JP3298392B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
シミリ装置、プリンタ、あるいはそれらの複合機である
画像処理装置に関し、特に、カード等の情報記録媒体を
使用して部門管理等を行う画像処理装置における、割り
込み処理の自動解除機能を有する画像処理装置に関す
る。
のみが装置を使用し、各部課毎のコピー枚数等の装置使
用情報を記録、集計し、場合によっては予め設定された
上限値を超えないように監視する部門管理機能を有する
複写機があった。この複写機は、部門管理用にキーカウ
ンタや磁気カードを使用し、磁気カードの場合には、カ
ードリーダによってカードから読み取った情報により機
械使用の許諾を判断していた。また、上記のような複写
機において、ある使用者が使用中に処理を中断し、別の
使用者が複写等の処理を先に行う割り込み処理機能を備
えたものがあった。画像処理装置における割り込み処理
に関する先行技術として、例えば特開昭62−1556
7号公報には、割り込みモード時に差し込まれていたカ
ードやキーカウンタを抜き取っても、割り込みモードが
解除された時に、複写モードが標準モードに戻らないよ
うにする技術が開示されている。この技術は、複写モー
ドを割り込み前の状態(モード)に戻すことを目的とす
るものである。
は、オペレータがそばで操作している場合が多いため
に、異常の発生を検出し、復旧させることができた。し
かし、近年デジタル複合機と称されるようなコピー、フ
ァクシミリ、プリンタ等の各種機能を統合した画像処理
装置が登場し、ファクシミリの受信や、出力すべきデー
タを一旦メモリに蓄積してプリンタが空いているときに
出力したり、遠隔地から処理を起動するような処理形態
がとられるようになり、オペレータが不在のままで処理
が実行される可能性が高くなってきた。ところが、前記
したような割り込み機能を持つ複写機の場合、割り込み
処理を行う場合には、割り込みキーを押し、コピー等の
割り込み処理を実行して、処理終了後には割り込みの解
除操作を行う必要があった。従って、割り込んだ使用者
が割り込み解除操作をしないでその場を離れてしまう
と、割り込み前の処理が中断されたままで放置されてし
まうという問題点があった。
はファクシミリ受信文書のプリントを抑制し、メモリ受
信している場合がある。このような場合には、割り込み
モードのまま放置されると、内蔵したメモリに画像デー
タが蓄積されたままになり、メモリオーバーフローが発
生して受信不能となる恐れがあるという問題点もあっ
た。前記した従来技術は、複写モードを割り込み前の状
態に戻すことを目的とするものであり、この技術をデジ
タル複合機に適用しても、割り込み解除忘れやメモリオ
ーバーフローの問題を解決することはできない。本発明
の目的は、従来技術の問題点を解決し、割り込み処理の
自動解除機能を有する画像処理装置を提供することにあ
る。
に、本発明は、情報記録媒体に記録されている使用者識
別情報を読み取る読み取り手段と、実行中の処理を中断
し、他の処理を実行する割り込み処理手段とを備える画
像処理装置において、割り込み処理中に、読み取り手段
から情報記録媒体が抜き取られた場合には該処理を中止
し、割り込みを解除するか、あるいは、該処理が終了し
てから割り込みを解除する割り込み解除手段を備えるこ
とを特徴とする。
込み状態を自動解除するので、割り込み前の処理が再開
されないまま放置されることがなくなる。また、現在実
行中の処理が終了してから割り込み状態を自動解除する
ようにすれば、カード等は割り込み処理起動時にのみ使
用すれば良く、割り込んだ処理を正常に終了させること
ができる。更に、画像蓄積用メモリに画像データが蓄積
されたまま放置されることによるメモリオーバーフロー
を防止でき、ファクシミリ受信等のエラーを減少させる
ことができる。
を詳細に説明する。図1は、本発明の画像処理装置の一
実施例である複合機のシステム構成例を示すブロック図
である。CPU1はパネルからの処理指示に基づき、複
合機に備わるスキャナ9、プリンタ12、通信制御装置
14、17等の制御、フォントを使用した画像イメージ
データの生成、ホストとの通信、部門管理等の処理を実
行する。パネル2は、操作部を形成する、各種指示、設
定を行うためのスイッチ、割り込みキーなどの各種スイ
ッチおよびタッチパネル、表示部を構成する液晶等を使
用した文字、画像表示装置およびそれらのインターフェ
ース回路を備える。ROM3には、制御プログラムが格
納されており、RAM4はワークエリアやバッファとし
て使用される。DMAC5はDMA転送制御装置であ
る。
バス19に接続される外部記憶装置HDD7は、例えば
ハードディスク装置(あるいはバッテリバックアップさ
