JP3298750B2 - Bsアンテナ装置 - Google Patents

Bsアンテナ装置

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JP3298750B2
JP3298750B2 JP25779594A JP25779594A JP3298750B2 JP 3298750 B2 JP3298750 B2 JP 3298750B2 JP 25779594 A JP25779594 A JP 25779594A JP 25779594 A JP25779594 A JP 25779594A JP 3298750 B2 JP3298750 B2 JP 3298750B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はBSアンテナ装置に関
し、より詳細には自動車等の移動体に搭載され、静止衛
星からの例えばTV電波等を受信する際に用いられるB
Sアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は自動車のルーフ上に搭載され、静
止衛星からのTV電波等を受信する際に用いられる従来
のBSアンテナ装置を模式的に示した断面図であり、図
中101は略有底円筒形状の筐体を示している。筐体1
01下部の所定箇所にはモータ102cが取り付けら
れ、モータ102cには軸102aを介して2個の車輪
102b(片方の車輪は図示せず)が接続されており、
これらモータ102c、軸102a、車輪102bを含
んで駆動部102が構成されている。車輪102b上に
は円板103aが載っており、さらに円板103a上に
は複数個の支柱103cを介して円板103bが配設さ
れている。これら円板103a、103b、支柱103
cとによりテーブル103が構成されており、駆動部1
02が駆動されると、車輪102bを介してテーブル1
03が筐体101内を回動するようになっている。円板
103b上には例えば2個の基板31a、32aが配設
され、基板31a、32a上の所定箇所には複数個のア
ンテナ素子31b、32bが配列されている。アンテナ
素子31b、32bにはビームパターン30a、30b
を静止衛星(図示せず)側に向けるための回路(図示せ
ず)が接続されており、これら基板31a、32a、ア
ンテナ素子31b、32b等を含んでビームチルト方式
のアンテナ部31、32が構成されている。このアンテ
ナ部31、32は信号線51を介してコンバータ33に
接続され、コンバータ33は信号線52を介して分配器
34aに接続され、分配器34aは信号線53を介して
位相比較回路34bに接続される一方、信号線54を介
して合成器34cに接続されている。これら分配器34
a、位相比較回路34b、合成器34c等を含んで位相
比較部34が構成されている。位相比較部34の位相比
較回路34bは信号線55を介して制御部35に接続さ
れており、これらコンバータ33、位相比較部34、制
御部35はいずれもターンテーブル103の所定箇所に
それぞれ取り付けられている。さらに制御部35は信号
線56、回転接点104、信号線57を介して駆動部1
02の制御回路(図示せず)に接続される一方、合成器
34cは信号線58、回転接点104、信号線59を介
してコネクタボックス105に接続され、さらにコネク
タボックス105は信号線60を介して車内におけるB
Sチューナ等の受信機(図示せず)側に接続されてい
る。他方、車内のAcc電源(図示せず)は給電線61
を介してコネクタボックス105に接続され、コネクタ
ボックス105は給電線62を介して駆動部102に接
続されると共に、給電線63、回転接点104、給電線
64を介して制御部35とコンバータ33とに接続され
ている。
【0003】また筐体101上部にはBS電波を透過す
る材料を用いて形成された蓋体106が配設され、筐体
101内部の各種機器が風雨に曝されるのが防止される
ようになっており、また筐体101下部の所定箇所には
ルーフ取り付け用金具107が形成されている。これら
筐体101、テーブル103、アンテナ部31、32、
コンバータ33、位相比較部34、制御部35、回転接
点104、駆動部102等を含んでBSアンテナ装置1
00が構成されている。
【0004】このBSアンテナ装置100を自動車等の
ルーフ108上に取り付ける場合、ルーフ108上の所
定箇所に孔108aを形成し、この孔108aにボルト
108bを挿入して締め付け、取り付け用金具107を
固定している。あるいはルーフ108上にルーフキャリ
ア(図示せず)を取り付け、これに取り付け用金具10
7を固定している。また信号線60及び給電線61を用
いてBSアンテナ装置100と車内の受信機及びAcc
電源側とを接続する場合、信号線60及び給電線61を
ルーフ108に沿って配線し、これらの一端部側をコネ
クタボックス105に接続する一方、他端部側を例えば
リアウインドウガラスと窓枠との間に通した後、前記受
信機及びAcc電源側に接続している。
【0005】このように構成されたBSアンテナ装置1
00を用い、車内の例えばTV受信機にBS画像を出力
させる場合、アンテナ部31、32において受信された
BS信号はコンバータ33においてIF帯域の周波数に
変換される。このIF帯域の高周波信号は位相比較部3
4の分配器34aにおいて分配され、一部が位相比較回
路34bに導入される。すると位相比較回路34bにお
いて、アンテナ部31、32間における水平面内の位相
