオーディオソースより高機能のものを別
途システムに組み込んで楽しみたい場合があるからであ
る。又、システムによってはオーディオソースはヘッド
ユニットだけの場合もあるし、ヘッドユニットが無い場
合もあり、任意の構成を取ることができる。
【0003】41はテレビチューナ(TV TUNE
R)、43はナビゲーションユニット、である。映像ソ
ースもオーディオソースと同様に任意の構成を取ること
ができ、映像ソースが無いシステム、テレビチューナの
みの有するシステム、すべての映像ソースを含むシステ
ム等がある。61,62はオーディオ信号を増幅するア
ンプ、63はビジュアルモニタであり、例えば液晶ディ
スプレイ、64はリモコンである。71(線の中央に1
本の斜線があるもの)はバス線(通信ライン)、アナロ
グオーディオ信号線(L,R)を持つケーブルで、両端
にコネクタ72が接続されている。73(線の中央に2
本の斜線があるもの)は映像ユニットのビデオコンポジ
ット用ディスプレイ信号の接続に用いるケーブルであ
り、映像コンポジット信号線、リモコン信号線等のライ
ンを有し、両端にコネクタ74が接続されている。76
はアナログオーディオ信号を伝送するオーディオ用ケー
ブル、77はデジタルデータを転送する光ファイバであ
り、両端に光コネクタを有し、送信側光コネクタには光
送信機(E/O変換器)が接続され、受信側光コネクタ
には光受信機(O/E変換器)が接続される。
R)、43はナビゲーションユニット、である。映像ソ
ースもオーディオソースと同様に任意の構成を取ること
ができ、映像ソースが無いシステム、テレビチューナの
みの有するシステム、すべての映像ソースを含むシステ
ム等がある。61,62はオーディオ信号を増幅するア
ンプ、63はビジュアルモニタであり、例えば液晶ディ
スプレイ、64はリモコンである。71(線の中央に1
本の斜線があるもの)はバス線(通信ライン)、アナロ
グオーディオ信号線(L,R)を持つケーブルで、両端
にコネクタ72が接続されている。73(線の中央に2
本の斜線があるもの)は映像ユニットのビデオコンポジ
ット用ディスプレイ信号の接続に用いるケーブルであ
り、映像コンポジット信号線、リモコン信号線等のライ
ンを有し、両端にコネクタ74が接続されている。76
はアナログオーディオ信号を伝送するオーディオ用ケー
ブル、77はデジタルデータを転送する光ファイバであ
り、両端に光コネクタを有し、送信側光コネクタには光
送信機(E/O変換器)が接続され、受信側光コネクタ
には光受信機(O/E変換器)が接続される。
【0004】ケーブル71の通信ライン(バス)におけ
るデータ転送はフレーム単位で行われる。すなわち、送
信元ユニットは送信データに宛先アドレス、送信元アド
レス、エラー検出用コード等を付加してフレームを生成
し、該フレームをバスに送出する。フレームは通信ライ
ンを伝送し、フレームに含まれる宛先アドレスと同一ア
ドレスを有するユニットが該フレームを取り込み所定の
動作を行う。図10はフレームフォーマットであり、D
Aは宛先アドレス、SAは送信元アドレス、DATAは
送信データ、CHECK CODEはエラー検出用コー
ドである。ケーブル71に含まれる通信ライン(バス
線)71′は図11(a)に示すように、各ユニットUN
T内部でスルーに接続されると共に、各ユニットのコン
トローラCNTと接続される。コントローラCNTは通
信ラインを介して他のユニットより送られてきたデータ
を取り込み所定の制御を行うと共に、他のユニットに対
してデータを通信ラインに乗せて送信できるようになっ
ている。かかる構成により、通信ライン71′で接続さ
れた全ユニットは相互に通信することができる。尚、デ
ータは通信ライン上を双方向に転送される。アナログの
オーディオ信号線71″は図11(b)に示すようにユニ
ットUNT内部で接続され、セレクタSELがコントロ
ーラCNTからの指示に従って前段のユニットから送ら
れてきたアナログのオーディオ信号A1とオーディオソ
ースADSから出力されるオーディオ信号A2の一方を
選択して次段のユニットに転送するようになっている。
尚、オーディオソースを有しないユニット内部ではスル
ー接続される。従って、所定のオーディオソースから出
力されたアナログオーディオ信号がアナログ信号線7
1″を通ってオーディオプロセッサ(AP)37に到
り、ここでオーディオ信号処理を施されてアンプに出力
される。
るデータ転送はフレーム単位で行われる。すなわち、送
信元ユニットは送信データに宛先アドレス、送信元アド
レス、エラー検出用コード等を付加してフレームを生成
し、該フレームをバスに送出する。フレームは通信ライ
ンを伝送し、フレームに含まれる宛先アドレスと同一ア
ドレスを有するユニットが該フレームを取り込み所定の
動作を行う。図10はフレームフォーマットであり、D
Aは宛先アドレス、SAは送信元アドレス、DATAは
送信データ、CHECK CODEはエラー検出用コー
ドである。ケーブル71に含まれる通信ライン(バス
線)71′は図11(a)に示すように、各ユニットUN
T内部でスルーに接続されると共に、各ユニットのコン
トローラCNTと接続される。コントローラCNTは通
