JP3305015B2 - カテーテルの操作具 - Google Patents

カテーテルの操作具

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JP3305015B2 JP30187792A JP30187792A JP3305015B2 JP 3305015 B2 JP3305015 B2 JP 3305015B2 JP 30187792 A JP30187792 A JP 30187792A JP 30187792 A JP30187792 A JP 30187792A JP 3305015 B2 JP3305015 B2 JP 3305015B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば内視鏡を構成す
るカテーテルの先端部をワイヤーの牽引により湾曲させ
る操作を行うカテーテルの操作具に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は、体外から挿入して、消化器
系、気管支系、血管、胆管、尿道管、子宮のような管状
器官等の身体腔内の観察を行い、さらにその内壁への薬
液の投与、レーザー光線の照射といった医療処置を行う
ことができるため、近年注目され、その開発が進んでい
る。
【0003】このような内視鏡を用いて身体腔内の観察
を行うに際しては、内視鏡の先端部を目的部位まで到達
させるため、あるいは観察における視野を選択、変更す
るために、内視鏡を構成するカテーテルの先端部を湾曲
(または屈曲)させる必要がある。
【0004】体外位置からカテーテルの先端部を湾曲さ
せる方法としては、カテーテルの先端部を複数の節輪を
回動自在に順次連結した構成とし、カテーテル内にワイ
ヤーを配設し、その先端をカテーテルの先端付近に固定
し、カテーテルの基端側に装着された操作具により前記
ワイヤーをその基端側から牽引して、カテーテルの先端
部を所望の方向に湾曲させる方法がある(特公昭60−
21734号、実公昭62−23442号、実公昭62
−23447号)。また、最近では、内視鏡の細径化の
要請に伴い、節輪を有しない構造のカテーテルチューブ
が提案されており、このカテーテルにおいても、同様に
ワイヤーの牽引によりカテーテルの先端部を湾曲させて
いる(特開平2−1292号)。
【0005】とここで、このようなワイヤーの牽引によ
りカテーテルの先端部を湾曲させる操作具としては、ア
ングルダイヤル(または湾曲操作ノブ)の回転操作によ
りワイヤーの基端部を前記アングルダイヤルと同軸に固
定されたプーリに巻き付けてワイヤーを牽引する構成の
ものが知られているが(実公昭62−23442号、実
公昭62−23447号)、このような操作具は、内部
にワイヤーを巻き付けるプーリ等を設置するスペースを
必要とすること、およびアングルダイヤル(または湾曲
操作ノブ)が操作具の外周部に突出していることから、
操作具が大型化し、取り扱いや収納に不便であるという
欠点がある。
【0006】このような欠点を解消するものとして、カ
テーテルと同軸で回転し得るようにハウジングの外周に
設置された円筒状のカラーと、このカラーの内周部と螺
合し、ワイヤーの基端が固定された可動部材とを有し、
カラーを所定方向に回転することにより、可動部材がカ
テーテルの軸方向に移動してワイヤーを牽引する構成の
操作具が知られている(米国特許第5,030,204
号)。
【0007】しかし、この操作具では、1本のワイヤー
を牽引することしかできず、従って、カテーテル先端部
の屈曲方向が1方向に限定される。また、カラーの回転
量(回転角)に対し可動部材の移動量が小さいため、カ
ラーの回転操作に対するカテーテル先端部の湾曲の応答
性が悪く、カテーテル先端部を即座に湾曲させたり、大
きな角度で湾曲させたりするのには不利である。
【0008】また、操作リングの回転によって、2本の
ワイヤーの一方を牽引し、同時に他方のワイヤーを弛緩
する構成の操作具も開示されているが(実公昭59−1
7281号)、この操作具では、操作リング、カム筒、
一対の摺動子、カム筒のカム面に衝接する一対のピン、
操作リングとカム筒との接合部材等、多くの部品を必要
とし、構成が複雑であるという欠点がある。
【0009】また、頻回の湾曲操作によりワイヤーが伸
びる等して弛緩した場合には、カテーテル先端部に所望
の湾曲角度が得られなくなるので、再度ワイヤーの張力
を調整する必要があるが、上記各操作具では、このよう
な弛緩したワイヤーの再調整を行うことができないか、
または操作具を分解して行わねばならなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の目的は、簡
単な構造で、操作性に優れ、またワイヤーの張力の調整
を容易に行うことができるカテーテルの操作具を提供す
ることにある。
【0011】
【問題点を解決するための手段】このような目的は、下