差に応じた位相モノパルス信号が生成され、次に制御部
35においてこの位相モノパルス信号に基づき前記相対
的位相差がゼロとなる所定の水平方向が演算され、駆動
部102の制御回路においてこの演算値に基づき入力電
力が制御される。すると駆動部102が作動し、テーブ
ル103が前記所定の水平方向に回転し、アンテナ部3
1、32が静止衛星に対向される。一方、前記高周波信
号は合成器34cにおいて合成され、信号線58、5
9、60を介して車室側に伝送され、前記BSチューナ
において復調され、TVモニターにおいてBS画像とし
て出力される。
【0006】また図示しないが、従来の別のBSアンテ
ナ装置として、アンテナ部が少なくとも4個配設された
ものが用いられている。この装置では、アンテナ部にビ
ームパターン30a、30b(図4)を静止衛星側に向
けて形成させるための回路が接続されない一方、円板1
03b(図4)上には前記アンテナ部の仰角方向を変え
るための第2の駆動部が配設されており、この第2の駆
動部には信号線を介して図4に示したものと略同様の制
御部35が接続されると共に、別の給電線、回転接点1
04を介してコネクタボックス105が接続されてい
る。その他の構成は図4に示したものと略同様であるの
でここではその詳細な説明は省略することとする。
【0007】このように構成されたBSアンテナ装置を
用い、車内の例えばTV受信機にBS画像を出力させる
場合、2個の前記アンテナ部において受信されたBS信
号はコンバータ33においてIF帯域の高周波信号に変
換され、位相比較部34において垂直面内の相対的位相
差に応じた位相モノパルス信号が生成され、制御部35
において前記位相差がゼロとなる所定の仰角方向が演算
され、前記第2の駆動部の制御回路においてこの仰角方
向に基づき入力電力が制御される。すると前記第2の駆
動部が作動し、4個のアンテナ部の各仰角が静止衛星に
向いて調整される。また別の2個のアンテナ部において
受信されたBS信号は、図4に示したものの場合と同
様、コンバータ33においてIF帯域の高周波信号に変
換され、位相比較部34において水平面内の相対的位相
差に応じた位相モノパルス信号が生成され、制御部35
において前記位相差がゼロとなる所定の水平方向が演算
され、駆動部102の制御回路においてこの水平方向に
基づき入力電力が制御される。すると駆動部102が作
動し、テーブル103が前記所定の水平方向に回転し、
前記4個のアンテナ部が静止衛星に対向される。そして
図4に示したものの場合と同様、前記高周波信号は位相
比較部34において合成され、信号線58、59、60
等を介して車室側に伝送され、前記BSチューナにおい
て復調され、TVモニターにおいてBS画像として出力
される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したBSアンテナ
装置100及び従来の別の装置においては、駆動部10
2がテーブル103から分離されており、装置の薄形
化、コンパクト化を図るのが難しいという課題があっ
た。
【0009】またコンバータ33、制御部35、駆動部
102、及び第2の駆動部を作動させるには外部電源を
必要としており、外部から給電するため、コネクタボッ
クス105と車内のAcc電源とが給電線61を用いて
接続されている。またIF帯域の高周波信号が信号線6
0を介して車内の受信機側に伝送されている。このため
給電線61や信号線60が車外に露出して見栄えが劣
り、またリアウインドウガラスと窓枠との間を通って配
線されるため、これらの間に挟まれて線噛みによるショ
ートや、あるいは雨水の侵入等のトラブルが発生し易
く、かつ配線作業が面倒であるという課題があった。
【0010】また位相比較部34とBSチューナとが離
れているため、信号線58、回転接点104、信号線5
9、コネクタボックス105、信号線60を介して前記
BSチューナに伝送される間、IF帯域の高周波信号に
ロスやノイズが発生し、受信特性が低下し易くなる。ま
た前記BSチューナが車内に設置されているため、車内
のスペースがそれだけ制約されるという課題があった。
【0011】また装置をルーフ108に取り付けるのに
時間が掛かり、またルーフ108に孔108aを開けて
直接的に取り付ける場合、雨水等の侵入防止を図るのが
困難であるという課題があった。
【0012】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、薄形・コンパクト化、受信特性の向上、取り
付けの容易化、外部配線の削減、あるいは省略による見
栄えの向上、雨水の侵入、配線のショート等のトラブル
の防止、車内側の受信機の小形化、車内スペースの拡
大、及び省エネを図ることができるBSアンテナ装置を
提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るBSアンテナ装置は、テーブルが筐体内
に回動可能に支持され、BS電波を受信する複数個に分
割されたアンテナ部と、前記受信電波を所定周波数に変
換するコンバータと、前記受信電波間の位相差を検出す
る位相比較部と、前記受信電波間の位相差に基づいて前
記テーブルを回動させる方向を演算する制御部と、前記
テーブルを駆動させる駆動部とが前記テーブルの所定箇
所に取り付けられていることを特徴としている(1)。
また本発明に係るBSアンテナ装置は、上記BSアンテ
ナ装置(1)において、前記筐体に設けられた、前記テ
ーブルを回動させるためのレールを備えると共に、前記
駆動部が、前記レールに沿って回る車輪を含んで構成さ
