JP3305590B2 - プレス機械用フィーダ制御装置 - Google Patents

プレス機械用フィーダ制御装置

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JP3305590B2 JP24706396A JP24706396A JP3305590B2 JP 3305590 B2 JP3305590 B2 JP 3305590B2 JP 24706396 A JP24706396 A JP 24706396A JP 24706396 A JP24706396 A JP 24706396A JP 3305590 B2 JP3305590 B2 JP 3305590B2
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染谷篤
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/14Control arrangements for mechanically-driven presses
    • B30B15/146Control arrangements for mechanically-driven presses for synchronising a line of presses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B30BPRESSES IN GENERAL
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    • B30B15/148Electrical control arrangements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Control Of Multiple Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】サーボモータで駆動され、こ
の駆動されるフィーダの動作がプレス機械と同期運転す
る必要のある場合に使用し、特に停電発生時にプレス機
械とフィーダが干渉する場合に利用する。
【0002】
【従来の技術】プレス機械は、停電するとブレーキが作
動して、急停止を開始し、減速しながら一定時間経過す
ると停止する。サーボモータで駆動するフィーダを、こ
のプレス機械と同期運転する必要のある場合、制御装置
と、サーボドライバと、サーボモータと、無停電電源装
置で構成されている。このサーボモータにより駆動され
るフィーダの動作を、停止を開始して減速中のプレス機
械が完全に停止するまでのプレス機械に同期して駆動す
るために、これらのサーボモータを駆動するに足る、大
きい無停電電源装置を設けて、プレス機械と同期運転し
ている従来技術のフィーダ制御装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】サーボモータで駆動す
るフィーダとプレス機械の同期運転が必要な場合とは、
同期運転しないと、フィーダと、プレス機械或いはプレ
ス機械に設置した金型、あるいはプレス加工する材料と
が干渉する場合である。この例として、サーボモータで
駆動するトランスファフィーダとこれを装備したプレス
機械がある。停電発生時に、このプレス機械のスライド
とトランスファフィーダは、いずれもが停止を開始して
も直ちには停止せず、それぞれ惰走後停止する。
【0004】ところが、プレス機械の惰走量は大きく、
トランスファフィーダの惰走量は小さい。このため、停
止途中及び停止時のプレス機械の位相とトランスファフ
ィーダの位相とは相違し、停電発生時のプレス機械の位
相によっては、トランスファフィーダのフィンガを含む
フィードバーと、プレス機械に設置された金型とが干渉
することはよく知られている。
【0005】停電発生時のこの干渉を避けるため、干渉
が発生するフィーダの動作を駆動するサーボモータは同
期運転し、それ以外のフィーダの動作を駆動するサーボ
モータは直ちに停止する小型で安価なフィーダ制御装置
を提供することが、本発明が解決しようとしている課題
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、停電発生時からプレス機械が完全に停止するまでの
間、上述の干渉が発生するフィーダの動作を駆動するサ
ーボモータを、プレス機械と同期運転するために、サー
ボモータを駆動するための電力を供給するコンデンサを
設ける。このコンデンサは、交流電源から電力が供給さ
れている間、AC/DCコンバータを介して電力が供給
され、チャージ電力を保有する構成とする。フィーダの
制御装置は、無停電電源装置から、あるいは前記コンデ
ンサのチャージ電力が第2コンバータを介して、電力が
供給される構成とする。
【0007】そして、制御装置は、停電発生時には供給
したコンデンサのチャージ電力が減少するまで、上述の
干渉が発生するフィーダの動作軸の動作を駆動するサー
ボモータは、プレス機械と同期運転して駆動制御し、同
期運転不要の動作軸の動作を駆動するサーボモータを直
ちに停止する。
