JP3298715B2 - 部分逆転ロ−タリ耕耘装置 - Google Patents
部分逆転ロ−タリ耕耘装置Info
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- JP3298715B2 JP3298715B2 JP25766093A JP25766093A JP3298715B2 JP 3298715 B2 JP3298715 B2 JP 3298715B2 JP 25766093 A JP25766093 A JP 25766093A JP 25766093 A JP25766093 A JP 25766093A JP 3298715 B2 JP3298715 B2 JP 3298715B2
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- Japan
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- tilling
- shaft
- case
- cultivation
- transmission mechanism
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに反対方向に回転
する第1耕耘筒と第2耕耘筒に装着する耕耘爪の背反の
土中打ち込みでもって機体をダッシュ現象なく適正に進
行させながら耕耘作業できるように構成されたロ−タリ
耕耘装置(以下、部分逆転ロ−タリ耕耘装置という)に
関するものである。
する第1耕耘筒と第2耕耘筒に装着する耕耘爪の背反の
土中打ち込みでもって機体をダッシュ現象なく適正に進
行させながら耕耘作業できるように構成されたロ−タリ
耕耘装置(以下、部分逆転ロ−タリ耕耘装置という)に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から知られている部分逆転ロ−タリ
耕耘装置は、耕耘ケ−スの左右のホルダ部に内挿支持さ
れる耕耘軸に左右一対の第1耕耘筒を嵌着するととも
に、前記ホルダの外径部に左右の第2耕耘筒をそれぞれ
回転自在に支承装備して、左右一対の第1耕耘筒を、耕
耘ケ−ス内の主伝動機構によって回転駆動される耕耘軸
の回転で所定方向に回転させ、また、左右の第2耕耘筒
を、前記主伝動機構に連動する副伝動機構を経て第2耕
耘筒内の最終伝動部に伝達される動力でもって第1耕耘
筒に対し反対方向に回転駆動するように構成されている
(例えば、特公昭46−39041号公報参照)。
耕耘装置は、耕耘ケ−スの左右のホルダ部に内挿支持さ
れる耕耘軸に左右一対の第1耕耘筒を嵌着するととも
に、前記ホルダの外径部に左右の第2耕耘筒をそれぞれ
回転自在に支承装備して、左右一対の第1耕耘筒を、耕
耘ケ−ス内の主伝動機構によって回転駆動される耕耘軸
の回転で所定方向に回転させ、また、左右の第2耕耘筒
を、前記主伝動機構に連動する副伝動機構を経て第2耕
耘筒内の最終伝動部に伝達される動力でもって第1耕耘
筒に対し反対方向に回転駆動するように構成されている
(例えば、特公昭46−39041号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の部分逆転ロ−タ
リ耕耘装置は、第1耕耘筒と第2耕耘筒とを互いに反対
方向に回転駆動して、第1耕耘筒に装着する耕耘爪と第
2耕耘筒に装着する耕耘爪の背反の土中打ち込みでもっ
て機体をダッシュ現象なく適正に進行させながら耕耘作
業できるというものでものではあるが、細部において以
下に説明するような問題点があった。
リ耕耘装置は、第1耕耘筒と第2耕耘筒とを互いに反対
方向に回転駆動して、第1耕耘筒に装着する耕耘爪と第
2耕耘筒に装着する耕耘爪の背反の土中打ち込みでもっ
て機体をダッシュ現象なく適正に進行させながら耕耘作
業できるというものでものではあるが、細部において以
下に説明するような問題点があった。
【0004】すなわち、従来のものは、上記刊行物によ
っても確認できるように、主伝動機構を収容した耕耘ケ
−スの内部と、最終伝動部を内蔵した第2耕耘筒の内部
とを連通状態にして双方を共通にオイル潤滑するもので
あったから、油温が上昇して内圧が上がると、第2耕耘
筒の外端側を封緘する部位に内圧が直接的に負荷される
ことになってオイル洩れが生じ易く、甚だしい場合には
第2耕耘筒の外端側を封緘するシ−ルが破損するといっ
