JP2009284286A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】USBメモリ等の記録媒体を複合機等の画像形成装置に差し込んだまま、取り忘れることにより起きるデータの流出を防ぐための技術を提供する。
【解決手段】
複合機において、USBメモリが挿入されたことを認識すると、USBメモリ内のデータを複合機の有する記憶装置へと転送する(ステップS106)。その後、ユーザ認証に成功すれば、記憶装置からUSBメモリへとデータを戻すことも可能である。
【選択図】図3

Description

本発明は、外部記録媒体からデータを取得可能な画像形成装置に関する。
近年、USBメモリ等の記録媒体を接続可能な画像形成装置が提案されている。しかし、このような画像形成装置では、記録媒体の抜き忘れが起きることがあり、それによってデータ流出が起きる危険がある。
特許文献1には、プリント開始キーであるスタートキーが押下され、USBメモリが差込口に接続された状態で一定時間経過すると、プリントを実行せずにUSBメモリを抜くようにとの警告を表示するMFP(Multi Function Peripheral)が記載されている。
特開2006‐107376号公報(図7等)
従来の技術では、記録媒体内のデータのプリントアウト等は防げても、第3者が記録媒体を持ち去ってその中のデータを利用することを防ぐことはできなかった。そのため、データ流出をより厳密に防ぐことのできる技術が求められている。
そこで、本発明は、画像形成装置に装着されたままで放置された記録媒体からのデータ流出を防ぐことのできる技術を提供することを目的とする。
請求項1の画像形成装置は、画像を用紙上に印刷する印刷部と、記録媒体が取り外し可能に装着される装着部と、上記装着部に装着された上記記録媒体からデータを取得するデータ取得部と、上記データ取得部がデータを取得すると、上記記録媒体内の上記データを消去するデータ消去部と、上記印刷部に、上記データ取得部が取得したデータを印刷させることのできる印刷制御部と、を備える。
この画像形成装置によると、画像形成装置に装着された記録媒体から、データが消去される。よって、ユーザが記録媒体を画像形成装置に装着したまま放置したときの、データの流出を防止することができる。
また、請求項2に記載するように、請求項1の画像形成装置において、上記データ消去部は、上記記録媒体内の全てのデータを消去するようになっていてもよい。
また、請求項3に記載するように、請求項1又は2のいずれか1項に記載の画像形成装置は、データを記憶可能な記憶装置をさらに備えていてもよい。そして、この場合において、上記データ取得部は、上記記録媒体から取得したデータを上記記憶装置に記憶させるようになっていてもよい。
また、請求項4に記載するように、請求項3の画像形成装置において、上記データ取得部は、上記記録媒体内の全てのデータを取得して上記記憶装置に記憶させるようになっていてもよい。
また、請求項5に記載するように、請求項4の画像形成装置は、上記記録媒体から消去されかつ上記記憶装置に記憶されているデータを上記記録媒体へ戻す、データ復帰部をさらに備えてもよい。
また、請求項6に記載するように、請求項5の画像形成装置は、ユーザの操作を受け付ける操作受付部をさらに備え、上記データ復帰部は、上記操作受付部が、ユーザから所定の操作を受け付けたときに、上記データを上記記録媒体へ戻すようになっていてもよい。
また、請求項7に記載するように、請求項6の画像形成装置は、ユーザ認証を行うユーザ認証部をさらに備え、上記データ取得部は、上記記録媒体から取得した上記データと、上記データの所有者のユーザ情報とを関連付けて、上記記憶装置に記憶させるようになっており、上記操作受付部はユーザ情報の入力を受け付けるようになっており、上記ユーザ認証部は、入力されたユーザ情報が、上記データと関連付けられたユーザ情報と一致するかどうかを判断できるようになっており、上記データ復帰部は、入力されたユーザ情報が、関連付けられたユーザ情報と一致すると上記ユーザ認証部に判断されたデータを、上記記録媒体に戻すようになっていてもよい。
また、請求項8に記載するように、請求項1〜7のいずれかの画像形成装置は、外部装置にデータを送信する送信装置をさらに備え、上記データ取得部は、少なくとも上記送信装置によるデータ送信に必要なデータを取得するようになっていてもよい。
本発明の画像形成装置によると、画像形成装置に装着された記録媒体から、データが消去される。よって、ユーザが記録媒体を画像形成装置に装着したまま放置したときの、データの流出を防止することができる。
〔1〕第1実施形態