【0008】コンデンサに蓄積したチャージ電力が十分
でなく、チャージ電力が減少して同期運転する動作軸の
動作を駆動するサーボモータが、プレス機械と同期運転
出来なくなる場合は、制御装置は、チャージ電力の減少
を検出して引き続きさらに、あらかじめ制御装置に設定
した時間、このサーボモータを惰走運転させた後停止し
て、干渉を防止することが出来る。
【0009】制御装置には、フィーダの動作軸の動作に
より、プレス機械と同期運転が必要か否かをあらかじめ
設定しておく。そして制御装置は、これらサーボモータ
を停止すると同時に、フィーダの動作軸のブレーキを作
動させる。
【0010】
【作用】プレス機械と同期運転するフィーダの動作軸を
駆動するサーボモータ用サーボドライバに、コンデンサ
に蓄積されている電力を供給して、この同期運転の必要
なサーボモータのみを駆動するので、大きな無停電電源
装置を設けなくても、フィーダのこの動作軸の運転を継
続出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を、図1、図2に
より説明する。図1は、交流電源Aには無停電電源装置
2が接続され、この無停電電源装置2にフィーダ用の制
御装置3が接続されている。
【0012】交流電源Aから、サーボモータ用のAC/
DCコンバータ4を介してインバータ5、6がそれぞれ
接続され、このインバータ5、6にはそれぞれサーボモ
ータ7、8が接続されている。停電発生時にプレス機械
と同期運転を継続するサーボモータ7は、1個、あるい
は複数個の場合があり、同期運転しなくてもよいサーボ
モータ8は、設けられていない場合と1個、あるいは複
数個の場合がある。
【0013】インバータ5とAC/DCコンバータ4の
間には、コンデンサ9が設けられ、交流電源から電力が
供給されている期間は、この電圧の平滑化をするととも
に、常時このコンデンサ9は供給される電力を保持、す
なわちチャージ電力を保有した状態になっている。ま
た、交流電源Aが停電したか、否かは停電検出手段10
で検出し、停電検出信号10aが制御装置3に出力され
ている。
【0014】図示していないプレス機械の位相は、プレ
ス機械に設けたエンコーダ11で検出し、この検出した
位相信号11aは制御装置3に出力され、この位相信号
11aを基準に制御装置3は、各インバータ5、6を制
御してサーボモータ7、8を駆動制御する。
【0015】プレス機械とフィーダ1が同期運転されて
いる時に停電しても、制御装置3には無停電電源装置2
から電力が供給されており、サーボモータ7、8を駆動
するインバータ5、6にはコンデンサ9から電力が供給
されている。これにより、停電検出手段10から停電検
出信号10aを得た制御装置3は、プレス機械を停止す
るための出力を行うとともにこのコンデンサ9のチャー
ジ電力が減少するまで、同期運転の必要なフィーダの動
作を駆動するサーボモータ7をエンコーダ11の位相信
号11aによりプレス機械との同期運転を継続させる制
御を行う。
【0016】このようにしてサーボモータ7は、コンデ
ンサ9のチャージ電力でプレス機械と同期運転され、プ
レス機械や金型、あるいは材料等とフィーダ1の動作軸
は、干渉しない位置まで駆動される。そして制御装置3
は、コンデンサ9のチャージ電力量が十分でない場合
は、さらにフィーダ1の同期運転する動作軸を余裕のあ
る位置まで移動するために、あらかじめ制御装置3に設
定された時間、サーボモータ7のブレーキ7Aが作動し
ないように保ち、サーボモータ7を惰走させる。
【0017】図2では、制御装置3には、通常の運転中
にはAC/DCコンバータ4から第2コンバータ12を
介して電力が供給され、停電時にはコンデンサ9から第
2コンバータ12を介して電力が供給される構成として
いる。
【0018】制御装置3は少ない電力で運転出来るの
で、停電時には、サーボモータ7用の停電時の電力供給
用コンデンサ9のチャージ電力の一部を使用して運転可
能なので、制御装置3用に無停電電源装置を設けなくて
もよい構成としている。
【0019】フィーダ1が、トランスファプレスに使用
されるサーボ駆動式のトランスファフィーダの場合で
は、フィードバーがクランプ状態の時に停電して同期運
転されなくなると、フィードバー、あるいはフィードバ
ーに設けたプレス加工する部品を保持するフィンガと金
型が干渉して、これらが押し潰される状態になる場合が
ある。
【0020】この事態を避けるためにフィードバーをア
ンクランプさせる動作は、プレス機械と同期運転する必
要があり、このアンクランプ動作を駆動するのは、イン
バータ5とサーボモータ7で駆動する動作に該等する。
停電発生時からプレス機械が完全に停止するに間にアン
クランプ動作を行う必要のある場合は、制御装置3はこ
の動作軸を駆動するサーボモータ7の同期運転を継続さ
せる。
【0021】同期運転をしなくても干渉しないフィーダ
の動作は、フィードバーのアドバンス・リターン動作や
クランプ動作で、インバータ6とサーボモータ8で駆動
する動作に該等する。停電発生時からプレス機械が完全
に停止する間にこれらの動作状態の場合は、制御装置3
はこれら動作軸を駆動するサーボモータ8を直ちに停止
