JP3305216B2 - 工具の刃先位置変位測定機能を備えたnc工作機械 - Google Patents

工具の刃先位置変位測定機能を備えたnc工作機械

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JP3305216B2 JP31143296A JP31143296A JP3305216B2 JP 3305216 B2 JP3305216 B2 JP 3305216B2 JP 31143296 A JP31143296 A JP 31143296A JP 31143296 A JP31143296 A JP 31143296A JP 3305216 B2 JP3305216 B2 JP 3305216B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NCフライス盤や
マシニングセンタ等のNC工作機械に関し、特に回転主
軸にボールエンドミル等の工具を装着して回転中の工具
の刃先位置変位を測定可能にした工具の刃先位置変位測
定機能を備えたNC工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、NC工作機械の回転主軸に装着し
た工具の工具長、工具径は、非回転時に測定していた
が、回転主軸の振れ、工具の回転主軸への装着精度等の
影響で回転中の工具長、工具径とは異なることがわかっ
てきた。また最近は、NC工作機械の回転主軸の回転速
度が高速化し、主軸頭からの発熱による機械の熱変形、
主軸の工具装着穴の遠心力による膨張のため工具が主軸
内に引き込まれる、いわゆるサックイン現象、工具およ
び回転主軸を含めた回転系のアンバランス等に起因して
回転中の工具の刃先位置が変化することがわかってき
た。
【0003】そこで回転中の工具の工具長、工具径、工
具中心位置のずれ、工具先端形状等を測定し、工具刃先
位置変位を求める提案がなされている。本出願人による
特開平8−229776号公報に開示の技術は、球形の
測定電極を先端に有した静電容量式変位測定器を用い、
使用回転速度で回転中の工具に接近させて、回転中の工
具の刃先位置変位を測定可能にしたNC工作機械に関す
るものである。一方、特開昭62−88555号公報に
開示の技術は、テーブル上に3本のレーザ光線を張設
し、回転工具を所定の方向からアプローチさせ、光線を
遮断したときのX,Y,Zの各軸の座標位置から回転中
工具の工具長、工具径を測定可能にした工具寸法の測定
方法に関するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の特開平8−22
9776号公報の従来技術は、球状の測定電極を先端に
有した静電容量式変位測定器を用いているので、被測定
物である回転中の工具と測定電極との距離の調整が難し
く、測定の自動化にはなお改善の余地がある。特開昭6
2−88555号公報の従来技術は、3本のレーザ光線
を張設する、つまり3個の受光器や検出回路を必要と
し、構造がどうしても大形で複雑となる問題点がある。
そこで本発明の目的は、回転中の工具の刃先位置変位を
自動的に迅速に測定可能で、かつ構造が簡単でコンパク
トな測定装置を用いた、工具の刃先位置測定機能を備え
たNC工作機械を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による工具の刃先
位置変位測定機能を備えたNC工作機械は、工具を装着
する回転主軸とワークを固定するテーブルとの間でX,
Y,Zの3軸方向の相対移動を行わせ前記ワークを加工
するNC工作機械において、前記テーブルに設けられ、
XY平面内で90度の割り出しが可能な旋回台と、前記
旋回台上に設けられ、投光器と受光器との間に1本の糸
状の光線が投射されて該光線を遮断するとスキップ信号
を送出する測定手段と、前記測定手段から送出されたス
キップ信号を受けたときのX,Y,Zの各軸の座標値を
検出する位置検出手段と、長さおよび径が既知のマスタ
を前記回転主軸に装着し、前記回転主軸を非回転状態に
