JP3298597B2 - Gps受信装置 - Google Patents

Gps受信装置

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JP3298597B2
JP3298597B2 JP19252293A JP19252293A JP3298597B2 JP 3298597 B2 JP3298597 B2 JP 3298597B2 JP 19252293 A JP19252293 A JP 19252293A JP 19252293 A JP19252293 A JP 19252293A JP 3298597 B2 JP3298597 B2 JP 3298597B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全世界的衛星航法シス
テム(Global Positioning System 、略してGPSと称
する)において使用されるGPS受信装置に関し、一層
詳細には、複数のGPS衛星から送信される電波を受信
し、当該電波に重畳された情報を処理して、受信点の位
置を計測するGPS受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】GPS受信装置は、複数のGPS衛星か
ら送信されるGPS電波を受信し、当該電波に重畳され
ている擬似雑音信号(以下、PNコードと称する)と5
0ビット/秒の航法データをもとに、当該GPS受信装
置の置かれた位置を計測するものである。
【0003】PNコードとは、周知の通り、チップレー
ト1.023MHz、1周期1023チップにより構成
された符号列であり、各衛星固有の符号列を有してい
る。PNコードの繰り返し周期は1msecであり、エ
ポック信号はPNコードの開始位置で出力されPNコー
ドの周期を有し、航法データの変化点に同期している。
【0004】GPS受信装置において受信点の位置の計
測は、周知の通り、4個以上の衛星からのGPS電波を
受信し、各衛星と受信点間の距離を測定することにより
行われ、この距離の測定には、それぞれの電波に重畳さ
れた各衛星固有のPNコードを追尾し、かつ航法データ
を復調する必要がある。
【0005】通常、GPS受信装置においては、GPS
衛星からの受信信号中のPNコードと、GPS受信装置
内で発生させるPNコードとの相関処理を行い、両PN
コードを時間軸上で一致させることにより、PNコード
の逆拡散が行われ、航法データの復調を行うことができ
ると同時に、GPS受信装置内の時刻を基準にして衛星
時刻を測定することができ、擬似距離を計測することが
できる。
【0006】図6は、従来のGPS受信装置2のPNコ
ード追尾回路の構成を示している。受信アンテナにより
受信され、高周波変換手段により所定の振幅と周波数の
信号に変換されたGPS受信信号4は、ミキサー6に入
力される。一方、GPS受信装置2はキャリア発生器8
を備えており、このキャリア発生器8より出力されるキ
ャリア信号は、ミキサー6の他方の入力となる。ミキサ
ー6の出力は、スペクトラム逆拡散器10a、10b、
10cのそれぞれに入力される。
【0007】また、GPS受信装置2はPNコードクロ
ック発生器12を有しており、PNコードのチップレー
ト周波数と同じ周波数、すなわち、1.023MHzの
周波数を有するクロック信号(以下、このクロック信号
をPNコードクロックと称する)が発生される。さら
に、PNコードクロック発生器12はPNコードクロッ
クの位相情報を出力しており、このPNコードクロック
の位相出力は、擬似距離測定手段14に送出される。
【0008】PNコード発生器16は、PNコードクロ
ックを駆動クロック信号として、同一PNコードである
3つのコード、Pコード、Eコード、Lコードを出力す
る。EコードはPコードに対して、また、PコードはL
コードに対してそれぞれ1/2チップ位相が進んでい
る。PNコード発生器16からはまたPNコードチップ
位相情報を出力しており、このPNコードチップ位相出
力も擬似距離測定手段14に送出される。
【0009】Pコード、Eコード、Lコードは、それぞ
れスペクトラム逆拡散器10a、10b、10cの他方
の入力となり、GPS受信信号4のスペクトラム逆拡散
処理が行われる。スペクトラム逆拡散の結果のそれぞれ
は、低域フィルタ18a、18b、18cに入力され、
低域フィルタ18a、18b、18cの出力として相関
