JP3297835B2 - ポリオレフィン被塗物の塗装方法 - Google Patents
ポリオレフィン被塗物の塗装方法Info
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- JP3297835B2 JP3297835B2 JP32689495A JP32689495A JP3297835B2 JP 3297835 B2 JP3297835 B2 JP 3297835B2 JP 32689495 A JP32689495 A JP 32689495A JP 32689495 A JP32689495 A JP 32689495A JP 3297835 B2 JP3297835 B2 JP 3297835B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリオレフィン被塗
物の塗装方法、詳しくは約100℃以下の温度でベース
コート及びクリヤーコートの両塗膜を同時に架橋硬化で
き、しかも耐候性、該両塗膜の層間付着性等が良好であ
る新規な塗装方法に関する。
物の塗装方法、詳しくは約100℃以下の温度でベース
コート及びクリヤーコートの両塗膜を同時に架橋硬化で
き、しかも耐候性、該両塗膜の層間付着性等が良好であ
る新規な塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の外板や部品等の素材と
しては金属に代ってポリオレフィンが多く使用されてお
り、このものにも美粧性や耐久性等を向上させるために
塗料が塗装されている。
しては金属に代ってポリオレフィンが多く使用されてお
り、このものにも美粧性や耐久性等を向上させるために
塗料が塗装されている。
【0003】ポリオレフィンは、通常高温加熱すると変
形及び変質するおそれがあるので、ポリオレフィン被塗
物の塗装には約100℃以下の温度で塗膜を形成しうる
塗料を使用することが好ましい。かかる塗装として、具
体的には、塩素化ポリプロピレン、アクリル樹脂及びニ
トロセルロース等の非官能性熱可塑性樹脂を主成分とす
るベースコート組成物を塗装し、ついで水酸基含有樹脂
及びポリイソシアネート化合物を主成分とするクリヤー
コート組成物を塗装してなる2コート方式が知られてい
る。
形及び変質するおそれがあるので、ポリオレフィン被塗
物の塗装には約100℃以下の温度で塗膜を形成しうる
塗料を使用することが好ましい。かかる塗装として、具
体的には、塩素化ポリプロピレン、アクリル樹脂及びニ
トロセルロース等の非官能性熱可塑性樹脂を主成分とす
るベースコート組成物を塗装し、ついで水酸基含有樹脂
及びポリイソシアネート化合物を主成分とするクリヤー
コート組成物を塗装してなる2コート方式が知られてい
る。
【0004】しかし、この方式により形成された塗膜
は、平滑性、鮮映性等はすぐれているものの、耐候性、
耐水性、両塗膜の層間付着性、耐凝集破壊性、メタリッ
ク感、光沢等が十分でないという欠陥を有している。
は、平滑性、鮮映性等はすぐれているものの、耐候性、
耐水性、両塗膜の層間付着性、耐凝集破壊性、メタリッ
ク感、光沢等が十分でないという欠陥を有している。
【0005】また、2コート方式においては、クリヤー
コートが太陽光を透過しやすいために、ベースコートと
クリヤーコートとの両塗膜の層間部分にハガレが生じや
すいという問題点もある。これは、例えば、ポリオレフ
ィン素材に塩素化ポリオレフィンを含有するベースコー
トを適用すると、クリヤーコートを透過した紫外線が該
塩素化ポリオレフィンの脱塩酸反応やその分解反応等を
促進して両塗膜の層間付着性を低下させているためと推
測される。
コートが太陽光を透過しやすいために、ベースコートと
クリヤーコートとの両塗膜の層間部分にハガレが生じや
すいという問題点もある。これは、例えば、ポリオレフ
ィン素材に塩素化ポリオレフィンを含有するベースコー
トを適用すると、クリヤーコートを透過した紫外線が該
塩素化ポリオレフィンの脱塩酸反応やその分解反応等を
促進して両塗膜の層間付着性を低下させているためと推
測される。
【0006】さらに、上記ベースコート組成物は、顔料
分散性、相溶性及び貯蔵安定性(顔料が凝集しやすい)
が十分でなく、又ベースコートとクリヤーコートとが混
層しやすいという問題点も指摘されている。
分散性、相溶性及び貯蔵安定性(顔料が凝集しやすい)
が十分でなく、又ベースコートとクリヤーコートとが混
層しやすいという問題点も指摘されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は2コート方式
によるポリオレフィン被塗物の塗装方法における上記欠
陥乃至問題点を解消し、塗膜の平滑性、鮮映性、耐候
性、耐水性、層間付着性、耐凝集破壊性、メタリック
感、光沢等を改良し、さらに、ベースコート組成物の顔
料分散性、相溶性及び貯蔵安定性を向上させることを目
的としている。
によるポリオレフィン被塗物の塗装方法における上記欠
陥乃至問題点を解消し、塗膜の平滑性、鮮映性、耐候
