JP3304708B2 - ケラバ部の納め構造 - Google Patents

ケラバ部の納め構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケラバ部の納め構
造に関し、具体的には、桟瓦葺き屋根のケラバ部に用い
られるのに有用なケラバ部の納め構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のケラバ部の納め構造としては、例
えば、実開平7−21857号公報に開示されている。
この公報の記載を引用すると、図6に示すごとく、上向
きに湾曲した瓦本体(1)のケラバ側の側端に、瓦本体
(1)の下位に設けられるのぼり木(2)を覆う垂下片
(9)、および上記瓦本体(1)の軒先側の前端に下辺
が水平な面戸板(8)を備えたケラバ瓦(12)の面戸
板(8)がのぼり木(2)に載置し、ケラバ瓦(12)
の垂下片(9)と反対側の側端が、波板瓦(3)の谷
(11)の真上に位置し、この谷(11)からケラバ瓦
(12)で覆われた波板瓦(3)の側端に向かって上向
きに傾斜するものであった。
【0003】そして、上記のぼり木(2)と波板瓦
(3)の下位に屋根下地(7)が設けられ、さらに、同
のぼり木(2)と屋根下地(7)の間に水切り板(5)
を備えていた。上記水切り板(5)は、屋根下地(7)
を覆っていて、屋根下地(7)のところに雨水が浸入す
るのを防止しているものであった。
【0004】また、必要に応じて、瓦本体(1)に釘孔
(10)が設けられ、この釘孔(10)から釘を打ち込
み、固定されているものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このケラバ部
の納め構造においては、波板瓦(3)とケラバ瓦(1
2)との間からの雨水の浸入を防止することができ、雨
仕舞い性が良好であるものの、屋根面のスペースに応じ
て、波板瓦(3)とケラバ瓦(12)との間を調整する
調整代としては、図6に示す波板瓦(3)の谷(11)
から端部にかけての分しかないため、充分な調整ができ
ず、ケラバ部の納めが難しいものであった。また、場合
によっては波板瓦(3)のような本体瓦を切断しなけれ
ば施工を完結させることができない問題が生じていた。
【0006】本発明は、上記の欠点を除去するためにな
されたもので、その目的とするところは、ケラバ部の納
めを容易に行うことができ、しかも、ケラバ部の意匠性
を高めることができるケラバ部の納め構造を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ケラバ部の納め構造は、本体瓦(23)、および、この
本体瓦(23)のケラバ側の端部と間隔をあけて配設さ
れたケラバ瓦(12)を備え、さらに、このケラバ瓦
(12)と上記本体瓦(23)との下方に配設された水
切り(13)と、上記ケラバ瓦(12)と本体瓦(2
3)とに跨がるようにして、同ケラバ瓦(12)と本体
瓦(23)とのそれぞれの端部側で覆い隠すカバー用瓦
(4)と、を備えるとともに、上記水切り(13)を上
記間隔のところで上方へ突出させ、上記ケラバ瓦(1
2)と上記本体瓦(23)との間に挟まるように配設さ
れたことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係るケラバ部の納め構
造は、上記カバー用瓦(4)が、上記水切り(13)に
取り付けられてなることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3に係るケラバ部の納め構
造は、上記ケラバ瓦(12)の端部近傍に軒棟方向に一
連に設けられた水切り溝(15)を備え、この水切り溝
(15)が上記カバー用瓦(4)に覆い隠されてなる
とを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4に係るケラバ部の納め構
造は、上記カバー用瓦(4)が、上記ケラバ瓦(12)
と本体瓦(23)とのそれぞれの端部側で接触している
部分に隙間を埋めるシール材(20)を設けたことを特
徴とする。
【0011】本発明の請求項5に係るケラバ部の納め構
造は、上記ケラバの端部上にのぼり木(2)が設けら
