JP3302360B2 - デジタル信号用レコーダ - Google Patents

デジタル信号用レコーダ

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JP3302360B2 JP51003791A JP51003791A JP3302360B2 JP 3302360 B2 JP3302360 B2 JP 3302360B2 JP 51003791 A JP51003791 A JP 51003791A JP 51003791 A JP51003791 A JP 51003791A JP 3302360 B2 JP3302360 B2 JP 3302360B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は請求項1記載の上位概念によるデジタル信号
用レコーダを基礎とする。
その種レコーダは例えば所謂R−DAT(rotational di
gital audio tape)レコーダとして公知である。
レコーダにおける直列データ信号の処理のためビット
−、語−、ブロッククロックの再生のため同期化回路が
必要である。細分化されたトラックにおける記録の再生
に由来するデータ信号は一般的に各トラックの始めにて
ランイン(導入)信号を有し、終りにて、ランアウト
(導出)信号を有する。上記の信号領域によっては就
中、本来のデータ信号がテープ/ヘッド接触の始めと終
りにおける不均一性により損なわれるのが防止される。
更に、ランイン信号の期間中同期化が行なわれるべきで
ある、それというのは当該同期化作用はヘッド切替によ
り失われるからである。
DE−OS3533962(ドイツ連邦共和国特許出願公開公報
第3533962号)では、ブロック同期化形成及びデータ伝
送の始め(スタート)決定用の情報を含む特別なランイ
ン(導入)信号が記載されている。上記ランイン信号の
生成及び評価には付加的回路コストが必要とされる。ブ
ロック同期化形成のための評価回路には、各トラックの
始めにてスタート信号、例えばヘッド切換えによるスタ
ート信号が供給される。
本発明の基礎を成す課題とするところは再生の際デコ
ーディング用クロックの生成のための同期化回路を簡単
化することにある。
上記課題は請求項1にて規定した構成要件により解決
される。本発明の発展形態が引用請求項に示されてい
る。
そこで、ランイン(導入)信号中のブロック同期化形
成のためにはもはや何ら特別な回路が必要でなくなる。
当該データ領域にてブロック同期化作用を維持するのと
同じ回路を使用することができる。上記維持用回路は次
のような場合例えば、ドロップアウトの際新たにスター
トされる。即ち、所定の時間中、周期的に開かれる時間
窓の領域内に同期信号が入って来ない場合新たにスター
トされる。ランアウト(導出)信号において同期信号が
欠除するとそれにより当該回路は各ランイン信号の始め
でも自動的にスタートされ、もって、ランイン(導入)
領域にてブロック同期化の形成が開始される。各トラッ
クの始めにおける特別なスタート信号の供給、例えばヘ
ッド切換による特別なスタート信号の供給がもはや必要
でなくなる。
従って、当該回路によってはランアウト(導出)信号
中で偏差のあるビットパターンがもはや同期信号として
識別されることがない。特定されたビットパターンから
の当該ビットパターンの偏差の態様、形式は基本的に任
意である。当該パターンはもはや同期化の機能をもはや
有しない。それというのはランアウト信号の期間中トラ
ックがいずれにしろ終了されており、同期化は新たなト
ラックの始めに新たに開始されなければならないからで
ある。もう1つの利点とすることろはトラック始めにて
必要な手段を適時に開始するために、同期化回路中に既
に存在している回路部分、例えばカウンタが使用され得
ることである。ヘッド切換電圧は同期化信号に供給され
る必要がない。要するに、当該の回路簡単化の要点とす
るところは、IC回路の場合はコネクション(ピン)が、
また回路基板の場合はプリント配線板(導体板)が節減
されることである。
次に本発明を図を用いて説明する。
図1はデータブロックの信号フォーマットを示し、 図2はトラックの信号フォーマットを示し、 図3は同期化用の回路構成のブロック接続図である。
図1、図2はデジタル信号用の斜め記録装置に対する
信号フォーマットを示す。伝送のため8/10変調が用いら
れるので、各データブロックは(3+n)10から成
り、その場合、210は同期化に用いられる確定パター
ンを形成する。10ビットの識別ワード“ident"は、デー
タブロックナンバーを表わす。それにつづくのはビット
−データ信号である。記録の各トラックは始めのところ
にはランイン信号を有し、中央にてデータブロックを有
し、終りにてランアウト信号を有する。ランイン−及び
ランアウト(導入および導出)信号は通常0101シーケン
スから成る。十分多くのレベル状態遷移を含む他のいず
れのビットパターンを使用することもできる。本発明に
よればランイン(導入)信号のみが、データ信号に相応
する同期信号を含む。通常、同期パターンはレベル状態
遷移の存否により表示される(NRZI−コーディング)こ
とにより極性非依存性である。
図3は図1、図2の信号フォーマットに対する同期化
回路の基本接続回路構成を示す。この回路は先ず同期化
維持のため用いられる(ライン信号の機関中語−及びブ
ロック同期化状態が形成された後)。記録担体の走査及
