JP3300748B2 - スラリの固液分離方法及び装置 - Google Patents

スラリの固液分離方法及び装置

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JP3300748B2
JP3300748B2 JP02954997A JP2954997A JP3300748B2 JP 3300748 B2 JP3300748 B2 JP 3300748B2 JP 02954997 A JP02954997 A JP 02954997A JP 2954997 A JP2954997 A JP 2954997A JP 3300748 B2 JP3300748 B2 JP 3300748B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿式石灰石膏法の
脱硫装置で副生する石膏スラリの簡易脱水を行うのに好
適なスラリの固液分離方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】湿式石灰石膏法の脱硫装置では、石灰石
を懸濁したスラリにより排ガス中のSO2を中和反応を
伴いながら吸収させ、塔底タンクに吹込まれた空気と接
触させることで全量酸化して副生物である石膏を得てい
る。従来の湿式石灰石膏脱硫装置の一態様を図11に基
づき説明する。
【0003】図5のプロセスにおいては、煙道1より吸
収塔2に未処理排煙ガスAを導き、未処理排ガスAを吸
収塔2の上部に循環ポンプ3によって供給された吸収液
と接触させてSO2を吸収液に吸収除去し、煙道4より
処理済ガスBとして系外に排出させている。吸収液は吸
収塔2の底部タンク5に流下し、ここでタンク底部に設
けた通気管6より供給した空気Cと接触し酸化されて石
膏となる。
【0004】タンク5内の吸収液中には、石膏(CaS
4・2H2O)と吸収原料である石灰石(CaCO3
が攪拌機7により攪拌され、固体として懸濁している
が、これらはスラリ抜出しポンプ8により抜出され、シ
ックナ9を経て濃縮液Dは固液分離機10に供給され、
ろ過されて副生石膏Eとして系外に取り出される。また
シックナ9からの清澄水Fと固液分離機10からのろ液
はろ液タンク11に送液され、ここで原料石灰石Gが加
えられ、再びタンク5に供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法において
は、吸収液に懸濁している石膏や石灰石の固体を分離す
るため固液分離機10が必要である。この固液分離のた
めには図12に示すような種々の装置が用いられる。
【0006】図12(a)は遠心分離機20の例を示
す。これは外周をフィルタ22で構成した筒内に濃縮液
Dを供給し、モータ21で高速回転させることにより水
分脱水Hを行って石膏を取り出す方式である。図12
(b)はフィルタプレス25を用いた方式を示し、フィ
ルタ22中の濃縮液Dを加圧板26で加圧脱水し石膏を
得る方式である。図12(c)はベルトフィルタ30を
用いた方式を示し、ローラ31及び駆動ローラ32によ
って駆動されるフィルタベルト23上を搬送されるスラ
リ12をフィルタベルト23下方に設置した真空チャン
バ35により真空引きし、水分を吸収して石膏Eを得る
方式である。
【0007】以上説明した固液分離機10にて副生石膏
Eを取り出すが、上記3方式の何れも機器構成上の装置
コストの上昇を招くとともに、フィルタやベルト22な
どの消耗品の常備品の管理を必要とする。そのため発展
途上国においては環境保全の観点から、排煙脱硫装置設
置の機運は高まっているものの経済的理由が障害となっ
て、なかなか排煙脱硫装置の普及が進まないのが現状で
ある。
【0008】この問題に対し、発明者らが提案した他の
従来例を図13(a),(b),(c)に示す。これは
簡易脱水法であり、下部に小石や砂で構成されているろ
過フィルタ51,52,53を設けたろ過タンク50に
濃縮液Dを供給するものである。図13(a)は濃縮液
Dをタンクに注入し、自然放置したのち発生する清澄水
Fが浮いている状況を示す。この清澄水Fを排水したの
ち図13(b)に示すようにバイブレータ55にてスラ
リ12となった高濃縮水を振動させることにより更に水
分脱水Hを行う。このようにすると、図13(c)に示
