JP3300902B2 - クリップの取付構造並びにクリップ用台座の取付方法 - Google Patents
クリップの取付構造並びにクリップ用台座の取付方法Info
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- JP3300902B2 JP3300902B2 JP35925392A JP35925392A JP3300902B2 JP 3300902 B2 JP3300902 B2 JP 3300902B2 JP 35925392 A JP35925392 A JP 35925392A JP 35925392 A JP35925392 A JP 35925392A JP 3300902 B2 JP3300902 B2 JP 3300902B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアライニング等
の取付部材をドアインナーパネル等の被取付体にあてが
い固定するのに用いられるクリップの取付構造並びにそ
のクリップ用台座の取付方法に関するものである。
の取付部材をドアインナーパネル等の被取付体にあてが
い固定するのに用いられるクリップの取付構造並びにそ
のクリップ用台座の取付方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動車のドアライニングをドアイ
ンナーパネルに取り付けるには、図３で示すような基部
寄り軸部１ａから上下に間隔を隔てて側方に張り出す止
め鍔１ｂ，１ｃを設けたクリップ１が用いられている。
このクリップ１は、ドアライニングの内面側に取り付け
られる台座２に装着し、ドアインナーパネルの嵌込み穴
に嵌着することにより、ドアライニングをドアインナー
パネルにあてがい固定するよう用いられる。
ンナーパネルに取り付けるには、図３で示すような基部
寄り軸部１ａから上下に間隔を隔てて側方に張り出す止
め鍔１ｂ，１ｃを設けたクリップ１が用いられている。
このクリップ１は、ドアライニングの内面側に取り付け
られる台座２に装着し、ドアインナーパネルの嵌込み穴
に嵌着することにより、ドアライニングをドアインナー
パネルにあてがい固定するよう用いられる。
【０００３】その台座２は、図４で示す如く鍵穴状の切
欠穴３を天板部２ａの板面に設け、天板部２ａの切欠穴
に嵌め込まれるクリップ１の基部寄りを天板部２ａの下
側に受け入れる立上りを側壁部２ｂで保つよう形成され
ている。この台座２に対し、クリップ１は基部寄り軸部
１ａを切欠穴３の開口３ａから所定間隔のガイド縁３ｂ
を介して連続する円形の軸受け穴３ｃまで嵌め込み、軸
受け穴３ｃの口縁を上下の止め鍔１ｂ，１ｃで挟み込む
ことにより装着されている。
欠穴３を天板部２ａの板面に設け、天板部２ａの切欠穴
に嵌め込まれるクリップ１の基部寄りを天板部２ａの下
側に受け入れる立上りを側壁部２ｂで保つよう形成され
ている。この台座２に対し、クリップ１は基部寄り軸部
１ａを切欠穴３の開口３ａから所定間隔のガイド縁３ｂ
を介して連続する円形の軸受け穴３ｃまで嵌め込み、軸
受け穴３ｃの口縁を上下の止め鍔１ｂ，１ｃで挟み込む
ことにより装着されている。
【０００４】そのクリップ１は、ドアライニングの製造
工程で取り付けられるが、ドアライニングをドアインナ
ーパネルに対する組付工程に搬送する途上で、クリップ
１が切欠穴３から外れて脱落することが屡々生ずる。
工程で取り付けられるが、ドアライニングをドアインナ
ーパネルに対する組付工程に搬送する途上で、クリップ
１が切欠穴３から外れて脱落することが屡々生ずる。
【０００５】そのクリップの脱落を防ぐには、クリップ
１を切欠穴３の軸止め部３ｃに嵌め込んでから、切欠穴
３の少なくとも開口３ａを接着部材等で封鎖すればよ
い。然し、これでは別部材を取り付ける手間が掛りしか
もコスト高を招くところから好ましくない。
１を切欠穴３の軸止め部３ｃに嵌め込んでから、切欠穴
３の少なくとも開口３ａを接着部材等で封鎖すればよ
い。然し、これでは別部材を取り付ける手間が掛りしか
もコスト高を招くところから好ましくない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、クリップの
脱落を簡単な構造で確実に防げるクリップの取付構造を
提供することを目的とする。
脱落を簡単な構造で確実に防げるクリップの取付構造を
提供することを目的とする。
【０００７】また、本発明は手間を掛けず、クリップの
