JP3302342B2 - シクラメン栽培用培地 - Google Patents

シクラメン栽培用培地

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JP3302342B2 JP20665799A JP20665799A JP3302342B2 JP 3302342 B2 JP3302342 B2 JP 3302342B2 JP 20665799 A JP20665799 A JP 20665799A JP 20665799 A JP20665799 A JP 20665799A JP 3302342 B2 JP3302342 B2 JP 3302342B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シクラメンの栽培
用培地に関する。更に詳しくはシクラメンの中鉢あるい
は大鉢栽培に用いる培地に関する。
【0002】
【従来の技術】シクラメンの中鉢、大鉢栽培では、播種
から出荷までの期間が1年以上に及ぶ場合もあり、出荷
までの栽培期間が長い作物である。その間、2〜3回の
鉢替えが行われる。一般的に中鉢栽培は5〜6月にかけ
て仕上げ鉢(5号鉢)に鉢上げし、10月以降出荷とな
る。また、大鉢栽培ではさらに8〜9月頃に仕上げ鉢
(6〜7号鉢)に鉢上げし、12月以降出荷となる。こ
の場合、5号鉢では1鉢あたり約3リットル、6号鉢で
は約5リットルの培地が必要となる。これらのシクラメ
ン栽培の場合、同一の培地で3〜6ヶ月の長期間成育す
ることになり、長期間の栽培に対しても良好な土壌の性
質が持続する必要がある。シクラメンの栽培は手灌水、
ドリップチューブ、ミスト灌水等の頭上給水法と給水マ
ット、湛液したC鋼を利用した毛管給水法が行われる。
とくに頭上給水法のうち手灌水法は1鉢ごとの灌水管理
が可能であるため、高品質のシクラメン栽培に適する。
一方、毛管給水法は灌水作業を省力化した大量生産に適
した方法である。栽培に用いられる灌水方法によって求
められる培地の特性は大きく異なる。とくに頭上給水法
による栽培を行う場合、灌水した水が培地中を浸透通過
する際に微細な粒子が移動し、土壌の孔げきを埋めるた
め目詰まりを起こし、土壌の物理性が劣化しやすい。ま
た、灌水によって培地中の肥料成分等が溶脱しやすい。
このため、栽培後期に土壌条件の劣化が進み、シクラメ
ンの成育を阻害する場合がある。
【0003】さらに、シクラメンは低温性作物であり、
高温多湿に弱い。日本国内でシクラメンを栽培する場
合、シクラメンの成育に適当でない夏越しが不可欠であ
り、このときとくに根圏の環境が不適当であると病害の
発生や根腐れ等による生理障害が発生し、良質な生産物
が得られないことがあり、経営上好ましくない。以上の
ような事情からシクラメン栽培に用いる培地にはとくに
厳しい品質が求められている。一般に、シクラメン生産
者は、田土、山土、赤土に腐葉土、ピートモスを等量程
度混合して培地として用いているが、配合がばらつくこ
とにより品質が一定でない等の問題がある。また、近
年、培地に用いられる田土、山土、赤土等の土壌につい
て、良質なものを安定的に入手することが困難となって
いる。さらに、生産者の規模拡大に伴って生産作業の分
業化が進んでおり、安定した品質の培地の恒常的な供給
が求められている。
【0004】一方、浄水場発生土及び浄水場発生土の農
業利用については、日本土壌肥料学会編(博友社)“浄
水処理ケーキ:特性と農業利用上の問題点”に詳細に記
載されている。浄水場発生土は産業廃棄物として処分さ
れているが有機性の肥料分を多く含んでいるため、農
業、園芸等に多く利用されている。本文献によると、シ
クラメン栽培用培地として、浄水場発生土5に対して腐
葉土3、川砂2の重量割合で混合するのが適している
が、保水性を高めるための土塊の大きさや植物質資材の
配合割合等について検討する必要があるとされており、
シクラメンの成育に最も適した培地の材料組成について
は明らかでない。野菜、花卉などの植物育成培地への浄
水場発生土の利用に関しては、植物栽培用培地への利用
方法について特開平10−88137号公報、特開平5