信号V(p)、V(e)、V(l)が得られる。相関信
号V(e)、V(l)は、引算器20において引算され
て相関信号V(e−l)とされる。これらの相関信号V
(p)、V(e−l)は、追尾制御手段22に入力され
る。
【0010】追尾制御手段22では、前記キャリア信号
が、周波数変換されたGPS受信信号4の被変調信号に
一致するように、周波数、位相を制御する。ここで、引
算器20や追尾制御手段22で行われる演算、処理はプ
ロセッサで容易に行うことができ、プロセッサが安価で
入手できる現在では、プロセッサを用いて構成すること
が一般的になっている。
【0011】図7は、このようにして得た相関特性を示
すものであり、ここでは相関信号V(e−l)の相関特
性を図示している。図7において、縦軸はV(e−
l)、横軸はチップ位相ずれの値である。もし、PNコ
ードクロック位相が遅れている場合は、追尾制御手段2
2を経由して、PNコードクロック発生器12を駆動
し、相関信号V(e−l)がPNコードクロックを速く
するように働き、また逆に、PNコードクロック位相が
進んでいる場合には、相関信号V(e−l)がPNコー
ドクロックを遅くするように働く。
【0012】以上の動作により、PNコードの速度を速
めたり、あるいは、遅くしたりすることにより、GPS
受信装置2側で発生するPNコードが、受信したGPS
受信信号4のPNコードに一致するように、すなわち、
図7の追尾点Pに常に位置するように制御される。
【0013】擬似距離測定手段14においては、PNコ
ードクロック発生器12、PNコード発生器16のそれ
ぞれからPNコードクロックの位相情報およびPNコー
ドのチップ位相情報を受ける、すなわち、追尾衛星の時
刻情報を受けることにより、GPS受信装置2に内蔵さ
れた時計(図示せず)の時刻と比較し、時刻差を検出し
て追尾衛星と当該GPS受信装置2との間の擬似距離を
求め、これに基づいて受信点の位置を計測する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のGPS受信装置では、常に位置の計測精度を高精度
に維持するために、PNコードクロックの追尾精度を細
かく制御する必要がある。この追尾精度を細かく制御す
る処理はプロセッサで行うため、当該プロセッサにとっ
て大きな負荷とならざるを得ない。このため、大きな負
荷を処理するのに十分な処理能力を持つプロセッサを使
用することが必須になるとともに、処理負荷の増大に伴
い、プロセッサに装備されるメモリーの容量も増大する
結果となる。
【0015】すなわち、従来のGPS受信装置におい
て、高精度の位置計測を行うためには、処理能力の高い
プロセッサ、言い換えれば、高価格のプロセッサと、大
容量のメモリーを使用しなければならないと言う不都合
を生じていた。また、高分解能制御が可能なPNコード
クロック発生器を装備する必要があり、当該PNコード
クロック発生器の回路規模が大きくなってしまうという
不都合があった。これらの不都合により、GPS受信装
置の低価格化、小型化が妨げられるという問題が生じて
いた。
【0016】従って、本発明は上記の不都合を解消する
ことを目的とするものであり、処理プロセッサの負荷を
増大することなく、また、回路規模を大きくすることな
く、高精度の位置計測を行うことができ、低価格化かつ
小型化できるGPS受信装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の本発明は、複数のGPS衛星より
電波を受信して、当該受信点の位置を計測するGPS受
信装置において、GPS衛星信号を周波数変換した受信
信号を入力とし、所望のPNコード、当該PNコードの
1周期毎のエポック信号および出力されるPNコードの
順番を示す値を発生するPNコード発生手段と、前記P
Nコード発生手段より出力されるエポック信号を最大2
0までカウントするエポックカウンタと、前記PNコー
ド発生手段からのPNコード出力を入力とし、所定の位
相値ずれている複数個のPNコードを出力するシフトレ
ジスタと、前記シフトレジスタからの複数個のPNコー
ドを入力とし、中心となる第1のPNコードと、前記第
1のPNコードに対し位相が所定の値進んだ第2のPN
コードに対して、位相が所定値進んだ第3のPNコード
および所定値遅れた第4のPNコードと、前記第1のP
Nコードに対し位相が所定の値遅れた第5のPNコード
に対して、位相が所定値進んだ第6のPNコードおよび