して前記マスタを前記測定手段の光線に向かってX,
Y,Zの各軸に沿ってそれぞれアプローチさせ、前記光
線を遮断して前記位置検出手段がスキップ信号を受けた
ときのX,Y,Zの各軸の座標値を基準座標値として記
憶する基準値記憶手段と、実加工に使用する工具を前記
回転主軸に装着し、使用回転速度で回転させた状態にし
て前記測定手段の光線に向かってアプローチさせ、前記
光線を遮断して前記位置検出手段がスキップ信号を受け
たときのX,Y,Zの各軸の座標値と前記基準値記憶手
段に記憶されている基準座標値とから前記使用回転速度
で回転中の工具の刃先位置変位を算出する演算手段とを
具備したものである。また、前記演算手段で算出した回
転中の工具の刃先位置変位からNC補正データを求めて
NC装置の補正部へ送出する補正手段を更に具備したも
のである。
【0006】
【作用】まずマスタを回転主軸に装着し、非回転状態で
X,Y,Zの各方向から測定手段の光線にアプローチさ
せ、遮断したときのX,Y,Zの各軸の座標値を基準座
標値として基準値記憶手段に記憶させる。次に使用工具
を回転主軸に装着し、使用回転速度の回転状態でマスタ
のときと同様に測定手段の光線にアプローチさせ、遮断
したときのX,Y,Zの各軸の座標値を読み取る。そし
て演算手段はこの読み取った座標値と、前記基準値記憶
手段の基準座標値とから使用工具の使用回転速度におけ
る工具長、工具径、工具先端形状、工具摩耗量等の工具
の刃先位置変位を算出する。算出結果を必要に応じて表
示したり、NC補正データとしてNC装置の補正部へ送
出したりする。光線が1本だけ投射された測定手段を用
いてXY平面におけるX,Yの2軸方向の変位を測定す
るために、90度の割り出しが可能な旋回台上に測定手
段が設けられている。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づき詳細に説明する。図1は、本発明の工具の刃先位
置変位測定機能を備えたNC工作機械の一実施形態の構
成を示すブロック図、図2は、図1の実施形態において
工具長を測定するときの動作説明図、図3は、図1の実
施形態において工具径を測定するときの動作説明図、図
4は、図1の実施形態において工具の刃先位置変位を測
定するときの動作説明図であり、(a)はX軸方向の測
定、(b)はY軸方向の測定を示す。図5は、図1の実
施形態においてボールエンドミルの先端形状を測定する
ときの説明図である。
【0008】まず図1を参照して、本発明の一実施形態
を説明する。NC工作機械は、回転主軸1を内蔵する主
軸頭3と、ワーク(図示せず)を固定するテーブル5と
がX,Y,Zの3軸方向にNC装置7の指令に基づいて
相対移動するように構成されている。回転主軸1の先端
には工具Tが装着され、工具Tを回転させながらワーク
に切り込み、X,Y,Z軸方向の相対移動をさせてワー
クに所望の加工を施す。
【0009】テーブル5上の加工の障害にならない場所
に旋回台9を設ける。旋回台9はベース11と回転テー
ブル13とから成り、回転テーブル13はXY平面内に
おいて少なくとも90度の割り出しが可能に構成されて
いる。旋回台9上にはレーザ光線式測定手段15が固定
されている。この測定手段15は、回転テーブル13上
に固定されたU字形のフレーム17と、フレーム17の
一方側に内蔵され、糸状のレーザ光線Lを投射する投光
器19と、フレーム17の他方側に内蔵され、レーザ光
線Lを受光する受光器21と、更に図示はしないが、フ
レーム17に内蔵され、レーザ光線Lが遮断されたとき
スキップ信号を発生するスキップ信号発生回路とから構
成されている。レーザ光線Lは旋回台9を90度割り出
すことによって、X軸方向とY軸方向に投射されるよう
になっている。
【0010】工具Tと測定手段15との位置関係はX,
Y,Z軸を移動することによって図1のようになり、工
具Tがレーザ光線Lに対してX,Y,Zの各方向からア
プローチし、レーザ光線Lを遮断するようになってい
る。また回転主軸1には、自動工具交換装置(図示せ
ず)によって長さ、直径が既知のマスタ工具MTを装着
することができる。レーザ光線Lが工具Tによって遮断
