JP3306586B2 - 多孔質体電極部品 - Google Patents

多孔質体電極部品

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JP3306586B2 JP34530297A JP34530297A JP3306586B2 JP 3306586 B2 JP3306586 B2 JP 3306586B2 JP 34530297 A JP34530297 A JP 34530297A JP 34530297 A JP34530297 A JP 34530297A JP 3306586 B2 JP3306586 B2 JP 3306586B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,酸素センサーおよ
びグロープラグなどに使用されるセラミックヒータにお
いて,絶縁性セラミックスからなるヒータ素子本体と発
熱体,電極線および電極端子部等からなる高融点金属製
電極部品を同時焼結により製造する場合に最適な電極部
品に関する。
【0002】
【従来の技術】酸素センサー,グロープラグ等に使用さ
れるセラミックヒータは,例えば,窒化ケイ素などの絶
縁性セラミックスからなる基体内に,二ケイ化モリブデ
ンなどの導電性セラミックスあるいはタングステン,モ
リブデンなどの高融点金属からなる発熱体を配置し,さ
らに,発熱体の両端にその先端が個別に接続されたタン
グステン及びモリブデンなどの高融点金属からなる電極
線および電極端子部を有する。
【0003】図2は従来技術によるグロープラグの構造
例を長手方向断面の模式図にて示している。図2に示す
構造のグローブラグの場合,まずタングステン,モリブ
デンなどの高融点金属からなる一対の電極線51および
電極端子部52を配置した型内に二ケイ化モリブデンな
どの導電性セラミックスからなる発熱体53を射出成形
し,その後,その全周部に絶縁性セラミック体54から
なる基体部を射出成形することによりヒータ素子の成形
体50とする。
【0004】このように,発熱体53に高融点金属を用
いるタイプでは,発熱体53と電極線51が同材質の場
合と,例えば,発熱体53タングステン,電極線51
モリブデンを用いる異材質の場合とがある。同材質の
場合,一本の線あるいは棒でも良いし,径が異なる場合
や異材質の場合,抵抗溶接あるいは火花放電溶接などの
接合体でもよい。その全周部に絶縁性セラミック体54
からなる基体部を射出成形することによりヒータ素子の
成形体50とする。その後,成形体50は不活性雰囲気
中で1600℃〜2000℃で同時焼結される。
【0005】上記のいずれの場合でも,電極端子部52
に電力供給のためのリード線をろう付けなどにより接合
する必要がある。電極端子部52の周囲は絶縁性セラミ
ックスであるため,ろう付け時ろう材が電極端子部52
の周囲にはみ出した場合,ろう材とのぬれ性が悪いセラ
ミックスと接すると剥離の危険性が増す,あるいは,は
み出さない場合でもろう付けの信頼性を確保するなどを
目的にしてろう付け面積を増すため電極端子部52の径
を電極線51の径よりも大きくすることが行われてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】酸素センサー,グロー
ブラグなどに使用されるセラミックヒータは,基体であ
る窒化ケイ素などの絶縁性セラミックス内に,二ケイ化
モリブデンなどの導電性セラミックスあるいはタングス
テン,モリブデンなどの高融点金属からなる発熱体,お
よび発熱体の両端にその先端が個別に接続されたタング
ステン及びモリブデンなどの高融点金属からなる電極線
および電極端子部を配置し,同時焼結により一体化され
る。
【0007】しかしながら,絶縁性セラミックスあるい
は導電性セラミックスは,焼結時収縮を生じる。それに
対し,線あるいは棒に加工された高融点金属は密度がす
でにほぼ理論密度近くまで高くなっている。そのため,
絶縁性セラミックス,あるいは,導電性セラミックスと
加工された高融点金属からなる電極部品を,同時に焼結
加工した場合,セラミックスと高融点金属との界面近
傍,特に基体表面に露出しているセラミックスと高融点
金属との界面に収縮率の差からクラックが生じたり,大
きな残留応力が残存し,使用時の破損につながる場合が
ある。尚,先に述べた電極線51は,通常,直径0.5
mm程度の細線であり,また絶縁性セラミックス体54
内に全周覆われているため,上記のような問題はほとん
ど生じない。
【0008】そこで,本発明の技術的課題は,電極部品
部に多孔質の高融点金属を用いることにより,同時焼結
時の収縮率の差から生じるクラックおよび残留応力を減
少させ,信頼性の高いセラミックヒータを作製できる多
孔質体とそれを用いた多孔質体電極部品を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では,電極端子部
に多孔質のモリブデンなどの高融点金属を使用すること