すように副生石膏Eがタンク50内に沈留する。ここで
の石膏Eの含水率は20%程度となっており、既に圧密
化した状態である。
【0009】本方式の場合、特殊な装置を必要とせず脱
水された副生石膏Eが得られる。ただし、本方式のろ過
タンク50の構成は(イ)ろ過タンク50はブロックな
どで製作した大プール方式であり、(ロ)タンク下部の
ろ過フィルタ51,52,53は地面に接しており、
(ハ)寸法的には概略、10m×10m×5m高さと大
きい構成になっている。そのためろ過タンク50内に沈
降して圧密化した石膏のタンク外排出作業は削岩機等を
必要とする困難なものとなる。またこのような大きなろ
過タンク50を多数設けておく必要があるため、設置面
積が広くなる欠点がある。
【0010】以上、従来例で説明したように、従来の固
液分離機にはコスト的問題、設置面積、作業能率などの
種々の欠点がある。そこで本発明は、このような固液分
離機の欠点を解消し、低コストで設置面積も少なく、し
かも作業能率のよいスラリの固液分離方法及び装置を提
供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のスラリの固液分離方法は、側壁に反
転用軸を下部にフィルタを設けたタンクにスラリを注入
し、スラリ中の固形分を自然沈降させ、スラリ上の清澄
水を排水したのち、或いは前記清澄水を排水しつつ、振
動を与えてスラリを濃縮し、最後に前記反転用軸によっ
てタンクを反転させ、スラリを濃縮してなる固形分のケ
ーキを排出することを特徴とする。
【0012】請求項2記載のスラリの固液分離方法は、
下面に取外し可能なフィルタを設けたタンクに、スラリ
を注入し、スラリ中の固形分を自然沈降させ、スラリ上
の清澄水を排水したのち、或いは前記清澄水を排水しつ
つ、振動を与えてスラリを濃縮し、その後前記フィルタ
を取外して、スラリを濃縮してなる固形分のケーキをタ
ンク下方に排出することを特徴とする。
【0013】請求項3記載のスラリの固液分離方法は、
前記タンクを円形状に複数個配置するとともに、これら
タンクを間欠的に回転移動させるようにし、スラリを定
位置において各タンクに順次注入して連続的に供給する
ことを特徴とする。
【0014】請求項4記載のスラリの固液分離方法は、
前記円形状に配置されたタンクに、特定の停止位置にお
いて先ずスラリを注入し、別の停止位置に達したら排水
処理を行い、さらに別の停止位置では振動付加を行い、
さらに別の停止位置では固液分離された固形分のケーキ
を排出するようにし、特定の前記タンクが1回転する間
にそのタンクにおけるスラリの固液分離が終了するよう
に構成したことを特徴とする。
【0015】請求項5記載のスラリの固液分離方法は、
前記タンクの下方に真空引き装置を配置し、前記フィル
タを介して真空引きすることにより液の分離を促進する
ことを特徴とする。
【0016】請求項6記載のスラリの固液分離方法は、
前記タンクからケーキを排出するに際しては、同一位置
において、まずタンクを上昇させ、次いで下面のフィル
ターを取外して退避させ、次いでタンクを下降させ、そ
の後タンク内のケーキをタンク下方に押出すことを特徴
とする。
【0017】請求項7記載のスラリの固液分離方法は、
前記タンクからケーキを排出するに際しては、同一位置
において、まずタンク下面のフィルタを下方に開き、次
いでタンク内の石膏ケーキをタンク下方に押出し、その
後前記フィルタを初期位置に閉じることを特徴とする。
【0018】請求項8記載のスラリの固液分離方法は、
前記タンク内のケーキをタンク下方に押出すに際して
は、当該タンクの外周面をバイブレータで加振すること
を特徴とする。
【0019】請求項9記載のスラリの固液分離方法は、
前記スラリは、湿式石灰石膏法の脱硫装置で副生する石
膏スラリであることを特徴とする。
【0020】請求項10記載のスラリの固液分離装置
は、側壁に反転用軸を下部にフィルタを設けたタンク
を、円形状に複数個配置し、これらタンクが間欠的に回
転移動するようにし、各停止位置にそれぞれ、スラリを
供給する機構、排水処理を行う機構、振動付加を行う機
構、さらにタンクを反転させて固液分離された固形分の
ケーキを排出する機構を備え、特定のタンクが1回転す
る間にそのタンクにおけるスラリの固液分離が終了する
ように構成したことを特徴とする。
【0021】請求項11記載のスラリの固液分離装置