所定値遅れた第7のPNコードとを出力し、かつ前記シ
フトレジスタの初段を基点として、前記第1のPNコー
ドが出力される段位置の情報を出力するセレクタと、前
記セレクタから出力される第1のPNコード、第3のP
Nコード、第4のPNコード、第6のPNコード、第7
のPNコードを入力とし、各PNコードのそれぞれと前
記周波数変換された受信信号との位相比較を行う位相比
較器を備え、かつ受信信号と第3のPNコードとの位相
比較出力および受信信号と第6のPNコードとの位相比
較出力の差、および受信信号と第4のPNコードとの位
相比較出力および受信信号と第7のPNコードとの位相
比較出力の差を出力する2個の減算器を備えた位相誤差
検出回路と、前記セレクタから第1のPNコードが出力
される段位置を示す値を保持する第1の保持回路と、前
記PNコード発生手段より出力されたPNコードの順番
を示す値を保持する第2の保持回路と、前記エポックカ
ウンタからのカウント値を保持する第3の保持回路と、
前記位相誤差検出回路の出力を保持する第4の保持回路
より構成されたことを特徴とする。
【0018】また、請求項1記載のGPS受信装置にお
いて、第1乃至第3の保持回路により、セレクタから出
力されるPNコードが出力される段位置を示す値と、P
Nコード発生手段から出力されるPNコードの順番を示
す値と、エポックカウンタの出力とを受信装置内の任意
の時刻において同時に保持することを特徴とする。
【0019】また、請求項1記載のGPS受信装置にお
いて、第2の保持回路に保持された値を入力とし、エポ
ック信号を基点として出力中のPNコードの順番を示す
値を出力する変換テーブルより構成されたことを特徴と
する。
【0020】また、請求項2記載のGPS受信装置にお
いて、第1の保持回路、変換テーブル、第3の保持回
路、第4の保持回路の出力から衛星と受信点間の擬似距
離を算出し、受信点の位置を計測する測位演算部より構
成されたことを特徴とする。
【0021】
【作用】本発明に係るGPS受信装置は、所望のGPS
衛星のPNコードおよび当該PNコードの1周期毎のエ
ポック信号と、当該PNコードのうち出力されているP
Nコードの順番を示す値とを出力するPNコード発生手
段を有しており、PNコード発生手段から出力されるP
Nコードは、シフトレジスタによってシフトされ、セレ
クタによって所定の位相差を持った5個のPNコードが
選択され、出力される。
【0022】この複数個のPNコードは、位相誤差検出
回路に入力され、受信したGPS衛星信号との相関処理
が行われる。一方、PNコード発生手段から出力される
1周期内におけるPNコードの順番を示す値、エポック
信号のカウント値およびセレクタによって出力されたシ
フトレジスタのPNコードの段位置を示す値は保持回路
によって保持され、信号追尾手段の測位演算部に送出さ
れる。一方、前記保持されたPNコードの順番を示す値
は、変換テーブルに入力され、エポックを基点としたP
Nコードの順番を示す値、すなわち、PNコードのチッ
プ番号が出力される。
【0023】位相誤差検出回路におけるPNコードの位
相誤差出力は同様に保持回路を介して信号追尾手段の測
位演算部に送られ、当該測位演算部において、前記保さ
れたPNコードの段位置を示す値、前記変換テーブルに
より得られたチップ番号、前記保持されたエポックカウ
ンタ値、前記保持された位相誤差出力をもとに、各GP
S衛星と、当該GPS受信装置との時刻差が算出され、
擬似距離が計算される。この結果によりGPS受信装置
の受信点における位置が測定される。
【0024】このように構成することにより、本発明に
係わるGPS受信装置では、従来のごとく、GPS衛星
から受信したPNコードに対して、GPS受信装置内で
発生されるPNコードを高精度で、常に一致させるよう
に制御し追尾する必要がなく、GPS衛星から受信する
PNコードを見失わない程度に、ラフな精度で制御し追
尾すればよいことになる。従って、GPS衛星追尾のた
めの処理プロセッサの負荷は軽減され、また、高分解能
のPNコードクロック発生回路を使用する必要がなくな
る。
【0025】
【実施例】本発明に係るGPS受信装置について、実施
例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。図1Aは、本発明に係るGPS受信装置50の概略
構成を示すブロック図であり、図1Bは図1Aにおける
信号処理手段300aの概略構成を示すブロック図であ
る。
