JP3298381B2 - 操作子構造 - Google Patents

操作子構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の操作子
のうち、1つの操作部に対し多種の制御を可能にした多
機能を有する操作子構造に関する。
【0002】
【従来の技術】多機能操作子には、一般によく知られて
いるジョイスティック操作子がある。例えば、実公昭5
9ー1268は、左右上下操作の他に操作子を押し込む
操作も付加され、合計3次元の操作を可能にしている。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術は、実質的に直交2軸のジョイスティック構造であっ
て、操作部を押し込むことにより、第3の操作を可能と
するものであるので、操作部が垂直の基本位置で押され
ることは少なく、押し込み操作を主とする操作に対して
は、極めて扱いにくい操作子である。また構造が複雑で
あり、コスト高にもなっている。
【0004】そこで、実公平4ー19594、実開平4
ー65397に見られるように簡易型のジョイスティッ
クが開発されている。しかしながら、これらの操作子
は、所詮ジョイスティックの基本機能を有した構造の域
を出ず、パネルに対し垂直押し込み動作で操作する機能
を有していないものである。例えば実公平4ー1959
4は、押し込んだだけでは動作せず、いずれかに傾ける
ことにより、特定の制御信号を発生する。実開平4ー6
5397は、典型的なジョイスティック機能のみを有し
て安価な装置を提供している。一方ゴム接点は、タッチ
レスポンススイッチ等で同一押し込み方向の異なる2位
置でオンするものが知られているが、この分野の開発動
向としては、むしろ基板に対し如何に垂直に動作させる
かに向いている。なぜなら非垂直押下すると誤動作する
からである。
【0005】以上のように、種々の従来技術にあって
は、押し込み操作を主としながらもジョイスティックの
ようなパネル面に非垂直な操作をさせるものはなく、そ
の開発が望まれていた。そこで本発明は、押し込み操作
を主として受け付け、なおかつ、パネル面に非垂直な動
作も受け付ける操作子構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の操作子構造は、取付面に載置されたベース
部と、このベース部に連設された薄肉部を介して内外に
突設した内突部と外突操作部とを有する可動部と、該操
作部の操作によって内突部がわずかに移動できる遊び空
間を有して内突部の移動を規制する凹部とからなり、内
突部の下面とこれに対向する凹部上面の上面対向部とに
第1センシング手段を、内突部の側面とこれに対向する
凹部側面の側面対向部とに第2センシング手段を、設け
たものであり、さらに、前記第1センシング手段は、操
作子の押下動作を検出するスイッチ手段になっていて、
前記第2センシング手段は、操作子の倒動強さを検出す
るセンサで構成し、さらにまた、前記第1及び第2セン
シング手段は、操作子の作用力強さを検出するセンサで
構成するものである。
【0007】このように本発明の操作子構造によれば、
外突操作部を取付面またはパネル面に対し垂直押下する
と、第1センシング手段によってこれに対応したセンシ
ング信号を発生させることができ、外突操作部を非垂直
動作させると、第2センシング手段によってこれに対応
したセンシング信号を発生させることができる。この場
合、上記センシング手段が、スイッチ又は程度出力を発
生するセンサの形態を許容するものであり、第1センシ
ング手段がスイッチであれば、まず、押し込み動作に
て、その操作子が操作されたことを示す信号を発生させ
ることができ、次にその操作子を倒動させることにより
それに変形動作が加えられたことを示す信号を発生させ
ることができる。第2センシング手段がセンサであれ
ば、変形動作の段階的信号を発生させることができる。
第1センシング手段がセンサであれば、初期動作(電子
楽器にあってはイニシャルタッチという)段階で、段階
的信号を発生させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る操作子を多数並設
し、一部の操作子は一部切り欠いて示した操作子構造の
斜視図を図1に示す。図1は、ギターのような爪弾型電
子楽器のネック1の表面に多数のフレット操作子2を配
設したところを示している。図2は、図1においてA−
A断面を矢視方向に見た断面図、図3は、1つの操作子
を上から見た平面図、図4は、図1においてB−B断面
を矢視方向に見た断面図であって、非押下状態を示して
いる。図5は、同断面図において押下状態を表してい
る。
【0009】操作子2は、各弦相当部にフレット数分設
けられ、各フレット相当部に弦数分設けられている。こ
の実施例では、図示しない移調スイッチ操作により弦シ
フトが行われるため、弦数4、フレット数7というギタ
ーにしては少ない操作子が配設されている。1つの操作
子2は、ベース部20と、このベース部20に連設され
た薄肉部21を介して内外に突設した内突部22と外突
操作部23とからなる可動部2aと、該操作部23をネ
ック表面11に対し垂直に押圧すると内突部22がわず
かに移動できる遊び空間24を有して、ネックを彫り込
んで形成した内突部の押圧後の移動を規制する凹部12
と、内突部の下面に設けたカーボンを主とする導電部2
5とこれに対向し押圧時に接触する凹部12上面に設け
た導電部13とからなる第1センシング手段S1と、内
突部22の両側面に設けた導電部26、27とこれに対
向し押圧時に接触する凹部両側面に設けた導電部14、
15とからなる第2センシング手段S2と、からなって
いる。
【0010】ネック1の凹部12、16、導電部13、
14、15、の形成については、金型で各凹部を形成し
た樹脂のベース体にセンサ付きフィルム状基板を貼着し
て形成する。あるいは、木材をベース体に用いてもよ
い。ベース部20と薄肉部21と可動部2aとはシリコ
ン樹脂等で一体に形成し、導電部25、26も後行程で
一体に形成する。そして、ベース部20は、隣設する4
つの操作子のベース部20と連設してシート上に形成さ
れ、ネック1表面のほぼ全体を覆うように形成される。
また、ベース部20には、ネックの長手方向に長円状に
長く形成された可動部2aの両端に図1、図2に示すよ