は、下面に取外し可能なフィルタを設けたタンクを、円
形状に複数個配置し、これらタンクが間欠的に回転移動
するようにし、各停止位置にそれぞれ、スラリを供給す
る機構、排水処理を行う機構、振動付加を行う機構、さ
らに前記フィルタを取外して固液分離された固形分のケ
ーキをタンク下方に排出する機構を備え、特定のタンク
が1回転する間にそのタンクにおけるスラリの固液分離
が終了するように構成したことを特徴とする。
【0022】請求項12記載のスラリの固液分離装置
は、前記タンクの下方に真空引き装置を配置し、フィル
タを介して真空引きすることにより液の分離を促進する
構成としたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の各例
を図面に基づいて説明する。第1例 最初に、請求項1又は請求項10等に記載した発明の形
態例である第1例について説明する。まず、本例の原理
及び要部構成を図3によって説明する。本例はバッチ方
式でありろ過タンク100を複数個用いるものである
が、説明を簡略化するために、ここで1個のタンク10
0の工程につき説明する。
【0024】図3(a)はろ過タンク100に濃縮液D
が供給された状態を示す。ろ過タンク100には反転用
軸99が取付けられている。また、ろ過タンク100は
反転させたときに圧密化した石膏が外れやすいようにテ
ーパ状を有しており、下方が狭い構成となっている。こ
のタンク下方にフィルタ装置250を配してある。タン
ク100内の濃縮液D中の水分はこのフィルタ装置25
0により分離し、排水される。なお、符号95は架台を
示す。図3(b)は所定時間経過により石膏スラリ12
が分離沈降し、下方からの水分脱水Hと上方に清澄水F
が浮いた状況を示す。ここで清澄水Fは排水装置130
により排水される。
【0025】その後、図3(c)に示すように、水分が
脱水され、含水率の少なくなった石膏ケーキ19中に振
動装置140を挿入し、振動付加により更に脱水させ
る。これにより浮き出た水は排水装置130により排出
する。この振動付加及び排水を繰返すことにより石膏中
の水分量は減少してゆき、徐々に石膏は圧密化してゆ
く。所定の含水率(約20%以下)となったところで、
図3(d)のように反転装置240により、タンクの反
転用軸99をチャッキングして上昇及び水平移動させた
後、反転させる。そして上方よりプレス260で石膏ケ
ーキ19を加圧してろ過タンク100外へ排出する。そ
の後、再度ろ過タンク100を反転させてフィルタ装置
250上にろ過タンク100をセットし初期状態となっ
て次の脱水作業を行うサイクルとする。
【0026】次に図4に、フィルタ装置250の構成例
を示す。図4(a)はその構成を示す。最下層はタンク
重量を支えるため厚肉の板を用いた大径孔を有するパン
チングメタル253を用いる。その大径孔を有するパン
チングメタルの平面図を図4(c)に示す。その上方に
は薄板で極小径孔を有するパンチングメタル251でサ
ンドイッチされたフィルタ252を設けてある。ここで
フィルタ252は金網製でもよいし布製のろ布でもよ
い。この極小径孔パンチングメタルの平面図を図4
(b)に示す。
【0027】以上説明したように、本例では、ろ過タン
ク内で沈降、振動、排水工程を行い、脱水され圧密化し
た石膏ケーキをタンク反転により排出するものである。
そして、このようなタンクを円形状回転体上に複数個配
置し、順次回転移動させることにより連続バッチ方式で
石膏分離を行うことができる。また、これにより全自動
化が可能となる。図1及び図2は、このような連続バッ
チ方式の固液分離装置の具体例を示す図であり、以下こ
の装置及びこの装置による固液分離方法について説明す
る。
【0028】なお、図1は上記装置の平面図であり、図
2は図1のA−A断面図を示す。まず図1により、この
装置による固液分離方法の工程を説明する。この例では
円形レール上に18個のろ過タンク100〜117が設
置され、所定のピッチで間欠的に回転移動し、それぞれ
のろ過タンクが円形レール上を1回転する間にそれぞれ
のろ過タンクにおける石膏の固液分離が行われる構成と
なっている。
【0029】図1の装置において濃縮液供給管120に
よりタンク100に濃縮液を供給する。所定時間経過
後、タンク100は1ピッチ回転移動し、図1において
