JP3298037B2 - 乾燥処理装置 - Google Patents

乾燥処理装置

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JP3298037B2
JP3298037B2 JP22116194A JP22116194A JP3298037B2 JP 3298037 B2 JP3298037 B2 JP 3298037B2 JP 22116194 A JP22116194 A JP 22116194A JP 22116194 A JP22116194 A JP 22116194A JP 3298037 B2 JP3298037 B2 JP 3298037B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、乾燥処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の乾燥処理装置として、水
を気化潜熱の少ない有機溶剤(イソプロピル アルコー
ル;Isopropyl Alcohol:以下にIP
Aという)と置換した後、IPAの蒸気で加熱して乾燥
する乾燥処理装置が知られている。
【0003】この乾燥処理装置は、図5に示すように、
処理液例えばIPAの蒸気を発生する蒸気発生部10
と、この蒸気発生部10から発生される蒸気と被処理体
例えば半導体ウエハW(以下にウエハという)とを接触
させる処理室20と、処理室20を通過するIPAの蒸
気を凝縮する冷却部30とで主に構成されている。この
場合、蒸気発生部10は、処理室内の下方(底部)に設
けられてIPAを貯留する液貯留部11を有し、この液
貯留部の下部にはヒータ(加熱部)12が設けられてい
る。また、前記処理室20には、ウエハWを適宜間隔を
おいて保持する複数の保持棒21が横架されている。ま
た、冷却部30は、処理室20の上方の内壁に沿って配
管される冷却蛇管にて形成されており、この冷却蛇管中
に供給される冷媒と処理室20を通過する蒸気とを熱交
換させて、IPAの蒸気を凝縮させるようになってい
る。
【0004】このように構成される乾燥処理装置におい
て、蒸気発生部10のヒータ12により液貯留部11中
のIPAを加熱することによってIPAの蒸気を発生さ
せ、その蒸気を処理室20内に保持されたウエハWに接
触させると、ウエハW表面に付着する水分などは、ウエ
ハW表面に接触したIPA蒸気が凝縮して形成されるI
PAの液滴に溶解され、その液滴の落下によりウエハW
表面から除去される。この現象がウエハWが蒸気雰囲気
とほぼ等しい温度になるまで繰り返されることによって
ウエハWに付着された水滴などの水分が除去され、清浄
な乾燥状態となる。
【0005】ところで、前記乾燥処理装置においては、
液貯留部11に冷却部30やウエハW表面から水分やパ
ーティクル等の不純物を含むIPAの液滴が落下して収
容されるため、そのまま放置しておくと、IPA中の水
分及び不純物の量が増大し、その水分及び不純物が再び
IPAの蒸気と共にウエハW表面に付着して、ウエハW
を汚染し、製品歩留まりの低下をきたすという問題があ
る。そこで、このような問題を解消するために、種々の
乾燥処理装置が提案されている(特開昭62−1157
24号公報、特開平4−155924号公報、特開平4
−199715号公報等参照)。
【0006】例えば、特開昭62−115724号公報
に記載されている乾燥処理装置は、前記冷却部30やウ
エハWの下方に落下する液滴を捕集する樋、受皿等の捕
集部を設け、この捕集部で捕集したIPAを再生機構を
介して前記液貯留部に戻すように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記乾
燥処理装置においては、処理室に捕集部を設けたり、そ
の捕集部から再生機構を介してIPAを液貯留部に戻す
ように構成したりする必要があるため、構造が複雑にな
り、装置の大型化及びコストの増大を招くという問題が
ある。
【0008】この発明は前記事情に鑑みなされたもの
で、簡単な構造で処理液中の不純物を除去することがで
き、装置の小型化及びコストの低減が図れる乾燥処理装
