JP3307156B2 - 音楽情報分析装置 - Google Patents

音楽情報分析装置

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JP3307156B2
JP3307156B2 JP12310595A JP12310595A JP3307156B2 JP 3307156 B2 JP3307156 B2 JP 3307156B2 JP 12310595 A JP12310595 A JP 12310595A JP 12310595 A JP12310595 A JP 12310595A JP 3307156 B2 JP3307156 B2 JP 3307156B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、曲の構造解析等に用
いるに好適な音楽情報分析装置に関し、特に曲の全区間
又は一部区間の平均音符長に基づいてフレーズ(楽句)
の区切りを設定することにより曲の個性や人間のフレー
ズ感に適合したフレーズ分けを可能にしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一連のメロディを自動的にフレー
ズ分けする方法としては、次の(イ)〜(ハ)のものが
知られている。
【0003】(イ)所定の複数小節(例えば4小節)と
メロディが類似した複数小節(例えば4小節)を検出
し、検出した複数小節の始まりをフレーズの始まりとす
る。
【0004】(ロ)ある音T1 のオンから次の音T2
オンまでの時間(ゲートタイム)が所定値(例えば全音
相当値)以上の個所を検出し、音T2 の属する小節の始
まりをフレーズの始まりとする。
【0005】(ハ)上記(イ)又は(ロ)の方法により
フレーズの始まりとなる小節M1 を求めた後、その前の
小節M0 を調べて音符単位でフレーズ分けを修正する。
例えば、小節M0 が複数の音符を含む場合は、そのうち
で最も長い音符の終りをフレーズの終りとし、該音符の
次の音符を次のフレーズ(弱起のフレーズ)の始まりと
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した(イ)又は
(ロ)の方法によると、フレーズ分けが小節単位である
ため、小節の途中から始まるフレーズに対応できないこ
と、人間がフレーズと感ずる流れの途中でもフレーズ区
切りにされてしまうことなどの問題点があった。
【0007】また、(イ)〜(ハ)を組合せた方法によ
ると、小節の途中から始まるフレーズへの対応がある程
度可能になるものの、フレーズ分けした結果が曲の個性
や人間のフレーズ感に適合しないことがあった。
【0008】この発明の目的は、曲の個性や人間のフレ
ーズ感に適合したフレーズ分けをなしうる新規な音楽情
報分析装置を提供することにある。
【0009】この発明の他の目的は、分けられた複数の
フレーズの中からメロディが類似したフレーズを検出す
ることができる新規な音楽情報分析装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第1の音
楽情報分析装置は、ある曲の全区間又は一部区間内の音
符長情報に基づいて該区間内の平均音符長を算出する計
算手段と、前記区間内の複数種類の音符のうち前記計算
手段で算出された平均音符長より長い所定種類の音符に
対応してボーダー音符長を決定する決定手段と、 この決
定手段で決定されたボーダー音符長の終りに対応して前
記曲におけるフレーズの区切りを設定する設定手段とを
備えたものである。
【0011】また、この発明に係る第2の音楽情報分析
装置は、曲の複数のフレーズについてメロディの類似度
を算出する計算手段であって、前記曲の中で最短の音符
の長さを時間軸方向の単位長とすると共に前記複数のフ
レーズについて前記時間軸方向の単位長毎に音高を比較
することにより音高一致度を求め、求まった音高一致度
をメロディの類似度として出力するものと、前記計算手
段で算出された類似度に基づいてメロディの類似度が所
定レベル以上のフレーズを前記曲の複数のフレーズの中
から検出する検出手段とを備え、 前記計算手段が1音符
長内の音高比較において音高一致個所では所定の点数を
加算すると共に音高不一致個所では音高一致個所から離
れるに従って低下するように定められた点数を加算する
ことにより前記音高一致度を求める構成になっている
のである。
【0012】
【作用】上記した第1の音楽情報分析装置によれば、曲
の全区間又は一部区間の平均音符長(音符長の平均値)
