JP3307624B2 - 回転式オイルダンパーの取付け構造 - Google Patents

回転式オイルダンパーの取付け構造

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JP3307624B2 JP2000042954A JP2000042954A JP3307624B2 JP 3307624 B2 JP3307624 B2 JP 3307624B2 JP 2000042954 A JP2000042954 A JP 2000042954A JP 2000042954 A JP2000042954 A JP 2000042954A JP 3307624 B2 JP3307624 B2 JP 3307624B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カセットテープレコー
ダのカセットホルダ等のように、支軸を支点として開閉
する回転体の回転エネルギーを、ダンパー内に充填した
シリコングリース等のオイルの粘性抵抗で吸収,減衰し
て、前記回転体を緩慢に開閉させるためのオイルダンパ
ーに関し、特に、その取付け場所に応じて自在に対応で
きるオイルダンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】図5(イ),(ロ)に示すものは、この
種のオイルダンパーをカセットホルダに装着した状態を
示す図で、図中1はカセットテープレコーダ本体、2は
カセットテープを上方より挿入,取り出し可能なカセッ
トホルダであり、該カセットホルダ2は前記カセットテ
ープレコーダ本体1に対して支軸3により、図5(イ)
において左右方向に開閉する。
【0003】4は前記支軸3に設けた戻りばねで、前記
カセットホルダ2を常時左方向に付勢している。5はラ
ックで、前記カセットホルダ2の後面側に固定されてお
り、前記ラック5と平歯車6とが噛み合って回転するオ
イルダンパー7が前記カセットテープレコーダ本体1側
に固定されている。
【0004】上記のように、オイルダンパー7はカセッ
トテープレコーダ本体1とカセットホルダ2との間に設
置されるが、小型化を図るために、図5の(ロ)に示す
ように、前記カセットテープレコーダ本体1とカセット
ホルダ2との間の間隔は非常に狭いのと、その周辺には
種々の器機を設置する関係上、前記オイルダンパー7を
カセットテープレコーダ本体1に取付ける取付け構造に
は種々の制約がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのため従来は、設置
する場所に合った取付け構造のオイルダンパー、すなわ
ち、周辺に設置した器機等と衝当しないような構造から
なる取付け構造を備えた種々のオイルダンパーを用いざ
るを得ない。その結果、多品種,少数量となり、金型の
制作期間やその制作費等によりコストがかかり、高価な
ものとなる、といった問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来の問題点を解決するために成されたもので、一種類
のオイルダンパーで種々の設置場所に対応して取付ける
ことができるものを提供することを目的としたものであ
り、その要旨は、回転体部からなるロータと、該回転体
部をオイルを介して回転自在となるように収納する回転
体収納部を備えたステータとからなるオイルダンパーで
あって、前記ステータの左右から外方向へ延出する一方
の延出部分にネジ取付部を、他方の延出部分に天板の高
さが異なる門型の第1係止部と第2係止部を夫々設けた
ことを特徴とする回転式オイルダンパーの取付け構造等
にある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1乃至図4に示
す実施形態により詳細に説明すると、図において、10
は本発明に係る回転式のオイルダンパーで、平歯車11
と、その裏面に設けた複数個の同心の回転円筒部12か
らなるロータ13と、カセットテープレコーダ本体など
のシャーシ14に取付けるベース15の上面に、前記回
転円筒部12と、オイル16を介して回転自在に嵌合す
る複数の同心の固定円筒部17とからなるステータ18
からなるオイルダンパー本体と、該オイルダンパー本体
を前記シャーシ14に取付けるための取付け手段とから
構成されている。
【0008】前記取付け手段は、図1(イ),(ハ)に
おいて、前記ベース15の左右から外方向へ延出する一
方の延出部分に形成したネジ取付部19と、他方の延出
部分に形成した係止部20とから夫々構成されており、
該係止部20は更に、前部側に形成した第1係止部21
