JP2000151643A - 通信装置及びこの通信装置を搭載する自動車 - Google Patents

通信装置及びこの通信装置を搭載する自動車

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JP2000151643A
JP2000151643A JP32398698A JP32398698A JP2000151643A JP 2000151643 A JP2000151643 A JP 2000151643A JP 32398698 A JP32398698 A JP 32398698A JP 32398698 A JP32398698 A JP 32398698A JP 2000151643 A JP2000151643 A JP 2000151643A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続された電子機器の情報信号を相互に多重
通信するために、インスツルメントパネル部及びトラン
クルームにそれぞれ設けられた第1送受信手段と第2送
受信手段との間で電子機器の情報信号やその情報信号の
制御信号を一体化して、容易に通信することができる通
信装置及びこの通信装置を搭載する自動車を提供するこ
と。 【解決手段】 車載された電子機器の情報信号を相互に
多重通信するために、インスツルメントパネル部101
及びトランクルーム102にそれぞれ設けられた第1送
受信手段3及び第2送受信手段5を有し、前記第1送受
信手段3と、前記第2送受信手段5との間で前記情報信
号の通信を行うための制御信号が、前記情報信号と一体
化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を多重通信す
る通信装置及びこの通信装置を搭載する自動車に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車には、多くの電子機器が搭
載されている。これらの電子機器は、主に例えば運転席
周辺(以下、一例として例えばダッシュボードとする)
に配置された運転者が直接操作する電子機器や操作盤
と、運転者が操作した操作盤の指示によって動作すれば
よい電子機器とに分類される。運転者が直接操作する必
要のない電子機器としての例えばCD(Compact
Disc)チェンジャー等は、ダッシュボードに配置
されている必要がないので、通常トランクルーム等に配
置しておき、操作部のみをダッシュボードに配置してお
くことが多い。従って、運転席側の電子機器とトランク
ルーム側の電子機器との間で通信装置によって情報の通
信をする必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、上述
の通信は、次のように複雑化している。各電子機器毎の
情報信号はそれぞれの配線で通信され、これらの情報信
号を通信するための制御信号は、それらの配線とは別の
配線によって通信されていた。従って、搭載する電子機
器が増えれば増えるほど、配線が複雑化されていた。
【0004】具体的に示すと以下のような点が上述の問
題点に該当する。例えばTV(Television)
の制御信号を通信する場合には、ビデオ信号線1本と、
オーディオ信号線2本が必要であり、例えばトランクル
ームに設置したその他の電子機器毎にそれぞれビデオ信
号線やオーディオ信号線を引き回す必要がある。従っ
て、ワイヤーハーネスを削減する効果は大変小さいと言
える。従って、従来、電子機器の情報信号及び制御信号
を一体化(マルチプレクス)して通信することにより、
車内の配線を簡略化するような通信装置は存在しなかっ
た。
【0005】そこで本発明は上記課題を解消し、接続さ
れた電子機器の情報信号を相互に多重通信するために、
インスツルメントパネル部及びトランクルームにそれぞ
れ設けられた第1送受信手段と第2送受信手段との間で
電子機器の情報信号やその情報信号の制御信号を一体化
して、容易に通信することができる通信装置及びこの通
信装置を搭載する自動車を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、車載された電子機器の情報信号を相互に多重通
信するために、インスツルメントパネル部及びトランク
ルームにそれぞれ設けられた第1送受信手段及び第2送
受信手段を有し、前記第1送受信手段と、前記第2送受
信手段との間で前記情報信号の通信を行うための制御信
号が、前記情報信号と一体化されていることを特徴とす
る通信装置により、達成される。
【0007】上記構成によれば、接続された電子機器の
情報信号を相互に多重通信するために、インスツルメン
トパネル部及びトランクルームにそれぞれ設けられた第
1送受信手段及び第2送受信手段の間で前記情報信号の
通信を行うための制御信号は、前記情報信号と一体化さ
れた状態で前記第1送受信手段と前記第2送受信手段と
の間で通信されている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。以下の説明では、各電子機器(ノード)にはノード