信ラインを介して他のユニットより送られてきたデータ
を取り込み所定の制御を行うと共に、他のユニットに対
してデータを通信ラインに乗せて送信できるようになっ
ている。かかる構成により、通信ライン71′で接続さ
れた全ユニットは相互に通信することができる。尚、デ
ータは通信ライン上を双方向に転送される。アナログの
オーディオ信号線71″は図11(b)に示すようにユニ
ットUNT内部で接続され、セレクタSELがコントロ
ーラCNTからの指示に従って前段のユニットから送ら
れてきたアナログのオーディオ信号A1とオーディオソ
ースADSから出力されるオーディオ信号A2の一方を
選択して次段のユニットに転送するようになっている。
尚、オーディオソースを有しないユニット内部ではスル
ー接続される。従って、所定のオーディオソースから出
力されたアナログオーディオ信号がアナログ信号線7
1″を通ってオーディオプロセッサ(AP)37に到
り、ここでオーディオ信号処理を施されてアンプに出力
される。
【0005】映像信号線もアナログのオーディオ信号線
と同様に各部で所定の映像信号が選択されて各映像ユニ
ットを通ってビジュアルモニタ63に到りディスプレイ
画面に表示される。光ファイバは他のデジタルオーディ
オソースを介して、あるいは直接オーディオプロセッサ
37に接続される。オーディオプロセッサ37は所定の
デジタルオーディオデータを選択してDA変換してアン
プ61,62に出力する。リモコン64から出力された
リモコン信号はコマンダ11及びビジュアルモニタ63
内部に設けたリモコン受光部により受信される。コマン
ダ11はリモコン信号を受信するとキー操作による指示
の場合と同様にリモコンからの指示に基づいて所定のコ
マンドを通信ラインに送り出す。ビジュアルモニタ63
はリモコン信号を受信すると該リモコン信号をケーブル
73を介して各映像ユニットに送る。リモコン64は各
映像ユニットの個々の動作を指示できるようになってい
るから、各映像ユニットはリモコン信号を取り込んで指
示された動作を実行する。
と同様に各部で所定の映像信号が選択されて各映像ユニ
ットを通ってビジュアルモニタ63に到りディスプレイ
画面に表示される。光ファイバは他のデジタルオーディ
オソースを介して、あるいは直接オーディオプロセッサ
37に接続される。オーディオプロセッサ37は所定の
デジタルオーディオデータを選択してDA変換してアン
プ61,62に出力する。リモコン64から出力された
リモコン信号はコマンダ11及びビジュアルモニタ63
内部に設けたリモコン受光部により受信される。コマン
ダ11はリモコン信号を受信するとキー操作による指示
の場合と同様にリモコンからの指示に基づいて所定のコ
マンドを通信ラインに送り出す。ビジュアルモニタ63
はリモコン信号を受信すると該リモコン信号をケーブル
73を介して各映像ユニットに送る。リモコン64は各
映像ユニットの個々の動作を指示できるようになってい
るから、各映像ユニットはリモコン信号を取り込んで指
示された動作を実行する。
【0006】ところで、前述のように、現状のシステム
を構成するオーディオソースと同一種類のより高機能の
オーディオソースを後から追加する場合がある。例え
ば、現状のFM/AMチューナがAM,FMそれぞれに
6個のプリセットキーしか有さず、このFM/AMチュ
ーナにものたりない場合には、更に多くのプリセットキ
ーを備え、しかも、より高機能のFM/AMチューナを
後からシステムに組み込む。かかる場合には、同種のオ
ーディオソースが複数システムに存在することになる。
各ユニットを通信ラインで接続するオーディオ・ビジュ
アルシステムにおいては、基本ユニットのアドレスは予
め定められており、オーディオプロセッサのアドレスは
10、AM/FMチューナのアドレスは20、TVチュ
ーナのアドレスは22、アナログカセットのアドレスは
28というように定まっている。
を構成するオーディオソースと同一種類のより高機能の
オーディオソースを後から追加する場合がある。例え
ば、現状のFM/AMチューナがAM,FMそれぞれに
6個のプリセットキーしか有さず、このFM/AMチュ
ーナにものたりない場合には、更に多くのプリセットキ
ーを備え、しかも、より高機能のFM/AMチューナを
後からシステムに組み込む。かかる場合には、同種のオ
ーディオソースが複数システムに存在することになる。
各ユニットを通信ラインで接続するオーディオ・ビジュ
アルシステムにおいては、基本ユニットのアドレスは予
め定められており、オーディオプロセッサのアドレスは
10、AM/FMチューナのアドレスは20、TVチュ
ーナのアドレスは22、アナログカセットのアドレスは
28というように定まっている。
【0007】このため、後から既存のユニットと同一の
より高機能のユニットを組み込むと同一アドレスを有す
る2つのユニットがシステムに存在することになる。か
かる場合には、各ユニットに付加されている優先度を用
いて自動的に優先度の高いユニットのみを生かし、他の
ユニットが動作しないようにする同一アドレスユニット
の生残り方法を本願発明者等は提案している(特願平5-
330320号、平成5年12月27日出願、「同一アドレスユニッ