タンク101が位置している停止位置に移動する。ここ
から図示105のタンクの停止位置まで移動する間、タ
ンク内の濃縮液は自然沈降し、図3(b)に示す状態と
なる。その後1ピッチ移動し、106の位置に達したと
き排水装置130にて上部に浮いた水を排水する。その
後更に1ピッチ移動したのち107の停止位置で振動を
付加する。この状況は図3(c)で示したものである。
【0030】その後更に1ピッチ移動し、108の停止
位置で上部に浮いた水を排水する。以後109〜114
の間に振動、排水を繰返しながら回転移動する。その後
116の停止位置に達したら反転ユニット220が作動
し、タンクを上昇→平行移動→反転させてタンク内の圧
密化した石膏を排出させる。その後再度タンクを反転さ
せ→平行移動→タンク下降させフィルタ装置250上に
タンクをセットする。その後117の位置でフィルタ2
50やタンクの洗浄を行い、次のタンク100の位置で
再び濃縮液を供給する工程となる。このように所定時
間、定位置に待機し、その後1ピッチ回転移動する連続
バッチ方式である。
【0031】次に、図2により図1の装置の断面構成を
説明する。タンク107は架台95に回転用車輪170
を設けてある。この車輪170は基礎200上に設けて
ある円形状の回転用レール180上を転動する構成とな
っている。ここで160は回転用駆動系、140は振動
装置、150は中央支柱を示す。タンク内の石膏排出は
図中右側の構成部分で行う。反転ユニット220は架台
210を平行移動する。このユニット220にチャック
部230を設けてあり、このチャック部230がタンク
に設けてある反転用軸99をチャッキングする。その後
上昇してタンク116を架台95から切り離す。
【0032】ここでフィルタ装置250は架台95にセ
ットされている。切り離されたタンク116はスライダ
225の平行移動で図の右端へスライドする。ここで反
転装置240の回転により、タンクは180゜回転す
る。その後、図3(d)のようにプレス装置260にて
石膏を加圧することにより、石膏はタンク外へ排出され
る。その後はタンク116を元に回転させ逆スライドし
て再び架台95にセットしたのち、チャッキングを解放
する工程となっている。
【0033】なお、本説明図では、真空引きについて図
示していないが、タンク下方のフィルタ装置下方に真空
チャンバを設け、常時真空引きしながら本工程を行う方
式でもよい。また、この実施例では振動付加と排水を交
互に繰返す方式としているが、排水しつつ振動付加を行
ってもよいし、また、所定時間連続して振動付加工程に
より脱水し、最後に排水する方式も有効である。さら
に、所定時間静置し、下部からろ液が流出し、清澄水が
少ない場合には、排水工程を省略することもできる。ま
た、重力のみにより石膏ケーキ19が排出可能であれ
ば、プレス装置260及びそれによる加圧操作は不要で
ある。
【0034】第2例 次に、請求項2又は請求項11等に記載した発明の形態
例である第2例について説明する。なお、第1例と同様
の要素には同符号を使用して、重複する説明を省略す
る。まず、本例の原理及び要部構成を図7及び図8によ
って説明する。本例はバッチ方式でありろ過タンク30
0を複数個用いるものであるが、説明を簡略化するため
に、ここで1個のタンク300の工程につき説明する。
【0035】図7(a)はろ過タンク300に濃縮液D
が供給された状態を示す。ろ過タンク300の下方には
フィルタ装置250を配してある。タンク300内の濃
縮液D中の水分はこのフィルタ装置250により分離
し、排水される。なお、符号95は架台を示す。図7
(b)は所定時間経過により石膏スラリ12が分離沈降
し、下方からの水分脱水Hと上方に清澄水Fが浮いた状
況を示す。ここで清澄水Fは排水装置130により排水
される。
【0036】その後、図7(c)に示すように、水分が
脱水され、含水率の少なくなった石膏ケーキ19中に振
動装置140を挿入し、振動付加により更に脱水させ
る。これにより浮き出た水は排水装置130により排出
する。この振動付加により石膏中の水分量は減少してゆ
き、徐々に石膏は圧密化してゆく。所定の含水率(約2
0%以下)となったところで、図8(d)のようにタン
ク300のフランジ部を昇降装置500でチャッキング
して例えば20mm程度上昇させる。そしてタンク上昇
