JP3304082B1 - 伸縮可能型店舗 - Google Patents

伸縮可能型店舗

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JP3304082B1 JP2001243678A JP2001243678A JP3304082B1 JP 3304082 B1 JP3304082 B1 JP 3304082B1 JP 2001243678 A JP2001243678 A JP 2001243678A JP 2001243678 A JP2001243678 A JP 2001243678A JP 3304082 B1 JP3304082 B1 JP 3304082B1
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    • E04B1/343Structures characterised by movable, separable, or collapsible parts, e.g. for transport
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H1/00Buildings or groups of buildings for dwelling or office purposes; General layout, e.g. modular co-ordination or staggered storeys
    • E04H1/12Small buildings or other erections for limited occupation, erected in the open air or arranged in buildings, e.g. kiosks, waiting shelters for bus stops or for filling stations, roofs for railway platforms, watchmen's huts or dressing cubicles
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    • E04H1/1222Sales kiosks

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Abstract

【要約】 【課題】 住宅用ガレージ等の一時的に空きスペースが
生じる場所においてその空きスペースで伸長させて店舗
として利用することができ、自動車等を置くときにはコ
ンパクトに縮めることができ、雨風を充分に防ぐことが
できるとともに店舗として必要な設備を内部に一体的に
設けることができ、店舗の伸縮、移動を一人でも容易か
つ速やかに行うことができる伸縮可能型店舗の提供。 【解決手段】 住宅用ガレージ等の一時的に空きスペー
スが生じる移動可能物置場に設置されるとともに前後方
向に伸縮可能な箱状の本体と、この本体の下部に設けら
れ移動可能物置場内で本体を所望の位置へ移動させる本
体移動手段とからなり、移動可能物が移動可能物置場の
外に移動して空きスペースが生じている時に、その空き
スペースに本体を移動させてこれを伸長させることによ
り店舗として利用可能とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は伸縮可能型店舗に関
し、より詳しくは、住宅用ガレージ、公共の駐車場、駐
輪場、各種資材置き場などの一時的に空きスペースが生
じる場所においてその空きスペースで伸長させて店舗と
して利用することができ、自動車、自転車、各種資材を
置くときにはコンパクトに縮めることができ、しかも、
雨風を充分に防ぐことができるとともに店舗として必要
な設備を内部に一体的に設けることができ、店舗の伸
縮、移動を一人でも容易かつ速やかに行うことができる
伸縮可能型店舗に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車が出庫して空になったガレージを
有効利用すべく店舗を設置する場合、従来は、構造が貧
弱な仮設テントを設置していた。簡素な骨組みにシート
を被せただけのテントは、雨風を充分に防ぐことはでき