トの生き残り方法」)。すなわち、この提案されている方
法は、各ユニットに優先度を設定しておき、電源投
入後、各ユニットは宛先アドレスを自分のアドレスと同
じにして優先度データを通信ラインに送出し、宛先ア
ドレスと自分のアドレスとが一致するユニットは該優先
度データを取り込み、自分に設定されている優先度と
比較し、自分の優先度が低い場合には動作を停止し、自
分の優先度が高い場合には生残るようにするものであ
る。かかる方法によれば、複数の同一アドレスを有する
ユニットがシステムに存在する場合、人為を介さず自動
的に1つのユニット(高機能のユニット)のみを生き残
らせ、他のユニットの動作を停止できる。
より高機能のユニットを組み込むと同一アドレスを有す
る2つのユニットがシステムに存在することになる。か
かる場合には、各ユニットに付加されている優先度を用
いて自動的に優先度の高いユニットのみを生かし、他の
ユニットが動作しないようにする同一アドレスユニット
の生残り方法を本願発明者等は提案している(特願平5-
330320号、平成5年12月27日出願、「同一アドレスユニッ
トの生き残り方法」)。すなわち、この提案されている方
法は、各ユニットに優先度を設定しておき、電源投
入後、各ユニットは宛先アドレスを自分のアドレスと同
じにして優先度データを通信ラインに送出し、宛先ア
ドレスと自分のアドレスとが一致するユニットは該優先
度データを取り込み、自分に設定されている優先度と
比較し、自分の優先度が低い場合には動作を停止し、自
分の優先度が高い場合には生残るようにするものであ
る。かかる方法によれば、複数の同一アドレスを有する
ユニットがシステムに存在する場合、人為を介さず自動
的に1つのユニット(高機能のユニット)のみを生き残
らせ、他のユニットの動作を停止できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、既存のユニ
ットと異なる機能を備えたユニットを組み込む場合があ
る。例えば、図12に示すように、機能,,を備
えた既存のオーディオプロセッサBを有するシステム
に、機能,,を備えた新たなオーディオプロセッ
サAを組み込む場合である。かかる場合、オーディオプ
ロセッサA,Bは共に同一のアドレス10を有する。そ
こで、後から組み込むオーディオプロセッサAの優先度
(=10)を既存オーディオプロセッサBの優先度(=
5)より大きくすると、前記提案されている生き残り方
法によれば、オーディオプロセッサAが生き残り、オー
ディオプロセッサBの動作が停止する。しかし、かかる
方法では、全機能〜のうち、機能,,しか実
行できず、機能,を実行できない問題がある。尚、
機能〜としては、例えば、ボリューム管理機能、イ
コライザ機能、周波数デバイダ機能、サラウンド機能、
フェダ−機能等である。以上から本発明の目的は、同一
アドレスを有する各ユニットが備えた全機能を実行でき
る同一アドレスユニットの制御方法を提供することであ
る。本発明の別の目的は、同一アドレスユニットを有す
る各ユニットを共に生き残らせ、各ユニットに割り当て
た機能を実行させることにより全機能を実行できる同一
アドレスユニットの制御方法を提供することである。
ットと異なる機能を備えたユニットを組み込む場合があ
る。例えば、図12に示すように、機能,,を備
えた既存のオーディオプロセッサBを有するシステム
に、機能,,を備えた新たなオーディオプロセッ
サAを組み込む場合である。かかる場合、オーディオプ
ロセッサA,Bは共に同一のアドレス10を有する。そ
こで、後から組み込むオーディオプロセッサAの優先度
(=10)を既存オーディオプロセッサBの優先度(=
5)より大きくすると、前記提案されている生き残り方
法によれば、オーディオプロセッサAが生き残り、オー
ディオプロセッサBの動作が停止する。しかし、かかる
方法では、全機能〜のうち、機能,,しか実
行できず、機能,を実行できない問題がある。尚、
機能〜としては、例えば、ボリューム管理機能、イ
コライザ機能、周波数デバイダ機能、サラウンド機能、
フェダ−機能等である。以上から本発明の目的は、同一
アドレスを有する各ユニットが備えた全機能を実行でき
る同一アドレスユニットの制御方法を提供することであ
る。本発明の別の目的は、同一アドレスユニットを有す
る各ユニットを共に生き残らせ、各ユニットに割り当て
た機能を実行させることにより全機能を実行できる同一
アドレスユニットの制御方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、同一のアドレスが付された複数のユニットに対応さ
せて該アドレスと同一のアドレスを有する制御ユニット
を設け、該制御ユニットに、同一のアドレスを有する
ユニットの機能を認識し、各ユニットに実行させる機能
を重複しないように割り当て、かつ、各ユニットに異な
る新アドレスを割り当てる手段と、通信ラインを介し
て本来のアドレスを含むフレームを受信した時、該フレ
ームのデータが指示する制御機能が割り当てられたユニ
ットの新アドレスを求める手段と、宛先アドレスとし
て該新アドレスを含みかつ前記データを含むフレームを
バスに送出する手段を持たせることにより達成される。