記(1)の本発明により達成される。また、下記(2)
ないし(14)であるのが好ましい。
【0012】(1) 先端部に少なくとも1本のワイヤ
ーの先端が固定されたカテーテルの基端側に装着され、
前記ワイヤーを牽引して前記カテーテルの先端部を湾曲
させる操作具であって、前記操作具は、把持部と、湾曲
操作部とを有し、前記湾曲操作部は、前記把持部と連結
された操作部本体と、前記カテーテルの長手方向に沿っ
て配設された前記ワイヤーをカテーテルの径方向へ向け
るワイヤーの係止部と、前記カテーテルの径方向へ向け
られたワイヤーを巻き付けるリール部と、前記操作部本
体に対し前記カテーテルの軸回りに回転可能に設置され
た操作ダイヤルと、この操作ダイヤルに前記リール部に
巻き付けられたワイヤーの基端部を固定する固定手段と
を備えてなることを特徴とするカテーテルの操作具。
【0013】(2) 前記湾曲操作部は、環状部材を備
え、前記リール部は、前記環状部材の外周に形成されて
いる上記(1)に記載のカテーテルの操作具。
【0014】(3) 前記係止部は、前記環状部材の外
周部に形成された貫通孔である上記(2)に記載のカテ
ーテルの操作具。
【0015】(4) 前記カテーテルには、カテーテル
の中心軸を介して対向する2本のワイヤーが設置され、
各ワイヤーが前記リール部に互いに逆方向に巻き付けら
れている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のカ
テーテルの操作具。
【0016】(5) 前記リール部は、耐摩耗性に優れ
る低摩擦材料で構成されている上記(1)ないし(4)
のいずれかに記載のカテーテルの操作具。
【0017】(6) 前記固定手段は、前記ワイヤーの
張力を調整する張力調整機構を備えている上記(1)な
いし(5)のいずれかに記載のカテーテルの操作具。
【0018】(7) 前記張力調整機構によるワイヤー
の張力の調整は、前記操作ダイヤルの外部から行えるよ
う構成されている上記(6)に記載のカテーテルの操作
具。
【0019】(8) 前記操作ダイヤルの回転角を規制
する回転角規制手段を有する上記(1)ないし(7)の
いずれかに記載のカテーテルの操作具。
【0020】(9) 前記操作ダイヤルの回転をロック
するロック手段を有する上記(1)ないし(8)のいず
れかに記載のカテーテルの操作具。
【0021】(10) 前記ロック手段は、前記操作部本
体と前記操作ダイヤルとの間に設置された制動部材と、
前記操作ダイヤルを前記制動部材に押圧する付勢手段と
で構成されている上記(9)に記載のカテーテルの操作
具。
【0022】(11) 前記湾曲操作部の前記カテーテル
と反対側の端部に前記把持部が形成されている上記
(1)ないし(10)のいずれかに記載のカテーテルの操
作具。
【0023】(12) 前記把持部と前記湾曲操作部とが
分離可能に連結されている上記(1)ないし(11)のい
ずれかに記載のカテーテルの操作具。
【0024】(13) 前記カテーテルは、内視鏡を構成
するものである上記(1)ないし(12)のいずれかに記
載のカテーテルの操作具。
【0025】(14) 前記把持部の端部にファイバース
コープ挿入部が形成されている上記(1)ないし(13)
のいずれかに記載のカテーテルの操作具。
【0026】
【実施例】以下、本発明のカテーテルの操作具を添付図
面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。図1
は、本発明のカテーテルの操作具の構成例を示す平面
図、図2は、図1中のII−II線での拡大断面図、図3
は、図1に示す操作具の縦断面図である。なお、以下の
説明においては、図1および図3中の右側を「基端」、
左側を「先端」と呼ぶ。
【0027】図1に示すカテーテル100は、内視鏡を
構成するものであり、カテーテル本体101を有してい
る。このカテーテル本体101の基端部(図1中右側)
102には、後述する本発明のカテーテルの操作具(以
下、単に「操作具」という)1が装着される。
【0028】カテーテル本体101は、例えばポリ塩化
ビニル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン、シリコ
ーンゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のような可
撓性を有する材料で構成されている。特に、カテーテル
本体101の先端部103は、上記材料やカテーテル本
体101の径等の適宜選定により、後述するワイヤー1
20、130により牽引された際、容易に屈曲しうる程
度の柔軟性を有している。
【0029】また、図示しないが、カテーテル本体10
1の先端部103を除く部分に、例えば硬質ポリウレタ
ン、ポリイミド等の樹脂やコイルばね等の金属よりなる
補強部材を埋設または被覆することにより、カテーテル
本体101の先端部103を除く部分の剛性を先端部1