−207816号公報、特開平7−264933号公
報、特開平7−222997号公報等に各種の方法が記
載されてはいるが、上記のシクラメンの栽培に求められ
る培地の品質に十分適しているとは言えない。シクラメ
ン栽培用培地に浄水場発生土を利用するには、素材の均
質化と共に、シクラメンの成育に適した物理性、化学性
を長期間維持することが必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、浄水
場発生土を用い、シクラメンの成育に適した物理性、化
学性が長期間維持されることが可能なシクラメン栽培用
培地を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、得られる培地
に対して40容量%以上60容量%以下となる量の浄水
場発生土に、植物質資材、無機質資材及びリン酸肥料を
添加して得られるシクラメン栽培用培地である。該浄水
場発生土は、その含水率が40%以上60%以下であ
り、その構成は、粒径が、目開き5mmの篩を通過する
ものが50容量%以上90容量%以下、目開き10mm
の篩を通過し目開き5mmの篩に残るものが10容量%
以上50容量%以下で構成されるものが望ましい。さら
に望ましくは、上記浄水場発生土は、工業用水用の浄水
処理過程から発生する発生土であるものである。本発明
のシクラメン栽培用培地の構成は、植物質資材を培地に
対して30容量%以上50容量%以下、及び無機質資材
を培地に対して5容量%以上20容量%以下でその合計
が40容量%以上の量含有するのが望ましい。さらに、
該植物質資材の量は常に該無機質資材の量を上回ってい
ることが望ましい。上記植物質資材はピートモス、バー
ク堆肥、粒径2mm以上のヤシガラ解砕物、及びモミガ
ラのうちから選ばれる少なくとも一種の植物質資材が望
ましい。上記無機質資材は粒径2mm以上10mm以下
である、ゼオライト、炭、バーミキュライト、及びパー
ライトのうちから選ばれる少なくとも一種の無機質資材
が望ましい。含有リン酸成分のうち水溶性リン酸を除
く、く溶性リン酸が50重量%以上であるリン酸肥料
を、得られる培地1リットルあたりリン酸成分として1
500mg以上4000mg以下となる量で添加するこ
とが、望ましい。本発明の上記シクラメン栽培用培地
は、頭上給水法を用いて栽培されるシクラメンの栽培用
に適している。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のシクラメン栽培用培地は
浄水場発生土を用いる。本発明で用いる浄水場発生土は
工業用水の浄水処理過程で発生する発生土である沈積泥
土(浄水汚泥)を濃縮脱水した浄水ケーキが望ましい。
上水用の浄水処理では必ず塩素殺菌が行なわれる。その
影響で上水道中からマンガンが除去され、上記沈積泥土
中に沈積し、浄水場発生土中のマンガン含有量が増加す
る。これに対し、一般的に塩素処理をしない工業用水道
で発生する浄水場発生土中のマンガン含有量は上水道で
発生する浄水場発生土中のマンガン含有量より低くなる
傾向にあり、工業用水処理で発生する浄水場発生土をシ
クラメン用の培地に用いるとマンガン過剰障害を軽減す
ることができる。また、本発明で用いる浄水場発生土は
凝集剤としてポリ塩化アルミニウムや硫酸アルミニウム
を添加し、沈殿処理され、無石灰処理により脱水された
ものが望ましい。浄水場発生土は、本発明のシクラメン
栽培用培地に対して40容量%以上60容量%以下、望
ましくは45容量%以上55容量%以下含まれる。本発
明のシクラメン栽培用培地として利用するために、望ま
しくは浄水場発生土は、含水率が40%以上60%以
下、更に望ましくは45%以上55%以下に調整され、
目開き5mmの篩を通過するものが50容量%以上90
容量%以下、目開き10mmの篩を通過し目開き5mm
の篩に残るものが10容量%以上50容量%以下の構成
を有する。乾熱法により脱水処理された浄水場発生土を
用いる場合は、該浄水場発生土の含水率は10%〜20
%であるが、そのまま混合した後、灌水により水分調整
して用いることができる。
【0008】本発明では、浄水場発生土に対して、植物