置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の乾燥処理装置は、被処理体を収容す
る処理室内の下方に処理液を貯留する液貯留部を有し、
この液貯留部の処理液を加熱して発生する蒸気を前記被
処理体に接触させて被処理体を乾燥させる乾燥処理装置
において、吸引管部と戻り管部が前記処理室の側壁部を
貫通して前記液貯留部に導かれて処理液を循環させる液
循環管と、この液循環管に介設された循環ポンプ及び処
理液中に混入する不純物を除去する不純物除去手段と、
前記循環ポンプを前記処理液の昇温時に制御する制御部
とを備え、前記液循環管に、処理液を補給する液補給管
前記不純物除去手段の上流側に接続されていることを
特徴とするものである。
【0010】また、請求項2記載の乾燥処理装置は、
処理体を収容する処理室内の下方に処理液を貯留する液
貯留部を有し、この液貯留部の処理液を加熱して発生す
る蒸気を前記被処理体に接触させて被処理体を乾燥させ
る乾燥処理装置において、前記処理室外から液貯留部に
導入されて処理液を循環させる液循環管と、この液循環
管に介設された循環ポンプ及び処理液中に混入する不純
物を除去する不純物除去手段と、前記循環ポンプを前記
液貯留部内に貯留される処理液の液位を検出する液位セ
ンサの検出信号に基づいて制御する制御部とを備え、前
記液循環管には、処理液を補給する液補給管が前記不純
物除去手段の上流側に接続され、前記処理液の液位が設
定液位を下回ったことが前記液位センサにより検出され
た際に、前記制御部により前記液補給管の開閉弁が開弁
されると共に、前記循環ポンプが駆動されるように形成
されることを特徴とするものである
【0011】この発明において、前記循環ポンプ、不純
物除去手段及び制御部をまとめて収容したケーシングを
備える方が好ましい(請求項3)
【0012】また、前記循環ポンプの制御を、液貯留部
内への処理液の補給と共に行うようにしてもよい(請求
項4)
【0013】
【作用】請求項1,2記載の乾燥処理装置によれば、処
理室外から液貯留部に導入されて処理液を循環させる液
循環管に循環ポンプ及び処理液中に混入する不純物を除
去する不純物除去手段を介設すると共に、前記循環ポン
プを前記処理液の昇温時に制御するか、或いは、液貯留
部内に貯留される処理液の液位を検出する液位センサの
検出信号に基づいて制御する制御部を設けることによ
り、処理液中の不純物の除去を定期的にかつ確実に行う
ことができる。また、前記液循環管に処理液を補給する
液補給管が前記不純物除去手段の上流側に接続されてい
るので、独立した液補給管が不要になり、装置の小型化
及びコストの低減が図れる。
【0014】また、請求項記載の乾燥処理装置によれ
ば、前記循環ポンプ及び不純物除去手段を、前記循環ポ
ンプを制御する制御部と共に、ケーシング内にまとめて
収容したので、不純物除去機構部分が乾燥処理装置本体
から独立してユニット化したコンパクトな構成となり、
装置のより一層のコンパクト化が図れる。また、既存の
乾燥処理装置にも何等改造を要することなく容易に適用
することが可能となる。
【0015】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面を用いて詳
細に説明する。この実施例では半導体ウエハの乾燥処理
装置に適用した場合について説明する。なお、図5に示
した従来の乾燥処理装置と同じ部分には同一符号を付し
て説明する。
【0016】◎第一実施例 図1はこの発明の第一実施例の乾燥処理装置の断面斜視
図である。図1において、22は乾燥処理装置の装置本
体を形成する上部が開放された箱状の容器で、この容器
22内には処理液例えばIPAの蒸気を発生する蒸気発
生部10と、この蒸気発生部10から発生される蒸気と
被処理体例えば半導体ウエハW(以下にウエハという)
とを接触させる処理室20と、処理室20を通過するI
PAの蒸気を凝縮する冷却部30とが下方から上方に順
に設けられている。前記蒸気発生部10として、前記容
器22内の底部にはIPAを所定量貯留する液貯留部1
1が形成され、容器22の外底部にはIPAを所定の温
度例えば80℃程度で加熱して蒸気を発生させるための