れていることを特徴としている(2)。
【0014】また本発明に係るBSアンテナ装置は、上
記BSアンテナ装置(1)または(2)において、アン
テナ部の所定箇所に太陽電池が添設され、該太陽電池が
コンバータ、制御部及び駆動部に接続されていることを
特徴としている()。
【0015】また本発明に係るBSアンテナ装置は、上
記BSアンテナ装置()において、太陽電池により充
電される2次電池が前記太陽電池とコンバータ、制御部
及び駆動部との間に介装され、前記2次電池がテーブル
の所定箇所に配設されていることを特徴としている
)。
【0016】また本発明に係るBSアンテナ装置は、上
記BSアンテナ装置(乃至のいずれかにおい
て、テーブルの所定箇所にBSチューナが配設され、該
BSチューナが位相比較部に接続されていることを特徴
としている()。
【0017】また本発明に係るBSアンテナ装置は、上
記BSアンテナ装置()において、テーブルの所定箇
所にトランスミッタ部が配設され、該トランスミッタ部
がBSチューナに接続されていることを特徴としている
)。
【0018】また本発明に係るBSアンテナ装置は、上
記BSアンテナ装置()において、トランスミッタ部
にTV帯受信機、Sレベル検出器、チャンネル切換器、
タイマを含んで構成された空きチャンネル検出手段が添
設されていることを特徴としている()。
【0019】また本発明に係るBSアンテナ装置は、上
記BSアンテナ装置(1)乃至()のいずれかにおい
て、筐体上にBS電波及び太陽光を透過する所定材料を
用いて形成された蓋体が密接して取り付けられ、前記筐
体下部に磁石が配設されていることを特徴としている
)。また本発明に係るBSアンテナ装置は、テーブ
ルが筐体内に回動可能に支持され、BS電波を受信する
複数個に分割されたアンテナ部が前記テーブルの所定箇
所に取り付けられたBSアンテナ装置において、前記受
信電波を所定周波数に変換するコンバータと、前記受信
電波間の位相差を検出する位相比較部と、該位相比較部
に接続されているBSチューナと、該BSチューナに接
続されているトランスミッタ部とを備えていることを特
徴としている(9)。 また本発明に係るBSアンテナ装
置は、上記BSアンテナ装置(9)において、トランス
ミッタ部にTV帯受信機、Sレベル検出器、チャンネル
切換器、タイマを含んで構成された空きチャンネル検出
手段が添設されていることを特徴としている(10)。
【0020】
【作用】上記構成のBSアンテナ装置(1)によれば、
テーブルが筐体内に回動可能に支持され、BS電波を受
信する複数個に分割されたアンテナ部と、前記受信電波
を所定周波数に変換するコンバータと、前記受信電波間
の位相差を検出する位相比較部と、前記受信電波間の位
相差に基づいて前記テーブルを回動させる方向を演算す
る制御部と、前記テーブルを駆動させる駆動部とが前記
テーブルの所定箇所に取り付けられているので、前記し
たアンテナ部、コンバータ、位相比較部、制御部及び駆
動部が前記テーブルに一体的に組み込まれる。したがっ
て装置全体の薄形・コンパクト化を図り得ることとな
り、また前記テーブルを駆動させる駆動部が作動する
と、前記一体構造化されたテーブルを容易に回転させ得
ることとなる。また上記構成のBSアンテナ装置(2)
によれば、上記BSアンテナ装置(1)において、前記
筐体に設けられた、前記テーブルを回動させるためのレ
ールを備えると共に、前記駆動部が、前記レールに沿っ
て回る車輪を含んで構成されているので、該車輪に対し
て回転駆動力を与えることによって、前記テーブル全体
を前記レールの中心を回転中心として回動させることが
できる。
【0021】また上記構成のBSアンテナ装置()に
よれば、上記BSアンテナ装置(1)または(2)にお
いて、アンテナ部の所定箇所に太陽電池が添設され、該
太陽電池がコンバータ、制御部及び駆動部に接続されて
いるので、BSアンテナ装置(1)、(2)と同様の作
用が得られると共に、日中、前記コンバータ、制御部及
び駆動部を作動させるための電力を前記太陽電池により
全て装置内で発生・供給し得るため、省エネを図り得る
こととなる。
【0022】また上記構成のBSアンテナ装置()に
よれば、上記BSアンテナ装置()において、太陽電
池により充電される2次電池が前記太陽電池とコンバー
タ、制御部及び駆動部との間に介装され、前記2次電池
がテーブルの所定箇所に配設されているので、BSアン
テナ装置()と同様の作用が得られると共に、日中、
前記太陽電池により前記2次電池がフローティング充電
されると、夜間においても前記コンバータ、制御部及び
駆動部を作動させるための電力を全て装置内で供給し得
るため、装置外部(車内)からの給電線をなくし得るこ
ととなる。この結果、移動体の見栄えを優れたものにす
ると共に、前記給電線導入部における雨水の侵入や前記
給電線の線噛み等による短絡トラブルを防止し得ること
となる。
【0023】また上記構成のBSアンテナ装置()に
よれば、上記BSアンテナ装置(乃至)におい
て、テーブルの所定箇所にBSチューナが配設され、該
BSチューナが位相比較部に接続されているので、BS
アンテナ装置(乃至)と同様の作用が得られる
と共に、前記位相比較部と前記BSチューナとが比較的
短い信号線により接続されるため、前記BSチューナへ
伝送される際、IF帯域の高周波信号にロスやノイズが
発生するのを防止し、受信特性を高め得ることとなる。
また前記BSチューナが車外に移設されるため、車内側
の受信機の小形化が図れると共に、車内スペースをそれ