ば、同一のアドレスが付された複数のユニットに対応さ
せて該アドレスと同一のアドレスを有する制御ユニット
を設け、該制御ユニットに、同一のアドレスを有する
ユニットの機能を認識し、各ユニットに実行させる機能
を重複しないように割り当て、かつ、各ユニットに異な
る新アドレスを割り当てる手段と、通信ラインを介し
て本来のアドレスを含むフレームを受信した時、該フレ
ームのデータが指示する制御機能が割り当てられたユニ
ットの新アドレスを求める手段と、宛先アドレスとし
て該新アドレスを含みかつ前記データを含むフレームを
バスに送出する手段を持たせることにより達成される。
【0010】
【作用】同一のアドレスが付された複数のユニットに対
応させて該アドレスと同一のアドレスを有する制御ユニ
ットを設ける。制御ユニットは、同一のアドレスを有す
るユニットの機能を認識し、各ユニットに実行させる機
能を重複しないように割り当て、かつ、各ユニットに異
なる新アドレスを割り当てる。かかる状態で制御ユニッ
トは通信ラインを介してユニット本来のアドレスを含む
フレームを受信すれば、該フレーム中のデータが指示す
る制御機能が割り当てられたユニットの新アドレスを求
め、宛先アドレスとして該新アドレスを含みかつ前記デ
ータを含むフレームをバスに送出する。新アドレスを有
するユニットは該フレームを取り込んでデータが指示す
る制御を実行する。以上のようにすれば、同一アドレス
ユニットを有する各ユニットを共に生き残らせ、各ユニ
ットに割り当てた機能を実行させることにより全機能を
実行することができる。
応させて該アドレスと同一のアドレスを有する制御ユニ
ットを設ける。制御ユニットは、同一のアドレスを有す
るユニットの機能を認識し、各ユニットに実行させる機
能を重複しないように割り当て、かつ、各ユニットに異
なる新アドレスを割り当てる。かかる状態で制御ユニッ
トは通信ラインを介してユニット本来のアドレスを含む
フレームを受信すれば、該フレーム中のデータが指示す
る制御機能が割り当てられたユニットの新アドレスを求
め、宛先アドレスとして該新アドレスを含みかつ前記デ
ータを含むフレームをバスに送出する。新アドレスを有
するユニットは該フレームを取り込んでデータが指示す
る制御を実行する。以上のようにすれば、同一アドレス
ユニットを有する各ユニットを共に生き残らせ、各ユニ
ットに割り当てた機能を実行させることにより全機能を
実行することができる。
【0011】
(a) システムの構成 図1は本発明にかかわるオーディオ・ビジュアルシステ
ムの全体構成図である。図中、11、12はユーザイン
ターフェースであるコマンダ、21はシステム管理ユニ
ット(SCU)、31はヘッドユニット(HU)で、例え
ばオーディオソースとしてAM/FMチューナ、カセッ
トテーププレーヤ、CDプレーヤを有している。32は
カセットプレーヤ、33はCDプレーヤ、34はDAT
プレーヤ、35はミニディスクプレーヤやDCC(デジ
タルコンパクトカセット)プレーヤ等のデジタルオーデ
ィオソース、36はAM/FMチューナ、37aは第1
のオーディオプロセッサA、37bは第2のオーディオ
プロセッサBである。第1のオーディオプロセッサ37
aは後からシステムに組み込んだもので、第2のオーデ
ィオプロセッサ37bは当初からシステムに存在するも
のである。第1のオーディオプロセッサ37a、第2の
オーディオプロセッサ37bはそれぞれ、図12に示す
アドレス、優先度、機能を有している。すなわち、オー
ディオプロセッサ37aはアドレス10、優先度10、
機能,,を有しており、オーディオプロセッサ3
7bはアドレス10、優先度5、機能,,を備え
ている。
ムの全体構成図である。図中、11、12はユーザイン
ターフェースであるコマンダ、21はシステム管理ユニ
ット(SCU)、31はヘッドユニット(HU)で、例え
ばオーディオソースとしてAM/FMチューナ、カセッ
トテーププレーヤ、CDプレーヤを有している。32は
カセットプレーヤ、33はCDプレーヤ、34はDAT
プレーヤ、35はミニディスクプレーヤやDCC(デジ
タルコンパクトカセット)プレーヤ等のデジタルオーデ
ィオソース、36はAM/FMチューナ、37aは第1
のオーディオプロセッサA、37bは第2のオーディオ
プロセッサBである。第1のオーディオプロセッサ37
aは後からシステムに組み込んだもので、第2のオーデ
ィオプロセッサ37bは当初からシステムに存在するも
のである。第1のオーディオプロセッサ37a、第2の
オーディオプロセッサ37bはそれぞれ、図12に示す
アドレス、優先度、機能を有している。すなわち、オー
ディオプロセッサ37aはアドレス10、優先度10、
機能,,を有しており、オーディオプロセッサ3
7bはアドレス10、優先度5、機能,,を備え
ている。
【0012】38は同一アドレスを有するオーディオプ
ロセッサ37a,37bを制御する統合ユニットであ
り、オーディオプロセッサ37a,37bと同一のアド
レス10を有している。41はテレビチューナ(TV
TUNER)、43はナビゲーションユニット、61,
62はオーディオ信号を増幅するアンプ、63はビジュ
アルモニタであり、例えば液晶ディスプレイ、64はリ