以下、本発明の実施の一形態として、プリンタ、コピー機、ファクシミリ機としての機能を有する所謂複合機(MFP、Multi Function Peripheral)1を挙げて説明する。なお、複合機以外にも、プリンタ、コピー機、ファクシミリ機の各機能を単独で備える装置についても、本発明を適用可能である。
(1-1)複合機1の概要
図1を参照して、複合機1の構成の概略について説明する。図1は、複合機1の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、複合機1は、スキャナ2、記憶装置3、印刷部4、画像処理部5、通信装置6、操作パネル7、複合機側端子82、接続検出部83、タイマ84、CPU(Central Processing Unit)91、ROM(Read Only Memory)92、及びRAM(Random Access Memory)93等を備え、これらの機能部は、データバス10によって接続されている。また、複合機1は、これらの部材を内部に収容するハウジングを備え、そのハウジング外から複合機側端子82に至る差込口81を備える。複合機1はさらに、コンタクトガラス及び原稿搬送装置をさらに備える(図示せず)。
スキャナ2は、コンタクトガラス上に載置された原稿、又は原稿搬送装置によって搬送される原稿を読み取る装置である。具体的にはスキャナ2は、CCD(Charge-coupled device)等のイメージセンサ、及び、イメージセンサからから出力されたアナログ信号をデジタル化するADコンバータ等を備える。これらの部材を備えることで、スキャナ2は、原稿上の画像を読み取って画像データを取得する。
記憶装置3は種々のデータを記憶可能な記録媒体である。記憶装置3が記憶するデータとしては、例えばスキャナ2の取得した画像データファイル、及び外部装置から得た画像データファイル等を挙げることができる。記憶装置3は一時的な記憶用にRAM(Read Only Memory)等の揮発性メモリを、長期の記憶用にHDD等の不揮発性メモリを備える。
印刷部4は、制御装置8の制御の下、画像データに基づいて、用紙上に画像を印刷することができる。印刷部4としては、インクジェット記録装置又は電子写真式記録装置等が好適に用いられる。なお、「画像」とは、図、写真、文字、及び記号等の情報を含む。
画像処理部5は、記憶装置3から受け取った画像データを送信用画像データに変換したり、通信装置6が外部装置から受信したPDL(Page Description Language)をラスタライズしたりすることができる。ラスタライズされた画像データは、記憶装置3で記憶可能である。
通信装置6は、ネットワーク通信部61及びファクシミリ通信部62等を備える。
ネットワーク通信部61は、インターネット又はLAN等を介して外部装置と電子データのやり取りをするインターフェースを含む。ネットワーク通信部61は、具体的にはクライアント‐サーバシステム等のファイルシステムプロトコルによって、外部装置と電子ファイルの共有及び転送等を行ったり、外部装置と電子メールの送受信を行ったりすることができる。
ファクシミリ通信部62は、モデム(MODEM:MOdulator/DEModulator)等を備え、G3(Group3)規格やG4(Group4)規格等に準拠して、ファクシミリの送受信を行うことができる。
操作パネル7は、タッチパネル71、ハードキー72等を備え、ユーザの操作を受け付けることができる。タッチパネル71は、液晶表示パネル等の表示パネル711、及び表示パネルと重ねられたタッチセンサ712を備える。タッチパネル71は、制御装置8の制御の下で表示パネル711によって種々の画面を表示することで、ユーザに情報を与えたり、ソフトキーを介した操作入力を受け付けたりすることができる。ハードキー72には、機能選択キー、テンキー、キャンセルキー、スタートキー等のキーが含まれる。機能選択キーとは、複合機の機能である、ボックス、コピー、スキャナ、送信(データ転送、メール送信、ファクシミリ送信を含む)のいずれかを選択するためのキーである。このように、タッチセンサ712及びハードキー72は、ユーザからの入力を受け付ける入力受付部として機能する。
差込口81及び複合機側端子82は、USBメモリ100に対する装着部として機能する。USBメモリ100は、本体101とコネクタ102とを備える。差込口81は、USBメモリ100のコネクタ102が挿入可能に形成されている。複合機側端子82は、差込口81に挿入されたコネクタ102内のメモリ側端子と接続可能に配置される。
接続検出部83は、複合機側端子82を介して複合機1にUSBメモリ100が接続したことを検出することができる。
タイマ84は、所定時間の計測が可能である。