れたLSIメモリ)からなる不揮発性の情報記憶装置で
あり、各種プログラム、画像情報、通信記録データ、フ
ォントデータ等を格納している。RS232Cインター
フェース回路8は、RS232C規格のシリアルインタ
ーフェース回路であり、パソコン等のホスト装置との間
で双方向のデータ伝送を行う。なお、ホストとのインタ
ーフェース回路としては、この他に、例えばLANのイ
ンターフェース回路あるいはセントロニクス、SCSI
など任意のシリアルあるいはパラレルインターフェース
回路を採用可能である。
てバスに接続されているスキャナ9は例えばCCDイメ
ージセンサを用い、原稿の画像を読み取って電気信号に
変換する。画像処理回路11は、CPU1の制御によ
り、読み取られあるいは受信された画像データの符号化
/複合化、拡大/縮小あるいは圧縮/伸張処理等を行
う。プリンタインターフェース回路13を介してバスに
接続されているプリンタ12は、CPU1の制御に基づ
いて画像データを印刷する。
信におけるG3(アナログ回線)方式の通信制御を行
い、モデム15は画像信号をG3方式に適合したアナロ
グ信号に変調/復調する。NCU25は電話回線等のア
ナログ回線とのインターフェースおよび接続制御を行
う。G4通信制御回路17はG4(デジタル/ISDN
回線)方式の通信制御を行う。ISDNインターフェー
ス回路18はISDN等のデジタル回線とのインターフ
ェースを行う。
介してバスに接続されているカードリーダ19は、磁気
カードの読み取り/書き込み装置であり、正しいカード
挿入時には、カード挿入を意味する挿入(IN)信号お
よびカードから読み取ったID番号(部門ID番号であ
り、後述する処理のIDとは関係ない)を出力し、例え
ばカードを裏返して挿入した場合など、不正なカード挿
入時には、カード挿入を意味する挿入(IN)信号およ
びカードが不正であることを示す情報(例えば部門番号
として使用しない番号)を出力する。カードが抜き取ら
れた場合には、カード排出(OUT)信号をそれぞれ出
力する。バス21は本体内の各回路を接続している。
テーブルのデータ構造の一例を示す説明図である。この
テーブルには同時に登録可能な処理の最大数n個分のエ
リアが存在する。各処理は起動時にこのテーブルに登録
され、固有のID番号が付与される。テーブルには該I
Dと対応して、パネルデータ番号、処理種別情報、処理
状態、実行処理情報データ番号が格納される。パネルデ
ータ番号は、別の記憶領域に存在する、パネルの操作部
に入力された設定、指示等の各種パネル入力情報群であ
るパネルデータ群のポインタ情報である。実行処理情報
データ番号は、別の記憶領域に存在する実行処理情報デ
ータ群のポインタ情報であり、各実行処理情報データ単
位は、スキャン中ページ数、プリント中ページ数、プリ
ント中部数等の処理に必要なパラメータ群からなり、こ
の中に部門番号情報も格納される。
し、「実行中」は現在実行されている処理であり、「実
行待ち」は現在の処理が終了すれば実行可能なもの、
「保留」は、用紙切れ、ジャム等オペレータによる何ら
かの操作を行わないと実行不可能な処理を表している。
処理実行中に割り込みキーが押下された場合には、カー
ド等によって使用の正当性を判断し、正当と判断される
と、現在の処理に関するパラメータを対応する実行処理
情報データ番号エリアに格納し、該処理の処理状態を
「実行待ち」状態に変更する。そして、パネル2から入
力された新たな処理をテーブルに登録し、該処理の実行
を開始する。割り込み処理が終了した場合には、該処理
がテーブルから削除され、後述するように割り込み状態
が自動解除されて、割り込み前の「実行待ち」処理が再
開される。
ン処理を示すフローチャートである。なお、処理開始時
においては割り込みフラグはオフ状態であるものとす
る。ステップS1においては、カードリーダ19からカ
ード挿入信号が送出されることにより、カード挿入が検
出されるまで待ち、ステップS2に移行する。ステップ
S2においては、挿入されたカードが登録済みであるか
否かをチェックすると共に、読み取った部門ID番号
(カード番号)をRAM上に保持しておく。なお、カー
ドが挿入されていない場合には、該番号エリアには部門
ID番号には存在しない「0」を書き込んでおく。その
後、使用者によりパネルの操作部に入力された各種指
示、設定の情報をパラメータとして受け付け、処理の実
行が指示されると、RAM上に保持されている部門ID
番号を再度チェックし、正当である場合には処理の実行
を開始する。
定の短い時間だけ実行し、ステップS4においては、処
理が終了したか否かが判定される。そして、判定結果が
肯定の場合にはステップS12に移行するが、否定の場
合にはステップS5に移行する。ステップS5において
