JP3306638B2 - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JP3306638B2
JP3306638B2 JP08636294A JP8636294A JP3306638B2 JP 3306638 B2 JP3306638 B2 JP 3306638B2 JP 08636294 A JP08636294 A JP 08636294A JP 8636294 A JP8636294 A JP 8636294A JP 3306638 B2 JP3306638 B2 JP 3306638B2
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air
floor
air supply
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竹林芳久
岩橋基行
野部達夫
芳賀陽一
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Shimizu Corp
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Shimizu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフィス、病院、室内
運動場等の室内において高品位空気環境を実現すること
ができる空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空調方式は、図6(B)に示すよ
うに、一般に室内の空気を給気の勢いで積極的に攪拌す
る完全混合型の空調方式であり、室2内で発生或いは流
入した熱を伴う汚染質1を周囲空気によって希釈、拡
散、中和を行うが、汚染質1が完全に除去されるわけで
はない。そこで、室の容積分全てをある設定値以下、許
容値以下の温度あるいは空気質にしようとすると、天井
の高い室では特に風量を多くしたり給気温度をかなり低
くしなければならないので、エネルギーを多く消費する
という問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この問題を解決するた
めに、本発明者は、特願平5−19802号により新規
な空調方式を提案している。すなわち、図6(A)に示
すように、空調ユニットからの空気を床下の多数の吹出
口5aから室2内に供給し、室2内で発生或いは流入し
た熱を伴う汚染質1を、天井の多数の排気孔7aから排
気通路に向けて押し出すように排気し、居住者を常に新
しい給気で包み込むことにより、高品位空気環境を少な
いエネルギー消費で実現することができる空調方式を提
案している。
【0004】しかしながら、前記空調方式を採用し床下
からエアを吹き出す場合、床下には電話線や電源コード
等のケーブルが敷設されているため、このケーブルが気
流の障害となって均一な空気分布が得られない場合があ
る。そこで、給気経路としての床下の必要高さを確保し
ようとすると、二重床全体の高さが高くなり、居住性や
経済性の上で不利になるという問題を有している。
【0005】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、床下から室内に空調エアを供給し、居住者を常に新
しい給気で包み込む方式の空調装置において、簡単かつ
安価な施工で給気の空気分布を任意に調整することがで
き、均一な室内空気分布を得ることができる空調装置を
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の請求
項1記載の空調装置は、多数の吹出口5aを有する多数
の床パネル21が敷き詰められて構成された床部材5
と、該床部材の下部に形成される給気チャンバー6と、
多数の排気孔7aを有する天井部材7と、該天井部材の
上部に形成される排気通路8と、前記給気チャンバーに
接続される空調ユニット9を備える空調装置において、
前記床パネルの裏面に給気をガイドする複数のリブ21
aを床パネルの辺に平行、若しくは角度をもって形成
るとともに、前記リブの高さを給気チャンバーの有効高
さの1/2〜1/3としたことを特徴とする。
【0007】
【0008】
【作用】本発明においては、例えば図1〜図5に示すよ
うに、空調ユニット9から給気通路6を経て、空気を床
部材5の吹出口5aから室2内に供給し、室2内で発生
或いは流入した熱を伴う汚染質1を、天井部材7の排気
孔7aから排気通路8に向けて押し出すように排気し、
居住者Mを常に新しい給気で包み込むようにする。この
とき、床パネル21の裏面にリブ21aを設けたり、チ
ューブ23を設けることにより、給気の空気分布を任意
に調整し、室内へは床面全面からの吹き出しとなり、過
大な気流感がなくなり、快適で空間的偏りのない空調空
間が実現できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は、本発明の空調装置の1実施例を示す模
式的断面図である。
【0010】図1において、室2は上下のスラブ3、4
の間に形成されている。室2の下部には、多数の給気孔
5aを有する床部材5が配設され、床部材5の下部に給
気チャンバー6が形成されている。また、室2の上部に
は多数の排気孔7aを有する天井部材7が配設され、天
井部材7とスラブ3の間に排気通路8が形成されてい
る。そして、給気チャンバー6には空調ユニット9が接
続され、排気通路8には排気ファン10が接続されてい
る。なお、8aは排気の一部を給気側に戻すレタン通路
である。
【0011】本発明の空調装置においては、冷房時、室
2の居住域Hの設定温度より若干低い温度の空気を、空
調ユニット9から給気チャンバー6を経て、床部材5の
給気孔5aから供給し、図1(A)に示すように、室2
内で発生或いは流入した熱を伴う汚染質1を、天井部材
7の排気孔7aから排気通路8に向けて押し出すように
排気し、居住者Mを常に新しい給気で包み込む。室2内
の温度分布は、曲線Tに示すように、室2の下部は低温
でクリーンな状態、室2の上部は比較的高温で汚染質の
多い状態となる。なお、暖房時の場合には、室2の居住
域Hの設定温度より若干高い温度の空気を給気する。
【0012】前記空調装置によれば、必要換気回数を低
減させることができ、空調ユニット9と排気ファン10
の動力と、空調ユニット9の装置熱負荷を低減させるこ
とができる。また、従来の空調方式によるダクトが不要
となり、また、空調ユニット9および排気ファン10を
小型化できる。さらに、気流方向が床から天井に向かう
ため、火災発生源の直上でこれを感知でき火災の早期感
知ができる。
【0013】図2は前記床部材5の構成例を示す平面
図、図3は床部材5を構成する床パネルの例を示す平面
図、図4は床部材5を構成する床パネルの例を示す断面
図である。
【0014】図2に示すように、床部材5は、多数の床