ヒータ(加熱部)12が設けられている。
【0017】前記処理室20には、適宜間隔をおいて保
持溝(図示せず)を有する互いに平行な複数の保持棒2
1が横架されており、これら保持棒21にて例えば50
枚のウエハWが適宜間隔をおいて保持されるようになっ
ている。また、前記冷却部30は、処理室20の上方の
内壁に沿って配管される冷却蛇管にて形成されており、
この冷却蛇管中に供給される冷媒と処理室20を通過す
る蒸気とを熱交換させて蒸気を凝縮させ、処理室20内
にIPAの蒸気を充満させるようにしている。
【0018】一方、前記容器22の上方には、前記液貯
留部11のIPAを循環させてIPA中に混入した不純
物を除去するための不純物除去機構の箱型のケーシング
23が配置されている。このケーシング23から前記I
PAを循環させる液循環管24の両端部である吸引管部
24aと戻り管部24bとが容器22内に垂下されて液
貯留部11に導かれるように配管されている。前記液循
環管24には例えばベローズ式の循環ポンプ25及び不
純物除去手段である例えばフッ素樹脂からなるフィルタ
を備えた濾過器26が介設され、これら循環ポンプ25
及び濾過器26と、循環ポンプ25を制御する制御部2
7とが前記ケーシング23内に収容されている。
【0019】なお、前記制御部27による循環ポンプ2
5の制御としては、例えばIPAの昇温(設定温度)時
であってもよく、或いは、前記液貯留部11に液位セン
サを設け、液量が少なくなった時に図示しない液補給管
からのIPAの補給と共に、循環ポンプ25を駆動させ
るようにしてもよい。
【0020】次に、前記実施例の作用を述べる。まず、
図示しないウエハ搬送手段によって例えば50枚のウエ
ハWを処理室20の保持棒21上に保持する。次に、ヒ
ータ12を通電して液溜11中のIPAを加熱して蒸発
させると、蒸発したIPAの蒸気は上昇し、ウエハW間
に流れ込んだ蒸気はウエハWに接触する。ウエハW表面
に接触した蒸気は凝縮して液滴となり、ウエハW表面に
付着する水分などを液滴に溶解して除去しつつ液貯留部
に落下する。この現象がウエハWが蒸気雰囲気とほぼ等
しい温度になるまで繰り返されることによってウエハW
に付着された水滴などの水分及びパーティクルなどの不
純物が除去され、清浄な乾燥状態となる。
【0021】前記処理室20を通過する蒸気は、冷却部
30の冷却蛇管内を流れる冷媒と熱交換して凝縮される
ことにより、処理室20内の蒸気の上昇を鈍らせて処理
室20内に蒸気雰囲気を作る。そして、凝縮されたIP
Aの凝縮液は、容器22の内壁部を流下して液貯留部1
1に戻される。
【0022】一方、不純物除去機構の循環ポンプ25が
制御部27により制御され、液貯留部11のIPAが液
循環管24を介して循環される。この循環の過程でIP
Aが濾過器26で濾過され、IPA中の不純物が除去さ
れ、清浄なIPAが戻り管部24bを介して液貯留部1
1に戻される。
【0023】このように乾燥処理装置においては、液貯
留部11に処理液を循環させる液循環管24を配管し、
この液循環管24に処理液中に混入する不純物を除去す
る濾過器26を介設しているため、簡単な構造で処理液
中の不純物を除去することができ、IPA中のパーティ
クルの低減が図れると共に、装置の小型化及びコストの
低減が図れる。特に、処理室20外から液貯留部11に
導入されて処理液を循環させる液循環管24に循環ポン
プ25及び濾過器26を介設すると共に、これら循環ポ
ンプ25及び濾過器26を、前記循環ポンプ25の制御
部27と共に、ケーシング23内にまとめて収容した構
成としてあるため、不純物除去機構部分が乾燥処理装置
本体から独立してユニット化したコンパクトな構成とな
っており、既存の乾燥処理装置にも何等改造を要するこ
となく容易に適用することが可能である。
【0024】◎第二実施例 図2はこの発明の第二実施例の乾燥処理装置の断面図で
ある。本実施例の乾燥処理装置において、前記第一実施
例の乾燥処理装置と同じ部分には同一符号を付して説明
する。本実施例の乾燥処理装置においては、その装置本
体である容器22の側方に不純物除去機構のケーシング
23が配置されている。このケーシング23から延出さ