03に比べて高めることもできる。
【0030】なお、カテーテル100は、通常、X線透
視下で生体内に挿入、留置して使用されるので、カテー
テル本体101にX線造影性を付与しておくのが好まし
く、すなわち、カテーテル本体101の構成材料中にX
線造影剤を含有せしめるのが好ましい。X線造影剤とし
ては、例えば、白金、銀、タングステン、硫酸バリウ
ム、酸化ビスマスのような金属または金属化合物等が挙
げられる。
【0031】カテーテル本体101には、以下に述べる
ような用途、機能の異なる種々のルーメンが形成されて
いる。すなわち、図2に示すように、カテーテル本体1
01には、そのほぼ全長に渡って4つの第1〜第4ルー
メン104、105、106および107が形成されて
いる。
【0032】第1ルーメン104には、例えば血管や管
状器官のような体腔内を観察する観察器具(ファイバー
スコープ)としての光ファイバー束108が収納されて
いる。なお、光ファイバー束108は、例えば、血管や
管状器官内壁へのレーザー光の照射等の医療処置にも使
用することができる。
【0033】この光ファイバー束108は、図2に示す
ように、送光用ファイバー(ライトガイド)109と受
光用ファイバー(イメージファイバー)110とで構成
されており、これらの光ファイバーを例えばエポキシ、
アクリル、シリコーンゴム等で固めて束状としたもので
ある。なお、送光用および受光用ファイバー109、1
10は、いずれも石英、プラスチック、多成分ガラス等
の光ファイバーで構成されている。
【0034】また、光ファイバー束108の先端には、
レンズ(図示せず)が装着され、このレンズは、第1ル
ーメン104の先端開口付近に位置している。なお、光
ファイバー束108は、第1ルーメン104内におい
て、カテーテル本体101の軸方向に移動可能に設置さ
れていてもよい。この場合には、カテーテル本体101
の先端からの光ファイバー束108の突出長さを調整す
ることができる。このときの光ファイバー束108の移
動および固定は、後述する弁キャップ27の操作等によ
り行う。
【0035】第2ルーメン105は、カテーテル本体1
01の先端部へ開放し、その開口より体腔内等に流体を
注入し、あるいは体腔内等から流体を吸引することがで
きる。具体的には、この第2ルーメン105は、カテー
テル100を挿入、留置した血管等の体腔内へ薬液等を
投与するのに用いられ、あるいは、内視鏡により血管内
等を観察する場合に、視界の妨げとなる血液等を押し出
すための透明液体(例えば、生理食塩水、ブドウ糖液)
を噴射するフラッシュ用チャンネルとして用いられる。
また、第2ルーメン105は、後述するような医療処置
器具を挿通する医療処置器具挿通用チャンネルとして用
いることもできる。
【0036】第3ルーメン106および第4ルーメン1
07は、それぞれ、カテーテル本体101の先端部10
3を湾曲させるためにカテーテル本体2の先端を牽引す
るワイヤー120および130を収納するためのもので
ある。第3ルーメン106および第4ルーメン107
は、カテーテル本体101の横断面上でカテーテル本体
の中心軸を介して互いに対抗する位置に形成されてい
る。
【0037】また、これらのルーメン106、107の
先端開口は、例えば充填材により封止され、この充填材
により、両ワイヤー120、130の先端がカテーテル
本体101の先端において、カテーテル本体の横断面上
でカテーテル本体の中心軸を介して互いに対向する位置
に固定されている。これにより、一方のワイヤー120
を牽引すると先端部103はそのワイヤー先端が固定さ
れている方向(図中上方)に湾曲し、他方のワイヤー1
30を牽引すると先端部103はそのワイヤー先端が固
定されている方向(図中下方)に湾曲する。
【0038】この先端部103の湾曲に伴って、第1ル
ーメン104内の光ファイバー束108の先端部が湾曲
し、カテーテル100を挿入した血管等の体腔の内面の
観察または医療処置が可能となる。なお、本明細書にお
いて「湾曲」とは、カテーテル本体101が屈曲、すな
わち1段または2段以上の折れ線状に折れ曲がること、
または曲線状に連続的に湾曲することを含む概念であ
る。
【0039】ワイヤー120、130は、後述する牽引
操作により断線を生じることがない程度の引張強度を有
するものであり、その構成材料としては、例えば、ステ
ンレス鋼、ピアノ線、超弾性合金、アモルファス合金等
の金属、芳香族ポリアミド、脂肪族ポリアミド、ポリア
リレート、ポリエチレンテレフタレートのようなポリエ
ステル、ポリイミド等の各種樹脂、カーボンファイバー
等による単線や繊維束、撚糸を挙げることができる。
【0040】また、ワイヤー120、130の好適な径
は、その材質にもよるが、例えばポリアリレートの繊維
束の場合、好ましくは30〜500μm 、より好ましく
は100〜300μm であり、また、ステンレス線の場
合、好ましくは10〜200μm 程度である。