CPU91は、ROM92内のプログラムを読み出して実行することで、複合機1の各部の動作を制御することができる。RAM93は、CPU91の作業領域として機能する。
(1-2)データ流出防止機能
図2〜図4を参照して、複合機1の有するデータ流出防止機能について説明する。図2はデータの流れを示す図面であり、図3は処理の流れを示すフローチャートであり、図4は図3の処理中に表示パネル711に表示される画面の1つである。図2中の矢印のうち、実線は画像等のデータファイルの送信を示し、点線はその他の情報及び制御信号を示す。
図2に示す表示制御部901、ユーザ認証部902、タイマ制御部903、ログイン管理部904、データ転送部905、ジョブ実行制御部906は、CPU91により実現される。
また、ユーザ情報保存部31及びデータボックス32は、記憶装置3の不揮発性領域に設けられる。ユーザ情報保存部31は、個々のユーザについて、ユーザ情報、すなわち、ユーザ名、ID、パスワード等を記憶可能である。ユーザ情報は、操作パネル7及びネットワーク通信部61等を介して入力され、CPU91の制御によってユーザ情報保存部31内に格納され、管理される。データボックス32は、画像データ、文字データ等のデータファイルを記憶することができる。
ユーザから何らかの動作を求められたとき、図3に示す動作が開始される。動作開始のトリガとしては、タッチセンサ712又はハードキー72によるユーザの接触の検出、及び接続検出部83によるUSBメモリ100の接続の検出が挙げられる。
図2及び図3に示すように、表示制御部901は操作パネル7の表示パネル711に、ログイン画面W1を表示させる(ステップS101)。図4に示すように、ログイン画面W1は、ID及びパスワードを要求するメッセージと、ID及びパスワードの入力欄C1を含む。ユーザ認証部902は、ログイン画面W1による受付内容と、ユーザ情報保存部31内の情報とを比較する(ステップS102)。
ユーザ認証部902の判断結果が“一致”であれば、ログイン管理部904は、ユーザのログインを許可し、複合機1の印刷、通信等の動作実行を可能にする(ステップS102でYes→S103)。また、ログインと同時に、タイマ制御部903が、タイマ84によるカウントアップをスタートさせる(S104)。
ユーザ認証部902の判断結果が“不一致”であれば、複合機1の各種動作は実行されることなく、処理は終了される(ステップS102でNo)
ログイン中に、USBメモリ100が差込口81に挿入されたことを接続検出部83が検出すると、データ転送部905が、USBメモリ100内のフラッシュメモリ110からデータボックス32へ、データの転送を行う(ステップS105でYes→S106)。
具体的には、データ転送部905は、USBメモリドライバ905a及びボックス制御部905bを備える。本実施形態では、ステップS106にて、ボックス制御部905bが、USBメモリ100のフラッシュメモリ110内の全てのデータファイルを、データボックス32内に保存する。このとき、データファイルは、ステップS102で認証したユーザ名等のユーザ情報と関連付けて保存される。データボックス32が各ユーザ専用のフォルダを備えていれば、ユーザ情報と関連付けたデータフォルダの保存とは、ログイン中のユーザ専用のフォルダにデータファイルを保存することであってもよい。こうして保存されたデータファイルは、CPU91の制御によって、ユーザ認証部902によるユーザ認証を経たユーザでなければアクセスできないように管理される。
データボックス32へのデータファイルの保存が完了すると、USBメモリドライバ905aは、フラッシュメモリ110内の全てのデータファイルを削除する。つまり、フラッシュメモリ110内の全てのデータファイルは、データボックス32内に移動される。このように、複合機1において、USBメモリ100が挿入されると、USBメモリ100の有するデータファイルは、自動的に複合機1内に移動される。
なお、移動の対象となる「全てのデータファイル」とは、USBメモリ100のうち、外部から書込み可能な領域に保存されているデータであり、ROM領域のデータは含まれない。つまり、「全てのデータファイル」とは、画像、文書等、USBメモリ100からデータボックス32へ移動可能なデータを指すのであって、USBメモリ100内に格納されているデータであっても、USBコントローラのプログラム等、移動不可能なものを、ここで言う「全てのデータ」が含む必要はない。
操作パネル7には、表示制御部901の制御により、種々の画面が表示され、ユーザはこれらの画面を介して、複合機1に、印刷や送信等のジョブの依頼、ジョブの対象となる画像の指定等を行うことができる。ユーザは、USBメモリ100からデータボックス32に移動したファイル、又はそれ以外のファイルを、ジョブの対象として指定することができる。