脱落を確実に防止可能な台座を取付部材の内面側に備え
付けられるクリップ用台座の取付方法を提供することを
目的とする。
脱落を確実に防止可能な台座を取付部材の内面側に備え
付けられるクリップ用台座の取付方法を提供することを
目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
クリップの取付構造においては、天板部の切欠穴に嵌め
込まれるクリップの基部寄りを受け入れる立上りを側壁
部で保って天板部と相対する底板部を設け、且つ、天板
部の切欠穴と相応位置する抜き穴を底板部の板面に設け
た台座を備え、台座の底板部を取付部材の内面側に備え
た発泡体で溶着固定すると共に、底板部の抜き穴から突
出する発泡体の隆起部を設け、この発泡体の隆起部によ
り天板部の切欠穴に嵌め込まれるクリップを基部側から
突上げ支持し、且つ、クリップの止め鍔を切欠穴の口縁
に圧接させてクリップを台座に装着することにより構成
されている。
クリップの取付構造においては、天板部の切欠穴に嵌め
込まれるクリップの基部寄りを受け入れる立上りを側壁
部で保って天板部と相対する底板部を設け、且つ、天板
部の切欠穴と相応位置する抜き穴を底板部の板面に設け
た台座を備え、台座の底板部を取付部材の内面側に備え
た発泡体で溶着固定すると共に、底板部の抜き穴から突
出する発泡体の隆起部を設け、この発泡体の隆起部によ
り天板部の切欠穴に嵌め込まれるクリップを基部側から
突上げ支持し、且つ、クリップの止め鍔を切欠穴の口縁
に圧接させてクリップを台座に装着することにより構成
されている。
【０００９】本発明の請求項２に係るクリップ用台座の
取付方法においては、天板部の切欠穴に嵌め込まれるク
リップの基部寄りを受け入れる立上りを側壁部で保って
天板部と相対する底板部を設け、且つ、天板部の切欠穴
と相応位置する抜き穴を底板部の板面に設けた台座を備
え、発泡体を取付部材の内面側に備え、台座の底板部を
台座の振動による発泡体の溶融で溶着固定すると共に、
天板部の切欠穴に嵌め込まれるクリップを基部側から突
上げ支持し、且つ、クリップの止め鍔を切欠穴の口縁に
圧接させる発泡体の隆起部を底板部の抜き穴から突出さ
せて設けるようにされている。
取付方法においては、天板部の切欠穴に嵌め込まれるク
リップの基部寄りを受け入れる立上りを側壁部で保って
天板部と相対する底板部を設け、且つ、天板部の切欠穴
と相応位置する抜き穴を底板部の板面に設けた台座を備
え、発泡体を取付部材の内面側に備え、台座の底板部を
台座の振動による発泡体の溶融で溶着固定すると共に、
天板部の切欠穴に嵌め込まれるクリップを基部側から突
上げ支持し、且つ、クリップの止め鍔を切欠穴の口縁に
圧接させる発泡体の隆起部を底板部の抜き穴から突出さ
せて設けるようにされている。
【００１０】
【作用】本発明に係るクリップの取付構造では、台座の
切欠穴に嵌め込まれるクリップの軸部を基部側から発泡
体の隆起部で突上げ支持し、且つ、クリップの止め鍔を
切欠穴の口縁に圧接係合することから、その発泡体の隆
起部によるクリップの突上げ支持に加えて各部間の摩擦
抵抗により、クリップが切欠穴の内部でズレ動き或いは
切欠穴の開口より外れ出すのを確実に防げる。
切欠穴に嵌め込まれるクリップの軸部を基部側から発泡
体の隆起部で突上げ支持し、且つ、クリップの止め鍔を
切欠穴の口縁に圧接係合することから、その発泡体の隆
起部によるクリップの突上げ支持に加えて各部間の摩擦
抵抗により、クリップが切欠穴の内部でズレ動き或いは
切欠穴の開口より外れ出すのを確実に防げる。
【００１１】本発明に係るクリップ用台座の取付方法で
は、台座を取付部材の内面側に発泡体で溶着固定すると
同時に、クリップを突上げ支持する発泡体の隆起部も形
成できるから、手間を掛けず、クリップの脱落を確実に
防止可能な台座を取付部材の内面側に備え付けられる。
は、台座を取付部材の内面側に発泡体で溶着固定すると
同時に、クリップを突上げ支持する発泡体の隆起部も形
成できるから、手間を掛けず、クリップの脱落を確実に
防止可能な台座を取付部材の内面側に備え付けられる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、図１並びに図２を参照して
説明すると、図示のクリップはドアライニング等の取付
部材をドアインナーパネル等の被取付体にあてがい固定
するクリップ１で、図４で示すと同様な鍵穴状の切欠穴
３が設けられた台座２に嵌込み固定することにより取付