ないのは勿論、配電設備、水道設備等の店舗として必要
な設備をテントと一体に設けることはできない。また、
テントを移動させるには、全ての脚(通常、4本)を持
ち上げて移動させなければならず、少なくとも4人が必
要であった。また、骨組みが貧弱であるため、移動した
ときにテントが傾いて不安定になることが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
実情に鑑みてなされたもので、住宅用ガレージ、公共の
駐車場、駐輪場、各種資材置き場などの一時的に空きス
ペースが生じる場所においてその空きスペースで伸長さ
せて店舗として利用することができ、自動車、自転車、
各種資材を置くときにはコンパクトに縮めることがで
き、しかも、雨風を充分に防ぐことができるとともに店
舗として必要な設備を内部に一体的に設けることがで
き、店舗の伸縮、移動を一人でも容易かつ速やかに行う
ことができる伸縮可能型店舗の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
住宅用ガレージ、公共の駐車場、駐輪場、各種資材置き
場などの一時的に空きスペースが生じる移動可能物置場
に設置されるとともに前後方向に伸縮可能な箱状の本体
と、この本体の下部に設けられ前記移動可能物置場内で
前記本体を所望の位置へ移動させる本体移動手段とから
なり、前記移動可能物が移動可能物置場の外に移動して
空きスペースが生じている時に、その空きスペースに前
記本体を移動させてこれを伸長させることにより店舗と
して利用可能とされ、前記可動枠体は、前記主枠体に対
して出し入れ可能な第1の可動枠体と、この第1の可動
枠体に対して出し入れ可能な第2の可動枠体と、・・
・、 第n−1の可動枠体に対して出し入れ可能な第nの
可動枠体(nは2以上の自然数)とからなり、前記可動
枠体の床板は該可動枠体の壁とは別体に構成されるとと
もにこの床板は各可動枠体毎に個別に設けられ、前記主
枠体の床板の下方には、前記可動枠体の床板を着脱可能
に支持する支持部が設けられ、前記可動枠体の床板は、
その上面が前記主枠体の床板の上面と面一となるように
配置され、前記可動枠体の壁の下端部には車輪が設けら
れるとともにこの車輪は、前記主枠体及び可動枠体の床
板の上を転動可能とされ、前記可動枠体の床板には、該
可動枠体が引き出し限界位置に来たときに前記壁の移動
を阻止する壁止め用段差部が形成されていることを特徴
とする伸縮可能型店舗である この発明を提供すること
により上記課題を悉く解決する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、図面
を参照しつつ説明する。図1乃至6は、本発明に係る伸
縮可能型店舗を示す図である。図7乃至9、図10乃至
12、及び、図13乃至17はそれぞれ、本発明に係る
伸縮可能型店舗の使用例を順序立てて示す図である。ま
た、図18乃至33は、本発明に係る伸縮可能型店舗の
詳細を示す図である。
【0011】本発明に係る伸縮可能型店舗(1)は、住
宅用ガレージ、公共の駐車場、駐輪場、各種資材置き場
などの一時的に空きスペースが生じる移動可能物置場
(2)(図7乃至17参照)に設置されるとともに前後
方向に伸縮可能な箱状の本体(3)と、この本体(3)
の下部に設けられ移動可能物置場(2)内で本体(3)
を所望の位置へ移動させる本体移動手段(4)とからな
る。この伸縮可能型店舗(1)は、自動車、自転車、各
種資材等の移動可能物(5)が移動可能物置場(2)の
外に移動して空きスペースが生じている時に、その空き
スペースに本体(3)を移動させてこれを伸長させるこ
とにより、店舗として利用可能となるものである。以
下、これら構成要素について詳説する。
【0012】箱状本体(3)の伸縮可能構造の具体的構
成は特に限定されるものではないが、例えば、図3乃至
5に例示するように、主枠体(6)とこの主枠体(6)
に対して出し入れ可能な可動枠体(7)とからなる入れ
子式の伸縮可能構造を採用することができる。以下、こ
の伸縮可能構造を採用した場合を例にとって説明する。
この箱状本体(3)の素材は特に限定されるものではな
いが、例えば、硬質の塩化ビニル樹脂から構成すること
ができる。尚、本明細書では、本体(3)において店頭
