JP3299208B2 - 波及分析方法とその波及分析装置 - Google Patents

波及分析方法とその波及分析装置

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JP3299208B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの既
存プログラム内の任意に指定された基点データ項目につ
いて関連のあるデータ項目を波及的に分析する、既存プ
ログラムの波及分析方法に関し、特に、既存プログラム
が大きい場合に膨大な数となる波及分析の結果を絞り込
む波及分析方法及びその波及分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の社会の情報化の進展に対応して、
コンピュータシステムの対象業務は、多様な領域に拡大
し、かつ多岐に亘って複雑に関連し合うようになってい
る。このコンピュータシステムは、ネットワーク化され
たシステムとなり、相互に密接な関連付けされた多数の
コンピュータソフトウェアを有機的に結合したソフトウ
ェアライブラリにより、効率的に運用されている。
【0003】このようなコンピュータソフトウェアは、
各ソフトウェア作成者の個人的な技法、手法に大きく依
存し、例えばソフトウェアが異なれば、コマンド、デー
タ項目、データセット等の構成が全く異なり、これらの
実体が同一であっても異なる名称を用いたりして、簡単
な仕様変更、不具合是正、プログラムの削減、拡大しよ
うとする場合も容易ではなかった。このため、最近は、
コンピュータシステムの設計・運用・保守のために、か
かるコンピュータソフトウェアの支援ツールが開発さ
れ、大いに重宝化されている。
【0004】このような支援ツールにおいて、ソフトウ
ェアの最も使用頻度の高く、最も労力を要するのが、デ
ータ項目の変更であり、データ項目の項数自体が極めて
多く、相互の関連性も高く、実体の同じものを指すデー
タ項目が異なるデータ項目名で同義異名によって、ソフ
トウェアライブラリ中に多数用いられていることも事実
である。
【0005】そこで、データ項目に関する保守作業を機
械的に自動的に解析して、既存のコンピュータソフトウ
ェア中に存在する任意の基点データ項目と同義のデータ
項目を波及的に追跡し、特定する方法をソフトウェアの
波及分析法として銘々して、その波及分析方法の一例
を、特開平10−187431号公報として開示してい
る。
【0006】この公報に記載された波及分析方法は、既
存プログラムやJCL(Job Control Language:ジョブ
制御言語)等のソフトウェアを構成する要素を分類し、
データベースを作成する手段と、既存プログラム中の任
意の一のデータ項目から基点データ項目を選定する手段
と、データベース内の要素のうち基点データ項目と同義
のデータ項目を追跡して特定する手段とから構成されて
いる。
【0007】このような構成を有する従来の波及分析方
法は、次のように動作する。すなわち、ソフトウェアを
構成する要素を分類しデータベースを作成する手段は、
プログラムやJCL等のソフトウエア種別毎のソフトウ
エアのIDを要素とする台帳テーブル、プログラムで定
義しているデータ項目を要素とするデータ項目テーブ
ル、プログラムで記述したデータ項目間の移送、比較及
び演算命令等の命令を要素とする関連追跡テーブル等か
ら構成されるデータベースを作成し、台帳テーブルを中
心にして相関関係を形成する。
【0008】特に、関連追跡テーブルは各プログラムに
おける命令毎の対象データ項目名、例えばMOVE命令
の場合、各MOVE命令に対して、移送元データ項目名
と移送先データ項目名を一対一に対応させるテーブルで
ある。
【0009】また、基点データ項目を選定する手段は、
利用者が基点データ項目を任意に指定でき、例えば、プ
ログラムで定義されたデータ項目、入出力ファイルのデ
ータ項目等を指定できる。また、基点データ項目を選定
する手段は、利用者が基点データ項目と同義異名のデー
タ項目を追跡する方向を指定できる。例えばMOVE命
令の場合、移送元データ項目から移送先データ項目への
方向に追跡する下方向分析、逆に移送先データ項目から