部材の内面側に備え付けられている。なお、図３並びに
図４で示すものと同じ構成部分は共通の符号で示す。
説明すると、図示のクリップはドアライニング等の取付
部材をドアインナーパネル等の被取付体にあてがい固定
するクリップ１で、図４で示すと同様な鍵穴状の切欠穴
３が設けられた台座２に嵌込み固定することにより取付
部材の内面側に備え付けられている。なお、図３並びに
図４で示すものと同じ構成部分は共通の符号で示す。
【００１３】そのクリップ１は、基部寄り軸部１ａから
上下に間隔を隔てて側方に張り出す止め鍔１ｂ，１ｃを
有し、所定間隔のガイド縁３ｂを介して切欠穴３の開口
３ａより板面中央寄りで連続する円形の軸受け穴３ｃま
で基部寄り軸部１ａを嵌め込み、軸受け穴３ｃの口縁を
上下の止め鍔１ｂ，１ｃで挟み込むことにより台座２に
装着されている。
上下に間隔を隔てて側方に張り出す止め鍔１ｂ，１ｃを
有し、所定間隔のガイド縁３ｂを介して切欠穴３の開口
３ａより板面中央寄りで連続する円形の軸受け穴３ｃま
で基部寄り軸部１ａを嵌め込み、軸受け穴３ｃの口縁を
上下の止め鍔１ｂ，１ｃで挟み込むことにより台座２に
装着されている。
【００１４】台座２は、図２で示すように切欠穴３を設
ける天板部２ａと、切欠穴３の開口部分を除いて天板部
２ａを囲んで所定の立上りを保つ側壁部２ｂと、立上り
壁部２ｂの下部側から外方に張り出す鍔部２ｃと、天板
部２ａと相対する底板部２ｄとから形成されている。こ
の台座２には、２〜３ｍｍ程度の相対的に小さな開孔２
０，２１が鍔部２ｃの板面に設けられている。また、５
〜７ｍｍ程度の相対的に大きな抜き穴２２が切欠穴３の
軸受け穴３ｃと相応位置するよう底板部２ｄの板面に設
けられている。
ける天板部２ａと、切欠穴３の開口部分を除いて天板部
２ａを囲んで所定の立上りを保つ側壁部２ｂと、立上り
壁部２ｂの下部側から外方に張り出す鍔部２ｃと、天板
部２ａと相対する底板部２ｄとから形成されている。こ
の台座２には、２〜３ｍｍ程度の相対的に小さな開孔２
０，２１が鍔部２ｃの板面に設けられている。また、５
〜７ｍｍ程度の相対的に大きな抜き穴２２が切欠穴３の
軸受け穴３ｃと相応位置するよう底板部２ｄの板面に設
けられている。
【００１５】その台座２は、取付部材の内面側に備えた
発泡体４で装着固定されている。この台座２を発泡体４
で装着固定するには、台座２との接触面が振動で発熱溶
融することによる振動溶着が適用されている。その振動
溶着は発泡体４の材質に応じて異なるが、圧力１０Ｋｇ
ｆ／Ｃｍ２以下，溶融温度１６０〜１６５Ｃ°，発振時
間６秒程度で行える。
発泡体４で装着固定されている。この台座２を発泡体４
で装着固定するには、台座２との接触面が振動で発熱溶
融することによる振動溶着が適用されている。その振動
溶着は発泡体４の材質に応じて異なるが、圧力１０Ｋｇ
ｆ／Ｃｍ２以下，溶融温度１６０〜１６５Ｃ°，発振時
間６秒程度で行える。
【００１６】その台座２から振動を発泡体４に作用する
と、発泡体４は鍔部２ｃ並びに底板部２ｄとの接触面で
溶融すると共に、非接触面となる開孔２０，２１並びに
抜き穴２２においては溶融しない。このため、台座２の
鍔部２ｃ並びに底板部２ｄは発泡体４の溶融に伴って表
面下に陥入し、また、非接触面の開孔２０，２１、２２
においては発泡体４の表面部分が孔内を通って凸状に突
出する。
と、発泡体４は鍔部２ｃ並びに底板部２ｄとの接触面で
溶融すると共に、非接触面となる開孔２０，２１並びに
抜き穴２２においては溶融しない。このため、台座２の
鍔部２ｃ並びに底板部２ｄは発泡体４の溶融に伴って表
面下に陥入し、また、非接触面の開孔２０，２１、２２
においては発泡体４の表面部分が孔内を通って凸状に突
出する。
【００１７】その台座の取付方法では、鍔部２ｃ並びに
底板部２ｄが発泡体４の溶融に伴って表面下に陥入する
と共に、発泡体４の表面部分が孔内を通って鍔部２ｃの
開孔２０，２１から凸部４ａ，４ｂとなり、底板部２ｄ
の抜き穴２２から隆起部４ｃとして突出することから台
座２を発泡体４で確実に溶着固定できる。また、発泡体
４の隆起部４ｃは切欠穴３の軸受け穴３ｃと相応位置さ
せて台座２の溶着固定と同時に形成できる。
底板部２ｄが発泡体４の溶融に伴って表面下に陥入する
と共に、発泡体４の表面部分が孔内を通って鍔部２ｃの
開孔２０，２１から凸部４ａ，４ｂとなり、底板部２ｄ
の抜き穴２２から隆起部４ｃとして突出することから台
座２を発泡体４で確実に溶着固定できる。また、発泡体