後、フィルタ装置250をスライド装置600で系外に
引き出す。ここでフィルタ装置250は水洗浄される。
【0037】次いで上昇しているタンク300は、昇降
装置500の下降により、架台95上に再セットされ
る。その後、図8(e)のようにプレス装置260によ
りタンク内の石膏ケーキ19を下方に押し出す。ここ
で、バイブレータ550の振動をタンク外周に付加する
ことにより、石膏ケーキ19の排出が更に容易になる。
この際タンク下方には、ケーキ搬出リフタ510が待ち
受けており、排出される石膏ケーキ19を受取って所定
場所へと搬送していゆく。
【0038】ケーキ排出後、昇降装置500によりタン
ク300は再び上昇し、洗浄後のフィルタ装置250が
押し入れられる。その後、フィルタ装置250上にタン
ク300を再度下降させ、初期状態となって図7(a)
の脱水作業を行うサイクルとなる。
【0039】なお図9は、フィルタ装置250を系外に
退避させるための別の方法及び装置の例を示す図であ
る。この態様は、図9(a)に示すようにタンク300
の下面に開閉装置255を設けたフィルタ装置250を
配置し、ケーキ19の排出時には、図9(b)に示すよ
うにフィルタ装置250を下方に開く方式である。そし
てその後、図8(e)のようにプレス装置260により
ケーキ19を下方に押し出した後、開閉装置255によ
りフィルタ装置250を再び上方に閉じて、図9(a)
に示すようにタンク300の下面に再セットするもので
ある。ここで、開閉装置255は、ガイドレールによる
自走開閉方式でも、シリンダ,モータ等によるメカニカ
ル方式のいずれでもよい。
【0040】以上説明したように、本例では、ろ過タン
ク内で沈降、振動、排水工程を行い、脱水され圧密化し
た石膏ケーキをタンク反転により排出するものである。
そして、このようなタンクを円形状回転体上に複数個配
置し、順次間欠的に回転移動させることにより連続バッ
チ方式で石膏分離を行うことができる。また、これによ
り全自動化が可能となる。図5及び図6は、このような
連続バッチ方式の固液分離装置の具体例を示す図であ
り、以下この装置及びこの装置による固液分離方法につ
いて説明する。
【0041】なお、図5は上記装置の平面図であり、図
6は図1のB−B断面図を示す。まず図5により、この
装置による固液分離方法の工程を説明する。この例では
円形状に8個のろ過タンク300〜307が設置され、
所定のピッチで間欠的に回転移動し、それぞれのろ過タ
ンクが円形状に1回転する間にそれぞれのろ過タンクに
おける石膏の固液分離が行われる構成となっている。
【0042】図5の装置において濃縮液供給管120に
よりタンク300に濃縮液を供給する。所定時間経過
後、タンク300は1ピッチ回転移動し、図5において
タンク301が位置している停止位置に移動する。ここ
から図示302のタンクの停止位置まで移動する間、タ
ンク内の濃縮液は自然沈降し、図7(b)に示す状態と
なる。その後1ピッチ移動し、303の位置に達したと
き排水装置130にて上部に浮いた水を排水する。その
後更に1ピッチずつ移動し、304,305の停止位置
で振動を付加する。この状況は図7(c)で示したもの
である。
【0043】その後更に1ピッチ移動し、306の停止
位置で上部に浮いた水を排水する。その後307の停止
位置に達したら昇降装置500にてタンクを上昇させ、
スライド装置600でフィルタ装置250を引き出す。
その後、タンクを架台95上にセットし、プレス装置2
60でタンク内の圧密化した石膏を排出させる。その
後、再度タンクを昇降装置500で上昇させ、スライド
装置600でフィルタ装置250を挿入したら、タンク
をフィルタ装置250上に再セットする。次いで1ピッ
チ移動し、図示300の停止位置で再び濃縮液を供給す
る。このように所定時間、定位置に待機し、その後1ピ
ッチ回転移動する連続バッチ方式である。
【0044】次に、図5により本例の装置の回転移動機
構を説明する。タンク300〜307は円形状に配置す
るが、これらのタンクの架台95には車輪(図5では図
示省略)を設けてある。この車輪は、ドーナツ状の回転
台800,801上に乗っている。これら回転台80
0,801は、連結棒802により相互に固定されてい
る。また、それぞれのタンクをセットした架台95は、
ステー805で接続され相互に固定されている。