と、該第1係止部21と連続する後部側に形成した第2
係止部22とで夫々構成されている。
【0009】前記第1係止部21は、図1(ロ)に示す
ように、高天板23と左右両側壁24a,24bとから
なる門型形状のものであって、前記両側壁24a,24
bと高天板23で囲まれた下方部には下部空間25が形
成されている。他方、前記第2係止部22は、前記一方
の側壁24bを共通とし、これと同じ高さの側壁24c
と、前記高天板23より高さの低い低天板26とから構
成されており、該低天板26と前記両側壁24b,24
cで囲まれた下方部に下部空間27が形成されている。
【0010】28は第1係止部21の前記高天板23
に、29は第2係止部22の前記低天板26にそれぞれ
形成した切欠凹部で、図示するこの切欠凹部28,29
にあっては、開口端側が直線部で、該直線と繋がる深部
は半円部からなる平面視が円弧状の切欠部でそれぞれ形
成されている。但し、この切欠凹部28,29は、平面
視がコ字状の切欠部であってもよい。
【0011】そこで、このオイルダンパー10をシャー
シ14に取付ける場合には、先ず前記シャーシ14に形
成した上方突出部30を第1係止部21の下部空間25
又は第2係止部22の下部空間27内に挿入する。これ
により、図1(ロ),(ハ)に示すように、前記上方突
出部30は下部空間25又は27内にあって、その左右
両側端が前記両側壁24a,24b又は24b,24c
間に挟まれ、前記係止部20の図1(ロ)における左右
方向(図1(イ)では上下方向)の移動が規制される。
【0012】次に、前記上方突出部30を中心として、
前記ネジ取付部19を図1(イ)における上下方向に回
動せしめ、該ネジ取付部19に形成した図示しないネジ
孔とシャーシ14に形成したネジ取付け孔とを合致さ
せ、この重合する両孔に挿通したネジ31により固定す
る。これにより、オイルダンパー10は前記シャーシ1
4に、図1(イ)において、前記ネジ取付部19では前
後,左右,上下方向に移動不可能な状態で取付けられ、
前記係止部20においては上下方向に移動不可能な状態
で取付けられる。
【0013】ここで、係止部20に第1係止部21と第
2係止部22を形成し、その何れか一方の係止部21又
は22をシャーシ14に形成した上方突出部30に係止
せしめるようにしたのは、周辺に設置した器機等と衝当
しない逃げた位置に前記係止部20を固定する必要があ
る場合があり、これに対応して固定するためのものであ
る。
【0014】図2乃至図4はそれぞれ、前記オイルダン
パー10をシャーシ14に取付ける場合の他の取付け状
態を示すもので、図2に示すものにあっては、シャーシ
14から切り起こして形成した脚の高い高係止爪32を
第1係止部21の前記切欠凹部28内に嵌合し、その押
え部32Aの下面で前記高天板23の上面を押さえたも
のであり、図3に示すものにあっては、シャーシ14か
ら切り起こして形成した前記高係止爪32の脚より低い
低係止爪33を第2係止部22の前記切欠凹部29内に
嵌合し、その押え部33Aの下面で前記低天板26の上
面を押さえたもので、他方のネジ取付部19の固定手段
は前記の場合と同様である。
【0015】これにより、高係止爪32又は低係止爪3
3の脚は前記切欠凹部28又は29の開口端に嵌合し、
前記脚の両側端は、円弧状の切欠凹部にあってはその開
口端における左右の直線部により、又コ字状の切欠凹部
にあってはその開口端における左右の両側壁24B,24C 間
に挟まれる。同時に、高係止爪32の押え部32A又は
低係止爪33の押え部33Aにより、前記高天板23又
は低天板26の上面が押さえられるので、前記係止部2
0は、図2及び図3の(ロ)において、上下,左右方向
の移動がそれぞれ規制された状態でシャーシ14に取付
けられる。
【0016】ここで、前記図2及び図3に示すように、
高係止爪32の押え部32A又は低係止爪33の押え部
33Aで、前記高天板23又は低天板26の上面を押さ
えることにより、前記係止部20の上方空間の広狭に応
じて何れか一方を利用しようとするものである。すなわ
ち、前記低係止爪33にあっては、その押え部33Aは
前記高係止爪32の押え部32Aより低い位置にあっ
て、押え部33Aの上面は両側壁24b,24cの上端
面とほゞ同一高さにある。したがって、この低係止爪3
3で係止する場合には、その押え部33Aの上方空間に
余裕がない場合に利用することができる。
【0017】図4に示すものは更に異なる取付け手段を
採用した例で、これはシャーシ14の上面に左右一対の
溝孔形成部材34,35を設け、該両溝孔形成部材3
