JP3298126B2 - 冷媒圧縮機 - Google Patents

冷媒圧縮機

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JP3298126B2
JP3298126B2 JP00448992A JP448992A JP3298126B2 JP 3298126 B2 JP3298126 B2 JP 3298126B2 JP 00448992 A JP00448992 A JP 00448992A JP 448992 A JP448992 A JP 448992A JP 3298126 B2 JP3298126 B2 JP 3298126B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍・空調用機器に使
用される冷媒圧縮機に係り、特に冷凍・空調用機器の負
荷に応じて圧縮機の吐出し量を変えることができる冷媒
圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷媒用圧縮機においては、冷凍・
空調用機器の負荷に応じて圧縮機の吐出し量を変化させ
る機構として、例えば特開昭57−86588号公報に
記載のごとく、圧縮室に取り込まれた冷媒ガスを、一部
吸入側へ戻す流路を備え、この流路を必要に応じて開閉
することにより圧縮機の吐出し量を変える。あるいは冷
凍62巻720号第70頁から第75頁(VOL.6
2、No720、P70〜75)に記載のごとく、圧縮機
をインバータで駆動することにより、圧縮機の回転速度
を変え、これに応じて吐出し量を変化させるなどの方法
が採用されていた。
【0003】又、特開昭63−186973号公報に記
載のように、カ−ク−ラ用圧縮機として用いられる半密
閉形の可変容量式圧縮機が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来技術で
は、吐出量の調整範囲が小さく、特開昭57−8658
8号公報に記載のものでは吐出量の調整範囲は、60〜
100%、冷凍62巻720号第70頁から第75頁に
記載のものでも20〜100%程度である。また吐出し
量を減らした容量制御時には効率が大きく低下するな
ど、冷凍・空調用機器に用いる際には、使い勝手が悪
い。吐出し量を減らした割に消費電力が低下しないなど
の欠点を有していた。
【0005】又、カ−ク−ラ用圧縮機として用いられる
可変容量式の圧縮機は、斜板の傾転角の制御に、吐出圧
力あるいは吸入圧力のいずれか一方のみで制御している
ため、ル−ムク−ラ、パッケ−ジ形空気調和機のように
急速な運転変化を要求される場合に対応できないもので
あった。又、密閉形圧縮機のように、電動機部を有さな
いため、電動機部の効率も含めた全体の効率について
は、配慮されていないものであった。
【0006】本発明の第1の目的は、上記従来技術の課
題に鑑み、圧縮機の吐出し量の変化範囲が大きく、吐出
し量にかかわらず性能低下が少なく、容量制御応答性の
良い冷媒圧縮機を提供することにある。
【0007】また本発明の第2の目的は、圧縮機の吐出
し容量を変えて運転する際に、効率の良い(電力消費量
の少ない)運転ができる冷媒圧縮機を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の冷媒圧縮機は、圧縮機構部と該圧縮機
構部と駆動軸によって連結され圧縮機構部を駆動する電
動機部とを密閉容器内に収納した冷媒圧縮機において、
前記圧縮機構部が前記駆動軸の軸線に対して平行に円周
方向に複数個配置されたシリンダと該シリンダ内を往復
運動するピストンと該ピストンに係合されたコンロッド
と各々のコンロッドを支持するとともに回り止め機構に
より自転を拘束された状態で揺動運動を行なうピストン
サポ−トと該ピストンサポ−トと回転可能に軸受結合さ
れピストンサポ−トの傾転角度を可変にする斜板と該斜
板の傾転角度を制御する手段を備えるものであって、前
記圧縮機構部から吐出冷媒の吐出される空間と前記圧縮
機構部が収納される空間が異なる圧力となるようにシ−
ル部で区画されているものである。
【0009】又、圧縮機構部と該圧縮機構部と駆動軸に
よって連結され圧縮機構部を駆動する電動機部とを密閉
容器内に収納した冷媒圧縮機において、前記圧縮機構部
が前記駆動軸の軸線に対して平行に円周方向に複数個配
置されたシリンダと該シリンダ内を往復運動するピスト
ンと該ピストンの上死点位置をほとんど変えないように
ストロークを変化させて吐出し量を調整する可変容量手
段とを備え、吐出圧力と吸入圧力とをそれぞれ制御弁を
介して前記圧縮機構部に導き、前記可変容量手段のスト
ロ−クを制御するものである。
【0010】又、圧縮機構部と該圧縮機構部と駆動軸に
よって連結され圧縮機構部を駆動するインバ−タ駆動の
電動機部とを密閉容器内に収納した冷媒圧縮機におい
て、前記圧縮機構部が前記駆動軸の軸線に対して平行に
円周方向に複数個配置されたシリンダと該シリンダ内を
往復運動するピストンと該ピストンに係合されたコンロ
ッドと各々のコンロッドを支持するとともに回り止め機
構により自転を拘束された状態で揺動運動を行なうピス
トンサポ−トと該ピストンサポ−トと回転可能に軸受結
合されピストンサポ−トの傾転角度を可変にする斜板と
該斜板の傾転角度を圧縮機構部の圧力を制御する手段に
より制御するものである。
【0011】又、駆動軸の軸線に対して平行に円周方向
に複数個配置されたシリンダと該シリンダ内を往復運動
するピストンと該ピストンに係合されたコンロッドと各
々のコンロッドを支持するとともに回り止め機構により
自転を拘束された状態で揺動運動を行なうピストンサポ
−トと該ピストンサポ−トと回転可能に軸受結合されピ
ストンサポ−トの傾転角度を可変にする斜板と該斜板の
傾転角度を制御する手段とを備え圧縮機の吐出し量を調
整する圧縮機構部と、該圧縮機構部を駆動する電動機部
とを、密閉容器内に収納したものである。
【0012】又、前記傾転角度を制御する手段が、ピス
トン頭部に作用するガス圧縮に伴う力とピストン背面に
加わる圧力による力の大きさを変えものである。