アドレスが付けられており、このノードアドレスは例え
ば各電子機器に付けられた符号であるものとして説明す
る。
【0009】第1実施形態 図1は、本発明の第1実施形態としての通信装置100
0を搭載する自動車100の外観の一例を示す平面図で
ある。自動車100には、後述する多くの電子機器が搭
載されている。これらの電子機器は、主に例えば運転席
103周辺(以下、一例として例えばダッシュボード1
01(インスツルメントパネル部)とする)に配置され
ており、運転者が直接操作する操作盤や電子機器と、運
転者が操作した操作盤の指示によって動作すればよい電
子機器とに分類される。
【0010】ここで、運転者が直接操作する必要のない
電子機器は、ダッシュボード101に配置されている必
要がないので、通常トランクルーム102(例えばリア
トランクルーム)等に配置しておき、操作部のみをダッ
シュボード101に配置する。このため、運転席側の電
子機器とトランクルーム側の電子機器との間で通信装置
1000によって情報の通信が行われるようになってい
る。
【0011】図2は、図1の自動車100に搭載された
通信装置1000の電気的な構成例を示すブロック図で
あり、図3は、図2の通信装置1000の詳細な構成例
を示すブロック図である。自動車100には、図2のよ
うにダッシュボード101側には例えば表示装置74、
電話装置80、マイク24が接続された音声認識部7
0、スピーカ32及び30が接続されたヘッドユニット
76及びラジオチューナ82等の電子機器が設けられて
おり、トランクルーム102側には例えばテレビチュ−
ナ2、CDチェンジャ05、カメラ07、ナビゲーショ
ン装置03及びスピーカ16及び18が接続されたパワ
ーアンプ01等の電子機器が設けられている。尚、上述
の各電子機器は、上記以外にも任意に組み合わせて接続
しても良い。
【0012】自動車100には、ダッシュボード101
側の電子機器とトランクルーム102側の電子機器とで
通信を行うための通信装置1000が設けられている。
通信装置1000についての詳細は後述する。
【0013】上記表示装置74は、電子機器が情報を表
示するための表示装置である。表示装置74の周囲に
は、例えば操作キー26aやリモートコントローラが設
けられている。尚、表示装置74は、例えば2系統のビ
デオ入力を有し、同時マルチディスプレイを可能にして
いる。電話装置80は、例えば電話装置及びその取付部
を示している。音声認識部70は、自動車100に設け
られた電子機器を口頭で指示を出し、操作するための音
声認識部である。ヘッドユニット76は、例えばデジタ
ル信号をアナログ信号に変換してスピーカ32及び30
に音声を出力するためのものである。尚、ヘッドユニッ
ト76は、例えばフロントスピーカ30や32に内蔵さ
れているような形態でも良い。ラジオチューナ82は、
例えばFM(Frequency Modulatio
n)/AM(AmplitudeModulatio
n)放送波を受信するためのチュ−ナである。
【0014】上記テレビチュ−ナ2(テレビジョンチュ
ーナ)は、地上波放送(テレビジョン)を受信するため
のチューナである。テレビチュ−ナ2は、例えばA/D
(Analog To Degital)変換回路2a
(A/D)を内蔵している。テレビチュ−ナ2は、例え
ば出力したアナログ信号をデジタル信号に変換し、接続
先に出力する。CDチェンジャ05は、複数のコンパク
トディスクを格納し、それぞれ再生するための装置であ
る。カメラ07は、例えばCCD(Charge Co
upled Device)を使用した撮影装置であ
る。ナビゲーション装置03は、自動車100を所定の
場所へと誘導するための誘導装置である。パワーアンプ
01は、スピーカ16及び18から出力される例えばア
ナログ信号としての音声信号を増幅するための増幅装置
である。
【0015】上記通信装置1000は、例えばダッシュ
ボード101側の第1送受信装置7(第1送受信手段)
及び、トランクルーム102側の第2送受信装置9(第
2送受信手段)を有する。上記第1送受信装置7は、例
えばマルチプレクサ20(一体化手段)、デマルチプレ
クサ22(分割手段)及びワイヤレストランシーバ29
(通信手段)を有する。第1送受信装置7には、例えば
表示装置74、電話装置80、マイク24が接続された
音声認識部70、ヘッドユニット76及びラジオチュー
ナ82等のダッシュボード101側電子機器が接続され
ている。マルチプレクサ20及びデマルチプレクサ22
は、それぞれ例えば多入力、多出力チャンネルを有す
る。
【0016】マルチプレクサ20は、例えば複数の電子
機器を接続することができ、これらの電子機器のそれぞ
れの情報信号を組み合わせて(以下、マルチプレクスす
るという)多重通信信号を作成する装置である。マルチ
プレクサ20は、マルチプレクスした情報信号群をワイ
ヤレストランシーバ29に対して出力する。マルチプレ
クサ20は、接続された電子機器と、例えばデジタル信
号でやり取りする。つまり、例えば所定のアナログ信号
は、マルチプレクサ20に入力されるまでにデジタル信