性、耐水性、層間付着性、耐凝集破壊性、メタリック
感、光沢等を改良し、さらに、ベースコート組成物の顔
料分散性、相溶性及び貯蔵安定性を向上させることを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリオレフィ
ン被塗物に、塩素化ポリオレフィン(a−1)、水酸基
含有樹脂(a−2)及びセルロースアセテートブチレー
ト(a−3)を主成分とし、これらの構成比率が、これ
ら三成分の合計量に基づいて、(a−1)成分は10〜
70重量%、(a−2)成分は20〜80重量%、及び
(a−3)成分は2〜25重量%であり、かつ架橋剤を
含有しないベースコート組成物(A)を塗装し、ついで
該塗面に、水酸基含有樹脂(b−1)、ポリイソシアネ
ート化合物(b−2)及びベンゾトリアゾール系紫外線
吸収剤と蓚酸アニリド系紫外線吸収剤とからなる紫外線
吸収剤(b−3)を主成分とする架橋硬化性クリヤーコ
ート組成物(B)を塗装し、該クリヤーコート組成物
(B)中のポリイソシアネート化合物(b−2)により
該両塗膜を同時に架橋硬化せしめることを特徴とするポ
リオレフィン被塗物の塗装方法を提供するものである。
ン被塗物に、塩素化ポリオレフィン(a−1)、水酸基
含有樹脂(a−2)及びセルロースアセテートブチレー
ト(a−3)を主成分とし、これらの構成比率が、これ
ら三成分の合計量に基づいて、(a−1)成分は10〜
70重量%、(a−2)成分は20〜80重量%、及び
(a−3)成分は2〜25重量%であり、かつ架橋剤を
含有しないベースコート組成物(A)を塗装し、ついで
該塗面に、水酸基含有樹脂(b−1)、ポリイソシアネ
ート化合物(b−2)及びベンゾトリアゾール系紫外線
吸収剤と蓚酸アニリド系紫外線吸収剤とからなる紫外線
吸収剤(b−3)を主成分とする架橋硬化性クリヤーコ
ート組成物(B)を塗装し、該クリヤーコート組成物
(B)中のポリイソシアネート化合物(b−2)により
該両塗膜を同時に架橋硬化せしめることを特徴とするポ
リオレフィン被塗物の塗装方法を提供するものである。
【0009】本発明者は、鋭意研究した結果、ポリオレ
フィン被塗物を、ベースコート組成物及びクリヤーコー
ト組成物を用いて2コート方式で塗装するに当たり、ベ
ースコート組成物として上記特定の塗料を使用し、一
方、クリヤーコート組成物として上記特定の架橋硬化性
塗料を使用することによって、前記目的が達成できるこ
とを見い出し、本発明を完成するに至った。
フィン被塗物を、ベースコート組成物及びクリヤーコー
ト組成物を用いて2コート方式で塗装するに当たり、ベ
ースコート組成物として上記特定の塗料を使用し、一
方、クリヤーコート組成物として上記特定の架橋硬化性
塗料を使用することによって、前記目的が達成できるこ
とを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0010】本発明の方法で塗装された両塗膜はいずれ
も架橋硬化している。その架橋硬化反応機構は十分解明
されていないが、架橋剤を含有しない下層のベースコー
ト塗膜に上層のクリヤーコート塗膜中のポリイソシアネ
ート化合物が浸透して、該ベースコート塗膜中の水酸基
と架橋反応し、一方、クリヤーコート塗膜においても該
ポリイソシアネート化合物による架橋反応が行われて両
塗膜が硬化するものと推察している。その結果、ベース
コート塗膜内での凝集破壊がなくなり、形成両塗膜の耐
水性、層間付着性等も向上した。
も架橋硬化している。その架橋硬化反応機構は十分解明
されていないが、架橋剤を含有しない下層のベースコー
ト塗膜に上層のクリヤーコート塗膜中のポリイソシアネ
ート化合物が浸透して、該ベースコート塗膜中の水酸基
と架橋反応し、一方、クリヤーコート塗膜においても該
ポリイソシアネート化合物による架橋反応が行われて両
塗膜が硬化するものと推察している。その結果、ベース
コート塗膜内での凝集破壊がなくなり、形成両塗膜の耐
水性、層間付着性等も向上した。
【0011】さらに、ベースコート組成物にはセルロー
スアセテートブチレートが配合されているので、該組成
物の顔料分散性、各成分の相溶性及び貯蔵安定性等が著
しく改良され、顔料凝集もなくなり、しかも、クリヤー
コート塗膜との混層も防止できるという格別顕著な技術
的効果が得られた。
スアセテートブチレートが配合されているので、該組成
物の顔料分散性、各成分の相溶性及び貯蔵安定性等が著
しく改良され、顔料凝集もなくなり、しかも、クリヤー
コート塗膜との混層も防止できるという格別顕著な技術
的効果が得られた。
【0012】また、両塗膜の架橋反応はポリイソシアネ
ート化合物によるウレタン化反応であるために、100
℃以下の温度で容易にかつ十分に行わしめることができ
る。
ート化合物によるウレタン化反応であるために、100
℃以下の温度で容易にかつ十分に行わしめることができ
る。
【0013】クリヤーコート組成物に特定の紫外線吸収
剤を配合することによって、太陽光に長時間さらされて
も両塗膜の層間付着性は低下しない。本発明では、紫外