【0045】そして、各タンクが配置された円形状部分
の中央位置には、回転装置700が配設してある。これ
は、シリンダ701の伸縮により回転するバー702の
先端を、各タンク架台95の内側に設けた押板703に
押しあてて、バー702の回転力を押板703を介して
タンク架台95に伝達するもので、これによりタンク一
式が図示1ピッチ分移動する。移動後は、バー702は
シリンダ701の縮みにより初期位置へ反転するが、こ
の時、タンク架台95の押板703とバー702の先端
とは後述する如く接触しないため、バー702のみ反転
して、タンク架台95は1ピッチ回転移動した状態で待
機する。すなわち、押板703は、バー702が反転し
た時に押板703とバー702が接触しないように、タ
ンク架台95の1個毎に上下取付位置を変更してある。
そして、バー702の先端は押板703の取付位置に応
じて例えば上下動するようになっている。
【0046】さらに、ストッパ704で、1ピッチ回転
移動後のタンク架台95が所定位置で停止するよう規制
できるようになっており、またこの停止位置はストッパ
704の取付け位置等を変更することで微調整可能とな
っている。したがって、回転装置700のシリンダ70
1が伸縮する度に、タンク位置は1ピッチずつ移動す
る。
【0047】なお、本例の説明図においても、真空引き
について図示していないが、タンク下方のフィルタ装置
下方に真空チャンバを設け、常時真空引きしながら本工
程を行う方式でもよい。また、この実施例でも振動付加
と排水を交互に繰返す方式としているが、排水しつつ振
動付加を行うなどの方式も有効である。さらに、所定時
間静置し、下部からろ液が流出し、清澄水が少ない場合
には、排水工程を省略することもできる。また、重力の
みにより石膏ケーキ19が排出可能であれば、プレス装
置260及びそれによる加圧操作は不要である。
【0048】またタンクの形状については、上下両面が
開口したものなら、性能上の問題がないためあらゆる形
状を採用することができる。例えば、図10(a)に示
すような円筒状でも、図10(b)に示すような四角形
箱状でも、図10(c)に示すようなテーパ状のもので
もよいし、図10(d)に示すような下面側の開口が上
面側よりも大きな形状であってもよい。また本発明は、
必ずしも石膏スラリの固液分離に限られず、同様のスラ
リに適用して同様の作用効果を奏することができるの
は、いうまでもない。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、タンク内に注入したス
ラリ中の液分は、自然沈降或いは振動付加により生じる
清澄水若しくはフィルタからの排水として排出され、一
方固形分は振動付加により短時間で含水率の少ないケー
キとなり、しかもこのケーキは、タンクを反転させるこ
とにより、或いはタンク下面のフィルタを取外すことに
より、タンクの上面開口又は下面開口から一度に排出さ
れる。
【0050】このため、図13に示すような固液分離技
術に比較して、固液分離後の固形分のケーキの取り出し
が極めて容易かつ短時間で済む。これにより、単位時間
当たり、及びタンク容量当たりの処理量が大幅に向上
し、同じ処理量であれば、タンク容量が格段に小さくで
きるようになって、結果として装置の大幅な小型化及び
設置面積の低減が実現できる。ちなみに、発明者らの試
算によれば、最も重要である装置コストは従来の1/3
〜1/10に低減できる。したがって、本発明を湿式石
灰石膏法の脱硫装置で副生する石膏スラリに適用した場
合には、経済的理由等が障害となってなかなか排煙脱硫
装置の普及が進まなかった発展途上国等での排煙脱硫装
置の設置が容易となる効果がある。
【0051】また、本発明のタンクを複数設けて、各タ
ンクに順次スラリ注入して連続的に供給するようにすれ
ば、スラリの固液分離を、簡単かつ小型な構成で連続し
て行うことができる。また、本発明の固液分離は、タン
クを反転させる、或いはタンク下部のフィルタを取外す
といった容易な操作で、固形分のケーキを排出する構成
であるので、自動化が容易であるとともに、メンテナン
スも容易であり、作業能率が大幅に向上する。
【0052】例えば、タンクを円形状に複数配置して、
これらタンクを間欠的に回転移動させるようにし、スラ
リを定位置において各タンクに順次注入して連続的に供
