JP3300564B2 - 移動通信システム - Google Patents

移動通信システム

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JP3300564B2
JP3300564B2 JP07402695A JP7402695A JP3300564B2 JP 3300564 B2 JP3300564 B2 JP 3300564B2 JP 07402695 A JP07402695 A JP 07402695A JP 7402695 A JP7402695 A JP 7402695A JP 3300564 B2 JP3300564 B2 JP 3300564B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動通信システムに係
り、特に高速ダウンリンクと低速アップリンクを持つ送
受非対称通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信システムにおいて、移動端末で
遠隔地との通信を行うのみでなく、移動端末からネット
ワーク上のデータべースにアクセスしてデータベースに
蓄積されている情報を閲覧するなどの試みがなされてい
る。このようなシステムでは、通信の高速性が要求され
る。高速通信を行うためには多大な電力を消費するの
で、バッテリを電源とする携帯型の移動端末で高速通信
を行うことは難しいとされていた。このような問題に対
し、送信と比して受信にはさほど電力を消費しないとい
う観点から、移動端末から基地局への送信は低速で行
い、基地局からの受信は高速で行うことにより、全体と
して通信速度を高くするいわゆる送受非対称通信方式が
考えられている。
【0003】ところで、このような移動通信システムで
は端末の移動とともに伝送品質が変わり得る状況にあ
る。伝送品質の変化に対し一定の通信品質を保って通信
を行うための方法として、可変伝送速度方式と誤り再送
制御方式が知られている。可変伝送速度方式は、伝送品
質が悪いときには伝送速度を落とし、伝送品質が良いと
きには伝送速度を上げることにより、通信品質を保証す
るものである。この方式では伝送品質により伝送速度が
変化するので、1パケット当たりの伝送時間はパケット
毎に異なる。誤り再送制御方式は、誤りのあったパケッ
トを再送することにより、品質を保証するものである。
この方式では誤ったパケットは複数回伝送されるので、
やはり1パケット当たりの伝送時間はパケット毎に異な
る。
【0004】このように可変伝送速度方式および誤り再
送制御方式では、いずれも1パケット当たりの伝送時間
が種々変化する。このため、移動端末においてはデータ
ベースからの情報を閲覧する場合、必要な情報を表示す
るまでに要する待ち時間が送信時間の変化に伴って種々
変化してしまう可能性がある。例えば、データベースに
格納された情報がページ単位で管理されており、移動端
末において本を見るようにページ単位で情報を検索して
表示する場合、あるページを表示するときはほとんど待
たされないが、別のあるページを表示するときは長い時
間待たされるということが起こる。これは移動端末の利
用者にとって、操作性という点で好ましくない。
【0005】この問題を解決するには、移動端末に大容
量のメモリを設け、端末利用者が必要と思われるページ
の情報を全て受信してメモリに格納しておき、これを随
時読み出すようにすればよい。しかし、特に携帯型の移
動端末に内蔵されるメモリは小型軽量化、電力消費の面
から、その記憶容量が自ずと制限され、高々数ページ分
程度の情報しか格納できないので、このメモリを介して
データベースからの情報を表示しても、メモリに格納さ
れていないページを検索する場合には依然として時間が
かかることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の移動通信システムでは、可変伝送速度方式や誤り再送
制御方式により移動端末と基地局との間の通信品質を一
定に保とうとすると、伝送時間が種々変化するため、例
えばデータベースにページ単位で管理された情報を端末
で活用する場合、表示に要する時間がページによって異
なってしまい、端末の利用者にとって操作性が悪いとい
う問題があった。
【0007】本発明は、通信品質を一定に保ちつつ、携
帯型移動端末でのページ単位の情報表示に要する処理速
度を見掛け上一定にでき、操作性に優れた移動通信シス
テムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
第1の発明では、基地局と、移動端末と、前記基地局か
ら前記移動端末へ情報を伝送するための高速ダウンリン
ク、前記基地局から前記移動端末へ情報を伝送するため
の前記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低速ダウン
リンク、及び前記移動端末から前記基地局へ情報を伝送
するための前記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低
速アップリンクとを有する移動通信システムであって、
前記基地局は、ページ単位に管理されかつ各ページにペ
ージ番号が付けられた情報を蓄積する蓄積手段と、この
蓄積手段により蓄積された情報を前記移動端末からの閲
覧要求に応答して前記高速ダウンリンクを介して可変伝
送速度で送信する情報送信手段とを有するとともに、前
記移動端末に送信すべき前記情報のうち大部分を複数の
固定長ブロックとして前記高速ダウンリンクで送信し、
該情報の残りの部分を前記低速ダウンリンクを介して送
信し、前記移動端末は、該移動端末の利用者による閲覧
指示入力に応じたページ番号を閲覧要求として前記基地
局へ前記低速アップリンクを介して送信する閲覧要求送
信手段と、前記高速ダウンリンクの伝送速度が所定値以
下の場合に前記基地局から前記高速ダウンリンクを介し
て送信されてきた情報を記憶保持する記憶手段と、この
記憶手段から読み出された所望ページの情報を表示する
表示手段とを有し、前記高速ダウンリンクの伝送速度が
所定値以下の場合には、前記表示手段で所望ページの情
報が表示されている間に、前記閲覧要求送信手段が該所
望ページと異なるページのページ番号を閲覧要求として
前記基地局へ送信すると共に、前記記憶手段が該所望ペ
ージと異なるページの情報を取り込んで記憶保持するこ
とを特徴とするものである。
【0009】また、第2の発明では、基地局と、移動端
末と、前記基地局から前記移動端末へ情報を伝送するた
めの高速ダウンリンク、前記基地局から前記移動端末へ
情報を伝送するための前記高速ダウンリンクより伝送速
度の遅い低速ダウンリンク、及び前記移動端末から前記
基地局へ情報を伝送するための前記高速ダウンリンクよ
り伝送速度の遅い低速アップリンクとを有する移動通信
システムであって、前記基地局は、ページ単位に管理さ
れかつ各ページにページ番号が付けられた情報を蓄積す
る蓄積手段と、この蓄積手段により蓄積された情報を前
記移動端末からの閲覧要求に応答して前記高速ダウンリ
ンクを介して送信する情報送信手段と、前記移動端末か
らの誤り再送要求に応答して前記情報送信手段が同一情
報を再送するように制御する誤り再送制御手段とを有す
るとともに、前記移動端末に送信すべき前記情報のうち
大部分を複数の固定長ブロックとして前記高速ダウンリ
ンクで送信し、該情報の残りの部分を前記低速ダウンリ
ンクを介して送信し、前記移動端末は、該移動端末の利
用者による閲覧指示入力に応じたページ番号を閲覧要求
として前記基地局へ前記低速アップリンクを介して送信
する閲覧要求送信手段と、前記基地局から前記高速ダウ
ンリンクを介して送信されてきた情報を記憶保持する記
憶手段と、この記憶手段から読み出された所望ページの
情報を表示する表示手段と、前記基地局から前記高速ダ
ウンリンクを介して送信されてきた情報の誤りを検出し
たとき前記誤り再送要求を前記低速アップリンクを介し
て前記基地局へ送信する誤り再送要求送信手段とを有
し、前記表示手段で所望ページの情報が表示されている
間に、前記閲覧要求送信手段が該所望ページと異なるペ