質資材を添加する。植物質資材はバーク堆肥、ピートモ
ス、粒径2mm以上のヤシガラ解砕物、モミガラの資材
のうち単独あるいは複数の資材を添加する。これらの植
物質資材を培地に添加することによって培地を膨軟化
し、容積重が軽く扱いやすくなるだけでなく、適度な保
水性及び透水性を有する培地を得ることができる。植物
質資材の添加量は本発明のシクラメン栽培用培地に対し
て30容量%以上50容量%以下となる量が望ましく、
さらに望ましくは35容量%以上45容量%以下となる
量である。本発明で用いるバーク堆肥は広葉樹あるいは
針葉樹の樹皮に鶏ふんや尿素などの窒素源を加えて長期
間醗酵腐熟させたもので、土壌改良資材として政令指定
されており、市販品であればいずれのものでも用いるこ
とができる。本発明で用いるバーク堆肥の粒径は、平均
径で12mm以下が望ましく、10mm以下のものがさ
らに望ましい。さらにバーク堆肥のC/N比が35以
下、全窒素含有量が1.0%以上1.4%以下、電気伝
導度が1.0dS/m以下のものが望ましい。バーク堆
肥を添加することで前述の効果の他、とくにバーク堆肥
中に含有する肥料成分が長期にわたり溶出して供給さ
れ、また含有する無機成分や腐植酸質の影響で化学的な
緩衝能が高まることにより良好な化学性を栽培期間中維
持することができる。本発明で用いるピートモスは保水
性の向上を目的とした土壌改良材として政令指定されて
おり、市販されているものであればいずれのものでもよ
い。ピートモスを添加することで、前述の効果のうちと
くに土壌の保水性が高い培地を得ることができる。用い
るピートモスの粒径は12mm以下が望ましく、10m
m以下のものがさらに望ましい。
【0009】本発明で用いるヤシガラ解砕物はヤシの果
肉部や木質部の組織を断裁して得られるもので、特公昭
63−52848号公報、特公平6−23号公報、特開
平1−312934号公報等に記載の方法によりヤシ解
砕物単独もしくは炭、肥料などを加えることによって、
保水性、透水性、保肥性のバランスのとれた植物育成培
地の資材として利用されており、また、主に保水性の改
善、保肥力の改善を目的とした土壌改良材として一般に
市販されている。ヤシガラ解砕物は断裁の程度により、
粉状の細かいものから直径3cm程度の粒径ものもがあ
る。本発明で用いるヤシガラ解砕物は粒径が平均径で2
mm以上であり、特に2mm以上12mm以下のものが
望ましい。粒径2mm未満のヤシガラ解砕物は保水性が
著しく高く、透水不良の原因となり好ましくない。ま
た、12mmを超えると培地内の物理性が不均一にな
り、また灌水等により混合したヤシガラ解砕物が分離し
好ましくない。上記のヤシガラ解砕物を培地に添加する
ことで、前述の効果以外にとくに培地の気相率が高く、
透水性が向上された培地を得ることができる。本発明で
用いるモミガラは米を脱穀した際に得られる否可食部の
繊維質資材を指す。モミガラは容易に崩れない構造を有
しているため、培地に添加することで、前述の効果のう
ちとくに培地の気相率が高く、透水性が向上された培地
を得ることができる。用いるモミガラは粉砕等の加工が
されておらず、形状がよく維持されたものが望ましい。
上記植物質資材が撥水性を有する場合、界面活性剤を本
発明の培地1立方メートル当たり50mlから100m
l添加することが望ましい。界面活性剤は物質間の界面
において、低濃度で表面張力の著しい低下を与えるもの
であり、土壌の水分保持力を向上させる効果がある。界
面活性剤としては非イオン界面活性剤が好ましい。
【0010】本発明では、浄水場発生土に対して、無機
質資材を添加する。本発明で用いる無機質資材は、粒径
2mm以上10mm以下の、ゼオライト、炭、バーミキ
ュライト、及びパーライトのうちから選ばれる少なくと
も一種の無機資材である。これらの無機質資材を培地に
添加することによって、適度な透水性と保水性を有する
培地を得ることができる。また、これらの無機質資材は
培地内で灌水による水の移動、根の伸長、微生物活動等
によってその構造や形状が崩れることがないため、培地
内の物理的環境を長期間維持するために効果があり、栽
培期間の長いシクラメンの栽培において重要な役割を担