に基づいてフレーズの区切りが設定される。従って、フ
レーズ分けに曲の個性を反映させることができ、人間の
感覚に近いフレーズ分けが可能となる。
【0013】また、上記した第2の音楽情報分析装置に
よれば、曲の中で最短の音符の長さを時間軸方向の単位
長とすると共に複数のフレーズについて時間軸方向の単
位長毎に音高を比較して音高一致度を求める際に1音符
長内の音高比較において音高一致個所では所定の点数を
加算すると共に音高不一致個所では音高一致個所から離
れるに従って低下するように定められた点数を加算する
ことにより音高一致度を求め、求まった音高一致度をメ
ロディの類似度として出力するようにしたので、人間の
感覚に近いメロディ類似度判定が可能になる。メロディ
類似度を算出した後は、算出に係る類似度に基づいて複
数のフレーズのうちからメロディの類似度が高いフレー
ズが検出される。従って、メロディの類似度が高いフレ
ーズをそれ以外のフレーズから区別することができ、曲
の構造解析等を効率的に行なうことができる。
【0014】
【実施例】図1は、この発明の一実施例に係る音楽情報
分析装置を示すもので、この装置では、音楽情報処理が
マイクロコンピュータによって実行されるようになって
いる。
【0015】バス10には、入力装置12、ディスプレ
イ14、中央処理装置(CPU)16、プログラムメモ
リ18、ワーキングメモリ20、メロディメモリ22等
が接続されている。
【0016】入力装置12は、鍵盤及び各種の入力スイ
ッチを含むものである。入力装置12内の鍵盤を操作す
ることによりメモリ22には所望の曲のメロディに対応
した音楽情報(音高、音符長、休符長等の情報)を書込
むことができる。メモリ22には、他の楽器等から入力
装置12を介して音楽情報を書込むこともできる。
【0017】ディスプレイ14は、メモリ22に記憶さ
れた音楽情報に基づいて楽譜等を表示するものである。
【0018】CPU16は、ROM(リード・オンリィ
・メモリ)からなるメモリ18にストアされたプログラ
ムに従って音楽情報の取込み、フレーズ分割、フレーズ
分類、楽譜表示等の各種処理を実行するもので、これら
の処理については図2〜15を参照して後述する。
【0019】ワーキングメモリ20は、RAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)からなるもので、CPU16に
よる各種処理の際にレジスタ等として使用される記憶領
域を含んでいる。この発明の実施に関係するレジスタ類
としては、フレーズ番号レジスタN,M、分類番号レジ
スタSN等がある。レジスタN及びMは、それぞれ比較
対象となる一方及び他方のフレーズの番号がセットされ
るものである。
【0020】メロディメモリ22は、RAMからなるも
ので、前述したように入力装置12から入力される音楽
情報を記憶するものである。メモリ22には、音楽情報
に関して設定されるフレーズの区切り情報や分類番号情
報等も記憶される。
【0021】図2は、メインルーチンの処理の流れを示
すものである。ステップ30では、メロディ入力処理を
行ない、入力装置12から音楽情報として所望の曲のメ
ロディ情報を入力し、メモリ22に書込む。そして、メ
モリ22に記憶したメロディ情報に基づいて例えば図4
(A)に示すような楽譜をディスプレイ14に表示させ
る。
【0022】次に、ステップ32では、フレーズ分割処
理を行なう。この処理については、図3を参照して後述
する。そして、ステップ34に移る。
【0023】ステップ34では、フレーズ分類処理を行
なう。この処理については、図7を参照して後述する。
【0024】図3は、フレーズ分割処理のサブルーチン
を示すものである。図3の処理は、一例として、メモリ
22に記憶された図4(A)に示すようなメロディ情報
に関して行なわれる。
【0025】まず、ステップ40では、休符長加算処理
を行なう。この処理は、音符の次に位置する休符を1つ
ずつサーチしていき、該休符がサーチされるたびに該休
符の長さ情報を該音符の長さ情報に加算するものであ
る。これは、ある音が鳴って休符となった場合、聴き手
の耳には最後の音が色濃く残っていることを考慮した処
理である。この結果、メロディ情報を音高情報と音符長
情報との2種類の情報として処理可能になる。
【0026】一例として、図4(A)のメロディ情報に
おいて、4分休符Rをサーチしたときは、休符Rの長さ
をその前の4分音符の長さに加算し、図4(B)に示す
ように休符Rの前の音符を2分音符とする。
【0027】休符長加算処理の後、図4(B)に示すよ