ージのページ番号を閲覧要求として前記基地局へ送信す
ると共に、前記記憶手段が該所望ページと異なるページ
の情報を取り込んで記憶保持することを特徴とするもの
である。
【0010】また、第3の発明では、基地局と、移動端
末と、前記基地局から前記移動端末へ情報を伝送するた
めの高速ダウンリンク、前記基地局から前記移動端末へ
情報を伝送するための前記高速ダウンリンクより伝送速
度の遅い低速ダウンリンク、及び前記移動端末から前記
基地局へ情報を伝送するための前記高速ダウンリンクよ
り伝送速度の遅い低速アップリンクとを有する移動通信
システムであって、前記基地局は、ページ単位に管理さ
れかつ各ページにページ番号が付けられた情報を蓄積す
る蓄積手段と、この蓄積手段により蓄積された情報を前
記移動端末からの閲覧要求に応答して複数ページ単位で
前記高速ダウンリンクを介して送信する情報送信手段と
を有するとともに、前記移動端末に送信すべき前記情報
のうち大部分を複数の固定長ブロックとして前記高速ダ
ウンリンクで送信し、該情報の残りの部分を前記低速ダ
ウンリンクを介して送信し、前記移動端末は、前記基地
局から前記高速ダウンリンクを介して送信されてきた複
数ページの情報を記憶保持する記憶手段と、この記憶手
段に該移動端末の利用者による閲覧指示入力に対応した
ページの情報が格納されているとき該記憶手段から読み
出された該ページの情報を表示する表示手段と、前記記
憶手段に前記閲覧指示入力に対応したページの情報が格
納されていないときは該閲覧指示入力に応じた閲覧要求
を前記基地局へ前記低速アップリンクを介して送信する
閲覧要求送信手段とを有することを特徴とするものであ
る。
【0011】また、第4の発明では、基地局と、移動端
末と、前記基地局から前記移動端末へ情報を伝送するた
めの高速ダウンリンク、前記基地局から前記移動端末へ
情報を伝送するための前記高速ダウンリンクより伝送速
度の遅い低速ダウンリンク、及び前記移動端末から前記
基地局へ情報を伝送するための前記高速ダウンリンクよ
り伝送速度の遅い低速アップリンクとを有する移動通信
システムであって、前記基地局は、ページ単位に管理さ
れかつ各ページにページ番号が付けられた情報を蓄積す
る蓄積手段と、この蓄積手段により蓄積された情報を前
記移動端末からの閲覧要求に応答して前記高速ダウンリ
ンクを介して送信する情報送信手段とを有するととも
に、前記移動端末に送信すべき前記情報のうち大部分を
複数の固定長ブロックとして前記高速ダウンリンクで送
信し、該情報の残りの部分を前記低速ダウンリンクを介
して送信し、前記移動端末は、該移動端末の利用者によ
る閲覧指示入力に応じたページ番号を閲覧要求として前
記基地局へ前記低速アップリンクを介して送信し、前記
基地局から前記高速ダウンリンクを介して送信されてき
た情報を記憶手段に記憶保持して所望ページの情報を表
示するとともに、この所望ページの情報が表示されてい
る間に該所望ページと異なるページのページ番号を閲覧
要求として基地局へ送信して該所望ページと異なるペー
ジの情報を取り込んで前記記憶手段に記憶保持する第1
のモードと、前記基地局から前記高速ダウンリンクを介
して送信されてきた複数ページの情報を前記記憶手段に
記憶保持し、この記憶手段に該移動端末の利用者による
閲覧指示入力に対応したページの情報が格納されている
ときは該記憶手段から読み出された該ページの情報を表
示し、前記記憶手段に前記閲覧指示入力に対応したペー
ジの情報が格納されていないときは該閲覧指示入力に応
じた閲覧要求を前記基地局へ前記低速アップリンクを介
して送信する第2のモードとを少なくとも有し、これら
第1および第2のモードが選択可能に構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0012】また、第5の発明では、基地局と、移動端
末と、前記基地局から前記移動端末へ情報を伝送するた
めの高速ダウンリンク、前記基地局から前記移動端末へ
情報を伝送するための前記高速ダウンリンクより伝送速
度の遅い低速ダウンリンク、及び前記移動端末から前記
基地局へ情報を伝送するための前記高速ダウンリンクよ
り伝送速度の遅い低速アップリンクとを有する移動通信
システムであって、前記基地局は、ページ単位に管理さ
れかつ各ページにページ番号が付けられた情報を蓄積す
る蓄積手段と、この蓄積手段により蓄積された情報を前
記移動端末からの閲覧要求に応答して前記高速ダウンリ
ンクを介して可変伝送速度で送信する情報送信手段と、
前記情報送信手段が送信する情報に対応した属性情報を
前記低速ダウンリンクを介して前記移動端末に送信する
手段とを有し、前記移動端末は、該移動端末の利用者に
よる閲覧指示入力に応じたページ番号を閲覧要求として
前記基地局へ前記低速アップリンクを介して送信する閲
覧要求送信手段と、前記高速ダウンリンクの伝送速度が
所定値以下の場合に前記基地局から前記高速ダウンリン
クを介して送信されてきた情報を記憶保持する記憶手段
と、この記憶手段から読み出された所望ページの情報を
表示する表示手段とを有し、前記高速ダウンリンクの伝
送速度が所定値以下の場合には、前記表示手段で所望ペ
ージの情報が表示されている間に、前記閲覧要求送信手
段が該所望ページと異なるページのページ番号を閲覧要
求として前記基地局へ送信すると共に、前記記憶手段が
該所望ページと異なるページの情報を取り込んで記憶保
持することを特徴とするものである。
【0013】また、第6の発明では、基地局と、移動端
末と、前記基地局から前記移動端末へ情報を伝送するた
めの高速ダウンリンク、前記基地局から前記移動端末へ
情報を伝送するための前記高速ダウンリンクより伝送速
度の遅い低速ダウンリンク、及び前記移動端末から前記
基地局へ情報を伝送するための前記高速ダウンリンクよ
り伝送速度の遅い低速アップリンクとを有する移動通信
システムであって、前記基地局は、ページ単位に管理さ
れかつ各ページにページ番号が付けられた情報を蓄積す
る蓄積手段と、この蓄積手段により蓄積された情報を前
記移動端末からの閲覧要求に応答して前記高速ダウンリ
ンクを介して送信する情報送信手段と、前記移動端末か
らの誤り再送要求に応答して前記情報送信手段が同一情
報を再送するように制御する誤り再送制御手段と、前記
情報送信手段が送信する情報に対応した属性情報を前記
低速ダウンリンクを介して前記移動端末に送信する手段
を有し、前記移動端末は、該移動端末の利用者による閲
覧指示入力に応じたページ番号を閲覧要求として前記基
地局へ前記低速アップリンクを介して送信する閲覧要求
送信手段と、前記基地局から前記高速ダウンリンクを介
して送信されてきた情報を記憶保持する記憶手段と、こ
の記憶手段から読み出された所望ページの情報を表示す
る表示手段と、前記基地局から前記高速ダウンリンクを
介して送信されてきた情報の誤りを検出したとき前記誤
り再送要求を前記低速アップリンクを介して前記基地局
へ送信する誤り再送要求送信手段とを有し、前記表示手
段で所望ページの情報が表示されている間に、前記閲覧
要求送信手段が該所望ページと異なるページのページ番
号を閲覧要求として前記基地局へ送信すると共に、前記
記憶手段が該所望ページと異なるページの情報を取り込
んで記憶保持することを特徴とするものである。
【0014】また、第7の発明では、基地局と、移動端
末と、前記基地局から前記移動端末へ情報を伝送するた
めの高速ダウンリンク、前記基地局から前記移動端末へ
情報を伝送するための前記高速ダウンリンクより伝送速
度の遅い低速ダウンリンク、及び前記移動端末から前記
基地局へ情報を伝送するための前記高速ダウンリンクよ
り伝送速度の遅い低速アップリンクとを有する移動通信
システムであって、前記基地局は、ページ単位に管理さ
れかつ各ページにページ番号が付けられた情報を蓄積す
る蓄積手段と、この蓄積手段により蓄積された情報を前
記移動端末からの閲覧要求に応答して複数ページ単位で
前記高速ダウンリンクを介して送信する情報送信手段
と、前記情報送信手段が送信する情報に対応した属性情
報を前記低速ダウンリンクを介して前記移動端末に送信
する手段を有し、前記移動端末は、前記基地局から前記