4,35の溝内にオイルダンパー10のネジ取付部19
及び係止部20を夫々矢印で示す方向から挿入すること
により固定するものである。
【0018】これにより、ネジ取付部19及び係止部2
0の上面は、溝孔形成部材34,35の上面部34A,
35Aで押さえられるとゝもに、ネジ取付部19及び係
止部20の両端面は前記溝孔形成部材34,35の内側
面により押さえられる。これにより、ネジ取付部19及
び係止部20は、前記溝孔形成部材34,35内に前
後,左右及び上下方向の移動が規制された状態で固定さ
れる。したがって、この場合には、前記図1乃至図3に
示す固定手段とは異なり、前記ネジ取付部19をネジ3
1で固定する必要がない。
【0019】なお、図中、36は前記溝孔形成部材35
の挿入側の下面に垂設する抜け止部で、前記係止部20
を溝孔形成部材35内に挿入する際には、その側壁24
a,24b,24cの上端面が前記抜け止部36の下面
と衝当することになる。その結果、前記抜け止部36に
より溝孔形成部材35の前記天板部35Aは押し上げら
れて係止部20の挿入を許し、側壁24aが通過した後
に復元して、該側壁24aの前部側と係止し、係止部2
0の前記溝孔形成部材35内からの抜けが防止される。
【0020】以上の実施形態では、ローターとして、平
歯車11と、該平歯車11の裏面にこれと一体に設けた
複数個の同心の回転円筒部12で構成したものを、また
ステータとして、ベース15と、その上面に設けた固定
円筒部17とで構成したものを例示したが、例えば、ロ
ーターを、前記平歯車11に代えて、駆動部材と連繋す
るアームと、該アームの一端を固定したシャフト部と、
該シャフト部の下端に固定した前記回転体部とからなる
構成とし、また、ステータとして、前記回転体部をオイ
ルを介して回転自在となるように収納する回転体収納部
で構成したものであっても良いことは勿論である。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る回転式オイルダンパーの取
付け部構造は、上記のような構成であるから、一種類の
オイルダンパーでどのような条件下の設置場所にも自在
に対応することができるとゝもに、且つ強固に取付ける
ことができる。したがって、数種類のオイルダンパーの
ストック,装着する機種の種類による選別作業等が不必
要となり、作業能率が一段と向上するとゝもに、量産に
よって廉価に提供することができる、といった諸効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオイルダンパーの取付け状態を示
す(イ)は平面図、(ロ)は左側面図、(ハ)は(ロ)
のAーA線半部断面図である。
【図2】同オイルダンパーの第2の取付け状態を示す
(イ)は平面図、(ロ)は左側面図、(ハ)は(ロ)の
BーB線半部断面図である。
【図3】同オイルダンパーの第3の取付け状態を示す
(イ)は平面図、(ロ)は左側面図、(ハ)は(ロ)の
CーC線半部断面図である。
【図4】同オイルダンパーの第4の取付け状態を示す
(イ)は平面図、(ロ)は左側面図、(ハ)は正面図で
ある。
【図5】同オイルダンパーをカセットテープレコーダ本
体とカセットホルダとの間に設置した状態を示す(イ)
は側面図、(ロ)は拡大正面部分図である。
【符号の説明】
10 オイルダンパー 13 ロータ 18 ステータ 19 ネジ取付部 21 第1係止部 22 第1係止部 23,26 天板 28,29 切欠凹部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体部からなるロータと、該回転体部
    をオイルを介して回転自在となるように収納する回転体
    収納部を備えたステータとからなるオイルダンパーであ
    って、前記ステータの左右から外方向へ延出する一方の
    延出部分にネジ取付部を、他方の延出部分に天板の高さ
    が異なる門型の第1係止部と第2係止部を夫々設けたこ
    とを特徴とする回転式オイルダンパーの取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記第1係止部と第2係止部の天板の端
    面に切欠凹部をそれぞれ形成したことを特徴とする請求
    項1記載の回転式オイルダンパーの取付け構造。
  3. 【請求項3】 前記切欠凹部を、開口端面側が直線部
    で、これに続く深部が半円形状部で形成したことを特徴
    とする請求項2記載の回転式オイルダンパーの取付け構
    造。
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