モコンである。71はバス線(通信ライン)、アナログ
オーディオ信号線(L,R)を持つケーブルで、両端に
コネクタ72が接続されている。73はビデオコンポジ
ット用ディスプレイ信号の伝送に用いるケーブルであ
り、映像コンポジット信号線、リモコン信号線等のライ
ンを有し、両端にコネクタ74が接続されている。76
はアナログオーディオ信号を伝送するオーディオ用ケー
ブルである。77はデジタルデータを転送する光ファイ
バであり、両端に光コネクタを有し、送信側光コネクタ
には光送信機(E/O変換器)が接続され、受信側光コ
ネクタには光受信機(O/E変換器)が接続される。
ロセッサ37a,37bを制御する統合ユニットであ
り、オーディオプロセッサ37a,37bと同一のアド
レス10を有している。41はテレビチューナ(TV
TUNER)、43はナビゲーションユニット、61,
62はオーディオ信号を増幅するアンプ、63はビジュ
アルモニタであり、例えば液晶ディスプレイ、64はリ
モコンである。71はバス線(通信ライン)、アナログ
オーディオ信号線(L,R)を持つケーブルで、両端に
コネクタ72が接続されている。73はビデオコンポジ
ット用ディスプレイ信号の伝送に用いるケーブルであ
り、映像コンポジット信号線、リモコン信号線等のライ
ンを有し、両端にコネクタ74が接続されている。76
はアナログオーディオ信号を伝送するオーディオ用ケー
ブルである。77はデジタルデータを転送する光ファイ
バであり、両端に光コネクタを有し、送信側光コネクタ
には光送信機(E/O変換器)が接続され、受信側光コ
ネクタには光受信機(O/E変換器)が接続される。
【0013】(b) オーディオプロセッサの構成 図2はオーディオプロセッサ37a,37bの構成図で
あり、72aはアナログ入力コネクタ、72bはアナロ
グ出力コネクタ、76a-1〜76a-4はオーディオ信号をアン
プに入力するコネクタ、77a-1〜77a-2は光入力用の光コ
ネクタである。37aはマイコン構成のコントローラ、
37cはデジタル信号処理部、37dはアナログ信号処
理部、37eはAD変換器、37fはDA変換器、37
h,37jはセレクタである。前段より入力されたアナ
ログのオーディオ信号A1はAD変換器37eに入力さ
れ、ここでデジタルに変換され、ついで、セレクタ37
jを介してデジタル信号処理部37cに入力される。
又、デジタルのオーディオ信号はセレクタ37h,37
jを介してデジタル信号処理部37cに入力される。コ
ントローラ37aは各セレクタを制御して指示されたオ
ーディオソースから出力されたオーディオ信号を選択し
てデジタル信号処理部37cに入力する。デジタル信号
処理部37cはデジタル信号処理を施し、DA変換器3
7fはデジタル信号処理部出力をアナログ信号に変換し
てアナログオーディオ信号処理部37dに入力する。ア
ナログ信号処理部37dはアナログ信号に所定のアナロ
グ信号処理(ボリューム、前後音量比、左右音量比、ミ
ュート制御等)を施して出力する。
あり、72aはアナログ入力コネクタ、72bはアナロ
グ出力コネクタ、76a-1〜76a-4はオーディオ信号をアン
プに入力するコネクタ、77a-1〜77a-2は光入力用の光コ
ネクタである。37aはマイコン構成のコントローラ、
37cはデジタル信号処理部、37dはアナログ信号処
理部、37eはAD変換器、37fはDA変換器、37
h,37jはセレクタである。前段より入力されたアナ
ログのオーディオ信号A1はAD変換器37eに入力さ
れ、ここでデジタルに変換され、ついで、セレクタ37
jを介してデジタル信号処理部37cに入力される。
又、デジタルのオーディオ信号はセレクタ37h,37
jを介してデジタル信号処理部37cに入力される。コ
ントローラ37aは各セレクタを制御して指示されたオ
ーディオソースから出力されたオーディオ信号を選択し
てデジタル信号処理部37cに入力する。デジタル信号
処理部37cはデジタル信号処理を施し、DA変換器3
7fはデジタル信号処理部出力をアナログ信号に変換し
てアナログオーディオ信号処理部37dに入力する。ア
ナログ信号処理部37dはアナログ信号に所定のアナロ
グ信号処理(ボリューム、前後音量比、左右音量比、ミ
ュート制御等)を施して出力する。
【0014】(c) 統合ユニットの構成 図3は統合ユニットの構成図であり、72aはアナログ
入力側のコネクタ、72bはアナログ出力側のコネクタ
である。38aはマイコン構成のコントローラであり、
オーディオプロセッサ37a,37bを制御する。統合
ユニット38は、同一アドレスを有するオーディオプ
ロセッサ37a,37bの機能を認識して各オーディオ
プロセッサに実行させる機能を重複しないように割り当
て、かつ、各オーディオプロセッサ37a,37bに
異なる新アドレスを割り当て、バスライン(通信ライ
ン)を介してオーディオプロセッサ37a,37bの本
来のアドレス(=10)を含むフレームを受信した時、
該フレームのデータが指示する動作に応じた機能が割り
当てられたオーディオプロセッサの新アドレスを求め、
宛先アドレスとして該新アドレスを含みかつ前記デー
タを含むフレームをバスラインに送出し、該新アドレス