高速ダウンリンクを介して送信されてきた複数ページの
情報を記憶保持する記憶手段と、この記憶手段に該移動
端末の利用者による閲覧指示入力に対応したページの情
報が格納されているとき該記憶手段から読み出された該
ページの情報を表示する表示手段と、前記記憶手段に前
記閲覧指示入力に対応したページの情報が格納されてい
ないときは該閲覧指示入力に応じた閲覧要求を前記基地
局へ前記低速アップリンクを介して送信する閲覧要求送
信手段とを有することを特徴とするものである。また、
第8の発明では、基地局と、移動端末と、前記基地局か
ら前記移動端末へ情報を伝送するための高速ダウンリン
ク、前記基地局から前記移動端末へ情報を伝送するため
の前記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低速ダウン
リンク、及び前記移動端末から前記基地局へ情報を伝送
するための前記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低
速アップリンクとを有する移動通信システムであって、
前記基地局は、ページ単位に管理されかつ各ページにペ
ージ番号が付けられた情報を蓄積する蓄積手段と、この
蓄積手段により蓄積された情報を前記移動端末からの閲
覧要求に応答して前記高速ダウンリンクを介して送信す
る情報送信手段と、前記情報送信手段が送信する情報に
対応した属性情報を前記低速ダウンリンクを介して前記
移動端末に送信する手段を有し、前記移動端末は、該移
動端末の利用者による閲覧指示入力に応じたページ番号
を閲覧要求として前記基地局へ前記低 速アップリンクを
介して送信し、前記基地局から前記高速ダウンリンクを
介して送信されてきた情報を記憶手段に記憶保持して所
望ページの情報を表示するとともに、この所望ページの
情報が表示されている間に該所望ページと異なるページ
のページ番号を閲覧要求として基地局へ送信して該所望
ページと異なるページの情報を取り込んで前記記憶手段
に記憶保持する第1のモードと、前記基地局から前記高
速ダウンリンクを介して送信されてきた複数ページの情
報を前記記憶手段に記憶保持し、この記憶手段に該移動
端末の利用者による閲覧指示入力に対応したページの情
報が格納されているときは該記憶手段から読み出された
該ページの情報を表示し、前記記憶手段に前記閲覧指示
入力に対応したページの情報が格納されていないときは
該閲覧指示入力に応じた閲覧要求を前記基地局へ前記低
速アップリンクを介して送信する第2のモードとを少な
くとも有し、これら第1および第2のモードが選択可能
に構成されていることを特徴とするものである。
【0015】上述した構成により第1の発明では、可変
伝送速度方式において移動端末の利用者があるページを
閲覧している間に、次に利用者が閲覧する可能性の高い
前ページや次ページの情報を先読みしてメモリに格納す
るための通信を移動端末と基地局との間で行う。この場
合、情報の閲覧に要する時間より通信に要する時間の方
が短いので、伝送品質が悪いために伝送速度が低く設定
されているときでも、利用者は所望のページを閲覧する
際に待たされることがなく、前ページに戻る、次ページ
に進むというあたかも本を読む感覚で情報の閲覧を行う
ことが可能となり、操作性が著しく向上する。また、伝
送品質がよく伝送速度が高い場合には、このようなバッ
ファリングを行わないことで、消費電力の節約を行うこ
とができる。さらに、移動端末に送信すべき情報のうち
大部分を複数の固定長ブロックとして高速ダウンリンク
で送信し、残りの部分を低速ダウンリンクを介して送信
することにより、移動端末での情報の管理が容易とな
り、また可変長のページを実現しやすく、回線の使用効
率もよくなる。
【0016】第2の発明では、誤り再送制御方式におい
て、移動端末の利用者があるページを閲覧している間
に、次に利用者が閲覧する可能性の高い前ページや次ペ
ージの情報を先読みしてメモリに格納するための通信を
移動端末と基地局との間で行う。この場合、情報の閲覧
に要する時間より通信に要する時間の方が短いので、誤
りが検出され再送制御を行った場合でも、利用者は所望
のページを閲覧する際に待たされることがなく、前ペー
ジに戻る、次ページに進むというあたかも本を読む感覚
で情報の閲覧を行うことが可能となり、操作性が著しく
向上する。また、再送制御を行わない場合には、このよ
うなバッファリングを行わないことで、消費電力の節約
を行うことができる。さらに、移動端末に送信すべき情
報のうち大部分を複数の固定長ブロックとして高速ダウ
ンリンクで送信し、残りの部分を低速ダウンリンクを介
して送信することにより、移動端末での情報の管理が容
易となり、また可変長のページを実現しやすく、回線の
使用効率もよくなる。
【0017】第3の発明においては、移動端末は基地局
から送信された複数ページ単位の情報をキャッシュメモ
リなどに格納しておき、閲覧要求のあったページの情報
がキャッシュメモリに格納されていない時のみ基地局に
通信を要求するので、頻繁に参照されるページ、例えば
目次や操作法を記述したページでに関しては、その都度
端末と基地局との間で通信を行わずに済む。この場合
も、伝送速度の差をバッファで吸収できる。さらに、高
速ダウンリンクを使って情報を大きな単位、例えば数ペ
ージで送信するため、伝送におけるオーバーヘッドを減
少させることが可能となる。さらに、移動端末に送信す
べき情報のうち大部分を複数の固定長ブロックとして高
速ダウンリンクで送信し、残りの部分を低速ダウンリン
クを介して送信することにより、移動端末での情報の管
理が容易となり、また可変長のページを実現しやすく、
回線の使用効率もよくなる。
【0018】第4の発明によると、第1または第2の発
明に基づく第1のモードと第3の発明に基づく第2のモ
ードを移動端末の利用者が所望とする情報の閲覧形態に
応じて選択することが可能となる。
【0019】第5の発明では、可変伝送速度方式におい
て移動端末の利用者があるページを閲覧している間に、
次に利用者が閲覧する可能性の高い前ページや次ページ
の情報を先読みしてメモリに格納するための通信を移動
端末と基地局との間で行う。この場合、情報の閲覧に要
する時間より通信に要する時間の方が短いので、伝送品
質が悪いために伝送速度が低く設定されているときで
も、利用者は所望のページを閲覧する際に待たされるこ
とがなく、前ページに戻る、次ページに進むというあた
かも本を読む感覚で情報の閲覧を行うことが可能とな
り、操作性が著しく向上する。また、伝送品質がよく伝
送速度が高い場合には、このようなバッファリングを行
わないことで、消費電力の節約を行うことができる。さ
らに、低速ダウンリンクを属性情報の送信に利用するこ
とにより、その属性情報を利用して移動端末で情報を容
易に管理することが可能となり、また可変長のページを
実現しやすく、回線の使用効率もよくなる。第6の発明
では、誤り再送制御方式において、移動端末の利用者が
あるページを閲覧している間に、次に利用者が閲覧する
可能性の高い前ページや次ページの情報を先読みしてメ
モリに格納するための通信を移動端末と基地局との間で
行う。この場合、情報の閲覧に要する時間より通信に要
する時間の方が短いので、誤りが検出され再送制御を行
った場合でも、利用者は所望のページを閲覧する際に待
たされることがなく、前ページに戻る、次ページに進む
というあたかも本を読む感覚で情報の閲覧を行うことが
可能となり、操作性が著しく向上する。また、再送制御
を行わない場合には、このようなバッファリングを行わ
ないことで、消費電力の節約を行うことができる。さら
に、低速ダウンリンクを属性情報の送信に利用すること
により、その属性情報を利用して移動端末で情報を容易
に管理することが可能となり、また可変長のページを実
現しやすく、回線の使用効率もよくなる。第7の発明に
おいては、移動端末は基地局から送信された複数ページ
単位の情報をキャッシュメモリなどに格納しておき、閲
覧要求のあったページの情報がキャッシュメモリに格納
されていない時のみ基地局に通信を要求するので、頻繁
に参照されるページ、例えば目次や操作法を記述したペ