【0013】又、前記可変容量手段がピストンの上死点
位置をほとんど変えないようにストロークを変化させる
ように構成されているものである。
【0014】又、前記傾転角度を制御する手段が、吐出
圧力と吸入圧力とをそれぞれ制御弁を介して前記圧縮機
構部に導いたものである。
【0015】上記第2の目的を達成するために本発明の
冷媒圧縮機は、圧縮機構部と該圧縮機構部と駆動軸によ
って連結され圧縮機構部を駆動するインバ−タ駆動の電
動機部とを密閉容器内に収納した冷媒圧縮機において、
前記圧縮機構部が前記駆動軸の軸線に対して平行に円周
方向に複数個配置されたシリンダと該シリンダ内を往復
運動するピストンと該ピストンに係合されたコンロッド
と各々のコンロッドを支持するとともに回り止め機構に
より自転を拘束された状態で揺動運動を行なうピストン
サポ−トと該ピストンサポ−トと回転可能に軸受結合さ
れピストンサポ−トの傾転角度を可変にする斜板と該斜
板の傾転角度を制御する手段と圧縮機構部および電動機
部の効率を予め記憶し斜板の傾転角度および電動機部の
回転速度を制御する制御装置とを備えるものであって、
要求される吐出し量に対し圧縮機構部と電動機部の効率
の積が最大となるように前記斜板の傾転角度および電動
機の回転速度とを制御するものである。
【0016】又、圧縮機構部と該圧縮機構部と駆動軸に
よって連結され圧縮機構部を駆動する極数変換電動機部
とを密閉容器内に収納した冷媒圧縮機において、前記圧
縮機構部が前記駆動軸の軸線に対して平行に円周方向に
複数個配置されたシリンダと該シリンダ内を往復運動す
るピストンと該ピストンに係合されたコンロッドと各々
のコンロッドを支持するとともに回り止め機構により自
転を拘束された状態で揺動運動を行なうピストンサポ−
トと該ピストンサポ−トと回転可能に軸受結合されピス
トンサポ−トの傾転角度を可変にする斜板と該斜板の傾
転角度を制御する手段と圧縮機構部および電動機部の効
率を予め記憶し斜板の傾転角度および極数変換電動機部
の回転速度を制御する制御装置とを備えるものであっ
て、要求される吐出し量に対し圧縮機構部と電動機部の
効率の積が高くなるように前記斜板の傾転角度および極
数変換電動機の回転速度とを制御するものである。
【0017】又、圧縮機構部と該圧縮機構部と駆動軸に
よって連結され圧縮機構部を駆動するインバ−タ駆動の
電動機部とを密閉容器内に収納した冷媒圧縮機におい
て、前記圧縮機構部が前記駆動軸の軸線に対して平行に
円周方向に複数個配置されたシリンダと該シリンダ内を
往復運動するピストンと該ピストンに係合されたコンロ
ッドと各々のコンロッドを支持するとともに回り止め機
構により自転を拘束された状態で揺動運動を行なうピス
トンサポ−トと該ピストンサポ−トと回転可能に軸受結
合されピストンサポ−トの傾転角度を可変にする斜板と
該斜板の傾転角度を制御する手段と圧縮機構部および電
動機部の効率を予め記憶し斜板の傾転角度および電動機
部の回転速度を制御する制御装置とを備えるものであっ
て、前記電動機の設定最小駆動回転速度をN1、設定最
大駆動回転速度をN2としたとき、電動機の回転速度が
1からN2の範囲では圧縮機構部のピストンストローク
を最大の状態で運転し、設定最小駆動回転速度ではピス
トンストロークを変えることにより圧縮機の吐出し量を
変化させるものである。
【0018】又、圧縮機構部と該圧縮機構部と駆動軸に
よって連結され圧縮機構部を駆動するインバ−タ駆動の
電動機部とを密閉容器内に収納した冷媒圧縮機におい
て、前記圧縮機構部が前記駆動軸の軸線に対して平行に
円周方向に複数個配置されたシリンダと該シリンダ内を
往復運動するピストンと該ピストンに係合されたコンロ
ッドと各々のコンロッドを支持するとともに回り止め機
構により自転を拘束された状態で揺動運動を行なうピス
トンサポ−トと該ピストンサポ−トと回転可能に軸受結
合されピストンサポ−トの傾転角度を可変にする斜板と
該斜板の傾転角度を制御する手段と圧縮機構部および電
動機部の効率を予め記憶し斜板の傾転角度および電動機
部の回転速度を制御する制御装置とを備えるものであっ
て、要求される吐出し量に対して圧縮機構部と電動機部
の効率の積が高い方に前記斜板の傾転角度および電動機
の回転速度とを制御するものである。
【0019】又、前記圧縮機構部に圧力センサを備える
ものであって、該圧力センサの出力に基づいて前記制御
弁を制御するものである。
【0020】又、前記圧縮機構部に斜板の傾転角を計測
するセンサを備えるものであって、該センサの出力に基
づいて前記制御弁を制御するものである。
【0021】
【作用】本発明の冷媒圧縮機は、圧縮機構部と該圧縮機
構部と駆動軸によって連結され圧縮機構部を駆動するイ
ンバ−タ駆動の電動機部とを密閉容器内に収納した冷媒
圧縮機において、前記圧縮機構部が前記駆動軸の軸線に
対して平行に円周方向に複数個配置されたシリンダと該
シリンダ内を往復運動するピストンと該ピストンに係合
されたコンロッドと各々のコンロッドを支持するととも
に回り止め機構により自転を拘束された状態で揺動運動
を行なうピストンサポ−トと該ピストンサポ−トと回転
可能に軸受結合されピストンサポ−トの傾転角度を可変
にする斜板と該斜板の傾転角度を圧縮機構部の圧力を制
御する手段により制御しているので、圧縮機構部でのピ
ストンストロークを変えることにより、圧縮機の吐出し
量を変えることができることに加え、これを駆動する電
動機の駆動回転速度も変えることができるので、非常に
広い範囲にわたり圧縮機の吐出し量を調整することがで
きる。
【0022】又、駆動軸の軸線に対して平行に円周方向
に複数個配置されたシリンダと該シリンダ内を往復運動
するピストンと該ピストンに係合されたコンロッドと各
々のコンロッドを支持するとともに回り止め機構により
自転を拘束された状態で揺動運動を行なうピストンサポ
−トと該ピストンサポ−トと回転可能に軸受結合されピ
ストンサポ−トの傾転角度を可変にする斜板と該斜板の
傾転角度を制御する手段とを備え圧縮機の吐出し量を調
整する圧縮機構部と、該圧縮機構部を駆動する電動機部
とを、密閉容器内に収納しているので、冷凍空調機器の
負荷が小さく、圧縮機の吐出し量が少なくても良い場合