ユーザからの指示を受けて、ジョブ実行制御部906は、印刷部4又は通信装置6にジョブを実行させる(ステップS107)。USBメモリ100が挿入されなければデータ転送は行われずに、ジョブが実行される(ステップS105でNo→S107)。
ジョブ完了後、操作パネル7を介してユーザがログオフ操作を行うか、又はタイマ84がカウントアップとなれば、ログイン管理部904は、ユーザがログオフしたものとして、印刷部4や通信装置6等の機能(通信装置6については送信機能のみ)を停止させる(ステップS108又はS109でYes→S110)。そして、タイマ制御部903はタイマ84をリセットし、次のログインに備える(S111)。ログオフ操作とは、ソフトキー又はハードキーとしてのログオフキーを押下する等の所定の操作である。また、他のユーザのログインによっても、直近のユーザはログオフしたものとして処理される。ログオフ操作もカウントアップもされなければ、ログイン状態が維持される。
(1-3)データ復帰
複合機1は、USBメモリ100から削除されたデータを、復帰させることができる。図5のフローチャートを参照して、データの復帰処理について説明する。
操作パネル7は、ハードキー又はソフトキーからなるUSB取り外しキーを備える。USBメモリ100が差込口81に差し込まれた状態で、このUSB取り外しキーが押下されると、USBメモリ取り出し指示がされたものとして、表示制御部901は、図4のログイン画面W1を表示させることで、ユーザにID及びパスワードの入力を要求する(ステップS201でYes→S202)。
ユーザ認証部902は、図3で説明した通常のログイン時のユーザ認証の他に、ファイルユーザ認証を行うことができる(ステップS203)。ファイルユーザ認証とは、ステップS202の要求で入力されたユーザ情報と、データボックス32内に保存されているデータフォルダと関連付けられたユーザ情報とが、一致するかどうかを判断することである。
ユーザ情報が一致すれば、ログイン管理部904は、複合機1からUSBメモリ100へのデータ転送部905によるデータ転送を許可する(ステップS203でYes)。そして、表示制御部901は、表示パネル711に、データ転送中であるため、USBメモリ100を取り外さないように指示するメッセージを表示させる(ステップS204)。そして、図3の処理とは逆方向、つまりデータボックス32からフラッシュメモリ110へ、認証されたユーザと対応するデータフォルダが転送される(ステップS205)。このときも、図3の処理と同様にデータフォルダは「移動」される。つまり、データファイルは、USBメモリドライバ905aによりフラッシュメモリ110内に保存されることで復帰し、復帰したデータフォルダは、ボックス制御部905bによりボックス32内から削除される。
データ転送が完了すると、表示制御部901は、データ転送が完了したので、USBを取り外すことができる旨、表示パネル711に表示させる(ステップS206)。
一方、USBメモリ取り出し指示がされないか(ステップS201でNo)、又はファイルユーザ認証(ステップS203)で入力内容とファイルのユーザ情報とが一致しなければ、データの復帰は行われることはない。
以上のように、複合機1は、装着されたUSBメモリ100内のデータを削除するので、仮にユーザがUSBメモリ100を持ち帰るのを忘れても、第3者にUSBメモリ100内のデータを利用されるのを防ぐことができる。また、ユーザ認証に成功したときはUSBメモリ100へデータを復帰させることができるので、USBメモリ100から削除したデータの持ち主は、データを取り戻すことができる。
〔2〕その他の実施形態
以下、本発明の他の実施形態について説明する。各実施形態における複合機のハードウェア構成は、第1実施形態のそれと同様であるので、以下の説明において、図1及び図2等を参照することがある。
(2-1)データ消去処理の他の態様
a)第2実施形態
USBメモリ100内のファイルについて、ステップS106において、移動ではなく、「削除」のみが行われてもよい。
この場合、ジョブ実行にUSBメモリ100内のデータファイルを用いるのであれば、そのデータファイルをジョブ実行用に確保する必要がある。例えば、USBメモリ100内のファイルのうち、図2に示すファイル110aのみがジョブ対象としてユーザの指定を受けた場合は、下記(1)〜(3)のいずれかのタイミング:
(1)ファイル110aが記憶装置3内の揮発性領域に記憶された後、
(2)印刷部4又は通信装置6等のジョブ実行部がジョブ実行に必要なデータ(例えば、送信用データ等)を取得した後、又は
(3)ジョブ完了後