ージでに関しては、その都 度端末と基地局との間で通信
を行わずに済む。この場合も、伝送速度の差をバッファ
で吸収できる。さらに、高速ダウンリンクを使って情報
を大きな単位、例えば数ページで送信するため、伝送に
おけるオーバーヘッドを減少させることが可能となる。
さらに、低速ダウンリンクを属性情報の送信に利用する
ことにより、その属性情報を利用して移動端末で情報を
容易に管理することが可能となり、また可変長のページ
を実現しやすく、回線の使用効率もよくなる。
【0020】第8の発明によると、第5または第6の発
明に基づく第1のモードと第7の発明に基づく第2のモ
ードを移動端末の利用者が所望とする情報の閲覧形態に
応じて選択することが可能となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0022】図1は、本発明の一実施例に係る移動通信
システムの概略構成図である。同図に示すように基地局
1が形成するサービスエリア(ゾーン)2内で基地局1
と通信を行う携帯型移動端末3が位置している。基地局
1と移動端末3との間には、無線伝送路として、基地局
1から移動端末3へ情報を伝送するための高速ダウンリ
ンク4と、移動端末3から基地局1へ情報を伝送するた
めの低速アップリンク5が形成されている。なお、後述
するように低速アップリンク5に低速ダウンリンク6を
組み合わせて、低速双方向リンクを形成する場合もあ
る。
【0023】基地局1には蓄積部7およびネットワーク
8が接続されており、基地局1はネットワーク8を介し
てデータベース9から適宜情報を取り込んで蓄積部7に
蓄積する。データベース9に蓄積された情報10は、図
3に示すようにページ単位で管理され、かつ各ページに
はページ番号が付けられている。なお、データベース9
は基地局1が保持していてもよい。
【0024】移動端末3は、データベース9に格納され
た情報のうち閲覧(表示)したい情報のページを示すペ
ージ番号を閲覧要求として低速アップリンク5を介して
基地局1に送信する。基地局1は、この閲覧要求を受け
取るとネットワーク8を介してデータベース9より要求
のあったページ番号のページの情報を蓄積部7に取り込
み、高速ダウンリンク4を介して移動端末3に対して伝
送する。この際、移動端末3が閲覧要求として要求する
ページ番号に何ら制約はなく、端末3の利用者が欲する
任意のページ番号を要求することができる。従って、移
動端末3は後述するようにして、次に利用者が閲覧する
可能性の高いページの情報を予め先読みして、例えばメ
インメモリ15あるいはキャッシュメモリ19に記憶し
ておくことが可能である。
【0025】図2に、移動端末3の構成例を示す。同図
に示されるように、この移動端末3はアンテナ11、伝
送速度可変送受信装置12、入力部13、CPU14、
メインメモリ15、表示部16、DMA(ダイレクトメ
モリアクセス)コントローラ17、キャッシュコントロ
ーラ18およびキャッシュメモリ19からなり、これら
がバス20によって接続されている。各部の機能につい
ては、後述する。
【0026】伝送速度可変送受信装置12は、高速ダウ
ンリンク4および低速アップリンク5の伝送品質が悪い
ときには伝送速度を低くし、伝送品質が良いときには伝
送速度を高くすることにより、一定の伝送品質を保つ目
的で設けられている。また、伝送速度が高い場合にはバ
ッファリングの効果が少ないので、伝送速度が遅い時の
みバッファリングすることにし、バッファリングしない
ときは無用となるメモリに給電しないことで、電源のバ
ッテリを節約する。
【0027】伝送速度可変送受信装置12は、例えば図
4に示すように送受信回路を含む無線回路部21、送信
信号源22、プログラマブルフィルタ23、復調器2
4、クロック発生器25、伝送品質推定部26および制
御部27からなる。無線回路部21は、アンテナ11に
より受信された基地局1からのRF信号をIF信号もし
くはベースバンド信号に変換する。この無線回路部21
の出力信号は、ローパスフィルタからなるプログラマブ
ルフィルタ23により帯域制限された後、復調器24に
よりディジタル信号(ビット列)に変換される。復調器
24が扱うディジタル信号の帯域は、クロック発生器2
5から発生されるクロック信号により制御される。
【0028】伝送品質推定部26は、伝送品質と相関の
高い物理現象を測定することによって、伝送品質の推定
値を出力するものであり、例えばその物理現象の現象値
と推定値の関係をROM等に記述したテーブルルックア
ップにより実現される。伝送速度は伝送品質によって変
化するが、伝送品質そのものを測定することはハードウ
ェアが大規模になったり、消費電力が多くなるとなど困
難な点が多いばかりでなく、そもそも伝送品質の測定そ
のものが難しいため、伝送品質と相関の高い物理現象の
測定で代用することが望ましい。このような物理現象と
しては、例えば電界強度、アイパターンの広がり、既知
パターンの測定による伝送路誤り率の測定値、誤り訂正
部の出力などが考えられ、またこれらを組み合わせでも
よい。図4の例では、伝送品質推定部26は無線回路2
1の受信出力信号から伝送品質を推定している。
【0029】制御部27は、伝送品質推定部26の推定
値に基づいて、伝送速度を指定する信号を送信信号源2
2から無線回路部21に送出させる。無線回路部21
は、この伝送速度指定信号をアンテナ11から低速アッ
プリンク5を介して基地局1に送信する。この伝送速度
指定信号を受信すると、基地局1は指定された伝送速度
でダウンリンク4を介して情報を送信する。すなわち、
伝送品質推定部26で伝送品質が悪いと推定された場合
には、基地局1は伝送速度を低下するように動作する。
【0030】また、制御部27は基地局1からの伝送速
度の変更に伴って、クロック発生器25の発生するクロ
ックの周期を制御し、受信時の伝送速度可変を実現する
とともに、プログラマブルフィルタ23の特性も制御す
る。後者のプログラマブルフィルタ23の特性制御は、
伝送速度の変更により除去すべき雑音の帯域も変化する
ことを考慮して、より性能を向上させるために行われ
る。
【0031】図4の復調器24から出力されるビット列
は、図2中のCPU14により、またはDMAコントロ
ーラ17を介して直接メインメモリ15に、あるいはキ
ャッシュコントローラ18を介してキャッシュメモリ1
9に書き込まれる。メインメモリ15あるいはキャッシ
ュメモリ19に書き込まれた情報は、表示部16に表示
される。表示部16は、携帯型移動端末3に適した例え
ば液晶ディスプレイが用いられる。なお、ビット列をメ
インメモリ15に格納せず、図示しないビデオRAMに
DMAコントローラ17を用いて格納するようにしても
よい。
【0032】メインメモリ15あるいはキャッシュメモ
リ19は、伝送速度可変送受信装置12における図4中
の制御部27からの伝送速度の情報に基づいて、CPU
14あるいはキャッシュコントローラ18により制御さ
れ、伝送速度が所定値以下の場合にのみ基地局1から送
信されたきた情報をバッファリングするように動作す
る。
【0033】図5は、このようにして基地局1から送信
されてくる情報(復調器24から出力されるビット列)
をバッファリングするメインメモリ15あるいはキャッ
シュメモリ19内の記憶領域の構成を示す図であり、こ
の例ではメモリ(A)31,メモリ(B)32,メモリ
(C)33とセレクタ34からなる。セレクタ34は、
CPU14からバス20に接続されたコントロール線を
介して制御信号を受け、メモリ31,32,33の書き
込み(ライト)および読み出し(リード)を独立に選択
する。すなわち、メモリ31,32,33は独立に管理
されているので、同一アドレスであっても異なるメモリ
であれば読み出しと書き込みを同時に行うことができ
る。このために、セレクタ34のアドレス線は読み込み
用と書き込み用の2本が用意されている。また、セレク
タ34はコントロール線を介して供給される制御信号に
よりメモリ31,32,33を切り換える機能も有す
る。
【0034】このようにメインメモリ15あるいはキャ
ッシュメモリ19を構成することによって、メモリ3
1,32,33のいずれか一つに基地局1からの情報を