た事故につながることもあった。また、耕耘ケ−スの内
部と第2耕耘筒の内部が連通しているため、第2耕耘筒
の外端部を封緘するシ−ルの交換などのメンテナンス作
業に際しては、耕耘ケ−ス内部の潤滑油までが流出して
しまうという問題もあった。
っても確認できるように、主伝動機構を収容した耕耘ケ
−スの内部と、最終伝動部を内蔵した第2耕耘筒の内部
とを連通状態にして双方を共通にオイル潤滑するもので
あったから、油温が上昇して内圧が上がると、第2耕耘
筒の外端側を封緘する部位に内圧が直接的に負荷される
ことになってオイル洩れが生じ易く、甚だしい場合には
第2耕耘筒の外端側を封緘するシ−ルが破損するといっ
た事故につながることもあった。また、耕耘ケ−スの内
部と第2耕耘筒の内部が連通しているため、第2耕耘筒
の外端部を封緘するシ−ルの交換などのメンテナンス作
業に際しては、耕耘ケ−ス内部の潤滑油までが流出して
しまうという問題もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の技術の
上記諸問題を解決することを目的としてなされたもので
あり、目的達成のため、次のような技術手段を講じた部
分逆転ロ−タリ耕耘装置としている。
上記諸問題を解決することを目的としてなされたもので
あり、目的達成のため、次のような技術手段を講じた部
分逆転ロ−タリ耕耘装置としている。
【0006】すなわち、請求項1においては、耕耘ケ−
ス(1)に固設する左右のホルダ(3)(3)の中心孔に耕耘
軸(6)を貫挿支承し、該耕耘軸(6)の左右延出部に第1
耕耘筒(30)(30)を嵌着固定すると共に、前記ホルダ
(3)(3)の支持筒部(3a)(3a)に第2耕耘筒(13)
(13)を回転自在に外嵌装備して、前記耕耘ケ−ス(1)
内の主伝動機構(4)から耕耘軸(6)に伝達される動力で
もって第1耕耘筒(30)(30)を所定方向に回転駆動
し、且つ、主伝動機構(4)に連動する副伝動機構(GL)
(GR)を経て第2耕耘筒内の最終伝動部(20)(20)に
伝達される動力で第2耕耘筒(13)(13)を第1耕耘筒
(30)(30)に対し反対方向に回転駆動するように構成
された部分逆転ロ−タリ耕耘装置において、前記副伝動
機構(GL)(GR)を、耕耘ケ−ス(1)の内部において耕
耘軸(6)よりも伝動上位の中間軸(5)に嵌着される左右
の駆動ギア(11)(11)と、それぞれの駆動ギア(11)
(11)に常時噛合する受動ギア(12)(12)とからなる
逆転ギア列に組成し、各々の逆転ギア列の受動ギア(1
2)を前記耕耘軸(6)に回転自由に外嵌支承して、各々
の受動ギア(12)のボス部(12a)の外周と前記ホルダ
(3)の内周面との間にシ−ル(17)を介装し、該シ−ル
(17)で第2耕耘筒(13)の内部と耕耘ケ−ス(1)の内
部とを分離した部分逆転ロ−タリ耕耘装置としている。
ス(1)に固設する左右のホルダ(3)(3)の中心孔に耕耘
軸(6)を貫挿支承し、該耕耘軸(6)の左右延出部に第1
耕耘筒(30)(30)を嵌着固定すると共に、前記ホルダ
(3)(3)の支持筒部(3a)(3a)に第2耕耘筒(13)
(13)を回転自在に外嵌装備して、前記耕耘ケ−ス(1)
内の主伝動機構(4)から耕耘軸(6)に伝達される動力で
もって第1耕耘筒(30)(30)を所定方向に回転駆動
し、且つ、主伝動機構(4)に連動する副伝動機構(GL)
(GR)を経て第2耕耘筒内の最終伝動部(20)(20)に
伝達される動力で第2耕耘筒(13)(13)を第1耕耘筒
(30)(30)に対し反対方向に回転駆動するように構成
された部分逆転ロ−タリ耕耘装置において、前記副伝動
機構(GL)(GR)を、耕耘ケ−ス(1)の内部において耕
耘軸(6)よりも伝動上位の中間軸(5)に嵌着される左右
の駆動ギア(11)(11)と、それぞれの駆動ギア(11)
(11)に常時噛合する受動ギア(12)(12)とからなる
逆転ギア列に組成し、各々の逆転ギア列の受動ギア(1
2)を前記耕耘軸(6)に回転自由に外嵌支承して、各々
の受動ギア(12)のボス部(12a)の外周と前記ホルダ
(3)の内周面との間にシ−ル(17)を介装し、該シ−ル
(17)で第2耕耘筒(13)の内部と耕耘ケ−ス(1)の内
部とを分離した部分逆転ロ−タリ耕耘装置としている。
【0007】また、請求項2では、請求項1に記載され
た部分逆転ロ−タリ耕耘装置において、第2耕耘筒(1
3)(13)を、耕耘軸(6)の軸芯(O1)に対して一定角