う。本発明に添加する無機質資材の粒径は、いずれの資
材についても2mm以上10mm以下、好ましくは2m
m以上5mm以下である。粒径が2mm未満の無機質資
材であると、培地中の気相率の低下、透水性の悪化等の
問題があり好ましくない。また、粒径分布が10mmを
超える無機質資材であると気相率の過大、保水性の低
下、灌水等による混合した資材の分離などの問題があり
好ましくない。本発明で用いるゼオライトは、土壌改良
材として市販のものであればいずれのものでも良いが、
望ましくはクリノプチロライトが望ましい。ゼオライト
は主にアナルサイム、モルデナイト、クリノプチロライ
トの3種類があり、特にモルデナイトとクリノプチロラ
イトは陽イオン交換容量が高く、交換性陽イオン含量が
高くアンモニウムイオンを選択的に吸着する性質を持っ
ており、さらに砂質土壌等保水性の低い土壌において保
水性を高める働きがあることから農業用として広く使わ
れている。本発明で用いるゼオライトは、農業用として
優れた効果を持つクリノプチロライトが最も望ましい。
本発明では、ゼオライトを培地に添加することで、前述
の無機質資材の効果のうち、とくに培地の透水性が向上
され、また前述の無機質資材の効果以外にとくに化学性
を改良し、保肥力及び緩衝能が高い培地を得ることがで
きる。
【0011】本発明で用いる炭は、土壌改良材として市
販のものであればいずれのものでも良いが、炭の原料と
して木片、もみがら、食品汚泥等の植物質資材を炭化し
たものが用いられ、とくに木片を炭化した木炭、モミガ
ラを炭化した籾殻燻炭(pH6.0〜7.5に調整され
たもの)が望ましい。炭は通常植物質資材に分類される
ことが多いが、微生物によって分解されず、構造が灌水
等の栽培管理では容易に崩れることがないため、無機質
資材として機能する。本発明では、炭を培地に添加する
ことで、前述の無機質資材の効果のうちとくに培地の透
水性が向上され、また前述の無機質資材の効果以外にと
くに気相率が高い培地を得ることができる。また、炭に
含有される各種ミネラル等の微量成分を植物に供給する
ことができるため、化学性が長期にわたって維持された
培地を得ることができる。pHが高い場合は過リン酸石
灰を1kg/m3程度混合して用いる。本発明で用いら
れるバーミキュライトは、土壌改良材として市販のもの
であればいずれのものでも良い。バーミキュライトは蛭
石を高温で焼成したもので、多孔質の軽い資材である。
また、陽イオン交換容量が高い。このためバーミキュラ
イトを培地に添加することで、前述の無機質資材の効果
のうちとくに培地の保水性が向上され、また前述の無機
質資材の効果以外にとくに保肥力及び緩衝能が高い培地
を得ることができる。本発明で用いられるパーライト
は、真珠岩や黒曜石を粉砕して高温で焼成したもので、
孔隙率が高く、軽量である。本発明では、保水性、透水
性を高める土壌改良材として、市販のものであればいず
れのものでも良い。パーライトを培地に添加すること
で、前述の無機質資材の効果のうちとくに透水性が向上
され、また前述の無機質資材の効果以外に高い気相率を
有する培地を得ることができる。
【0012】本発明では、植物質資材と無機質資材の合
計量は、培地に対して40重量%以上であるのが好まし
い。また植物質資材の量は、無機質資材の量を上回って
いることが好ましい。
【0013】本発明では、肥料成分としてリン酸肥料を
添加する。 浄水場発生土は浄水処理の過程で添加され
るアルミニウム化合物の影響でリン酸吸収係数が高いた
め、リン酸肥料の添加量が少ないとリン酸欠乏を引き起
こす。また、リン酸添加量が多すぎると土壌中の塩類濃
度を高めて根に障害を及ぼしたり、リン酸肥料の副成分
であるカルシウムやマグネシウム等が過剰となり培地中
のミネラルバランスを損なう。とくにシクラメンは栽培
期間が長期にわたるため、持続的にリン酸成分を植物体
に供給することが必要である。このことから、シクラメ
ンの長期にわたる栽培期間中に肥効を持続し、栽培開始
時の培地のECを上げることなく、また、カルシウムや
マグネシウムが過剰でないリン酸肥料を使用することが
必要である。本発明ではシクラメンを長期間栽培するた
め、本発明のリン酸肥料の種類については、含有リン酸