にも容量制御可能で小形軽量な圧縮機を実現できる。
【0023】又、前記圧縮機構部が前記駆動軸の軸線に
対して平行に円周方向に複数個配置されたシリンダと該
シリンダ内を往復運動するピストンと該ピストンの上死
点位置をほとんど変えないようにストロークを変化させ
て吐出し量を調整する可変容量手段とを備え、吐出圧力
と吸入圧力とをそれぞれ制御弁を介して前記圧縮機構部
に導き、前記可変容量手段のストロ−クを制御している
ので、冷凍空調機器の負荷が小さく、圧縮機の吐出し量
が少なくても良い場合にもピストンのトップクリアラン
スの増加による効率の低下を小さく抑えることができる
ので、広い吐出し量の範囲にわたり、高い効率を維持す
ることが可能な小形で軽量な圧縮機を実現でき、吐出圧
力と吸入圧力とで圧縮機構部の圧力を制御できるので、
容量制御応答性を良くすることができる。
【0024】圧縮機構部と該圧縮機構部と駆動軸によっ
て連結され圧縮機構部を駆動する電動機部とを密閉容器
内に収納した冷媒圧縮機において、前記圧縮機構部が前
記駆動軸の軸線に対して平行に円周方向に複数個配置さ
れたシリンダと該シリンダ内を往復運動するピストンと
該ピストンに係合されたコンロッドと各々のコンロッド
を支持するとともに回り止め機構により自転を拘束され
た状態で揺動運動を行なうピストンサポ−トと該ピスト
ンサポ−トと回転可能に軸受結合されピストンサポ−ト
の傾転角度を可変にする斜板と該斜板の傾転角度を制御
する手段を備えるものであって、前記圧縮機構部から吐
出冷媒の吐出される空間と前記圧縮機構部が収納される
空間がシ−ル部で区画されているので、圧縮機構部を低
圧にでき、斜板の傾転角の制御性を良くできるととも
に、吐出冷媒の吐出される空間で脈動を小さくできる。
【0025】又、 又、圧縮機構部と該圧縮機構部と駆
動軸によって連結され圧縮機構部を駆動するインバ−タ
駆動の電動機部とを密閉容器内に収納した冷媒圧縮機に
おいて、前記圧縮機構部が前記駆動軸の軸線に対して平
行に円周方向に複数個配置されたシリンダと該シリンダ
内を往復運動するピストンと該ピストンに係合されたコ
ンロッドと各々のコンロッドを支持するとともに回り止
め機構により自転を拘束された状態で揺動運動を行なう
ピストンサポ−トと該ピストンサポ−トと回転可能に軸
受結合されピストンサポ−トの傾転角度を可変にする斜
板と該斜板の傾転角度を制御する手段と圧縮機構部およ
び電動機部の効率を予め記憶し斜板の傾転角度および電
動機部の回転速度を制御する手段により制御する、ある
いは、要求される吐出し量に対し圧縮機構部と電動機部
の効率の積が最大となるように前記斜板の傾転角度およ
び電動機の回転速度とを制御している、あるいは、要求
される吐出し量に対して圧縮機構部と電動機部の効率の
積が高い方に前記斜板の傾転角度および電動機の回転速
度とを制御しているので、圧縮機構部の効率と電動機の
効率(インバータ等の周波数変換装置を介して電動機を
駆動する場合は、これらの効率も含む)を考慮した運転
が可能となり、ピストンのストロークと電動機の駆動回
転速度の両方を制御するため、全体の効率が高く、電力
消費量の少ない運転が可能となる。
【0026】又、前記電動機の設定最小駆動回転速度を
1、設定最大駆動回転速度をN2としたとき、電動機の
回転速度がN1からN2の範囲では圧縮機構部のピストン
ストロークを最大の状態で運転し、設定最小駆動回転速
度ではピストンストロークを変えることにより圧縮機の
吐出し量を変化させているので、トップクリアランスと
容積の比の小さい運転範囲で運転することができ、圧縮
機構部の効率の低下を小さく抑えることができるので、
広い吐出し量の範囲にわたり、高い効率を維持すること
が可能な小形で軽量な圧縮機を実現できる。
【0027】又、圧縮機構部と該圧縮機構部と駆動軸に
よって連結され圧縮機構部を駆動する極数変換電動機部
とを密閉容器内に収納した冷媒圧縮機において、前記圧
縮機構部が前記駆動軸の軸線に対して平行に円周方向に
複数個配置されたシリンダと該シリンダ内を往復運動す
るピストンと該ピストンに係合されたコンロッドと各々
のコンロッドを支持するとともに回り止め機構により自
転を拘束された状態で揺動運動を行なうピストンサポ−
トと該ピストンサポ−トと回転可能に軸受結合されピス
トンサポ−トの傾転角度を可変にする斜板と該斜板の傾
転角度を制御する手段と圧縮機構部および電動機部の効
率を予め記憶し斜板の傾転角度および極数変換電動機部
の回転速度を制御する制御装置とを備えるものであっ
て、要求される吐出し量に対し圧縮機構部と電動機部の
効率の積が高くなるように前記斜板の傾転角度および極
数変換電動機の回転速度とを制御しているので、全運転
範囲のうち一部分の運転範囲で効率の良い運転ができ、
電力消費量を少なくできる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る冷媒圧縮機に
ついて、図1から図3を参照しながら説明する。図1は
圧縮機の全体構造を示す縦断面図で、ピストンストロー
クが最大の状態を、図3はピストンストロークが最小の
状態を示している。
【0029】第1図に示すように、本実施例の冷媒圧縮
機は、圧縮機構部と電動機部が密閉容器1内に収納され
ている。密閉容器1は、薄い肉圧の円筒状の容器と、こ
の円筒状の容器の一方の端部に溶接などにより固定され
る吐出配管13、吸入パイプ12が取付られたカバ−
と、円筒状の容器の他端を封止するために溶接などによ
り固定されるカバ−とから構成されるが、この密閉容器
1内には、図示のように圧縮機構部に取付られた吐出カ
バ−4(必要であればシ−ル材などによるシール部38
吐出カバ−と密閉容器1の内壁との間のシ−ルを行う
ように構成することができる。)により、電動機部と圧
縮機構部を収納する低圧雰囲気の第1チャンバ室101
と圧縮ガスが排出される高圧雰囲気の第2チャンバ室1
02に分離されている。固定子21と回転子22から構
成される電動機部は、低圧雰囲気である第1チャンバ室
101内にあって、電動機の固定子21は、密閉容器1
の内壁に、圧入、焼ばめなどの方法により内接して固定