を有するオーディオプロセッサにデータが指示する動作
を実行させる。
入力側のコネクタ、72bはアナログ出力側のコネクタ
である。38aはマイコン構成のコントローラであり、
オーディオプロセッサ37a,37bを制御する。統合
ユニット38は、同一アドレスを有するオーディオプ
ロセッサ37a,37bの機能を認識して各オーディオ
プロセッサに実行させる機能を重複しないように割り当
て、かつ、各オーディオプロセッサ37a,37bに
異なる新アドレスを割り当て、バスライン(通信ライ
ン)を介してオーディオプロセッサ37a,37bの本
来のアドレス(=10)を含むフレームを受信した時、
該フレームのデータが指示する動作に応じた機能が割り
当てられたオーディオプロセッサの新アドレスを求め、
宛先アドレスとして該新アドレスを含みかつ前記デー
タを含むフレームをバスラインに送出し、該新アドレス
を有するオーディオプロセッサにデータが指示する動作
を実行させる。
【0015】(d) 新アドレス決定及び機能振り分け制御 図4は新アドレス決定及び機能振り分け制御の処理フロ
ーである。電源例えば自動車のACCがオンになると、
オーディオプロセッサ37a,37bは所定時時間内に
宛先アドレスを自分のアドレス(=10)と同じにして
予め設定されている優先度データを含むフレームを通信
ラインに送出する。統合ユニット38は宛先アドレスが
自分のアドレス(=10)と一致するフレームを取り込
み、該フレームに含まれる送信元アドレス(=10)と
優先度データを組にして記憶する(ステップ101)。
ついで、統合ユニット38は優先度が異なり、アドレス
が同一(=10)のオーディオプロセッサが2台以上存
在するか調べ(ステップ102)、存在しなければ処理
を終了し、非動作状態になる。一方、2台以上のオーデ
ィオプロセッサが存在する場合には、統合ユニット38
は各オーディオプロセッサに対して、該オーディオプロ
セッサの機能を問い合わせる機能通知リクエストフレー
ム(図5(a)参照)を作成して通信ラインに送出する(ス
テップ103)。
ーである。電源例えば自動車のACCがオンになると、
オーディオプロセッサ37a,37bは所定時時間内に
宛先アドレスを自分のアドレス(=10)と同じにして
予め設定されている優先度データを含むフレームを通信
ラインに送出する。統合ユニット38は宛先アドレスが
自分のアドレス(=10)と一致するフレームを取り込
み、該フレームに含まれる送信元アドレス(=10)と
優先度データを組にして記憶する(ステップ101)。
ついで、統合ユニット38は優先度が異なり、アドレス
が同一(=10)のオーディオプロセッサが2台以上存
在するか調べ(ステップ102)、存在しなければ処理
を終了し、非動作状態になる。一方、2台以上のオーデ
ィオプロセッサが存在する場合には、統合ユニット38
は各オーディオプロセッサに対して、該オーディオプロ
セッサの機能を問い合わせる機能通知リクエストフレー
ム(図5(a)参照)を作成して通信ラインに送出する(ス
テップ103)。
【0016】各オーディオプロセッサ37a,37bは
機能通知リクエストフレームを受信すると、宛先を自分
と同じアドレス(=10)とし、かつ、自分の優先度
と実行する機能名をデータとする機能通知フレーム
(図5(b)参照)を作成してバスに送出する(ステップ1
04)。統合ユニットは該機能通知フレームを受信すれ
ばアドレス、優先度に対応させて各オーディオプロセッ
サの機能を記憶し、しかる後、各オーディオプロセッサ
37a,37bの新アドレスを決定する(ステップ10
5)。例えば、オーディオプロセッサ37aの新アドレ
スを10Aとし、オーディオプロセッサ37bの新アド
レスを10Bとする。この新アドレスは統合ユニット3
8とオーディオプロセッサ37a,37b間で通信を行
う時に使用され、他のユニットがオーディオプロセッサ
にデータを送信するときは本来のアドレス(=10)を
用いる。ついで、統合ユニット38は、各オーディオプ
ロセッサ37a,37bが実行する機能を決定し、機能
・新アドレスの対応テーブル(図6参照)を作成する
(ステップ106)。機能の振り分けは、一方のオーデ
ィオプロセッサしか有さない機能は該オーディオプロセ
ッサが実行するものとし、両方のオーディオプロセッサ
が有する機能は優先度が大きいオーディオプロセッサが
実行するものとして機能を振り分け、機能が重複しない
ようにする。このようにすると、機能と新アドレスの対
応表は図6に示すようになる。
機能通知リクエストフレームを受信すると、宛先を自分
と同じアドレス(=10)とし、かつ、自分の優先度
と実行する機能名をデータとする機能通知フレーム
(図5(b)参照)を作成してバスに送出する(ステップ1
04)。統合ユニットは該機能通知フレームを受信すれ
ばアドレス、優先度に対応させて各オーディオプロセッ
サの機能を記憶し、しかる後、各オーディオプロセッサ
37a,37bの新アドレスを決定する(ステップ10
5)。例えば、オーディオプロセッサ37aの新アドレ
スを10Aとし、オーディオプロセッサ37bの新アド
レスを10Bとする。この新アドレスは統合ユニット3
8とオーディオプロセッサ37a,37b間で通信を行
