JP3305633B2 - Icカードの製造方法 - Google Patents

Icカードの製造方法

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宏次 檜森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】回路形成されたプラスチックフィルム上
に、電気部品が搭載されたICカード基板を有するIC
カードの製造方法として、図2に示すようにプラスチッ
クフィルム10上に導電性インクを用いて回路導体13
を形成し、電気部品14を搭載した印刷回路板と、電気
部品14の部分がくり抜かれている接着剤付きフィルム
からなるスペーサ層11、及び接着剤付きフィルム12
を積層する方法が、特開平8−216570号公報や、
特開平8−216571号公報により知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平8−21657
0号公報や、特開平8−216571号公報に示される
方法は、ロールラミネータによる連続生産が可能であ
り、生産性は改善されるものの、印刷回路の凹凸が、積
層される接着剤付きフィルムの接着剤のみでは平滑化し
きれず、カード表面に印刷回路の凹凸が浮き出てしま
い、表面平滑性が低下するという課題があった。
【0004】本発明は、ロールラミネータによる連続生
産が可能であり、かつカードの表面平滑性に優れたIC
カードの製造方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のICカードの製
造方法は、回路形成されたプラスチックフィルム上に、
電気部品が搭載されたICカード基板と、接着剤層及び
プラスチックを複数層積層して成るICカードにおい
て、ICカード基板表面に予め軟化点が80〜120℃
の樹脂層を被覆してから積層することを特徴とする。
【0006】すなわち、本発明は、ICカード基板を接
着剤付きフィルムで積層する際、予めICカード基板の
回路面に樹脂層を形成させることで、回路の凹凸を吸収
させ、その後で、接着剤付きフィルムを該基板に積層さ
せることで、積層後の表面平滑性を向上できることを見
い出したことによって成されたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】ICカード基板は、金属箔付きの
プラスチックフィルムのエッチング加工、あるいは導電
性インクのプラスチックフィルム上へのスクリーン印刷
等により、形成された回路に、半導体チップ、チップコ
ンデンサ等の電気部品を、導電性接着剤または異方導電
性フィルム等を介して搭載して形成される。ICカード
基板に用いられるプラスチックフィルムは、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム、ポリカーボネートフィル
ム、ポリイミドフィルム等を用いることができるが、特
に限定されるものではない。
【0008】ICカード基板表面への樹脂層の被覆は、
離型フィルム上に塗布形成された樹脂の基板表面への転
写、あるいは基板表面への直接塗布によって行われる。
すなわち、離型フィルム上に塗布した樹脂層と、ICカ
ード基板の回路面とを所定の条件にて連続ラミネート
し、被覆後に離型フィルムのみを剥離させて、該基板上
に樹脂層を形成するものである。用いる樹脂としては、
ポリエステル系、ニトリルゴム系、アクリル系、エポキ
シ系等があり必要に応じて架橋させて用いられ、特に樹
脂種は限定されるものではないが、樹脂の軟化点は80
〜120℃の範囲が好ましい。軟化点が80℃より低い
と、基板への転写及び積層時に樹脂の流れ出し量が大き
すぎ、所定の厚さを確保することが困難であり、また連
続ラミネート時のロール汚れの原因等になるため好まし
くない。また、軟化点が120℃を越える樹脂では、逆
に樹脂が流れにくいために、連続ラミネート製法では、
平滑性が不十分である。次いで、樹脂層で被覆したIC
カード基板に、積層後に所定の厚さになるように、接着
剤付きフィルムを複数層貼り合わせICカードを製造す
るものである。
【0009】
【実施例】図1(a)に示すように、プラスチック基材
1として、ポリエチレンテレフタレートフィルムである
エンブレットH−188(ユニチカ株式会社製、商品
名)の両面に、導電性インクである銀ペーストLS−5
04J(株式会社アサヒ化学研究所製、商品名)を厚さ
20μm、ライン巾150μmの回路導体2とアンテナ
回路3を連続印刷した。次いで、大きさ3×3mmの半
導体チップ4を異方導電性フィルム5であるAC−83
01Z(日立化成工業株式会社製、商品名)によって接
続し、ロール状のICカード基板を得た。図1(b)に
示すように、離型フィルム6として、ポリプロピレンフ
ィルムであるトレファンBo−60(東レ株式会社製、
商品名)の片面に、樹脂層7として軟化点110℃のポ
リエステル樹脂であるHAE−2100(日立化成工業
株式会社製、商品名)を、乾燥後の厚さが30μmにな
るように塗布乾燥し、被覆用シート20を得た。図1
(c)に示すように、ICカード基板の電気部品搭載面
には、電気部品の部分をくり抜いた被覆用シート20の
樹脂層7の側を、裏面には別の被覆用シート20の樹脂
層7が接するように重ね、温度120℃、圧力20kg
f/cm、速度1.0m/minの条件で、連続ロール
ラミネートにて貼り合わせ、図1(c)に示す構成の基
板を得た。別途、図1(d)に示すような、カバーフィ
ルム8としてポリエチレンテレフタレートフィルムであ
るメリネックスD364−188(アイ・シー・アイ・
ジャパン株式会社製、商品名)の片面に、接着剤9であ
るHAE−2100(日立化成工業株式会社製、商品
名)を、乾燥後の厚さが20μmになるように塗布乾燥
したものを準備した。次いで、被覆用シート20の離型
フィルム6を剥離しながら、カバーフィルム8の接着剤
9をICカード基板の両面に重ねながら温度150℃、
圧力20kgf/cm、速度1.0m/minの条件
で、連続ロールラミネートにて貼り合わせ、図1(e)
に示すような、厚さ700μmのICカードを得た。内
蔵回路部のカードの表面凹凸は、2〜3μmであり、表
面平滑性に優れていた。
【0010】比較例 図1(b)に示す被覆用シート20を使用せずに、図1
(a)に示すICカード基板の両面に、図1(d)に示
すカバーフィルム8として実施例1の接着剤9を50μ
mに塗布乾燥したものを、温度150℃、圧力20kg
f/cm、速度1.0m/minの条件で、連続ロール
ラミネートにて貼り合わせ、図3に示すような、厚さ7
00μmのICカードを得た。内蔵回路部のカードの表
面凹凸は、10〜20μmであり、回路形状がカード表
面に浮き出ていた。
【0011】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によっ
て、内蔵回路部の凹凸がカード表面へ浮き出すのを抑制
し、カード表面の平滑性に優れたICカードを効率良く
製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は、それぞれ本発明の一実施例
の各工程を説明するための断面図である。
【図2】従来例を示す断面図である。
【図3】他の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1.プラスチック基材 2.回路導
体 3.アンテナ回路 4.半導体
チップ 5.異方導電性フィルム 6.離型フ
ィルム 7.樹脂層 8.カバー
フィルム 9.接着剤 10.プラ
スチックフィルム 11.スペーサ層 12.接着
剤付きフィルム 13.回路導体 14.電気
部品 20.被覆用シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−88974(JP,A) 特開 平9−99677(JP,A) 特開 平10−337984(JP,A) 特開 平9−234983(JP,A) 特開 平8−118862(JP,A) 特開 平8−216570(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 19/02 G06K 19/077 G09F 3/00 H01L 21/56