されている。又、斜板室202が形成されているフレー
ム2も、密閉容器1の内壁に固定されて支持されてい
る。回転子22が取り付けられた駆動軸5は、フレーム
2に設けられた軸受23と、フレーム2に結合されたシ
リンダブロック3の中心部に設けられた軸受24により
回転自在に支持されており、軸受23、24の間の位置
でこの駆動軸5にドイブプレート6が固定されてい
る。又、この駆動軸5は、シリンダブロック3およびフ
レ−ム2に設けられたスラスト軸受71、72によって
軸方向のスラスト力を受けるようになっている。フレー
ム2に固定されたシリンダブロック3には、駆動軸5の
軸線と平行でかつ駆動軸5の軸線を中心とした円周方向
には複数個のシリンダ36が形成されて配置されてお
り、それぞれのシリンダ36内を往復運動するピストン
10が組み込まれている。ピストン10には、ピストン
リング10a、10bが装着されており、ピストン10
がシリンダ36内を往復運動するときの圧縮ガスが漏洩
するのを防いでいる。駆動軸5に固定されて結合された
ドライブプレート6には、ガイド溝61が設けられ、ガ
イド溝61には、斜板7に設けられたピポットピン15
が嵌合された状態で移動可能に取り付けられている。ガ
イド溝61は1つの閉曲線で形成され、その形状はピボ
ットピン15がこのガイド溝61内を移動してもピスト
ンの上死点の位置が変化しないように形成されている。
又、駆動軸5には、スリーブ14が駆動軸5に対し軸方
向に滑動可能に組み込まれており、スリーブ14と斜板
7とは、図2に示すようにスリーブピン16により係合
されている。又、駆動軸5にはストッパ80が設けられ
ており、スリ−ブ14が当接することによりピストンス
トロ−クが最小となる位置を規制している。斜板7には
スラスト軸受25とラジアル軸受26を介してピストン
サポート8が回転可能に軸受支持されており、かつ潤滑
油が溜められている圧縮機の下部位置で、半径方向にサ
ポートピン27が圧入、ねじ込み、あるいは塑性結合な
どの方法で固定され、サポートピン27には、図2に示
すようにフレーム2の内周部に設けられた軸方向案内溝
201内を往復運動するスライドシュー28が、回転及
び滑動自在に装着されている。このサポ−トピン27
は、ピストンサポート8が駆動軸5のまわりに回転しな
いように、軸まわりの運動を規制している。
【0030】図2にピストンサポート部の詳細を示す。
ピストンサポート8には、シリンダ31と同数の凹部9
1aから91fが形成されており、両端にボ−ル91、
92を有するコンロッド9の一端が、その凹部にボール
91の中心まわりに回転自在に取つけられいる。一方、
コンロッド9の他端はボール92の中心まわりに回転自
在にピストン10が取り付けられている。シリンダ36
が設けられているシリンダブロック3と吐出カバ−との
間には、吸入弁が形成された弁板34、吐出弁が形成さ
れた弁板35と各シリンダ36のそれぞれに対応して、
吸入ポート121と吐出ポート122が設けられたシリ
ンダヘッド120とが取付られており、シリンダ36、
ピストン10などにより形成される圧縮室と吐出カバ−
4に設けられた吸入室41と吐出室42とが吸入ポ−ト
121、吸入弁あるいは吐出ポ−ト、吐出弁を介してそ
れぞれ通じている。この弁板123とシリンダヘッド1
20とは、シリンダブロック3の中央部にねじ止めされ
ることおよび吐出カバ−4の外周部ではさみ込むことに
より固定されている。吸入室41には吸入パイプ12が
接続され、直接圧縮機外部の冷凍サイクル機器(図示せ
ず)とつながっている。又、吐出カバ−4に設けられた
吐出室42と連通する第1チャンバ室101には、密閉
容器1に取付けられた吐出側配管13を介して冷凍サイ
クルの機器(図示せず)とつながっている。
【0031】さらに、圧縮機構部や電動機部を収納して
いる低圧雰囲気の第1チャンバ室101と吸入側配管1
2及び吐出側配管13あるいは高圧雰囲気の第2チャン
バ室102とは、それぞれ途中に制御弁310、320
を介して、配管31、32によりつながっている。
【0032】次に、以上述べたように構成された冷媒圧
縮機の動作について説明する。電動機部により駆動軸5
が回転され、駆動軸5に固定されたドライブプレート6
が回転すると、ドライブプレート6から斜板7にガイド
溝61と嵌合されたピポットピン15を介して回転力が
与えられ、斜板7が回転する。サポ−トピン27により
ピストンサポート8が駆動軸5のまわりに回転しないよ
うに規制しており、スラスト軸受25とラジアル軸受2
6を介してピストンサポート8が斜板7に対して回転可
能に軸受支持されているので、斜板7の回転に応じて、
ピストンサポート8が揺動運動を行い、ピストン10を
シリンダ36内で往復運動させる。ピストン10がシリ
ンダ36内を往復運動することにより、冷凍サイクル
(図示せず)から帰還した冷媒は、吸入パイプ12から
吸入室41に流入し、シリンダヘッド120に設けられ
た吸入ポート121から吸入弁、吸入ポ−ト121を介
してシリンダ36内に導かれる。シリンダ36内でピス
トン10がシリンダヘッド120側に動くことにより、
圧縮室の容積が縮小して昇圧された冷媒は、吐出ポート
122から吐出弁を介して吐出室42へ送り出され、さ
らに吐出カバ−4に設けられた連通穴123を通って、
吐出カバ−4の外側に設けられた第2チャンバ室102
に吐出され、その後吐出パイプ13から外部へ排出され
る。密閉容器1の第1チャンバ室101の底部には潤滑
油が溜められているが、フレーム2の内周部に設けられ
た軸方向案内溝201内を往復運動するスライドシュー
28の潤滑、ガイド溝61と嵌合されたピポットピン1
5との間の潤滑、軸受23、24の潤滑、コンロッド9
の両端のボ−ル91、92とピストンサポ−ト8に設け
られた凹部との間の潤滑等は、密閉容器1の第1チャン
バ室101の底部に溜まった潤滑油をはねかけることに
より行われる。
【0033】又、第1チャンバ室101には、圧力セン
サ81が設けられており、この圧力センサ81の出力は
A/D変換器82に入力され、その出力が制御装置83
に入力されるように構成されている。この制御装置83