うに下に突設した嵌合突部28が形成され、この突部2
8は、シート状操作子をネック1表面に取り付ける際の
位置決め兼固着強化部材となるもので、ネック1表面に
形成した嵌合凹部16に嵌着される。
【0011】さらに可動部2aの短手方向両端のベース
部下面に突設した嵌合突部29がシート状操作子のネッ
ク1表面取り付け時に位置決めされつつネック表面に形
成された嵌合凹部17に嵌着される。また、第1センシ
ング手段S1または第2センシング手段S2は、中央に
集中してほぼ一点接触型にしてもよいし、長手方向全部
に形成してもよい。さらに長手方向両端に二点でもよい
し、両端と中央の三点接触にしてもよい。上記各導電部
26、27、14、15、25、13は、各センシング
手段をスイッチとして構成する場合にはカーボンを多く
絶縁粉体を少なくしてペースト状にして接着塗布乾燥す
ればよいし、該センサとして構成する場合はその逆にす
ればよい。
【0012】図6は、本発明の操作子の他の実施例であ
って、外突操作部230の形状のみを変更したものであ
り、その他の部位は前実施例と同様であるのでその説明
を省略する。操作部230は、B−B断面がほぼT字状
となし、頂部中央には指接触するための中央凹部231
を設け、短手両側にはネック1表面に対し垂直押圧して
も第2センシング手段がセンスするようにしたサイド操
作部232、233を設けたものである。また、サイド
操作部232、233の横動をしてもセンスするのはも
ちろんのこと、中央凹部231のみで第1、第2センシ
ング手段を駆動できるようになっている。
【0013】図7は、本発明のさらに他の実施例であっ
て、外突操作部23に対応する長孔31を開けた厚手の
カバーシート30またはカバー板30をベース部20の
上面から貼設した実施例である。その他の構造は、最初
の実施例と同様であるのでその説明を省略する。上記カ
バー30は、その表面が滑りの良い材料(例えばテフロ
ン)で形成されるものとし、内部材と材質を異ならせて
もよい。そして操作部23の頂部が非押圧時に長孔31
からわずかに突出するか面一になるように、また押圧時
に面一になるかわずかに低くなるように形成し、なおか
つ操作部23を左もしくは右に倒動させた場合に長孔の
端面31a,31bに操作部の側面が当接する少し前で
第2センシング手段のセンサ出力が立ち上がるように形
成する。このように構成することにより、操作部以外の
表面では滑りがよく、すばやく目的の操作部を操作でき
ると共に、操作部の操作時には、該端面31a,31b
が操作部23の過倒動を防止するストッパの役目を果た
す。
【0014】以上のような構成、作用があるので、電子
爪弾楽器のフレットスイッチに使用(図1参照)する
と、垂直押圧で音高指定、左右の横動でチョーキング効
果を送出でき、電子鍵盤楽器に応用すればビブラート制
御可能なタッチレスポンス鍵盤構造が可能であり、さら
に電子楽器のピッチベンドホイール等に変わって効果制
御装置にも使用できる。
【0015】さらにAV機器において、例えば、ビデオ
装置等の押してポーズ、離して再生続行、左右の横動
で、歩進逆歩進(センサを使用すれば早遅制御も可能)
が可能な多機能操作子にも使用できる。
【0016】本発明の実施例によれば、多機能操作子が
実現できると共に機能付加のすべての操作が極めて簡単
になると共に、その構成が極めて簡単になされている。
また、多数操作子並設するに際してのネックに対する組
み付け容易性も備わっている。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、操作部の押し込み操作
で第1センシング手段を駆動し、なおかつ操作方向また
は同一操作部の同方向かつ異操作部位を異ならせると第
2センシング手段を駆動できる。これによって多機能操
作子が実現できると共に、すべての機能付加のための操
作が極めて簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の操作子構造を電子爪弾楽器のネックに
採用した例を示す一部断面斜視図である。
【図2】図1におけるA−A断面を矢視方向に見た断面
図である。
【図3】本発明の単体操作子構造平面図である。
【図4】図1におけるB−B断面を矢視方向に見た操作
子の非押下状態断面図である。
【図5】図1におけるB−B断面を矢視方向に見た操作
子の押下状態断面図である。
【図6】本発明の操作子構造における操作部非押下状態
の他の実施例である。
【図7】本発明の操作子構造におけるさらに他の実施例
である。
【符号の説明】
1……ネック、,2……操作子、,20……ベース部、,
21……薄肉部、,22……内突部、,23……外突操作
部、,2a……可動部、,11……ネック表面、,24…
…遊び空間、,12、16……凹部、,13、14、1
5、25、26、27……導電部、,S1……第1セン
シング手段、,S2……第2センシング手段、,28……
突部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付面に載置されたベース部と、このベー
    ス部に連設された薄肉部を介して内外に突設した内突部
    と外突操作部とを有する可動部と、該操作部の操作によ
    って内突部がわずかに移動できる遊び空間を有して内突
    部の移動を規制する凹部とからなり、内突部の下面とこ
    れに対向する凹部上面の上面対向部とに第1センシング
    手段をもうけるとともに、内突部の側面とこれに対向す
    る凹部側面の側面対向部とに第2センシング手段を設け
    たことを特徴とする操作子構造。
  2. 【請求項2】前記第1センシング手段は、操作子の押下
    動作を検出するスイッチ手段であり、前記第2センシン
    グ手段は、操作子の倒動強さを検出するセンサであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の操作子構造。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2センシング手段は、操作
    子の作用力強さを検出するセンサであることを特徴とす
    る請求項1記載の操作子構造。
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