れ、こののぼり木(2)を覆うようにして上記ケラバ瓦
(12)が配設されたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】 以下、本発明を詳しく説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施形態に係るケラバ
部の納め構造を示した断面図である。図2は、本発明の
他の一実施形態に係るケラバ部の納め構造を示した断面
図で ある。図3は、本発明の一実施形態に係るケラバ部
の納め構造を示した斜視図である。図4は、図3のカバ
ー用丸瓦付近で軒棟方向に切った様子を示した断面図で
ある。図5は、本発明の一実施形態に係るケラバ部の納
め構造において、屋根面のスペースに応じてケラバ部を
調整する様子を示した概略図である。
【0014】本発明のケラバ部の納め構造は、図1およ
び図2に示すごとく、本体瓦(23)、および、この本
体瓦(23)のケラバ側の端部と間隔をあけて配設され
たケラバ瓦(12)を備え、さらに、このケラバ瓦(1
2)と上記本体瓦(23)との下方に配設された水切り
(13)と、上記ケラバ瓦(12)と本体瓦(23)と
に跨がるようにして、同ケラバ瓦(12)と本体瓦(2
3)とのそれぞれの端部側で覆い隠すカバー用瓦(4)
と、を備えるとともに、上記水切り(13)を上記間隔
のところで上方へ突出させ、上記ケラバ瓦(12)と上
記本体瓦(23)との間に挟まるように配設されている
ものである。
【0015】上記本体瓦(23)は、例えば、図1およ
び図2に示すごとく、波板状の瓦が用いられるが、その
他にも、平板状の瓦などが用いられてもかまわないもの
である。この本体瓦(23)としては、陶器、石綿、石
綿セメント、繊維入りセメント、合成樹脂、金属、また
は、その他公知の無機質材の屋根成形材料により形成さ
れているものがあげられる。
【0016】上記ケラバ瓦(12)は、図1および図2
に示すごとく、上記本体瓦(23)のケラバ側の端部と
間隔をあけて配設されているものである。このケラバ瓦
(12)としては、本体瓦(23)と同様に、陶器、石
綿、石綿セメント、繊維入りセメント、合成樹脂、金
属、または、その他公知の無機質材の屋根成形材料によ
り形成されているものがあげられる。
【0017】上記水切り(13)は、図1および図2に
示すごとく、上記ケラバ瓦(12)と上記本体瓦(2
3)との下方に配設されているものである。この水切り
(13)としては、通常用いられているアルミニウム、
スチール、ステンレスなどの金 属製の板状物、さらに
は、アルミニウム、スチール、ステンレスなどの金属を
芯材として塩化ビニル樹脂などの樹脂で被覆した板状物
などであっても良いものである。
【0018】また、図1および図2に示すごとく、この
水切り(13)を上記間隔のところで上方へ突出させ、
上記ケラバ瓦(12)と上記本体瓦(23)との間に挟
まるように配設されていると、ケラバ瓦(12)と本体
瓦(23)とのそれぞれの端部が、上記間隔より接近し
すぎることがなく、施工の際に位置決めが容易に行える
ものである。
【0019】なお、上記ケラバ瓦(12)や本体瓦(2
3)や水切り(13)の下側には、図1および図2に示
すごとく、屋根下地(7)が設けられている。この屋根
下地(7)としては、通常使用されているものでよく、
特に制限されるものではない。
【0020】そして、この屋根下地(7)と、上記ケラ
バ瓦(12)や本体瓦(23)や水切り(13)と、の
間に防水シート(14)が必要に応じて敷設されてもか
まわないものである。この防水シート(14)は、屋根
下地(7)を覆っていて、屋根下地(7)のところに雨
水が浸入するのを防止するものである。この防水シート
(14)としては、塩化ビニル樹脂製の樹脂シートな
ど、通常使用されているものでかまわない。
【0021】上記カバー用瓦(4)は、図1および図2
に示すごとく、上記ケラバ瓦(12)と本体瓦(23)
とに跨がるようにして、同ケラバ瓦(12)と本体瓦
(23)とのそれぞれの端部側で覆い隠しているもので
ある。このカバー用瓦(4)としては、本体瓦(23)
やケラバ瓦(12)と同様に、陶器、石綿、石綿セメン