は、カード挿入信号受信後、カード排出信号が受信され
たか否かにより、カードがカードリーダ内に存在してい
るか否かが判定され、結果が肯定の場合にはステップS
3に戻って処理を続行するが、否定の場合にはステップ
S6に移行する。
に立つ割り込みフラグがオンであるか否かが判定され、
結果が肯定の場合には、割り込み中にカードが抜かれた
ので、ステップS17に移行して割り込み処理を強制終
了させる。また結果が否定の場合にはステップS7に移
行して、割り込みキーがオンであるか否かが判定され
る。そして、結果が否定の場合にはステップS3に戻る
が、肯定の場合にはステップS8に移行する。ステップ
S8においては、割り込みフラグをオンに設定し、ステ
ップS9においては、実行中の処理を停止し、該処理の
処理状態を実行待ち状態にする。ステップS10におい
ては、カード挿入信号が受信されることにより、割り込
み処理に必要なカードがカードリーダに挿入さたことを
検出するまで待ち、正当性を確認する。ただし、図示し
ていないが、所定時間以内にカードが挿入されなかった
り、カードが不正なものであった場合にはステップS1
4に移行する。ステップS11においては、割り込み処
理の実行を開始して、ステップS3に戻る。
た場合にはステップS12に移行し、ステップS12に
おいては、割り込みフラグがオンであるか否かが判定さ
れる。そして、判定結果が否定の場合には初期状態であ
るステップS1に戻るが、肯定の場合にはステップS1
3に移行する。ステップS13においては、カード排出
信号が受信されることにより、割り込み処理に使用され
たカードが抜かれたことが検出されるまで待つ。ただ
し、図示していないが、割り込み状態において次の割り
込み処理の指示がパネルから入力された場合にはステッ
プS11に移行する。ステップS14においては、割り
込みフラグをオフに設定する。ステップS15において
は、処理管理テーブルを検索し、実行待ち状態の処理が
存在するか否かが判定される。そして実行待ち状態の処
理が存在しなければステップS1に戻るが、存在した場
合にはステップS16に移行して、実行待ち状態の処理
の実行を再開する。以上のような処理により、割り込み
状態においてカードが抜かれた場合には、ステップS5
からステップS6、ステップS17へと移行し、更にス
テップS14、15、16と移行して、割り込み処理が
強制終了されて割り込み前の処理が再開される。
U1のメイン処理を示すフローチャートである。第1の
実施例においては、割り込み処理中にカードが抜かれた
場合には直ちに処理を強制終了させているが、通常の処
理時の操作との整合性がなく、誤ってカードを抜いてし
まい、処理が中断してしまう恐れがある。そこで、第2
の実施例においては、カードが抜かれても、処理が終了
するまで待ってから割り込み状態を自動解除するように
したものである。
いて、図3のフローチャートと異なる箇所は、図4にお
けるステップS26の処理の移行先のみであり、他の処
理は図3のフローチャートと同じである。割り込み処理
中のステップS25においては、カードが有るか否かが
判定され、カードが抜かれて無い場合にはステップS2
6に移行する。ステップS26においては、割り込みフ
ラグがオンであるか否かが判定され、結果が肯定、即ち
割り込み処理中である場合にはステップS23に戻って
処理を続行するが、否定の場合にはステップS27に移
行する。以上のような処理により、割り込み処理中にカ
ードが抜かれても、その処理が終了して、ステップS2
4からステップS32に移行するまでは割り込み処理状
態が保持される。
うな変形例も考えられる。実施例としては、割り込み状
態が自動解除された後、割り込み前の処理の再開が自動
的に行われる例を開示したが、割り込み処理の出力用紙
が出力トレイに残っている恐れがある。そこで、割り込
み前の処理は例えばスタートボタンを押下することによ
り再開されるようにしてもよい。この際に、パネルの表
示部に「再開するためにはスタートボタンを押して下さ
い」というようなメッセージを表示してもよい。
正しいカード挿入時には、カード挿入を意味する挿入信
号およびカードから読み取った部門ID番号を出力し、
不正なカード挿入時には、挿入信号およびカードが不正
であることを示す情報を出力する例を開示したが、例え
ば、正しいカード挿入時には部門ID番号を出力し、不
正なカード挿入時にはカードが不正であることを示す情
報を出力するようにしても識別は可能である。実施例に
おいては、部門管理用の情報記録媒体として磁気カード
を使用する例を開示したが、例えばキーカウンタ、IC
カード等を使用してもよい。また、IDとパスワードを
パネルから、あるいはリモートのパソコン等のホストか