成分のうち水溶性リン酸を除く、く溶性リン酸が50重
量%以上であるリン酸肥料を用いるのが望ましい。具体
的には熔燐、リンスター、重焼リン等が例示される。本
発明で添加するリン酸肥料の添加量は、得られる培地1
リットルあたりリン酸成分として1500mg以上40
00mg以下、好ましくは2000mg以上、3000
mg以下となる量が望ましい。リン酸以外の多量肥料成
分である窒素及び加里については、一般的にシクラメン
の栽培では培養液を灌液するためとくに添加する必要は
ない。とくに栽培初期の成育を促進したい場合、窒素肥
料を窒素成分で培地1リットルあたり50〜200m
g、加里肥料を加里成分で培地1リットルあたり50〜
100mg添加するとよい。
【0014】本発明のシクラメン栽培用培地は、予め5
mm及び10mmで篩別した浄水場発生土に、植物質資
材、無機質資材及びリン酸肥料を添加し、混合後、更に
10mmで篩別することによって好ましく製造される。
本発明のシクラメン栽培用培地は、好ましくは工業用水
から発生する浄水場発生土に植物質資材、無機質資材及
びリン酸肥料を添加した後に篩別しシクラメンの栽培に
好適な物理・化学性に加工されて得ることができるもの
であり、とくに5〜7号鉢での栽培に使用するのに好ま
しい。さらに、本発明のシクラメン栽培用培地は、頭上
給水法による灌水を行う栽培に使用するのに適してい
る。
【0015】
【実施例】次に実施例に基づいて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって何等制限さ
れるものではない。
【0016】実施例1浄水ケーキの含水率と粒径の違いが培地の透水性に及ぼ
す影響 (1) 方法 含水率と粒径が異なる浄水場発生土、植物質資材、無機
質資材を表1のような容量比で混合した。浄水場発生土
は、含水率の異なるものを5mmと10mmで篩別しそ
の混合割合を変えることで、培地の透水性に影響がある
かどうかを調べるために表2に示した試験区を設けた。
混合した供試培地はポリ袋内で24時間放置したのち、
透水性の測定を行った。透水性の測定は、まず底がメッ
シュ状になった直径12cm、高さ10cmの円筒に供
試培地を600ml充填した。充填の際は円筒を高さ3
cmから3回落として培地を詰めた。土壌を充填した円
筒は底から飽水させた。水300mlを培地の表面が著
しく攪乱しないように灌水し、培地表面から水が完全に
浸透するまでの時間を測定した。同一の円筒に灌水を1
0回繰り返し、各灌水時に水が完全に浸透するまでの時
間を調査した。この方法により、頭上給水を繰り返した
ときの物理性の悪化程度を推定した。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】(2) 結果 得られた結果を表3に示した。灌水を連続して行うと徐
々に土壌孔隙が微細な粒子によって埋められ、その結果
透水性が低下した。浄水場発生土の含水率が35%と低
い場合、粒径が細かい区では著しく透水性が悪くなっ
た。反対に粒径が荒い区では著しく透水性が良くなり過
ぎ、十分な保水性が得られなくなった。含水率が45、
55%では著しい透水性の低下はみられなかったが、6
5%では粒径の程度に関わらず透水性が悪くなった。以
上の結果から、含水率が45〜55%の浄水場発生土を
用いることによって、頭上給水による灌水を連続したと
きに発生する透水性の低下が少なくなる傾向がみられ、
栽培中の物理性の著しい悪化を抑制する可能性が示唆さ
れた。
【0020】
【表3】
【0021】実施例2植物質資材と、無機質資材の混合割合が培地に及ぼす影
(1) 方法 浄水場発生土、植物質資材、無機質資材を表4のような
容量比で混合し、試験区を設けた。浄水場発生土は千葉
県佐倉浄水場(工業用水)から発生したものを10mm
で篩別したものを用いた。含水率は56.7%であっ
た。植物質資材はバーク堆肥、ピートモス、もみがらを
容量比7:2:1で混合したもの、無機質資材はいずれ
も粒径2〜5mmに分布するパーライト、ゼオライト、
木炭を容量比で5:2:3で混合したものを供試した。
混合して得られた供試培地について土壌の物理・化学性