れた液循環管24の吸引管部24a及び戻り管部24b
が容器22の側壁部を貫通して容器22内の液貯留部に
導かれている。
【0025】前記液循環管24の吸引管部24aには、
IPAを補給するための液補給管28が開閉弁29を介
して濾過器26の上流側に接続されており、開閉弁29
を開弁して循環ポンプ25を駆動することによりIPA
を戻り管部24bを介して液貯留部11に補給できるよ
うに構成されている。
【0026】なお、前記吸引管部24aには、液補給管
28からのIPAにより吸引したIPAが逆戻りするの
を防止するために、逆止弁が介設されていることが好ま
しい。前記容器22内の液貯留部11には液位センサ3
1が設けられており、この液位センサ31の検出信号に
より制御部27が循環ポンプ25及び開閉弁29を駆動
制御するように構成されている。すなわち、制御部27
は、液位センサ31がIPAの液位が設定液位を下回っ
た時に開閉弁29を開弁させると共に循環ポンプ25を
駆動させ、IPAの液位が設定液位に達した時に開閉弁
29を閉弁させると共に循環ポンプ25の駆動を停止さ
せるように構成されている。
【0027】このように構成された乾燥処理装置におい
ては、ウエハW表面及び冷却部30で凝縮したIPAが
液貯留部11に回収されるものの、IPAの蒸気の一部
は容器22の上部開放部から図示しない排気系を介して
排気されるため、液貯留部11のIPAの液量は乾燥処
理に応じて次第に減少する。前記IPAの液位が設定液
位を下回ったことが液位センサ31により検出される
と、制御部27により液補給管28の開閉弁29が開弁
されると共に循環ポンプ25が駆動される。これによ
り、液貯留部11のIPAが液循環管24の循環ポンプ
25及び濾過器26を介して循環され、液貯留部11の
IPAが濾過器26で不純物を除去されて液貯留部11
に戻されると共に、液補給管28から新たなIPAが
濾過器26を介して液循環管24の戻り管部24bから
前記液貯留部11に供給される。そして、IPAの補給
により液貯留部11の液位が設定液位に達したことが液
位センサ31により検出されると、制御部27により液
補給管28の開閉弁29が閉弁されると共に循環ポンプ
25の駆動が停止される。
【0028】本実施例の乾燥処理装置によれば、前記第
一実施例と同様に簡単な構造で液貯留部11のIPA中
の不純物を除去することができ、装置の小型化及びコス
トの低減が図れる他、前記液循環管24に処理液を補給
する液補給管28が接続され、液位センサ31及び制御
部27により液補給管28の開閉弁29及び循環ポンプ
25が駆動制御されるように構成されているので、独立
した液補給管を必要としないでIPAを自動的に補給す
ることができ、装置のより一層のコンパクト化が図れ
る。
【0029】◎第三実施例 図3はこの発明の第三実施例の乾燥処理装置の断面図で
ある。本実施例の乾燥処理装置において、前記第一実施
例の乾燥処理装置と同じ部分には同一符号を付して説明
する。
【0030】本実施例の乾燥処理装置においては、保持
棒21の下方には、液貯留部11から起立する支柱41
によって支持される樋状の受皿40が配置されており、
この受皿40によって処理に供されたIPAの液滴を受
け止めることができるようになっている。この受皿40
の底部にはドレン孔(図示せず)を介してドレン管42
が配設され、受皿40に溜った処理済みの凝縮処理液を
外部に排出し得るように構成されている。
【0031】また、容器22の内壁部における冷却部3
0の下方には、処理室20を通過する未処理の蒸気の凝
縮されたIPAを回収する凝縮液捕集樋部43(以下に
捕集樋部という)が全周に渡って設けられている。この
捕集樋部43により回収されたIPAの凝縮液を図示し
ないフィルタを介して液貯留部11に回収するようにし
てもよい。
【0032】上記のように、処理済みの凝縮処理液を受
皿40にて回収して外部に排出し、また、未処理の蒸気
の凝縮されたIPAを捕集樋部43にて回収して再利用
させるようにした上で、不純物除去機構の循環ポンプ2
5を制御部27により自動制御して、液貯留部11のI
PAを液循環管24を介して循環することにより、液貯
留部11に溜ったIPA中の不純物を除去して、清浄な