び信号等化により得られた信号D0は端子9にて当該回路
の入力側に供給される。PLL回路1を用いてビットクロ
ックf0が形成される。D0がNRZI信号である場合、回路段
2においてNRZ−信号への変換が行なわれる。f0でブロ
ック制御されたシフトレジス3は最後の19の順次連続す
るビットをコンパレータ4の19の並列入力側に供給す
る。上記コンパレータ4は同期パターンの識別のため用
いられる。同期パターンの識別の際コンパレータ4は1
ビットの持続時間のパルスS0を送出する。このパルスに
よってはカウンタ5(これは語クロックfw及びブロック
クロックfBの生成に用いられる)は所定のカウントフェ
ーズに調整される。パルスS0が適正に識別された同期パ
ターンに由来する、限りクロック信号fW及びfBによって
はデータ信号の精確な後続処理が確保される。上記デー
タ信号は10の並列線路上で8/10復調器に供給される。
PLL回路が常に精確なビットクロックを供給するとす
れば同期化過程は各トラックの始めにただ1度各トラッ
クの始めにて実施されさえすればよい。その後、カウン
タ5はビットクロックで、支障なくさらに動作しつづけ
ることとなる。その際データ領域における同期パターン
の伝送は不要なものとなる。ドロップアウトの発生の際
PLL回路における電圧制御VCOがドロップアウトの持続時
間中1つ又は複数の振動を過度に少なくまたは過度に多
く生じさせる危険性が存在する。そうすると、カウンタ
5はもはや適当なカウントフェーズにおかれなくなり、
その結果、トラックの残りに対して精確な信号処理が行
なわれ得ない(カウンタ5の再同期化が行なわれなけれ
ば)。
同期パターンが他(残り)の信号にて現われないよう
に選定されるとしても、ビットエラーにより同期パター
ンと紛らわしい状態が生ぜしめられる危険が存するとそ
れによりカウンタ5は誤ったカウントフェーズにもたら
され、この誤ったカウントフェーズは次の障害のない正
規の同期パターンにおいてはじめて補正される。そのよ
うな障害を回避するため、パルスS0はアンドゲート8を
介してカウンタ5の同期化入力側に供給され、上記アン
ドゲートは時間窓として用いられる。窓パルスUBないし
UFはブロック周波数を有する。カウンタ5の適正な位相
調整のもとでパルスS0はほぼ窓パルスの中央のところに
位置する。窓パルスの持続時間は使用される同期パター
ンと、予期さるべきビットスリップとに依存する。nビ
ット長の同期パターンは例えば次のように選定され得
る、即ち±n/2ビットだけずれたパターンを紛らわせる
状態ができるだけわずかな確率でしか起らないように選
定され得る。本事例では、カウンタ5の再同期化のため
の時間窓は20ビットの幅を有し、それにより、±10ビッ
トのビットスリップが次の障害のない同期信号により補
正されるようにしてよい。
上記回路では2つの要求が充足さるべきである。
1. 時間窓は各トラックの始めにて非作用状態でなけれ
ばならない、それというのは、ヘッド切換えの後S0は窓
の領域内にもはや入っていない確率が大であるからであ
る。
2. 窓はS0が窓外におかれるようにする各ビットスリッ
プ後毎に非作用状態におかれなければならない(ビット
スリップの補償が行なわれ得るためには)。
上記要求の充足のためにはロジック固定6とカウンタ
7が用いられる。各トラックの始めにてカウンタ7の出
力側における電圧Ucはハイレベル(High)または“1"で
ある。それによりゲート8は時間窓として作用せず、そ
の結果、各パルスS0によってカウンタ5のカウンタフェ
ーズが調整(セッティング)される。ロジック回路6は
電圧Ucの立上り側縁でスタートされるカウンタを有す
る。更に、パルスUBの持続時間中パルスS0が現われなく
なる度ごとに、上記カウンタはリセットされる。要する
に、カウンタ5は断続的シーケンスで時間窓内に入って
来るパルスS0をカウントする。2つの順次連続するパル
スS0が時間窓内に入って来ると直ちにカウンタ7はリセ
ットされる。つまり、電圧Ucはロー(Low)レベル又は
値“0"になる。それにより、ゲート8は時間窓として作
用する。
カウンタ7はそのときからパルスUBをカウントする。
このカウンタは時間窓内に入る各パルスS0によりリセッ
トされる。終状態、即ち、Uc=“1"にはカウンタ7は次
のような際のみ到達し得る。即ち、所定の数の期間中、
例えばm=12の期間中、パルスUBのうち何らパルスS0
時間窓内に入って来ないのみ、到達し得る。この場合に
おいて想定さるべきは当該パルスS0がもはや時間窓内に
入って来ないほど大きかったビットスリップが生じてい
ることである。
要するに、カウンタ7によっては、第2の要求が充分
されるようになる。第1の要求を充足するため、カウン
タ7は各トラックの始めにてUc=“1"にセットされる。
そのために必要な信号はそれまでヘッド切換電圧UDから
形成されていたものであり、この電圧UDは当該目的のた
めロジック回路6に供給されねばならなかったのであ
る。
本発明によりランイン(導入)信号が同期パターンを
含みランアウト(導出)信号が同期パターンを含まない
ようにすることによってはカウンタ7をUc=“1"へセッ
トするためのそのような信号供給構成及びコストが節減
され得る。この場合において、カウンタ7がほぼトラッ
ク端部(終端)にて自動的にUc=“1"になることが確保
される。要するにヘッド切換電圧の作用は全く等価的に
実現され得る。当該電圧の供給はもはや必要でなくな
る。
DE−OS3533962に記載の方法では、同期情報の評価は