となる主枠体(6)側を前側、可動枠体(7)側を後側
と称することにする。
【0013】主枠体(6)及び可動枠体(7)はそれぞ
れ、屋根(8)、壁板(9)、床板(10)を備えてお
り、主枠体(6)は、窓(11)、作業台(12)、カ
ウンター(13)を、可動枠体(7)は、人の出入り口
(14)、この出入り口(14)に設けた戸(15)を
別途備えている。主枠体(6)の床板(10)上面に
は、複数の嵌め込み凹部(16)(図32参照)が設け
られている。一方、作業台(12)の下面には前記嵌め
込み凹部(16)に嵌合可能な嵌め込み凸部(図示せ
ず)が設けられている。この嵌め込み凸部を嵌め込み凹
部(16)に嵌め込むことにより、作業台(12)を床
面上の所定位置に容易に設置することができる。カウン
ター(13)は、窓(11)の下縁部付近から外向きに
延出されており、コンパクトに折り畳み可能となってい
る。
【0014】この伸縮可能型店舗(1)の利用形態とし
ては、例えば、食品販売用店舗、衣料品販売用店舗、雑
貨販売用店舗を挙げることができる。この伸縮可能型店
舗(1)は、店を開くときには伸ばした状態とされ、店
を仕舞うときには縮めた状態とされる。また、この伸縮
可能型店舗(1)は、主枠体(6)を正面側に配置して
利用され、この主枠体(6)の前面が店頭となる。
【0015】本体移動手段(4)の具体的構成は特に限
定されないが、例えば、キャスター等の車輪(37)を
挙げることができる。この車輪(37)には転動ストッ
パーが設けられていることが、店舗を地面に固定する上
で好ましい。尚、本体(3)の隅部に回転用支柱(1
8)を設け、この回転用支柱(18)を中心として本体
(3)が回転できるようにしてもよい。また、住宅用ガ
レージ等の移動可能物置場(2)に凹状のレール(1
9)(図7乃至9参照)を埋設し、このレール(19)
に沿って車輪(37)付きの本体(3)を移動させるよ
うにしてもよい。
【0016】以下、本体(3)において入れ子式の伸縮
可能構造を採用した場合の好ましい実施形態について説
明する。図18乃至33に示す詳細図面を主な参照図面
とする。本体(3)は、図19及び20に例示する如
く、主枠体(6)とこの主枠体(6)に対して出し入れ
可能な可動枠体(7)とからなる入れ子式の伸縮可能構
造を備えている。
【0017】図21乃至25は、壁(9)の構造を示す
図である。特に、図21は主枠体(6)と可動枠体
(7)の境界部、及び、可動枠体(7)(7)同士の境
界部における壁構造を示し、図22は、可動枠体(7)
の壁(9)の下部構造を示し、中央から左側は壁(9)
を内側から見た状態を、中央から右側は壁(9)を外側
から見た状態を示している。図23の(a)は壁(9)
の上部、(b)は壁(9)の中央部付近を示す図であ
り、(c)は(b)におけるC−C線断面図である。図
24は、図22におけるA−A線断面図であり、図25
は、図22におけるB−B線断面図である。
【0018】図21に示すように、主枠体(6)の壁板
(9)の後端部内側及び可動枠体(7)の壁板(9)の
前端部外側には、相対向するしゃくり面が形成されてお
り、このしゃくり面によって段部(26)が形成されて
いる。可動枠体(7)が主枠体(6)から引き出されて
引き出しの限界位置に来た時(二点鎖線の状態から実線
の状態に変化したとき)には、段部(26)(26)同
士が相互に突き合わされて合いじゃくり状態となり、可
動枠体(7)がそれ以上引き出されないようになってい
る。
【0019】図26は、屋根(8)と壁(9)の接合部
付近の構造を示す縦断面図である。図27は、主枠体
(6)と可動枠体(7)の境界部、及び、可動枠体
(7)(7)同士の境界部における屋根構造を示す縦断
面図である。主枠体(6)の屋根(8)の後端部には、
下部が屋根(8)の後端部の下縁から下方に迫り出す水
切部材(20)が設けられ、可動枠体(7)の屋根
(8)の前端部には、水切部材(20)の下方迫り出し
部(21)の前面と向かい合う立ち上がり片(22)を
有する断面略L字形の水受け部材(23)が設けられて
いる。水切部材(20)及び水受け部材(23)は共
に、塗装等の防蝕処理を施したアルミニウム板やステン
レス板等の金属板を曲げ加工することにより形成するこ
とができる。