IPAを戻り管部24bを介して液貯留部11に戻すこ
とができる。したがって、清浄なIPAを常時乾燥処理
に供することができ、より一層乾燥処理能力の向上を図
ることができる。
【0033】前記のように構成されるこの発明の乾燥処
理装置は単独の装置として使用できることは勿論である
が、半導体ウエハ表面のパーティクル、有機汚染物、金
属不純物等のコンタミネーションを除去するための洗浄
処理システムに組込んで使用することができる。
【0034】半導体ウエハの洗浄処理システムは、図4
に示すように未処理のウエハWを収容する搬入部1と、
ウエハWの洗浄処理を行う洗浄処理部2と洗浄後のウエ
ハWを収容する搬出部3とで主要部が構成されている。
【0035】搬入部1は、洗浄処理前の所定枚数例えば
25枚のウエハWを収容するキャリア4aを待機させる
待機部4と、キャリア4aからのウエハWの取り出し、
オリフラ合わせ及びウエハWの枚数検出等を行うローダ
部5と、外部から搬送ロボットなどによって搬入される
キャリア4aの待機部4への移送及びこの待機部4とロ
ーダ部5との間でキャリア4aの移送を行うためのキャ
リア搬送アーム6とを具備してなる。
【0036】洗浄処理部2には、搬入部1から搬出部3
に向かって直線状に順に、ウエハチャック8cを洗浄・
乾燥する第1のチャック洗浄・乾燥処理室7a、ウエハ
W表面の有機汚染物、金属不純物、パーティクル等の不
純物質を薬液によって洗浄処理する第1の薬液処理室7
b、第1の薬液処理室7bで洗浄されたウエハWを例え
ば純水によって洗浄する2つの水洗処理室7c,7d、
第1の薬液処理室7bの薬液とは異なる薬液で洗浄する
第2の薬液処理室7e、第2の薬液処理室7eで洗浄さ
れたウエハWを例えば純水によって洗浄する2つの水洗
処理室7f,7g、ウエハチャック8cを洗浄・乾燥す
る第2のチャック洗浄・乾燥処理室7h及び前記不純物
質が除去されたウエハWを蒸気乾燥させるこの発明の乾
燥処理装置を具備する乾燥処理室7iが配設されてい
る。
【0037】また、洗浄処理部2の側方には、各処理室
7a〜7iに沿って配設された案内部8aと、この案内
部8aに装着されて水平(X方向)及び垂直(Z方向)
に移動自在な3基のウエハ搬送ブロック8bとで構成さ
れるウエハ搬送装置8が設けられており、ウエハブロッ
ク11に設けられたウエハチャック8cにて保持される
ウエハWが各処理室7a〜7hに搬送された後、乾燥処
理室7iに搬送されて、上述のIPA蒸気によって乾燥
処理されるようになっている。
【0038】なお、洗浄処理部2の上方には空キャリア
及び満杯キャリアを搬送するキャリア搬送部9aが設け
られている。また、洗浄処理部2の背面側には薬液等の
処理液を収容するタンクや配管群を含む処理液・配管収
容室9bが設けられている。
【0039】なお、前記実施例では、この発明の乾燥処
理装置を半導体ウエハの乾燥処理装置に適用した場合に
ついて説明したが、半導体ウエハ以外のガラス基板ある
いはLCD基板等の被処理体の乾燥処理装置にも適用で
きることは勿論である。また、前記実施例の不純物除去
手段としては、IPA中に混入する水分の除去をも含む
ものであってもよい。
【0040】
【発明の効果】以上に説明したようにこの発明の乾燥処
理装置によれば、前記のように構成されているので、以
下のような効果が得られる。
【0041】1)請求項1,2記載の乾燥処理装置によ
れば、処理室外から液貯留部に導入されて処理液を循環
させる液循環管に循環ポンプ及び処理液中に混入する不
純物を除去する不純物除去手段を介設すると共に、前記
循環ポンプを前記処理液の昇温時に制御するか、或い
は、液貯留部内に貯留される処理液の液位を検出する液
位センサの検出信号に基づいて制御する制御部を設ける
ので、処理液中の不純物の除去を定期的にかつ確実に行
うことができる。また、前記液循環管に処理液を補給す
る液補給管が前記不純物除去手段の上流側に接続されて
いるので、独立した液補給管が不要になり、装置の小型
化が及びコストの低減が図れる。
【0042】2)請求項記載の乾燥処理装置によれ
ば、前記循環ポンプ及び不純物除去手段を、前記循環ポ
ンプを制御する制御部と共に、ケーシング内にまとめて