書き込み、書き込まれた情報を他のいずれか一つから読
み出して表示部16に表示することができる。
【0035】図6は、セレクタ34によるメモリ(A)
31,メモリ(B)32,メモリ(C)33の切り換え
の様子を示す図であり、tは表示部16で現在表示を行
っている時刻、t−1はその1時刻前の状態を示してい
る。メモリAは現在表示しているページ−1(前ペー
ジ)の情報を保持するために用いられ、メモリBは現在
表示しているページの情報を保持するために用いられ、
メモリCは現在表示しているページ+1(次ページ)の
情報を保持するために用いられる。
【0036】移動端末3の利用者によって、入力部13
より「次ページ指示」、つまり次ページを表示する旨の
指示が入力されると、メモリAの内容は捨て、代わりに
時刻t−1におけるメモリBの内容をメモリAに複写
し、時刻t−1におけるメモリCの内容をメモリBに複
写して、メモリBの内容を表示部16で表示する。ここ
で、時刻tにおいてメモリCの内容は表示しているペー
ジ+1(次ページ)の情報とはなっていないので、メモ
リBの内容を利用者が閲覧している間に、基地局1から
送信されて来る次ページの情報をメモリCに取り込むよ
うにする。
【0037】同様に、移動端末3の利用者によって入力
部13より「前ページ指示」、つまり前ページを表示す
る旨の指示が入力されると、メモリBの内容をメモリC
に、メモリAの内容をメモリBにそれぞれ複写して、メ
モリBの内容を表示部16で表示すると共に、メモリA
に基地局1から送信されてくる2ページ前のページの情
報を新たに前ページの情報として読み込む。
【0038】なお、ここでは複写するとしたが、セレク
タ34に選択回路を組み入れることで、複写という動作
を省いて切り替えるだけで上述の機能を実現できる。
【0039】次に、データベース9に格納されている情
報のページ構成を説明する。ページ構成は、固定長であ
ることが管理上から、また伝送速度の変化をメモリ(バ
ッファ)で吸収できるため有利である。
【0040】図7は、固定長のページ構成の一例であ
り、可変長である情報部の後にバディング(つめもの)
を配置することにより、固定長に揃えている。
【0041】図8は、固定長のページ構成の他の例であ
り、情報部をn個のブロック1〜nにより構成し、ブロ
ック1〜ブロックn−1を固定長ブロック、最終ブロッ
クnを可変長ブロックとして、最終ブロックnの後にパ
ディングを配置することにより、全体を固定長としてい
る。
【0042】図9は、ページ構成の別の例であり、情報
部をn個のブロック1〜nにより構成し、ブロック1〜
ブロックn−1を固定長ブロックとし、最終ブロックn
を可変長ブロックとする点は図8と同様であるが、パデ
ィングは配置されておらず、全体は可変長となってい
る。但し、この例では固定長であるブロック1〜n−1
は高速ダウンリンク4を介して伝送し、可変長ブロック
である最終ブロックnは低速ダウンリンク6を介して伝
送する。すなわち、ページの情報の大部分は比較的大き
な固定長ブロックで高速ダウンリンク4を介して伝送
し、残りのわずかな情報を可変長ブロックとして低速ダ
ウンリンク6を介して伝送するため、伝送速度の変化を
メモリ(バッファ)で吸収でき、また回線の使用効率が
向上する。
【0043】また、図9に示したページ構成において、
可変長ブロックnで伝送する情報をページの情報でな
く、そのページの情報に付加される属性情報としてもよ
い。このような属性情報としては、例えば目次、ページ
の情報量を示す値、ページ内の図や画像の有無を示す情
報その他の情報が考えられる。
【0044】図10は、ページ構成のさらに別の例であ
り、情報部を複数の固定長フレーム1〜nで構成し、最
終部分はパディングを配置して、全体を固定長としてい
る。この場合、各フレーム1〜nはARQ(自動再送要
求)を行うことができるように誤り検出符号化されてい
る。なお、図10のページ構成を用いた場合のシステム
構成については後述する。
【0045】本実施例は、入力部13にモード切換え機
能が設けられており、少なくとも2つのモードを切換え
ることができるように構成されている。以下、これらの
モードについて説明する。
【0046】<第1のモード>このモードでは、移動端
末3から閲覧したいページのページ番号を閲覧要求とし
て低速アップリンク5を介して基地局1に送信する。基
地局1は、この閲覧要求のページ番号を受け取ると、該
当ページの情報をネットワーク9を介してデータベース
9から蓄積部7に取り込み、高速ダウンリンク4を介し
て移動端末3に伝送する。そして、移動端末3は引き続
き最初に閲覧要求を行ったページの前後のページのペー
ジ番号を同様に基地局1に送信し、基地局1はそれらの
ページ番号のページの情報を順次上記と同様に移動端末
3に伝送する。
【0047】移動端末3では、伝送速度が所定値以下の
場合には、このようにして基地局1から伝送されてきた
情報を図5および図6で説明したようにメインメモリ1
5あるいはキャッシュメモリ19に書き込みバッファリ
ングする。この場合、移動端末3では前ページ指示、次
ページ指示を行うことにより、現在表示部16で表示し
て閲覧しているページの前後のページを直ちに表示する
ことができる。すなわち、移動端末3の利用者は、現在
閲覧しているページから前ページに戻る、あるいは次ペ
ージに進むというように、あたかも本を読みごとくデー
タベース9に格納された情報10を閲覧することができ
る。
【0048】<第2のモード>このモードでは、移動端
末3からの閲覧要求であるページ番号は一旦キャッシュ
コントローラ18にトラップされる。キャッシュコント
ローラ18は、この閲覧要求のページ番号のページの情
報がキャッシュメモリ19に格納されているかどうかを
調べ、該当ページの情報が格納されていればそれを表示
部16に転送するが、格納されていない場合は閲覧要求
のページ番号のページが情報が含まれているブロックを
送信する旨の送信要求を出す。この送信要求は、移動端
末3から基地局1に低速アップリンク5を介して基地局
1に伝送される。この要求を受けて、基地局1は該当ペ
ージの情報を移動端末3に送信する。
【0049】他の態様によると、第2の伝送モードでは
移動端末3からの閲覧要求はDMAコントローラ17に
対してブロック単位でなされる。DMAコントローラ1
7は、その閲覧要求のあったページ番号のページの情報
がキャッシュメモリ19に格納されているかどうかを調
べ、該当ページの情報が格納されていればそれを表示部
16に転送するが、格納されていない場合は閲覧要求の
ページ番号のページが情報が含まれているブロックを送
信する旨の送信要求を出す。この送信要求は、移動端末
3から基地局1に低速アップリンク5を介して基地局1
に伝送される。この要求を受けて、基地局1は該当ペー
ジの情報を移動端末3に送信する。
【0050】このモードによると、例えば短期間のうち
に2回あるいはそれ以上というように頻繁に閲覧要求の
あったページの情報をキャッシュメモリ19に格納して
おくことにより、そのような情報は閲覧要求の都度基地
局1から伝送させる必要はなく、キャッシュメモリ19
から読み出して直ちに閲覧することができる。なお、こ
のような頻繁に閲覧要求の生じる情報としては、例えば
目次のページとか、操作法を記述したページの情報が挙
げられる。
【0051】なお、以上述べた第1および第2のモード
とは別に、基地局1から移動局3へ向けて複数ページに
渡る情報を連続して送信する第3のモード、いわゆる放
送モードを持つことも可能である。
【0052】図11は、本発明の他の実施例に係る移動
通信システムの構成図であり、図1に示したネットワー
ク8およびデータベース9は図では省略している。図1
1において、基地局1はアンテナ41を介して移動端末
3と送受信を行う無線回路部42と、誤り再送制御を実
現するための誤り検出符号化部43および制御部44を
有する。
【0053】一方、本実施例における移動端末3は、全
体としては図2に示した構成であるが、送受信装置は
送速度可変とはなっていない。すなわち、移動端末3内
の送受信装置は図11中に示されるように、基本的には
