JP3299687B2 - 定圧調理装置 - Google Patents

定圧調理装置

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JP3299687B2 JP13989497A JP13989497A JP3299687B2 JP 3299687 B2 JP3299687 B2 JP 3299687B2 JP 13989497 A JP13989497 A JP 13989497A JP 13989497 A JP13989497 A JP 13989497A JP 3299687 B2 JP3299687 B2 JP 3299687B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定圧調理装置、特
に、調理の終了を検出可能な機能を備えた定圧調理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、定圧調理装置では、調理容器の内
部圧力(又は温度)が一定に維持されるように加熱制御
を行い、一定時間経過すれば、調理を終了するようにし
ている。そして、調理容器に収容する調理物の容量が異
なれば、各容量に応じた調理時間で調理するようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記定
圧調理装置では、ユーザーが調理物毎に調理時間を設定
しなければならないという煩わしさがある。また、調理
時間を設定し直すのを忘れたり、設定しても適切な時間
に設定できていないこともある。特に、調理物の仕上が
り状態は、周囲の雰囲気温度等、調理条件の違いに左右
されるため、前述のように、調理時間を変更するだけで
は、常に好ましい調理を行うことは困難である。
【0004】そこで、本発明は、調理物の容量の違いに
拘わらず、常に好ましい調理を行うことのできる定圧調
理装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明では、調理容器が収容され、該調理容器を加
熱する誘導加熱コイルを備えた容器本体と、該容器本体
の上方開口部を閉塞し、蓋加熱手段と、調理容器の内圧
を検出する圧力センサとを有する蓋体と、前記調理容器
に設け、前記圧力センサでの検出圧力に基づいて前記誘
導加熱コイルを制御するとともに、予熱工程、中ぱっぱ
工程、及び定圧工程を順次行う制御手段とを備えた定圧
調理装置において、前記蓋体に蓋温度検出手段を設け、
前記制御手段は、前記誘導加熱コイル及び蓋加熱手段に
よる定圧工程中に、前記蓋温度検出手段での検出温度が
調理物の沸騰温度を超える設定値以下の場合、前記圧力
センサでの検出圧力が設定圧力を越えると前記誘導加熱
コイルへの通電を停止し、検出圧力が設定圧力未満であ
れば前記誘導加熱コイルに通電する制御を行うととも
に、前記定圧工程中に、前記蓋温度検出手段での検出温
度が、調理物の沸騰温度を超える設定値を越えれば、前
記制御手段により前記誘導加熱コイル及び蓋加熱手段に
よる調理容器の加熱を停止するようにしたものである。
【0006】前記設定値は、調理終了時の調理物の温度
よりも所定温度上方に設定すればよい。この値は、例え
ば、炊飯器の場合、110〜120℃、好ましくは、1
15℃とすればよい。
【0007】前記構成の定圧調理装置によれば、容器内
に水蒸気が充満している状態では、蓋加熱手段による加
熱よりも水蒸気による冷却が勝り、蓋温度検出手段での
検出温度は一定値以上にはならないが、調理物に含まれ
る余剰水分が除去され、容器内の水蒸気が減少してくる
と、蓋加熱手段による加熱が勝り、蓋温度検出手段での
検出温度が設定値以上となる。これにより、調理が完了
した時点で、正確に容器加熱手段による調理容器の加熱
を停止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0009】図1は、本発明に係る定圧調理装置の概略
断面図である。この定圧調理装置は、容器本体1に蓋体
2を回動自在に取り付け、調理容器3を収容した構成
で、炊飯器や蒸し器として利用できる。
【0010】容器本体1は、調理容器3が取出可能に収
容される収容凹部4を備えた有底筒状である。容器本体
1の内部空間には、制御部5、誘導加熱コイル6がそれ
ぞれ配設されている。誘導加熱コイル6は、収容凹部4
の底下面に位置する。また、収容凹部4の底中央部には
貫通孔4aが穿設され、そこには容器温度センサ7が配