で、2つのファイル110a及び110bが、USBメモリドライバ905aによって削除される。このとき、記憶装置3内に記憶されたファイル110aは、ジョブ完了後にすみやかに削除される。
b)第3実施形態
第1実施形態では、画像読取装置1は、ログイン/オフにかかわらず、USB取り出し指示があると、ID及びパスワードのユーザ情報を要求するようになっているが、これに代えて、ログオフ状態にあるときにのみ、ユーザ情報を要求するようになっていてもよい。
例えば本実施形態では、図5の処理に代えて、図6の処理が行われる。図6に示すように、USBメモリ100の取り出し指示を受けたときに、データボックス32内に転送されたデータファイルのユーザのログイン状態が維持されていれば(ステップS301及びS302でYes)、表示パネル711を介したユーザ情報の入力を要求が行われることなく、上述のステップS204〜S206と同様の動作によってデータファイルの復帰が実行される(ステップS304〜S306)。
なお、データ復帰が行われるのは、ログイン状態にあるユーザが、データボックス32に直近に転送されたデータファイルのユーザと一致する場合に限られない。つまり、ユーザXのUSBメモリからデータ転送が行われた後に、他のユーザYのUSBメモリからのデータ転送が行われた場合、ユーザXが再びログインしてUSBメモリを挿入すれば、データ転送部905によって、ユーザXのデータファイルがこのUSBメモリに転送される。つまり、ステップS302は、「ログイン中のユーザに対応するファイルが、データボックス内に存在するか?」という判断であると言い換えることもできる。
また、本実施形態において、データボックス32内に転送されたデータファイルのユーザがログオフしていれば、上述のステップS202〜S203と同様の動作によって、ユーザ認証が行われ、認証に成功すればデータファイルが復帰される(ステップSS302でNo→S307→S308でYes→S304〜306)。つまり、いずれのユーザもログインしていないか、ログインしているユーザに対応するデータファイルがデータボックス32内に存在しなければ、データ復帰は行われない。
USBメモリ100の取り出し指示が無ければ、またユーザ認証が成功しなければ、データファイルの復帰は行われずに、処理は終了となる(ステップS301でNo又はS308でNo)。
以上のように、上記「ログオフ状態にあるときにのみ」、とは、いずれのユーザもログインしていない状態、及び、ログインしているユーザがデータファイルに対応するユーザでないとき、の両方を含む。
c)第4実施形態
上述のいずれの実施形態においても、複合機1は、USBメモリ100が正規の手続を経ずに取り外された場合に、データが消去済みであることをユーザに報知できるようになっていてもよい。
例えば、図7の処理では、指示無くUSBメモリ100が取り外された場合、表示制御部901は、表示パネル711に、USBメモリ100を再挿入するように促すメッセージを表示させる(ステップS401でYes→S402)。そして、USBメモリ100が再挿入されれば、上述の図5又は図6のフローにおいて、それぞれステップS202又はステップS302以後の処理が行われる(ステップ403でYes→端子i)。USBメモリが再挿入されなければ、いずれの処理も行われない(ステップS401又はS403でNo)
d)その他
削除(移動を含む。以下同様。)が行われるのは、USBメモリ100内の全てのデータとは限らない。例えば、文書データ、画像データ、音声データ等、データの種類によって移動するかしないかが設定されていてもよい。この場合、フラッシュメモリ110内のファイル110aは移動されて、ファイル110bは移動されない、というように、フラッシュメモリ110内にファイルが残されることがある。
また、ジョブ対象としてユーザが指定したファイルのみが削除されてもよい。この場合、USBメモリ100が挿入され、さらにユーザによりジョブ対象が指定され、ジョブ実行に必要なデータファイルを取得した後、データファイルの削除が行われる。
なお、以上の実施形態で挙げたUSBメモリ100は、複合機等の画像形成装置に着脱可能な記録媒体の一例に過ぎない。また、以上の実施形態では、USBメモリ等の記録媒体内にデータを復帰させるときに、ユーザ情報の入力をユーザに求めるものとしたが、これ以外の操作をユーザに要求してもよい。
以上の説明から明らかなように、データ転送部905は、データ取得部として、画像形成装置に装着された記録媒体からデータを取得すると共に、この記録媒体からデータを削除するデータ消去部としても機能する。また、データ転送部905は、記録媒体にデータを復帰させるデータ復帰部としても機能する。