図4中から伝送品質推定部26を取り除いた構成である
が、基地局1に誤り検出符号化43を設けたことに伴
い、復調器24の出力側に誤り検出部28を配置してい
る。
【0054】移動端末3は、先の実施例と同様にデータ
ベース9に格納された情報のうち閲覧(表示)したい情
報のページを示すページ番号を閲覧要求として低速アッ
プリンク5を介して基地局1に送信する。基地局1は、
この閲覧要求を受け取るとネットワーク8を介してデー
タベース9より要求のあったページ番号のページの情報
を蓄積部7に取り込み、高速ダウンリンク4を介して移
動端末3に対して伝送する。ここで、移動端末3に送信
される情報は図10に示したような複数の固定長フレー
ムからなるページ構成とされ、誤り検出符号化部43に
よりフレーム単位で誤り検出符号化される。
【0055】こうして基地局3より高速ダウンリンク4
を介してフレーム毎に送信された情報は移動端末3で受
信される。各フレームは誤り検出符号化されているの
で、受信端末3では誤り検出部28を用いて受信フレー
ムに誤りが含まれているかどうかを検出することができ
る。そして、誤り検出部28で誤りが検出された場合に
は、移動端末3では制御部27が送信信号源22を制御
して、その誤りが検出されたフレームについて低速アッ
プリンク5を介して基地局3に対し再送要求を送信す
る。
【0056】本実施例においても、先の実施例と同様に
移動端末3が閲覧要求として要求するページ番号に何ら
制約はなく、端末3の利用者が欲する任意のページ番号
を要求することができる。従って、移動端末3は次に利
用者が閲覧する可能性の高いページの情報を予め先読み
して、例えばメインメモリ15あるいはキャッシュメモ
リ19に記憶しておくことが可能である。この先読みの
ための具体的な手法は先の実施例と同様であるため、説
明を省略する。
【0057】ところで、本実施例では上述したようにフ
レーム単位で再送要求が出されるため、誤りが検出され
て再送要求を行ったフレームとそうでないフレームとで
はフレーム当たりの伝送時間が異なり、また再送要求の
回数によっても伝送時間が異なる。この結果、1ページ
当たりの情報の伝送時間も種々異なってしまう。しか
し、先の実施例と同様にして上記のように先読みを行う
ようにすれば、このような伝送時間の相違によらず前ペ
ージまたは次ページの情報を長い待ち時間を持つことな
く直ちに閲覧することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば移
動端末を小型軽量化できる送受非対称構成の移動通信シ
ステムにおいて、通信品質を一定に保つために基地局か
ら移動局へ向かう高速ダウンリンクの伝送速度を可変に
したり、あるいは基地局から移動局へ再送制御を行う場
合に、利用者が所望のページを閲覧している間に次に閲
覧する可能性のある前ページや次ページの情報を基地局
から予め送信させ、端末側でメモリに記憶しておくいわ
ゆる先読みを行ったり、あるいは閲覧する可能性のある
複数ページ分の情報をまとめて基地局から移動端末に送
信してキャッシュメモリなどに格納しておき、格納され
ていない閲覧指示入力に対応したページの情報が格納さ
れていないときのみ基地局から移動局へ送信させる構成
とすることにより、各ページの伝送速度の相違を吸収し
て情報の表示に要する時間をページによらず一定にする
ことができ、移動端末での操作性が著しく向上するとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る移動通信システムの概
略構成を示す図
【図2】同実施例における移動端末の内部構成を示すブ
ロック図
【図3】同実施例におけるデータベース内に蓄積された
情報の構成を示す図
【図4】図2中の伝送速度可変送受信装置の構成を示す
ブロック図
【図5】同実施例におけるメモリの内部構成を示すブロ
ック図
【図6】図5のメモリの動作を説明するための図
【図7】本発明における情報のページ構成を示す図
【図8】本発明における情報のページ構成の他の例を示
す図
【図9】本発明における情報のページ構成の別の例を示
す図
【図10】本発明における情報のページ構成のさらに別
の例を示す図
【図11】本発明の他の実施例に係る移動通信システム
における基地局および移動端末の構成を示す図
【符号の説明】
1…基地局 2…ゾーン 3…移動端末 4…高速ダウンリンク 5…低速アップリンク 6…低速ダウンリンク 7…蓄積部 8…ネットワーク 9…データベース 10…情報 11…移動端末アンテナ 12…伝送速度可変送受信装置 13…入力部 13a…モード切換部 14…CPU 15…メインメモリ 16…表示部 17…DMAコントローラ 18…キャッシュコントローラ 19…キャッシュメモリ 20…バス 21…無線回路部 22…送信信号源 23…プログラマブルフィルタ 24…復調器 25…クロック発生器 26…伝送品質推定部 27…制御部 28…誤り検出部 31…第1のメモリ(第1の記憶領域) 32…第2のメモリ(第2の記憶領域) 33…第3のメモリ(第3の記憶領域) 34…セレクタ 41…基地局アンテナ 42…無線回路部 43…誤り検出符号化部 44…制御部
フロントページの続き (72)発明者 中島 暢康 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 小倉 浩嗣 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 農人 克也 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 菅原 勉 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (56)参考文献 特開 平3−22639(JP,A) 特開 昭62−271178(JP,A) 特開 平7−67175(JP,A) 国際公開94/8403(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38 G06F 13/00 351

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基地局と、移動端末と、前記基地局から
    記移動端末へ情報を伝送するための高速ダウンリンク、
    前記基地局から前記移動端末へ情報を伝送するための前
    記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低速ダウンリン
    ク、及び前記移動端末から前記基地局へ情報を伝送する
    ための前記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低速ア
    ップリンクとを有する移動通信システムであって、 前記基地局は、ページ単位に管理されかつ各ページにペ
    ージ番号が付けられた情報を蓄積する蓄積手段と、この
    蓄積手段により蓄積された情報を前記移動端末からの閲
    覧要求に応答して前記高速ダウンリンクを介して可変伝
    送速度で送信する情報送信手段とを有するとともに、前
    記移動端末に送信すべき前記情報のうち大部分を複数の
    固定長ブロックとして前記高速ダウンリンクで送信し、
    該情報の残りの部分を前記低速ダウンリンクを介して送
    信し、 前記移動端末は、該移動端末の利用者による閲覧指示入
    力に応じたページ番号を閲覧要求として前記基地局へ前
    記低速アップリンクを介して送信する閲覧要求送信手段
    と、前記高速ダウンリンクの伝送速度が所定値以下の場
    合に前記基地局から前記高速ダウンリンクを介して送信
    されてきた情報を記憶保持する記憶手段と、この記憶手
    段から読み出された所望ページの情報を表示する表示手
    段とを有し、前記高速ダウンリンクの伝送速度が所定値
    以下の場合には、前記表示手段で所望ページの情報が表
    示されている間に、前記閲覧要求送信手段が該所望ペー
    ジと異なるページのページ番号を閲覧要求として前記基