ト、繊維入りセメント、合成樹脂、金属、または、その
他公知の無機質材の屋根成形材料により形成されている
ものがあげられる。また、カバー用瓦(4)は、ケラバ
瓦(12)と本体瓦(23)とのそれぞれの端部側で覆
い隠せる形状であ れば、どのようなものであってもよ
く、例えば、図示のごとく、断面が半円状の丸瓦であっ
てもかまわないし、断面が角状の角瓦などであってもか
まわないものである。
【0022】このカバー用瓦(4)は、例えば、軒先側
から先ずカバー用巴(17)が葺かれ、棟に向かって順
次葺かれていくものである。図4に示すごとく、葺き方
としては、カバー用巴(17)とカバー用瓦(4)の棟
側の先端部に重ね代(19)があり、この重ね代(1
9)の上にカバー用瓦(4)の軒側の先端部が重ねられ
ているものである。カバー用巴(17)とカバー用瓦
(4)の固定方法としては、図1ないし図3に示すごと
く、ビス、釘、銅線などの固定具(6)を用いてとめら
れるものである。
【0023】また、図3に示すごとく、例えば、本体瓦
(23)を軒先側から葺設していく際に、最も軒先側に
軒先瓦(16)が葺設され、この軒先瓦(16)から棟
に向かって順次本体瓦(23)が葺かれていくものであ
る。同様にして、ケラバ瓦(12)を軒先側から葺設し
ていく際に、最も軒先側にケラバ角用瓦(18)が葺設
され、このケラバ角用瓦(18)から棟に向かって順次
ケラバ瓦(12)が葺かれていくものである。
【0024】本発明は、このような構成をとることによ
って、水切り(13)によって、屋根の下地への雨水の
浸入を防止することができ、雨仕舞い性を良好に保ちな
がら、屋根面のスペースに応じて、ケラバ瓦(12)と
本体瓦(23)とをそれぞれ配設し、カバー用瓦(4)
によって、ケラバ瓦(12)と本体瓦(23)とに跨が
るようにして、同ケラバ瓦(12)と本体瓦(23)と
のそれぞれの端部側で覆い隠すことができ、容易にかつ
外観上での見栄えを良く、葺設を完結させることができ
るものである。さらに、ケラバ瓦(12)と本体瓦(2
3)との間を調整する調整代としては、図5に示すごと
く、ケラバ瓦(12)の端部(21)がAだけあり、本
体瓦(23)の端部(22)がBだけあるために、全体
として、A+Bだけあることとなり、従来のものが本体
瓦(23)に若干調整代があった のに比べてはるかに調
整代が多くなっている。その上、調整代が多いために、
結果として、本体瓦(23)を切断する必要なしに、施
工を完結させることができるものである。また、この水
切り(13)を上記間隔のところで上方へ突出させ、上
記ケラバ瓦(12)と上記本体瓦(23)との間に挟ま
るように配設されていると、ケラバ瓦(12)と本体瓦
(23)とのそれぞれの端部が、上記間隔より接近しす
ぎることがなく、施工の際に位置決めが容易に行えるも
のである。
【0025】すなわち、本発明は、ケラバ部の納めを容
易に行うことができ、しかも、ケラバ部の意匠性を高め
ることができるものである。
【0026】さらに、図1および図2に示すごとく、上
記カバー用瓦(4)が、上記水切り(13)に取り付け
られてなっていると、カバー用瓦(4)の葺設後の固定
がより一層確実かつ容易に行うことができ、固定金具な
どが不要となり、部品点数を削減することができるもの
である。
【0027】図1および図2に示すごとく、上記ケラバ
瓦(12)の端部近傍に軒棟方向に一連に設けられた水
切り溝(15)を備え、この水切り溝(15)が上記カ
バー用瓦(4)に覆い隠されてなっていると、カバー用
瓦(4)に水切り溝(15)が隠されて、外観上での見
栄えの良さを保ちながら、水切り溝(15)によって、
ケラバ瓦(12)の端部に入り込んだ雨水を棟から軒に
向かって流すことができ、屋根の下地への雨水の浸入を
より一層確実に防止することができ、雨仕舞い性をさら
に良好に保つことができるものである。
【0028】なお、上記本体瓦(23)の端部近傍に軒
棟方向に一連に設けられた水切り溝(15)を備え、こ
の水切り溝(15)が上記本体瓦(23)に覆い隠され
てなっていても、同等の作用、効果を奏するものであ
る。
【0029】さらには、上記ケラバ瓦(12)と本体瓦
(23)の端部近傍に軒棟方向に一連に設けられた水切
