JP3305158B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3305158B2
JP3305158B2 JP13107895A JP13107895A JP3305158B2 JP 3305158 B2 JP3305158 B2 JP 3305158B2 JP 13107895 A JP13107895 A JP 13107895A JP 13107895 A JP13107895 A JP 13107895A JP 3305158 B2 JP3305158 B2 JP 3305158B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿読み取り部と、プ
リンタ部と、前記両者を統括制御するシステム制御部と
を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の上記形式の画像形成装置にあ
っては、近時、一層の多機能化やシステムアップ化など
を要求される傾向にある。また、これに加えて、保守や
点検などを容易にできることが要求されている。
【0003】従来の画像形成装置においては、その主要
構成体であるプリンタ部に対して、この上にスキャナ部
とも呼ばれている原稿読み取り部を配設し、プリンタ部
の背部にシステム制御部を配設する構成を採用してい
た。原稿読み取り部はプリンタ部に対して回動開閉自在
に枢着され、その原稿用み取り部を回動開放することに
より、プリンタ部の上部を開放し、そのプリンタ部に対
する保守、点検などのメインテナンス作業を容易に遂行
できるように構成されている。システム制御部は、プリ
ンタ部と原稿読み取り部とを統括制御するものであり、
システム制御部の筐体の中にはシステム制御ボードなど
が収められている。
【0004】ところで、この種の画像形成装置には、こ
れを操作するための操作部が画像形成装置の前部側に設
けられているが、かかる操作部とシステム制御部とをハ
ーネスを用いて電気的に接続する場合、従来のようにシ
ステム制御部がプリンタ部の背部に配設されていると、
システム制御部から操作部までのハーネスの這い廻し長
さが長くなると共に、ハーネスの這い廻しが煩瑣にな
る。ハーネスの長さが長くなると、好ましくないノイズ
の影響を周辺の要素に及ぼすおそれもある。
【0005】又、この種の画像形成装置では、その基本
構造を備えたオリジナル機を購入したユーザの要望など
により、後日、その画像形成装置をファクシミリやプリ
ンタとしても使えるようにしたり、或いは画像形成装置
をコンピュータと接続したりすることが行われている。
市場でのシステムアップ化要求に対応し得る画像形成装
置となっているのである。例えば、当該画像形成装置
を、コンピュータと接続したりする場合には、システム
制御部の筐体内に、インターフェースボードなどを追加
装備する必要がある。このため、システム制御部の筐体
を、インターフェースボードなどを追加装備できるよう
な大型な構造のものにする必要があるが、従来のように
システム制御部をプリンタ部の背部側に配設する構成で
あると、その大型のシステム制御部によって、画像形成
装置が奥行き方向に大型化してしまう。
【0006】上述した各種の不具合を除去するため、主
要構成体であるプリンタ部の上にシステム制御部を配設
し、このシステム制御部の上に、システム制御部をプリ
ンタ部とで挟むように、原稿読み取り部を配設する構成
とすると、そのシステム制御部と操作部との間のハーネ
スの這い廻しが煩瑣でなくなり、その長さを短くでき
る。また、画像形成装置全体の奥行き長さを短くするこ
とができる。
【0007】このような事情から、プリンタ部の上にシ
ステム制御部を設けることが好ましいのであるが、この
ようにすると、プリンタ部の上位にシステム制御部が位
置するので、そのプリンタ部の保守、点検などのため
に、原稿読み取り部をプリンタ部に対して回動開放して
も、システム制御部がプリンタ部の上部を覆っているた
め、プリンタ部の上部を開放することができず、プリン
タ部に対するメインテナンス作業を遂行できなくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の欠点を全て除去し、システム制御部を、プリンタ
部と原稿読み取り部との間に配設しても、プリンタ部の
上部を開放できるようにした画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、原稿読み取り部と、プリンタ部と、前記両
者を統括制御するシステム制御部とを有する画像形成装
置において、プリンタ部の上にシステム制御部を配設
し、システム制御部の上に、該システム制御部をプリン