らオンラインで入力する場合においても、第2実施例に
おいて正当性の認証後にカードが直ちに抜かれた場合と
同様に扱うことにより、処理終了時に割り込みを自動的
に解除することができる。また、ホスト側から割り込み
解除信号を送出することにより割り込みを解除するよう
に構成してもよい。
割り込み処理中に読み取り手段から部門管理用の情報記
録媒体が抜き取られた場合には該処理を中止し、割り込
みを自動解除するか、あるいは該処理が終了してから割
り込み状態を自動解除するので、割り込み前の処理が再
開されないまま放置されることがなくなるという効果が
ある。また、現在実行中の処理が終了してから割り込み
状態を自動解除するようにすれば、カード等は割り込み
処理起動時にのみ使用すれば良く、割り込んだ処理を正
常に終了させることができるという効果がある。更に、
画像蓄積用メモリに画像データが蓄積されたまま放置さ
れることによるメモリオーバーフローを防止でき、ファ
クシミリ受信等のエラーを減少させることができるとい
う効果もある。
ク図である。
明図である。
ートである。
ローチャートである。
…DMAコントローラ、6…外部記憶インターフェー
ス、7…ハードディスク装置、8…RS232Cインタ
ーフェース、9…スキャナ、10…スキャナインターフ
ェース、11…画像処理回路、12…プリンタ、13…
プリンタインターフェース、14…G3通信制御回路、
15…モデム、16…NCU、17…G4通信制御回
路、18…ISDNインターフェース、19…カードリ
ーダ、20…カードリーダインターフェース、21…バ
ス
Claims (2)
- 【請求項1】 情報記録媒体に記録されている使用者識
別情報を読み取る使用者識別情報読み取り手段と、 前記使用者識別情報読み取り手段に前記情報記録媒体が
有るか否かを検出する情報記録媒体検知手段と、 実行中の処理を中断して割り込み状態とし、他の処理を
実行する割り込み処理手段と、 前記割り込み処理手段が前記他の処理を実行中に、前記
情報記録媒体検知手段により前記使用者識別情報読み取
り手段に前記情報記録媒体が無いことが検知された場合
には、該他の処理を中断して該割り込み手段による割り
込み状態を解除する解除手段を備えることを特徴とする
画像処理装置。 - 【請求項2】 情報記録媒体に記録されている使用者識
別情報を読み取る使用者識別情報読み取り手段と、 前記使用者識別情報読み取り手段に前記情報記録媒体が
有るか否かを検出する情報記録媒体検知手段と、 実行中の処理を中断して割り込み状態とし、他の処理を
実行する割り込み処理手段と、 前記割り込み処理手段が前記他の処理を実行中に、前記
情報記録媒体検知手段により前記使用者識別情報読み取
り手段に前記情報記録媒体が無いことが検知された場合
には、該他の処理の実行が終了してから該割り込み手段
による割り込み状態を解除する解除手段を備えることを
特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP32502595A JP3298392B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 画像処理装置 |
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---|---|---|---|
JP32502595A JP3298392B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 画像処理装置 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32502595A Expired - Fee Related JP3298392B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 画像処理装置 |
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JP2007310609A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Fuji Xerox Co Ltd | データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラム |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP32502595A patent/JP3298392B2/ja not_active Expired - Fee Related
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