移送元データ項目への方向に追跡する上方向分析、また
は下方向及び上方向の両方向に追跡する両方向分析を指
定できる。
【0010】基点データ項目と同義のデータ項目を追跡
して特定する手段は、関連追跡テーブルを検索し、基点
データ項目と関連のあるデータ項目を特定する。例えば
MOVE命令を下方向に向かって追跡する場合、基点デ
ータ項目名を移送元データ項目名としている命令を検索
し、一対一に対応する移送先データ項目名を特定する。
また、上方向に向かって追跡する場合は、基点データ項
目名を移送先データ項目名としている命令を検索し、一
対一に対応する移送元データ項目名を特定する。さら
に、両方向に追跡する場合は、基点データ項目名を移送
先データ項目名または移送元データ項目名としている命
令を検索し、一対一に対応するデータ項目名を特定す
る。
【0011】さらに、特定されたデータ項目を基点デー
タ項目として再び追跡することにより、自動的にすべて
の同義のデータ項目を特定する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記波
及分析法には、第1の問題点として、基本項目を介した
集団項目の波及分析の際に、波及分析による結果の数が
膨大になることである。すなわち、従来の波及分析では
データ項目の名前を基準に波及分析を行うため、例え
ば、プリンタ出力処理などで一般的に記述されるよう
に、集団項目全体を1つの基本項目に移送する記述があ
る場合に、集団項目中の一部の基本項目を基点として従
来の波及分析を行うと、移送先の基本項目が波及分析の
結果として検出されるが、データ項目の名前を基準とし
て、さらに次の波及分析を行うため、移送先の基本項目
がさらに別の集団項目に波及する場合には、基本項目か
ら波及する集団項目中のすべてのデータ項目が波及する
と見なされ、波及分析結果の数が膨大になるためであ
る。
【0013】また、第2の問題点として、複雑な演算命
令や比較命令が記述されていた場合に、既存プログラム
の情報を格納するデータベースのサイズが大きくなると
いうことである。すなわち、従来の波及分析では、既存
プログラムの情報をデータベースに格納する際、波及元
のデータ項目と波及先のデータ項目を一対一に対応さ
せ、1レコードとして格納するが、COMPUTE命令
や複雑な比較命令など、複数のデータ項目を扱う命令で
は、データ項目の組み合わせ数だけレコードを格納する
ためである。
【0014】また、第3の問題点として、利用者が波及
分析を行う範囲を指定できないということである。すな
わち、従来の波及分析では、基点データ項目から波及す
るすべてのデータ項目を自動的に波及分析するが、利用
者が局所的な波及を調べたい場合などにも、自動的にす
べてのデータ項目を波及分析してしまい、また、自動的
にプログラム間にまたがる波及分析を行うため、利用者
の目的に反した波及分析結果を検出する。
【0015】また、第4の問題点として、利用者が波及
分析の開始点となる基点データ項目を指定する際に、検
索式を使用できないということである。すなわち、従来
の波及分析では、基点データ項目としてプログラムで定
義されたデータ項目、入出力ファイルのデータ項目等を
指定できるが、利用者がプログラムや入出力ファイルの
内容を詳しく知らない場合は、波及分析に先立って、デ
ータ項目を検索しておかなければならないが、そのデー
タ項目を特定できないからである。
【0016】[発明の目的]本発明の目的は、データ項
目の基本項目を介した集団項目の波及分析の際に、波及
分析結果の数を最小限にするため、データ項目の割付位
置を基準に波及分析を行う、波及分析システムを提供す
ることにある。
【0017】本発明の他の目的は、複雑な演算命令や比
較命令が記述されていた場合に、既存プログラムの情報
を格納するデータベースのサイズを最小限にできる、波
及分析システムを提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、利用者が波及分析を
行う範囲を指定できる、波及分析システムを提供するこ
とにある。
【0019】本発明のさらに他の目的は、利用者が波及
分析の開始点となる基点データ項目を指定する際に検索
式(検索語)を使用できる、波及分析システムを提供す
ることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明による波及分析方
法は、基本項目を介した集団項目の波及分析の際に、前
記波及分析の結果の数を最小限にするため、データ項目
の割付位置を基準に前記波及分析を行うことを特徴とす
る。
【0021】また、本発明による波及分析方法は、複雑
な演算命令や比較命令が記述されていた場合に、既存プ
ログラムの情報を格納するデータベースのサイズを最小
限にできることを特徴とする。
【0022】また、本発明による波及分析方法は、利用
者が波及分析を行う範囲を指定できることを特徴とす
る。
【0023】また、本発明による波及分析方法は、利用
者が波及分析の開始点となる基点データ項目を指定する
際に、検索式(検索語、検索ワード)を使用できること
を特徴とする。
【0024】また、本発明は、ソースプログラムとそれ
に関連するプログラムの基点データ項目に関連するデー
タ項目を分析する波及分析方法において、利用者が波及
分析を行う範囲を指定し、前記各プログラム中の基本デ
ータ項目を介した集団データ項目の波及分析に際し、前
記基点データ項目と該基点データ項目の割付位置を基準
に前記波及分析を行い、データベースのデータ定義表と
手続き表とに基いてデータ定義分析及び手続き分析の結
果を前記データベースの波及分析結果表に格納すること
を特徴とする。
【0025】また、本発明は、ソースプログラムとそれ
に関連するプログラムの基点データ項目に関連するデー
タ項目を分析する波及分析方法において、利用者が波及
分析の開始点となる基点データ項目を指定する際に検索
式(検索語、検索ワード)を使用でき、前記基点データ
項目と該基点データ項目の割付位置を基準に前記波及分
析を行い、データベースのデータ定義表と手続き表とに
基いてデータ定義分析及び手続き分析の結果を前記デー
タベースの波及分析結果表に格納することを特徴とす
る。
【0026】また、本発明は、プログラムの基点データ
項目に関連するデータ項目を分析する波及分析装置にお
いて、前記プログラムと基点データ項目を指定する入力
装置と、前記基点データ項目を基点とする追跡データオ
フセットリストと、前記プログラムを記憶手段から読み
出し前記プログラムを解読するプログラム解読手段と、
前記プログラム解読手段により解読された結果から作成
されたデータ定義表に基いて前記プログラムの波及分析
を行い波及分析結果表に格納するデータ定義分析手段
と、前記プログラム解読手段により解読された結果から
作成された手続き表に基いて前記プログラムの波及分析
を行い波及分析結果表に格納する手続き分析手段と、前
記波及分析結果表の内容を表示する表示器とからなり、
前記追跡データオフセットリストに格納されたデータ定
義分析手段及び手続き分析手段からのデータ項目を順次
分析することを特徴とする。
【0027】また、上記波及分析装置において、前記入
力手段への操作によって、データ定義分析手段及び手続
き分析手段は、1つの前記基点データ項目に対して何回
まで波及分析を繰り返すかの階層や前記プログラムに関
連するプログラムの間にまたがる波及分析を行うかの指
定ができ、前記波及分析の方向は、前記プログラムの下
方向に向かって追跡する下方向分析、前記プログラムの
上方向に向かって追跡する上方向分析、前記プログラム
の下方向及び上方向の両方向に向かって追跡する両方向
分析のいずれかを指定することができることを特徴とす
る。
【0028】また、本発明の波及分析システムは、図面
を参照して説明すれば、データ定義分析手段(図1の2
41)と、手続き分析手段(図1の242)とを備え、
基点データ項目と同義のデータ項目を追跡して特定する
よう動作する。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0030】(実施の形態の構成)図1は、本発明の実
施の形態の構成を示すブロック図である。本実施の形態
は、キーボードやマウス等の入力装置100と、プログ
ラム制御により動作するデータ処理装置200と、情報
を記憶する記憶装置300と、ディスプレイ装置や印刷
装置等の出力装置400とから構成されている。
【0031】データ処理装置200は、プログラム解読