【0041】なお、カテーテル本体101の先端部10
3付近であって、先端部103の湾曲点より基端側に
は、作動流体の注入により拡張し得るバルーンのような
拡張体(図示せず)が1個または2個以上設置されてい
てもよい。この場合、カテーテル本体101には、拡張
体に作動流体を送り込むために、拡張体に連通する第5
ルーメン(図示せず)が形成される。
【0042】このようなカテーテル100の基端部10
2には、本発明の操作具1が装着されている。この操作
具1は、湾曲操作部2と把持部15とから構成される。
把持部15を把持し、湾曲操作部2を操作することによ
りカテーテル本体101の先端部103を遠隔的に湾曲
させることができるようになっている。
【0043】湾曲操作部2は、主に、筒状のマニホール
ド4およびホルダー5で構成される操作部本体3、中空
軸(環状部材)6、操作ダイヤル7、ロック手段8、回
転角規制手段9およびワイヤー基端の固定手段(固定ネ
ジ10、11)で構成されている。以下、図3に基づ
き、これらの構成について順次説明する。
【0044】マニホールド4内にはカテーテル本体の基
端部102が挿入、固定され、この状態で、マニホール
ド4がホルダー5および中空軸6内に挿入されている。
また、中空軸6の先端部は、ホルダー5内に挿入され、
ネジ51でホルダー5に固定されている。マニホールド
4は、止めネジ41によりホルダー5に固定され、止め
ネジ41を緩めると、ホルダー5および中空軸6内を回
転可能およびカテーテル本体101の軸方向(図3中左
右方向)に移動可能となる。なお、マニホールド4を角
断面形状としたり、キー等の部材を用いたりすることに
より、ホルダー5および中空軸6内で回転しないような
構成としてもよい。
【0045】中空軸6の基端側の外周には、その周方向
に沿って溝が形成されている。この溝により、前記ワイ
ヤー120、130を巻き付けるリール部61が構成さ
れる。また、リール部61の図3中下方には、中空軸6
の内部および外部を貫通する貫通孔62が形成されてい
る。この貫通孔62は、カテーテル本体101の長手方
向に沿って配設されたワイヤー120、130を挿通
し、カテーテル本体101の径方向へ向けるワイヤーの
係止部として機能する。
【0046】このような係止部(貫通孔62)によって
方向を変えられたワイヤー120、130は、それぞれ
リール部61に巻き付けられる。この巻き付け方向は、
図示のように、中空軸6の横断面の周方向とされるが、
この方向は厳格なものではなく、ワイヤー120、13
0がチューブ本体101の長手方向に若干変位しながら
リール部61に巻き付けられるような構成であってもよ
い。図示の構成の場合、リール部61を構成する溝の横
断面形状は、四角形であるが、これに限らず、例えばV
字状や円弧状であってもよい。
【0047】なお、本発明において、リール部は、図示
のごとき中空軸6の外周面に形成されているものに限定
されない。例えば、中空軸6の基端側の外周に図示のご
とき溝を形成せず、中空軸6の基端部外周面をリール部
としてもよく、また、他の部材の表面、カテーテル本体
2の外周面または接続チューブ20、24の外周面等で
あってもよい。また、リール部は、ホルダー5の内側等
にチューブ本体101の周方向に沿って設けられた複数
のフック等(図示せず)で構成され、これらのフックに
よりワイヤー120、130を前記周方向に湾曲するよ
う配置するものでもよい。
【0048】また、ワイヤー120、130を係止する
係止部は、図示のごとき中空軸6に形成された貫通孔6
2に限らず、例えば、カテーテル本体101の外側に設
けられたフックや滑車、丸棒等であってもよい。
【0049】中空軸6の材質、特にリール部61の材質
としては、ワイヤー120、130との摺動による摩擦
抵抗が比較的小さく、かつワイヤー120、130との
摺動による摩耗が少ないものが好ましく、例えば、ステ
ンレス鋼、アルミニウム、チタン、ホワイトメタル、銅
合金、アルミニウム合金等の金属、硬質ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポ
リ−(4−メチルペンテン−1)、ポリエチレンテレフ
タレート等のポリエステル、ポリカーボネート、アクリ
ル樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合体、芳香族または脂肪族ポリアミド(ナイロン)、ポ
リテトラフルオロエチレン、ポリアセタール、メラミン
等の樹脂、各種ガラス、アルミナ、シリカ等のセラミッ
クス等が挙げられる。
【0050】中空軸6の外周には、操作ダイヤル7が、
操作部本体3および中空軸6に対し回転可能に設置され
ている。この操作ダイヤル7は、中空軸6と同心的にか
つ正逆いずれの方向へも回転可能となっている。
【0051】操作ダイヤル7の基端部には、後述する固
定ネジ10、11がそれぞれ螺合するネジ部71、72
が形成されている。なお、図3中では、理解を容易にす
