JP3305171B2 - 回転コネクタ装置 - Google Patents

回転コネクタ装置

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JP3305171B2
JP3305171B2 JP25682095A JP25682095A JP3305171B2 JP 3305171 B2 JP3305171 B2 JP 3305171B2 JP 25682095 A JP25682095 A JP 25682095A JP 25682095 A JP25682095 A JP 25682095A JP 3305171 B2 JP3305171 B2 JP 3305171B2
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強 松本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、自動車のス
テアリングホイールに取り付けられたエアバッグ装置
に、自動車衝突時の電気信号を伝えるための回転コネク
タ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記回転コネクタ装置は、特開平
2−212236号に見られるように、固定ハウジング
と回転ハウジングの2個のハウジングで画成された空間
内に、柔軟ケーブルを渦巻き状に収納している。そして
柔軟ケーブルの端部にはターミナルを電気的に接続し、
この接続部には樹脂モールドした支持体を設けて、支持
体をカシメやビスによりハウジングに取り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、支持体
をカシメやビスを用いて取り付ける構造では、作業性が
悪く、生産性を阻害する要因となっていた。この発明
は、上記問題点に鑑みなされたもので、生産性の良い回
転コネクタ装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
の回転コネクタ装置は、ハウジング内に渦巻き状に収納
した柔軟ケーブルの端部にターミナルを電気的に接続
し、この接続部を樹脂モールドすると共に前記ハウジン
グに固定する支持体を備えた回転コネクタ装置におい
て、前記支持体と前記ハウジングのどちらか一方に係止
爪を有する弾性片を形成すると共に、他方に前記係止爪
に係合する係合部を形成し、前記弾性片の隣接位置する
部材に、弾性片の変形を拘束する拘束壁を設けたことを
特徴としている。
【0005】本発明における請求項の回転コネクタ装
置は、前記弾性片に、前記支持体に形成された開口を覆
うカバー部を一体に形成したことを特徴としている。
【0006】
【実施例】図1〜7は本発明の第1実施例を示すもの
で、この回転コネクタ装置は、ロータ1、ステータ2、
ロータ1とステータ2とで画成される空間内に渦巻き状
に収納される柔軟ケーブル3、柔軟ケーブル3の端部に
接続されるターミナル4、柔軟ケーブル3とターミナル
4との接続部を樹脂モールドした支持体5とで構成され
ている。
【0007】ロータ1は、例えば図外のステアリングホ
イールに支持される回転ハウジングで、ステアリングホ
イールと共に回動する。
【0008】ステータ2は、例えば車体側部材であるコ
ンビネーションスイッチ8に固定される固定ハウジング
で、図2に示す円筒状の外壁部材21と、図3に示す円
盤状の底面部材22との2部材で構成されている。外壁
部材21は、円筒部の下部より水平方向外方に延びるフ
ランジ23を有しており、このフランジ23には4個の
取付孔24を形成すると共に、下面には2個の弾性片
6,6を突設し、各弾性片6,6の先端にはそれぞれ係
止爪61,61を設けてある。一方、底面部材22は、
中央部に円形開口24を有しており、この開口24縁で
ロータ1を回動自在に支持している。
【0009】柔軟ケーブル3は、例えば複数の導電線3
1,31,・・・を樹脂フィルムに挟み込んだ構造のい
わゆるフラットケーブルで、ロータ1とステータ2との
空間内に収納されると共に、一端部が後述する支持体5
によってステータ2に固定されている。
【0010】ターミナル4は、銅等の金属材料によって
形成したもので、複数のターミナル片41,41,・・
・によって構成してある。各ターミナル片41,41,
・・・は、それぞれ連結された状態で上記柔軟ケーブル
3の各導電線31,31,・・・に超音波溶着等により