【0020】可動枠体(7)が主枠体(6)から引き出
されて引き出しの限界位置に来た時には、水切部材(2
0)の下方迫り出し部(21)と水受け部材(23)の
立ち上がり片(22)が相互に突き合わさた状態となり
(図27参照)、可動枠体(7)がそれ以上引き出され
ないようになっている。この構造によれば、可動枠体
(7)と主枠体(6)の境目から雨水が浸入するのを確
実に防止することができる。尚、可動枠体(7)(7)
同士の境界部における屋根構造は、主枠体(6)と可動
枠体(7)の境界部における上記屋根構造と同様に構成
することができる。
【0021】図28乃至33は、主枠体(6)及び可動
枠体(7)の床板(10)付近の構造を示す図である。
特に、図28は、主枠体(6)内に可動枠体(7)が収
容されているときの状態を示しており、図29乃至33
は、主枠体(6)から可動枠体(7)が引き出されてい
るときの状態を示している。
【0022】可動枠体(7)の床板(10)は該可動枠
体(7)の壁板(9)とは別体に構成されている。図2
9に例示する如く、主枠体(6)の床板(10)の下方
には、可動枠体(7)の床板(10)を棒体(31)等
を介して着脱可能に支持する支持部(24)が設けら
れ、可動枠体の床板(10)は、その上面が主枠体
(6)の床板(10)の上面と面一となるように配置さ
れる。
【0023】図22、24に示す如く、可動枠体(7)
の壁板(9)の下端部には車輪(17)が設けられてい
る。この車輪(17)は、主枠体(6)の床板(10)
及び可動枠体(7)の床板(10)の上を転動可能とさ
れ、この転動により本体(3)の前後方向の伸縮がスム
ースになされるようになっている。
【0024】尚、図3、4、5、19、20に例示する
如く、可動枠体(7)は、主枠体(6)に対して出し入
れ可能な第1の可動枠体(7)と、この第1の可動枠体
(7)に対して出し入れ可能な第2の可動枠体(7)
と、・・・、第n−1の可動枠体(7)に対して出し入
れ可能な第nの可動枠体(7)(nは2以上の自然数)
とからなることが好ましい。すなわち、可動枠体(7)
を複数個設けることが好ましい。nは大きい方が良く、
できればnを3〜6程度に設定することが望ましい。n
を大きく設定すると、本体(3)の前後方向の分割数が
多くなり、その分、主枠体(6)及び可動枠体(7)の
前後方向の長さを短くすることができるので、縮めたと
きに、本体(3)がより一層コンパクトになる。尚、本
発明においては、可動枠体(7)を複数とせず、一つの
みにしてもよい。
【0025】可動枠体(7)を複数とする場合、可動枠
体(7)の床板(10)は該可動枠体(7)の壁板
(9)とは別体に構成されるとともに、図29、30、
32、33に示す如く、この床板(10)は各可動枠体
(7)毎に個別に設けられる。主枠体(6)の床板(1
0)の下方には、可動枠体(7)の床板(10)を棒体
(31)を介して着脱可能に支持する支持部(24)
(図29参照)が設けられ、可動枠体(7)の床板(1
0)は、その上面が主枠体(6)の床板(10)の上面
と面一となるように配置される。
【0026】図22に示す如く、可動枠体(7)の壁板
(9)の下端部には車輪(17)が設けられる。この車
輪(17)は、主枠体(6)の床板(10)及び可動枠
体(7)の床板(10)の上を転動可能とされる。可動
枠体(7)の床板(10)には、該可動枠体(7)が引
き出し限界位置に来たときに壁板(9)がそれ以上移動
するのを阻止する壁止め用段差部(25)(図24、2
5、32、33参照)が形成されている。図32に示す
例では、床板(10)の長手方向両端部(斜線部)の厚
みを中間部より大きくするとともに、厚みを大きくする
幅(W)を、前側に位置する床板(10)よりも後側に
位置する床板(10)の方を大きくすることにより、壁
止め用段差部(25)を形成している。
【0027】尚、本発明においては、図23、26に示
す如く、主枠体(6)の壁板(9)及び可動枠体(7)
の壁板(9)にそれぞれ横桟(27)を外側に若干突出
させた状態で設けてこの横桟(27)を補強材とし、可
動枠体(7)が主枠体(6)から引き出されるとき或い
は主枠体(6)内に押し込まれるときに、外側に位置す
る壁板(9)の内面がこの横桟(27)の外面上をスラ