うなメロディ情報をディスプレイ14に表示させる。そ
して、ステップ42に移る。
【0028】ステップ42では、メロディの全区間の音
符長情報に基づいて平均音符長(音符長の平均値)を算
出する。簡単のため、全区間ではなく図4(B)に示さ
れる区間の平均音符長を求める例を示すと、次の表1の
ようになる。音符長は、32分音符を1ポイントとして
ポイント数で表わす。
【0029】
【表1】 次に、平均音符長Lに定数Kを乗じ、積KLに一致又は
近似したボーダー音符長を求め、このボーダー音符長の
終りをフレーズの区切りとし、各フレーズ毎にフレーズ
番号を付与する。図4(B)の例では、平均音符長L=
7.65にK=2を乗じてKL=15.3となり、ボー
ダー音符長は、2分音符長(P=16)となる。従っ
て、図4(C)に示すように2分音符長の終りに対応し
てフレーズの区切りが設定され、各フレーズ毎にフレー
ズ番号が付与される。
【0030】この後、フレーズ分けしたメロディ情報を
フレーズ番号と共に図4(C)に示すようにディスプレ
イ14に表示させる。そして、ステップ44に移る。
【0031】ステップ44では、「ゆっくりな部分」に
対応するためにフレーズ分け修正処理を行なう。すなわ
ち、ステップ42の処理により曲に適し且つ人間の感覚
に近いフレーズ分けが可能となるが、メロディ全体の平
均音符長を用いたため、1曲の中の「早い部分」と「ゆ
っくりな部分」のいずれでも人間に近いフレーズ感を得
るのは容易でない。しかし、メロディを当てもなく複数
区間に分けて各区間毎に平均音符長を求めると、区間の
分け方によって平均音符長が変わり、同じ部分が複数個
所に存在する場合、フレーズの区切り方にばらつきが生
ずるおそれがあり、1曲(メロディ全体)で1つの平均
音符長を持つのが好ましい。そこで、この実施例では、
ステップ42のフレーズ分けは、やや「早い部分」に対
応した細かさで分け、「ゆっくりした部分」への対応は
ステップ44で行なうようにしている。
【0032】ステップ44では、各フレーズ毎にフレー
ズ内の音符長情報に基づいて平均音符長を算出する。こ
の場合、平均音符長の算出方法は、表1に示したのと同
様である。そして、順次の2フレーズについて各フレー
ズ毎に次の数1の条件を満足するか判定し、この判定結
果が否定的であれば2つのフレーズ間の区切りを削除す
る。
【0033】
【数1】 フレーズの平均音符長×2≦フレーズの終端音符長 図4(C)に示されるフレーズ1〜5について各フレー
ズ毎に平均音符長及びフレーズの終端音符長を示すと、
次の表2のようになる。
【0034】
【表2】 表2において、平均音符長及び終端音符長は、いずれも
表1と同様にポイント数で表わしてある。
【0035】フレーズ1の終端音符長は、24であり、
フレーズ1及び2の平均音符長は、それぞれ8及び16
である。平均音符長の定数倍(2倍)は、フレーズ1で
は16、フレーズ2では32となる。フレーズ1の終端
音符長24は、フレーズ1の平均音符長の2倍(16)
より大きいので、数1の条件を満足している。従って、
フレーズ1及び2の間の区切りはそのまま残される。
【0036】次に、フレーズ2及び3の終端音符長は、
いずれも16であり、フレーズ2及び3の平均音符長
は、いずれも16である。平均音符長の2倍は、フレー
ズ2,3でいずれも32である。フレーズ2の終端音符
長16は、フレーズ2の平均音符長の2倍(32)より
小さいと共に、フレーズ3の終端音符長16は、フレー
ズ3の平均音符長の2倍(32)より小さいので、数1
の条件を満足していない。従って、フレーズ2及び3の
間の区切りは削除される。この結果を図5(A)に示
す。
【0037】この後、フレーズ1〜3に関して上記した
と同様の処理を曲の終りまで行なう。この結果、曲の終
りまで「ゆっくりな部分」に適合するようにフレーズ分
けが修正される。修正結果を含む図5(A)のような楽
譜をディスプレイ14に表示させた後、ステップ46に
移る。
【0038】ステップ46では、人間のフレーズ感に一
層近づけるためにフレーズ分け修正処理を行なう。すな
わち、人間は、メロディを聴くとき、同じメロディ部分
をフレーズとして認識することができるのに対し、ステ
ップ44までのプログラムでは、同じメロディ部分をフ
レーズ分けすることができない。例えば、同じメロディ
部分が2個所に存在し、一方はその直前に長い音符があ
り、他方はその直前にあまり長くない音符があった場
合、プログラムは、一方のメロディ部分をフレーズとし
て認めるが、他方のメロディ部分をフレーズとして認め