接続され、その接続部を樹脂モールドした後、各ターミ
ナル片41,41,・・・の連結部を切断することによ
り生産性を確保している。そして各ターミナル片41,
41,・・・の端部は、後述の支持体5のコネクタ部5
1内に露出している。
【0011】支持体5は、上記ターミナル4を樹脂モー
ルドしたもので、コネクタ部51、ケーブル接続部5
2、間隙53、および固定片54で構成されている。詳
述すると、コネクタ部51に対してケーブル接続部52
を接続片55を介して片持ち梁状に結合し、コネクタ部
51と接続片55との間に間隙53を設けている。また
コネクタ部51の基部に形成した固定片54は、互いに
水平方向反対側に延びる2個のフランジとして形成さ
れ、各固定片54,54の自由端部には前記係止爪6
1,61の係合部となる矩形状の切欠き7,7が形成さ
れている。
【0012】そして、支持体5の接続片55を、図2に
示す外壁部材21のフランジ23及び図3に示す底面部
材22のクロスハッチングA,Bで示した部分で挟み込
み、これによってケーブル接続部52をステータ2に固
定している。従って、この固定構造では、支持体5成形
時のヒケ現象による変形を外壁部材21と底面部材22
によって規制し、柔軟ケーブル3と外壁部材21の円筒
部との平行度を確保している。また、コネクタ部51及
びケーブル接続部52相互間の歪は間隙53によって吸
収される。
【0013】従って、支持体5をステータ2に取り付け
るには、コネクタ部51の下面56を外壁部材21のフ
ランジ23に当接させるように移動して固定片54の切
欠き7,7を係止爪61と係合させ、その後、ステータ
の外壁部材21と底面部材22とを一体に結合すること
により上述の通り、接続片55をクロスハッチングA,
Bで示す部分で挟み込むことにより行う。この場合、切
欠き7の幅と、弾性片6の幅とを一致させておけば、係
止片61と切欠き7との係合により、この幅方向の位置
決めも同様に行うことができる。
【0014】上記構成からなる回転コネクタ装置は、以
下のように作動する。即ち、回転コネクタ装置は、ステ
アリングホイール側のエアバッグ装置(図示せず)と、
車体側のエアバッグコントローラ(図示せず)とに接続
する。この際、支持体5のコネクタ部51には車体側の
コネクタ(図示せず)を接続する。これにより、例えば
自動車が衝突事故を起こした時、エアバッグコントロー
ラからの電気信号は、回転コネクタ装置の柔軟ケーブル
3を介してステアリングホイールのエアバッグ装置に伝
達され、図外のインフレータに点火してエアバッグを膨
張させる。
【0015】図8に示すものは、本発明の第2実施例
で、この実施例では、コンビネーションスイッチ8に、
2個の弾性片6,6の外側に位置する拘束壁81,81
を一体に形成している。弾性片6,6は切欠き7,7と
係合する時、2点鎖線で示すように外側に寸法xだけ変
形するが、拘束壁81に自由状態の弾性片6との間には
上記寸法xより小さい間隙〓(0≦〓<x)を形成して
ある。また、拘束壁81,81の先端は、係止爪61,
61よりステータ2側の位置まで延ばしており、その先
端部の弾性片側にはガイド用の傾斜面82,82を形成
してある。
【0016】従って、係止片61,61と切欠き7,7
との係合時には、拘束壁81,81が存在しないので両
者の係合は何等支障なく行え、両者の係合後、回転コネ
クタ装置をコンビネーションスイッチ8に取り付けるこ
とにより、拘束壁81,81が弾性片6,6の外側に配
置され、それによって弾性片6,6の変形が拘束される
ので、係止爪61,61が切欠き7,7から外れること
がなく、両者の係合状態が確実に保持される。
【0017】尚、上記実施例では拘束壁81,81をコ
ンビネーションスイッチ8に設けたものを示したが、拘
束壁の設置場所は、コンビネーションスイッチ8に限ら
ず、支持体5のステータ2への取り付け後、弾性片6,
6に隣接位置する部材であれば、ステータに固定される
部材でも、他の車体側に固定される部材でも、何に形成
しても良い。
【0018】図9に示すものは、本発明の第3実施例
で、この実施例では、弾性片6,6の先端に後述のコネ
クタ部51の開口57,57を覆うカバー部62,62
を設けている。上述の通り、ターミナル4は複数のター
ミナル片41,41,・・・によって構成し、各ターミ
ナル片41,41,・・・は、それぞれ連結された状態
で上記柔軟ケーブル3の各導電線31,31,・・・に
超音波溶着等により接続され、その接続部を樹脂モール