では、検出した第1チャンバ室101内の圧力と傾転角
を設定された値に保つための設定圧力との差を比較し、
制御弁310、320の開閉制御を行うための指令値を
出力する。
【0034】次に、圧縮機の運転制御について説明す
る。圧縮機と凝縮器、膨張弁、蒸発器、四方弁とそれら
を接続する配管から構成される冷凍サイクル(図示せ
ず)の負荷が大きい場合、すなわち冷房運転の場合は外
気温度が高い、暖房運転の場合は外気温度が低い場合な
どは、冷媒圧縮機は、斜板7の傾斜角が最大の状態、す
なわち、ピストン10の往復運動行程が最大の状態で運
転される。このとき、圧縮途中でピストン10とシリン
ダ36の隙間からピストン10の背面の斜板室202へ
漏れ出たブローハイガスは、第1チャンバ室101内の
圧力を高めるが、室内ユニット(図示せず)に設けられ
た制御器の指令に応答して、制御弁310が開状態とな
り、第1チャンバ室101と吸入配管12(あるいは冷
凍サイクル中の吸入路でもよい)とを結ぶ配管31を介
して、吸入側に戻され、第1チャンバ室101の圧力は
吸入側の圧力とはほぼ同じ圧力に保たれるため、斜板7
の傾斜角が最大の状態で運転が持続される。
【0035】これに対し、冷凍サイクルの負荷が小さ
く、圧縮機の吐出し量を抑える場合には、第1チャンバ
室101と吸入側とを結ぶ配管31に設けられた制御弁
310を閉じる。制御弁310を閉じると、圧縮途中で
ピストン10とシリンダ36の隙間から斜板室202に
漏れ出たブローハイガスにより、第1チャンバ室101
の圧力が昇圧される。さらに第1チャンバ室101の圧
力を迅速に昇圧する必要がある場合には、第1チャンバ
室101と吐出側配管とを結ぶ配管32の途中に設けら
れた制御弁320を開き、高圧ガスを第1チャンバ室1
01へ導入して昇圧する。第1チャンバ室101が昇圧
されると、ピストン10の背面に加わる力が大きくな
り、斜板7は、ドライブプレート6に設けられたガイド
溝61に沿って傾斜角を変えるとともに、斜板7を傾き
自在に支持するスリーブ14がシリンダヘッド12方向
に移動し、斜板7の傾転角に応じてピストン10のスト
ロークが小さくなり、圧縮機の吐出量が減少する。この
とき、上述したように、ガイド溝61の形状をピボット
ピン15がガイド溝61内を移動してもピストンの上死
点の位置が変化しないように形成しているので、上死点
時におけるピストン位置がほぼ変わらないため、圧縮機
の性能が大幅に低下することない。
【0036】このように制御弁310、320の開閉を
制御することにより、第1チャンバ室101の圧力を調
整し、ピストンストロークを任意に変えることができ
る。このとき、制御弁310、320の開閉制御として
デュ−ティ比制御などを適用することができる。この第
1チャンバ室101の圧力を調整する方法として、第1
チャンバ室101内に設けられた圧力センサ81の出力
を制御装置にフィ−ドバックして、第1チャンバ室10
1内の圧力が高い場合は、制御弁310を開き圧力を低
下させ、第1チャンバ室101内の圧力が低い場合は、
制御弁320を開き圧力を上昇させる方法がある。又、
ピストンスリ−ブなどの変位を測定する、あるいは斜板
の位置を直接測定することにより、この値をフィ−ドバ
ックしてもよい。 以上は、ピストン10の背面の部屋
の圧力を昇圧させて斜板傾斜角を変える制御(加圧制
御)について述べたが、吸入路を絞り、シリンダ31入
口側の圧力をピストン10の背面の圧力よりも低下させ
る制御(減圧制御)よっても、同様のことが行える。ま
た、斜板7を支持するスリーブ14に直接力を加えて、
スリーブ14を駆動軸上で滑動させて斜板7の傾転角を
変え、圧縮機の吐出し量を変えることも可能である。
【0037】以上述べたように、本実施例によれば、圧
縮機構部と電動機部とを密閉容器1内に収め、吐出圧力
と吸入圧力とを斜板の傾転角の制御に用いているので、
運転条件に即応できる圧縮機を提供できる。又、第1チ
ャンバ室101に排出されるブローバイガスや、密閉容
器1の内壁を通した放熱により、電動機の冷却が促進さ
れ、小形で軽量かつ、信頼性の高い圧縮機を得ることが
できる。また、ピストン10のストロークにかかわら
ず、ピストン10の上死点位置が変わらないので、圧縮
機の吐出し量を変えても効率の変化が少なく、広い容量
範囲にわたり、高い効率を維持することが可能となる。
【0038】次に、本発明の他の実施例を図4から図7
により説明する。本実施例では、駆動回転速度を変える
ことのできる電動機部510と圧縮機構部520を組み
合わせた場合について説明する。図4、図5は、電動機
の極数を変えることにより、電動機部510の回転速度
を2段階に変えた場合の例を示している。本実施例で
は、電動機の駆動は、極数変換回路530を経て、密閉
容器1内の電動機部に給電されるようになっている。図
5は、この極数変換回路530および電動機部510
図1に示した圧縮機を組み合わせた時の圧縮機の吐出し
量の変化を示した図である。
【0039】電動機の回転速度を高速側(一定速度)に
設定したまま、上述したように、圧縮機構部のピストン
ストロ−クを変えることにより圧縮機の吐出し量を調整
すると吐出し量はA−C間で変化する。又、電動機の回
転速度を低速側(一定速度)に設定して、ピストンスト
ロークを変えて圧縮機の吐出し量を調整すると吐き出し
量はC−D間で変化する。なお、BC間は、電動機の回
転速度を低速側に切り換え、ピストンストロークの大き
な範囲を用いて、D−F間を用いる運転も可能である。
従って、このような容量範囲では圧縮機構部と電動機部
のそれぞれの効率を考慮して、全体の効率が最も高くな
る組合せを選び、効率の良い方に切り換えて運転するこ
とができる。
【0040】図6、図7はインバータ回路540を用い
て駆動速度を可変にすることができる電動機510と圧
縮機構部520と組合せた場合の例を示している。図7
は、電動機の回転速度と、圧縮機のピストンストローク
を変えたときそれぞれに対応して圧縮機の吐出し量の変
化を示した図である。例えば図中のA−C間は、圧縮機
構部のピストンストロークを最大側に維持したまま、電
動機の回転速度を変えることによる圧縮機の吐出し量の