度に傾斜した軸芯(O2)の回りを回転する傾斜耕耘筒に
している。
た部分逆転ロ−タリ耕耘装置において、第2耕耘筒(1
3)(13)を、耕耘軸(6)の軸芯(O1)に対して一定角
度に傾斜した軸芯(O2)の回りを回転する傾斜耕耘筒に
している。
【0008】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
するが、図面は、第2耕耘筒が傾斜耕耘筒になったセン
タ−ドライブ型の部分逆転ロ−タリ耕耘装置として構成
された具体例を示しており、図1は本発明に係る部分逆
転ロ−タリ耕耘装置の要部の断面図、図2はその一部分
を拡大した断面図、図3は内部分離用シ−ルの一部分を
拡大した部分図、図4は第2耕耘筒に装着する耕耘爪の
配置例を示した側面図、図5は第2耕耘筒に装着する跳
ね出し翼を備えた耕耘爪を示す正面概略図である。
するが、図面は、第2耕耘筒が傾斜耕耘筒になったセン
タ−ドライブ型の部分逆転ロ−タリ耕耘装置として構成
された具体例を示しており、図1は本発明に係る部分逆
転ロ−タリ耕耘装置の要部の断面図、図2はその一部分
を拡大した断面図、図3は内部分離用シ−ルの一部分を
拡大した部分図、図4は第2耕耘筒に装着する耕耘爪の
配置例を示した側面図、図5は第2耕耘筒に装着する跳
ね出し翼を備えた耕耘爪を示す正面概略図である。
【0009】図1および図2において、耕耘ケ−ス(1)
は、その下方の左右壁部に上下方向長さ(L)の開孔部
(2)(2)を開設し、各々の開孔部(2)(2)の外側を、開
孔部の周縁に締結取着するホルダ(3)(3)で閉塞するよ
うに構成されている。そして、各々のホルダ(3)には、
耕耘ケ−ス(1)内の主伝動機構(4)に連動する中間回転
軸(5)の軸端部を軸受支持する部分が設けられており、
また、別個所においては、外側方に向けて延出する支持
筒部(3a)が一体に形設されている。
は、その下方の左右壁部に上下方向長さ(L)の開孔部
(2)(2)を開設し、各々の開孔部(2)(2)の外側を、開
孔部の周縁に締結取着するホルダ(3)(3)で閉塞するよ
うに構成されている。そして、各々のホルダ(3)には、
耕耘ケ−ス(1)内の主伝動機構(4)に連動する中間回転
軸(5)の軸端部を軸受支持する部分が設けられており、
また、別個所においては、外側方に向けて延出する支持
筒部(3a)が一体に形設されている。
【0010】耕耘ケ−ス(1)内の主伝動機構(4)は、耕
耘ケ−ス(1)の下部に横設される水平軸心(O1)の耕耘
軸(6)を、図外の耕耘ケ−ス上部に設けられる入力軸に
連動連結するチエン伝動機構に構成され、前記中間回転
軸(5)は、耕耘軸(6)よりも伝動上位にあって耕耘軸
(6)に平行に設けられ、チエン伝動機構に係り合うスプ
ロケット(7)によって回転駆動されるようになってい
る。なお、(8)は耕耘軸の中央部に嵌着される受動スプ
ロケット、(9)はチエン、(10)はテンションスプロケ
ットである。
耘ケ−ス(1)の下部に横設される水平軸心(O1)の耕耘
軸(6)を、図外の耕耘ケ−ス上部に設けられる入力軸に
連動連結するチエン伝動機構に構成され、前記中間回転
軸(5)は、耕耘軸(6)よりも伝動上位にあって耕耘軸
(6)に平行に設けられ、チエン伝動機構に係り合うスプ
ロケット(7)によって回転駆動されるようになってい
る。なお、(8)は耕耘軸の中央部に嵌着される受動スプ
ロケット、(9)はチエン、(10)はテンションスプロケ
ットである。
【0011】中間回転軸(5)のスプロケット(7)の左右
両脇部分には駆動ギア(11)(11)が嵌着され、それ
ぞれの駆動ギア(11)(11)に、前記耕耘軸(6)に回転
自在に外嵌された受動ギア(12)(12)がそれぞれ常時
噛合されて、左右の副伝動機構(GL)(GR)が構成され
ており、前記駆動ギアと受動ギア(11)(12)、(11)
(12)は、それぞれ上述した耕耘ケ−ス(1)の開孔部
(2)(2)に填まり込む状態に位置されている。
両脇部分には駆動ギア(11)(11)が嵌着され、それ
ぞれの駆動ギア(11)(11)に、前記耕耘軸(6)に回転
自在に外嵌された受動ギア(12)(12)がそれぞれ常時
噛合されて、左右の副伝動機構(GL)(GR)が構成され
ており、前記駆動ギアと受動ギア(11)(12)、(11)
(12)は、それぞれ上述した耕耘ケ−ス(1)の開孔部
(2)(2)に填まり込む状態に位置されている。