イドするように構成することが好ましい。すなわち、車
輪(17)の転動によってスムースに移動する可動枠体
(7)は、急激に加速、停止することがあり、その際、
各枠体(6)(7)にはこれを歪めようとする大きな力
が働く。しかしながら、各枠体(6)(7)に前記した
ような横桟(27)を設けることにより、可動枠体
(7)の壁板(9)は主枠体(6)の壁板(9)或いは
他の可動枠体(7)の壁板(9)と接しながら移動する
ので、各枠体(6)(7)が歪むのを防止することがで
きる。これは、各枠体(6)(7)の端部に前記段部
(26)を設けたことで壁板(9)と壁板(9)の間に
空隙が形成されている場合に特に有効である。
【0028】また、本発明においては、図24、25に
示す如く、壁板(9)の下端部外側を切り欠いて、しゃ
くり面(28)を形成するとともに、床板(10)にそ
の幅方向すなわち本体(3)の前後方向に沿って伸び且
つ外側が高くなる段状ガイド部(29)を形成し、この
段状ガイド部(29)に壁板(9)のしゃくり面(2
8)が接し、この接触状態で壁板(9)が床板(10)
上を移動するように構成することが望ましい。段状ガイ
ド部(29)にしゃくり面(28)を接触させることに
より、雨水の浸入を確実に阻止することができる。
【0029】次に、本発明に係る伸縮可能型店舗(1)
の使用方法について説明する。今、図7、10、13に
例示する如く、伸縮可能型店舗(1)が縮んだ状態にあ
る。伸縮可能型店舗(1)は、住宅用ガレージ等の一時
的に空きスペースが生じる移動可能物置場(2)におい
て、自動車等の移動可能物(5)の邪魔にならない場所
に置かれている。
【0030】自動車等の移動可能物(5)が住宅用ガレ
ージ等の移動可能物置場(2)の外へ出て行くと、この
置場(2)内に空きスペースが生じる。伸縮可能型店舗
(1)は、この空きスペースに移動され、その移動先で
伸長されて店舗として利用可能になる。移動の形態は、
図8に示す如く直線的な移動であってもよいし、或い
は、図11に示す如く回転によるものでもよいし、或い
は、図14乃至16に示す如くこれらの組み合わせであ
ってもよい。
【0031】伸縮可能型店舗(1)は、通常、主枠体
(6)が店舗としての正面に位置するように移動され
る。所定の位置まで移動させたら、本体移動手段(4)
に設けたストッパーにより本体(3)を固定する。
【0032】図29に示す例では、主枠体(6)の床板
(10)を支える梁(30)に、棒体(31)の一端部
を抜き差し可能に嵌合支持する支持部(24)が設けら
れている。この棒体(31)の一端部を支持部(24)
に差込む。棒体(31)の他端部には高さ調節機能付き
の脚部(32)が設けられているから、棒体(31)の
一端部を梁(30)に固定し、脚部(32)を着地させ
ることにより、可動枠体(7)の床板(10)を載せる
台座が出来上がる。尚、棒体(31)は、複数本とさ
れ、図30、31に示す例では3本とされている。
【0033】図29乃至31に示す如く、棒体(31)
の上面には、その軸長方向に沿って複数の突起(33)
が形成されている。一方、可動枠体(7)の床板(1
0)の下面には、この突起(33)と嵌合可能な孔部
(図示せず)が形成されている。この孔部に突起(3
3)を嵌め込んで、棒体(31)の上に床板(10)を
架け渡し、この床板(10)を棒体(31)の上に固定
する。
【0034】床板(10)の上面には、図32、33に
例示する如く、床板(10)の幅方向すなわち本体
(3)の前後方向に伸びる溝状ガイド部(35)が、通
常は複数本並列に形成されている。車輪(17)は、こ
の溝状ガイド部(35)内をその軸長方向に沿って転動
可能となっており、溝状ガイド部(35)は車輪(1
7)が本体(3)の前後方向に正確に移動するようにガ
イドする。
【0035】次に、本体(3)を伸長させる。本体
(3)の後面に設けた把手(36)(図33参照)を持
って最後部の可動枠体(7)を後方へ引っ張る。これに
より、主枠体(6)から全ての可動枠体(7)が順次に
引き出され、本体(3)が伸長する。このとき、車輪
(17)が溝状ガイド部(35)に沿って転動する。
【0036】可動枠体(7)が複数有る場合には、ま
ず、第n(nは2以上の自然数)の可動枠体(7)が第