【0026】図1Aにおいて、GPS受信装置50は、
空中線100よりGPS衛星からの電波を受信し、電気
信号に変換する。高周波信号変換手段200は、空中線
100からのGPS信号を入力として、搬送波信号の周
波数より十分低い中間周波数帯信号に変換すると同時
に、所定の振幅を有する信号に変換する。高周波信号変
換手段200より出力される中間周波数帯信号は、中間
周波数帯信号を被変調波とし、PNコードおよび50B
PS(ビット/秒)の航法データにより変調された信号
となり、N個の信号処理手段300a、300b、…、
300nのそれぞれに入力される。
【0027】信号追尾手段400は、それぞれの信号処
理手段300a、300b、…、300nからの信号を
入力とし、各GPS衛星信号追尾のための演算を行い、
その結果に基づいて、各信号処理手段300a、300
b、…、300nを制御し、信号追尾を行う信号追尾部
400aと、各GPS衛星からの航法データの復調を行
い、また、各GPS衛星との擬似距離を求め、受信点の
位置を計測する測位演算部400bより構成されてお
り、また、測位演算部400bには後記する保持回路3
62の出力を参照して保持回路362の出力状態に対応
するPNコードのチップ番号を格納した変換テーブル4
00cが具備されている。この信号追尾手段400は、
例えば、物理的にはプロセッサとそれに付随するメモリ
により構成することができ、予め当該メモリに蓄積され
た信号追尾および測位演算のための処理、制御プログラ
ムルーチンにより構成されるものである。
【0028】信号処理手段300a、300b、…、3
00nのそれぞれにおいては、互いに異なるGPS衛星
信号の捕捉、追尾を行うが、その方法は各信号処理手段
とも同一であり、以下、図1Aおよび図2に示す信号処
理手段300aについて説明する。
【0029】図1Bにおいて、信号処理手段300a
は、所望のPNコードおよび当該PNコードの1周期毎
のエポック信号、出力中PNコードの順番を示す値を発
生するPNコード発生手段54と、PNコード発生手段
54の出力を入力とし、所定の位相関係にある5個のP
Nコードを出力するシフト手段56と、シフト手段56
から出力される特定されたPNコードの段位置および前
記PNコード発生手段54から出力される1周期内にお
けるPNコードの順番を示す値、エポック信号を計数し
た計数値を保持する保持手段58と、GPS衛星信号を
周波数変換した入力受信信号中のPNコードと、前記シ
フト手段56から出力された所定の位相関係にある5個
のPNコードのそれぞれを入力とし、前記複数個のPN
コードのそれぞれと、GPS受信信号中のPNコードと
の相関処理を行い複数個の相関処理結果を出力し、位相
誤差を検出する位相誤差検出回路52から構成されてい
る。
【0030】保持手段58の出力は、信号追尾手段40
0に供給され、測位演算部400bにより、GPS受信
装置50による受信点の位置を計測する。
【0031】図2は、信号処理手段300aのさらに詳
細な構成を示す図であり、GPS衛星信号を受信し、高
周波信号変換手段200より出力される中間周波数帯信
号は、位相比較器311、321、323、331、3
33のそれぞれに入力される。中間周波数帯信号は、ハ
ードリミットされたデジタル信号であり、以後の処理は
デジタル信号として処理され、位相比較器311、32
1、323、331、、333は通常エクスクルーシブ
OR回路で構成される。
【0032】一方、クロック信号SCKはPNコードの
チップレート1.023MHzの整数倍(本実施例では
N倍)の周波数を有するクロック信号であり、PNコー
ド発生手段372に入力され、PNコード発生手段37
2では信号追尾手段400の制御により所望のPNコー
ド(追尾すべきGPS衛星のPNコードに対応したPN
コード)を出力することができ、また、このPNコード
に同期したエポック信号を発生する機能を有している。
【0033】PNコード発生手段372より発生された
PNコードは、シフトレジスタ391に入力される。こ
のシフトレジスタ391は、M段のレジスタで構成さ
れ、クロック信号SCKにより順次1/Nチップずつシ
フトされる。当該M段のシフトレジスタ391の出力
は、セレクタ392に入力される。
【0034】セレクタ392は、信号追尾手段400の
制御に基づいて、シフトレジスタ391のM個の出力か
ら複数のPNコード、すなわち、第1のPNコードであ
るPコード、第2のPNコードであるEコード、第3の
