JP3302205B2 - インクジェット式プリンタ - Google Patents
インクジェット式プリンタInfo
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- JP3302205B2 JP3302205B2 JP29864594A JP29864594A JP3302205B2 JP 3302205 B2 JP3302205 B2 JP 3302205B2 JP 29864594 A JP29864594 A JP 29864594A JP 29864594 A JP29864594 A JP 29864594A JP 3302205 B2 JP3302205 B2 JP 3302205B2
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- discharging
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット式印字
手段によってインク画像を形成するインクジェット式プ
リンタに関し、特にインクジェット式プリンタに備えら
れるシート排出装置に関する。
手段によってインク画像を形成するインクジェット式プ
リンタに関し、特にインクジェット式プリンタに備えら
れるシート排出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】給送されたシートに画像を形成する画像
形成装置の中には、インクジェット式印字手段によって
インク画像を形成するものがある。
形成装置の中には、インクジェット式印字手段によって
インク画像を形成するものがある。
【０００３】その代表的なものとしてインクジェット式
プリンタが知られている。
プリンタが知られている。
【０００４】図３に、従来例のインクジェット式プリン
タの主要部の構成を示す。
タの主要部の構成を示す。
【０００５】印字部へ給送される複数枚のシートＳはシ
ート積載台１上に積載されている。シート積載台１は後
端側の支軸（不図示）を中心として上下の方向に回動可
能になっていると共に、先端側が押上げばね（コイルば
ね）２によって押し上げられている。この押上げばね２
による押し上げによって、シート積載台１上の最上位の
シートＳは給紙ローラ３に所定圧で接触している。
ート積載台１上に積載されている。シート積載台１は後
端側の支軸（不図示）を中心として上下の方向に回動可
能になっていると共に、先端側が押上げばね（コイルば
ね）２によって押し上げられている。この押上げばね２
による押し上げによって、シート積載台１上の最上位の
シートＳは給紙ローラ３に所定圧で接触している。
【０００６】給紙ローラ３が時計回り方向に回転するこ
とにより、シート積載台１上に積載されているシートＳ
は最上位のシートＳから順に繰り出されて印字部へと送
られる。この際、繰り出されたシートＳは、湾曲ガイド
４に沿って移動し、反転して印字台５上へ向かう。
とにより、シート積載台１上に積載されているシートＳ
は最上位のシートＳから順に繰り出されて印字部へと送
られる。この際、繰り出されたシートＳは、湾曲ガイド
４に沿って移動し、反転して印字台５上へ向かう。
【０００７】印字台５上に到達したシートＳには印字カ
ートリッジ６による所定のインク画像の印字が行われ
る。そして、印字台５上を通過した印字済みシートＳ
（Ｓ２）は排出ローラ７と拍車８とによって排紙台９
Ａ，９Ｂ上へ排出される。
ートリッジ６による所定のインク画像の印字が行われ
る。そして、印字台５上を通過した印字済みシートＳ
（Ｓ２）は排出ローラ７と拍車８とによって排紙台９
Ａ，９Ｂ上へ排出される。
【０００８】この場合、排出ローラ７と拍車８のニップ
を通過した印字済みシートＳ（Ｓ２）を直ちに排紙台９
Ａ，９Ｂ上に排出せずに、距離Ｌを有しているシートガ
イド面１０上を移動させた後に、排紙台９Ａ，９Ｂ上に
排出するようにしている。この距離Ｌは、排出ローラ７
と拍車８のニップを通過した印字済みシートＳ（Ｓ２）
が、すでに排紙台９Ａ，９Ｂ上に積載されている印字済
みシートＳ（Ｓ１）に接触するまでの時間を長引かせ
て、半乾き（未定着）のインク画像を擦らないようにす
るための方策である。