【0012】副伝動機構(GL)(GR)は、後述する第2
耕耘筒(13)(13)を、耕耘軸(6)に対して反対方向に
回転駆動する為のものであり、各々の副伝動機構(GL)
(GR)における前記受動ギア(12)は、ギア部分から外
方に向けて長く延出するボス部(12a)を一体に備え、
そのボス部(12a)をニ−ドルベアリング(14)を介し
て前記耕耘軸(6)に回転自在に外嵌して支持し、ニ−ド
ルベアリング(14)の外側をダストシ−ル(15)で軸封
して設けられている。
耕耘筒(13)(13)を、耕耘軸(6)に対して反対方向に
回転駆動する為のものであり、各々の副伝動機構(GL)
(GR)における前記受動ギア(12)は、ギア部分から外
方に向けて長く延出するボス部(12a)を一体に備え、
そのボス部(12a)をニ−ドルベアリング(14)を介し
て前記耕耘軸(6)に回転自在に外嵌して支持し、ニ−ド
ルベアリング(14)の外側をダストシ−ル(15)で軸封
して設けられている。
【0013】また、受動ギア(12)のボス部(12a)の
外径部は、プレ−ンメタル(16)を介して前記ホルダ
(3)の内径孔に内嵌し、ホルダ(3)の外端部において受
動ギア(12)のボス部外周との間にシ−ル(17)を介装
している。前記シ−ル(17)は、耐油性ゴムなどの弾性
材によって形成され、インボリュ−トスプライン孔に形
成された内径部(17a)を、前記ボス部(12a)の外径
部に刻設されたインボリュ−トスプライン部に外嵌合致
させるとともに、外周のリップ部(17b)を、前記ホル
ダ(3)の内周面に当接させて設けられている。
外径部は、プレ−ンメタル(16)を介して前記ホルダ
(3)の内径孔に内嵌し、ホルダ(3)の外端部において受
動ギア(12)のボス部外周との間にシ−ル(17)を介装
している。前記シ−ル(17)は、耐油性ゴムなどの弾性
材によって形成され、インボリュ−トスプライン孔に形
成された内径部(17a)を、前記ボス部(12a)の外径
部に刻設されたインボリュ−トスプライン部に外嵌合致
させるとともに、外周のリップ部(17b)を、前記ホル
ダ(3)の内周面に当接させて設けられている。
【0014】前記シ−ル(17)よりも外方におけるボス
部(12a)のインボリュ−トスプライン部には、スパ−
ギア(18)が嵌着固定され、そのスパ−ギア(18)は、
第2耕耘筒(13)に形設されているインタ−ナルギア
(19)に噛み合わされて、第2耕耘筒(13)を回転駆動
する最終伝動部(20)が構成されている。
部(12a)のインボリュ−トスプライン部には、スパ−
ギア(18)が嵌着固定され、そのスパ−ギア(18)は、
第2耕耘筒(13)に形設されているインタ−ナルギア
(19)に噛み合わされて、第2耕耘筒(13)を回転駆動
する最終伝動部(20)が構成されている。
【0015】第2耕耘筒(13)は、耕耘軸(6)の軸心
(O1)に対して一定角度に傾斜する軸心(O2)の回りを
回転するように、ホルダ(3)のボス部外径に軸受(21)
を介して回転自在に支承されており、その内方端部は、
ホルダ(3)のボス部外径との間に介装する通常のオイル
シ−ル(22)によって軸封されるが、外方端部は、傾斜
回転に伴う間隔変化に追従することができるように撓み
シ−ル(23)によって軸封されている。なお、撓みシ−
ル(23)は、図2の拡大図にみられるように、受動ギア
のボス部(12a)と第2耕耘筒(13)との間に介装さ
れ、両者の間隔変化に追従して屈伸する部分の動きを妨
げない範囲で、その屈伸部分を保護する鍔部(24)を外
側に付設したものとなっている。
(O1)に対して一定角度に傾斜する軸心(O2)の回りを
回転するように、ホルダ(3)のボス部外径に軸受(21)
を介して回転自在に支承されており、その内方端部は、
ホルダ(3)のボス部外径との間に介装する通常のオイル
シ−ル(22)によって軸封されるが、外方端部は、傾斜
回転に伴う間隔変化に追従することができるように撓み
シ−ル(23)によって軸封されている。なお、撓みシ−
ル(23)は、図2の拡大図にみられるように、受動ギア
のボス部(12a)と第2耕耘筒(13)との間に介装さ
れ、両者の間隔変化に追従して屈伸する部分の動きを妨
げない範囲で、その屈伸部分を保護する鍔部(24)を外
側に付設したものとなっている。
【0016】さらに、第2耕耘筒(13)の外端外周部
を、前記両軸心(01)(O2)の交点(P)を中心とする球
面状部(13a)に形成する一方で、前記鍔部(24)のさ