号に変換されているものとする。
【0017】デマルチプレクサ22は、例えば複数の電
子機器を接続することができ、マルチプレクサ20によ
って一体化(マルチプレクス)された各電子機器のそれ
ぞれの情報信号を、接続された各電子機器毎の情報信号
に分割するための装置である。デマルチプレクサ22に
は、例えば誤り訂正回路ECCが内蔵されている。デマ
ルチプレクサ22を通過する信号は、誤り訂正回路EC
Cによって誤り訂正される。デマルチプレクサ22は、
例えばマルチプレクサ20と接続されている。デマルチ
プレクサ22は、接続された電子機器と、例えばデジタ
ル信号でやり取りする。つまり、例えば所定のアナログ
信号は、デマルチプレクサ22に入力されるまでにデジ
タル信号に変換されているものとする。
【0018】ワイヤレストランシーバ29は、トランク
ルーム102側のワイヤレストランシーバ19と無線で
多重通信(多重伝送、以下単に通信と呼ぶ)を行うため
の装置である。ワイヤレストランシーバ29とワイヤレ
ストランシーバ19との間では、例えば使用周波数帯、
伝送速度、伝送品質、電波伝播特性等を考慮した上で、
無線で通信を行っている。このため、通信装置1000
を使用すれば、ハーネスの低減を行うことができる。こ
の通信装置1000では、最も経済的でかつ複雑な通信
プロトコルが不要な、例えばマルチプレックス同期方式
通信を採用する。ここで、「マルチプレックス同期方式
通信」とは、複数の信号を多重化し、元の信号の整数倍
でより高い周波数で送受信クロックを同期させて通信す
る。
【0019】このマルチプレックス同期方式通信におけ
る無線通信では、DSSS(Direct Seque
nce Spread Spectrum)による多重
通信を行っている。ここで、「DSSS」とは、スペク
トラム拡散通信方式で信号の周波数帯域をその数十倍と
いった広い周波数帯域に拡散して伝送する方式であり、
無線LANの変調方式の1つである。マルチプレクス同
期方式は、ベースバンドに復調した後の伝送プロトコル
の1つである。この無線通信においてDSSSを採用し
たのは、伝送電力密度が低い、妨害や傍受に強い、伝送
キャパシティが同一バンド幅では大きい等の一般的な理
由によるものである。
【0020】この通信装置1000では、送信側では例
えばオーディオ、ビデオデータ及び各種コントロールデ
ータを時分割でポイントツーポイント伝送し、受信側で
は例えばデマルチプレクサ12、22では誤り検出、訂
正を行い、例えばFIFOにデータを溜め込み、PLL
(Phase Locked Loop)でジッタを吸
収したクロックでFIFOのデータを読み出す。これに
より、通信装置1000は、例えばオーディオデータや
ビデオデータ等のジッタレス再生が可能となる。具体的
には、通信装置1000では、例えば読み出し時に1フ
レームデータ毎に基準周波数(例えば44.1kHz、
48kHz)で位相比較して、例えば1/4096のビ
ットクロックを生成してマルチプレクスされたデータチ
ャネルを取り出すことができる。
【0021】この通信装置1000においては、無線L
AN(Local Area Network)を使用
し、例えばIEEE(The Institute o
fElectrical and Electroni
cs Engineers)802.11が伝送プロト
コルとして使用されているような形態でも良い。無線伝
送では電波伝播時の伝送品質が重要であり、データ伝送
には、BER(Bit Error Rate)が、好
ましくは例えば10E-8以下とすることが一般的に必要
である。ワイヤレストランシーバ29とワイヤレストラ
ンシーバ19との間の通信では、データ伝送時において
誤り検出能力を高くし、誤り訂正を強力に行うと、単位
帯域幅における実質的な伝送速度の低下を招くので、こ
の点を考慮した上で、誤り検出及び誤り訂正を行うよう
に設定するべきである。
【0022】通信装置1000では、例えばダッシュボ
ード101とトランクルーム102との間で通信を行う
程度なので、それほど強力な誤り訂正は必要ない。しか
し、通信装置1000では、例えばAV(Audio
Visual)のようなアイソクロノス(Isochr
onous)データを伝送するため、データ上の誤りを
検出しても再送要求はできず、できるだけ誤り訂正でき
ることが望ましい。
【0023】上記無線LANでは、例えば2.5GHz
対で10Mbps/CHが実用化しつつあり、周波数帯
域を広げ、無線チャンネルを複数チャンネル取ることに
より、トータル伝送速度を挙げることができる。この無
線LANでは、単位帯域幅当たりのデータ伝送速度の制
限から、例えばデジタルビデオデータは、何らかの圧縮
が必要となるが、デジタルオーディオデータは、Raw
Audio伝送を採用して無線伝送(ワイヤレス伝
送)しても良い。ここで。Raw Audio伝送と
は、非圧縮のPCM(Pulse Code Modu
lation)データストリームを生のまま伝送する方
式である。これは、同様に複数チャンネルを使用するこ
とにより無線伝送帯域を広げ、非圧縮のデジタルビデオ