だけ広く確保し得ることとなる。
【0024】また上記構成のBSアンテナ装置()に
よれば、上記BSアンテナ装置()において、テーブ
ルの所定箇所にトランスミッタ部が配設され、該トラン
スミッタ部がBSチューナに接続されているので、BS
アンテナ装置()と同様の作用が得られると共に、前
記BSチューナにおいて復調された信号が前記トランス
ミッタ部において電波信号として車内の受信機側に送信
されるため、該車内の受信機とBSアンテナ装置とを接
続する信号線をなくし得ることとなる。この結果、見栄
えをより一層優れたものにし得ると共に、雨水の侵入、
配線のショート等のトラブルをより一層防止し得ること
となる。
【0025】また上記構成のBSアンテナ装置()に
よれば、上記BSアンテナ装置()において、トラン
スミッタ部にTV帯受信機、Sレベル検出器、チャンネ
ル切換器、タイマを含んで構成された空きチャンネル検
出手段が添設されているので、BSアンテナ装置(
と同様の作用が得られると共に、前記TV帯受信機にお
いて受信されたVHF帯TV電波に基づき、前記Sレベ
ル検出器においてどのチャンネルにVHF帯TV電波が
受信されているかが前記タイマの設定時間毎に検出さ
れ、前記チャンネル切換器において前記トランスミッタ
部が空きチャンネルに設定される。この結果、前記トラ
ンスミッタ部から電波信号が車内受信機の空きチャンネ
ルに自動的に送信され、前記車内受信機側においてチュ
ーニングをとる手間を省き得ることとなる。
【0026】また上記構成のBSアンテナ装置()に
よれば、上記BSアンテナ装置(1)乃至()のいず
れかにおいて、筐体上にBS電波及び太陽光を透過する
所定材料を用いて形成された蓋体が密接して取り付けら
れ、前記筐体下部に磁石が配設されているので、前記蓋
体を透過してBS電波や太陽光をアンテナ部または太陽
電池に伝播させ得る一方、前記蓋体により雨水がBSア
ンテナ装置内に侵入するのを防止し得ることとなる。ま
た前記磁石により装置を移動体上に簡単、かつ直接的に
装着し得ると共に、取り付け孔から雨水が移動体内に侵
入するのを防止し得ることとなる。また上記構成のBS
アンテナ装置(9)によれば、テーブルが筐体内に回動
可能に支持され、BS電波を受信する複数個に分割され
たアンテナ部が前記テーブルの所定箇所に取り付けられ
たBSアンテナ装置において、前記受信電波を所定周波
数に変換するコンバータと、前記受信電波間の位相差を
検出する位相比較部と、該位相比較部に接続されている
BSチューナと、該BSチューナに接続されているトラ
ンスミッタ部とを備えているので、前記BSチューナに
おいて復調された信号が前記トランスミッタ部において
電波信号として車内の受信機側に送信されるため、該車
内の受信機とBSアンテナ装置とを接続する信号線をな
くし得ることとなる。この結果、見栄えを優れたものに
し得ると共に、雨水の侵入、配線のショート等のトラブ
ルを防止し得ることとなる。 また上記構成のBSアンテ
ナ装置(10)によれば、上記BSアンテナ装置(9)
において、トランスミッタ部にTV帯受信機、Sレベル
検出器、チャンネル切換器、タイマを含んで構成された
空きチャンネル検出手段が添設されているので、BSア
ンテナ装置(9)と同様の作用が得られると共に、前記
TV帯受信機において受信されたVHF帯TV電波に基
づき、前記Sレベル検出器においてどのチャンネルにV
HF帯TV電波が受信されているかが前記タイマの設定
時間毎に検出され、前記チャンネル切換器において前記
トランスミッタ部が空きチャンネルに設定される。この
結果、前記トランスミッタ部から電波信号が車内受信機
の空きチャンネルに自動的に送信され、前記車内受信機
側においてチューニングをとる手間を省き得ることとな
る。
【0027】
【実施例】以下、本発明に係るBSアンテナ装置の実施
例を図面に基づいて説明する。なお、従来例と同一の機
能を有する構成部品には同一の符号を付すこととする。
図1は本発明に係るBSアンテナ装置の実施例を模式的
に示した断面図であり、図中11は略有底円筒形状の筐
体を示している。筐体11内の所定箇所には略円板形状
のテーブル12が車輪18a、18bにより回動可能に
支持されており、テーブル12上には図4に示したもの
と同様のビームチルト方式のアンテナ部31、32が配
設されると共に、各アンテナ素子31b、32b間の所
定箇所には所定形状を有する複数個の太陽電池13が添
設されている。一方、テーブル12下部の所定箇所には
図4に示したものと同様のコンバータ33、位相比較部
34、制御部35が配設され、また2次電池14、BS
チューナ15、トランスミッタ部16、空きチャンネル
検出手段17、駆動部18がテーブル12と一体的に配
設されている。図3に示したように、空きチャンネル検
出手段17はTV帯受信機17a、Sレベル検出器17
b、チャンネル切換器17c、タイマ17dを含んで構
成されている。またテーブル12下部の所定箇所には支
柱12aが形成され、支柱12aには車輪18a、18
bが接続され、車輪18aにはモータ18dが接続され
ている。車輪18a、18b外周の溝18cは筐体11
下部の上面に形成された平面視略円形状のレール11a
に挿入されており、モータ18dが駆動されると車輪1
8a、18bがレール11aに沿って回り、テーブル1
1全体がレール11aの中心を回転中心として水平面内
に回動するようになっている。これらモータ18d、車
輪18a、18b等を含んで駆動部18が構成されてい
る。