を通過した印字済みシートＳ（Ｓ２）を直ちに排紙台９
Ａ，９Ｂ上に排出せずに、距離Ｌを有しているシートガ
イド面１０上を移動させた後に、排紙台９Ａ，９Ｂ上に
排出するようにしている。この距離Ｌは、排出ローラ７
と拍車８のニップを通過した印字済みシートＳ（Ｓ２）
が、すでに排紙台９Ａ，９Ｂ上に積載されている印字済
みシートＳ（Ｓ１）に接触するまでの時間を長引かせ
て、半乾き（未定着）のインク画像を擦らないようにす
るための方策である。
【０００９】なお、排出ローラ７には給紙ローラ３の駆
動がギヤ１１を介して伝えられている。また、拍車８は
排出ローラ７に所定圧で接触して従動回転する。
動がギヤ１１を介して伝えられている。また、拍車８は
排出ローラ７に所定圧で接触して従動回転する。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
インクジェット式プリンタにおいては、印字済みシート
Ｓが腰の力の強いシートの場合には有効であるが、印字
済みシートＳが腰の力の弱いシートの場合には、距離Ｌ
を有しているシートガイド面１０を設けた効果が得られ
ず、排紙台９Ａ，９Ｂ上へ排出される印字済みシートＳ
（Ｓ２）がすでに排紙台９Ａ，９Ｂ上に積載されている
印字済みシートＳ（Ｓ１）の半乾きのインク画像を擦っ
てしまう不具合が生ずる。
インクジェット式プリンタにおいては、印字済みシート
Ｓが腰の力の強いシートの場合には有効であるが、印字
済みシートＳが腰の力の弱いシートの場合には、距離Ｌ
を有しているシートガイド面１０を設けた効果が得られ
ず、排紙台９Ａ，９Ｂ上へ排出される印字済みシートＳ
（Ｓ２）がすでに排紙台９Ａ，９Ｂ上に積載されている
印字済みシートＳ（Ｓ１）の半乾きのインク画像を擦っ
てしまう不具合が生ずる。
【００１１】すなわち、腰の力の強い印字済みシートＳ
（Ｓ２）はシートガイド１０上を通過してもシート先端
がシートガイド面１０の後端から所定の長さ突出するま
では腰の力で折れ曲がらずに略水平状態を維持するが、
腰の力の弱い印字済みシートＳ（Ｓ２）の場合には、腰
の力で水平状態を維持することができないので、シート
ガイド面１０上を通過すると、図示のように直ぐに垂れ
てしまう。従って、すでに排紙台９Ａ，９Ｂ上に積載さ
れている印字済みシートＳ（Ｓ１）の半乾きのインク画
像を擦りながら排紙台９Ａ，９Ｂ上に排出されるように
なる。
（Ｓ２）はシートガイド１０上を通過してもシート先端
がシートガイド面１０の後端から所定の長さ突出するま
では腰の力で折れ曲がらずに略水平状態を維持するが、
腰の力の弱い印字済みシートＳ（Ｓ２）の場合には、腰
の力で水平状態を維持することができないので、シート
ガイド面１０上を通過すると、図示のように直ぐに垂れ
てしまう。従って、すでに排紙台９Ａ，９Ｂ上に積載さ
れている印字済みシートＳ（Ｓ１）の半乾きのインク画
像を擦りながら排紙台９Ａ，９Ｂ上に排出されるように
なる。
【００１２】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、シート排出手段によって排出されてい
る腰の力の弱い画像形成済みシートがすでに排紙積載手
段上に積載されている画像形成済みシートに接触するま
での時間を長引かせて、排紙積載手段上の画像形成済み
シートの半乾きのインク画像を擦ることのないようにし
たシート排出装置を提供することを目的とする。
なされたもので、シート排出手段によって排出されてい
る腰の力の弱い画像形成済みシートがすでに排紙積載手
段上に積載されている画像形成済みシートに接触するま
での時間を長引かせて、排紙積載手段上の画像形成済み
シートの半乾きのインク画像を擦ることのないようにし
たシート排出装置を提供することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像形成済み
シートを排出するシート排出手段と、前記シート排出手
段によって排出された画像形成済みシートを積載する排
紙積載手段と、を具備しているシート排出装置に係る。
シートを排出するシート排出手段と、前記シート排出手
段によって排出された画像形成済みシートを積載する排
紙積載手段と、を具備しているシート排出装置に係る。