PNコードである(E+)コード、第4のPNコードで
ある(E−)コード、第5のPNコードであるLコー
ド、第6のPNコードである(L+)コード、第7のP
Nコードである(L−)コードを選択し、そのうちEコ
ード、Lコードを除く5個の信号を出力する機能を有し
ている。本実施例において前記PNコードの相対的位相
関係は、EコードはPコードに対して1/2チップ位相
が進んでおり、LコードはPコードに対して1/2チッ
プ位相が遅れている関係にある。また、Eコードに対し
て(E+)コードは位相がdt進んでおり、(E−)コ
ードは位相がdt遅れている。同様に、Lコードに対し
て(L+)コードは位相がdt進んでおり、(L−)コ
ードは位相がdt遅れた関係にある。
【0035】セレクタ392においては、選択されるコ
ードの如何にかかわらず、Pコード、Eコード、(E
+)コード、(E−)コード、Lコード、(L+)コー
ド、(L−)コードの相対的な位相関係は常に保持され
るように構成されている。選択された5個のPNコード
Pコード、(E+)コード、(E−)コード、(L+)
コード、(L−)コードのそれぞれは位相比較器311
および位相誤差検出回路320中の位相比較器321、
323、331、333のそれぞれに入力され、中間周
波数帯信号中に含まれているGPS衛星信号からのPN
コードとの相関処理が行われる。
【0036】また、キャリア発生器350は、所望の周
波数を有し、位相が互いに90°ずれた2つの信号CA
0、CA90を出力する機能を有している。その周波数
は、信号追尾手段400の制御により微細に変更するこ
とができる。信号CA0、CA90のそれぞれは、位相
比較器312、313、322、324、332、33
4に入力され、信号CA0、CA90の周波数は中間周
波数帯信号中の搬送周波数に一致するように制御され
る。
【0037】位相比較器312および313のそれぞれ
の出力PIおよびPQはローパスフィルタとして作用す
るカウンタ351、352のそれぞれに入力され、一
方、位相比較器322、332の出力(EI+)および
(LI+)は減算器341に入力され〔(E−L)
+〕、すなわち、(EI+)と(LI+)との差が計算
され、その結果はカウンタ353に入力される。同様に
位相比較器324、334の出力(EI−)、(LI
−)は減算器342に入力され、〔(E−L)−〕、す
なわち、(EI−)と(LI−)との差が計算され、そ
の結果はカウンタ354に入力される。カウンタ35
3、354はカウンタ351、352と同様にローパス
フィルタとして作用する。
【0038】これらの位相比較器321、322、32
3、324、331、332、333、334、減算器
341、342およびカウンタ351、352、35
3、354により位相誤差検出回路320が構成されて
いる。
【0039】カウンタ351、352、353、354
および保持回路355のそれぞれにはエポック信号(E
POCH)が入力されており、保持回路355では、カ
ウンタ351、352、353、354のそれまでの加
算値を保持し、その直後において、各カウンタ351、
352、353、354はリセットされる。保持回路3
55に保持された加算値は、信号追尾手段400に送出
される。
【0040】一方、保持回路361にはシフトレジスタ
391からPコードが出力されるレジスタの段位置情
報、すなわちシフトレジスタ391におけるPコードの
シフト段数を示す値が入力され、また、保持回路362
では、PNコード発生手段372より出力される1周期
内のPNコードの順番、すなわち、エポック信号出力時
を基点としたPNコードのチップの位置を示す値が入力
される。
【0041】以下において、図3を用いて本実施例にお
けるPNコード発生手段372の構成について示す。
【0042】GPS受信装置50におけるPNコード
(一般的には、C/Aコードと称されている)は、周知
の通り、G1ジェネレータおよびG2ジェネレータの2
つの1023ビットのPNコード(擬似雑音符号)の積
でゴールドコードを形成したものである。
【0043】図3において、分周器501は1.023
MHzのN倍の周波数をもつクロック信号SCKを入力
としてN分周を行う分周器であり、分周器501の出力
は1.023MHzの周波数を有するクロック信号であ
り、G1ジェネレータ502およびG2ジェネレータ5
03の入力となる。また、分周器501は、信号追尾手