により,上記の問題を解決したものである。
【0010】即ち,本発明によれば,絶縁性セラミック
ス中に,高融点金属からなる多孔質焼結体が,同時焼結
により少なくとも一部が埋設された多孔質体電極部品で
あって,前記多孔質焼結体は,理論密度85%〜98%
の密度を有し,構成物質の平均粒径が40μm以下であ
ることを特徴とする多孔質体電極部品が得られる。
【0011】また,本発明によれば,前記多孔質体電極
部品において,前記高融点金属がタングステン,モリブ
デン,又はそれぞれの合金の内のいずれかであることを
特徴とする多孔質体電極部品が得られる。
【0012】また,本発明によれば,前記いずれかの多
孔質体電極部品の埋設した多孔質焼結体に,高融点金属
からなる電気通電用リード線の一端が埋設され,焼結時
の収縮により締結されていることを特徴とするリード線
付き多孔質体電極部品が得られる。
【0013】また,本発明によれば,前記リード線付き
多孔質体電極部品において,前記高融点金属がW,M
o,Ir,Pt,又はそれぞれの合金の内のいずれかで
あることを特徴とするリード線付き多孔質体電極部品が
得られる。
【0014】また、本発明によれば、多孔質体電極部品
に用いる埋設用多孔質体であって、空孔率が20%〜7
0%,構成物質の平均粒径が20μm以下であり,炭素
分が300 mass ppm以下,鉄分が50 ma
ss ppm以下,残部が高融点金属から実質的になる
ことを特徴とする多孔質体が得られる。
【0015】また,本発明によれば,前記多孔質体にお
いて,室温電気抵抗が22μΩ・cm以下であることを
特徴とする多孔質体が得られる。
【0016】
【0017】即ち,本発明では,電極部品部に多孔質の
高融点金属を用いることにより,同時焼結時の収縮率の
差から生じるクラックおよび残留応力を減少させ,信頼
性の高いセラミックヒータを提供することができる。
【0018】また,本発明において,多孔質の高融点金
属は,線,棒状に押出し,焼結加工後,必要サイズに機
械加工などにより仕上げる。尚,多孔質体の空孔率は焼
結温度を制御することにより任意に選択できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0020】本発明の実施の形態によるセラミックヒー
タは,電極端子部又は電極線に多孔質体を用いている以
外は,基本構造は,図2に示した従来技術によるヒータ
素子と同じである。
【0021】即ち,本発明の実施の形態によるセラミッ
クヒータは,絶縁性セラミックスである窒化ケイ素から
なる基体内に,導電性セラミックスである二ケイ化モリ
ブデンからなる発熱体を配置し,さらに発熱体の両端に
その先端が個別に接続されたタングステンからなる電極
線およびモリブデンからなる電極端子部を有する。
【0022】図2に関して説明したように,窒化ケイ素
および二ケイ化モリブデンはそれぞれ粉末に溶剤を加え
射出成形により成形され,電極線および電極端子部を配
置したのち,同時焼結により一体化される。その際,窒
化ケイ素および二ケイ化モリブデンはそれぞれ粉末状態
からの焼結となるため,大きな焼結収縮を生じる。
【0023】電極線は,通常径がφ0.5mm程度のタ
ングステン細線であり,全周すべてが基体である窒化ケ
イ素に覆われ,圧力分布が電極線周りの窒化ケイ素中で
等分布となるため,クラックなどの問題は生じにくい。
【0024】図1は本発明の実施の形態によるセラミッ
クヒータに用いる電極端子部に用いる多孔質体を示す断
面図である。図1に示すように,本発明の実施の形態で
は,電極端子部に,モリブデンなどの高融点金属の多孔
質体1を使用している。すなわち,モリブデンの多孔質
体1は,絶縁性セラミック体を構成する窒化ケイ素2等
のセラミックスとの同時焼結時,焼結が進み収縮を生じ
る。そのため,窒化ケイ素2の基体と同程度の収縮率を
有する多孔質体1を選択することにより収縮率の差から
生じるクラックや残留応力の発生が軽減され,信頼性の
高いセラミックヒータを提供することができる。
【0025】本発明の実施の形態において,多孔質体1
の空孔率は,多孔質体1の製造時,焼結温度を制御する
ことにより70%以下の範囲で任意に選択できるが,取
り扱いの問題から実質的には,30〜60%の範囲が好
ましい。
【0026】さらに,ヒータ素子の電極線の径が電流密
度などの関係で太い場合は,電極線に,上記の電極端子
部と同様に多孔質体1を使用してもよい。また温度条件
などにより発熱体として使用してもよい。この場合につ
いても上記と同じ効果が得られる。
【0027】また,電極端子部に多孔質体1を使用し,
電力供給のためのリード線をろう付けにより接合する工
程を省くこともできる。すなわち,多孔質体1にリード
線の径よりも大きな孔を開け,その孔にリード線を挿入
し,窒化ケイ素2の基体などと同時に焼結させることに
より多孔質体1の収縮を生じさせ,リード線を固定させ
る。リード線としては,焼結時の温度で溶解しない材料