給するようにすれば、スラリの固液分離を、簡単な構成
で連続して行うことができる。
【0053】また、円形状に配置したタンクに、特定の
停止位置において先ずスラリを注入し、別の停止位置に
達したら排水処理を行い、さらに別の停止位置では振動
付加を行い、さらに別の停止位置では固液分離された固
形分のケーキを排出するようにし、特定の前記タンクが
1回転する間にそのタンクにおけるスラリの固液分離が
終了するように構成した場合には、スラリの注入、排
水、振動付加、ケーキ排出といった各操作を、全てのタ
ンクについて一定位置で行えばよい。このため、作業能
率が特に高くなるとともに、装置の構成が簡単になる。
【0054】また、前記タンクの下方に真空引き装置を
配置し、前記フィルタを介して真空引きするようにした
場合には、液の分離がより促進されて、さらに処理能力
が向上する。また、前記タンク内のケーキをタンク下方
に押出すに際して、当該タンクの外周面をバイブレータ
で加振するようにした場合には、ケーキの排出がより円
滑に行われるようになって、さらに処理能力が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1例の固液分離装置を示す平面図で
ある。
【図2】同装置の断面図(図1のA−A断面図)であ
る。
【図3】本発明の第1例の原理、要部構成を説明する図
である。
【図4】本発明におけるフィルタ装置の構成例を示す図
である。
【図5】本発明の第2例の固液分離装置を示す平面図で
ある。
【図6】同装置の断面図(図5のB−B断面図)であ
る。
【図7】本発明の第2例の原理、要部構成を説明する図
である。
【図8】本発明の第2例の原理、要部構成を説明する図
である。
【図9】本発明におけるケーキ排出方法の他の態様を説
明する図である。
【図10】本発明に使用するタンクの形状例を示す図で
ある。
【図11】湿式石灰石膏法による排煙脱硫プロセスの説
明図である。
【図12】従来の固液分離装置の例を示す図である。
【図13】従来の簡易脱水方法の例を示す図である。
【符号の説明】
19 固形分のケーキ 99 反転用軸 100〜117 タンク 120 濃縮液供給管(スラリを供給する機構) 130 排水装置(排水処理を行う機構) 140 振動装置(振動付加を行う機構) 220 反転ユニット(タンクを反転させる機構) 240 反転装置(タンクを反転させる機構) 250 フィルタ装置 255 開閉装置(フィルタを取外す機構) 260 プレス装置(ケーキを排出する機構) 300〜307 タンク 500 昇降装置 550 バイブレータ 600 スライド装置(フィルタを取外す機構) D 濃縮液(スラリ) F 清澄水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B01D 53/77 B01D 23/02 A C02F 11/12 (72)発明者 多谷 淳 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三菱重工業株式会社内 (72)発明者 鵜川 直彦 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 谷本 楯夫 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (56)参考文献 特開 昭55−134619(JP,A) 特開 昭55−149800(JP,A) 特開 昭56−158111(JP,A) 特開 平8−38812(JP,A) 特開 昭58−50196(JP,A) 特開 平6−319910(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 21/00 - 21/34 C02F 11/00 - 11/20 B01D 23/02

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁に反転用軸を下部にフィルタを設け
    たタンクにスラリを注入し、スラリ中の固形分を自然沈
    降させ、スラリ上の清澄水を排水したのち、或いは前記
    清澄水を排水しつつ、振動を与えてスラリを濃縮し、最
    後に前記反転用軸によってタンクを反転させ、スラリを
    濃縮してなる固形分のケーキを排出することを特徴とす