４の隆起部４ｃは切欠穴３の軸受け穴３ｃと相応位置さ
せて台座２の溶着固定と同時に形成できる。
【００１８】その台座２においては、クリップ１の基部
寄り軸部１ａを切欠穴３の開口３ａから軸受け穴３ｃの
穴内に嵌め込むと、クリップ１の下止め鍔１ｃが発泡体
４の隆起部４ｃと当接すると共に、発泡体４の弾性によ
りクリップ１の下止め鍔１ｃを隆起部４ｃの直上に位置
させるようクリップ１を容易に嵌め合せられる。
寄り軸部１ａを切欠穴３の開口３ａから軸受け穴３ｃの
穴内に嵌め込むと、クリップ１の下止め鍔１ｃが発泡体
４の隆起部４ｃと当接すると共に、発泡体４の弾性によ
りクリップ１の下止め鍔１ｃを隆起部４ｃの直上に位置
させるようクリップ１を容易に嵌め合せられる。
【００１９】そのクリップ１の嵌合せ後は、発泡体４の
隆起部４ｃが下止め鍔１ｃの直下に介在位置することに
より、クリップ１は下止め鍔１ｃから隆起部４ｃの弾性
復元力で強く突上げ支持される。また、下止め鍔１ｃが
隆起部４ｃによる突上げ支持で切欠穴３の口縁に圧接さ
れることから切欠穴３の軸受け穴３ｃで強固に嵌込み固
定される。
隆起部４ｃが下止め鍔１ｃの直下に介在位置することに
より、クリップ１は下止め鍔１ｃから隆起部４ｃの弾性
復元力で強く突上げ支持される。また、下止め鍔１ｃが
隆起部４ｃによる突上げ支持で切欠穴３の口縁に圧接さ
れることから切欠穴３の軸受け穴３ｃで強固に嵌込み固
定される。
【００２０】このクリップの取付構造では、クリップ１
を下止め鍔１ｃから隆起部４ｃで突上げ支持すると共
に、止め鍔１ｃを切欠穴３の口縁に圧接することによ
り、クリップ１が切欠穴３から抜け出すのを確実に防げ
る。また、クリップ１の下止め鍔１ｃが切欠穴３の口縁
に圧接されることによる摩擦抵抗に加えて、発泡体４の
材質から大きな摩擦抵抗が隆起部４ｃとの間で生ずるた
め、クリップ１が切欠穴３の内部でズレ動くのも防げ
る。
を下止め鍔１ｃから隆起部４ｃで突上げ支持すると共
に、止め鍔１ｃを切欠穴３の口縁に圧接することによ
り、クリップ１が切欠穴３から抜け出すのを確実に防げ
る。また、クリップ１の下止め鍔１ｃが切欠穴３の口縁
に圧接されることによる摩擦抵抗に加えて、発泡体４の
材質から大きな摩擦抵抗が隆起部４ｃとの間で生ずるた
め、クリップ１が切欠穴３の内部でズレ動くのも防げ
る。
【００２１】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係るクリップの取
付構造に依れば、発泡体の隆起部により、クリップの軸
部を基部側から突上げ支持すると共に、クリップの止め
鍔を切欠穴の口縁に圧接係合させることから、クリップ
が台座の切欠穴から抜け出すのを確実に防止できる。
付構造に依れば、発泡体の隆起部により、クリップの軸
部を基部側から突上げ支持すると共に、クリップの止め
鍔を切欠穴の口縁に圧接係合させることから、クリップ
が台座の切欠穴から抜け出すのを確実に防止できる。
【００２２】本発明に係るクリップ用台座の取付方法に
依れば、台座を取付部材の内面側に発泡体で溶着固定す
ると同時に、クリップを突上げ支持する発泡体の隆起部
も形成できるから、台座の取付作業も容易に行え、クリ
ップの脱落を確実に防止可能な台座を取付部材の内面側
に備え付けられる。
依れば、台座を取付部材の内面側に発泡体で溶着固定す
ると同時に、クリップを突上げ支持する発泡体の隆起部
も形成できるから、台座の取付作業も容易に行え、クリ
ップの脱落を確実に防止可能な台座を取付部材の内面側
に備え付けられる。
【図１】本発明に係るクリップの取付構造を台座の側断
面で示す説明図である。
面で示す説明図である。
【図２】同クリップの取付構造を構成する台座を示す俯
角斜視図である。
角斜視図である。
【図３】従来例に係るクリップの取付構造を台座の側断
面で示す説明図である。
面で示す説明図である。
【図４】同クリップの取付構造を構成する台座を示す俯
角斜視図である。
角斜視図である。
１ クリップ １ａ クリップの軸部 １ｂ，１ｃ クリップの止め鍔 ２ 台座 ２ａ 台座の天板部 ２ｂ 台座の側壁部 ２ｄ 台座の底板部 ２２ 底板部の抜き穴 ３ 切欠穴 ４ 発泡体 ４ｃ 発泡体の隆起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16B 19/00 F16B 5/06 F16B 5/08
Claims (2)
- 【請求項１】 鍵穴状の切欠穴を天板部に設け、その天