設されている。容器温度センサ7は、調理容器3の底面
中央部の温度を検出し、制御部5に検出信号を出力す
る。制御部5は、容器温度センサ7等からの入力信号を
受け、誘導加熱コイル6を通電制御する。
【0011】蓋体2は、容器本体1に回転自在かつ着脱
可能に連結されている。蓋体2には、密閉構造が採用さ
れており、その内部空間には、蓋ヒータ8、蓋温度検出
センサ9、圧力センサ10及び圧力調整部11がそれぞ
れ配設されている。
【0012】蓋ヒータ8は、蓋体2の内面に当接するよ
うに配設され、前記容器本体1側からの供給電力によっ
て蓋体2の内面を直接加熱する。
【0013】蓋温度検出センサ9は、蓋体2の内面に配
設され、蓋体2の内面温度を直接検出する。蓋温度検出
センサ9には、蓋体2の内面温度の変化に応じて電気抵
抗値を変化させるサーミスタが使用されている。圧力セ
ンサ10は、蓋体2の内部に配設され、圧力検出部を調
理容器3の内部空間に臨ませている。圧力センサ10に
は、圧力により歪みが発生すると電気抵抗値が変化する
「ピエゾ抵抗効果」を応用した半導体センサが使用され
ている。
【0014】圧力調整部11は、蓋体2の内外面を連通
する空気通路12にボール13を配設したものである。
この圧力調整部11では、蓋体2を閉塞した状態で、内
圧が所定値まで上昇することにより、ボール13が持ち
上げられ、外部に空気が排出される。但し、定圧調理に
利用する場合、圧力センサ10で内圧が一定に維持され
るように加熱制御を行うので、前記圧力調整部11は専
ら圧力センサ10が故障した場合等に内圧が調整しよう
とする圧力を大幅に越えて異常に上昇することを防止す
る役割を果たす。
【0015】次に、前記容器本体1に設けた制御部5に
よる調理制御について、図2のフローチャートに従って
説明する。
【0016】(予熱工程) まず、図示しない調理スイ
ッチからの入力信号があれば(ステップS1)、誘導加
熱コイル6への通電を開始する(ステップS2)。誘導
加熱コイル6は、通電率7/15で調理容器3の底面を
誘導加熱する。そして、容器温度センサ7での検出温度
が43℃を越えるまで、前記誘導加熱コイル6により調
理容器3の誘導加熱を続行する(ステップS3)。
【0017】容器温度センサ7での検出温度が43℃を
越えれば、誘導加熱コイル6をオン・オフ制御する(ス
テップS4)。ここでは、前記検出温度が50℃未満で
あれば、誘導加熱コイル6を通電率7/15でオン状態
とし、50℃以上であれば、オフ状態とする。このオン
・オフ制御は、検出温度が43℃を越えてから12分経
過するまで行う(ステップS5)。
【0018】(中ぱっぱ工程) 予熱工程が終了すれ
ば、次に誘導加熱コイル6への通電率を100%とする
(ステップS6)。そして、蓋温度検出センサ9での検
出温度が70℃を越えるまで誘導加熱コイル6への通電
を続行する(ステップS7)。
【0019】(定圧工程) 蓋温度検出センサ9での検
出温度が70℃を越えれば、蓋ヒータ8をオン状態とし
(ステップS8)、誘導加熱コイル6への通電を続行す
る(ステップS9)。
【0020】ここでは、蓋温度検出センサ9で検出され
る蓋体2の内面温度Tinが設定温度Thを越えたか否か
を判断する(ステップS10)。蓋体2の内面温度Tin
は、調理の開始から徐々に上昇し、調理物が沸騰状態と
なった時点で、水分が残っている間は水蒸気が充満して
いるため、100℃前後で一定となる。その後、調理物
が水分を吸収し、水蒸気の量が減少してくると、蓋ヒー
タ8での加熱が勝り、蓋体2の内面温度Tinは再度上昇
する。この沸騰状態からの温度上昇は、図3のグラフに
示すように顕著に現れるので、設定温度Thを調理物の
沸騰温度から所定温度高い値とすることにより容易に設
定できる。これにより、検出される内面温度Tinが設定
温度Thを越えていれば、調理物が沸騰後、余分な水分
が除去されて調理が終了したと判断できる。なお、調理
容器3の温度を検出した場合には、同図に示すように顕
著な変化はなく、判定することは困難である。
【0021】検出温度Tinが設定温度Thを越えていれ
ば、調理が終了していると判断されるので、次工程に移
行する(例えば、所定温度に温調して保温する。)。ま
た、検出温度Tinが設定温度Th以下であれば、圧力セ
ンサ10での検出圧力Pinが設定圧力Phを越えるか否
かを判断する(ステップS11)。検出圧力Pinが設定
圧力Phを越えていれば、誘導加熱コイル6への通電を
停止し、内圧の上昇を抑える(ステップS12)。通電