タ部とで挟むようにして、原稿読み取り部を配設した
上、原稿読み取り部とシステム制御部とが、プリンタ部
の上位空間において、それぞれ回動開閉自在となるよう
に、原稿読み取り部とシステム制御部とを、プリンタ部
に対して枢着した構成を提案する。
【0010】その際、上記構成において、原稿読み取り
部とシステム制御部とを開放位置にロックするロック手
段を設けると有利である。
【0011】又、上記各構成において、原稿読み取り部
とシステム制御部を、プリンタ部に対して、画像形成装
置の背部側に回動開閉自在に枢着し、画像形成装置の前
部側に操作部を設けると特に有利である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0013】図1は、本発明一実施例の画像形成装置の
全体構成を示す図であり、この画像形成装置1は、プリ
ンタ部2と、システム制御部3と、原稿読み取り部4
と、操作部7とを有し、システム制御部3は原稿読み取
り部4及びプリンタ部2を統括制御する。
【0014】図2は画像形成装置1の内部構成の一例を
示す図であり、この図を参照して先ずプリンタ部2の構
成と作用を説明する。同図において、プリンタ部2の主
要構成要素であるドラム状感光体5は、図における反時
計方向に回転駆動される。この回転時に、感光体5の表
面が帯電チャージャ6の作用により均一に帯電される。
次いで、露光部9aで、書き込みユニット8から出射す
るレーザ光9により、光書き込み走査が行われることに
より、感光体1上には所定の静電潜像が形成される。
【0015】上記静電潜像は黒現像器B、イエロー現像
器Y、マゼンタ現像器M及びシアン現像器Cを有する回
転型現像装置13の黒現像器Bによって、先ず黒のトナ
ー像として可視像化される。中間転写ベルト14は、図
における時計方向に回転駆動されるようになっていて、
上記黒のトナー像は、1次転写領域11において、中間
転写ベルト14に、転写チャージャ15の作用により転
写される。中間転写ベルト14は、ローラ35,36,
37,38,39に巻き掛けられて回転駆動される。
【0016】回転を続ける感光体5上には、前述の静電
潜像の形成のあとに、別の、色分解された静電潜像がそ
れぞれ順次形成されるようになっており、この静電潜像
の形成毎に、回転型現像装置13の他の現像器Y,M,
Cによって、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のトナ
ー像がそれぞれ順次形成されるようになっていて、初め
に転写された黒のトナー像の上に、それらの各色のトナ
ー像が順次重ね転写されることにより、中間転写ベルト
14上にはフルカラーのトナー像が形成される。感光体
5上の各色のトナー像が中間転写ベルト14にそれぞれ
転写されるごとに、その転写後に感光体5上に残留する
トナーは、クリーニング装置31によって感光体5から
清掃除去される。
【0017】給紙トレイ16からは、転写紙17が、給
紙ローラ19の回転により、搬送ローラ対20を経由し
て、ローラ18A,18Bより成るレジストローラ対1
8に向けて送られる。先端部がレジストローラ対18に
達した転写紙17は、レジストローラ対18の回転によ
って、中間転写ベルト14上のフルカラーのトナー像の
先端部と、転写紙17の先端部とが、2次転写領域12
に好機に会合するように、その転写領域12に向けて送
られる。2次転写領域12に向けて送られた転写紙17
には、中間転写ベルト14上のフルカラーのトナー像が
転写チャージャ21の作用により転写される。この転写
のあと、転写紙17は分離チャージャ22の作用により
中間転写ベルト14から分離される。
【0018】搬送ベルト23は、一対のローラ23A,
23B間に掛け渡されていて、図における反時計方向に
回転駆動される。中間転写ベルト14から分離された転
写紙17は、かかる搬送ベルト23の回転によって定着
手段である定着ローラ対24に向けて送られる。
【0019】定着ローラ対24は、熱定着ローラ24A
と、これに圧接する加圧ローラ24Bより成り、このう
ちの熱定着ローラ24Aが、図における矢印方向に回転
駆動される。加圧ローラ24Bも矢印方向に回転駆動さ
れる。回転するこれらのローラ24A,24Bの間を転
写紙17が通る間で、転写紙上の転写トナー像が定着さ
れる。この定着後、転写紙は、搬送ローラ対25及び排
出搬送ローラ対26の回転によって排紙トレイ27に向
けて搬送され、フルカラーコピー紙として、そのトレイ
27に収容される。
【0020】単色コピーの場合は、複数の色のトナー像
の重ね転写は行われず、単色のトナー像が感光体5から
中間転写ベルト14に転写され、更に、中間転写ベルト