段400の制御により分周比を変化させることができる
機能を有し、出力されるクロックの周波数を変化させる
ことにより、PNコードの位相の遅速を制御することが
できる。
【0044】一方、G1ジェネレータ502およびG2
ジェネレータ503は、GPS受信装置50においては
周知の通り、1023ビットのPコード発生器であり、
それぞれ10ステージのシフトレジスタで構成されてい
る。G1ジェネレータ502において、P1、P2、
…、P10は各ステージからの出力であり、同様に、S
1、S2、…、S10はG2ジェネレータ503の各ス
テージからの出力であり、フェーズセレクタ504に入
力される。フェーズセレクタ504においては、信号追
尾手段400の制御によりS1、S2、…、S10より
2出力を選択し、選択された2出力の積をとった出力g
2を出力する。各GPS衛星に対応したPNコードの選
択は、周知のとおりフェーズセレクタ504で選択され
る2信号による。
【0045】一方、積算器506では、G2ジェネレー
タ503の出力P10とフェーズセレクタ504の出力
g2との積がとられ、各GPS衛星に対応したPNコー
ドとして出力される。通常、積算器506は排他的論理
和で構成される。
【0046】また、G1ジェネレータ502からの出力
P1、P2、…、P10は保持回路362およびエポッ
ク発生回路505に入力される。
【0047】一方、P1、P2、…、P10の状態の組
み合わせは1.023MHzのクロック毎に変化し10
23個の状態が繰り返される。すなわち、P1、P2、
…、P10の状態は、その時点で出力されているPNコ
ードのチップの位置を示している。
【0048】エポック発生回路505においては、PN
コードの開始の状態、すなわち、P1、P2、…、P1
0のすべてが“1”の状態を検出しエポック信号として
出力する。
【0049】エポックカウンタ373は、エポック信号
(EPOCH)を20まで(1msec毎のエポック信
号を20msecまで)カウントするカウンタであり、
保持回路363には、このエポックカウンタ373のカ
ウント値が入力される。
【0050】ここでエポックカウンタ373が20まで
エポック信号をカウントするのは、20エポック信号で
航法データ1ビット分に相当し、1つのまとまりとして
取り扱うためである。
【0051】保持回路361、保持回路362、保持回
路363のそれぞれにはホールドパルスHCKが入力さ
れており、GPS受信装置50の任意の時刻において、
それぞれの入力値を保持することができ、保持された値
は信号追尾手段400に送出される。したがって、保持
回路361、362、363に保持されているデータが
有する時刻情報は1msecに“1”増加する保持回路
363が一番粗く、次に1.023MHzクロックに基
づいて変化する保持回路362が粗く、クロック信号H
CKに基づいて変化する保持回路361が最も精密(F
INE)である。
【0052】信号追尾手段400においては、信号追尾
部400aによって、中間周波数帯信号中のPNコード
および搬送波信号に追尾するように動作する。すなわ
ち、受信されたPNコードに対してセレクタ392から
出力されるPコードが最も接近するように、PNコード
発生手段372、当該セレクタ392が制御され、ま
た、搬送波信号に対して、キャリア発生器350からの
出力CA0の周波数、位相が一致するように当該キャリ
ア発生器350が制御される。
【0053】一方、信号追尾手段400には、測位演算
部400bが備えられており、保持回路361、保持回
路362、保持回路363の出力および位相誤差検出回
路320の位相情報を与えるカウンタ353、354を
入力として、GPS受信装置50の任意の時刻における
GPS衛星の時刻を求め、かつ、GPS受信装置50と
の時刻差から擬似距離を求めることができる。
【0054】特に、測位演算部400bにおいては、変
換テーブル400cを有しており、保持回路362によ
り保持されたS1、S2、…、S10を変換テーブル4
00cの入力とし、入力された状態に対応するPNコー
ドのチップ番号を出力する。言い換えれば、PNコード
開始の状態、すなわち、エポック信号出力時点から数え
たチップ番号を出力する。
【0055】この処理を複数個のGPS衛星について行
うことにより、当該GPS受信装置50の受信点におけ
る位置を計測する。
【0056】次に、GPS衛星の時刻を求める方法につ
いて説明する。図4に示す相関特性S(P)、S〔(E