の調査を行った。透水性については、実施例1と同様の
方法で行った。10回灌水後の培地を試料円筒に採取
し、土壌の三相分布を測定し、残ったサンプルから資材
の分離程度を観察した。また、風乾試料を粉砕し、培地
の電気伝導度(EC)、全窒素含有量、腐植含有量を測
定した。
【0022】
【表4】
【0023】(2) 結果 得られた結果を表5に示した。浄水場発生土に対して植
物質資材だけを混合した区は透水性がやや悪くなった
が、無機質資材を5容量%以上混合することで改善され
た。灌水後の培地の気相率についても植物質資材だけを
混合した区で低かったが、無機質資材を5容量%以上混
合することで改善された。しかし、無機質資材が多いほ
ど資材の分離が観察された。これは比重の軽いパーライ
トが灌水によって浮き上がることに起因すると思われ
た。供試培地の化学性については、植物質資材の添加量
が多いほどEC、全窒素が高い傾向がみられ、肥料成分
が多いと考えられる。また、腐植含有量については植物
質資材の割合が多いほど高くなる傾向がみられ、土壌の
緩衝能が高いことが示唆された。以上の結果から、浄水
場発生土50容量%と、植物質資材と無機質資材で構成
される資材50容量%で混合する場合、無機質資材を5
〜20容量%混合することで、培地の物理性、化学性を
良好に保つことができる可能性が示唆された。
【0024】
【表5】
【0025】実施例3浄水場発生土の粒径の違いが培地の物理性に及ぼす影響 (1) 方法 浄水場発生土は、千葉県佐倉浄水場(工業用水)から発
生したものを5mmと10mmで篩別しその混合割合を
変えることで、表6に示した試験区を設けた。含水率は
56.0%であった。資材の混合割合は、混合して得ら
れる供試培地のうち、浄水場発生土、バーク堆肥、ピー
トモス、パーライト(粒径2−4mm)を50、30、
10、10容量%となるように行った。混合して得られ
た供試培地について土壌の物理・化学性の調査を行っ
た。透水性については、実施例1と同様の方法で行っ
た。10回灌水後の培地を試料円筒に採取し、土壌の三
相分布、湿潤時比重等を測定した。
【0026】
【表6】
【0027】(2) 結果 得られた結果を表7に示した。試験区1の粒径0〜5m
m未満のみの浄水場発生土を添加した区では、透水性が
著しく悪く、また、気相率が低かった。粒径5mm以上
〜10mmの割合が高くなるほど透水性が良くなり、気
相率が上昇する傾向がみられたが、試験区5の粒径5m
m以上〜10mm未満のみの浄水場発生土を添加した区
では、透水性が良すぎる傾向がみられ、保水性不足、土
壌中の肥料成分等の流亡が懸念された。以上の結果か
ら、試験区2、3、4がシクラメン用の培地として適当
と思われた。
【0028】
【表7】
【0029】実施例4浄水場発生土に混合する資材の違いが培地の物理性に及
ぼす影響 (1) 方法 浄水場発生土、植物質資材、無機質資材を表8のような
容量比で混合し、試験区を設けた。浄水場発生土は千葉
県佐倉浄水場(工業用水)から発生したものを5mmと
10mmで篩別したものを、その割合が0〜5mm未
満、5mm以上〜10mm未満のそれぞれ、7:3にな
るように混合したものを用いた。含水率は55.2%で
あった。混合して得られた供試培地について土壌の物理
・化学性の調査を行った。透水性については、実施例1
と同様の方法で行った。10回灌水後の培地を試料円筒
に採取し、土壌の三相分布、湿潤時比重等を測定した。
【0030】
【表8】
【0031】(2) 結果 得られた結果を表9に示した。無機質資材としてパーラ
イト、ゼオライト、籾殻燻炭、バーミキュライトのいず
れも粒径2mm以下のものを10容量%混合すると著し
く透水性が悪くなり、また、気相率が低くなった。これ
に対して粒径2mm以上の無機質資材では透水性が改善
され、気相率も高くなった。しかし、粒径が5〜10m
mと大きなパーライトを混合した区では、透水性が良す
ぎ、保水性不足、土壌中の肥料成分等の流亡が懸念さ
れ、また、観察の結果灌水によってパーライトが分離す
る傾向がみられた。また、植物質資材にヤシ解砕物及び
もみがらを混合した区では、粒径2mm以上の資材を混