【００１４】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、インクジェット式印字手段によって画像形成された
シートをシート排出手段によって排出するインクジェッ
ト式プリンタにおいて、前記シート排出手段を通過した
画像形成済みシートの、排出方向に対して直交する方向
の両側部を所定高さまで持ち上げるシート持上げ手段
と、前記シート持上げ手段を、前記所定高さより低い位
置と前記所定高さとの間を移動させる移動手段と、を有
したことを特徴とする。
め、インクジェット式印字手段によって画像形成された
シートをシート排出手段によって排出するインクジェッ
ト式プリンタにおいて、前記シート排出手段を通過した
画像形成済みシートの、排出方向に対して直交する方向
の両側部を所定高さまで持ち上げるシート持上げ手段
と、前記シート持上げ手段を、前記所定高さより低い位
置と前記所定高さとの間を移動させる移動手段と、を有
したことを特徴とする。
【００１５】
【作用】上記構成とした本発明のシート排出装置によれ
ば、シート排出手段を通過した画像形成済みシートは排
出方向に対して直交する方向の両側部がシート持上げ手
段によって所定高さに持ち上げられた状態で排紙積載手
段上へ向かう。
ば、シート排出手段を通過した画像形成済みシートは排
出方向に対して直交する方向の両側部がシート持上げ手
段によって所定高さに持ち上げられた状態で排紙積載手
段上へ向かう。
【００１６】このように、画像形成済みシートは排出方
向に対して直交する方向の両側部が所定高さに持ち上げ
られると、シートの幅方向断面は平面形状から曲面形状
に変わるので、腰の力が強められた状態になる。従っ
て、腰の力の弱い画像形成済みシートでもシート排出手
段を通過した時点で腰の力が強くなり、直ぐに折れ曲が
ってしまうことがなくなる。
向に対して直交する方向の両側部が所定高さに持ち上げ
られると、シートの幅方向断面は平面形状から曲面形状
に変わるので、腰の力が強められた状態になる。従っ
て、腰の力の弱い画像形成済みシートでもシート排出手
段を通過した時点で腰の力が強くなり、直ぐに折れ曲が
ってしまうことがなくなる。
【００１７】これにより、シート排出手段によって排出
されている腰の力の弱い画像形成済みシートがすでに排
紙積載手段上に積載されている画像形成済みシートＳに
接触するまでの時間が長引き、排紙積載手段上の画像形
成済みシートの半乾きのインク画像を擦らないようにな
る。
されている腰の力の弱い画像形成済みシートがすでに排
紙積載手段上に積載されている画像形成済みシートＳに
接触するまでの時間が長引き、排紙積載手段上の画像形
成済みシートの半乾きのインク画像を擦らないようにな
る。
【００１８】
【００１９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【００２０】図１(a) は本発明のシート排出装置を備え
たインクジェット式プリンタ（画像形成装置）の主要部
の構成を示す縦断側面図であり、図１(b) は本発明のシ
ート排出装置の構成を示す斜視図である。
たインクジェット式プリンタ（画像形成装置）の主要部
の構成を示す縦断側面図であり、図１(b) は本発明のシ
ート排出装置の構成を示す斜視図である。
【００２１】なお、本プリンタ（並びにシート排出装
置）を説明するに当たり、上記従来例のプリンタと同一
の部材等には同一符号を付すと共に、構成的かつ機能的
に変わらないものについては、その説明を省略する。
置）を説明するに当たり、上記従来例のプリンタと同一
の部材等には同一符号を付すと共に、構成的かつ機能的
に変わらないものについては、その説明を省略する。
【００２２】本プリンタのシート排出装置３０において
は、排出ローラ７と拍車８のニップを通過した印字済み
シートＳ（Ｓ２）の、排出方向に対して直交する方向の
両側部を所定高さに持ち上げる左右のシート持上げ装置
１２Ａ，１２Ｂがシートガイド面１０に設置されてい
る。
は、排出ローラ７と拍車８のニップを通過した印字済み
シートＳ（Ｓ２）の、排出方向に対して直交する方向の
両側部を所定高さに持ち上げる左右のシート持上げ装置
１２Ａ，１２Ｂがシートガイド面１０に設置されてい
る。
【００２３】左右のシート持上げ装置１２Ａ，１２Ｂ