手段210と、基点データ入力手段220と、追跡デー
タオフセットリスト230、波及分析手段240とから
構成され、特に波及分析手段240は、データ定義分析
手段241と、手続き分析手段242とから構成されて
いる。
【0032】また、記憶装置300は、ソースプログラ
ム群310と、データベース320とから構成され、特
にデータベース320は、データ定義表321と、手続
き表322と、波及分析結果表323とから構成されて
いる。
【0033】ここで、プログラム解読手段210は、ソ
ースプログラム群310から読み出された既存プログラ
ムを解読しデータベースを作成する。
【0034】基点データ入力手段220は、基点データ
項目名や波及分析の範囲及び波及分析の方向を利用者が
入力装置100を操作して入力する。
【0035】追跡データオフセットリスト230は、こ
れから波及分析を行おうとするデータ項目及びそのデー
タ項目内で波及を受けている個所を示すオフセット情報
を記録する。波及分析開始直後は、追跡データオフセッ
トリスト230は基点データ項目のリストと等しく、基
点データ項目は項目全体が波及を受けている状態と見な
せるため、オフセット情報はクリアされている。波及分
析処理を行い、順次検索される波及データ項目は、逐
次、追跡データオフセットリスト230に追加され、波
及を受けている個所の判定を行い、オフセット情報とし
て記録媒体に記録される。波及分析処理を終えたデータ
項目は、追跡データオフセットリスト230から削除さ
れ、すべての項目が無くなるまで、波及分析処理を繰り
返す。すべてのデータ項目が無くなれば、波及分析法の
処理が終了したこととなる。
【0036】データ定義分析手段241は、追跡データ
オフセットリスト230とやり取りし、プログラム解読
手段210から対象プログラムを入手し、波及分析を行
うデータ項目と割付位置の重なるデータ項目を抽出す
る。
【0037】手続き分析手段242は、追跡データオフ
セットリスト230とやり取りし、データ定義分析手段
241による分析結果について、手続きの中から波及分
析を行うデータ項目と波及関係にあるデータ項目を抽出
する。
【0038】また、対象のソフトウェアを格納してデー
タベースとする記憶装置300は、波及分析対象を格納
するソースプログラム群310と、プログラム解読手段
210からのデータを格納するデータベース320とか
ら構成され、特にデータベース320は、データ定義表
321と、手続き表322と、波及分析結果表323と
から構成されている。
【0039】ソースプログラム群310は、波及分析の
対象となる既存プログラムの集合であり、記述言語はC
OBOL、FORTRAN、PL/1,C言語等のいず
れの言語で記述されているものも含む。
【0040】データ定義表321は、プログラム解読手
段210が既存プログラムを解読した結果のうち、デー
タ定義に関する情報を記録する。記録するレコードに
は、定義行番号、データID、データ項目名、データ割
付位置、データ項目長が含まれる。
【0041】手続き表322は、プログラム解読手段2
10が既存プログラムを解読した結果のうち、手続きに
関する情報を記録する。記録するレコードには、手続き
行番号、データID、手続き命令ID、波及種別が含ま
れる。
【0042】波及分析結果表323は、波及分析手段2
40によるデータ定義分析手段241や手続き分析手段
242が作成し、波及分析の結果が記録される。
【0043】(実施の形態の動作)次に、図1のブロッ
ク図及び図2の流れ図を参照して、本実施の形態の全体
の動作について詳細に説明する。
【0044】まず、プログラム解読手段210は、入力
装置100により指定されたソースプログラム群310
を読み込み、プログラム間の親子関係を調査し、各プロ
グラム内のデータ定義に関する情報及び手続きに関する
情報を調査し、データ定義表321と手続き表322を
作成する。データ定義表321は、データ項目毎にデー
タIDやデータ項目名や割付位置及び項目長等を1レコ
ードとして記録する。手続き表322は、ソースプログ
ラムに記述されている命令で参照されているデータ項目
毎にデータIDや波及種別等を1レコードとして記録す
る。波及種別は5種類あり、波及元と波及先と条件式の