るため、一方のネジ部71の断面が示されている。
【0052】また、操作ダイヤル7の先端部には、ロッ
ク手段8が設けられている。このロック手段8は、操作
ダイヤル7を操作部本体3に対して所定角度回転し、ワ
イヤーを牽引したとき、その回転角度をそのままに保持
し、カテーテル本体101の先端部103の湾曲状態を
維持するための手段であり、操作ダイヤル7の先端とホ
ルダー5の基端との間に設置されたリング状の制動部材
81と、一端が中空軸6のリブ63に係止し、他端が操
作ダイヤル7の内周部に係止して操作ダイヤル7を先端
方向に付勢するバネ82とで構成されている。
【0053】制動部材81は、例えば、シリコーンゴ
ム、ニトリルゴム、ブチルゴム等の各種ゴムやポリウレ
タン等の熱可塑性エラストマーのような弾性材料で構成
されている。操作ダイヤル7は、バネ82により先端方
向に付勢され、その先端が制動部材81へ向かって押圧
され、操作ダイヤル7の先端面と制動部材81と間に生
じる摩擦力により、回転がロックされる。このロック状
態は、操作ダイヤル7を再度回転させるまで維持され
る。
【0054】なお、ロック手段8は、このような構成の
ものに限定されず、例えば、制動部材81のみを用い、
バネ82を省略したもの、ラチェットを用いたもの、止
め具により操作ダイヤル7の回転を直接止めるもの等で
あってもよく、また、このようなロック手段がなくても
よい。
【0055】回転角規制手段9は、操作ダイヤル7の最
大回転角度(回転角度範囲)、すなわち、ワイヤー12
0、130の最大引っ張り長さを規制するものであり、
操作ダイヤル7の先端に形成された溝73内に操作ダイ
ヤル7の径方向に立設されたピン91と、ホルダー5の
基端外周部にホルダー軸方向に立設されたピン92とで
構成されている。操作ダイヤル7の回転角度を増加して
行き、操作ダイヤル7が左または右回りに例えば180
°回転したところで、両ピン91、92が係止し、操作
ダイヤル7の回転が止まる。
【0056】従って、操作ダイヤル7の1方向最大回転
角度を180°とする場合、両ピン91、92の周方向
の立設位置を、操作ダイヤル7の回転中心を介して対向
する位置とすることにより、このような操作ダイヤル7
の最大回転角度を得ることができる。また、操作ダイヤ
ル7の最大回転角度を左または右回りに180°未満と
する場合には、ピン91、92の設置数を増したり、あ
るいは規制する回転角度に応じてピン91、92の立設
位置を調節したりする。
【0057】このような回転角規制手段9を設けること
により、カテーテル本体の先端部103の最大曲げ角度
を一定とすることができるとともに、先端部103の曲
げ過ぎによるファイバースコープの破損や、ワイヤー1
20、130の引き過ぎによる破断を防止することがで
きる。
【0058】なお、回転角規制手段9は、このような構
成のものに限定されず、例えば、溝73の深さを変え、
その段差とピン92との係止により回転角の規制を行う
もの、溝73に円弧状の部材を挿入、固定し、この部材
にピン92が係止して回転角の規制を行うもの、また
は、操作ダイヤル7およびホルダー5の外側にそれぞれ
形成された突起同士が係止して回転角の規制を行うもの
(いずれも図示せず)でもよく、また、このような回転
角規制手段9がなくてもよい。
【0059】図4は、図3中のIV−IV線での断面図であ
る(図中、接続チューブ20、24の記載は省略)。同
図に示すように、操作ダイヤル7のネジ部71および7
2には、それぞれ、リール部61に巻き付けられたワイ
ヤー120および130の基端部を固定する固定手段で
ある中空の固定ネジ10および11が螺合されている。
【0060】第3ルーメン106および第4ルーメン1
07内からカテーテル本体101の外部に露出したワイ
ヤー120、130は、中空軸6内から貫通孔62を通
って中空軸6の外周部に導かれ、カテーテル本体101
の径方向に向けられる。そして、ワイヤー120、13
0は、この貫通孔62から図4中左右に分かれ、それぞ
れ、リール部61の対抗する外周面に互いに逆方向に巻
き付けられ、さらに、固定ネジ10、11の中空部内に
挿通され、それぞれワイヤー120、130の基端が固
定ネジ10、11の頭部に固定される。このような図4
に示す状態を、以下、基本位置状態という。
【0061】固定手段である固定ネジ10、11は、そ
れぞれ、ワイヤー120、130の張力を調整する張力
調整機構を備えている。すなわち、固定ネジ10、11
をそれぞれ所定方向に回転してその軸方向の操作ダイヤ
ル7に対する位置を調整することにより、ワイヤー12
0、130の張力を調整することができる。
【0062】なお、本発明では、固定ネジ10、11に
代表される固定手段が、ワイヤーの張力調整機構を有し
ないものであってもよく、また、操作具が張力調整機構
自体を有しないものであってもよい。
【0063】以上のような湾曲操作部2の基端には、把