(Raw Video)を伝送することも可能である。
【0024】ワイヤレストランシーバ29とワイヤレス
トランシーバ19との間でやり取りされる通信データ4
0(一体化情報)は、それぞれに接続された各電子機器
のそれぞれの情報信号が同期された状態で同時に、制御
信号が一体化された状態で通信される。ここで、制御信
号とは、接続された各電子機器の情報信号を再生等する
ための制御信号を示す。
【0025】従って、通信装置1000では、各電気機
器の情報信号が同期された情報信号と制御信号が1フレ
ーム化されたデータ(一体化情報)で通信が行われてい
る。
【0026】通信データ40(フレーム)のデータフォ
ーマットは、図4(A)に示すようになっている。通信
データ40は、PLL同期用プリアンブル40a、制御
データフィールド43、制御データCRC(Cycli
c RedundancyCheck)43e、データ
フィールド41及びデータCRC41aを有する。ま
た、制御データフィールド43は、送信ノードアドレス
43a、受信ノードアドレス43b、受信ノードステー
タス43c及び制御データ43dを有する。データフィ
ールド41は、例えば情報信号がオーディオ情報であれ
ば、左側情報(L)41b及び右側情報(R)41cが
交互に配列されている。
【0027】上述の通信データ40の各フィールド等
は、以下のようにして使用される。PLL同期用プリア
ンブル40aは、ビットストリームに位相、周波数を同
期させるために使用される。送信ノードアドレス43a
は、送信側アドレス(送信側ソースアドレス)を示す。
受信ノードアドレス43bは、受信側アドレス(受信側
シンクアドレス)を示す。受信ノードステータス43c
は、受信ノードにおいてデータ受信が可能であるかを示
すステータス情報を表す。
【0028】制御データ43dは、通信を行う際に使用
される帯域の単位としてのチャネル構成を示し、制御メ
ッセージ等からなるデータであって、対象となる電子機
器を制御する。ここで、「メッセージ」とは、チャンネ
ル構成毎の制御コマンドを含み、表示データ、エラース
テータス、パワー制御ステータス等を伝送する制御デー
タである。制御データCRC43eは、制御データ43
dに格納された情報の誤り検出用のフィールドである。
【0029】データフィールド41は、各電子機器の情
報信号を格納するための所定の容量が確保されたフィー
ルドである。データCRC41aは、データフィールド
41に格納された情報の誤り検出用のフィールドであ
る。
【0030】尚、通信データ40における各電子機器の
情報信号は、好ましくは例えば複数用意された伝送レー
ト(伝送速度)を選択できるようにしても良い。
【0031】通信データ40が通信される際には、図5
のようなルーティング情報テーブル42が参照される。
ルーティング情報テーブル42は、プログラマブル(書
き換え可能)なルーティング情報を有している。ここ
で、ルーティング情報とは、チャンネルアロケーション
の結果、どの機器(送信ノード)からどの機器(受信ノ
ード)へ情報を伝送するのかについての情報をいう。ル
ーティング情報テーブル42は、送信ノードラベル及び
受信ノードラベルを有する。送信ノードラベル及び受信
ノードラベルには、それぞれ対応するノードアドレス
(上述のように一例として各電子機器毎の符号)が格納
されている。ルーティング情報テーブル42は、例えば
ヘッドユニット76によって保有されている。ヘッドユ
ニット76は、ルーティング情報テーブル42を管理し
ている。
【0032】ルーティング情報テーブル42の更新は、
例えば各電子機器がヘッドユニット76に制御メッセー
ジを送る形式を採用している。また、この更新は、ユー
ザが所定のキー入力やリモコンを操作することによって
コマンドメッセージを発生させ、このコマンドメッセー
ジ(ユーザがどの情報をどこへ伝送するかについての情
報)をヘッドユニット76が受け取る度にルーティング
情報を作成する。ヘッドユニット76は、各電子機器の
情報信号が使用可能な空きチャンネルがあるかどうか、
帯域はとれるかどうか等及び送信、受信ノードアドレス
をチェックして更新する。
【0033】上記第2送受信装置9は、例えばマルチプ
レクサ10、デマルチプレクサ12及びワイヤレストラ
ンシーバ19を有する。第2送受信装置9には、トラン
クルーム102側にはテレビチュ−ナ2、CDチェンジ
ャ05、カメラ07、ナビゲーション装置03及びパワ
ーアンプ01等の電子機器が接続されている。
【0034】上記マルチプレクサ10、デマルチプレク
サ12及びワイヤレストランシーバ19は、それぞれマ
ルチプレクサ20、デマルチプレクサ22及びワイヤレ
ストランシーバ29とほぼ同様の構成であるので、説明
を省略する。
【0035】本発明の第1実施形態として通信装置10
00を搭載する自動車100は以上のような構成であ
り、次に図1〜図5を参照しながらその動作例について
説明する。運転者は、例えば図1の自動車100に乗車
中である。自動車100には、通信装置1000が搭載
されている。この通信装置1000は、例えばマルチプ