り溝(15)をそれぞれ備え、この水切り溝(15)が
同ケ ラバ瓦(12)と本体瓦(23)にそれぞれ覆い隠
されてなっていても、同等の作用、効果を奏するもので
ある。
【0030】図1および図2に示すごとく、上記カバー
用瓦(4)が、上記ケラバ瓦(12)と本体瓦(23)
とのそれぞれの端部側で接触している部分に隙間を埋め
るシール材(20)を設けられていると、シール材(2
0)によって、屋根の下地への雨水の浸入をより一層確
実に防止することができ、雨仕舞い性をさらに良好に保
つことができるものである。
【0031】図1および図2に示すごとく、上記ケラバ
の端部上にのぼり木(2)が設けられ、こののぼり木
(2)を覆うようにして上記ケラバ瓦(12)が配設さ
れていると、のぼり木(2)によって、ケラバ瓦(1
2)の施工がしやすくなり、施工後の固定も容易に行え
るものである。
【0032】本発明のケラバ部の納め構造によると、図
1および図2に示すごとく、本体瓦(23)、および、
この本体瓦(23)のケラバ側の端部と間隔をあけて配
設されたケラバ瓦(12)を備え、さらに、このケラバ
瓦(12)と上記本体瓦(23)との下方に配設された
水切り(13)と、上記ケラバ瓦(12)と本体瓦(2
3)とに跨がるようにして、同ケラバ瓦(12)と本体
瓦(23)とのそれぞれの端部側で覆い隠すカバー用瓦
(4)と、を備えるとともに、上記水切り(13)を上
記間隔のところで上方へ突出させ、上記ケラバ瓦(1
2)と上記本体瓦(23)との間に挟まるように配設さ
れたので、水切り(13)によって、屋根の下地への雨
水の浸入を防止することができ、雨仕舞い性を良好に保
ちながら、屋根面のスペースに応じて、ケラバ瓦(1
2)と本体瓦(23)とをそれぞれ配設し、カバー用瓦
(4)によって、ケラバ瓦(12)と本体瓦(23)と
に跨がるようにして、同ケラバ瓦(12)と本体瓦(2
3)とのそれぞれの端部側で覆い隠すことができ、容易
にかつ外観上での見栄えを良く、葺設を完結させること
ができるものである。さらに、ケラバ瓦(12)と本体
瓦(23)との間を調整する調整代としては、図5に示
すごとく、ケラバ瓦(12)の端部(21)がA だけあ
り、本体瓦(23)の端部(22)がBだけあるため
に、全体として、A+Bだけあることとなり、従来のも
のが本体瓦(23)に若干調整代があったのに比べては
るかに調整代が多くなっている。その上、調整代が多い
ために、結果として、本体瓦(23)を切断する必要な
しに、施工を完結させることができるものである。ま
た、この水切り(13)を上記間隔のところで上方へ突
出させ、上記ケラバ瓦(12)と上記本体瓦(23)と
の間に挟まるように配設されていると、ケラバ瓦(1
2)と本体瓦(23)とのそれぞれの端部が、上記間隔
より接近しすぎることがなく、施工の際に位置決めが容
易に行えるものである。
【0033】すなわち、本発明は、ケラバ部の納めを容
易に行うことができ、しかも、ケラバ部の意匠性を高め
ることができるものである。
【0034】
【発明の効果】 本発明の請求項1に係るケラバ部の納め
構造によると、水切り(13)によって、屋根の下地へ
の雨水の浸入を防止することができ、雨仕舞い性を良好
に保ちながら、屋根面のスペースに応じて、ケラバ瓦
(12)と本体瓦(23)とをそれぞれ配設し、カバー
用瓦(4)によって、ケラバ瓦(12)と本体瓦(2
3)とに跨がるようにして、同ケラバ瓦(12)と本体
瓦(23)とのそれぞれの端部側で覆い隠すことがで
き、容易にかつ外観上での見栄えを良く、葺設を完結さ
せることができるものである。さらに、ケラバ瓦(1
2)と本体瓦(23)との間を調整する調整代として
は、従来のものに比べてはるかに多くなっている。その
上、調整代が多いために、結果として、本体瓦(23)
を切断する必要なしに、施工を完結させることができる
ものである。
【0035】また、水切り(13)を間隔のところで上
方へ突出させ、ケラバ瓦(12)と本体瓦(23)との
間に挟まるように配設されていると、ケラバ瓦(12)
と本体瓦(23)とのそれぞれの端部が、上記間隔より
接近しすぎることがなく、施工の際に位置決めが容易に
行えるものである。
【0036】すなわち、本発明は、ケラバ部の納めを容