持部15が取り付けられている。すなわち、把持部15
の本体16の先端部内に中空軸6の基端部が挿入され、
止めネジ161により把持部本体16と中空軸6とが着
脱自在に連結、固定されている。
【0064】このように、操作具1は、湾曲操作部2と
把持部15とが分離可能に連結された構成であるため、
ワイヤー120、130のリール部への巻き付けやその
基端の固定、後述する接続チューブ20および24と、
対応するコネクタ18および25との接続を容易に行え
る等、カテーテル100および操作具1の組み立てが容
易になる。
【0065】把持部本体16は、図1中斜め上方に突出
するよう分岐する分岐部17を有し、この分岐部17の
基端には、コネクタ18が嵌合され、さらにこのコネク
タ18は、分岐部17の基端に螺合するコネクタ固定部
材19により固定されている。このコネクタ18の先端
とカテーテル本体101の第2ルーメン105の基端と
は、接続チューブ20により接続されている。
【0066】なお、コネクタ18は、内面がテーパ状に
形成されたいわゆるルアーテーパコネクタであり、図示
しない三方活栓やシリンジの先端等を液密に接続するこ
とができる。例えば、コネクタ18にシリンジの先端を
接続し、シリンジ内の液体をコネクタ18および接続チ
ューブ20を介して第2ルーメン105内に供給する。
また、コネクタ18からは、例えば、鉗子類や、超音
波、マイクロ波、高周波、電流、電気水圧衝撃波等を発
するプローブ類のような医療処置器具を挿入することも
できる。
【0067】把持部本体16の基端部には、ファイバー
スコープ挿入口21が形成されており、このファイバー
スコープ挿入口21には、コネクタ22が嵌合されてい
る。さらにこのコネクタ22は、把持部本体16の基端
に螺合するコネクタ固定部材23により固定されてい
る。このコネクタ22の先端とカテーテル本体101の
第1ルーメン104の基端とは、接続チューブ24によ
り接続されている。
【0068】また、コネクタ22内には、例えばシリコ
ーンゴムのような弾性材料で構成される中空の光ファイ
バー固定部材25と、そのカバー26とが嵌入されてお
り、さらに、コネクタ22の基端には、中空の弁キャッ
プ27が螺合されている。
【0069】図3に示すように、前記光ファイバー束1
08が光ファイバー固定部材25、カバー26および弁
キャップ27内に挿通された状態で、弁キャップ27を
回転してその先端部をコネクタ22内にねじ込んで行く
と、弁キャップ27の先端面28がカバー26および光
ファイバー固定部材25を押圧し、光ファイバー固定部
材25が変形して、光ファイバー固定部材25の中空部
が閉塞する。これにより、その中空部を挿通している光
ファイバー束108はその軸方向に移動しないように固
定される。このような光ファイバー束108の固定は、
光ファイバー束108の軸方向の位置を所望に調整した
後、行われる。
【0070】なお、このような操作具1において、操作
ダイヤル7の回転量を示す目盛り(図示せず)を操作ダ
イヤル7、ホルダー5または把持部本体16に設け、ワ
イヤー120、130の引張長さ、すなわち先端部10
3の湾曲の程度(角度)がわかるようにしておくことも
できる。また、本発明においては、湾曲操作部と把持部
との位置関係は、図示のものに限定されず、例えば、湾
曲操作部の先端側または側方に把持部が存在していても
よい。
【0071】次に、図示の操作具1の使用方法および作
用について説明する。把持部15を把持しつつ、湾曲操
作部2の操作ダイヤル7を所定方向に回転して、カテー
テル本体101の先端部103を湾曲させる。
【0072】まず、第1図で示すようにカテーテル本体
101の先端部103を図1中下方向に湾曲させるとき
には、図4に示す基本位置状態から、図5に示すよう
に、操作ダイヤル7を時計回りに回転させる。これによ
り、固定ネジ10が中空軸6の貫通孔62から遠ざかる
ように中空軸6回りを回動し、一方、固定ネジ11が貫
通孔62に近づくように中空軸6回りを回動する。これ
に伴い、固定ネジ10にその基端が固定されているワイ
ヤー120は引っ張られ、リール部61に巻き付けられ
て行くとともに、固定ネジ11にその基端が固定されて
いるワイヤー130は繰り出される。このため、貫通孔
60を介して、一方のワイヤー120が第3ルーメン1
06内でカテーテル本体基端側に牽引され、他方のワイ
ヤー130が第4ルーメン107内で弛緩し、よって、
カテーテル本体101の先端部103が図1中下方向に
湾曲する。
【0073】同様の原理により、操作ダイヤル7を図4
に示す基本位置状態から、図5中の反時計回りに回動さ
せれば、ワイヤー130が第4ルーメン107内でカテ
ーテル本体基端側に牽引され、ワイヤー120が第3ル
ーメン106内でカテーテル本体先端側に押し出され、
カテーテル本体101の先端部103が図1中上方向に
湾曲する。
【0074】操作ダイヤル7の回転角度は、ワイヤー1