    地局へ送信すると共に、前記記憶手段が該所望ページと
    異なるページの情報を取り込んで記憶保持することを特
    徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】基地局と、移動端末と、前記基地局から
    記移動端末へ情報を伝送するための高速ダウンリンク、
    前記基地局から前記移動端末へ情報を伝送するための前
    記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低速ダウンリン
    ク、及び前記移動端末から前記基地局へ情報を伝送する
    ための前記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低速ア
    ップリンクとを有する移動通信システムであって、 前記基地局は、ページ単位に管理されかつ各ページにペ
    ージ番号が付けられた情報を蓄積する蓄積手段と、この
    蓄積手段により蓄積された情報を前記移動端末からの閲
    覧要求に応答して前記高速ダウンリンクを介して送信す
    る情報送信手段と、前記移動端末からの誤り再送要求に
    応答して前記情報送信手段が同一情報を再送するように
    制御する誤り再送制御手段とを有するとともに、前記移
    動端末に送信すべき前記情報のうち大部分を複数の固定
    長ブロックとして前記高速ダウンリンクで送信し、該情
    報の残りの部分を前記低速ダウンリンクを介して送信
    し、 前記移動端末は、該移動端末の利用者による閲覧指示入
    力に応じたページ番号を閲覧要求として前記基地局へ前
    記低速アップリンクを介して送信する閲覧要求送信手段
    と、前記基地局から前記高速ダウンリンクを介して送信
    されてきた情報を記憶保持する記憶手段と、この記憶手
    段から読み出された所望ページの情報を表示する表示手
    段と、前記基地局から前記高速ダウンリンクを介して送
    信されてきた情報の誤りを検出したとき前記誤り再送要
    求を前記低速アップリンクを介して前記基地局へ送信す
    る誤り再送要求送信手段とを有し、前記表示手段で所望
    ページの情報が表示されている間に、前記閲覧要求送信
    手段が該所望ページと異なるページのページ番号を閲覧
    要求として前記基地局へ送信すると共に、前記記憶手段
    が該所望ページと異なるページの情報を取り込んで記憶
    保持することを特徴とする移動通信システム。
  3. 【請求項3】基地局と、移動端末と、前記基地局から
    記移動端末へ情報を伝送するための高速ダウンリンク、
    前記基地局から前記移動端末へ情報を伝送するための前
    記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低速ダウンリン
    ク、及び前記移動端末から前記基地局へ情報を伝送する
    ための前記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低速ア
    ップリンクとを有する移動通信システムであって、 前記基地局は、ページ単位に管理されかつ各ページにペ
    ージ番号が付けられた情報を蓄積する蓄積手段と、この
    蓄積手段により蓄積された情報を前記移動端末からの閲
    覧要求に応答して複数ページ単位で前記高速ダウンリン
    クを介して送信する情報送信手段とを有するとともに、
    前記移動端末に送信すべき前記情報のうち大部分を複数
    の固定長ブロックとして前記高速ダウンリンクで送信
    し、該情報の 残りの部分を前記低速ダウンリンクを介し
    て送信し、 前記移動端末は、前記基地局から前記高速ダウンリンク
    を介して送信されてきた複数ページの情報を記憶保持す
    る記憶手段と、この記憶手段に該移動端末の利用者によ
    る閲覧指示入力に対応したページの情報が格納されてい
    るとき該記憶手段から読み出された該ページの情報を表
    示する表示手段と、前記記憶手段に前記閲覧指示入力に
    対応したページの情報が格納されていないときは該閲覧
    指示入力に応じた閲覧要求を前記基地局へ前記低速アッ
    プリンクを介して送信する閲覧要求送信手段とを有する
    ことを特徴とする移動通信システム。
  4. 【請求項4】基地局と、移動端末と、前記基地局から
    記移動端末へ情報を伝送するための高速ダウンリンク、
    前記基地局から前記移動端末へ情報を伝送するための前
    記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低速ダウンリン
    ク、及び前記移動端末から前記基地局へ情報を伝送する
    ための前記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低速ア
    ップリンクとを有する移動通信システムであって、 前記基地局は、ページ単位に管理されかつ各ページにペ
    ージ番号が付けられた情報を蓄積する蓄積手段と、この
    蓄積手段により蓄積された情報を前記移動端末からの閲
    覧要求に応答して前記高速ダウンリンクを介して送信す
    る情報送信手段とを有するとともに、前記移動端末に送
    信すべき前記情報のうち大部分を複数の固定長ブロック
    として前記高速ダウンリンクで送信し、該情報の残りの
    部分を前記低速ダウンリンクを介して送信し、 前記移動端末は、該移動端末の利用者による閲覧指示入
    力に応じたページ番号を閲覧要求として前記基地局へ前
    記低速アップリンクを介して送信し、前記基地局から前
    記高速ダウンリンクを介して送信されてきた情報を記憶
    手段に記憶保持して所望ページの情報を表示するととも
    に、この所望ページの情報が表示されている間に該所望
    ページと異なるページのページ番号を閲覧要求として基
    地局へ送信して該所望ページと異なるページの情報を取
    り込んで前記記憶手段に記憶保持する第1のモードと、
    前記基地局から前記高速ダウンリンクを介して送信され
    てきた複数ページの情報を前記記憶手段に記憶保持し、
    この記憶手段に該移動端末の利用者による閲覧指示入力
    に対応したページの情報が格納されているときは該記憶
    手段から読み出された該ページの情報を表示し、前記記
    憶手段に前記閲覧指示入力に対応したページの情報が格
    納されていないときは該閲覧指示入力に応じた閲覧要求
    を前記基地局へ前記低速アップリンクを介して送信する
    第2のモードとを少なくとも有し、これら第1および第
    2のモードが選択可能に構成されていることを特徴とす
    る移動通信システム。
  5. 【請求項5】基地局と、移動端末と、前記基地局から
    記移動端末へ情報を伝送するための高速ダウンリンク、
    前記基地局から前記移動端末へ情報を伝送するための前
    記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低速ダウンリン
    ク、及び前記移動端末から前記基地局へ情報を伝送する
    ための前記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低速ア
    ップリンクとを有する移動通信システムであって、 前記基地局は、ページ単位に管理されかつ各ページにペ
    ージ番号が付けられた情報を蓄積する蓄積手段と、この
    蓄積手段により蓄積された情報を前記移動端末からの閲
    覧要求に応答して前記高速ダウンリンクを介して可変伝
    送速度で送信する情報送信手段と、前記情報送信手段が
    送信する情報に対応した属性情報を前記低速ダウンリン
    クを介して前記移動端末に送信する手段とを有し、 前記移動端末は、該移動端末の利用者による閲覧指示入
    力に応じたページ番号を閲覧要求として前記基地局へ前