左辺と右辺及び参照のみである(図2のステップA
1)。
【0045】次に、基点データ入力手段220は、入力
装置100により基点データ項目名の検索式(検索語、
検索ワード等)と、波及分析の範囲及び波及分析の方向
を入力し、基点データ項目の検索式に一致する集団を調
査し、追跡データオフセットリスト230を作成する。
基点データ項目名の検索式は、波及分析手段240を開
始する際に波及分析の基点とするデータ項目名を示し、
複数のデータ項目名に加え部分一致、前方一致、後方一
致、完全一致を指定できる。部分一致は指定されたデー
タ項目名を一部分でも含むデータ項目のすべてを基点デ
ータ項目とし、前方一致は指定されたデータ項目名から
始まるデータ項目のすべてを基点データ項目とし、後方
一致は指定されたデータ項目名で終わるデータ項目のす
べてを基点データ項目とし、完全一致は指定されたデー
タ項目名のみを基点データ項目とする(図2のステップ
A2)。
【0046】また、波及分析の範囲は、波及分析手段2
40において1つの基点データ項目に対して何回まで波
及分析を繰り返すかの階層やプログラム間にまたがる波
及分析を行うか指定できる。波及分析の方向は、波及分
析手段240においてデータ項目を追跡する方向を示
し、プログラムの下方向に向かって追跡する下方向分
析、プログラムの上方向に向かって追跡する上方向分
析、下方向及び上方向の両方向に向かって追跡する両方
向分析を指定できる。この波及分析手段240により分
析・抽出された基点データ項目を追跡データオフセット
リスト230にリストアップしていく(図2のステップ
A2)。
【0047】つぎに、追跡データオフセットリスト23
0にリストアップされたデータ項目があるかどうかを検
索する(図2のステップA3)。
【0048】さらに、追跡データオフセットリスト23
0中の先頭にリストアップされている基点データ項目を
追跡データ項目として設定する(図2のステップA
4)。
【0049】次に、データ定義分析手段241は、デー
タ定義表321の中から追跡するデータ項目と割付位置
の重なるデータ項目を抽出し、抽出したデータ項目を波
及分析結果表323及び追跡データオフセットリスト2
30の最後尾に追加する。追跡するデータ項目は、追跡
データオフセットリスト230の先頭のデータ項目及び
オフセットである。割付位置の重なるデータ項目を抽出
することにより、例えばCOBOL言語の場合、集団項
目中で関係のあるデータ項目や、REDEFINES命
令によって再定義されたデータ項目、及びRENAME
S命令によって再命名されたデータ項目を検出できる
(図2のステップA5)。
【0050】さらに、手続き分析手段242は、手続き
表322の中から追跡するデータ項目と波及関係にある
データ項目を抽出し、抽出したデータ項目を波及分析結
果表323及び追跡データオフセットリスト230の最
後尾に追加する。追跡するデータ項目は、追跡データオ
フセットリスト230の先頭のデータ項目である。波及
関係にあるデータ項目の抽出は、分析方向の指定により
3通りの方法がある。
【0051】下方向分析の場合は、追跡するデータ項目
が波及元となる記述を検索し、その記述における波及先
のデータ項目を抽出する。上方向分析の場合は、追跡す
るデータ項目が波及先となる記述を検索し、その記述に
おける波及元のデータ項目を抽出する。両方向分析の場
合は、下方向分析と上方向分析を組み合わせる。いずれ
の分析方法でも、追跡するデータ項目が条件式に記述さ
れていた場合は、その条件式の相手項目を抽出する(図
2のステップA6)。
【0052】(実施の形態の具体的動作)次に、具体的
な実施例を用いて本実施の形態の動作を説明する。
【0053】図3に示すような既存のソースプログラム
があり、基点データ項目として“MM”の完全一致を指
定し、下方向に分析する場合の波及分析方法を例に示
す。このソースプログラムは、例えば2000年問題の
年月日を別のキーに置き換えることを実行しようとして
いる。
【0054】まず、基点データ入力手段220が、デー
タ項目”MM”を検出する。基点データ項目は項目全体
が波及を受けていると見なされるので、オフセットは、
項目長2を考慮し、”MM”の先頭0バイト目から1バ