ない(前のフレーズの一部として認める)ことがある。
しかし、人間は、メロディが同じ部分を各々フレーズと
して感じる能力を持っている。そこで、この実施例で
は、ステップ46,48により同じメロディ部分を検出
してフレーズ分けを行なうようにしている。
【0039】ステップ46では、あるフレーズとメロデ
ィ同一の部分を含む他のフレーズを検出し、検出された
フレーズにおいてメロディ同一部以外の残部がフレーズ
の最小長さ(例えば2拍)以上か判定し、この判定結果
が肯定的であればメロディ同一部と残部とを各々フレー
ズとして分割する。また、判定結果が否定的であればア
ウフタクト(弱起)と判断し、分割しない。フレーズ間
でメロディの同一性を判断するには、時間軸方向の単位
長(例えば8分音符長)毎に音高一致を検出するパター
ンマッチング法を用いることができる。パターンマッチ
ング法については、図8,9を参照して後述する。
【0040】一例として、図5(A)のメロディでは、
フレーズ4がフレーズ1と同じメロディ部分を含んでい
る。ステップ46では、フレーズ4が検出された後、メ
ロディ同一部以外の残部が2拍以上か判定され、この判
定結果が肯定的となる。従って、メロディ同一部及び残
部は、図5(B)に示すようにそれぞれフレーズ4及び
5として分割される。このような修正結果を含む楽譜を
ディスプレイ14に表示させた後、ステップ48に移
る。
【0041】ステップ48では、各フレーズ内でメロデ
ィ同一の小節を検出し、検出されたメロディ同一の小節
を各々フレーズとして分割する。例えば、図6(A)に
示すようなフレーズがあった場合、パターンマッチング
法により第1,2,3小節がメロディ同一と判定され、
図6(B)に示すように各々の小節がフレーズ1,2,
3として分割される。このような修正結果を含む楽譜を
ディスプレイ14に表示させた後、図2のルーチンにリ
ターンする。
【0042】図7は、フレーズ分類処理のサブルーチン
を示すものである。図7の処理では、メロディの類似度
が高いフレーズを検出して1種類として分類する(例え
ば分類番号を付与する)ようになっている。
【0043】ステップ50では、図3の処理でフレーズ
分けされたメロディ情報をフェーズフォーマットに変換
する。フェーズフォーマットとは、メロディの音高情報
を時間軸方向の単位長(フェーズと称する)毎に分解し
て並べたものである。
【0044】分類のために比較されるべきフレーズを図
8(A)及び(B)に示すフレーズ1及び2であるとす
ると、図8(A)及び(B)にそれぞれ対応するフェー
ズフォーマットは、それぞれ図9(A)及び(B)に示
すようになる。図8,9において、N〜N及びM
〜M10はいずれも単一音符であり、N及びM11
いずれもタイで結ばれた2つの音符(いずれも単一音
符)である。単位長は、一例として8分音符長とした
が、曲によって変えるのが望ましい。理想的には、連符
と判断されなかった音符のうちで最も短い音符を見つけ
出し、その音符の長さを単位長とするのがよい。
【0045】次に、ステップ52では、レジスタN,S
Nにいずれも1をセットする。そして、ステップ54で
レジスタNの値に1を加えた値をレジスタMにセットし
てから、ステップ56に移る。
【0046】ステップ56では、各々レジスタN,Mに
よって番号が指定されるフレーズN,Mについて先頭か
ら3小節分のメロディの音高を比較し、音高一致率を算
出する。この処理は、フェーズフォーマットによるパタ
ーンマッチング法を用いることで簡単に行なうことがで
きる。パターンマッチング法としては、図9に示す音高
比較法I、図12に示す音高比較法II、図14に示す音
高比較法III 等を用いることができる。
【0047】ステップ52の後初めてステップ56にき
たときは、レジスタN及びMの値は、それぞれ1及び2
であり、フレーズ1及び2の音高を比較する。一例とし
て、図9に示す音高比較法Iを用いるものとすると、こ
の方法では、フレーズ1及び2の先頭をそろえた状態で
フェーズ毎に音高を比較し、音高一致率を求める。図9
の例では、16回の音高比較においてすべて音高一致と
なるので、音高一致率は、100×16/16=100
%となり、人間の感覚に近い数値が得られる。
【0048】次に、ステップ58では、音高一致率が7
0%以上か判定する。この実施例では、メロディの類似
度を判断する際に、先頭から3小節分のメロディを比較
して音高一致率が70%以上あることを条件としている
が、他の条件で判断してもよいこと勿論である。ステッ