されたとき、スキップ信号発生回路から発生したスキッ
プ信号を受けて位置検出手段23の検出値が読み取られ
る。位置検出手段23は、X,Y,Zの各送り軸の座標
値を読み取るデジタルスケールやエンコーダを含んでい
る。
【0011】回転主軸1にマスタ工具MTを装着して所
定のレーザ光線の遮断動作を行わせ、そのときに位置検
出手段23で読み取ったX,Y,Zの各軸の座標値を基
準座標値として基準値記憶手段25に記憶する。回転主
軸1に使用工具Tを装着して使用回転速度で回転主軸1
を回転させ、所定のレーザ光線の遮断動作を行わせてそ
のときに位置検出手段23で読み取ったX,Y,Zの各
軸の座標値を読み込み、更に基準値記憶手段25からの
基準座標値も読み込み、その両座標値から回転中の工具
の工具長、工具径、工具先端形状、工具の刃先位置変位
を演算する演算手段27が設けられている。演算手段2
7の演算結果や基準値記憶手段25の記憶値を表示する
のが表示手段29である。演算手段27で算出した回転
中の工具の工具長、工具径を工具長オフセット値、工具
径オフセット値としてNC装置7に送出したり、工具の
刃先位置変位量をワーク座標系シフト値としてNC装置
7に送出したりする補正手段31が設けられている。N
C装置7は外部から入力されるNCプログラムに基づい
てX,Y,Zの各軸の移動指令を機械に送出しワークの
加工を行うのである。
【0012】次に工具長、工具径、工具の刃先位置変位
等の求め方について説明する。レーザ光線Lはある太さ
を有しており、この太さが測定精度に与える影響を取り
除くことができる方法を採用している。説明のためレー
ザ光線Lの太さを誇張してある。まず図2を参照して、
工具長は、マスタ工具MTを回転主軸1に装着し、非回
転状態にしてZ軸方向から所定の送り速度で測定手段1
5のレーザ光線Lにアプローチさせ、マスタ工具MTの
先端面がレーザ光線Lを遮断したときのZ軸の座標値を
読み取り基準値記憶手段25に記憶する。続いて使用工
具Tを回転主軸1に装着し、使用回転速度で回転させた
状態で同様にレーザ光線Lにアプローチさせ、遮断した
ときの座標値を読み込む、演算手段27は、マスタ工具
MTの既知の工具長が記憶されている基準座標値と使用
工具Tの検出座標値とから使用工具Tの工具長Hを算出
できる。
【0013】図3を参照して、工具径は、Y方向にレー
ザ光線Lを投射しておき、レーザ光線Lの左右からX方
向にマスタ工具MTおよび使用回転速度で回転中の工具
をそれぞれ所定の送り速度でアプローチさせそのときの
各々のX軸の座標値を読み取る。左からアプローチした
ときのマスタ工具MTと使用工具Tの座標値はそれぞれ
X1 ,X3 であり、右からアプローチしたときの座標値
はそれぞれX2 ,X4である。X1 とX2 と既知の工具
径Dmを基準値記憶手段25へ記憶させ、使用工具Tの
座標値X3 ,X4 は演算手段27へ送出する。工具径の
検出特性は図3に示す通りΔDだけ左右両円が重なる。
すなわち Dm−ΔD=X2 −X1 なる関係が成り立つ。つまり、 ΔD=Dm−(X2 −X1 ) である。従って使用工具の求めるべき工具径Dは、 D−ΔD=X4 −X3 なる関係が成り立つので、 D=X4 −X3 +ΔD =X4 −X3 +Dm−(X2 −X1 ) となり、この式を演算手段27内で計算することによ
り、使用回転速度で回転している状態の工具Tの工具径
が求められる。本説明ではレーザ光線をY軸方向に投射
して行う場合について述べたが、X軸方向(左右方向)
に投射してマスタ工具MTおよび使用工具Tをレーザ光
線Lの上下からY方向にそれぞれアプローチする方法で
行う場合でも同様に工具径を算出することができる。
【0014】次に工具の刃先位置がマスタ工具測定時と
使用回転速度で回転中の工具測定時とでどれだけ変位し
たか、その刃先位置変位量の求め方について図4を用い
て説明する。まず図4(a)を参照するに、工具径を求
める場合と同様に、Y軸方向に投射しているレーザ光線
Lの左右からX軸方向にマスタ工具MTをそれぞれアプ
ローチさせ、検出した工具中心位置(X1 ,Y)と(X