レックス同期式多重通信方式を採用しており、好ましく
は無線通信である。運転者は、例えばラジオチューナ8
2、ナビゲーション装置03及びテレビチューナ09を
操作するものとする。自動車100は、運転者の操作に
よって、ダッシュボード101に搭載された電子機器と
しての図2のラジオチューナ82の音声をフロントスピ
ーカ30、32及びリアスピーカ16、18から出力す
ると共に、トランクルーム102に設けられたナビゲー
ション装置03からグラフィックス画面及び、テレビチ
ューナ09から動画を、表示装置74(インダッシュモ
ニタ)へ表示する。
【0036】次に、自動車100における信号(例えば
オーディオデータやビデオデータ)の流れについて説明
する。自動車100に搭載された各電子機器同士のデー
タ通信は、例えばオーディオ基準クロックによって同期
されている。
【0037】オーディオデータの場合は、左右がそれぞ
れ例えば16bitであるデータであり、サンプリング
周波数が例えば44.1kHzとすれば必要伝送帯域は
例えば1.4Mbps程度である。従って、フロントス
ピーカ30、32と、リアスピーカ16、18のバラン
スやイコライザをかけた場合の結果を例えば2チャンネ
ル(CH)とすれば、高速同期データ伝送時の占有帯域
は約3Mbps程度となる。
【0038】一方、ビデオデータの場合には、テレビチ
ューナ3の動画データの場合、例えばQVGA(Qua
ter Video Graphics Array)
で考えると、例えば320pixel×240line
×16bit×30frame=36.9Mbps程度
が必要となる。
【0039】従って、ビデオデータの帯域は、オーディ
オデータの帯域の約27倍程度必要になる。すなわち、
ビデオデータのチャンネルは、オーディオデータのチャ
ンネルに換算すると、27チャンネル分必要となる。こ
のようにして、基本的にオーディオデータもビデオデー
タも、Raw Data伝送を行うことにより従来この
ような通信を行う上で必要とされていたエンコーダやデ
コーダを不要とすることができる。
【0040】上述の一例におけるトータルのチャンネル
占有率を計算すると、例えば1CH×2+27CH×2
=56CHとなる。
【0041】この信号の流れには、例えば以下の4通り
の流れがある。 (1)ラジオチューナ82からマルチプレクサ20、リ
アのデマルチプレクサ12を介してリアスピーカ16、
18 (2)ラジオチューナ82からマルチプレクサ20、デ
マルチプレクサ22、マルチプレクサ10、デマルチプ
レクサ12、ヘッドユニット76を介してフロントスピ
ーカ30、32(3)ナビゲーション装置03からマル
チプレクサ10を介してデマルチプレクサ22を介して
表示装置74 (4)テレビチューナ09からマルチプレクサ10、デ
マルチプレクサ22を介して表示装置74
【0042】ここで、上述の(2)の流れについては、
デマルチプレクサ12では該当する受信ノード(各電子
機器に付加された識別子)が見つからないのでデータは
所定のバイパスルートを通り、マルチプレクサ12から
再度フロントスピーカ30、32に送り返される。そこ
で、該当受信ノードであるヘッドユニット76にデータ
が伝送される。もし、ここでも該当受信ノードが見つか
らない場所はエラーとみなし、エラー処理を行う。これ
は、マルチプレクサ10より伝送されたデータが、デマ
ルチプレクサ22において該当する受信ノードが無い場
合も同様である。
【0043】ここで、運転者が操作した場合の電子機器
のコマンド制御の一例として、上述の(4)の流れにつ
いて説明する。運転者は、テレビジョン放送を表示装置
74に表示させようとしている。運転者は、ヘッドユニ
ット76、表示装置74周辺に設けられたキー又はリモ
コンにより所定の操作を行う。この所定の操作によっ
て、自動車100は、所定のコマンド制御により、例え
ばトランクルーム102に設けられたテレビチューナ0
9が選択され、テレビジョン放送を表示装置74に表示
するための通信を行う。
【0044】ワイヤレストランシーバ19とワイヤレス
トランシーバ29との間では、前述のマルチプレクサ1
0や20によってマルチプレクスされた通信データ40
がやり取りされる。
【0045】通信データ40には、図4(A)のように
送信ノードアドレス43aに例えばテレビチューナ09
のノードアドレスが、受信ノードアドレス43bに例え
ば表示装置74のノードアドレスが、受信ノードステー
タス43cに例えば受信ノードのステータスが、制御デ
ータ43dに例えば運転者が指定した番組チャンネル及
び通信時のチャンネル構成等が、データフィールド41
に表示データ(上述の動画のこと)が書き込まれてい
る。従って、通信装置1000は、通信データ40にお
ける情報信号及び制御信号が一体化されているので、容
易に通信を行うことができる。
【0046】通信データ40に上述の情報が書き込まれ
る時間は、例えば単純ポーリング方式ではデータ伝送基
準クロック×最大接続ノード数の待ち時間が発生すると
ころであるが、実用上は問題とはならない程度である。
また、このような待ち時間を少なくするためには、優先