合することによって、透水性が良好となり、気相率が高
くなった。しかし、粒径0〜2mm未満のヤシガラ解砕
物を添加した区では著しく透水性が悪くなり、また、気
相率が低くなった。
【0032】
【表9】
【0033】実施例5浄水場発生土の粒径分布と混合割合がシクラメンの成育
等に及ぼす影響 (1) 方法 供試品種はパステル系シクラメンを用いた。播種は19
97年12月20日、1998年3月20日に3号鉢へ
鉢上げし、6月初旬に供試培地を充填した5号鉢に鉢替
えし、栽培試験を開始した。試験区は表10に示したよ
うに最終的に得られた培地に対する浄水場発生土の混合
を50容量%、30容量%の2水準、浄水場発生土の粒
径分布を3水準を組み合わせて6試験区とした。浄水場
発生土は工業用水道である千葉県佐倉浄水場から発生し
たものを用いた。これらの培地の浄水場発生土を含めた
組成を表11に示した。また、浄水場発生土の3水準の
粒径分布は表12に示した。本試験では、さらに比較対
照として一般的に生産者で利用されている培地を供し
た。この培地は堆積土(赤土:腐葉土:牛糞等量をサン
ドイッチ状に堆積し、野ざらし状態で一年経過した土3
0容量%、黒ボク下層土(赤土)20容量%、ピートモ
ス30容量%、腐葉土(クヌギ)20容量%の割合で混
合したものである。すべての培地は、70℃で蒸気消毒
を行ない、試験に供した。試験は1区30株とし、合計
210株で試験を行った。試験は千葉県農業試験場内ガ
ラス温室内で行い、灌水は頭上給水である手灌水方式で
行った。その他の栽培管理は慣行法によって行った。供
試培地について、試験開始時と試験終了時に化学分析を
行った。参考として、試験開始時に、栽培試験と同様の
原料組成の培地に、重焼リンでなく、リンスター(保証
成分 く溶性リン酸30%、水溶性リン酸8%)、熔燐
(保証成分く溶性リン酸20%)、過燐酸石灰(保証成
分 可溶性リン酸20%、水溶性リン酸17%)を混合
したものについて、化学分析を行った。
【0034】
【表10】
【0035】
【表11】
【0036】
【表12】
【0037】(2) 結果 得られた結果は表13〜16に示した。表13に示した
結果から明らかなように、地上部重は統計的には有意差
はみられなかったが、浄水場発生土の割合が多い区、さ
らに粒径が細かい区で大きくなる傾向がみられ、葉枚数
は浄水場発生土の割合が多い区、さらに粒径が細かい区
で有意に多くなった。葉長、葉幅は粒径が細かい区で有
意に小さくなった。以上の結果から、浄水場発生土の添
加量が50%、粒径が細かい区において、小さい葉が多
いというシクラメンの品質が高いことの指標である裏付
けとなる結果が得られた。表14に示した結果から明ら
かなように、比較対照培地と比べると、葉長、開花数、
蕾数等の成育データには概ね統計的な有意差はみられ
ず、葉柄長についてはいずれの試験区においても比較対
照培地に比べて有意に小さくなった。これはシクラメン
の植物体が徒長していないことを示し、高品質の裏付け
となる結果である。以上の結果から、浄水場発生土の割
合が50%、浄水場発生土の粒径が中粒〜細粒である培
地において、通常シクラメンの生産者が用いている培地
と同様以上の成績が得られ、シクラメン生産用として利
用可能と思われた。
【0038】また、表14及び16に示した化学分析の
結果から、含有リン酸成分のうち水溶性リン酸を除くく
溶性リン酸が50重量%以上である重焼リン、リンスタ
ー、熔燐については、栽培開始時は有効態リン酸も低め
であったが、栽培終了時について測定した重焼リンにつ
いては比較対照培地と同等程度であり、リン酸肥料がシ
クラメンの栽培期間を通じて持続的に可給化したことが
示唆された。また、表15に示した結果から明らかなよ
うに、培地中の交換性加里、石灰、苦土の含有量も栽培
開始時、終了時とも比較対照培地に対して著しい違いは
みられず、これらの成分についてバランスの著しい崩れ
もなかったものと思われる。さらに、試験開始時のEC
について、表14及び表16に示したように、1.0d
S/m以下であり、問題なかった。これに対して、水溶
性リン酸の割合が高い過燐酸石灰を添加した培地では表
16に示したように試験開始時のECが著しく高くな