イト目までと認識できる。したがって、基点データ入力
手段220は、データ項目MM、オフセット0〜1を示
すレコードを追跡データオフセットリスト230及び波
及分析結果表323に追加する(図3の(1);図2の
ステップA1,A2,A3に相当)。
【0055】次に、”MM”について波及分析を行う。
データ定義分析手段241が、”MM”と割付位置が重
なるデータ項目として、YYMMDDを検出する。しか
も、”MM”と割付位置が重なるのは、YYMMDDの
先頭2バイト目から3バイト目までである。したがっ
て、データ定義分析手段241は、データ項目YYMM
DD、オフセット2〜3を示すレコードを追跡データオ
フセットリスト230及び波及分析結果表323に追加
する。手続き分析手段242では、MMを参照している
個所はないので、手続き分析手段242は何も検出しな
い。以上でMMについての波及分析を終了したので、追
跡データオフセットリスト230からMMの項目を削除
する(図3の(2))。
【0056】次に、追跡データオフセットリスト230
の先頭に”YYMMDD”があるため、”YYMMD
D”について波及分析を行う。データ定義分析手段24
1が、”YYMMDD”の2〜3バイト目と割付位置が
重なる”MM”を検出するが、MMは既に波及分析結果
表323に記録されており、波及分析を行っていること
がわかるので、波及分析の対象としない。手続き分析手
段242は、”YYMMDD”が記述されている行とし
て、210行目を検出する。YYMMDDはMOVE
(移送(代入))命令によりPR−RECに波及してお
り、しかも、YYMMDDの2〜3バイト目は、PR−
RECの2〜3バイト目に波及することがわかる。した
がって、手続き分析手段242は、データ項目PR−R
EC、オフセット2〜3を示すレコードを追跡データオ
フセットリスト230及び波及分析結果表323に追加
する。以上でYYMMDDについての波及分析を終了し
たので、追跡データオフセットリスト230からYYM
MDDの項目を削除する(図3の(3))。
【0057】次に、追跡データオフセットリスト230
の先頭に”PR−REC”があるため、”PR−RE
C”について波及分析を行う。”PR−REC”と割付
位置が重なるデータ項目はないので、データ定義分析手
段241は何も検出しない。手続き分析手段242は、
PR−RECが記述されている行として、210行目と
220行目を検出する。ただし、下方向に波及分析を行
っているので、210行目は波及分析の対象とせず、2
20行目について波及分析を行う。PR−RECはMO
VE命令によりABCに波及しており、しかも、PR−
RECの2〜3バイト目は、ABCの2〜3バイト目に
波及することがわかる。したがって、手続き分析手段2
42は、データ項目”ABC”、オフセット2〜3を示
すレコードを追跡データオフセットリスト230及び波
及分析結果表323に追加する。以上で”PR−RE
C”についての波及分析を終了したので、追跡データオ
フセットリスト230からPR−RECの項目を削除す
る(図3の(4))。
【0058】次に、追跡データオフセットリスト230
の先頭に”ABC”があるため、”ABC”について波
及分析を行う。データ定義分析手段241は、ABCの
2〜3バイト目と割付位置が重なるデータ項目として”
BB”を検出する。しかも、”ABC”の2〜3バイト
目と割付位置が重なるのは、”BB”の先頭0バイト目
から1バイト目までである。したがって、データ定義分
析手段241は、データ項目”BB”、オフセット0〜
1を示すレコードを追跡データオフセットリスト230
及び波及分析結果表323に追加する。手続き分析手段
242は、”ABC”が記述されている行として、22
0行目を検出するが、下方向に波及分析を行っているの
で、220行目は波及分析の対象としない。以上で”A
BC”についての波及分析を終了したので、追跡データ
オフセットリスト230からABCの項目を削除する
(図3の(5))。
【0059】さらに、追跡データオフセットリスト23
0の先頭に”BB”があるため、”BB”について波及
分析を行う。データ定義分析手段241は、”BB”と
割付位置が重なるデータ項目としてABCを検出する