特別の回路が必要である。そこに示されているランイン
(導入)信号は付加的に、最初のデータブロックの始め
の事前決定のための情報を含む。この情報は本発明の方
法ではランイン信号における識別ワード“ident"の適当
な選択により実現され得る。例えば1つのトラックの複
数のデータブロックのカウントのためモジュロ−カウン
タが用いられる場合、当該Ident−語はランイン(導
入)領域中で次のように選定さるべきである、即ち、当
該カウンタが最初のデータブロックの始めの際データブ
ロックのひきつづいてのカウントにより零になるように
上記語の各々により上記カウンタがセットされるように
選定さるべきである。
当該ランイン信号の後の最初のデータブロックの確実
な特定化によっては同様に付加的回路がもはや必要でな
くなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−94453(JP,A) 特開 昭58−194117(JP,A) 特開 昭59−217215(JP,A) 特開 昭62−31069(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のトラック上にデジタル信号を細分化
    して記録するためのレコーダであって、 前記各トラックの長さが、磁気テープの長さに比して僅
    かであり、 トラック始端(スタート)においてランイン(導入)信
    号を記録し、トラック終端(エンディング)においてラ
    ンアウト(導出)信号を記録し、さらに同期信号を記録
    するための手段が含まれており、 前記同期信号は、規則的な間隔をおいて配置され、ラン
    イン信号とランアウト信号の間に位置するトラック領域
    内に配置された複数のデータブロックのマーキングのた
    めに用いられており、この場合データ領域のものと同じ
    同期信号は、ランイン領域に記録されるレコーダにおい
    て、 ランアウト領域においては相応する同期信号が記録され
    ないように構成され、それによって同期信号の時間領域
    におけるランアウト信号のビットパターンが同期信号の
    ビットパターンからずれるようにし、 さらに先行するトラックのランアウト信号においてドロ
    ップアウトした同期信号に基づいて同期過程を開始させ
    る手段が含まれていることを特徴とするデジタル信号用
    レコーダ。
  2. 【請求項2】更にランイン領域にて複数の識別ワードが
    記憶され、該識別ワードは、データブロックをカウント
    するカウンタがこれらの識別ワードの各々によって所定
    のようにセットされるように選定されており、上記所定
    のセッティングにおいてはデータブロック周波数での引
    き続いてのカウントの際データブロック領域到達のとき
    カウント間隔がそれぞれのデータブロック番号に相応す
    るように構成されている請求項1記載のレコーダ。
  3. 【請求項3】データブロックをカウントするカウンタ
    は、ランイン信号の間、データブロック信号に相応する
    カウントフェーズにセットされる、請求項2記載のレコ
    ーダ。
  4. 【請求項4】データブロック周波数(fB)形成のための
    カウンタ(5)が含まれており、該カウンタのカウント
    フェーズは同期信号(S0)によりセットされており、 さらに回路(7,8)が設けられており、該回路は、時間
    窓(UF)の周期期間の間だけ同期信号が上記カウンタ
    (5)の同期化に作用するように構成され、さらに時間
    窓がスイッチオフされ、それによって所定の時間周期の
    間同期信号が時間窓内に入ってこない場合同期信号は同
    期化の目的に作用せず、 2つまたはそれより多くの同期信号(S0)が時間窓の領
    域内に検出された後では、再び当該時間窓がスイッチオ
    ンとされるように構成されている、請求項1から3いず
    れか1項記載のレコーダ。
  5. 【請求項5】前記回路(7,8)は、前記カウンタ(5)
    によって生成されるデータブロックパルスをカウントす
    るカウンタ(7)を含んでおり、該カウンタ(7)は、
    同期信号クロックパルス内に検出されるイベントにおい
    てリセットされ、所定の数のブロックパルスに対する時
    間窓内で何も同期信号が検出されないと、時間窓がスイ
    ッチオフされる、請求項4記載のレコーダ。
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KR (1) KR100264141B1 (ja)
AT (1) ATE115321T1 (ja)
AU (1) AU7954091A (ja)
DE (2) DE4018605A1 (ja)
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EP0533789A1 (de) 1993-03-31
KR100264141B1 (ko) 2000-08-16
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WO1991020080A1 (de) 1991-12-26
EP0533789B1 (de) 1994-12-07
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