り、シクラメン用培地として好ましくなかった。
【0039】
【表13】
【0040】
【表14】
【0041】
【表15】
【0042】
【表16】
【0043】
【発明の効果】以上の結果から判るように、本発明の培
地は慣行培地に比べ、シクラメンの成育について遜色の
ない結果が得られ、また、一部の品質について良好な結
果が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武井 譲二 千葉県千葉市中央区長洲1丁目9番1号 千葉県企業庁内 (72)発明者 岩間 清内 千葉県千葉市中央区長洲1丁目9番1号 千葉県企業庁内 (72)発明者 佐藤 裕隆 大阪府大阪市中央区北浜4丁目7番28号 住友林業株式会社内 (72)発明者 小堀 英和 大阪府大阪市中央区北浜4丁目7番28号 住友林業株式会社内 (72)発明者 角田 真一 大阪府大阪市中央区北浜4丁目7番28号 住友林業株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−88137(JP,A) 中野 直 他,浄水ケーキの農業利用 に関する研究,三重県農業技術センター 研究報告,1998,日本,No.16,p. 11−20 村田 博 他,浄水場発生土の園芸培 養土としての利用,工業用水,1998,日 本,No.472,p.14−24 三重県農業技術センター研究報告、 [16](1988)p.11−20 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 1/00 303 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 得られる培地に対して40容量%以上6
    0容量%以下となる量の浄水場発生土に、植物質資材、
    無機質資材及びリン酸肥料を添加して得られるシクラメ
    ン栽培用培地であって、 浄水場発生土として、工業用水用の浄水場処理過程から
    発生する浄水場発生土であって、その含水率が40%以
    上60%以下で、その構成は粒径が目開き5mmの篩を
    通過するものが50容量%以上90容量%以下、目開き
    10mmの篩を通過し目開き5mmの篩に残るものが1
    0容量%以上50容量%以下で構成される浄水場発生土
    を用い、 無機質資材として、粒径2mm以上10mm以下のゼオ
    ライト、炭、バーミキュライト、及びパーライトのうち
    から選ばれる少なくとも一種の無機質資材を用い、 リン酸肥料として、含有リン酸成分のうち水溶性リン酸
    を除くく溶性リン酸が50容量%以上であるリン酸肥料
    を用いて、得られる培地1リットル当たりリン酸成分と
    して1500mg以上4000mg以下となる量で添加
    する、 シクラメン栽培用培地。
  2. 【請求項2】 植物質資材を培地に対して30容量%以
    上50容量%以下、及び無機質資材を培地に対して5容
    量%以上20容量%以下の量でその合計が40容量%以
    上含有する請求項1記載のシクラメン栽培用培地。
  3. 【請求項3】 植物質資材がピートモス、バーク堆肥、
    粒径2mm以上のヤシガラ解砕物、及びモミガラのうち
    から選ばれる少なくとも一種の植物質資材である請求項
    1または2に記載のシクラメン栽培用培地。
  4. 【請求項4】 頭上給水法を用いて栽培されるシクラメ
    ンの栽培用である請求項1から3のいずれかに記載のシ
    クラメン栽培用培地。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
三重県農業技術センター研究報告、[16](1988)p.11−20
中野 直 他,浄水ケーキの農業利用に関する研究,三重県農業技術センター研究報告,1998,日本,No.16,p.11−20
村田 博 他,浄水場発生土の園芸培養土としての利用,工業用水,1998,日本,No.472,p.14−24

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