プ58の判定結果が肯定的(Y)であればステップ60
に移る。
【0049】ステップ60では、フレーズNに既に分類
番号が付与されているか判定する。ステップ52の後初
めてステップ60にきたときは、分類番号が付与されて
いないので、ステップ60の判定結果は否定的(N)と
なり、ステップ62に移る。
【0050】ステップ62では、フレーズN,Mにレジ
スタSNの分類番号を付与する。ステップ52の後初め
てステップ62にきたときは、SNの値が1であるの
で、フレーズ1,2には、分類番号1が付与される。こ
の後、ステップ64に移る。
【0051】ステップ64では、レジスタSNの値を1
アップする。この結果、SNの値が1であったときは、
SNの値が2となる。
【0052】ステップ60の判定結果が肯定的(Y)で
あったときは、フレーズNに既に分類番号が付与されて
いたことになり、ステップ66に移る。ステップ66で
は、フレーズNと同じ分類番号をフレーズMに付与す
る。例えば、フレーズNの分類番号が1であり、M=3
であったときは、フレーズ3に分類番号1を付与する。
【0053】ステップ58の判定結果が否定的(N)で
あったときは、音高一致率が70%より低かったことに
なり、ステップ68に移る。また、ステップ64又は6
6の処理が終ったときにもステップ68に移る。
【0054】ステップ68では、フレーズMが最後のフ
レーズか判定する。ステップ52の後初めてステップ6
8にきたときは、M=2であり、ステップ68の判定結
果は否定的(N)となり、ステップ70に移る。
【0055】ステップ70では、レジスタMの値を1ア
ップする。この結果、Mの値が2であったときは、Mの
値が3となる。そして、ステップ56に戻り、それ以降
の処理を上記したと同様に繰返す。N=1,M=3の状
態でステップ56に戻ったときは、ステップ56におい
て、フレーズ1及び3の音高比較が行なわれる。
【0056】ステップ56〜70の処理を繰返している
うちにフレーズMが最後のフレーズになると、ステップ
68の判定結果が肯定的(Y)となり、ステップ72に
移る。ステップ72では、フレーズNが最後から2番目
のフレーズか判定する。ステップ52の後初めてステッ
プ72にきたときは、N=1であり、ステップ72の判
定結果が否定的(N)となり、ステップ74に移る。
【0057】ステップ74では、レジスタNの値を1ア
ップする。この結果、Nの値が1であったときは、Nの
値は2となる。そして、ステップ54に戻り、それ以降
の処理を上記したと同様に繰返す。N=2の状態でステ
ップ54に戻ったときは、M=3となり、次のステップ
56では、フレーズ2及び3の音高比較が行なわれる。
【0058】ステップ54〜74の処理を繰返している
うちにフレーズNが最後から2番目のフレーズになる
と、ステップ72の判定結果が肯定的(Y)となり、図
2のルーチンにリターンする。フレーズNが最後から2
番目のフレーズになったということは、すべてのフレー
ズについて音高比較処理が終了したことを意味する。
【0059】上記したステップ62及び66にあって
は、フレーズに分類番号を付与するたびにディスプレイ
14で該フレーズに関して該分類番号を表示すると、曲
構造の把握が容易となる。
【0060】簡単のため、全フレーズ数を6として分類
番号付与動作の一例を次の表3を参照して説明する。
【0061】
【表3】 表3において「付与SN」は、付与された分類番号を示
し、「−」は、分類番号が付与されないことを示す。
【0062】N=1のとき、M=2の状態でステップ5
6の処理を行ない、ステップ58の判定結果が肯定的
(Y)になると、ステップ60の判定結果が否定的
(N)になり、ステップ62でフレーズ1,2に分類番
号1が付与される。このとき、ステップ64でSN=2
となる。この後、M=3〜5の状態では、ステップ58
の判定結果が否定的(N)となり、分類番号が付与され
ない。そして、ステップ70でM=6としてステップ5
6に戻ったときに、ステップ58の判定結果が肯定的
(Y)になると、ステップ60の判定結果が肯定的
(Y)となり、ステップ66でフレーズ6に分類番号1
が付与される。
【0063】ステップ74でN=2としてステップ54
に戻ったときは、M=3〜6のいずれの状態でもステッ
プ58の判定結果が否定的(N)となり、分類番号が付
与されない。
【0064】ステップ74でN=3としてステップ54
に戻り、M=4としたとき、ステップ58の判定結果が
肯定的(Y)になると、ステップ60の判定結果が否定
的(N)となり、ステップ62でフレーズ3,4に分類