の停止は、検出圧力Pinが設定圧力Phよりも小さくな
るまで続行する。また、検出圧力Pinが設定圧力Ph未
満であれば、前記ステップS9に戻って誘導加熱コイル
6に通電し、調理物の加熱を行う。
【0022】なお、前記実施形態では、蓋ヒータ8にコ
ードにより直接電力供給可能な構成としたが、容器本体
1に1次側コイルを設ける一方、蓋体2に前記1次側コ
イルに対向する2次側コイルを設けることにより、非接
触で蓋ヒータ8に通電可能としてもよい。この場合、蓋
温度検出センサ9での検出信号を制御部5に送信するた
めに、蓋体2にセンサ信号送信部を設けたり、調理容器
1に信号受信部を設けたりすること等が必要である。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る定圧調理装置によれば、蓋体に蓋温度検出手段を
設け、前記制御手段は、蓋温度検出手段での検出温度が
設定値以上となれば、容器加熱手段による調理容器の加
熱を停止するようにしたので、調理物の容量の違いに拘
わらず、調理が完了した時点で自動的に終了させること
ができる。
【0024】特に、蓋温度検出手段での検出温度に基づ
いて調理の終了時期を判別するようにしたので、調理容
器の温度を検出する場合に比べて大きな温度変化率を利
用して調理の完了を容易に判断することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る定圧調理装置の概略断面図であ
る。
【図2】 図1の制御部での調理制御を示すフローチャ
ートである。
【図3】 蓋体の内面温度及び調理容器の表面温度の関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 容器本体 2 蓋体 3 調理容器 5 制御部(制御手段) 6 誘導加熱コイル(容器加熱手段) 8 蓋ヒータ(蓋加熱手段) 9 蓋温度検出センサ(蓋温度検出手段) 10 圧力センサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−181838(JP,A) 特開 昭58−86112(JP,A) 特開 平3−146014(JP,A) 特開 平7−100057(JP,A) 特開 昭52−130759(JP,A) 特開 昭49−33768(JP,A) 実開 昭57−135317(JP,U) 実開 平3−88418(JP,U) 特公 昭63−11008(JP,B2) 特公 昭51−18861(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 A47J 27/08 - 27/092

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理容器が収容され、該調理容器を加熱
    する誘導加熱コイルを備えた容器本体と、該容器本体の
    上方開口部を閉塞し、蓋加熱手段と、調理容器の内圧を
    検出する圧力センサとを有する蓋体と、前記調理容器に
    設け、前記圧力センサでの検出圧力に基づいて前記誘導
    加熱コイルを制御するとともに、予熱工程、中ぱっぱ工
    程、及び定圧工程を順次行う制御手段とを備えた定圧調
    理装置において、 前記蓋体に蓋温度検出手段を設け、前記制御手段は、前
    記誘導加熱コイル及び蓋加熱手段による定圧工程中に、
    前記蓋温度検出手段での検出温度が調理物の沸騰温度を
    超える設定値以下の場合、前記圧力センサでの検出圧力
    が設定圧力を越えると前記誘導加熱コイルへの通電を停
    止し、検出圧力が設定圧力未満であれば前記誘導加熱コ
    イルに通電する制御を行うとともに、 前記定圧工程中に、前記蓋温度検出手段での検出温度
    が、調理物の沸騰温度を超える設定値を越えれば、前記
    制御手段により前記誘導加熱コイル及び蓋加熱手段によ
    る調理容器の加熱を停止することを特徴とする定圧調理
    装置。
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JP5398774B2 (ja) * 2011-04-08 2014-01-29 リンナイ株式会社 加熱調理器
WO2015056325A1 (ja) * 2013-10-17 2015-04-23 三菱電機株式会社 加熱調理器

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