14上の転写トナー像が転写紙に転写され、単色のコピ
ー紙が排紙トレイ27に排出される。
【0021】なお、この例の画像形成装置にあっては、
手差し給紙用テーブル28からの手差し給紙も可能とな
っている。手差し給紙するときは、手差し給紙用テーブ
ル28を横倒しにし、テーブル面に沿って転写紙の先端
部側を給送ローラ29の下位に差し込む。すると、給送
ローラ29が回転し、搬送ローラ対30を経由して、転
写紙がレジストローラ対18に向けて送られる。
【0022】この他、中間転写ベルト14には中間転写
ベルト用のクリーニング装置32が対向配備され、この
クリーニング装置32によって、中間転写ベルト14か
ら転写紙17にトナー像を転写した後に、中間転写ベル
ト14上に残留するトナーがクリーニングされる。回収
されたトナーは、クリーニング装置32のトナー搬送部
材33によってクリーニング装置のケース外に搬送排出
される。
【0023】次に、原稿読み取り部4について説明する
と、その筐体の上部に設置されたコンタクトガラス40
には原稿(不図示)が載置セットされ、原稿照明ランプ
41と第1ミラー42から成る光学系と、第2及び第3
ミラー43及び44から成る光学系とが、それぞれ2:
1の速度比で図2における右方向に走行駆動されると、
コンタクトガラス40に載置された原稿は、それらの光
学系によって読み取り走査される。そして、この際の走
査光像は、結像レンズを通して、例えばCCDから成る
読み取り素子45に投射され、原稿の画像情報が読み取
られる。かかる画像情報が、前述のようにして、プリン
タ部2において転写紙17上に記録画像として再現され
るのである。
【0024】ここで、図1に戻って、プリンタ部2の上
にシステム制御部3が配設されている。又、システム制
御部3の上に、このシステム制御部3をプリンタ部2と
で挟むようにして、原稿読み取り部4が配設されてい
る。本例においては、システム制御部3の上に操作部7
が配設され、これは原稿読み取り部4に隣接している。
操作部7は、図示はしていないが、スイッチボードや表
示装置などを有していて、この操作部7で、プリント枚
数を設定したり、プリント釦を押したりして、各種の操
作を行う。
【0025】以後、この種の操作を行う側を画像形成装
置の前部側Aとし、反対側を背部側Bとしておく。操作
部7は、画像形成装置の前部側に設けられている。
【0026】従来においては、初めにも述べたように、
システム制御部3が、画像形成装置、特にそのプリンタ
部2の背部側Bに配設され、原稿読み取り部4と操作部
7とはプリンタ部2の上に配設され、操作部7が画像形
成装置の前部側に設けられていた。この構成であると、
プリンタ部2及び原稿読み取り部4との統括制御を行う
システム制御部3から、操作部7までのハーネスの這い
廻し長さが長くなる。このようなハーネスの這い廻し
は、周りに好ましからざるノイズの影響を与えることに
なる。
【0027】又、システム制御部3をプリンタ部2の背
部側に配設する構成とした場合、ユーザの要望などによ
ってインターフェースボードなどを追加装備できるよう
にするために、システム制御部を大型のものとしておく
と、画像形成装置が奥行方向に大型化してしまう。
【0028】これに対し、図1に示したように、システ
ム制御部3をプリンタ部2と原稿読み取り部4との間に
配設すると、システム制御部3を、従来よりも画像形成
装置の前部側へ位置をずらして配置できるので、かかる
システム制御部3から、画像形成装置の前部側に位置す
る操作部7へのハーネスの這い廻し長さを短くでき、そ
の這い廻しを簡素化することができる。図1において符
号10で示すものは、プリンタ部や原稿読み取り部など
の統括制御用のシステム制御ボードであるが、これか
ら、操作部7などに這い廻すためのハーネス46を短く
することができ、その這い廻しを単純化できるのであ
る。このようにハーネスを短かくできるので、ハーネス
から発生するノイズの影響を、ハーネスの周りに及ぼし
にくくすることできる。又、システム制御ボード10か
らプリンタ部2や原稿読み取り部4へのハーネス46の
這い廻しも単純化することが可能である。
【0029】更に、システム制御部3を、画像形成装置
の背部側Bから、プリンタ部2と原稿読み取り部4との
間の位置に持ってくると、画像形成装置が奥行き方向に
大型化するのを免れることができるので、プリンタ部2
の上に設置されるシステム制御部3の筐体を、大容量の
プリンタ部2にほぼ匹敵する横断面積を有する大容量の
ものにすることができ、システム制御部3の筐体を薄型
としても、前述のインターフェースボードなどの追加装
備スペースを充分に確保することが可能である。
【0030】ところが、システム制御部3を原稿読み取