が、ABCは既に波及分析結果表323に記録されてお
り、波及分析を行っていることがわかるので、波及分析
の対象としない。また、手続きでは、BBを参照してい
る個所はないので、手続き分析手段242は何も検出し
ない。以上で”BB”についての波及分析を終了したの
で、追跡データオフセットリスト230からBBの項目
を削除する。
【0060】最後に、追跡データオフセットリスト23
0は空であり、つまり、これから波及分析を行おうとす
るデータ項目がないため、波及分析処理を終了する。
【0061】結果として、”MM”から波及するデータ
項目は、”YYMMDD”、”PR−REC”、”AB
C”、”BB”ということがわかる。
【0062】このように、基点データ項目を”MM”と
して検索した結果、”MM”に関連のあるデータ項目と
して複数種類のデータ項目が検索され、波及分析が実行
され、”MM”と同義か、類似であると判断される。そ
の結果、例えば2000年問題に関連する年月日に関す
る基点データ項目に従って、分析した結果から、ソース
プログラムとそれに関連するプログラムを容易に修正す
ることができ、問題解決を容易にすることができる。
【0063】また、上記実施形態では、既存プログラム
の波及分析について説明したが、ソースプログラムとし
てプログラム作成中のソースプログラムに関しても、本
実施形態を用いれば、波及分析結果の数を減縮し、波及
分析結果の数を最小限にできる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、データ項目の割付位置
を基準に波及分析を行うため、基本項目を介した集団項
目の波及分析の際に、波及分析結果の数を最小限にでき
るので、波及分析結果の数を最小限とすることが可能で
あり、かつ関連データ項目を的確に抽出できる。
【0065】また、利用者が波及分析を行う範囲を指定
できるため、不要な波及分析をしなくてもよく、波及分
析結果の報告を迅速に行える。
【0066】また、波及元と波及先のデータ項目の組み
合わせ毎にレコードを作成せずに、各データ項目毎にフ
ラグを設けて、レコードを作成するので、複雑な演算命
令や比較命令が記述されていた場合に、既存プログラム
の情報を格納するデータベースのサイズを最小限にでき
る。
【0067】また、基点データ項目を指定する際に、検
索式(検索語、検索ワード等)又は類似した検索式(検
索語、検索ワード等)を使用できるので、利用者が既存
プログラムの内容を詳しく知らない場合にも、波及分析
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態の動作を示す流れ図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態の動作の具体例を示す図で
ある。
【符号の説明】
100 入力装置 200 データ処理装置 210 プログラム解読手段 220 基点データ入力手段 230 追跡データオフセットリスト 240 波及分析手段 241 データ定義分析手段 242 手続き分析手段 300 記憶装置 310 ソースプログラム群 320 データベース 321 データ定義表 322 手続き表 323 波及分析結果表 400 出力装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−301771(JP,A) 特開 平10−49357(JP,A) 松井一郎,2000年問題支援ツールが充 実 プログラムの自動修正も可能に,日 経コンピュータ,日本,1996年9月14 日,No.402,P.86−89 松井一郎,2000年問題待ったなし,日 経コンピュータ,日本,1996年5月27 日,No.392,P.132−141 四野見秀明ほか,データフロー解析に 基づくプログラム保守支援,情報処理, 日本,1997年9月15日,Vol.39,N o.9,P.836−837 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/06 - 9/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソースプログラム中の与えられた基本項