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックフィルム上に、ライン巾を有
    する回路導体を含む回路を選択的に形成する工程と、 該回路に 電気部品搭載し、ICカード基板を形成する
    工程と、 ICカード基板表面に、前記電気部品を取り囲むよ
    うに、予め軟化点が80〜120℃の樹脂層を被覆
    る工程と、 該樹脂層の表面及び前記電気部品の表面に、接着剤層を
    介してカバーフィルムを 積層する工程とを含むことを特
    徴とするICカードの製造方法。
  2. 【請求項2】前記樹脂層を被覆する工程は、離型フィル
    ムの片面に前記樹脂を塗布乾燥した被覆用シートを用意
    し、該被覆用シートの樹脂層側が前記回路に接するよう
    に重ね、前記ICカード基板に貼り合わせることにより
    なされることを特徴とする請求項1に記載のICカード
    の製造方法。
  3. 【請求項3】前記被覆用シートを、前記電気部品に対応
    する位置をくり抜いてから、前記ICカード基板に貼り
    合わせることを特徴とする請求項2に記載のICカード
    の製造方法。
  4. 【請求項4】前記接着剤層を介してカバーフィルムを積
    層する工程は、前記カバーフィルムの片面に前記接着剤
    層を塗布乾燥したものを用意し、前記離型フィルムを剥
    離しながら、前記樹脂層の表面に前記接着剤層を接する
    ことによりなされることを特徴とする請求項2又は3に
    記載のICカードの製造方法。
  5. 【請求項5】前記樹脂層を被覆する工程と同時に、別の
    離型フィルムの片面に前記樹脂を塗布乾燥した別の被覆
    用シートを用意し、該別の被覆用シートの樹脂層側が前
    記ICカード基板の前記電気部品が搭載されていない側
    の面に貼り合わせる工程を含むことを特徴とする請求項
    2〜4のいずれか1項に記載のICカードの製造方法。
  6. 【請求項6】前記電気部品の頭が前記接着剤層に食い込
    むように、前記カバーフィルムが、前記接着剤層を介し
    て前記樹脂層の表面に積層されることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれか1項に記載のICカードの製造方
    法。
  7. 【請求項7】前記回路は、前記回路導体と共にアンテナ
    回路を有することを特 徴とする請求項1〜6のいずれか
    1項に記載のICカードの製造方法。
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