収容したので、不純物除去機構部分が乾燥処理装置本体
から独立してユニット化したコンパクトな構成となり、
装置のより一層のコンパクト化が図れる。また、既存の
乾燥処理装置にも何等改造を要することなく容易に適用
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の乾燥処理装置の第一実施例を示す断
面斜視図である。
【図2】この発明の乾燥処理装置の第二実施例を示す断
面図である。
【図3】この発明の乾燥処理装置の第三実施例を示す断
面図である。
【図4】この発明の乾燥装置を具備する半導体ウエハの
洗浄処理システムを示す斜視図である。
【図5】従来の乾燥処理装置を示す断面図である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理体) 11 液貯留部 20 処理室 23 ケーシング 24 液循環管 25 循環ポンプ 26 濾過器(不純物除去手段) 27 制御部 28 液補給管 31 液位センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南 輝臣 佐賀県鳥栖市西新町1375番地41 東京エ レクトロン九州株式会社 佐賀事業所内 (56)参考文献 特開 平4−199715(JP,A) 特開 平4−155924(JP,A) 特開 昭62−245639(JP,A) 特開 平3−41730(JP,A) 特開 昭62−115724(JP,A) 実開 平1−114090(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F26B 19/00 H01L 21/304 642

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を収容する処理室内の下方に処
    理液を貯留する液貯留部を有し、この液貯留部の処理液
    を加熱して発生する蒸気を前記被処理体に接触させて被
    処理体を乾燥させる乾燥処理装置において、吸引管部と戻り管部が前記処理室の側壁部を貫通して前
    記液貯留部に導かれて 処理液を循環させる液循環管と、 この液循環管に介設された循環ポンプ及び処理液中に混
    入する不純物を除去する不純物除去手段と、 前記循環ポンプを前記処理液の昇温時に制御する制御部
    とを備え、 前記液循環管には、処理液を補給する液補給管が前記不
    純物除去手段の上流側に接続されていることを特徴とす
    る乾燥処理装置。
  2. 【請求項2】 被処理体を収容する処理室内の下方に処
    理液を貯留する液貯留部を有し、この液貯留部の処理液
    を加熱して発生する蒸気を前記被処理体に接触させて被
    処理体を乾燥させる乾燥処理装置において、 前記処理室外から液貯留部に導入されて処理液を循環さ
    せる液循環管と、 この液循環管に介設された循環ポンプ及び処理液中に混
    入する不純物を除去する不純物除去手段と、 前記循環ポンプを前記液貯留部内に貯留される処理液の
    液位を検出する液位センサの検出信号に基づいて制御す
    る制御部とを備え、 前記液循環管には、処理液を補給する液補給管が前記不
    純物除去手段の上流側に接続され、 前記処理液の液位が設定液位を下回ったことが前記液位
    センサにより検出された際に、前記制御部により前記液
    補給管の開閉弁が開弁されると共に、前記循環ポンプが
    駆動されるように形成されることを特徴とする乾燥処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記循環ポンプ、不純物除去手段及び制
    御部をまとめて収容したケーシングを備えていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の乾燥処理装置。
  4. 【請求項4】 前記循環ポンプの制御を、液貯留部内へ
    の処理液の補給と共に行うようにしたことを特徴とする
    請求項記載の乾燥処理装置。
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