番号2が付与される。このとき、ステップ64でSN=
3となる。この後、M=5,6の状態では、ステップ5
8の判定結果が否定的(N)となり、分類番号が付与さ
れない。
【0065】ステップ74でN=5としてステップ54
に戻ったときも、M=6の状態では、ステップ58の判
定結果が否定的(N)となり、分類番号が付与されな
い。従って、最終的な分類状態は、N=4のときのもの
に等しい。ディスプレイ14の画面には、フレーズ1〜
6の楽譜とフレーズ1〜6のフレーズ分けとフレーズ1
〜6の分類番号とが表示され、その表示内容からフレー
ズ1,2,6が1種類のメロディであり、フレーズ3,
4が他の種類のメロディであり、フレーズ5がフレーズ
1〜3,6のいずれとも異なるメロディであることが一
目でわかる。
【0066】次に、音高比較法IIについて説明する。図
10の(A)及び(B)は、音高比較法IIで比較すべき
フレーズ3及び4を示すものである。フレーズ4は、フ
レーズ3に対してフレーズの長さが異なり、小節線とフ
レーズ区切りの位置関係も異なる。
【0067】図11は、図10のフレーズ3,4のメロ
ディ情報にそれぞれ対応するフェーズフォーマットを示
すもので、各々のフォーマットは、縦線で示すように小
節線をそろえた状態で示してある。図11によれば、フ
レーズ3,4間には8分音符分のずれがあること、及び
フレーズ4がフレーズ3より8分音符分長いことがわか
る。
【0068】音高比較法IIでは、一方のフレーズに対し
て他方のフレーズを単位長ずつそのn(nは、1,2,
3…のような整数)倍までずらして各ずらし状態毎に音
高一致度を求め、求まった音高一致度のうちで最も高い
音高一致度をメロディの類似度とする。
【0069】図12の例では、フレーズ3,4について
ずらし量の最大値を単位長の2倍(n=2)とし、
(A)〜(E)の5つの場合を想定して各場合毎に音高
を比較し、音高一致度を求めた。音高比較の際に、比較
長は、左端及び右端のいずれでも短い方のフェーズフォ
ーマットに合わせた。この実施例では、フレーズの最小
長さを2拍(1/2小節)としたので、ずらし量の最大
値は、単位長の4倍(n=4)としてもよい。
【0070】図12において、(A)は、フレーズ3に
対してフレーズ4を単位長1つ分前にずらした場合、
(B)は、フレーズ3に対してフレーズ4を単位長2つ
分前にずらした場合、(C)は、フレーズ3に対してフ
レーズ4を単位長1つ分後にずらした場合、(D)は、
フレーズ3に対してフレーズ4を単位長2つ分後にずら
した場合、(E)は、フレーズ3に対してフレーズ4を
ずらさなかった場合である。これらの場合について音高
の一致数、比較長及び一致率を示すと、次の表4のよう
になる。
【0071】
【表4】 表4によれば、フレーズ3に対してフレーズ4を単位長
1つ分前にずらした(A)の場合に最も高い音高一致率
100%が得られることがわかる。
【0072】上記した音高比較法IIによれば、図10
(A)及び(B)に示したようにフレーズの長さが異な
ったり、小節線に対するフレーズ区切りの位置が異なっ
たりした場合であっても、人間の感覚に近いメロディ類
似度の判定が可能になる。
【0073】次に、音高比較法III について説明する。
図13の(A)及び(B)は、音高比較法III で比較す
べきフレーズ5及び6を示すものである。フレーズ6
は、フレーズ5に対して音高の並びが異なる。すなわ
ち、フレーズ5の先頭音符は4分音符であるが、フレー
ズ6では、4分音符が2つの8分音符に分離し、前の8
分音符はフレーズ5の先頭の4分音符と同一音高を有し
且つ後の8分音符はフレーズ5の先頭の4分音符とは異
なる音高を有する。これは、音楽的に多くの場面に登場
するパターンである。
【0074】図14は、図13のフレーズ5,6のメロ
ディ情報にそれぞれ対応するフェーズフォーマットを示
すものである。図14において、「ADS」はアドレス
を表わし、「KON」は、フェーズ毎に音の始まり(キ
ーオン)であるか否かをそれぞれ1又は0で表わす。
【0075】図14のフェーズフォーマットに基づいて
図9で述べた音高比較法Iにより音高一致率を計算する
と、100×13/16=81%となる。しかし、実際
に人間が感じる一致感は、もっと高いレベルにある。そ
こで、一致している数のカウントを次の(1)〜(4)
のようなルールに従って行なう。
【0076】(1)ある音符長内で音高を比較すること (2)音高一致したきは、1をカウントすること (3)音高一致しないときは、一致個所の次ならば0.