は、図１(c) に示すように、シートガイド面１０に形成
されているスリット１３部分に一端の支軸１４を中心と
して上下の方向（矢印方向）に回動可能に取り付けられ
ている突起部材（シート持上げ手段）１５Ａ，１５Ｂ
と、シートガイド面１０下に回転可能に設置されている
楕円形状のカム部材１６Ａ，１６Ｂ（一方は図示せず）
等を備えて構成されている。
は、図１(c) に示すように、シートガイド面１０に形成
されているスリット１３部分に一端の支軸１４を中心と
して上下の方向（矢印方向）に回動可能に取り付けられ
ている突起部材（シート持上げ手段）１５Ａ，１５Ｂ
と、シートガイド面１０下に回転可能に設置されている
楕円形状のカム部材１６Ａ，１６Ｂ（一方は図示せず）
等を備えて構成されている。
【００２４】突起部材１５Ａ，１５Ｂは、支軸１４を中
心として回動する際、他端の円弧状穴１７に嵌め込まれ
ているガイドピン１８にガイドされて回動する。また、
この突起部材１５Ａ，１５Ｂは自重によって常にカム部
材１６Ａ，１６Ｂに当接している。
心として回動する際、他端の円弧状穴１７に嵌め込まれ
ているガイドピン１８にガイドされて回動する。また、
この突起部材１５Ａ，１５Ｂは自重によって常にカム部
材１６Ａ，１６Ｂに当接している。
【００２５】カム部材１６Ａ，１６Ｂのカム軸１９はプ
リンタ本体（不図示）に対して回転可能に取り付けられ
ている。そして、このカム軸１９の一端には駆動手段と
してのステップモータＭ１（図１(a) 参照）が接続され
ている。
リンタ本体（不図示）に対して回転可能に取り付けられ
ている。そして、このカム軸１９の一端には駆動手段と
してのステップモータＭ１（図１(a) 参照）が接続され
ている。
【００２６】カム部材１６Ａ，１６Ｂは２つのセット位
置ａ，ｂに選択的にセットされる。カム部材１６Ａ，１
６Ｂをセット位置ａにセットすると、突起部材１５Ａ，
１５Ｂはカム部材１６Ａ，１６Ｂに押し上げられて実線
図示のようにシートガイド面１０上に突出する。また、
カム部材１６Ａ，１６Ｂをセット位置ｂにセットする
と、突起部材１５Ａ，１５Ｂは自重によりカム部材１６
Ａ，１６Ｂに追従して想像線図示のようにシートガイド
面１０下に沈んで待機状態になる。
置ａ，ｂに選択的にセットされる。カム部材１６Ａ，１
６Ｂをセット位置ａにセットすると、突起部材１５Ａ，
１５Ｂはカム部材１６Ａ，１６Ｂに押し上げられて実線
図示のようにシートガイド面１０上に突出する。また、
カム部材１６Ａ，１６Ｂをセット位置ｂにセットする
と、突起部材１５Ａ，１５Ｂは自重によりカム部材１６
Ａ，１６Ｂに追従して想像線図示のようにシートガイド
面１０下に沈んで待機状態になる。
【００２７】上述のように、カム部材１６Ａ，１６Ｂが
セット位置ａにセットされて突起部材１５Ａ，１５Ｂが
シートガイド面１０上に突出した状態がシート持上げ装
置１２Ａ，１２Ｂのシート持上げ姿勢である。このよう
にシート持上げ装置１２Ａ，１２Ｂをシート持上げ姿勢
にするか否かは、オペレータが、本プリンタに使用する
シートの種類等によって決定する。
セット位置ａにセットされて突起部材１５Ａ，１５Ｂが
シートガイド面１０上に突出した状態がシート持上げ装
置１２Ａ，１２Ｂのシート持上げ姿勢である。このよう
にシート持上げ装置１２Ａ，１２Ｂをシート持上げ姿勢
にするか否かは、オペレータが、本プリンタに使用する
シートの種類等によって決定する。
【００２８】一般的に、腰の力の弱いシート（例えば、
薄紙、普通紙等）を使用する場合にはシート持上げ装置
１２Ａ，１２Ｂをシート持上げ姿勢にし、腰の力の強い
シート（例えば、ＯＨＰ、厚紙等）を使用する場合には
シート持上げ装置１２Ａ，１２Ｂをシート持上げ姿勢に
しない。
薄紙、普通紙等）を使用する場合にはシート持上げ装置
１２Ａ，１２Ｂをシート持上げ姿勢にし、腰の力の強い
シート（例えば、ＯＨＰ、厚紙等）を使用する場合には
シート持上げ装置１２Ａ，１２Ｂをシート持上げ姿勢に
しない。
【００２９】ここでは、シート持上げ装置１２Ａ，１２
Ｂをシート持上げ姿勢にして印字済みシートＳを排出す
ることをスミア対策という。オペレータは印字済みシー
トＳをスミア対策モードで排出させる場合には、プリン