パネル21が敷き詰められて構成されており、床パネル
21の裏面には、図3(A)、図3(B)に示すよう
に、パネルの辺に平行、若しくは角度(例えば45度)
をもって複数のリブ21aが形成されている。このリブ
21aは、床部材5に吹出口5aを開口したために減ぜ
られる強度を補強するために合理的な部材とする。従っ
て、図2に示すように、床パネル21を敷き詰めると、
空調ユニット9から供給される空気は給気チャンバー6
内をリブ21aに沿って流れるため、床下内の任意の位
置に給気を導いたり、気流の出にくい部分や出すぎる部
分における給気を調整し、給気チャンバー6内の空気の
分布を均一にすることができる。
【0015】図4において、床パネル21は、スラブ4
上にサポート22を介して支持されており、リブ21a
の高さは、給気チャンバー6の有効高さHの1/2〜1
/3程度とし、気流に方向性を与えるが気流を遮断する
ことのないようにする。床パネルの材質は防災上、不燃
材であるものが望ましく、また、形状が単純なのでプレ
ス加工あるいはダイカストで大量生産が容易である。
【0016】図5は、本発明の他の実施例を示し、図5
(A)は給気チャンバーの平面図、図5(B)は給気チ
ャンバーの断面図である。本実施例においては、給気チ
ャンバー6内に複数のフレキシブルな給気用チューブ2
3を配設し、チューブ23を風量可変バルブ24を介し
て空調ユニット9に接続するようにしている。この場
合、チューブ23の途中に開口を設け途中から吹き出せ
るようにしてもよい。なお、26はガイド部材である。
【0017】チューブ23の材質は、耐火性が強く求め
られる場合は不燃材であるものが要求されるのでガラス
繊維等が望ましい。そうでない場合は、プラスチック系
の材料も考えられる。それ以外の要求性能は、簡単に切
断したり穴を開けたりできること、圧力損失の小さいこ
と、できるだけ薄く軽いことなどである。チューブ23
の固定は、それほど静圧がかかるわけではないので、チ
ューブ23が何本か集まるところには予めアンカーボル
トを打って固定し、チューブ一本ずつに対しては面ファ
スナーを用いるようにしてもよい。また、きちんと固定
しなくてもチューブの自重だけで十分動かないようにす
ることも可能であり、その場合にはフレキシビリティが
一層増すことになる。
【0018】本実施例においては、空調ユニット9から
供給される空気はチューブ23に沿って流れるため、床
下内の任意の位置に給気を導いたり、気流の出にくい部
分や出すぎる部分における給気を調整することができ、
給気の気流分布25を均一にすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、床下から室内に空調エアを供給し、居住者を常
に新しい給気で包み込む方式の空調装置において、簡単
かつ安価な施工で給気の空気分布を任意に調整すること
ができ、均一な室内空気分布を得ることができる。ま
た、室内のレイアウトの変更にも容易に対応することが
できる。さらに、奥行きがある部屋への給気の不均一を
補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空調装置の1実施例を示す模式的断面
図である。
【図2】図1の床部材の構成例を示す平面図である。
【図3】図2の床部材を構成する床パネルの例を示す平
面図である。
【図4】図1の床部材を構成する床パネルの例を示す断
面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示し、図5(A)は給気
チャンバーの平面図、図5(B)は給気チャンバーの断
面図である。
【図6】図6(A)は、本発明に係わる空調方式の作用
を説明するための図、図6(B)は、従来の空調方式の
作用を説明するための図である。
【符号の説明】
1…汚染質、2…室、3、4…スラブ、5…二重床、5
a…給気孔 6…給気チャンバー、7…天井部材、7a…排気孔、8
…排気通路 9…空調ユニット、10…排気ファン、21…床パネ
ル、21a…リブ 23…給気用チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F24F 13/08 F24F 13/08 (72)発明者 芳賀陽一 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−318430(JP,A) 特開 昭64−3432(JP,A) 特開 昭62−169955(JP,A) 特開 平6−213477(JP,A) 特開 平2−115633(JP,A) 特開 平6−229584(JP,A) 特開 平7−145957(JP,A) 実開 昭62−99751(JP,U) 実開 昭63−181722(JP,U) 実開 平4−14927(JP,U) 実開 昭52−152352(JP,U) 実開 昭49−98041(JP,U) 実開 昭50−16732(JP,U) 実開 平3−107652(JP,U) 実開 昭62−93633(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 3/00 F24F 3/044 F24F 13/02 F24F 13/068 F24F 13/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の吹出口を有する多数の床パネルが敷
    き詰められて構成された床部材と、該床部材の下部に形
    成される給気チャンバーと、多数の排気孔を有する天井
    部材と、該天井部材の上部に形成される排気通路と、前
    記給気チャンバーに接続される空調ユニットを備える空
    調装置において、前記床パネルの裏面に給気をガイドす
    る複数のリブを床パネルの辺に平行、若しくは角度をも
    って形成するとともに、前記リブの高さを給気チャンバ
    ーの有効高さの1/2〜1/3としたことを特徴とする
    空調装置。
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JP2012037193A (ja) * 2010-08-11 2012-02-23 Fujitsu Ltd 空調システム
JP5613871B1 (ja) * 2014-04-08 2014-10-29 有限会社アクアシステムズ 温調庫
JP6203138B2 (ja) * 2014-07-01 2017-09-27 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 床下吹出型室内機の風向ガイドユニット
JP6198686B2 (ja) * 2014-07-11 2017-09-20 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 床下吹出型室内機の風向ガイドユニット

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