5をカウント、その次ならば0.25をカウントという
ようにあるレイト倍で低下する値をカウントすること (4)途中で音高一致個所があったときは、上記(2)
に従い、その後音高不一致ならば上記(3)に従うこと 一例として、図14のADS=0,1の部分のカウント
を示すと、次の表5のようになる。
【0077】
【表5】 また、他の例として、フレーズa,bの音高を0〜4の
各アドレス(ADS)毎に比較する場合のカウント例を
次の表6に示す。
【0078】
【表6】 表6の例において、ADS=0〜4の区間の合計カウン
ト数は3.25となる。
【0079】表5,6に示した方法により図14のフェ
ーズフォーマットにおける音高一致率を算出すると、1
00×14.5/16=91%となり、人間の感覚に近
い妥当な数値が得られる。
【0080】図15は、曲の全区間をフレーズ分けした
例を示すもので、順次のフレーズにはフレーズ番号が付
与されている。上記した音高比較法I〜III を用いる
と、例えばフレーズ6と類似したメロディを有するフレ
ーズをサーチすることができる。この場合、図7で述べ
たと同様にして例えば先頭から3小節分のメロディ情報
を比較して音高一致率が70%以上であればメロディの
類似性ありとすることができる。また、比較区間を3小
節とした場合、最初の2小節では音高一致率を90%以
上とし、最後の1小節では音高一致率を70%以上とす
るようにしてもよい。
【0081】この発明は、上記した実施例に限定される
ものではなく、種々の改変形態で実施可能なものであ
る。例えば、次の(1)〜(6)のような変更が可能で
ある。
【0082】(1)フレーズ分けのために行なうパター
ンマッチングでは、図12で述べたと同様にして先頭を
前後にずらし、最も高い音高一致率を採用するようにし
ても良い。
【0083】(2)フレーズ分けを行なう際に精度の低
下が許容されるときは、メロディ全体の音符長の平均を
用いる代りに、曲の半分長の区間、4小節区間等の一部
区間の音符長の平均を用いてもよい。また、図3のステ
ップ44〜48についても、精度の低下が許容されると
きは、適宜省略してもよい。
【0084】(3)平均音符長を定数K倍する場合、定
数Kは、2に限定されない。
【0085】(4)フレーズ分けした音楽情報に基づい
てスケール(音階)検出や調検出を行なってもよい。
【0086】(5)メロディの一致度又は類似度を求め
る場合、音高を比較する代りに、比較区間内のある音
(例えば先頭の音)を基準とした音高差の列を比較して
もよい。このようにすると、移調に対応可能である。
【0087】(6)メロディの類似度が高い複数フレー
ズ毎に分類を行なう場合、分類番号を付与するものに限
らず、A,B,C,D等の分類符号を付与したり、色別
で分類したりしてもよい。
【0088】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、曲の
全区間又は一部区間の平均音符長に基づいてフレーズの
区切りを設定するようにしたので、曲の個性や人間のフ
レーズ感に適合したフレーズ分けが可能となる効果が得
られる。
【0089】また、曲の中で最短の音符の長さを時間軸
方向の単位長として該単位長毎に複数のフレーズについ
て音高を比較して音高一致度を求める際に1音符長内の
音高比較において音高一致個所では所定の点数を加算す
ると共に音高不一致個所では音高一致個所から離れるに
従って低下するように定められた点数を加算することに
より音高一致度を求めるようにしたので、人間の感覚に
近い音高一致度(メロディ類似度)判定が可能になる効
果が得られる。その上、複数のフレーズのうちからメロ
ディの類似度が高いフレーズを検出するようにしたの
で、曲の構造解析等を効率的に行なえる効果も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る音楽情報分析装置
を示すブロック図である。
【図2】 メインルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図3】 フレーズ分割処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図4】 ステップ40,42の処理例を説明するため
の楽譜を示す図である。
【図5】 ステップ44,46の処理例を説明するため
の楽譜を示す図である。
【図6】 ステップ48の処理例を説明するための楽譜
を示す図である。