易に行うことができ、しかも、ケラバ部の意匠性を高め
ることができるものである。
【0037】本発明の請求項2に係るケラバ部の納め構
造によると、請求項1記載の場合に加えて、カバー用瓦
(4)の葺設後の固定がより一層確実かつ容易に行うこ
とができ、固定金具などが不要となり、部品点数を削減
することができるものである。
【0038】本発明の請求項3に係るケラバ部の納め構
造によると、請求項1または請求項2記載の場合に加え
て、カバー用瓦(4)に水切り溝(15)が隠されて、
外観上での見栄えの良さを保ちながら、水切り溝(1
5)によって、屋根の下地への雨水の浸入をより一層確
実に防止することができ、雨仕舞い性をさらに良好に保
つことができるものである。
【0039】本発明の請求項4に係るケラバ部の納め構
造によると、請求項1ないし請求項3何れか記載の場合
に加えて、シール材(20)によって、屋根の下地への
雨水の浸入をより一層確実に防止することができ、雨仕
舞い性をさらに良好に保つことができるものである。
【0040】本発明の請求項5に係るケラバ部の納め構
造によると、請求項1ないし請求項4何れか記載の場合
に加えて、のぼり木(2)によって、ケラバ瓦(12)
の施工がしやすくなり、施工後の固定も容易に行えるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るケラバ部の納め構造
を示した断面図である。
【図2】本発明の他の一実施形態に係るケラバ部の納め
構造を示した断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るケラバ部の納め構造
を示した斜視図である。
【図4】図3のカバー用丸瓦付近で軒棟方向に切った様
子を示した断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るケラバ部の納め構造
において、屋根面のスペースに応じてケラバ部を調整す
る様子を示した概略図である。
【図6】従来例に係るケラバ部の納め構造を示した斜視
図である。
【符号の説明】
2 のぼり木 4 カバー用瓦 12 ケラバ瓦 13 水切り 15 水切り溝 20 シール材 23 本体瓦
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 1/30 E04D 3/40 E04D 13/158

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体瓦、および、この本体瓦のケラバ側
    の端部と間隔をあけて配設されたケラバ瓦を備え、さら
    に、このケラバ瓦と上記本体瓦との下方に配設された水
    切りと、上記ケラバ瓦と本体瓦とに跨がるようにして、
    同ケラバ瓦と本体瓦とのそれぞれの端部側で覆い隠すカ
    バー用瓦と、を備えるとともに、上記水切りを上記間隔
    のところで上方へ突出させ、上記ケラバ瓦と上記本体瓦
    との間に挟まるように配設されたことを特徴とするケラ
    バ部の納め構造。
  2. 【請求項2】 上記カバー用瓦が、上記水切りに取り付
    けられてなる ことを特徴とする請求項1記載のケラバ部
    の納め構造。
  3. 【請求項3】 上記ケラバ瓦の端部近傍に軒棟方向に一
    連に設けられた水切り溝を備え、この水切り溝が上記カ
    バー用瓦に覆い隠されてなる ことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のケラバ部の納め構造。
  4. 【請求項4】 上記カバー用瓦が、上記ケラバ瓦と本体
    瓦とのそれぞれの端部側で接触している部分に隙間を埋
    めるシール材を設けた ことを特徴とする請求項1ないし
    請求項3何れか記載のケラバ部の納め構造。
  5. 【請求項5】 上記ケラバの端部上にのぼり木が設けら
    れ、こののぼり木を覆うようにして上記ケラバ瓦が配設
    された ことを特徴とする請求項1ないし請求項4何れか
    記載のケラバ部の納め構造。
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