り部4と共にプリンタ部2の上に持ってくると、例え
ば、プリンタ部2の本体内に設置される書き込みユニッ
ト8などを容易に保守、点検できるようにするために、
従来と同じく、原稿読み取り部4をプリンタ部2に対し
て、回動開閉自在に枢着し、これを回動開放しても、シ
ステム制御部3が邪魔となって、プリンタ部の上部を開
放させることができなくなるおそれがある。
【0031】そこで、本例の画像形成装置においては、
原稿読み取り部4だけでなく、システム制御部3と原稿
読み取り部4とが、プリンタ部2の上位空間において、
それぞれ回動開閉自在となるように、システム制御部3
と原稿読み取り部4の各筐体が、プリンタ部2に対して
枢着されている。
【0032】図3において、プリンタ部2の本体のフレ
ームを構成する互いに対向配備された前側板47と後側
板48とは、その各下端部が、図5に示したプリンタ部
本体のベース板53に起立するように固定されている。
両側板47,48の各上端部には、システム制御部3の
筐体を構成する本体が載置されてネジ49によって着脱
可能に固定されている。なお、後側板48側にねじ込ま
れるネジについては図示していない。又、図3乃至図6
は画像形成装置の外装カバーを省略して示した図であ
る。
【0033】後側板48にはヒンジブラケット51が固
定され、原稿読み取り部4の筐体を構成する本体にはヒ
ンジブラケット52が固定されている。そして、両ブラ
ケット51と52とが接する部分には図4及び図5にも
示すように、ヒンジピン54が取り付けられ、両ブラケ
ット51,52がヒンジピン54を介して互いに枢着さ
れている。図には、画像形成装置を前部側から見たと
き、右側の後部に設けられたブラケット51,52とヒ
ンジピン54だけを示してあるが、左側の後部にも全く
同様にブラケットとこれらを枢着するヒンジピンが設け
られている。このように、原稿読み取り部本体の背部側
の左右の端部は、両ヒンジブラケット51,52とヒン
ジピン54とから成るヒンジ部によって、プリンタ部2
の本体にヒンジ連結され、原稿読み取り部4の本体はヒ
ンジピン54の周りに回動開閉自在となっているのであ
る。
【0034】図5に示すように、ヒンジブラケット51
の内側には後側板48と平行した別のヒンジブラケット
55が固定され、この上端部は図6に示したようにシス
テム制御部3の筐体を構成する本体に設けたヒンジ穴3
aに係合している。この係合部は、システム制御部本体
の背部側端部におけるヒンジ連結部59となっている。
画像形成装置の左側の後部にも、上述したヒンジブラケ
ット55と全く同じく構成されたヒンジブラケット(図
示せず)が設けられ、これがシステム制御部3の本体の
ヒンジ穴(図示せず)に係合し、ヒンジ連結部が構成さ
れている。
【0035】図3に示すように、システム制御部3上に
載置された原稿読み取り部4は、そのシステム制御部3
に、一対の固定ブラケット56,56とネジ57とによ
って着脱可能に固定されている。システム制御部3を保
守したり、点検したり、インターフェースボード(図示
せず)を増設したりする場合は、先ず、図1に示した操
作部7を取り外す。図3はこのときの様子を示してい
る。このように、操作部7は、システム制御部3又は原
稿読み取り部4に対して、着脱可能に固定されているの
である。操作部7を取り外した後、図3に示した固定ブ
ラケット56のネジ57を取り外し、固定ブラケット5
6を取り外す。この状態で、原稿読み取り部4を左右の
ヒンジピン54の周りに回動開放させる。
【0036】原稿読み取り部4を回動開放させると、図
1に示したシステム制御部3の上部が開放されるため、
前述の作業を支障なく容易に行うことができる。
【0037】ここで図4に示すように、プリンタ部側の
両側板47,48には横方向に配置されたステー板58
の一端部及び他端部がネジ止めされ、このステー板58
には書き込みユニット8がネジ50によって固定されて
いる。
【0038】かかる書き込みユニット8を保守したり、
点検したりするときは、次に述べる作業手順に従って、
システム制御部3を原稿読み取り部4と共に回動開放さ
せる。先ず、図1に示した操作部7を取り外すと共に、
図3に示した固定ブラケット56を取り外す。更に、前
側板47側にねじ込まれているネジ49と、後側板48
側にねじ込まれているネジ(不図示)とを取り外す。
【0039】このあと、図3に示した原稿読み取り部4
を左右のヒンジピン54の周りに回動開放させ、且つ下
側のシステム制御部3を左右のヒンジ連結部59(図
6)を支点にして回動開放させる。この開放状態を図4
に示す。このようにしてプリンタ部2の上部を開放する
ことができ、例えば、その書き込みユニット8を容易に