【0028】図4に示したものと同様、アンテナ部3
1、32は信号線191aを介してコンバータ33に接
続され、コンバータ33は信号線191bを介して位相
比較部34の分配器(図示せず)に接続され、この分配
器は位相比較部34の位相比較回路及び合成器(共に図
示せず)に接続されている。前記位相比較回路は信号線
191cを介して制御部35に接続され、制御部35は
信号線191dを介して直接的に駆動部18の制御回路
(図示せず)に接続されている。一方、前記合成器は信
号線191eを介して直接的にBSチューナ15に接続
され、BSチューナ15は信号線191fを介してトラ
ンスミッタ部16に接続されており、トランスミッタ部
16には信号線191gを介して空きチャンネル検出手
段17が接続されている。他方、太陽電池13は給電線
192aを介して2次電池14に接続されており、2次
電池14は給電線192bを介して駆動部18に接続さ
れると共に、給電線192cを介して制御部35に接続
され、また給電線192dを介してコンバータ33に接
続されている。
【0029】筐体11上部には、BS電波及び太陽光を
透過する材料を用いて略ドーム形状に形成された蓋体1
1cが密接して取り付けられており、蓋体11cにより
筐体11内部の各種機器が風雨に曝されるのが防止され
るようになっている。一方、筐体11下部の下面側には
所定磁力を有する永久磁石11bが取り付けられてお
り、筐体11をルーフ108上に載置すると、永久磁石
11bの磁力により筐体11がルーフ108に固定され
るようになっている。これら筐体11、蓋体11c、テ
ーブル12、アンテナ部31、32、太陽電池13、2
次電池14、コンバータ33、位相比較部34、BSチ
ューナ15、トランスミッタ部16、空きチャンネル検
出手段17、制御部35、駆動部18、永久磁石11b
等を含んでBSアンテナ装置10が構成されている。
【0030】このように構成されたBSアンテナ装置1
0を用い、車内の例えばTV受信機にBS画像を出力さ
せる場合、蓋体11cを透過した太陽光が太陽電池13
において電力に変換され、この電力が2次電池14にフ
ローティング充電される。そしてコンバータ33、制御
部35、駆動部18を駆動する際の電力は、昼夜を問わ
ず2次電池14より供給される。一方図4に示した装置
の場合と同様、アンテナ部31、32において受信され
たBS信号はコンバータ33においてIF帯域の周波数
に変換される。次にこのIF帯域の高周波信号は位相比
較部34の前記分配器において分配され、一部が前記位
相比較回路に導入される。すると該位相比較回路におい
てアンテナ部31、32間における水平面内の位相差に
応じた位相モノパルス信号が生成され、次に制御部35
においてこの位相モノパルス信号に基づき前記相対的位
相差がゼロとなる所定の水平方向が演算され、次に駆動
部18の制御回路においてこの演算値に基づきモータ1
8dへの入力電力が制御される。すると駆動部18が作
動し、テーブル12が前記所定の水平方向に回転し、ア
ンテナ部31、32が静止衛星に対向される。同時に、
前記高周波信号は前記合成器において合成され、BSチ
ューナ15において復調される一方、空きチャンネル検
出手段17において車内受信機(図示せず)側の空きチ
ャンネルが検出されると共に、この空きチャンネルにト
ランスミッタ部16が設定される。するとトランスミッ
タ部16において前記復調された信号が電波として送信
され、この電波が車内受信機側の空きチャンネルにおい
て受信され、BS画像として出力される。
【0031】上記説明から明らかなように、実施例に係
るBSアンテナ装置10では、アンテナ部31、32、
コンバータ33、位相比較部34、制御部35及び駆動
部18がテーブル12に一体的に組み込まれている。し
たがって装置全体の薄形・コンパクト化を図ることがで
き、また駆動部18を作動させると、一体構造化された
テーブル12を容易に回転させることができる。
【0032】また日中、コンバータ33、制御部35及
び駆動部18を作動させるための電力を太陽電池13に
より全てBSアンテナ装置10内で発生させて供給する
ことができるため、省エネを図ることができる。
【0033】また日中、太陽電池13により2次電池1
4をフローティング充電しておくと、夜間においてもコ
ンバータ33、制御部35及び駆動部18を作動させる
ための電力を全てBSアンテナ装置10内で供給するこ
とができるため、BSアンテナ装置10外部(車内)か
らの給電線をなくすことができる。この結果、自動車の
見栄えを優れたものにすると共に、前記給電線導入部に
おける雨水の侵入や前記給電線の線噛み等による短絡ト
ラブルを防止することができる。
【0034】また位相比較部34とBSチューナ15と
が比較的短い信号線191eにより接続されるため、B
Sチューナ15へ伝送される際、IF帯域の高周波信号
にロスやノイズが発生するのを防止し、受信特性を高め
ることができる。またBSチューナ15が車外に配設さ
れるため、車内側の受信機の小形化が図れると共に、車
内スペースをそれだけ広く確保することができる。
【0035】またBSチューナ15において復調された
信号がトランスミッタ部16において電波信号として車
内の受信機側に送信されるため、車内の受信機とBSア
ンテナ装置10とを接続する信号線をなくすことができ
る。この結果、見栄えを優れたものにすることができる
と共に、雨水の侵入、配線のショート等のトラブルを防
止することができる。
【0036】またTV帯受信機17aにおいて受信され