タ本体の操作部に備えられているスミア対策モード指定
キー２０を押す。このようにして、キー２０からスミア
対策モードが入力されると、プリンタ本体全体の動作を
制御するＣＰＵ２１は、カム部材１６Ａ，１６Ｂがセッ
ト位置ａにセットされるようにステップモータＭ１の駆
動を制御する。また、ＣＰＵ２１は設定枚数分の印字済
みシートＳの排出が完了すると、ステップモータＭ１を
駆動制御して、カム部材１６Ａ，１６Ｂをセット位置ｂ
にセットし、スミア対策なしモードに設定する。
Ｂをシート持上げ姿勢にして印字済みシートＳを排出す
ることをスミア対策という。オペレータは印字済みシー
トＳをスミア対策モードで排出させる場合には、プリン
タ本体の操作部に備えられているスミア対策モード指定
キー２０を押す。このようにして、キー２０からスミア
対策モードが入力されると、プリンタ本体全体の動作を
制御するＣＰＵ２１は、カム部材１６Ａ，１６Ｂがセッ
ト位置ａにセットされるようにステップモータＭ１の駆
動を制御する。また、ＣＰＵ２１は設定枚数分の印字済
みシートＳの排出が完了すると、ステップモータＭ１を
駆動制御して、カム部材１６Ａ，１６Ｂをセット位置ｂ
にセットし、スミア対策なしモードに設定する。
【００３０】図２に、ＣＰＵ２１における制御動作例を
示す。
示す。
【００３１】プリンタ本体の電源オンでスミア対策なし
モードを設定する（Ｓ１）。次に、オペレータがスミア
対策を採用したか否かをチェックして（Ｓ２）、スミア
対策が採用されない場合（キー２０がオフ）には、スミ
ア対策なしモードにより印字済みシートＳの排出を行う
（Ｓ３）。そして、設定枚数分の印字済みシートＳの排
出が完了したか否かをチェックして（Ｓ４）、完了した
ならばＳ１に戻る。
モードを設定する（Ｓ１）。次に、オペレータがスミア
対策を採用したか否かをチェックして（Ｓ２）、スミア
対策が採用されない場合（キー２０がオフ）には、スミ
ア対策なしモードにより印字済みシートＳの排出を行う
（Ｓ３）。そして、設定枚数分の印字済みシートＳの排
出が完了したか否かをチェックして（Ｓ４）、完了した
ならばＳ１に戻る。
【００３２】一方、オペレータによりスミア対策が採用
された場合（キー２０がオン）には、スミア対策モード
に設定して（Ｓ５）、スミア対策モードにより印字済み
シートＳの排出を行う（Ｓ６）。そして、設定枚数分の
印字済みシートＳの排出が完了したか否かをチェックし
て（Ｓ７）、完了したならばＳ１に戻る。
された場合（キー２０がオン）には、スミア対策モード
に設定して（Ｓ５）、スミア対策モードにより印字済み
シートＳの排出を行う（Ｓ６）。そして、設定枚数分の
印字済みシートＳの排出が完了したか否かをチェックし
て（Ｓ７）、完了したならばＳ１に戻る。
【００３３】次に、図１(a) ，(b) を参照して、印字済
みシートＳがスミア対策モードで排出される場合の作用
を説明する。
みシートＳがスミア対策モードで排出される場合の作用
を説明する。
【００３４】印字カートリッジ６によって所定のインク
画像の印字を終えた印字済みシートＳ（Ｓ２）は排出ロ
ーラ７と拍車８のニップを通過すると、排出方向に対し
て直交する方向の両側部を所定高さに持ち上げる左右の
突起部材１５Ａ，１５Ｂ上を通って排紙積載台９Ａ，９
Ｂ上へ向かう。
画像の印字を終えた印字済みシートＳ（Ｓ２）は排出ロ
ーラ７と拍車８のニップを通過すると、排出方向に対し
て直交する方向の両側部を所定高さに持ち上げる左右の
突起部材１５Ａ，１５Ｂ上を通って排紙積載台９Ａ，９
Ｂ上へ向かう。
【００３５】この際、両側部を左右の突起部材１５Ａ，
１５Ｂによって持ち上げられている印字済みシートＳ
（Ｓ２）の中央部はシートガイド面１０上を移動してい
るので、印字済みシートＳ（Ｓ２）の排出方向に対して
直交する方向、すなわち幅方向の断面形状は平面形状か
ら曲面形状に変化している。このため、排出ローラ７と
拍車８のニップを通過した印字済みシートＳ（Ｓ２）の
腰の力（剛性）は強くなっており、シートガイド面１０
の後端から所定の長さ突き出すまでは折れ曲がらなくな
る。従って、排出されている印字済みシートＳ（Ｓ２）
がすでに排紙積載台９Ａ，９Ｂ上に積載されている印字
済みシートＳ（Ｓ１）に接触するまでの時間が長引く。