n−1の可動枠体(7)から引き出され、・・・、第2
の可動枠体(7)から第1の可動枠体(7)が引き出さ
れ、最後に第1の可動枠体(7)が主枠体(6)から引
き出されて、本体(3)が最大限に伸長される。可動枠
体(7)の床板(10)は、その上面が主枠体(6)の
床板(10)の上面と面一となるように配置されるの
で、車輪(17)は、主枠体(6)と可動枠体(7)の
境目、及び、可動枠体(7)(7)同士の境目をスムー
スに乗り越えることができる。
【0037】可動枠体(7)の床板(10)には、該可
動枠体(7)が引き出し限界位置に来たときに壁板
(9)の移動を阻止する壁止め用段差部(25)が形成
されている。可動枠体(7)が引き出し限界位置に来た
とき、壁板(9)の後端面下部がこの壁止め用段差部
(25)に当たるので、それ以上の壁板(9)の移動が
阻止される。
【0038】以上により、本体(3)の伸長が完了し、
店舗としての利用が可能となる。後は、本体(3)に設
けた水道設備、電気設備、加熱設備等を利用しながら調
理をして食品を作り、これを主枠体(6)に設けた窓
(11)を介して販売したり、或いは、本体(3)内に
衣料を並べてこれを窓(11)を介して販売したり、種
々の商売をすることができる。
【0039】閉店にするときには、開店のときと逆の工
程を経て、すなわち、本体(3)を縮め、縮めた本体
(3)を元の場所に移動させる。これにより、自動車等
の移動可能物(5)が移動可能物置場(2)へ戻ってき
たときには、出来た空きスペースに移動可能物(5)を
収容することができる。以上で、本発明に係る伸縮可能
型店舗(1)の使用方法の説明を終了する。
【0040】本発明に係る伸縮可能型店舗によれば、住
宅用ガレージ、公共の駐車場、駐輪場、各種資材置場な
どの一時的に空きスペースが生じる場所(2)において
その空きスペースで伸長させて店舗として利用すること
ができる。また、自動車、自転車、各種資材を置くとき
にはコンパクトに縮めることができ、しかも、箱型にす
ることで雨風を充分に防ぐことができるとともに、店舗
として必要な設備を内部に一体的に設けることができ、
店舗の伸縮、移動を一人でも容易かつ速やかに行うこと
ができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る伸縮
可能型店舗によれば、住宅用ガレージ、公共の駐車場、
駐輪場、各種資材置場などの一時的に空きスペースが生
じる場所においてその空きスペースで伸長させて店舗と
して利用することができる。また、自動車、自転車、各
種資材を置くときにはコンパクトに縮めることができ、
しかも、箱型にすることで雨風を充分に防ぐことができ
るとともに、店舗として必要な設備を内部に一体的に設
けることができ、店舗の伸縮、移動を一人でも容易かつ
速やかに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る伸縮可能型店舗を示す前面図であ
る。
【図2】本発明に係る伸縮可能型店舗を示す後面図であ
る。
【図3】本発明に係る伸縮可能型店舗を示す側面図であ
る。
【図4】本発明に係る伸縮可能型店舗を示す上面図であ
る。
【図5】本発明に係る伸縮可能型店舗を上方から見た状
態で示す横断面図である。
【図6】本発明に係る伸縮可能型店舗の移動態様の一例
を示す図である。
【図7】本発明に係る伸縮可能型店舗の第1使用例の第
1段階を示す図である。
【図8】本発明に係る伸縮可能型店舗の第1使用例の第
2段階を示す図である。
【図9】本発明に係る伸縮可能型店舗の第1使用例の第
3段階を示す図である。
【図10】本発明に係る伸縮可能型店舗の第2使用例の
第1段階を示す図である。
【図11】本発明に係る伸縮可能型店舗の第2使用例の
第2段階を示す図である。
【図12】本発明に係る伸縮可能型店舗の第2使用例の
第3段階を示す図である。
【図13】本発明に係る伸縮可能型店舗の第3使用例の
第1段階を示す図である。
【図14】本発明に係る伸縮可能型店舗の第3使用例の
第2段階を示す図である。
【図15】本発明に係る伸縮可能型店舗の第3使用例の
第3段階を示す図である。
【図16】本発明に係る伸縮可能型店舗の第3使用例の
第4段階を示す図である。
【図17】本発明に係る伸縮可能型店舗の第3使用例の