たVHF帯TV電波に基づき、Sレベル検出器17bに
おいてどのチャンネルにVHF帯TV電波が受信されて
いるかがタイマ17dの設定時間毎に検出され、チャン
ネル切換器17c(共に図3)においてトランスミッタ
部16が空きチャンネルに設定される。この結果、トラ
ンスミッタ部16において電波信号が前記車内受信機の
空きチャンネルに自動的に送信され、前記車内受信機側
においてチューニングをとる手間を省くことができる。
【0037】また蓋体11cを透過してBS電波や太陽
光をアンテナ部31、32または太陽電池13に伝播さ
せる一方、蓋体11cにより雨水がBSアンテナ装置1
0内に侵入するのを防止することができる。また永久磁
石11bによりBSアンテナ装置10をルーフ108上
に簡単、かつ直接的に装着し得ると共に、取り付け孔か
ら雨水が車内に侵入するのを防止することができる。
【0038】図2は別の実施例に係るBSアンテナ装置
を模式的に示した断面図であり、図中12はテーブルを
示している。テーブル12上の所定箇所には基板21
a、22aが取り付けられ、これら基板21a、22a
の向こう側にはそれぞれ基板23a、24aが取り付け
られており、各基板21a〜24aは各支点21cを中
心に上下方向に回動可能となっている。基板21a〜2
4a上の所定箇所にはそれぞれ複数個のアンテナ素子2
1bが配列されており、これら基板21a〜24a、ア
ンテナ素子21bを含んでそれぞれアンテナ部21、2
2、23、24が構成されている。またアンテナ部21
〜24上における各アンテナ素子21b間の所定箇所に
は所定形状を有する複数個の太陽電池13が添設されて
いる。またテーブル12の所定箇所にはモータ25aが
配設され、モータ25aには軸25bを介して基板21
a〜24a側壁部が摺動可能に接続されており、モータ
25aが回転すると軸25bが左右方向に移動し、アン
テナ部21〜24の仰角αが同時に同一角度に変えられ
るようになっている。これらモータ25a、軸25bを
含んで駆動部25が構成されている。また駆動部25の
制御回路(図示せず)には信号線26aを介して制御部
35が接続されると共に、駆動部25には給電線26b
を介して2次電池14が接続されている。その他の構成
は図1に示したものと略同様に構成されているため、こ
こではその構成の詳細な説明は省略することとする。
【0039】このように構成されたBSアンテナ装置を
用い、車内の例えばTV受信機にBS画像を出力させる
場合、アンテナ部21、22またはアンテナ部23、2
4において受信されたBS信号がコンバータ33におい
てIF帯域の高周波信号に変換され、位相比較部34に
おいて垂直面内の相対的位相差に応じた位相モノパルス
信号が生成され、制御部35において前記位相差がゼロ
となる所定の仰角α方向が演算され、駆動部25の制御
回路においてこの仰角α方向に基づき入力電力が制御さ
れる。すると駆動部25が作動し、アンテナ部21〜2
4の各仰角αが静止衛星に向いて調整される。またアン
テナ部21、23またはアンテナ部22、24において
受信されたBS信号は、図1に示した装置の場合と同
様、コンバータ33においてIF帯域の高周波信号に変
換され、位相比較部34において水平面内の相対的位相
差に応じた位相モノパルス信号が生成され、制御部35
において前記位相差がゼロとなる所定の水平方向が演算
され、駆動部18の制御回路においてこの演算値に基づ
き入力電力が制御される。すると駆動部18が作動し、
テーブル12が前記所定の水平方向に回転し、アンテナ
部21〜24が静止衛星に対向される。そして図1に示
した装置の場合と同様、前記高周波信号は位相比較部3
4において合成され、BSチューナ15において復調さ
れる一方、空きチャンネル検出手段17において車内受
信機(図示せず)側の空きチャンネルが検出されると共
に、この空きチャンネルにトランスミッタ部16が設定
される。するとトランスミッタ部16において前記復調
された信号が電波として送信され、車内受信機側の空き
チャンネルにおいてこの電波が受信され、BS画像とし
て出力される。
【0040】上記説明から明らかなように、本実施例に
係るBSアンテナ装置では、駆動部25も含めてテーブ
ル12に一体的に組み込むことができ、BS電波の受信
性能を高めることができる。
【0041】なお、上記した実施例ではいずれもBSア
ンテナ装置が自動車のルーフ108上に搭載された場合
について説明したが、車両、船舶、飛行機等の移動体に
搭載されてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るBSア
ンテナ装置(1)にあっては、テーブルが筐体内に回動
可能に支持され、BS電波を受信する複数個に分割され
たアンテナ部と、前記受信電波を所定周波数に変換する
コンバータと、前記受信電波間の位相差を検出する位相
比較部と、前記受信電波間の位相差に基づいて前記テー
ブルを回動させる方向を演算する制御部と、前記テーブ
を駆動させる駆動部とが前記テーブルの所定箇所に取
り付けられているので、前記したアンテナ部、コンバー
タ、位相比較部、制御部及び駆動部が前記テーブルに一
体的に組み込まれる。したがって装置全体の薄形・コン
パクト化を図ることができ、また前記テーブルを駆動
るための駆動部を作動させると、前記一体構造化され
たテーブルを容易に回転させることができる。また本発
明に係るBSアンテナ装置(2)にあっては、上記BS
アンテナ装置(1)において、前記筐体に設けられた、