データ取得部が取得するデータは、少なくともジョブの対象となるデータを含んでいればよく、記録媒体内の一部又は全部のデータであり得る。また、「取得」とは、一時的又は長期的のいずれであるかを問わず、データを得ることを意味する。
データ消去部は、データ取得部によるデータ取得が完了すれば、ユーザからの指示を要することなく、記録媒体内のデータを消去することができる。
データ復帰部は、消去されたデータのうち、一部好ましくは全部を記憶媒体に戻すようになっている。
上述の各実施形態を組み合わせて得られる技術についても、本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。また、いずれの実施形態においても、装着された記録媒体内のデータの流出を防ぐことができれば、データの削除及び保存について、具体的なステップの順序を変更したり、他のステップを加えたりする修飾を加えることは可能である。
本発明の実施の一形態にかかる複合機1の要部構成を示すブロック図。 USBメモリ100挿入時の複合機1におけるデータの流れを示す図面。 複合機1におけるUSBメモリ100からのデータ消去処理の動作の流れを示すフローチャート。 図3等の処理において表示されるログイン画面W1を示す図面。 データ復帰処理の流れの一例を示すフローチャート。 データ復帰処理の流れの他の例を示すフローチャート。 データ復帰処理の流れのさらに他の例を示すフローチャート。
符号の説明
1 複合機
2 スキャナ
3 記憶装置
4 印刷部
5 画像処理部
6 通信装置
7 操作パネル
91 CPU
92 ROM
93 RAM
81 差込口
82 複合機側端子
83 接続検出部
100 USBメモリ
101 本体
102 コネクタ

Claims (8)

  1. 画像を用紙上に印刷する印刷部と、
    記録媒体が取り外し可能に装着される装着部と、
    上記装着部に装着された上記記録媒体内のデータを取得するデータ取得部と、
    上記データ取得部がデータを取得すると、上記記録媒体内の上記データを消去するデータ消去部と、
    上記印刷部に、上記データ取得部が取得したデータを印刷させることのできる印刷制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 上記データ消去部は、上記記録媒体内の全てのデータを消去するようになっている、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. データを記憶可能な記憶装置をさらに備え、
    上記データ取得部は、上記記録媒体から取得したデータを上記記憶装置に記憶させるようになっている、
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 上記データ取得部は、上記記録媒体内の全てのデータを取得して上記記憶装置に記憶させるようになっている、
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 上記記録媒体から消去され、かつ上記記憶装置に記憶されているデータを、上記記録媒体へ戻す、データ復帰部をさらに備える、
    請求項4に記載の画像形成装置。
  6. ユーザの操作を受け付ける操作受付部をさらに備え、
    上記データ復帰部は、上記操作受付部が、ユーザから所定の操作を受け付けたときに、上記データを上記記録媒体へ戻すようになっている、
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. ユーザ認証を行うユーザ認証部をさらに備え、
    上記データ取得部は、上記記録媒体から取得した上記データと、上記データの所有者のユーザ情報とを関連付けて、上記記憶装置に記憶させるようになっており、
    上記操作受付部はユーザ情報の入力を受け付けるようになっており、
    上記ユーザ認証部は、入力されたユーザ情報が、上記データと関連付けられたユーザ情報と一致するかどうかを判断できるようになっており、
    上記データ復帰部は、上記記憶装置内の上記データのうち、関連付けられたユーザ情報が入力されたユーザ情報と一致すると上記ユーザ認証部に判断されたものを、上記記録媒体に戻すようになっている、
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 外部装置にデータを送信する送信装置をさらに備え、
    上記データ取得部は、少なくとも上記送信装置によるデータ送信に必要なデータを取得するようになっている、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載画像形成装置。
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