20、130の牽引移動量に対応しているため、操作ダ
イヤル7の回転角度を適宜調整することにより、先端部
103の湾曲の程度(角度)を所望に調整することがで
きる。
【0075】また、操作ダイヤル7の回転角度は、前述
したロック手段8により保持され、カテーテル本体10
1の先端部103の湾曲状態がそのまま維持される。ま
た、操作ダイヤル7の回転角度範囲は、前述した回転角
規制手段9により規制されているので、先端部103の
曲げ過ぎによるファイバースコープの破損や、ワイヤー
120、130の引き過ぎによる破断を防止することが
できる。
【0076】なお、操作ダイヤル7の回転角度範囲は、
通常、基本位置状態に対し±180°以内程度とするの
が好ましく、±120°以内程度するのがより好まし
く、±90°以内程度とするのがさらに好ましい。
【0077】以上のように、操作ダイヤル7の回転によ
るワイヤー120、130のリール部61への巻き付け
長さの変化が、ワイヤー120、130の軸方向の移動
量に対応するような構成の操作具では、ワイヤー12
0、130の牽引の度合、すなわち先端部103の湾曲
の程度(角度)を迅速かつ正確に調整することができ、
操作性にも優れている。
【0078】上記先端部103の湾曲操作を繰り返し行
うと、ワイヤー120、130が弛緩し、その程度によ
っては、操作ダイヤル7を回動しても先端部103に所
望の湾曲角度が得られなくことがある。この場合には、
次のようにしてワイヤー120、130の張力を調整す
る。
【0079】例えば、ワイヤー130が弛緩したとき
は、例えば、ドライバーを用い、固定ネジ11を所定方
向に回転して図6中の上方向に移動する。これにより、
牽引ワイヤー130に再び緊張が戻り、ワイヤー25の
弛緩を除去することができる。ワイヤー120が弛緩し
たときも、固定ネジ10をこれと同様の方法で調整し、
弛緩を除去することができる。
【0080】図示の操作具1では、ワイヤー120、1
30の基端の操作ダイヤル7への固定位置を湾曲操作部
2の外面としたため、ワイヤーの張力の調整を容易に行
うことができ、操作具1の組立後、特に使用中にワイヤ
ーが弛緩したときでも、操作具1を分解することなく容
易かつ短時間でワイヤーの張力調整を行うことができ
る。
【0081】以上、本発明のカテーテルの操作具を図示
の構成例に基づいて説明したが、本発明は、これに限定
されるものではない。例えば、ワイヤー基端の固定手段
としては、前記固定ネジ10、11を1つの固定ネジ
(固定部材)とし、この固定ネジに両ワイヤー120、
130の基端をそれぞれ固定するような構成としてもよ
く、また、このような固定ネジにより固定するものでな
くてもよい。
【0082】また、上記では、2本のワイヤー120、
130を有するカテーテル100に適用される操作具に
ついて説明したが、これに限らず、ワイヤーの本数は、
1本または3本以上であってもよく、またその配置も特
に限定されない。例えば、カテーテル先端部を4方向に
湾曲させるために、4本のワイヤーをカテーテル本体の
横断面の周方向に90°間隔で配置したカテーテルの場
合、すべてのワイヤーを1つの操作ダイヤルで操作する
構成とするか、あるいは、湾曲操作部に前記と同様の2
つの操作ダイヤルを設け、一方の操作ダイヤル(縦方向
湾曲用操作ダイヤル)でカテーテル本体軸を介して対向
する1対のワイヤーを操作し、他方の操作ダイヤル(横
方向湾曲用操作ダイヤル)で残りの1対のワイヤー(前
記1対のワイヤーに対しそれぞれ90°ずれた位置にあ
る)を操作するような構成とすることができる。
【0083】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のカテーテル
の操作具によれば、小型かつ簡単な構造で、操作性に優
れ、特に、迅速かつ確実な湾曲操作を行うことができ
る。さらに、本発明では、ワイヤーの張力を調整する張
力調整機構を操作具の外部に設けることができるので、
初期設定時や使用中にワイヤーが弛緩した場合に、ワイ
ヤーの張力の調整を、操作具を分解することなく容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカテーテルの操作具の構成例を示す平
面図である。
【図2】図1中のII−II線での拡大断面図である。
【図3】図1に示す操作具の縦断面図である。
【図4】図3中のIV−IV線での断面図(基本位置状態)
である。
【図5】図3中のIV−IV線での断面図(操作ダイヤル回
転操作時)である。
【図6】図3中のIV−IV線での断面図(ワイヤーの張力
調整時)である。
【符号の説明】