ドした後、各ターミナル片41,41,・・・の連結部
を切断する。従って、この切断部が開口57,57とし
てコネクタ部51に残り、開口57,57にはターミナ
ル片41,41,・・・が露出している。そして、カバ
ー部62,62は、この開口57,57と合致する大き
さの薄板状の平板として形成されており、カバー部6
2,62先端には外側に傾斜したガイド面63,63を
有している。
【0019】従って、この実施例では、支持体5をステ
ータ2に取り付ける際、係止爪61,61と切欠き7,
7との係合が完了すると同時に、コネクタ部51の開口
57,57をカバー部62,62が自動的に覆うことに
なり、開口57,57に露出していたターミナル片4
1,41,・・・の露出部が覆われ、周辺の部材と接触
する心配がなくなる。尚、コネクタ部51取り付け時に
は、カバー部62,62が最初にコネクタ部51と接触
するが、カバー部62,62先端にはガイド面63,6
3を形成してあるので、係止爪61と切欠き7との係合
前においてもカバー部62がコネクタ部51の挿入に悪
影響を及ぼすことがない。
【0020】以上の各実施例では、支持体をステータに
取り付ける例を示したが、ロータに取り付ける場合に適
用しても良い。
【0021】
【発明の効果】以上請求項1の発明は、支持体とハウジ
ングのどちらか一方に係止爪を有する弾性片を形成する
と共に、他方に係止爪に係合する係合部を形成する様に
したので、支持体のハウジングへの取り付けが簡単に行
えるようになり、生産性が大幅に向上する。また請求項
1の発明では、弾性片の隣接部材に、弾性片の変形を拘
束する拘束壁を設けたので、弾性片が係合部から外れる
方向に変形することが防止されるので、支持体のハウジ
ングへの保持が確実なものとなり、コネクタ部への他の
コネクタの着脱作業時に、支持体がハウジングから脱落
することがなく、確実な着脱を行うことができる。
【0022】更に請求項の発明では、支持体に形成さ
れる開口を覆うカバー部を、弾性片に一体に形成したの
で、支持体の取り付けと同時にコネクタ部の開口を自動
的に覆うことができるので、開口に露出したターミナル
への周辺部材の接触を、確実且つ容易に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す回転コネクタ装置の一
部破断正面図である。
【図2】図1実施例のステータの一構成部材を示す平面
図である。
【図3】図1実施例のステータの他の構成部材を示す平
面図である。
【図4】図1実施例の支持体を示す正面図である。
【図5】図4の矢視Cを示す側面図である。
【図6】図4の矢視Dを示す平面図である。
【図7】図4に示す支持体をステータを構成する外壁部
材と円盤状部材で挟持した状態を示す要部断面図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例の要部を示す一部破断正面
図である。
【図9】本発明の第3実施例の要部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ロータ(回転ハウジング) 2 ステータ(固定ハウジング) 3 柔軟ケーブル 4 ターミナル 5 支持体 6 弾性片 7 切欠き(係合部) 8 コンビネーションスイッチ(隣接部材) 51 コネクタ部 52 ケーブル接続部 54 固定片 57 開口 61 係止爪 62 カバー部 81 拘束壁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に渦巻き状に収納した柔軟
    ケーブルの端部にターミナルを電気的に接続し、この接
    続部を樹脂モールドすると共に前記ハウジングに固定す
    る支持体を備えた回転コネクタ装置において、前記 支持体と前記ハウジングのどちらか一方に係止爪を
    有する弾性片を形成すると共に、他方に前記係止爪に係
    合する係合部を形成し 前記弾性片の隣接位置する部材に、弾性片の変形を拘束
    する拘束壁を設けた ことを特徴とする回転コネクタ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記弾性片に、前記支持体に形成された
    開口を覆うカバー部を一体に形成したことを特徴とする
    請求項1記載の回転コネクタ装置。
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