らに外側に位置するシ−ル保護カバ−(25)を耕耘軸
(6)に嵌着固定して、その外周縁部を、少なくともその
内面が前記球面状部(13a)に相似する球面になった椀
縁状に形成し、この球面の椀縁状部を、前記球面状部
(13a)に接触しない状態でそれに被冠重合させて、シ
−ル保護カバ−(25)により撓みシ−ル(23)を二重に
保護している。
を、前記両軸心(01)(O2)の交点(P)を中心とする球
面状部(13a)に形成する一方で、前記鍔部(24)のさ
らに外側に位置するシ−ル保護カバ−(25)を耕耘軸
(6)に嵌着固定して、その外周縁部を、少なくともその
内面が前記球面状部(13a)に相似する球面になった椀
縁状に形成し、この球面の椀縁状部を、前記球面状部
(13a)に接触しない状態でそれに被冠重合させて、シ
−ル保護カバ−(25)により撓みシ−ル(23)を二重に
保護している。
【0017】そうして、第2耕耘筒(13)には必要数の
耕耘爪取付座(26)が設けられ、各々の耕耘爪取付座
(26)に耕耘爪が取り付けられるのであるが、実施例の
ものにおいては、図4にみられるように、回転方向(R)
に位相を異ならせて4個の耕耘爪取付座(26)・・が設
けられ、それらの内の2個に、回転径(D1)の一般的な
耕耘なた爪(27)が装着されている。また、耕耘爪取付
座の他の一個には、前記耕耘なた爪(27)の回転径より
もやや大径(D2)の直刃(28)が取り付けられ、その直
刃でもって土壌を縦に切開することによって耕耘所要動
力を低減するように配慮され、さらに、もう一つの耕耘
爪取付座には前記耕耘なた爪(27)の回転径(D1)より
も小径(D3)の跳ね出し翼(29a)付き耕耘爪(29)が
取り付けられて、その耕耘爪(29)の跳ね出し作用で耕
耘ケ−ス(1)の側面との間に堆積せんとする土壌や草藁
類を跳ね飛ばし排除するように構成されている。
耕耘爪取付座(26)が設けられ、各々の耕耘爪取付座
(26)に耕耘爪が取り付けられるのであるが、実施例の
ものにおいては、図4にみられるように、回転方向(R)
に位相を異ならせて4個の耕耘爪取付座(26)・・が設
けられ、それらの内の2個に、回転径(D1)の一般的な
耕耘なた爪(27)が装着されている。また、耕耘爪取付
座の他の一個には、前記耕耘なた爪(27)の回転径より
もやや大径(D2)の直刃(28)が取り付けられ、その直
刃でもって土壌を縦に切開することによって耕耘所要動
力を低減するように配慮され、さらに、もう一つの耕耘
爪取付座には前記耕耘なた爪(27)の回転径(D1)より
も小径(D3)の跳ね出し翼(29a)付き耕耘爪(29)が
取り付けられて、その耕耘爪(29)の跳ね出し作用で耕
耘ケ−ス(1)の側面との間に堆積せんとする土壌や草藁
類を跳ね飛ばし排除するように構成されている。
【0018】(30)(30)は第1耕耘筒であり、各々の
第1耕耘筒(30)は、前記シ−ル保護カバ−(25)を嵌
着したうえで、その外方から耕耘軸(6)に着脱自在に挿
し込んで楔着固定され、外周には必要数の耕耘爪取付座
(31)が間配り装着され、それぞれの取付座に一般的な
耕耘なた爪(32)が取り付けられている。
第1耕耘筒(30)は、前記シ−ル保護カバ−(25)を嵌
着したうえで、その外方から耕耘軸(6)に着脱自在に挿
し込んで楔着固定され、外周には必要数の耕耘爪取付座
(31)が間配り装着され、それぞれの取付座に一般的な
耕耘なた爪(32)が取り付けられている。
【0019】なお、本発明は、一般的な耕耘機や、管理
機或いはティラ−などの小型軽量機用のロ−タリ耕耘装
置に適用できることは勿論のこと、乗用トラクタ用のロ
−タリ耕耘装置にも適用できるのであり、また、本発明
の実施は、センタ−ドライブ型のロ−タリ耕耘装置に限
られるものではなく、サイドドライブ型のロ−タリ耕耘
装置であっても、第2耕耘筒を第1耕耘筒の両端部に配
置し換える変更のみによって同機能を発揮するものとし
て適用できるのである。
機或いはティラ−などの小型軽量機用のロ−タリ耕耘装
置に適用できることは勿論のこと、乗用トラクタ用のロ
−タリ耕耘装置にも適用できるのであり、また、本発明
の実施は、センタ−ドライブ型のロ−タリ耕耘装置に限
られるものではなく、サイドドライブ型のロ−タリ耕耘
装置であっても、第2耕耘筒を第1耕耘筒の両端部に配
置し換える変更のみによって同機能を発揮するものとし
て適用できるのである。
【0020】