【図7】 フレーズ分類処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図8】 メロディ比較法Iを用いて比較されるフレー
ズの楽譜を示す図である。
【図9】 図8のフレーズについてフェーズフォーマッ
トを示す図である。
【図10】 メロディ比較法IIを用いて比較されるフレ
ーズの楽譜を示す図である。
【図11】 図10のフレーズについてフェーズフォー
マットを示す図である。
【図12】 図10のフレーズについてフェーズフォー
マットを単位長ずつその2倍までずらして音高比較する
様子を示す図である。
【図13】 メロディ比較法III を用いて比較されるフ
レーズの楽譜を示す図である。
【図14】 図13のフレーズについてフェーズフォー
マットを示す図である。
【図15】 曲の全区間をフレーズ分けした例を示す図
である。
【符号の説明】
10:バス、12:入力装置、14:ディスプレイ、1
6:CPU、18:プログラムメモリ、20:ワーキン
グメモリ、22:メロディメモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10G 3/04 G10G 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ある曲の全区間又は一部区間内の音符長情
    報に基づいて該区間内の平均音符長を算出する計算手段
    と、 前記区間内の複数種類の音符のうち前記計算手段で算出
    された平均音符長より長い所定種類の音符に対応してボ
    ーダー音符長を決定する決定手段と、 この決定手段で決定されたボーダー音符長の終りに対応
    して前記曲におけるフレーズの区切りを設定する設定手
    段とを備えた音楽情報分析装置。
  2. 【請求項2】 前記計算手段は、前記曲が前記区間内で
    音符の次に休符を含むとき、該休符の長さ情報を該音符
    の長さ情報に加算し、その加算結果を表わす音符長情報
    に基づいて前記区間内の平均音符長を算出するものであ
    る請求項1記載の音楽情報分析装置。
  3. 【請求項3】前記設定手段で区切りが設定された順次の
    2フレーズのうちの各フレーズ毎に該フレーズ内の音符
    長情報に基づいて該フレーズ内の平均音符長を算出する
    算出手段と、 前記順次の2フレーズのうちの各フレーズ毎に該フレー
    ズの終端音符長が前記算出手段で算出された該フレーズ
    内の平均音符長より長い所定の長さ以上か判定する判定
    手段と、 この判定手段の判定結果が否定的になるのに応答して前
    記順次の2フレーズ間の区切りを削除する区切り削除手
    段とを更に備えた請求項1又は2記載の音楽情報分析装
    置。
  4. 【請求項4】前記設定手段で区切りが設定された複数の
    フレーズのうちから1つのフレーズと同じメロディ部を
    含む他のフレーズを検出する検出手段と、 この検出手段で検出されたフレーズにおいて前記1つの
    フレーズと同じメロディ部以外の残部の長さが所定のフ
    レーズ最小長さ以上か判断する判断手段と、 この判断手段の判断結果が肯定的になるのに応答して前
    記検出手段での検出に係るフレーズにおいて前記1つの
    フレーズと同じメロディ部及び残部の間に区切りを追加
    する区切り追加手段とを更に備えた請求項1〜3のいず
    れかに記載の音楽情報分析装置。
  5. 【請求項5】曲の複数のフレーズについてメロディの類
    似度を算出する計算手段であって、前記曲の中で最短の
    音符の長さを時間軸方向の単位長とすると共に前記複数
    のフレーズについて前記時間軸方向の単位長毎に音高を
    比較することにより音高一致度を求め、求まった音高一
    致度をメロディの類似度として出力するものと、 前記計算手段で算出された類似度に基づいてメロディの
    類似度が所定レベル以上のフレーズを前記曲の複数のフ
    レーズの中から検出する検出手段とを備え、 前記計算手段が1音符長内の音高比較において音高一致
    個所では所定の点数を加算すると共に音高不一致個所で
    は音高一致個所から離れるに従って低下するように定め
    られた点数を加算することにより前記音高一致度を求め
    る構成になっている 音楽情報分析装置。
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