前記テーブルを回動させるためのレールを備えると共
に、前記駆動部が、前記レールに沿って回る車輪を含ん
で構成されているので、該車輪に対して回転駆動力を与
えることによって、前記テーブル全体を前記レールの中
心を回転中心として回動させることができる。
【0043】また本発明に係るBSアンテナ装置(
にあっては、上記BSアンテナ装置(1)または(2)
において、アンテナ部の所定箇所に太陽電池が添設さ
れ、該太陽電池がコンバータ、制御部及び駆動部に接続
されているので、BSアンテナ装置(1)、(2)と同
様の効果が得られると共に、日中、前記コンバータ、制
御部及び駆動部を作動させるための電力を前記太陽電池
により全て装置内で発生・供給することができるため、
省エネを図ることができる。
【0044】また本発明に係るBSアンテナ装置(
にあっては、上記BSアンテナ装置()において、太
陽電池により充電される2次電池が前記太陽電池とコン
バータ、制御部及び駆動部との間に介装され、前記2次
電池がテーブルの所定箇所に配設されているので、BS
アンテナ装置()と同様の効果が得られると共に、日
中、前記太陽電池により前記2次電池がフローティング
充電されると、夜間においても前記コンバータ、制御部
及び駆動部を作動させるための電力を全て装置内で供給
することができるため、装置外部(車内)からの給電線
をなくすことができる。この結果、移動体の見栄えを優
れたものにすると共に、前記給電線導入部における雨水
の侵入や前記給電線の線噛み等による短絡トラブルを防
止することができる。
【0045】また本発明に係るBSアンテナ装置(
にあっては、上記BSアンテナ装置(乃至)に
おいて、テーブルの所定箇所にBSチューナが配設さ
れ、該BSチューナが位相比較部に接続されているの
で、BSアンテナ装置(乃至)と同様の効果が
得られると共に、前記位相比較部と前記BSチューナと
が比較的短い信号線により接続されるため、前記BSチ
ューナへ伝送される際、IF帯域の高周波信号にロスや
ノイズが発生するのを防止し、受信特性を高めることが
できる。また前記BSチューナが車外に移設されるた
め、車内側の受信機の小形化が図れると共に、車内スペ
ースをそれだけ広く確保することができる。
【0046】また本発明に係るBSアンテナ装置(
にあっては、上記BSアンテナ装置()において、テ
ーブルの所定箇所にトランスミッタ部が配設され、該ト
ランスミッタ部がBSチューナに接続されているので、
BSアンテナ装置()と同様の効果が得られると共
に、前記BSチューナにおいて復調された信号が前記ト
ランスミッタ部において電波信号として車内の受信機側
に送信されるため、該車内の受信機とBSアンテナ装置
とを接続する信号線をなくすことができる。この結果、
見栄えをより一層優れたものにすると共に、雨水の侵
入、配線のショート等のトラブルをより一層防止するこ
とができる。
【0047】また本発明に係るBSアンテナ装置(
にあっては、上記BSアンテナ装置()において、ト
ランスミッタ部にTV帯受信機、Sレベル検出器、チャ
ンネル切換器、タイマを含んで構成された空きチャンネ
ル検出手段が添設されているので、BSアンテナ装置
)と同様の効果が得られると共に、前記TV帯受信
機において受信されたVHF帯TV電波に基づき、前記
Sレベル検出器においてどのチャンネルにVHF帯TV
電波が受信されているかが前記タイマの設定時間毎に検
出され、前記チャンネル切換器において前記トランスミ
ッタ部が空きチャンネルに設定される。この結果、前記
トランスミッタ部から電波信号が車内受信機の空きチャ
ンネルに自動的に送信され、前記車内受信機側において
チューニングをとる手間を省くことができる。
【0048】また本発明に係るBSアンテナ装置(
にあっては、上記BSアンテナ装置(1)乃至()の
いずれかにおいて、筐体上にBS電波及び太陽光を透過
する所定材料を用いて形成された蓋体が密接して取り付
けられ、前記筐体下部に磁石が配設されているので、前
記蓋体を透過してBS電波や太陽光をアンテナ部または
太陽電池に伝播させる一方、前記蓋体により雨水がBS
アンテナ装置内に侵入するのを防止することができる。
また前記磁石により装置を移動体上に簡単、かつ直接的
に装着し得ると共に、取り付け孔から雨水が移動体内に
侵入するのを防止することができる。また本発明に係る
BSアンテナ装置(9)にあっては、テーブルが筐体内
に回動可能に支持され、BS電波を受信する複数個に分
割されたアンテナ部が前記テーブルの所定箇所に取り付
けられたBSアンテナ装置において、前記受信電波を所
定周波数に変換するコンバータと、前記受信電波間の位
相差を検出する位相比較部と、該位相比較部に接続され
ているBSチューナと、該BSチューナに接続されてい
るトランスミッタ部とを備えているので、前記BSチュ
ーナにおいて復調された信号が前記トランスミッタ部に
おいて電波信号として車内の受信機側に送信されるた
め、該車内の受信機とBSアンテナ装置とを接続する信
号線をなくすことができる。この結果、見栄えを優れた
ものにすると共に、雨水の侵入、配線のショート等のト
ラブルを防止することができる。 また本発明に係るBS
アンテナ装置(10)にあっては、上記BSアンテナ装
置(9)において、トランスミッタ部にTV帯受信機、
Sレベル検出器、チャンネル切換器、タイマを含んで構
成された空きチャンネル検出手段が添設されているの
で、BSアンテナ装置(9)と同様の作用が得られると
共に、前記TV帯受信機において受信されたVHF帯T
V電波に基づき、前記Sレベル検出器においてどのチャ