2 ,Y)との中点のX座標(X2 −X1 )/2を求め
る。同様に使用回転速度で回転中の工具Tの中心位置
(X3 ,Y)と(X3 ,Y)との中点のX座標(X4 −
X3 )/2を求める。両中点のX座標の差 (X4 −X3 )/2−(X2 −X1 )/2 が求める刃先位置変位のX成分ΔXである。
【0015】図4(b)を参照するに、旋回台9を90
度旋回してレーザ光線LをX軸方向に投射し、その上下
方向(Y方向)からマスタ工具MTをアプローチしてレ
ーザ光線Lを遮断したときの工具中心位置(X,Y1 )
と(X,Y2 )との中点のY座標(Y2 −Y1 )/2を
求める。同様に使用回転速度で回転中の工具Tの中心位
置(X,Y3 )と(X,Y4 )との中点のY座標(Y4
−Y3 )/2を求める。両中点のY座標の差 (Y4 −Y3 )/2−(Y2 −Y1 )/2 が求める刃先位置変位のY成分ΔYである。ここでは、
マスタ工具MTと次加工に使用する工具との間のX,Y
軸方向の刃先位置変位について述べたが、更に次々加工
に使用する工具の使用回転速度で回転中の工具中心位置
を測定して次工具の工具中心位置との間の刃先位置変位
を求めることもできる。このX,Y軸方向の工具の刃先
位置変位は、主に機械の熱変形によって生じる。
【0016】Z軸方向の工具の刃先位置変位ΔZは、主
に主軸の熱膨張と高速回転による工具のサックイン現象
によって生じる。このΔZの値は、マスタ工具MTを非
回転時、および実際の何種類かの使用回転速度での回転
時において工具長を実測し、その結果を基準値記憶手段
25に記憶しておき、実際の加工に際して次工具回転速
度における基準工具長と現工具回転速度における基準工
具長との差から求めることができる。通常はこのΔZの
絶対値を求めなくても良い。加工の直前に測定する使用
工具の工具長の値を求めさえすればその中にすでにZ軸
方向の工具刃先位置変位は含まれているからである。
【0017】工具の長さ方向および径方向の摩耗量を測
定する場合は、同一工具の使用前と使用後において、前
述の方法によって工具長、工具径を求め、使用前と使用
後における差から知ることができる。この演算も演算手
段27によって行う。
【0018】図5を参照してボールエンドミルBEの工
具先端形状を求める方法を説明する。ボールエンドミル
BEの縦断面において先端球部の中心0から等角度で1
/4円弧を分割する。本例では便宜的に6分割し円周上
の分割点合計7個(図中における小丸印)におけるX,
Y,Zの各座標を測定する。レーザ光線Lを紙面の直角
方向に投射し、法線方向からボールエンドミルBEをレ
ーザ光線Lにアプローチさせ、遮断したときのX,Y,
Zの各軸の座標値を測定し、各座標値をつないで近似的
に回転中のボールエンドミルBEの先端形状を求めるこ
とができる。工具先端形状の測定は、ボールエンドミル
に限らず、ストレートエンドミル、テーパエンドミル、
正面フライス、あり溝フライス等各種の工具に応用でき
る。使用前と使用後における先端形状の変化から工具の
偏摩耗の状態を知ることもできる。これらの工具先端形
状も演算手段27によって演算する。
【0019】演算手段27によって求めた工具長、工具
径、工具刃先位置変位、工具摩耗量、工具先端形状の値
は、表示手段29で表示される。また補正手段31へも
送出され、そこで工具長オフセット量、工具径オフセッ
ト量、ワーク座標系シフト量等の補正データを生成して
その補正データをNC装置7へ送出する。すると使用工
具、使用回転速度に合った補正を施しながらワークの加
工が行える。
【0020】本実施形態によれば、テーブル5に設けた
旋回台9上に1本だけのレーザ光線Lを投射する方式の
測定手段15を設けるという簡単な構成で、かつマスタ
工具MTおよび使用工具Tをそのレーザ光線Lにアプロ
ーチさせるという簡単な動作を加工前に行うだけで、使
用状態における工具長、工具径、工具刃先位置変位、工
具摩耗量、工具先端形状等が求められる。そして必要に
応じてそれらの値からNC補正データを生成できるので