であることが必要で,タングステン,モリブデンなどの
高融点金属が使用できる。
【0028】さらに,タングステン,モリブデンなどの
高融点金属製の多孔質体1からなる電極端子部をセラミ
ックスからなる基体中に全面埋め込み,リード線に,イ
リジウムなどの耐酸化性,耐腐食性に優れた高融点金属
を用いることにより,酸化性雰囲気あるいは腐食性雰囲
気でも使用できるセラミックヒータを提供できる。
【0029】なお,多孔質体1を二ケイ化モリブデン等
の導電性セラミックスにて製作しても同様な効果が得ら
れる。
【0030】以下,本発明の実施の形態による多孔質体
の具体例について説明する。
【0031】(本発明例1)モリブデン粉末(平均粒径
3.8μm)にバインダーとして低融点パラフィンを1
4mass%(重量%)添加,十分混練した後,直径
3.5mm,長さ250mmに押出し加工したものを真
空雰囲気において1000℃〜1800℃の範囲でそれ
ぞれ1時間焼結した。その結果,空孔率を20%から7
0%の範囲に制御することが可能となった。それぞれの
空孔率に対応する焼結温度を下記表1に示す。また,各
空孔率のモリブデン多孔質焼結体の焼結後のモリブデン
の平均結晶粒径を金属顕微鏡により測定した。それぞれ
の空孔率に対応する焼結温度および平均結晶粒径を下記
表1に示す。
【0032】さらに,電極端子部など電気導通性が要求
される部分に使用されるため,各空孔率のモリブデン多
孔質体の電気抵抗値の測定値を下記表1に示す。なお,
バインダーは上記の低融点パラフィン以外のものであっ
ても問題はなく,例えば,融点の異なる流動パラフィン
あるいはソフトワックス等が使用できる。さらにそれら
のバインダーに限定されるわけではなく,焼結後に有害
な残留炭素が存在しないバインダーであり,通常の押し
出し加工用に使用できるバインダーであれば問題はな
い。ここで,残留炭素は300mass ppm(重量
百万分率)以下にとどめる必要がある。300mass
ppmを越える残留炭素は,炭化物生成の原因となり
脆化をもたらす。さらに,モリブデンの脆化の大きな原
因となる,残留鉄分についても50mass ppm以
下とする必要がある。
【0033】上記の焼結後のモリブデン多孔質体中の残
留炭素および鉄分を分析したところ,全空孔率の試験体
において,残留炭素130〜170mass ppm,
残留鉄分10〜28mass ppmであった。
【0034】さらに,上記の焼結後,空孔率を20%か
ら70%の範囲の棒状試験片から,寸法による影響をな
くすため夫々直径2.2mm,長さ5mmの円筒試験片
に機械加工した後,窒化ケイ素との同時焼結試験に供し
た。なお,空孔率60および70%の多孔質体の場合,
円筒試験片への機械加工時において一部の試験片に割
れ,欠け等を生じた。下記表1に機械加工時の歩留を付
記する。
【0035】
【表1】
【0036】上記モリブデン多孔質体を直径4.5mm
の型内の底面中央にセットし,周囲に焼結助剤およびバ
インダーを添加混合した窒化ケイ素粉末を充填し,プレ
ス圧1TON/cm2 にて長さ10mmの成形体を各モ
リブデン多孔質体に対し10本ずつ製作した。
【0037】図1は製作した成形体の長手方向断面図を
示している。ここで,図1において,モリブデンからな
る多孔質体1が露出している面をA端面,一方,他端を
B端面と呼ぶ。焼結助剤にはA12 3 ,5 mass
%(重量百分率),Y2 3,5mass%を,また,
バインダーにはPEG(ポリエチレングリコール),
1.5mass%を用いた。焼結は,不活性雰囲気中で
1800および2000℃にて実施した。その結果,1
800℃の焼結時,すべての空孔率の多孔質体を用いた
試験体において,窒化ケイ素およびモリブデン多孔質体
いずれにもクラックや欠けのない良好な焼結体が得られ
た。
【0038】さらに,2000℃焼結時では,窒化ケイ
素の焼結収縮が1800℃焼結時に比べ大きいため,空
孔率20%および70%の多孔質体を用いた試験体にお
いて,一部の試験片にクラック,欠け等を生じた。空孔
率20%の多孔質体を用いた試験体では,焼結試験体A
端面の窒化ケイ素/モリブデン多孔質体界面にクラック
およびそれに起因する欠けが生じた。また,空孔率70
%の多孔質体を用いた試験体では,モリブデン多孔質体
の強度が低いため,モリブデン多孔質体の破損脱落を生
じた。多孔質体の空孔率による歩留を下記表2に示す。
【0039】
【表2】
【0040】次に,焼結後の試験体のモリブデン部よ
り,直径1.5mm,長さ3mmの密度測定用試験体を
切り出し,水中法により測定した。なお,空孔率70%
の多孔質体を用いた試験体を2000℃で焼結した試験
体は破損が激しく測定不能であった。さらに,上記試験
体の平均結晶粒径を金属顕微鏡を用い測定した。下記表
3に密度および平均結晶粒径の測定結果を示す。
【0041】
【表3】
【0042】上記のように,焼結温度の違いにより空孔
率の適正範囲が異なるため,使用するセラミックスの種