保守したり、点検したりすることができる。
【0040】システム制御部3と原稿読み取り部4とを
開放位置でロックできるようにすると、上述の作業を更
に行い易くすることができる。図3に示したように、原
稿読み取り部4の筐体を構成する本体の前面部に設けた
フック61には原稿読み取り部開放保持用ロッド62が
着脱自在に取りつけられている。又、システム制御部3
の本体の前面にはフックバー63の基端部63aが回動
可能に取りつけられ、その先端部63bがフック70に
係止されている。
【0041】図4に示すように、システム制御部3の本
体底部にはロッド通し穴3bが、前側板47にはロッド
端引っ掛け用切り欠き47aが、原稿読み取り部4の本
体底部にはロッド端引っ掛け用穴4aがそれぞれ設けら
れている。
【0042】システム制御部3と原稿読み取り部4とを
開放位置にロックする場合には、前述のように、先ず図
3の原稿読み取り部4の本体前面にある固定ブラケット
56を取り外し、次いで、図3の原稿読み取り部開放保
持用ロッド62をフック61から取り外した上、原稿読
み取り部4のみを回動開放させる。このあと、原稿読み
取り部4を手で保持したまま、原稿読み取り部開放保持
用ロッド62の一方の端部を、閉じられているシステム
制御部3のロッド通し穴3b(図4)に通して、前側板
47のロッド端引っ掛け用切り欠き47aに引っ掛け、
更に、他方の端部を原稿読み取り部4側のロッド端引っ
掛け用穴4aに引っ掛ける。この状態で、原稿読み取り
部4は開放位置でロックされる。
【0043】次いで、図3に示したシステム制御部固定
用ネジ49と、後側板48側にねじ込まれたシステム制
御部固定用ネジ(不図示)とを取り外し、システム制御
部3の本体を回動開放させた上、フック70から外した
フックバー63の先端部を図4に示すように原稿読み取
り部4側のフック61に引っ掛ける。この状態で、シス
テム制御部3の落下が防止される。システム制御部3が
開放位置でロックされるのである。なお、フックバー6
3の代りにワイヤやチェーンなどを用いても良い。
【0044】上記手順では、原稿読み取り部4を開放さ
せたあと、システム制御部3を開放させているが、両者
を同時に回動開放させた上、図4に示した原稿読み取り
部開放保持用ロッド62の一方の端部を、原稿読み取り
部4側のロッド端引っ掛け用穴4aに引っ掛け、且つ、
他方の端部を、前側板47側のロッド端引っ掛け用切り
欠き47aに引っ掛けるようにしても良い。システム制
御部3と原稿読み取り部4を同時に回動開放させる前、
又はその後に、フックバー63をフック61に掛合させ
る。
【0045】上述のように、本例では、原稿読み取り部
開放保持用ロッド62、フック61、ロッド通し穴3
b、ロッド端引っ掛け用穴4a、フックバー63が、原
稿読み取り部とシステム制御部とを開放位置にロックす
るロック手段を構成している。
【0046】ここで、前述のように、プリンタ部2の上
にシステム制御部3を設け、その上に原稿読み取り部4
を配設すると共に、原稿読み取り部4とシステム制御部
3を、プリント部2に対して、画像形成装置の背部側B
において回動開閉自在に枢着し、しかも画像形成装置の
前部側Aに操作部7を設けることによって、システム制
御部3から操作部7までのハーネス46の這い廻し長さ
を短かくでき、しかもシステム制御部3から、プリンタ
部2及び原稿読み取り部4に至るハーネス46の這い廻
しを、システム制御部3の背部側で行って、その這い廻
し長さを短くすることができる。
【0047】ハーネスの這い廻しをシステム制御部3の
前部側Aで行うと、システム制御部3と原稿読み取り部
4とを図4に示すように回動開放させたとき、ハーネス
の這い廻し長さを長くしなければならない。
【0048】これに対し、図示した構成ではプリンタ部
2及び原稿読み取り部4に至るハーネス46の這い廻し
を、システム制御部3の背部側Bで行うことにより、そ
の這い廻し長さを短くできるのである。又、背部側Bの
ハーネスの這い廻し長さを短くすると共に、ハーネスの
中途部をコネクタなどで中継接続する構成とした場合で
も、コネクタ同士を外す作業を行う必要がなくなる。こ
れにより、作業手順数の短縮化を図ることことができ、
又、コネクタの抜き差しに伴う接触不良や、誤セットな
どの発生を防止できる。
【0049】図1に示したシステム制御部3を、従来の
ようにプリンタ部4の背部側Bに設置する構成である場
合、システム制御部3から操作部7までのハーネスの這
い廻し長さは非常に長くなる。また、原稿読み取り部4
までのハーネスの這い廻し長さも同様に長くなる。図1
に示した構成では、それらの這い廻し長さを短くするこ
とができる。
【0050】プリンタ部4の背部側に置いたシステム制