アルゴリズム等により、高速なリアルタイム制御を行な
ってもよい。
【0047】また、通信装置1000において通信が行
われる際には、チャンネル確保時に上述のルーティング
情報テーブル42が参照される。例えばオーディオデー
タ及びビデオデータを同時に通信しようとした場合に
は、図5のように例えば27チャンネルの帯域42aを
送信ノードアドレス及び受信ノードアドレスについてそ
れぞれ確保して、通信を行う。
【0048】尚、受信側(この例では表示装置74)で
通信データ40の受信アドレスが見つからない時は、例
えば1回のみパススルーしてマルチプレクス10によっ
て再度マルチプレクスされ、送信側のデマルチプレクサ
22に戻る。この時点でも上述の受信アドレスが見つか
らない時は、例えばエラー処理を行う。このようなエラ
ー処理が行なわれることで、何らかの不具合が生じてい
ることが容易に認識することができる。
【0049】本発明の第1実施形態によれば、接続され
た電子機器の情報信号を相互に多重通信するために、イ
ンスツルメントパネル部101及びトランクルーム10
2にそれぞれ設けられた第1送受信装置7及び第2送受
信装置9の間で情報信号の通信を行うための制御信号
は、情報信号と一体化された状態で第1送受信装置7と
第2送受信装置9との間で通信されている。
【0050】よって、通信装置1000及びこの通信装
置1000を搭載する自動車100には、それぞれ以下
のような効果が生ずる。 (1)複雑な通信プロトコル(伝送プロトコル)を必要
とせず、高帯域のデジタルビデオ信号やオーディオ信号
等の情報信号と、制御信号とを1フレーム化した状態で
同時にマルチプレクスして通信を行うことができる。こ
れにより、他の使用の電子機器との互換性を取りやすく
なる。 (2)バスのアービトレーションや帯域割り当てを必要
としないため、通信プロトコルや制御用のソフトウェア
を簡素化することができる。ここで、バスのアービトレ
ーションとは、バスに接続されている周辺機器(電子機
器を含む)等が同時にバスを使用しようとした時に、ど
の周辺機器に優先権を与えるかを調停する機能を示す。
通信プロトコルや制御用のソフトウェアを簡素化するこ
とができるのは、バスを容易に管理できることで、例え
ばCPU(Central Processing U
nit)のような制御部がバス管理のために処理能力を
割く必要がないからである。 (3)このような仕様を満たす任意の車載の電子機器
を、簡単に自動車100に追加搭載したり、取り外すこ
とができる。 (4)自動車100内のワイヤハーネスを低減させるこ
とで、車重を低減させたり、ハーネスコストを削減する
ことができる。また、自動車100内のワイヤハーネス
の低減により車内配線の配策作業を非常に簡素化するこ
とができる。 (5)オーディオ基準クロックで、送受信の同期を取っ
ているので ジッタ(時間軸変更)レスシステムが簡単
に構築することができる。
【0051】従って、接続された電子機器の情報信号を
相互に多重通信するために、インスツルメントパネル部
及びトランクルームにそれぞれ設けられた第1送受信装
置7と第2送受信装置9との間で電子機器の情報信号や
その情報信号の制御信号を一体化して、容易に通信する
ことができる通信装置1000及びこの通信装置100
0を搭載する自動車100を提供することができる。
【0052】第2実施形態 図6は、自動車100に搭載された本発明の第2実施形
態としての通信装置1000aの電気的な構成例を示す
ブロック図である。図7は、図6の通信装置1000a
の詳細な構成例を示すブロック図である。第2実施形態
では、図1〜図5において第1実施形態と同一の符号を
付した箇所は同じ構成であるから、異なる点についての
み説明する。
【0053】第2実施形態としての通信装置1000a
では、例えばダッシュボード101側の第1送受信装置
7a(第1送受信手段)及び、トランクルーム102側
の第2送受信装置9a(第2送受信手段)の構成が、第
1実施形態の第1送受信装置7(第1送受信手段)及び
第2送受信装置9(第2送受信手段)の構成とそれぞれ
異なる。通信装置1000aでは、第1実施形態におい
て使用されていたワイヤレストランシーバ19、29の
代わりに、トランシーバ36、トランシーバ38(通信
手段)及び信号線50を使用している。
【0054】つまり、通信装置1000aでは、ダッシ
ュボード101とトランクルーム102との間の通信
が、有線通信で行われていることである。信号線50
は、例えばPOF(Plastic Optical
Fiber)等の光ファイバーである。この信号線50
は、例えば1芯POFによるシンプレックス光ファイバ
ーである。信号線50として光ファイバーを採用するこ
とにより、大容量の情報を短時間で通信することができ
る。
【0055】従って、通信データ40は、シンプレック
ス光ファイバー50によって、情報信号及び制御信号が
1フレーム化された状態で双方向に多重伝送される。通
信データ40のデータフォーマットは、第1実施形態の
通信装置1000の場合と同様である。
【0056】第1送受信装置7は、第1実施形態の送信