１５Ｂによって持ち上げられている印字済みシートＳ
（Ｓ２）の中央部はシートガイド面１０上を移動してい
るので、印字済みシートＳ（Ｓ２）の排出方向に対して
直交する方向、すなわち幅方向の断面形状は平面形状か
ら曲面形状に変化している。このため、排出ローラ７と
拍車８のニップを通過した印字済みシートＳ（Ｓ２）の
腰の力（剛性）は強くなっており、シートガイド面１０
の後端から所定の長さ突き出すまでは折れ曲がらなくな
る。従って、排出されている印字済みシートＳ（Ｓ２）
がすでに排紙積載台９Ａ，９Ｂ上に積載されている印字
済みシートＳ（Ｓ１）に接触するまでの時間が長引く。
【００３６】なお、本実施例では、シート持上げ装置１
２Ａ，１２Ｂを、一端の支軸１４を中心として上下方向
に回動可能な突起部材１５と、ステップモータＭ１によ
って回転するカム部材１６Ａ，１６Ｂ等によって構成し
たが、例えば、上下の方向に移動可能な棒部材（上端に
シート当て部を設ける）を電磁ソレノイドによって駆動
する構成等に変更することが可能である。
２Ａ，１２Ｂを、一端の支軸１４を中心として上下方向
に回動可能な突起部材１５と、ステップモータＭ１によ
って回転するカム部材１６Ａ，１６Ｂ等によって構成し
たが、例えば、上下の方向に移動可能な棒部材（上端に
シート当て部を設ける）を電磁ソレノイドによって駆動
する構成等に変更することが可能である。
【００３７】また、本実施例では、オペレータによりス
ミア対策モードが選択された場合に限って左右の突起部
材１５Ａ，１５Ｂをシート持上げ姿勢にしているが、腰
の力の強いシートを殆ど使用することのない画像形成装
置に備えられるシート排出装置においては、左右の突起
部材１５Ａ，１５Ｂをシート持上げ姿勢の状態でシート
ガイド面１０上に固定設置することもある。
ミア対策モードが選択された場合に限って左右の突起部
材１５Ａ，１５Ｂをシート持上げ姿勢にしているが、腰
の力の強いシートを殆ど使用することのない画像形成装
置に備えられるシート排出装置においては、左右の突起
部材１５Ａ，１５Ｂをシート持上げ姿勢の状態でシート
ガイド面１０上に固定設置することもある。
【００３８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、シート排出手段を通過した画像形成済みシートの排
出方向に対して直交する方向の両側部を所定高さに持ち
上げて排出させるようにしたので、腰の力の弱いシート
でもシート排出手段を通過した時点で腰の力が強くな
り、直ぐに折れ曲がることなく排紙積載手段上へ向かう
ようになる。
は、シート排出手段を通過した画像形成済みシートの排
出方向に対して直交する方向の両側部を所定高さに持ち
上げて排出させるようにしたので、腰の力の弱いシート
でもシート排出手段を通過した時点で腰の力が強くな
り、直ぐに折れ曲がることなく排紙積載手段上へ向かう
ようになる。
【００３９】このため、シート排出手段によって排出さ
れている画像形成済みシートがすでに排紙積載手段上に
積載されている画像形成済みシートに接触する時間が長
引き、排紙積載手段上の画像形成済みシートの半乾きの
インク画像を擦るようなことがなくなり、シート排出時
に画像品質の低下が生じない。
れている画像形成済みシートがすでに排紙積載手段上に
積載されている画像形成済みシートに接触する時間が長
引き、排紙積載手段上の画像形成済みシートの半乾きの
インク画像を擦るようなことがなくなり、シート排出時
に画像品質の低下が生じない。
【図１】本発明のシート排出装置を備えたインクジェッ
ト式プリンタ（画像形成装置）の主要部の構成を示す縦
断側面図（図１(a) ）、及び同シート排出装置の構成を
示す斜視図（図１(b) ）、及び同シート排出装置に備え
られているシート持上げ装置の構成を示す縦断側面図
（図１(c) ）。
ト式プリンタ（画像形成装置）の主要部の構成を示す縦
断側面図（図１(a) ）、及び同シート排出装置の構成を
示す斜視図（図１(b) ）、及び同シート排出装置に備え
られているシート持上げ装置の構成を示す縦断側面図
（図１(c) ）。
【図２】同プリンタのＣＰＵの制御動作例を示すフロー
チャート。
チャート。
【図３】従来例のインクジェット式プリンタの主要部の
構成を示す縦断側面図。