板部を側壁部で支持する台座を取付部材の内面側に備
え、クリップの基部寄り軸部を台座の切欠穴に嵌め込
み、クリップの基部寄りから側方に張り出す止め鍔を切
欠穴の口縁に係合させてクリップを台座に装着するクリ
ップの取付構造において、 天板部の切欠穴に嵌め込まれるクリップの基部寄りを受
け入れる立上りを側壁部で保って天板部と相対する底板
部を設け、且つ、天板部の切欠穴と相応位置する抜き穴
を底板部の板面に設けた台座を備え、 台座の底板部を取付部材の内面側に備えた発泡体で溶着
固定すると共に、底板部の抜き穴から突出する発泡体の
隆起部を設け、この発泡体の隆起部により天板部の切欠
穴に嵌め込まれるクリップを基部側から突上げ支持し、
且つ、クリップの止め鍔を切欠穴の口縁に圧接させてク
リップを台座に装着したことを特徴とするクリップの取
付構造。 - 【請求項２】 クリップの基部寄り軸部を嵌め込む鍵穴
状の切欠穴を天板部に設け、その天板部の切欠穴に嵌め
込まれるクリップの基部寄りを側壁部による立上りで天
板部の下側に受け入れ、クリップの基部寄りから側方に
張り出す止め鍔を切欠穴の口縁に係合させてクリップを
装着する台座の取付方法において、 天板部の切欠穴に嵌め込まれるクリップの基部寄りを受
け入れる立上りを側壁部で保って天板部と相対する底板
部を設け、且つ、天板部の切欠穴と相応位置する抜き穴
を底板部の板面に設けた台座を備え、 発泡体を取付部材の内面側に備え、台座の底板部を台座
の振動による発泡体の溶融で溶着固定すると共に、天板
部の切欠穴に嵌め込まれるクリップを基部側から突上げ
支持し、且つ、クリップの止め鍔を切欠穴の口縁に圧接
させる発泡体の隆起部を底板部の抜き穴から突出させて
設けるようにしたことを特徴とするクリップ用台座の取
付方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35925392A JP3300902B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | クリップの取付構造並びにクリップ用台座の取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35925392A JP3300902B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | クリップの取付構造並びにクリップ用台座の取付方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06193618A JPH06193618A (ja) | 1994-07-15 |
| JP3300902B2 true JP3300902B2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=18463553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35925392A Expired - Lifetime JP3300902B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | クリップの取付構造並びにクリップ用台座の取付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3300902B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104421263B (zh) * | 2013-08-29 | 2016-08-10 | 康准电子科技（昆山）有限公司 | 锁固装置 |
| CN107803588A (zh) * | 2017-10-23 | 2018-03-16 | 东莞广泽汽车饰件有限公司 | 一种激光工作室 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP35925392A patent/JP3300902B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06193618A (ja) | 1994-07-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020312 |
|
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