    目の波及箇所を求める波及分析方法において、 前記ソースプログラムを解読して、前記ソースプログラ
    ム中で定義されているデータの定義であって各集団項目
    における各基本項目の割り付け位置を含むものを記述し
    たデータ定義表及び前記ソースプログラム中の各手続き
    での各データ及びその波及種別を記述した手続表を生成
    するステップと、 波及分析を行おうとするデータ項目及び該データ項目内
    で波及を受けている箇所を示すオフセット情報を記録し
    た追跡データオフセットリストを生成するステップと、 前記データ定義表の内容であって各集団項目における各
    基本項目の割り付け位置を含むもの、前記手続表に記述
    されている内容及び前記追跡データオフセットリストの
    内容を参照して、前記波及箇所を分析するステップと、 前記分析の結果を用いて前記追跡データオフセットリス
    トを更新するステップと、 前記分析の結果を用いて波及分析結果表を更新するステ
    ップと、 を有することを特徴とする波及分析方法。
  2. 【請求項2】 ソースプログラム中の与えられた基本項
    目の波及箇所を求める波及分析装置において、 前記ソースプログラムを解読して、前記ソースプログラ
    ム中で定義されているデータの定義であって各集団項目
    における各基本項目の割り付け位置を含むものを記述し
    たデータ定義表及び前記ソースプログラム中の各手続き
    での各データ及びその波及種別を記述した手続表を生成
    する手段と、 波及分析を行おうとするデータ項目及び該データ項目内
    で波及を受けている箇所を示すオフセット情報を記録し
    た追跡データオフセットリストを生成する手段と、 前記データ定義表の内容であって各集団項目における各
    基本項目の割り付け位置を含むもの、前記手続表に記述
    されている内容及び前記追跡データオフセットリストの
    内容を参照して、前記波及箇所を分析する手段と、 前記分析の結果を用いて前記追跡データオフセットリス
    トを更新する手段と、 前記分析の結果を用いて波及分析結果表を更新する手段
    と、 を有することを特徴とする波及分析装置。
  3. 【請求項3】 ソースプログラム中の与えられた基本項
    目の波及箇所を求める波及分析方法であって、 前記ソースプログラムを解読して、前記ソースプログラ
    ム中で定義されているデータの定義であって各集団項目
    における各基本項目の割り付け位置を含むものを記述し
    たデータ定義表及び前記ソースプログラム中の各手続き
    での各データ及びその波及種別を記述した手続表を生成
    するステップと、 波及分析を行おうとするデータ項目及び該データ項目内
    で波及を受けている箇所を示すオフセット情報を記録し
    た追跡データオフセットリストを生成するステップと、 前記データ定義表の内容であって各集団項目における各
    基本項目の割り付け位置を含むもの、前記手続表に記述
    されている内容及び前記追跡データオフセットリストの
    内容を参照して、前記波及箇所を分析するステップと、 前記分析の結果を用いて前記追跡データオフセットリス
    トを更新するステップと、 前記分析の結果を用いて波及分析結果表を更新するステ
    ップと、 を有することを特徴とする波及分析方法をコンピュータ
    に実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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四野見秀明ほか,データフロー解析に基づくプログラム保守支援,情報処理,日本,1997年9月15日,Vol.39,No.9,P.836−837
松井一郎,2000年問題待ったなし,日経コンピュータ,日本,1996年5月27日,No.392,P.132−141
松井一郎,2000年問題支援ツールが充実 プログラムの自動修正も可能に,日経コンピュータ,日本,1996年9月14日,No.402,P.86−89

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