第5段階を示す図である。
【図18】本発明に係る伸縮可能型店舗を示す前面詳細
図である。
【図19】本発明に係る伸縮可能型店舗を示す側面詳細
図である。
【図20】本発明に係る伸縮可能型店舗を示す上面詳細
図である。
【図21】主枠体と可動枠体の境界部、及び、可動枠体
同士の境界部における壁構造を示す横断面図である。
【図22】可動枠体の壁の下部構造を示す側面図であ
り、中央から左側は壁を内側から見た状態を、中央から
右側は壁を外側から見た状態を示している。
【図23】各枠体の壁構造を示す図であり、(a)は各
枠体の側面上部、(b)は各枠体の側面中央部、(c)
は(b)におけるC−C線断面図である。
【図24】図22におけるA−A線断面図である。
【図25】図22におけるB−B線断面図である。
【図26】屋根と壁の接合部付近の構造を示す縦断面図
である。
【図27】主枠体と可動枠体の境界部、及び、可動枠体
同士の境界部における屋根構造を示す図である。
【図28】主枠体内に可動枠体が収容されているときの
状態を示す横断面図である。
【図29】主枠体から可動枠体が引き出されているとき
の状態を示す図であり、各枠体の床板付近の構造を示す
側面図である。
【図30】主枠体から可動枠体が引き出されているとき
の状態を示す図であり、各枠体の床板付近の構造を示す
上面図である。
【図31】主枠体から可動枠体が引き出されているとき
の状態を示す図であり、床板が棒体によって支持されて
いる状態を示す後面図である。
【図32】主枠体から可動枠体が引き出されているとき
の状態を示す図であり、各枠体の床板付近の構造を示す
側面図である。
【図33】主枠体から可動枠体が引き出されているとき
の状態を示す図であり、各枠体の床板付近の構造を示す
側面図である。
【符号の説明】
1・・・・・伸縮可能型店舗 2・・・・・移動可能物置場 3・・・・・本体 4・・・・・本体移動手段 5・・・・・移動可能物 6・・・・・主枠体 7・・・・・可動枠体 8・・・・・屋根 9・・・・・壁板 10・・・・床板 17・・・・車輪 20・・・・水切部材 21・・・・下方迫り出し部 22・・・・立ち上がり片 23・・・・水受け部材 24・・・・支持部 25・・・・壁止め用段差部 26・・・・段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 1/12 304 E04B 1/343

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅用ガレージ、公共の駐車場、駐輪
    場、各種資材置き場などの一時的に空きスペースが生じ
    る移動可能物置場に設置されるとともに前後方向に伸縮
    可能な箱状の本体と、この本体の下部に設けられ前記移
    動可能物置場内で前記本体を所望の位置へ移動させる本
    体移動手段とからなり、前記移動可能物が移動可能物置
    場の外に移動して空きスペースが生じている時に、その
    空きスペースに前記本体を移動させてこれを伸長させる
    ことにより店舗として利用可能とされ、前記可動枠体
    は、前記主枠体に対して出し入れ可能な第1の可動枠体
    と、この第1の可動枠体に対して出し入れ可能な第2の
    可動枠体と、・・・、第n−1の可動枠体に対して出し
    入れ可能な第nの可動枠体(nは2以上の自然数)とか
    らなり、前記可動枠体の床板は該可動枠体の壁とは別体
    に構成されるとともにこの床板は各可動枠体毎に個別に
    設けられ、前記主枠体の床板の下方には、前記可動枠体
    の床板を着脱可能に支持する支持部が設けられ、前記可
    動枠体の床板は、その上面が前記主枠体の床板の上面と
    面一となるように配置され、前記可動枠体の壁の下端部
    には車輪が設けられるとともにこの車輪は、前記主枠体
    及び可動枠体の床板の上を転動可能とされ、前記可動枠
    体の床板には、該可動枠体が引き出し限界位置に来たと
    きに前記壁の移動を阻止する壁止め用段差部が形成され
    ていることを特徴とする伸縮可能型店舗。
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