ンネルにVHF帯TV電波が受信されているかが前記タ
イマの設定時間毎に検出され、前記チャンネル切換器に
おいて前記トランスミッタ部が空きチャンネルに設定さ
れる。この結果、前記トランスミッタ部から電波信号が
車内受信機の空きチャンネルに自動的に送信され、前記
車内受信機側においてチューニングをとる手間を省くこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るBSアンテナ装置の実施例を模式
的に示した断面図である。
【図2】別の実施例に係るBSアンテナ装置を模式的に
示した断面図である。
【図3】実施例に係るBSアンテナ装置のトランスミッ
タ部に添設される空きチャンネル検出手段を模式的に示
したブロック図である。
【図4】従来のBSアンテナ装置を模式的に示した断面
図である。
【符号の説明】 10 BSアンテナ装置 11 筐体 12 テーブル 18 駆動部 31、32 アンテナ部 33 コンバータ 34 位相比較部 35 制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−128506(JP,A) 特開 平6−244617(JP,A) 特開 平5−344013(JP,A) 特開 昭61−70804(JP,A) 特開 昭54−12244(JP,A) 特開 平3−247006(JP,A) 実開 平1−156607(JP,U) 実開 平3−32813(JP,U) 実開 平2−126413(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 3/00 - 3/46 H01Q 1/32

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルが筐体内に回動可能に支持さ
    れ、BS電波を受信する複数個に分割されたアンテナ部
    と、前記受信電波を所定周波数に変換するコンバータ
    と、前記受信電波間の位相差を検出する位相比較部と、
    前記受信電波間の位相差に基づいて前記テーブルを回動
    させる方向を演算する制御部と、前記テーブルを駆動さ
    せる駆動部とが前記テーブルの所定箇所に取り付けられ
    ていることを特徴とするBSアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記筐体に設けられた、前記テーブルを
    回動させるためのレールを備えると共に、 前記駆動部が、前記レールに沿って回る車輪を含んで構
    成されていることを特徴とする請求項1記載のBSアン
    テナ装置。
  3. 【請求項3】 アンテナ部の所定箇所に太陽電池が添設
    され、該太陽電池がコンバータ、制御部及び駆動部に接
    続されていることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載のBSアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 太陽電池により充電される2次電池が前
    記太陽電池とコンバータ、制御部及び駆動部との間に介
    装され、前記2次電池がテーブルの所定箇所に配設され
    ていることを特徴とする請求項記載のBSアンテナ装
    置。
  5. 【請求項5】 テーブルの所定箇所にBSチューナが配
    設され、該BSチューナが位相比較部に接続されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかの項
    記載のBSアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 テーブルの所定箇所にトランスミッタ部
    が配設され、該トランスミッタ部がBSチューナに接続
    されていることを特徴とする請求項記載のBSアンテ
    ナ装置。
  7. 【請求項7】 トランスミッタ部にTV帯受信機、Sレ
    ベル検出器、チャンネル切換器、タイマを含んで構成さ
    れた空きチャンネル検出手段が添設されていることを特
    徴とする請求項記載のBSアンテナ装置。
  8. 【請求項8】 筐体上にBS電波及び太陽光を透過する
    所定材料を用いて形成された蓋体が密接して取り付けら
    れ、前記筐体下部に磁石が配設されていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項のいずれかの項に記載のBS
    アンテナ装置。
  9. 【請求項9】 テーブルが筐体内に回動可能に支持さ
    れ、BS電波を受信する複数個に分割されたアンテナ部
    が前記テーブルの所定箇所に取り付けられたBSアンテ
    ナ装置において、 前記受信電波を所定周波数に変換するコンバータと、前
    記受信電波間の位相差を検出する位相比較部と、該位相
    比較部に接続されているBSチューナと、該BSチュー
    ナに接続されているトランスミッタ部とを備えているこ
    とを特徴とするBSアンテナ装置。
  10. 【請求項10】 トランスミッタ部にTV帯受信機、S
    レベル検出器、チャンネル切換器、タイマを含んで構成
    された空きチャンネル検出手段が添設されていることを
    特徴とする請求項9記載のBSアンテナ装置。
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