1 操作具 2 湾曲操作部 3 操作部本体 4 マニホールド 41 止めネジ 5 ホルダー 51 止めネジ 6 中空軸 61 リール部 62 貫通孔 63 リブ 7 操作ダイヤル 71、72 ネジ部 73 溝 8 ロック手段 81 制動部材 82 バネ 9 回転角規制手段 91、92 ピン 10、11 固定ネジ 15 把持部 16 把持部本体 161 ネジ 17 分岐部 18 コネクタ 19 コネクタ固定部材 20 接続チューブ 21 ファイバースコープ挿入口 22 コネクタ 23 コネクタ固定部材 24 接続チューブ 25 光ファイバー固定部材 26 カバー 27 弁キャップ 28 先端面 100 カテーテル 101 カテーテル本体 102 基端部 103 先端部 104 第1ルーメン 105 第2ルーメン 106 第3ルーメン 107 第4ルーメン 108 光ファイバー束 109 送光用ファイバー 110 受光用ファイバー 120、130 ワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−21083(JP,A) 特開 平2−1292(JP,A) 特開 平1−175827(JP,A) 特開 昭63−161931(JP,A) 特開 平4−99556(JP,A) 特開 昭58−89230(JP,A) 特開 平3−1832(JP,A) 特開 平2−23931(JP,A) 実開 昭52−97892(JP,U) 実開 昭56−124401(JP,U) 実開 昭57−79503(JP,U) 実開 平2−53705(JP,U) 実開 平4−22901(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に少なくとも1本のワイヤーの先
    端が固定されたカテーテルの基端側に装着され、前記ワ
    イヤーを牽引して前記カテーテルの先端部を湾曲させる
    操作具であって、 前記操作具は、把持部と、湾曲操作部とを有し、 前記湾曲操作部は、前記把持部と連結された操作部本体
    と、前記カテーテルの長手方向に沿って配設された前記
    ワイヤーをカテーテルの径方向へ向けるワイヤーの係止
    部と、前記カテーテルの径方向へ向けられたワイヤーを
    巻き付けるリール部と、前記操作部本体に対し前記カテ
    ーテルの軸回りに回転可能に設置された操作ダイヤル
    と、この操作ダイヤルに前記リール部に巻き付けられた
    ワイヤーの基端部を固定する固定手段とを備えてなるこ
    とを特徴とするカテーテルの操作具。
  2. 【請求項2】 前記湾曲操作部は、環状部材を備え、前
    記リール部は、前記環状部材の外周に形成されている請
    求項1に記載のカテーテルの操作具。
  3. 【請求項3】 前記係止部は、前記環状部材の外周部に
    形成された貫通孔である請求項2に記載のカテーテルの
    操作具。
  4. 【請求項4】 前記カテーテルには、カテーテルの中心
    軸を介して対向する2本のワイヤーが設置され、各ワイ
    ヤーが前記リール部に互いに逆方向に巻き付けられてい
    る請求項1ないし3のいずれかに記載のカテーテルの操
    作具。
  5. 【請求項5】 前記リール部は、耐摩耗性に優れる低摩
    擦材料で構成されている請求項1ないし4のいずれかに
    記載のカテーテルの操作具。
  6. 【請求項6】 前記固定手段は、前記ワイヤーの張力を
    調整する張力調整機構を備えている請求項1ないし5の
    いずれかに記載のカテーテルの操作具。
  7. 【請求項7】 前記張力調整機構によるワイヤーの張力
    の調整は、前記操作ダイヤルの外部から行えるよう構成
    されている請求項6に記載のカテーテルの操作具。
  8. 【請求項8】 前記操作ダイヤルの回転角を規制する回
    転角規制手段を有する請求項1ないし7のいずれかに記
    載のカテーテルの操作具。
  9. 【請求項9】 前記操作ダイヤルの回転をロックするロ
    ック手段を有する請求項1ないし8のいずれかに記載の
    カテーテルの操作具。
  10. 【請求項10】 前記ロック手段は、前記操作部本体と
    前記操作ダイヤルとの間に設置された制動部材と、前記
    操作ダイヤルを前記制動部材に押圧する付勢手段とで構
    成されている請求項9に記載のカテーテルの操作具。
  11. 【請求項11】 前記湾曲操作部の前記カテーテルと反
    対側の端部に前記把持部が形成されている請求項1ない
    し10のいずれかに記載のカテーテルの操作具。
  12. 【請求項12】 前記把持部と前記湾曲操作部とが分離
    可能に連結されている請求項1ないし11のいずれかに
    記載のカテーテルの操作具。
  13. 【請求項13】 前記カテーテルは、内視鏡を構成する
    ものである請求項1ないし12のいずれかに記載のカテ
    ーテルの操作具。
  14. 【請求項14】 前記把持部の端部にファイバースコー
    プ挿入部が形成されている請求項1ないし13のいずれ
    かに記載のカテーテルの操作具。
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