変化範囲を示したものであり、C−D間は、電動機の回
転速度を最小に維持したまま、圧縮機構部のピストンス
トロークを変えることによる圧縮機の吐き出し量の変化
範囲を示したものである。このように、電動機の回転速
度を最小に維持し、ピストンストロ−クを小さくするこ
とにより、さらに圧縮機の吐出し量を低下させさせるこ
とができるので、非常に広い範囲にわたり、圧縮機の吐
出し容量を制御することができる。また、吐出し容量を
A点からD点まで変えるにあたり、電動機の回転速度
と、圧縮機構部のピストンストロークの組合せは、例え
ば図中に示したごとく、A−B−E−Dなる経路に沿っ
て、電動機の回転速度と圧縮機構部のピストンストロー
クを変えることによっても制御を行うことができるよう
に、電動機の回転速度と圧縮機構部のピストンストロー
クとの組合せは、A−C−D−Fで囲まれた範囲内で多
岐にわたって選ぶことができる。
【0041】例えば、電力消費量を低く抑えたい場合に
は、次のようにする。ここで圧縮機構部の効率をηc、
電動機部(インバータ等を介して駆動する場合はこれも
含め)の効率をηmとすると、これらの値は、回転速度
やピストンストロークにより変わるが、全体の効率ηt
は ηt=ηc×ηm で表される。このηtが圧縮機の吐出し容量に対して最
大となるよう、電動機の回転速度と圧縮機構部のピスト
ンストロークを制御することにより、電力消費量を最も
低く抑えることが可能となる。
【0042】又、振動や騒音を低く抑えた運転を行いた
い場合には、必要とされている圧縮機の吐出し容量に対
して、圧縮機構部のピストンストロークを低下させて最
小にし、さらに容量を低下させる場合には電動機の回転
速度を低下させるような制御、すなわち図7に示すA−
F−E−Dの経路に沿った制御を行うことにより、静粛
な運転が可能となる。これらの運転制御は、前述した制
御装置83に予め圧縮機構部の効率ηcと電動機部の効
率ηmをデ−タベ−スとして記憶させておき、要求され
る吐き出し量に対し最大となる全体の効率ηtとなる組
合せを計算し、それぞれの値を指令値としてインバ−タ
回路540、制御弁310、320へ出力することによ
って行うことができる。このように、好みに応じた多岐
にわたる容量の制御が可能となり、多機能化に大きく貢
献することができる。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、圧縮
機構部でのピストンストロークを変えることにより、圧
縮機の吐出し量を変えることができることに加え、これ
を駆動する電動機の駆動回転速度も変えることができる
ので、非常に広い範囲にわたり圧縮機の吐出し量を調整
することができる。又、圧縮機構部のピストンストロー
クに加え電動機の回転速度も変えることができるので、
さらに広い容量範囲を実現できるとともに、目的に応じ
て、吐出し容量を、ピストンストロークの増減あるいは
電動機の回転速度の両者を種々組み合わせることによ
り、最も電力消費量の少ない運転、静粛な運転など、好
みに応じた運転をすることが可能となり、多機能化に大
きく寄与することができる。
【0044】又、駆動軸の軸線に対して平行に円周方向
に複数個配置されたシリンダと該シリンダ内を往復運動
するピストンと該ピストンに係合されたコンロッドと各
々のコンロッドを支持するとともに回り止め機構により
自転を拘束された状態で揺動運動を行なうピストンサポ
−トと該ピストンサポ−トと回転可能に軸受結合されピ
ストンサポ−トの傾転角度を可変にする斜板と該斜板の
傾転角度を制御する手段とを備え圧縮機の吐出し量を調
整する圧縮機構部と、該圧縮機構部を駆動する電動機部
とを、密閉容器内に収納しているので、冷凍空調機器の
負荷が小さく、圧縮機の吐出し量が少なくても良い場合
にも容量制御可能で小形軽量な圧縮機を実現できる。
【0045】又、前記圧縮機構部が前記駆動軸の軸線に
対して平行に円周方向に複数個配置されたシリンダと該
シリンダ内を往復運動するピストンと該ピストンの上死
点位置をほとんど変えないようにストロークを変化させ
て吐出し量を調整する可変容量手段とを備え、吐出圧力
と吸入圧力とをそれぞれ制御弁を介して前記圧縮機構部
に導き、前記可変容量手段のストロ−クを制御している
ので、冷凍空調機器の負荷が小さく、圧縮機の吐出し量
が少なくても良い場合にもピストンのトップクリアラン
スの増加による効率の低下を小さく抑えることができる
ので、広い吐出し量の範囲にわたり、高い効率を維持す
ることが可能な小形で軽量な圧縮機を実現でき、吐出圧
力と吸入圧力とで圧縮機構部の圧力を制御できるので、
容量制御応答性を良くすることができる。
【0046】前記圧縮機構部から吐出冷媒の吐出される
空間と前記圧縮機構部が収納される空間がシ−ル部で区
画されているので、圧縮機構部を低圧にでき、斜板の傾
転角の制御性を良くできるとともに、吐出冷媒の吐出さ
れる空間で脈動を小さくできる。
【0047】又、圧縮機構部と該圧縮機構部と駆動軸に
よって連結され圧縮機構部を駆動するインバ−タ駆動の
電動機部とを密閉容器内に収納した冷媒圧縮機におい
て、前記圧縮機構部が前記駆動軸の軸線に対して平行に
円周方向に複数個配置されたシリンダと該シリンダ内を
往復運動するピストンと該ピストンに係合されたコンロ
ッドと各々のコンロッドを支持するとともに回り止め機
構により自転を拘束された状態で揺動運動を行なうピス
トンサポ−トと該ピストンサポ−トと回転可能に軸受結
合されピストンサポ−トの傾転角度を可変にする斜板と
該斜板の傾転角度を制御する手段と圧縮機構部および電
動機部の効率を予め記憶し斜板の傾転角度および電動機
部の回転速度を制御する手段により制御する、あるい
は、要求される吐出し量に対し圧縮機構部と電動機部の
効率の積が最大となるように前記斜板の傾転角度および
電動機の回転速度とを制御している、あるいは、要求さ
れる吐出し量に対して圧縮機構部と電動機部の効率の積
が高い方に前記斜板の傾転角度および電動機の回転速度
とを制御しているので、圧縮機構部の効率と電動機の効
率(インバータ等の周波数変換装置を介して電動機を駆
動する場合は、これらの効率も含む)を考慮した運転が