−L)+〕、S〔(E−L)−〕のそれぞれは、図2の
位相比較器312の出力PI、減算器341、342の
出力〔(E−L)+〕、〔(E−L)−〕の相関特性を
示しており、(S+)および(S−)には、入力された
GPS衛星信号中のPNコード、セレクタ392により
出力されたPコードとの位相誤差が含まれている。
【0057】一方、シフトレジスタ391のシフトクロ
ックSCKの周波数は1.023MHz×Nであるか
ら、追尾分解能は〔1/(1.023MHz×N)〕で
あり、Pコードを入力PNコードに対して完全に一致さ
せることはできない。図4において、Sa、Sb、Sc
は相関特性S(P)、S〔(E−L)+〕、S〔(E−
L)−〕上のPNコードの追尾点を示しており、(S
+)、(S−)はそれぞれカウンタ353、354の加
算値を示している。
【0058】Td、すなわち、入力PNコードとセレク
タ392の出力であるPコードとの位相差は、下記の式
により求めることができる。
【0059】Td=〔((S+)+(S−))/((S
+)−(S−))〕×dt×T ただし、T=1/〔1.023×106 〕である。
【0060】従って、GPS受信装置50の時刻Ti
おける保持回路361に保持された値、保持回路362
に保持された値をもとに測位演算部400b中の変換テ
ーブル400cにより変換された値、および保持回路3
63に保持された値を、それぞれK、PN(Ti )、E
P(Ti )とすると、時刻Ti において測定されたGP
S衛星の時刻Tsvは、下記のように表すことができる。
【0061】 Tsv=0.001×EP(Ti )+1/〔1.023×
106 〕×PN(Ti )+〔1/(1.023×106
×N)〕×K+Td(Tsj-1)+〔Td(Tsj)−Td
(Tsj-1)〕×〔PN(Tsj-1)+(K/N)/102
3〕 ただし、図5に示すように加算値を保持するタイミング
であるエポック信号(EPOCH)が出力される時刻
は、GPS受信装置50の時刻Tiと一致しないので、
時刻TiをはさむEPOCHタイミングTsj-1とTsj
おけるTd値により補間を行っている。
【0062】以上のようにして、GPS受信装置50の
任意の時刻において、GPS衛星の時刻を知ることがで
き、他の信号処理手段300b乃至300nにおいて
も、同様であるから、複数のGPS衛星と、GPS受信
装置50との間の距離を測定することができ、GPS受
信装置50の受信点における位置の計測が行えるもので
ある。
【0063】
【発明の効果】本発明に係るGPS受信装置によれば、
以下の効果が得られる。すなわち、従来のごとく、GP
S衛星から受信したPNコードに対して、GPS受信装
置内で発生されるPNコードを高精度で、常に一致させ
るように制御し追尾する必要がなく、GPS衛星から受
信するPNコードを見失わない程度に、ラフな精度で制
御し追尾すればよいことになる。従って、GPS衛星の
追尾のための処理プロセッサの負荷は軽減され、また、
高分解能のPNコードクロック発生回路を使用する必要
がなくなるため、回路規模を大きくすることなく、高精
度の位置計測を行うことのできるGPS受信装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るGPS受信装置の概略構成図であ
る。
【図2】GPS受信装置における信号処理手段の構成図
である。
【図3】本発明に係るGPS受信装置のPNコード発生
手段の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係るGPS受信装置による相関特性を
示す図である。
【図5】エポック信号とGPS受信装置の時刻の関係を
示すタイムチャートである。
【図6】従来のGPS受信装置の構成を示す図である。
【図7】従来のGPS受信装置におけるPNコードとG
PS衛星からの受信PNコードとの相関特性を示す図で
ある。
【符号の説明】
50…GPS受信装置 52…位相誤
差検出回路 54…PNコード発生手段 56…シフト
手段 58…保持手段 100…空中
線 200…高周波信号変換手段 300a〜3
00n…信号処理手段 311〜313、321〜324、331〜334…位
相比較器 320…位相誤差検出回路 341、34
2…減算器 350…キャリア発生器 351〜35
4…カウンタ 355、361、362、363…保持回路 372…PNコード発生手段 373…エポ
ックカウンタ 391…シフトレジスタ 392…セレ