構成を示す縦断側面図。
６ 印字カートリッジ（画像形成手段） ７ 排出ローラ（シート排出手段） ８ 拍車（シート排出手段） ９Ａ，９Ｂ 排紙台（排紙積載手段） １０ シートガイド面 １４ 支軸 １５Ａ，１５Ｂ 突起部材（シート持上げ手段） １６Ａ，１６Ｂ カム部材（移動手段） ２０ スミア対策モード指定キー（選択手段） ２１ ＣＰＵ（制御手段） ３０ シート排出装置 Ｍ１ ステップモータ Ｓ シート
Claims (4)
- 【請求項１】 インクジェット式印字手段によって画像
形成されたシートをシート排出手段によって排出するイ
ンクジェット式プリンタにおいて、 前記シート排出手段を通過した画像形成済みシートの、
排出方向に対して直交する方向の両側部を所定高さまで
持ち上げるシート持上げ手段と、 前記シート持上げ手段を、前記所定高さより低い位置と
前記所定高さとの間を移動させる移動手段と、 を有したことを特徴とするインクジェット式プリンタ。 - 【請求項２】 前記移動手段は、腰の強いシートを排出
する場合には、腰の弱いシートを排出する場合よりも前
記シート持上げ手段を低い位置に移動させることを特徴
とする請求項１に記載のインクジェット式プリンタ。 - 【請求項３】 前記所定高さは前記シート持上げ手段が
前記シートの両側部を持ち上げる位置となる高さであ
り、前記所定高さより低い位置は前記シート持上げ手段
が前記シートを持ち上げない位置であることを特徴とす
る請求項１に記載のインクジェット式プリンタ。 - 【請求項４】 前記シート持上げ手段の使用を選択する
ことにより、前記移動手段を駆動して前記シート持上げ
手段を使用状態とすべく移動させることを特徴とする請
求項２又は３に記載のインクジェット式プリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29864594A JP3302205B2 (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | インクジェット式プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29864594A JP3302205B2 (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | インクジェット式プリンタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08157125A JPH08157125A (ja) | 1996-06-18 |
| JP3302205B2 true JP3302205B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=17862422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29864594A Expired - Fee Related JP3302205B2 (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | インクジェット式プリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3302205B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002348027A (ja) | 2001-03-21 | 2002-12-04 | Toshiba Tec Corp | シート排出装置およびこのシート排出装置を備えた画像形成装置 |
| KR100412496B1 (ko) * | 2001-11-06 | 2003-12-31 | 삼성전자주식회사 | 잉크젯 프린터의 배지시스템 |
-
1994
- 1994-12-01 JP JP29864594A patent/JP3302205B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08157125A (ja) | 1996-06-18 |
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