コントローラ44とは異なる構成の送信コントローラ5
4が設けられている。送信コントローラ54は、例えば
4B/5B部54a、P/S(Parallel/Se
rial)PLL部54b(P/S変換部)、ドライバ
54c、半導体レーザ素子54dを有する。4B/5B
部54aは、シリアル4bitデータを5bitデータ
に変換出力する(いわゆるATM(Asynchron
ous Transfer Mode)のFDDI(F
iber Distributed Data Int
erface)における)ラインエンコード部である。
【0057】P/SPLL部54bは、4B/5B部5
4aによって処理された各電子機器の情報信号(例え
ば、既にマルチプレクス20によってマルチプレクスさ
れたもの)同士の同期を取るためのものである。ドライ
バ54cは、半導体レーザ素子54dに発光させること
により信号線50を介して、P/SPLL部54bによ
って同期された通信データ40を第2送受信装置9aの
光検出器58dに通信するためのものである。
【0058】受信コントローラ55は、例えば光検出器
55d、アンプ55e、波形整形部55c、S/P(S
erial/Parallel)PLL部55b(S/
P変換部)、4B/5B部55aを有する。光検出器5
5dは、上述したように信号線50を介して半導体レー
ザ素子57dの光を受光して電気信号に変換する。アン
プ55eは、電気変換された通信データ40の信号を増
幅する。波形整形部55cは、アンプ55eによって増
幅された通信データ40の信号の波形を整形する。S/
PPLL部55bは、波形整形部55cによって整形さ
れた通信データ4の信号の内、各電子機器毎のそれぞれ
の情報信号を同期させる。4B/5B部55aは、シリ
アルの4bitデータを5bitデータに変換出力する
(いわゆるATMのFDDIにおける)ラインデコード
部である。
【0059】第2送受信装置9は、第1送受信装置7と
ほぼ同様の構成をしているので、説明を省略する。
【0060】第2実施形態としての通信装置1000a
は以上のような構成であり、次に通信装置1000aの
動作例について説明する。通信装置1000aでは、各
電子機器からそれぞれマルチプレクサ20、デマルチプ
レクサ22、マルチプレクサ10及びデマルチプレクサ
12までの間での処理は、第1実施形態としての通信装
置1000と同様である。通信装置1000aにおいて
第1実施形態の通信装置1000と異なる動作は、通信
データ40がやり取りされる通信媒体が例えば信号線5
0という点及び、その信号線50を使用したことによる
上述の説明のような通信方法が異なる点である。
【0061】本発明の第2実施形態によれば、第1実施
形態の効果を発揮できるとともに、これに加えて、第1
実施形態より高速に通信を行うことができる他、第1送
受信装置7a及び第2送受信装置9aがPOF等による
ワイヤード接続のため、伝送品質が一定で確実な伝送が
保証されるばかりでなく、ラジオチューナ82等の他の
車載の電子機器に電磁波妨害を与えることもない。
【0062】第3実施形態 図8は、自動車100に搭載された本発明の第3実施形
態としての通信装置1000bの電気的な構成例を示す
ブロック図である。図9は、図8の通信装置1000b
の詳細な構成例を示すブロック図である。第3実施形態
では、図1〜3、6及び7において第2実施形態と同一
の符号を付した箇所は同じ構成であるから、異なる点に
ついてのみ説明する。
【0063】第3実施形態の通信装置1000bでは、
第2実施形態の通信装置1000aにおいて1本の信号
線50が使用されていた代わりに、複数の信号線51、
51(例えば2芯のPOF等)を使用して第1送受信装
置7b及び第2送受信装置9bの間で通信を行ってい
る。信号線51、51は、それぞれ第2実施形態の信号
線50とほぼ同様の機能を有する。
【0064】通信装置5bは、複数の信号線51、51
を使用して双方向の多重通信を行う点を除けば、第2実
施形態としての通信装置1000aと同様の通信方法に
よって双方向の多重通信を行う。
【0065】本発明の第3実施形態によれば、第2実施
形態の効果を発揮できるとともに、これに加えて、複数
の信号線51、51を使用するため伝送容量(通信容
量)を大きくすることが比較的簡単であり、送受信トラ
ンシーバ(トランシーバ38や36)も制作し易くする
ことができる。
【0066】ところで本発明は上述した実施形態に限定
されるものではない。本発明の実施形態としての通信装
置は、自動車に搭載されることに限定されず、さまざま
なものに搭載されることができる。第1実施形態におけ
る通信方式は、ワイヤレスIEEE1394をベースと
した通信プロトコルを採用しても良い。第2実施形態に
おいて信号線50に光ファイバーを使用する場合には、
例えばオーディオやビデオのベースバンド信号をマルチ
プレクスしても良いし、パケット通信方式のIEEE1
394規格を満たす方式でも良い。これは、第3実施形
態における信号線51、51についても、ほぼ同様に適
用することができる。第1実施形態〜第3実施形態の説