可能となり、ピストンのストロークと電動機の駆動回転
速度の両方を制御するため、全体の効率が高く、電力消
費量の少ない運転が可能となる。
【0048】又、前記電動機の設定最小駆動回転速度を
1、設定最大駆動回転速度をN2としたとき、電動機の
回転速度がN1からN2の範囲では圧縮機構部のピストン
ストロークを最大の状態で運転し、設定最小駆動回転速
度ではピストンストロークを変えることにより圧縮機の
吐出し量を変化させているので、トップクリアランスと
容積の比の小さい運転範囲で運転することができ、圧縮
機構部の効率の低下を小さく抑えることができるので、
広い吐出し量の範囲にわたり、高い効率を維持すること
が可能な小形で軽量な圧縮機を実現できる。
【0049】又、圧縮機構部と該圧縮機構部と駆動軸に
よって連結され圧縮機構部を駆動する極数変換電動機部
とを密閉容器内に収納した冷媒圧縮機において、前記圧
縮機構部が前記駆動軸の軸線に対して平行に円周方向に
複数個配置されたシリンダと該シリンダ内を往復運動す
るピストンと該ピストンに係合されたコンロッドと各々
のコンロッドを支持するとともに回り止め機構により自
転を拘束された状態で揺動運動を行なうピストンサポ−
トと該ピストンサポ−トと回転可能に軸受結合されピス
トンサポ−トの傾転角度を可変にする斜板と該斜板の傾
転角度を制御する手段と圧縮機構部および電動機部の効
率を予め記憶し斜板の傾転角度および極数変換電動機部
の回転速度を制御する制御装置とを備えるものであっ
て、要求される吐出し量に対し圧縮機構部と電動機部の
効率の積が高くなるように前記斜板の傾転角度および極
数変換電動機の回転速度とを制御しているので、全運転
範囲のうち一部分の運転範囲で効率の良い運転ができ、
電力消費量を少なくできる。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す冷媒圧縮機の縦断面図
である。
【図2】ピストンサポート部の詳細な構造を示す横断面
図である。
【図3】ピストンストロークが最小となった状態を示す
部分縦断面図である。
【図4】電動機と圧縮機構部の組合せの一実施例を示す
図である。
【図5】圧縮機の容量制御方法の一実施例を示す概念図
である。
【図6】電動機と圧縮機構部の組合せの一実施例を示す
図である。
【図7】圧縮機の容量制御方法の一実施例を示す概念図
である。
【符号の説明】
1…密閉容器、2…フレーム、3…シリンダブロック、
4…吐出カバー、5…駆動軸、6…ドライブプレート、
7…斜板、8…ピストンサポート、9…コンロッド、1
0…ピストン、14…スリーブ、31…制御弁、32…
制御弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−41480(JP,A) 実開 昭56−22476(JP,U) 実公 昭43−18931(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 27/08 F04B 27/14

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機構部と該圧縮機構部と駆動軸によっ
    て連結され圧縮機構部を駆動する電動機部とを密閉容器
    内に収納した冷媒圧縮機において、前記圧縮機構部が前
    記駆動軸の軸線に対して平行に円周方向に複数個配置さ
    れたシリンダと該シリンダ内を往復運動するピストンと
    該ピストンに係合されたコンロッドと各々のコンロッド
    を支持するとともに回り止め機構により自転を拘束され
    た状態で揺動運動を行なうピストンサポ−トと該ピスト
    ンサポ−トと回転可能に軸受結合されピストンサポ−ト
    の傾転角度を可変にする斜板と該斜板の傾転角度を制御
    する手段を備えるものであって、前記圧縮機構部から吐
    出冷媒の吐出される空間と前記圧縮機構部が収納される
    空間が異なる圧力となるようにシ−ル部で区画されてい
    ることを特徴とする冷媒圧縮機。
  2. 【請求項2】圧縮機構部と該圧縮機構部と駆動軸によっ
    て連結され圧縮機構部を駆動する電動機部とを密閉容器
    内に収納した冷媒圧縮機において、前記圧縮機構部が前
    記駆動軸の軸線に対して平行に円周方向に複数個配置さ
    れたシリンダと該シリンダ内を往復運動するピストンと
    該ピストンの上死点位置をほとんど変えないようにスト
    ロークを変化させて吐出し量を調整する可変容量手段と
    を備え、吐出圧力と吸入圧力とをそれぞれ制御弁を介し
    て前記圧縮機構部に導き、前記可変容量手段のストロ−
    クを制御することを特徴とする冷媒圧縮機。
  3. 【請求項3】圧縮機構部と該圧縮機構部と駆動軸によっ
    て連結され圧縮機構部を駆動するインバ−タ駆動の電動
    機部とを密閉容器内に収納した冷媒圧縮機において、前
    記圧縮機構部が前記駆動軸の軸線に対して平行に円周方
    向に複数個配置されたシリンダと該シリンダ内を往復運
    動するピストンと該ピストンに係合されたコンロッドと
    各々のコンロッドを支持するとともに回り止め機構によ
    り自転を拘束された状態で揺動運動を行なうピストンサ
    ポ−トと該ピストンサポ−トと回転可能に軸受結合され
    ピストンサポ−トの傾転角度を可変にする斜板と該斜板
    の傾転角度を制御する手段と圧縮機構部および電動機部
    の効率を予め記憶し斜板の傾転角度および電動機部の回
    転速度を制御する制御装置とを備えるものであって、要
    求される吐出し量に対し圧縮機構部と電動機部の効率の
    積が最大となるように前記斜板の傾転角度および電動機
    の回転速度とを制御することを特徴とする冷媒圧縮機。
  4. 【請求項4】圧縮機構部と該圧縮機構部と駆動軸によっ
    て連結され圧縮機構部を駆動する極数変換電動機部とを
    密閉容器内に収納した冷媒圧縮機において、前記圧縮機
    構部が前記駆動軸の軸線に対して平行に円周方向に複数
    個配置されたシリンダと該シリンダ内を往復運動するピ