させ、あるいは動作させないようにする。
【0022】以上の説明から明らかなように、フィーダ
1がプレス機械等との干渉を避けるための同期運転が必
要な動作軸は、フィーダの複数の動作のうちの一部であ
り、この動作軸を駆動するのも干渉を避ける位置までの
必要量でよいので、サーボモータ用に無停電電源装置を
設けないで、所要の容量を有するコンデンサ9を用いた
上記の本発明により、同期運転の必要なサーボモータを
必要量駆動出来る。
【0023】なお、プレス機械とフィーダ1が干渉しな
いと考えられるフィーダ1の動作の場合、停電検出信号
10aを得ると、上記に付加して例えばブレーキ8Aを
直ちに作動させ、サーボモータ8を停止させ、このサー
ボモータ8により駆動されるフィーダ1の動作軸を停止
してよいことは言うまでもないことである。
【0024】また、フィーダとプレス機械の組み合わせ
により決まる、同期運転が必要なフィーダの動作と不要
な動作は、あらかじめ制御装置に設定しておけばよいこ
とは言うまでもないことである。
【0025】
【発明の効果】サーボモータ用の無停電電源装置を用い
ず、停電時にプレス機械と同期運転する必要のあるフィ
ーダの動作軸を駆動する、小型で安価なプレス機械用フ
ィーダ制御装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の主要部のブロック図を示
す。
【図2】本発明の別の実施例の主要部のブロック図を示
す。
【符号の説明】
1はフィーダ、2は無停電電源装置、3は制御装置、4
はAC/DCコンバータ、5、6はインバータ、7、8
はサーボモータ、7A、8Aはブレーキ、9はコンデン
サ、10は停電検出手段、10aは停電検出信号、11
はエンコーダ、11aは位相信号、12は第2コンバー
タ、Aは交流電源、である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィーダの動作軸の少なくとも1軸はサー
    ボモータで駆動し、プレス機械に同期運転するフィーダ
    の制御装置において、制御装置は、フィーダの動作軸を
    駆動するサーボモータと、この制御装置に電力を供給す
    る無停電電源装置と、サーボモータを駆動するインバー
    タと、このインバータに交流電源から電力を供給するA
    C/DCコンバータと、このAC/DCコンバータから
    インバータに電力が出力されている間、出力を平滑化す
    るとともにチャージ電力を保有するコンデンサとで構成
    する。そして、停電発生時には、制御装置は無停電電源
    装置から電力が供給され、サーボモータはコンデンサの
    チャージ電力が供給され、このチャージ電力が減少する
    まで、サーボモータとプレス機械の同期運転を継続する
    制御装置とし、フィーダの動作軸にブレーキを装備し、
    停電発生時、(イ)フィーダの動作が、プレス機械と同
    期運転継続とあらかじめ制御装置に設定された動作の場
    合には、この動作軸を駆動するサーボモータを、コンデ
    ンサのチャージ電力が減少するまで駆動制御してプレス
    機械との同期運転を継続し、さらに場合によってはその
    後このサーボモータを一定時間惰走させた後、この動作
    軸に設けられたブレーキを作動させて、フィーダの動作
    を停止する。(ロ)フィーダの動作が、プレス機械と同
    期運転不要とあらかじめ制御装置に設定された動作の場
    合には、この動作軸を駆動するサーボモータの同期運転
    を直ちに停止し、またはコンデンサのチャージ電力が減
    少するまで駆動制御してプレス機械との同期運転を継続
    した後、直ちにこの動作軸に設けられたブレーキを作動
    させて、このフィーダの動作軸を停止する。以上の制御
    装置としたことを特徴とするプレス機械用フィーダ制御
    装置。
  2. 【請求項2】フィーダの動作軸の少なくとも1軸はサー
    ボモータで駆動し、プレス機械に同期運転するフィーダ
    の制御装置において、制御装置は、フィーダの動作軸を
    駆動するサーボモータと、このサーボモータを駆動する
    インバータと、このインバータに交流電源から電力を供
    給するAC/DCコンバータと、このAC/DCコンバ
    ータとこのAC/DCコンバータからインバータに電力
    が出力されている間、この出力を平滑化するとともにチ
    ャージ電力を保有するコンデンサと、このコンデンサと
    制御装置の間に設けた第2コンバータとで構成する。そ
    して、停電発生時には、サーボモータはインバータを経
    て、制御装置は第2コンバータを経て、前記コンデンサ
    のチャージ電力が供給され、停電発生後もこのチャージ
    電力が減少するまで、プレス機械と同期運転の必要なフ
    ィーダの動作軸を駆動するサーボモータを、プレス機械
    に同期して運転を継続する制御装置としたことを特徴と
    するプレス機械用フィーダ制御装置。
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