明でそれぞれ使用する図面においては、各電子機器を接
続するための所定のバス等を省略している部分がある
が、上述の説明では特定の電子機器の動作例について説
明しているため省略しているだけであり、実際には上述
の所定のバス等によって接続されている。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
接続された電子機器の情報信号を相互に多重通信するた
めに、インスツルメントパネル部及びトランクルームに
それぞれ設けられた第1送受信手段と第2送受信手段と
の間で電子機器の情報信号やその情報信号の制御信号を
一体化して、容易に通信することができる通信装置及び
この通信装置を搭載する自動車を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての通信装置を搭載
する自動車の外観の一例を示す平面図。
【図2】図1の自動車に搭載された通信装置の電気的な
構成例を示すブロック図。
【図3】図2の通信装置の詳細な構成例を示すブロック
図。
【図4】図2の通信データのデータフォーマットの一例
を示す図。
【図5】ルーティング情報テーブルの構成例を示す図。
【図6】自動車に搭載された本発明の第2実施形態とし
ての通信装置の電気的な構成例を示すブロック図。
【図7】図6の通信装置の詳細な構成例を示すブロック
図。
【図8】自動車に搭載された本発明の第3実施形態とし
ての通信装置の電気的な構成例を示すブロック図。
【図9】図8の通信装置の詳細な構成例を示すブロック
図。
【符号の説明】
7・・・第1送受信装置(第1送受信手段)、7a・・
・第1送受信装置(第1送受信手段)、7b・・・第1
送受信装置(第1送受信手段)、9・・・第2送受信装
置(第2送受信手段)、9a・・・第2送受信装置(第
2送受信手段)、9b・・・第2送受信装置(第2送受
信手段)、10・・・マルチプレクサ(一体化手段)、
12・・・デマルチプレクサ(分割手段)、19・・・
ワイヤレストランシーバ(通信手段)、20・・・マル
チプレクサ(一体化手段)、22・・・デマルチプレク
サ(分割手段)、29・・・ワイヤレストランシーバ
(通信手段)、36・・・トランシーバ(通信手段)、
38・・・トランシーバ(通信手段)、50・・・信号
線、51・・・信号線、100・・・自動車、101・
・・ダッシュボード(インスツルメントパネル部)、1
02・・・トランクルーム、1000・・・通信装置、
1000a・・・通信装置、1000b・・・通信装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載された電子機器の情報信号を相互に
    多重通信するために、インスツルメントパネル部及びト
    ランクルームにそれぞれ設けられた第1送受信手段及び
    第2送受信手段を有し、 前記第1送受信手段と、前記第2送受信手段との間で前
    記情報信号の通信を行うための制御信号が、前記情報信
    号と一体化されていることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記電子機器は、複数設けられており、 前記第1送受信手段及び前記第2送受信手段は、それぞ
    れ前記複数の電子機器の各情報信号を一体化して一体化
    情報とするための一体化手段と、 前記一体化情報を送信したり、受信するための通信手段
    と、 受信した前記一体化情報を、各電子機器毎の前記情報信
    号と前記制御信号に分割する分割手段とを備える請求項
    1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記電子機器毎の情報信号は、互いに同
    期されている請求項2に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記第1送受信手段と前記第2送受信手
    段との間では、無線通信を利用して通信が行われる請求
    項1に記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記第1送受信手段と前記第2送受信手
    段との間では、少なくとも1本の信号線による光通信が
    行われる請求項1に記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記信号線は、光ファイバーである請求
    項5に記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 車載された電子機器の情報信号を相互に
    多重通信するために、インスツルメントパネル部及びト
    ランクルームにそれぞれ設けられた第1送受信手段及び
    第2送受信手段を有し、 前記第1送受信手段と、前記第2送受信手段との間で前
    記情報信号の通信を行うための制御信号が、前記情報信
    号と一体化されていることを特徴とする自動車。
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