う時に使用され、他のユニットがオーディオプロセッサ
にデータを送信するときは本来のアドレス(=10)を
用いる。ついで、統合ユニット38は、各オーディオプ
ロセッサ37a,37bが実行する機能を決定し、機能
・新アドレスの対応テーブル(図6参照)を作成する
(ステップ106)。機能の振り分けは、一方のオーデ
ィオプロセッサしか有さない機能は該オーディオプロセ
ッサが実行するものとし、両方のオーディオプロセッサ
が有する機能は優先度が大きいオーディオプロセッサが
実行するものとして機能を振り分け、機能が重複しない
ようにする。このようにすると、機能と新アドレスの対
応表は図6に示すようになる。
【0017】しかる後、各ユニット(オーディオプロセ
ッサ37a,37b)に新アドレスを通知するための新
アドレス通知フレーム(図5(c)参照)を作成してバスに
送出する(ステップ107)。この新アドレス通知フレ
ームは宛先アドレスとしてオーディオプロセッサ37
a,37bの本来のアドレス(=10)を有し、データ
として優先度及び新アドレスを含んでいる。各オーディ
オプロセッサ37a,37bは新アドレス通知フレーム
を受信し、データ中の優先度が自分の優先度と一致する
か調べ、一致する場合にはデータ中の新アドレスを取り
込んで記憶し、以後、該新アドレスを用いて統合ユニッ
ト38と通信する。
ッサ37a,37b)に新アドレスを通知するための新
アドレス通知フレーム(図5(c)参照)を作成してバスに
送出する(ステップ107)。この新アドレス通知フレ
ームは宛先アドレスとしてオーディオプロセッサ37
a,37bの本来のアドレス(=10)を有し、データ
として優先度及び新アドレスを含んでいる。各オーディ
オプロセッサ37a,37bは新アドレス通知フレーム
を受信し、データ中の優先度が自分の優先度と一致する
か調べ、一致する場合にはデータ中の新アドレスを取り
込んで記憶し、以後、該新アドレスを用いて統合ユニッ
ト38と通信する。
【0018】(e) オーディオプロセッサ制御 図7は統合ユニット38のオーディオプロセッサ制御処
理のフロー、図8は各オーディオプロセッサの処理フロ
ーである。統合ユニット38は、新アドレスの決定及び
機能の振り分けが終了すれば、他のユニットからオーデ
ィオプロセッサ宛のフレーム(宛先アドレス10のフレ
ーム)が送られて来るか監視する(ステップ201)。
宛先アドレスとしてオーディオプロセッサの本来のアド
レス(=10)を有するフレームが送られてくれば、該
フレームを取り込み、該フレーム中のデータが指示する
動作に応じた機能を識別し(ステップ202)、該機能
を実行するオーディオプロセッサの新アドレスを機能・
新アドレス対応テーブルより求める(ステップ20
3)。ついで、該新アドレスを宛先アドレスとし、前記
データを含むフレームを作成して通信ラインに送出する
(ステップ204)。オーディオプロセッサ37a,3
7bは自己の新アドレスを宛先アドレスとするフレーム
が送られて来るか監視し(ステップ301)、送られて
来れば、該フレームを取り込み、フレーム中のデータが
指示する処理をオーディオ信号に施して出力する(ステ
ップ302)。
理のフロー、図8は各オーディオプロセッサの処理フロ
ーである。統合ユニット38は、新アドレスの決定及び
機能の振り分けが終了すれば、他のユニットからオーデ
ィオプロセッサ宛のフレーム(宛先アドレス10のフレ
ーム)が送られて来るか監視する(ステップ201)。
宛先アドレスとしてオーディオプロセッサの本来のアド
レス(=10)を有するフレームが送られてくれば、該
フレームを取り込み、該フレーム中のデータが指示する
動作に応じた機能を識別し(ステップ202)、該機能
を実行するオーディオプロセッサの新アドレスを機能・
新アドレス対応テーブルより求める(ステップ20
3)。ついで、該新アドレスを宛先アドレスとし、前記
データを含むフレームを作成して通信ラインに送出する
(ステップ204)。オーディオプロセッサ37a,3
7bは自己の新アドレスを宛先アドレスとするフレーム
が送られて来るか監視し(ステップ301)、送られて
来れば、該フレームを取り込み、フレーム中のデータが
指示する処理をオーディオ信号に施して出力する(ステ
ップ302)。
【0019】以上では、複数のオーディオプロセッサに
対応させて1つの統合ユニットを設けた場合であるが、
オーディオプロセッサ以外の同一ユニットが複数存在す
る場合にも該ユニット対応させて統合ユニットを設けて
同様の制御を行うことができる。更に、以上では独立し
て統合ユニットを設けたが、一方のオーディオプロセッ
サのコントローラにその機能を持たせるように構成する
こともできる。以上、本発明を実施例により説明した
が、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い
種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するも
のではない。
対応させて1つの統合ユニットを設けた場合であるが、
オーディオプロセッサ以外の同一ユニットが複数存在す
る場合にも該ユニット対応させて統合ユニットを設けて