    るスラリの固液分離方法。
  2. 【請求項2】 下面に取外し可能なフィルタを設けたタ
    ンクに、スラリを注入し、スラリ中の固形分を自然沈降
    させ、スラリ上の清澄水を排水したのち、或いは前記清
    澄水を排水しつつ、振動を与えてスラリを濃縮し、その
    後前記フィルタを取外して、スラリを濃縮してなる固形
    分のケーキをタンク下方に排出することを特徴とするス
    ラリの固液分離方法。
  3. 【請求項3】 前記タンクを円形状に複数個配置すると
    ともに、これらタンクを間欠的に回転移動させるように
    し、スラリを定位置において各タンクに順次注入して連
    続的に供給することを特徴とする請求項1又は2記載の
    スラリの固液分離方法。
  4. 【請求項4】 前記円形状に配置されたタンクに、特定
    の停止位置において先ずスラリを注入し、別の停止位置
    に達したら排水処理を行い、さらに別の停止位置では振
    動付加を行い、さらに別の停止位置では固液分離された
    固形分のケーキを排出するようにし、特定の前記タンク
    が1回転する間にそのタンクにおけるスラリの固液分離
    が終了するように構成したことを特徴とする請求項3記
    載のスラリの固液分離方法。
  5. 【請求項5】 前記タンクの下方に真空引き装置を配置
    し、前記フィルタを介して真空引きすることにより液の
    分離を促進することを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れかに記載のスラリの固液分離方法。
  6. 【請求項6】 前記タンクからケーキを排出するに際し
    ては、同一位置において、まずタンクを上昇させ、次い
    で下面のフィルターを取外して退避させ、次いでタンク
    を下降させ、その後タンク内のケーキをタンク下方に押
    出すことを特徴とする請求項2記載のスラリの固液分離
    方法。
  7. 【請求項7】 前記タンクからケーキを排出するに際し
    ては、同一位置において、まずタンク下面のフィルタを
    下方に開き、次いでタンク内の石膏ケーキをタンク下方
    に押出し、その後前記フィルタを初期位置に閉じること
    を特徴とする請求項2記載のスラリの固液分離方法。
  8. 【請求項8】 前記タンク内のケーキをタンク下方に押
    出すに際しては、当該タンクの外周面をバイブレータで
    加振することを特徴とする請求項6又は7記載のスラリ
    の固液分離方法。
  9. 【請求項9】 前記スラリは、湿式石灰石膏法の脱硫装
    置で副生する石膏スラリであることを特徴とする請求項
    1乃至8のいずれかに記載のスラリの固液分離方法。
  10. 【請求項10】 側壁に反転用軸を下部にフィルタを設
    けたタンクを、円形状に複数個配置し、これらタンクが
    間欠的に回転移動するようにし、各停止位置にそれぞ
    れ、スラリを供給する機構、排水処理を行う機構、振動
    付加を行う機構、さらにタンクを反転させて固液分離さ
    れた固形分のケーキを排出する機構を備え、特定のタン
    クが1回転する間にそのタンクにおけるスラリの固液分
    離が終了するように構成したことを特徴とするスラリの
    固液分離装置。
  11. 【請求項11】 下面に取外し可能なフィルタを設けた
    タンクを、円形状に複数個配置し、これらタンクが間欠
    的に回転移動するようにし、各停止位置にそれぞれ、ス
    ラリを供給する機構、排水処理を行う機構、振動付加を
    行う機構、さらに前記フィルタを取外して固液分離され
    た固形分のケーキをタンク下方に排出する機構を備え、
    特定のタンクが1回転する間にそのタンクにおけるスラ
    リの固液分離が終了するように構成したことを特徴とす
    るスラリの固液分離装置。
  12. 【請求項12】 前記タンクの下方に真空引き装置を配
    置し、フィルタを介して真空引きすることにより液の分
    離を促進する構成としたことを特徴とする請求項10又
    は11記載のスラリの固液分離装置。
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