ある。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば回
転中の工具の工具長、工具径、工具先端形状、工具摩耗
量等を含めた工具刃先位置変位が簡単な構成で、自動的
に迅速に測定できる。測定手段も1本の光線を投射する
形式のものを90度の割り出し可能な旋回台上に載置す
るだけの構造であり、コンパクトである。この測定した
工具刃先位置変位からNC補正データを求めX,Y,Z
の各軸の移動指令を補正することにより、使用工具およ
び使用回転速度に合ったNC加工が行える。特に機械の
熱変形、工具のサックイン現象、回転系のアンバランス
等の要因による加工誤差がほとんどなくなり、加工精度
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工具の刃先位置変位測定機能を備えた
NC工作機械の一実施形態の構成ブロック図である。
【図2】図1の実施形態において、工具長を測定すると
きの動作説明図である。
【図3】図1の実施形態において、工具径を測定すると
きの動作説明図である。
【図4】図1の実施形態において、工具の刃先位置変位
を測定するときの動作説明図であり、(a)はX軸方向
の測定、(b)はY軸方向の測定を示す。
【図5】図1の実施形態において、ボールエンドミルの
先端形状を測定するときの説明図である。
【符号の説明】
1…回転主軸 3…主軸頭 5…テーブル 7…NC装置 9…旋回台 15…測定手段 19…投光器 21…受光器 23…位置検出手段 25…基準値記憶手段 27…演算手段 31…補正手段 L…レーザ光線 T…工具 MT…マスタ工具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−315556(JP,A) 特開 昭60−146652(JP,A) 特開 昭61−90858(JP,A) 特開 平6−201351(JP,A) 特開 平6−344247(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 17/22 B23Q 17/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具を装着する回転主軸とワークを固定
    するテーブルとの間でX,Y,Zの3軸方向の相対移動
    を行わせ前記ワークを加工するNC工作機械において、 前記テーブルに設けられ、XY平面内で90度の割り出
    しが可能な旋回台と、 前記旋回台上に設けられ、投光器と受光器との間に1本
    の糸状の光線が投射されて該光線を遮断するとスキップ
    信号を送出する測定手段と、 前記測定手段から送出されたスキップ信号を受けたとき
    のX,Y,Zの各軸の座標値を検出する位置検出手段
    と、 長さおよび径が既知のマスタを前記回転主軸に装着し、
    前記回転主軸を非回転状態にして前記マスタを前記測定
    手段の光線に向かってX,Y,Zの各軸に沿ってそれぞ
    アプローチさせ、前記光線を遮断して前記位置検出手
    段がスキップ信号を受けたときのX,Y,Zの各軸の座
    標値を基準座標値として記憶する基準値記憶手段と、 実加工に使用する工具を前記回転主軸に装着し、使用回
    転速度で回転させた状態にして前記測定手段の光線に
    かってアプローチさせ、前記光線を遮断して前記位置検
    出手段がスキップ信号を受けたときのX,Y,Zの各軸
    の座標値と前記基準値記憶手段に記憶されている基準座
    標値とから前記使用回転速度で回転中の工具の刃先位置
    変位を算出する演算手段と、 を具備することを特徴とした工具の刃先位置変位測定機
    能を備えたNC工作機械。
  2. 【請求項2】 前記演算手段で算出した回転中の工具の
    刃先位置変位からNC補正データを求めてNC装置の補
    正部へ送出する補正手段を更に具備した請求項1に記載
    の工具の刃先位置変位測定機能を備えたNC工作機械。
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