    記低速アップリンクを介して送信する閲覧要求送信手段
    と、前記高速ダウンリンクの伝送速度が所定値以下の場
    合に前記基地局から前記高速ダウンリンクを介して送信
    されてきた情報を記憶保持する記憶手段と、この記憶手
    段から読み出された所望ページの情報を表示する表示手
    段とを有し、前記高速ダウンリンクの伝送速度が所定値
    以下の場合には、前記表示手段で所望ページの情報が表
    示されている間に、前記閲覧要求送信手段が該所望ペー
    ジと異なるページのページ番号を閲覧要求として前記基
    地局へ送信すると共に、前記記憶手段が該所望ページと
    異なるページの情報を取り込んで記憶保持することを特
    徴とする移動通信システム。
  6. 【請求項6】基地局と、移動端末と、前記基地局から
    記移動端末へ情報を伝送するための高速ダウンリンク、
    前記基地局から前記移動端末へ情報を伝送するための前
    記高速 ダウンリンクより伝送速度の遅い低速ダウンリン
    ク、及び前記移動端末から前記基地局へ情報を伝送する
    ための前記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低速ア
    ップリンクとを有する移動通信システムであって、 前記基地局は、ページ単位に管理されかつ各ページにペ
    ージ番号が付けられた情報を蓄積する蓄積手段と、この
    蓄積手段により蓄積された情報を前記移動端末からの閲
    覧要求に応答して前記高速ダウンリンクを介して送信す
    る情報送信手段と、前記移動端末からの誤り再送要求に
    応答して前記情報送信手段が同一情報を再送するように
    制御する誤り再送制御手段と、前記情報送信手段が送信
    する情報に対応した属性情報を前記低速ダウンリンクを
    介して前記移動端末に送信する手段を有し、 前記移動端末は、該移動端末の利用者による閲覧指示入
    力に応じたページ番号を閲覧要求として前記基地局へ前
    記低速アップリンクを介して送信する閲覧要求送信手段
    と、前記基地局から前記高速ダウンリンクを介して送信
    されてきた情報を記憶保持する記憶手段と、この記憶手
    段から読み出された所望ページの情報を表示する表示手
    段と、前記基地局から前記高速ダウンリンクを介して送
    信されてきた情報の誤りを検出したとき前記誤り再送要
    求を前記低速アップリンクを介して前記基地局へ送信す
    る誤り再送要求送信手段とを有し、前記表示手段で所望
    ページの情報が表示されている間に、前記閲覧要求送信
    手段が該所望ページと異なるページのページ番号を閲覧
    要求として前記基地局へ送信すると共に、前記記憶手段
    が該所望ページと異なるページの情報を取り込んで記憶
    保持することを特徴とする移動通信システム。
  7. 【請求項7】基地局と、移動端末と、前記基地局から
    記移動端末へ情報を伝送するための高速ダウンリンク、
    前記基地局から前記移動端末へ情報を伝送するための前
    記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低速ダウンリン
    ク、及び前記移動端末から前記基地局へ情報を伝送する
    ための前記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低速ア
    ップリンクとを有する移動通信システムであって、 前記基地局は、ページ単位に管理されかつ各ページにペ
    ージ番号が付けられた情報を蓄積する蓄積手段と、この
    蓄積手段により蓄積された情報を前記移動端末からの閲
    覧要求に応答して複数ページ単位で前記高速ダウンリン
    クを介して送信する情報送信手段と、前記情報送信手段
    が送信する情報に対応した属性情報を前記低速ダウンリ
    ンクを介して前記移動端末に送信する手段を有し、 前記移動端末は、前記基地局から前記高速ダウンリンク
    を介して送信されてきた複数ページの情報を記憶保持す
    る記憶手段と、この記憶手段に該移動端末の利用者によ
    る閲覧指示入力に対応したページの情報が格納されてい
    るとき該記憶手段から読み出された該ページの情報を表
    示する表示手段と、前記記憶手段に前記閲覧指示入力に
    対応したページの情報が格納されていないときは該閲覧
    指示入力に応じた閲覧要求を前記基地局へ前記低速アッ
    プリンクを介して送信する閲覧要求送信手段とを有する
    ことを特徴とする移動通信システム。
  8. 【請求項8】基地局と、移動端末と、前記基地局から
    記移動端末へ情報を伝送するための高速ダウンリンク、
    前記基地局から前記移動端末へ情報を伝送するための前
    記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低速ダウンリン
    ク、及び前記移動端末から前記基地局へ情報を伝送する
    ための前記高速ダウンリンクより伝送速度の遅い低速ア
    ップリンクとを有する移動通信システムであって、 前記基地局は、ページ単位に管理されかつ各ページにペ
    ージ番号が付けられた情報を蓄積する蓄積手段と、この
    蓄積手段により蓄積された情報を前記移動端末からの閲
    覧要求に応答して前記高速ダウンリンクを介して送信す
    る情報送信手段と、前記情報送信手段が送信する情報に
    対応した属性情報を前記低速ダウンリンクを介して前記
    移動端末に送信する手段を有し、 前記移動端末は、該移動端末の利用者による閲覧指示入
    力に応じたページ番号を閲覧要求として前記基地局へ前
    記低速アップリンクを介して送信し、前記基地局から前
    記高速ダウンリンクを介して送信されてきた情報を記憶
    手段に記憶保持して所望ページの情報を表示するととも
    に、この所望ページの情報が表示されている間に該所望
    ページと異なるページのページ番号を閲覧要求として基
    地局へ送信して該所望ページと異なるページの情報を取
    り込んで前記記憶手段に記憶保持する第1のモードと、
    前記基地局から前記高速ダウンリンクを介して送信され
    てきた複数ページの情報を前記記憶手段に記憶保持し、
    この記憶手段に該移動端末の利用者による閲覧指示入力
    に対応したページの情報が格納されているときは該記憶
    手段から読み出された該ページの情報を表示し、前記記
    憶手段に前記閲覧指示入力に対応したページの情報が格
    納されていないときは該閲覧指示入力に応じた閲覧要求
    を前記基地局へ前記低速アップリンクを介して送信する
    第2のモードとを少なくとも有し、これら第1および第
    2のモードが選択可能に構成されていることを特徴とす
    る移動通信システム。
  9. 【請求項9】前記記憶手段は、前記表示手段が現在情報
    を表示しているページの前ページの情報を記憶保持する
    第1の記憶領域と、現在情報を表示しているページの情
    報を記憶保持する第2の記憶の記憶領域と、現在情報を
    表示しているページの次ページの情報を記憶保持する第
    3の記憶領域と、前記移動端末の利用者による前ページ
    または次ページの閲覧指示入力に応じて第1の記憶領域
    または第3の記憶領域に記憶保持された情報を新たに第
    2の記憶領域の情報として前記表示手段に供給すると共
    に、第3の記憶領域または第1の記憶領域に前記基地局
    から送信されてくる前ページまたは次ページの情報を取
    り込む手段とを有することを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項4、請求項5、請求項6、または請求項8
    のいずれか1項に記載の移動通信システム。
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