同様の制御を行うことができる。更に、以上では独立し
て統合ユニットを設けたが、一方のオーディオプロセッ
サのコントローラにその機能を持たせるように構成する
こともできる。以上、本発明を実施例により説明した
が、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い
種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するも
のではない。
【0020】
【発明の効果】以上本発明によれば、同一のアドレスが
付された複数のユニットに対応させて制御ユニット(統
合ユニット)を設け、該制御ユニットの制御で同一アド
レスユニットを有する各ユニットを全て生き残らせ、各
ユニットに重複しないように割り当てた機能を実行させ
るようにしたから、全機能を実行させることができる。
付された複数のユニットに対応させて制御ユニット(統
合ユニット)を設け、該制御ユニットの制御で同一アド
レスユニットを有する各ユニットを全て生き残らせ、各
ユニットに重複しないように割り当てた機能を実行させ
るようにしたから、全機能を実行させることができる。
【図1】本発明にかかわるオーディオ・ビジュアルシス
テムの全体構成図である。
テムの全体構成図である。
【図2】オーディオプロセッサの構成図である。
【図3】統合ユニット構成図である。
【図4】新アドレス決定・機能振り分け処理のフローで
ある。
ある。
【図5】各種フレーム構成図である。
【図6】機能・新アドレス対応表である。
【図7】統合ユニットのオーディオプロセッサ制御の処
理フローである。
理フローである。
【図8】オーディオプロセッサの処理フローである。
【図9】従来のオーディオ・ビジュアルシステムの全体
構成図である。
構成図である。
【図10】フレームフォーマット説明図である。
【図11】各ユニット間接続説明図である。
【図12】既に提案されている同一ユニットの生き残り
方法の説明図である。
方法の説明図である。
37a・・オーディオプロセッサ 37b・・オーディオプロセッサ 38・・統合ユニット
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のオーディオ又は映像ソースを通信
ラインで接続し、送信元アドレスと宛先アドレスと通信
データを含むフレームを通信ラインに送出することによ
り各ユニット間で通信を行うシステムにおける同一アド
レスユニットの制御方法において、 同一のアドレスが付された複数のユニットに対応させて
該アドレスと同一のアドレスを有する制御ユニットを設
け、 該制御ユニットは、同一のアドレスを有するユニットの
機能を認識して各ユニットに実行させる機能を重複しな
いように割り当て、かつ、各ユニットに異なる新アドレ
スを割り当て、 通信ラインを介してユニットの本来のアドレスを含むフ
レームを受信した時、該フレームのデータが指示する制
御機能が割り当てられたユニットの新アドレスを求め、 宛先アドレスとして該新アドレスを含みかつ前記データ
を含むフレームをバスに送出し、 該新アドレスを有するユニットは該フレームを取り込ん
でデータが指示する制御を実行することを特徴とする同
一アドレスユニットの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01998995A JP3308125B2 (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 同一アドレスユニットの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01998995A JP3308125B2 (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 同一アドレスユニットの制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08214385A JPH08214385A (ja) | 1996-08-20 |
JP3308125B2 true JP3308125B2 (ja) | 2002-07-29 |
Family
ID=12014592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01998995A Expired - Fee Related JP3308125B2 (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 同一アドレスユニットの制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3308125B2 (ja) |
-
1995
- 1995-02-08 JP JP01998995A patent/JP3308125B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08214385A (ja) | 1996-08-20 |
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