御部から操作部まで、或いは、原稿読み取り部まで、ハ
ーネスが這い廻されると、ハーネスから発生するノイズ
によって、ハーネス周りの電気的機器などに悪影響を与
える。図1に示した構成では、このようなノイズの影響
を最小限に抑えることができるのである。
【0051】なお、画像形成装置の前部側で、どうして
も、プリンタ部とシステム制御部、或いは原稿読み取り
部とシステム制御部とを電気的に接続しなければならな
い場合には、図4に示したように、前部側に接続コネク
タ64を設けることにより、システム制御部3の開放時
に、そのようなコネクタを外すだけで済む。
【0052】本発明は、図2に示した如きプリンタ部2
や、原稿読み取り部4以外の構成のプリンタ部及び原稿
読み取り部を有する画像形成装置にも広く適用できるも
のである。
【0053】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成装置によれ
ば、システム制御部を、プリンタ部の背部側ではなく、
プリンタ部と原稿読み取り部との間に配設する構成であ
るので、画像形成装置を奥行き方向にコンパクト化する
ことができる。また、プリンタ部の上位空間を開放でき
るので、プリンタ部に対する保守、点検などのメインテ
ナンス作業を容易に行うことができる。
【0054】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
原稿読み取り部とシステム制御部とを開放位置にロック
できるので、プリンタ部の保守、点検などのメインテナ
ンス作業を更に容易に行うことができる。
【0055】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
システム制御部から操作部までのハーネスの長さを短か
くでき、しかもその這い廻しを簡素化することができ
る。又、システム制御部からプリンタ部及び原稿読み取
り部に至るハーネスの這い廻しを画像形成装置の背部側
で行うことにより、その這い廻し長さを短かくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の画像形成装置の全体構成を模
式的に示した説明図である。
【図2】図1に示した画像形成装置の内部構成を示す図
である。
【図3】システム制御部と原稿読み取り部との各本体
を、プリンタ部の本体フレームを構成する側板と共に示
し、プリンタ部の内部構成を省略した部分断面斜視図で
ある。
【図4】システム制御部と原稿読み取り部との各本体を
開放させた状態を示す部分断面側面図である。
【図5】システム制御部と原稿読み取り部との各本体の
ヒンジ部周辺を示す斜視図である。
【図6】システム制御部本体のヒンジ連結部を示す一部
破断側面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 プリンタ部 3 システム制御部 4 原稿読み取り部 A 前部側 B 背部側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−146657(JP,A) 特開 平5−48785(JP,A) 特開 平7−50732(JP,A) 特開 平7−92757(JP,A) 特開 平6−189046(JP,A) 特開 昭60−25370(JP,A) 実開 昭59−86765(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿読み取り部と、プリンタ部と、前記
    両者を統括制御するシステム制御部とを有する画像形成
    装置において、プリンタ部の上にシステム制御部を配設
    し、システム制御部の上に、該システム制御部をプリン
    タ部とで挟むようにして、原稿読み取り部を配設した
    上、原稿読み取り部とシステム制御部とが、プリンタ部
    の上位空間において、それぞれ回動開閉自在となるよう
    に、原稿読み取り部とシステム制御部とを、プリンタ部
    に対して枢着したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿読み取り部とシステム制御部とを開
    放位置にロックするロック手段を設けた請求項1に記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿読み取り部とシステム制御部を、プ
    リンタ部に対して、画像形成装置の背部側に回動開閉自
    在に枢着し、画像形成装置の前部側に操作部を設けた請
    求項1又は2に記載の画像形成装置。
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