クタ 400…信号追尾手段 400a…信
号追尾部 400b…測位演算部 400c…変
換テーブル 501…分周器 502…G1
ジェネレータ 503…G2ジェネレータ 504…フェ
ーズセレクタ 505…エポック発生回路 506…積算
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 5/00 - 5/14 G01C 21/00 - 21/24 G01C 23/00 - 25/00 H04B 1/69 - 1/713

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のGPS衛星より電波を受信して、当
    該受信点の位置を計測するGPS受信装置において、G
    PS衛星信号を周波数変換した受信信号を入力とし、 所望のPNコード、当該PNコードの1周期毎のエポッ
    ク信号および出力されるPNコードの順番を示す値を発
    生するPNコード発生手段と、 前記PNコード発生手段より出力されるエポック信号を
    最大20までカウントするエポックカウンタと、 前記PNコード発生手段からのPNコード出力を入力と
    し、所定の位相値ずれている複数個のPNコードを出力
    するシフトレジスタと、 前記シフトレジスタからの複数個のPNコードを入力と
    し、中心となる第1のPNコードと、前記第1のPNコ
    ードに対し位相が所定の値進んだ第2のPNコードに対
    して、位相が所定値進んだ第3のPNコードおよび所定
    値遅れた第4のPNコードと、前記第1のPNコードに
    対し位相が所定の値遅れた第5のPNコードに対して、
    位相が所定値進んだ第6のPNコードおよび所定値遅れ
    た第7のPNコードとを出力し、かつ前記シフトレジス
    タの初段を基点として、前記第1のPNコードが出力さ
    れる段位置の情報を出力するセレクタと、 前記セレクタから出力される第1のPNコード、第3の
    PNコード、第4のPNコード、第6のPNコード、第
    7のPNコードを入力とし、各PNコードのそれぞれと
    前記周波数変換された受信信号との位相比較を行う位相
    比較器を備え、かつ受信信号と第3のPNコードとの位
    相比較出力および受信信号と第6のPNコードとの位相
    比較出力の差、および受信信号と第4のPNコードとの
    位相比較出力および受信信号と第7のPNコードとの位
    相比較出力の差を出力する2個の減算器を備えた位相誤
    差検出回路と、 前記セレクタから第1のPNコードが出力される段位置
    を示す値を保持する第1の保持回路と、前記PNコード
    発生手段より出力されたPNコードの順番を示す値を保
    持する第2の保持回路と、前記エポックカウンタからの
    カウント値を保持する第3の保持回路と、前記位相誤差
    検出回路の出力を保持する第4の保持回路より構成され
    たことを特徴とするGPS受信装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のGPS受信装置において、
    第1乃至第3の保持回路により、セレクタから出力され
    るPNコードが出力される段位置を示す値と、PNコー
    ド発生手段から出力されるPNコードの順番を示す値
    と、エポックカウンタの出力とを受信装置内の任意の時
    刻において同時に保持することを特徴とするGPS受信
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のGPS受信装置において、
    第2の保持回路に保持された値を入力とし、エポック信
    号を基点として出力中のPNコードの順番を示す値を出
    力する変換テーブルより構成されたことを特徴とするG
    PS受信装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のGPS受信装置において、
    第1の保持回路、変換テーブル、第3の保持回路、第4
    の保持回路の出力から衛星と受信点間の擬似距離を算出
    し、受信点の位置を計測する測位演算部より構成された
    ことを特徴とするGPS受信装置。
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