類,それにともなう焼結温度,収縮率および部品サイズ
に応じて,空孔率を選定すればよい。しかしながら,収
縮率の差の軽減効果および後加工時の取り扱いの問題か
ら,空孔率は20%〜70%,好ましくは,30〜60
%の範囲に制限すべきである。
【0043】(比較例1)また,比較のため本発明例1
と同サイズの空孔率0%,すなわち市販のモリブデン研
磨棒を用い,上記と同様の成形体を10本製作し,本発
明例1と同条件で焼結した。その結果,焼結温度180
0℃で5本,さらに焼結温度2000℃では7本の試験
体において,焼結試験体A端面の窒化ケイ素/モリブデ
ン多孔質体界面にクラックおよびそれに起因する欠けが
生じ,実質的に本用途には適さなかった。
【0044】(本発明例2)本発明例1と同様の工程で
直径2.2mm,長さ5mmの空孔率が20%から70
%のモリブデン多孔質体を各10本製作した。径方向の
中央に直径0.6mm,深さ2mmの孔をドリル加工に
より加工した。その孔に直径0.5mm,長さ5mmの
イリジウム線を挿入し,その状態で焼結を施した。
【0045】その結果,本発明例2による空孔率が30
%から60%のモリブデン多孔質体では,イリジウム線
およびモリブデン多孔質体ともに良好な結合体が得られ
た。尚,空孔率が20%の他の比較例による多孔質体に
おいては,多孔質体の収縮が小さいため,十分に孔が収
縮せずイリジウム線の固定が出来ず抜けが生じた。ま
た,空孔率が70%のさらに他の比較例による多孔質体
では,逆に収縮が大きいため,イリジウム線の断線が認
められた。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
電極部品部に多孔質の高融点金属を用いることにより,
同時焼結時の収縮率の差から生じるクラックおよび残留
応力を減少させ,信頼性の高いセラミックヒータを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるヒータ素子に用いる
多孔質体を示す断面図である。
【図2】従来技術によるヒータ素子の構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 多孔質体 2 窒化ケイ素 50 成形体 51 電極線 52 電極端子部 53 発熱体 54 絶縁性セラミック体
フロントページの続き (72)発明者 笹谷 和男 富山県富山市岩瀬古志町2番地 東京タ ングステン株式会社富山製作所内 (56)参考文献 特開 平4−308048(JP,A) 特開 平2−173202(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 37/02 B22F 5/00 B28B 23/00 G01N 27/409 H05B 3/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性セラミックス中に,高融点金属か
    らなる多孔質焼結体が,同時焼結により少なくとも一部
    が埋設された多孔質体電極部品であって,前記多孔質焼
    結体は,理論密度85%〜98%の密度を有し,構成物
    質の平均粒径が40μm以下であることを特徴とする多
    孔質体電極部品。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多孔質体電極部品におい
    て,前記高融点金属がタングステン,モリブデン,又は
    それぞれの合金の内のいずれかであることを特徴とする
    多孔質体電極部品。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の多孔質体電極部品
    の埋設した多孔質焼結体に,高融点金属からなる電気通
    電用リード線の一端が埋設され,焼結時の収縮により締
    結されていることを特徴とするリード線付き多孔質体電
    極部品。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のリード線付き多孔質体電
    極部品において,前記高融点金属がW,Mo,Ir,P
    t,又はそれぞれの合金の内のいずれかであることを特
    徴とするリード線付き多孔質体電極部品。
  5. 【請求項5】 多孔質体電極部品に用いる埋設用多孔質
    体であって、空孔率が20%〜70%,構成物質の平均
    粒径が20μm以下であり,炭素分が300mass
    ppm以下,鉄分が50 mass ppm以下,残部
    が高融点金属から実質的になることを特徴とする多孔質
    体。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の多孔質体において,室温
    電気抵抗が22μΩ・cm以下であることを特徴とする
    多孔質体。
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