    ストンと該ピストンに係合されたコンロッドと各々のコ
    ンロッドを支持するとともに回り止め機構により自転を
    拘束された状態で揺動運動を行なうピストンサポ−トと
    該ピストンサポ−トと回転可能に軸受結合されピストン
    サポ−トの傾転角度を可変にする斜板と該斜板の傾転角
    度を制御する手段と圧縮機構部および電動機部の効率を
    予め記憶し斜板の傾転角度および極数変換電動機部の回
    転速度を制御する制御装置とを備えるものであって、要
    求される吐出し量に対し圧縮機構部と電動機部の効率の
    積が高くなるように前記斜板の傾転角度および極数変換
    電動機の回転速度とを制御することを特徴とする冷媒圧
    縮機。
  5. 【請求項5】圧縮機構部と該圧縮機構部と駆動軸によっ
    て連結され圧縮機構部を駆動するインバ−タ駆動の電動
    機部とを密閉容器内に収納した冷媒圧縮機において、前
    記圧縮機構部が前記駆動軸の軸線に対して平行に円周方
    向に複数個配置されたシリンダと該シリンダ内を往復運
    動するピストンと該ピストンに係合されたコンロッドと
    各々のコンロッドを支持するとともに回り止め機構によ
    り自転を拘束された状態で揺動運動を行なうピストンサ
    ポ−トと該ピストンサポ−トと回転可能に軸受結合され
    ピストンサポ−トの傾転角度を可変にする斜板と該斜板
    の傾転角度を圧縮機構部の圧力を制御する手段により制
    御することを特徴とする冷媒圧縮機。
  6. 【請求項6】圧縮機構部と該圧縮機構部と駆動軸によっ
    て連結され圧縮機構部を駆動するインバ−タ駆動の電動
    機部とを密閉容器内に収納した冷媒圧縮機において、前
    記圧縮機構部が前記駆動軸の軸線に対して平行に円周方
    向に複数個配置されたシリンダと該シリンダ内を往復運
    動するピストンと該ピストンに係合されたコンロッドと
    各々のコンロッドを支持するとともに回り止め機構によ
    り自転を拘束された状態で揺動運動を行なうピストンサ
    ポ−トと該ピストンサポ−トと回転可能に軸受結合され
    ピストンサポ−トの傾転角度を可変にする斜板と該斜板
    の傾転角度を制御する手段と圧縮機構部および電動機部
    の効率を予め記憶し斜板の傾転角度および電動機部の回
    転速度を制御する制御装置とを備えるものであって、前
    記電動機の設定最小駆動回転速度をN1、設定最大駆動
    回転速度をN2としたとき、電動機の回転速度がN1から
    2の範囲では圧縮機構部のピストンストロークを最大
    の状態で運転し、設定最小駆動回転速度ではピストンス
    トロークを変えることにより圧縮機の吐出し量を変化さ
    せることを特徴とする冷媒圧縮機。
  7. 【請求項7】圧縮機構部と該圧縮機構部と駆動軸によっ
    て連結され圧縮機構部を駆動するインバ−タ駆動の電動
    機部とを密閉容器内に収納した冷媒圧縮機において、前
    記圧縮機構部が前記駆動軸の軸線に対して平行に円周方
    向に複数個配置されたシリンダと該シリンダ内を往復運
    動するピストンと該ピストンに係合されたコンロッドと
    各々のコンロッドを支持するとともに回り止め機構によ
    り自転を拘束された状態で揺動運動を行なうピストンサ
    ポ−トと該ピストンサポ−トと回転可能に軸受結合され
    ピストンサポ−トの傾転角度を可変にする斜板と該斜板
    の傾転角度を制御する手段と圧縮機構部および電動機部
    の効率を予め記憶し斜板の傾転角度および電動機部の回
    転速度を制御する制御装置とを備えるものであって、要
    求される吐出し量に対して圧縮機構部と電動機部の効率
    の積が高い方に前記斜板の傾転角度および電動機の回転
    速度とを制御することを特徴とする冷媒圧縮機。
  8. 【請求項8】駆動軸の軸線に対して平行に円周方向に複
    数個配置されたシリンダと該シリンダ内を往復運動する
    ピストンと該ピストンに係合されたコンロッドと各々の
    コンロッドを支持するとともに回り止め機構により自転
    を拘束された状態で揺動運動を行なうピストンサポ−ト
    と該ピストンサポ−トと回転可能に軸受結合されピスト
    ンサポ−トの傾転角度を可変にする斜板と該斜板の傾転
    角度を制御する手段とを備え圧縮機の吐出し量を調整す
    る圧縮機構部と、該圧縮機構部を駆動する電動機部と
    を、密閉容器内に収納したことを特徴とする冷媒圧縮
    機。
  9. 【請求項9】前記傾転角度を制御する手段が、ピストン
    頭部に作用するガス圧縮に伴う力とピストン背面に加わ
    る圧力による力の大きさを変えものである請求項3、
    4、6、7又は8に記載の冷媒圧縮機。
  10. 【請求項10】前記可変容量手段がピストンの上死点位
    置をほとんど変えないようにストロークを変化させるよ
    うに構成されている請求項1、3、4、5、6、7又は
    8に記載の冷媒圧縮機。
  11. 【請求項11】前記傾転角度を制御する手段が、吐出圧
    力と吸入圧力とをそれぞれ制御弁を介して前記圧縮機構
    部に導いたものである請求項3、4、6、7又は8に記
    載の冷媒圧縮機。
  12. 【請求項12】前記圧縮機構部に圧力センサを備えるも
    のであって、該圧力センサの出力に基づいて前記制御弁
    を制御する請求項2又は11に記載の冷媒圧縮機。
  13. 【請求項13】前記圧縮機構部に斜板の傾転角を計測す
    るセンサを備えるものであって、該センサの出力に基づ
    いて前記制御弁を制御する請求項2、11又は12に記
    載の冷媒圧縮機。
JP00448992A 1992-01-14 1992-01-14 冷媒圧縮機 Expired - Fee Related JP3298126B2 (ja)

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