【発明の効果】以上のように構成される本発明装置にあ
っては、主伝動機構(4)および左右の副伝動機構(GL)
(GR)を収容する耕耘ケ−ス(1)の内部と、最終伝動部
(20)(20)が収容される第2耕耘筒(13)(13)の内
部がシ−ル(17)(17)によって別室に分離されるか
ら、耕耘ケ−ス(1)の内部は潤滑油を充填してオイル潤
滑しながら、これとは別に左右の第2耕耘筒(13)(1
3)の内部はグリスによって潤滑することができる。し
たがって、第2耕耘筒(13)の脱着や、第2耕耘筒(1
3)の外端側を軸封するシ−ルの交換などのメンテナン
スに際し、それらが取り外されても潤滑油が流出するこ
とがないので、メンテナス作業が容易であり、また、潤
滑油の流出ロスがないから経済的である。そして、耕耘
ケ−ス(1)の内部の油温上昇によって内圧が上がること
があってもその内圧負荷が第2耕耘筒(13)(13)の外
端側を封緘するシ−ル部にまで及ぶようなことがないの
で、オイル洩れやシ−ルの破損が生ずることがなくなり
耐久性良好なものとなった。
っては、主伝動機構(4)および左右の副伝動機構(GL)
(GR)を収容する耕耘ケ−ス(1)の内部と、最終伝動部
(20)(20)が収容される第2耕耘筒(13)(13)の内
部がシ−ル(17)(17)によって別室に分離されるか
ら、耕耘ケ−ス(1)の内部は潤滑油を充填してオイル潤
滑しながら、これとは別に左右の第2耕耘筒(13)(1
3)の内部はグリスによって潤滑することができる。し
たがって、第2耕耘筒(13)の脱着や、第2耕耘筒(1
3)の外端側を軸封するシ−ルの交換などのメンテナン
スに際し、それらが取り外されても潤滑油が流出するこ
とがないので、メンテナス作業が容易であり、また、潤
滑油の流出ロスがないから経済的である。そして、耕耘
ケ−ス(1)の内部の油温上昇によって内圧が上がること
があってもその内圧負荷が第2耕耘筒(13)(13)の外
端側を封緘するシ−ル部にまで及ぶようなことがないの
で、オイル洩れやシ−ルの破損が生ずることがなくなり
耐久性良好なものとなった。
【図1】本発明に係る部分逆転ロ−タリ耕耘装置の要部
の断面図である。
の断面図である。
【図2】図1の一部分を拡大した断面図である。
【図3】内部分離用シ−ルの一部分を拡大した部分図で
ある。
ある。
【図4】第2耕耘筒に装着する耕耘爪の配設例を示した
側面図である。
側面図である。
【図5】第2耕耘筒に装着される跳ね出し翼を備えた耕
耘爪を示す正面概略図である。
耘爪を示す正面概略図である。
1 耕耘ケ−ス 3 ホルダ 3a ホルダの支持筒部 4 主伝動機構 6 耕耘軸 GL 左側副伝動機構 GR 右側副伝動機構 11 駆動ギア 12 受動ギア 13 第2耕耘筒 20 最終伝動部 30 第1耕耘筒
Claims (2)
- 【請求項1】 耕耘ケ−ス(1)に固設する左右のホルダ
(3)(3)の中心孔に耕耘軸(6)を貫挿支承し、該耕耘軸
(6)の左右延出部に第1耕耘筒(30)(30)を嵌着固定
すると共に、前記ホルダ(3)(3)の支持筒部(3a)(3
a)に第2耕耘筒(13)(13)を回転自在に外嵌装備し
て、前記耕耘ケ−ス(1)内の主伝動機構(4)から耕耘軸
(6)に伝達される動力でもって第1耕耘筒(30)(30)
を所定方向に回転駆動し、且つ、主伝動機構(4)に連動
する副伝動機構(GL)(GR)を経て第2耕耘筒内の最終
伝動部(20)(20)に伝達される動力で第2耕耘筒(1
3)(13)を第1耕耘筒(30)(30)に対し反対方向
に回転駆動するように構成された部分逆転ロ−タリ耕耘
装置において、前記副伝動機構(GL)(GR)を、耕耘ケ
ース(1)の内部において耕耘軸(6)よりも伝動上位
の中間軸(5)に嵌着される左右の駆動ギヤ(11)
(11)と、それぞれの駆動ギヤ(11)(11)に常
時噛合する受動ギア(12)(12)とからなる逆転ギ
ア列に組成し、各々の受動ギア(12)のボス部(12
a)の外周と前記ホルダ(3)の内周面との間にシール
(17)を介装し、該シ−ル(17)で第2耕耘筒(13)
の内部と耕耘ケ−ス(1)の内部とを分離してあることを
特徴とする部分逆転ロ−タリ耕耘装置。 - 【請求項2】 第2耕耘筒(13)(13)を、耕耘軸(6)
の軸芯(O1)に対して一定角度に傾斜した軸芯(O2)の
回りを回転する傾斜耕耘筒にしてあることを特徴とする
請求項1に記載の部分逆転ロ−タリ耕耘装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25766093A JP3298715B2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 部分逆転ロ−タリ耕耘装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25766093A JP3298715B2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 部分逆転ロ−タリ耕耘装置 |
Related Child Applications (8)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32911299A Division JP3203325B2 (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 部分逆転ロ−タリ耕耘装置 |
JP32911199A Division JP3203324B2 (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 部分逆転ロ−タリ耕耘装置 |
JP32911399A Division JP3298856B2 (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 部分逆転ロ−タリ耕耘装置 |
JP32911699A Division JP3274117B2 (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 部分逆転ロ−タリ耕耘装置 |
JP32911499A Division JP3203326B2 (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 部分逆転ロ−タリ耕耘装置 |
JP32911599A Division JP3203327B2 (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 部分逆転ロ−タリ耕耘装置 |
JP2002008175A Division JP2002262602A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | 部分逆転ロ−タリ耕耘装置 |
JP2002008174A Division JP2002223601A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | 部分逆転ロ−タリ耕耘装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0779601A JPH0779601A (ja) | 1995-03-28 |
JP3298715B2 true JP3298715B2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=17309337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25766093A Ceased JP3298715B2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 部分逆転ロ−タリ耕耘装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3298715B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110028994B (zh) * | 2019-04-23 | 2024-04-26 | 盐城师范学院 | 滩涂稻麦秸秆燃料生产装置 |
-
1993
- 1993-09-20 JP JP25766093A patent/JP3298715B2/ja not_active Ceased
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0779601A (ja) | 1995-03-28 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
RVOP | Cancellation by post-grant opposition |