線吸収剤としてベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤及び
蓚酸アニリド系紫外線吸収剤の両者を使用するので、こ
の両紫外線吸収波長域が異なり、これらを併用すると紫
外線吸収波長域の範囲が広くなって、紫外線による劣化
を防止できたものと思われる。
剤を配合することによって、太陽光に長時間さらされて
も両塗膜の層間付着性は低下しない。本発明では、紫外
線吸収剤としてベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤及び
蓚酸アニリド系紫外線吸収剤の両者を使用するので、こ
の両紫外線吸収波長域が異なり、これらを併用すると紫
外線吸収波長域の範囲が広くなって、紫外線による劣化
を防止できたものと思われる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の方法についてさら
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
【0015】ポリオレフィン被塗物:これは、本発明で
使用するベースコート組成物及びクリヤーコート組成物
を塗装するための被塗物である。ポリオレフィンとして
は、エチレン、プロピレン、ブテン等のオレフィンから
選ばれた1種若しくは2種以上の重合体、又はこれらの
オレフィンと酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸エステル
等のコモノマーとを含む共重合体等があげられる。これ
らを使用した自動車の外板、バンパー、部品等を被塗物
とすることが好ましい。また、この被塗物には、通常の
予備処理、例えばトリクロルエタン蒸気脱脂、トルエン
脱脂等による表面処理、該表面処理及びプライマー塗
装、該表面処理、プライマー塗装及び中塗り塗装を、あ
らかじめ行っておいても良い。
使用するベースコート組成物及びクリヤーコート組成物
を塗装するための被塗物である。ポリオレフィンとして
は、エチレン、プロピレン、ブテン等のオレフィンから
選ばれた1種若しくは2種以上の重合体、又はこれらの
オレフィンと酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸エステル
等のコモノマーとを含む共重合体等があげられる。これ
らを使用した自動車の外板、バンパー、部品等を被塗物
とすることが好ましい。また、この被塗物には、通常の
予備処理、例えばトリクロルエタン蒸気脱脂、トルエン
脱脂等による表面処理、該表面処理及びプライマー塗
装、該表面処理、プライマー塗装及び中塗り塗装を、あ
らかじめ行っておいても良い。
【0016】ベースコート組成物:塩素化ポリオレフィ
ン(a−1)、水酸基含有樹脂(a−2)及びセルロー
スアセテートブチレート(a−3)を主成分とし、かつ
架橋剤を含有しない塗料組成物であって、これら各成分
は有機溶剤に溶解又は分散せしめることが好ましい。
ン(a−1)、水酸基含有樹脂(a−2)及びセルロー
スアセテートブチレート(a−3)を主成分とし、かつ
架橋剤を含有しない塗料組成物であって、これら各成分
は有機溶剤に溶解又は分散せしめることが好ましい。
【0017】塩素化ポリオレフィン(a−1)は、塩素
化率が50%以下、好ましくは10〜45%、さらに好
ましくは20〜40%のポリオレフィンである。該ポリ
オレフィンとしては、エチレン、プロピレン、ブテン、
3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ヘプテン等
から選ばれたオレフィン類の単独重合体又は共重合体、
及び該オレフィン類と酢酸ビニル、ブタジエン、アクリ
ル酸エステル、メタクリル酸エステル等との共重合体が
あげられる。さらに具体的には、塩素化ポリエチレン、
塩素化ポリプロピレン、塩素化エチレン−プロピレン共
重合体、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体等が好適
である。
化率が50%以下、好ましくは10〜45%、さらに好
ましくは20〜40%のポリオレフィンである。該ポリ
オレフィンとしては、エチレン、プロピレン、ブテン、
3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ヘプテン等
から選ばれたオレフィン類の単独重合体又は共重合体、
及び該オレフィン類と酢酸ビニル、ブタジエン、アクリ
ル酸エステル、メタクリル酸エステル等との共重合体が
あげられる。さらに具体的には、塩素化ポリエチレン、
塩素化ポリプロピレン、塩素化エチレン−プロピレン共
重合体、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体等が好適
である。
【0018】(a−1)成分には、該塩素化ポリオレフ
ィンにアクリルモノマーをグラフト重合させたものも包
含される。グラフト重合させるアクリルモノマーは、ア
クリル酸又はメタクリル酸のアルキル(炭素数1〜2
0)エステル、アクリル酸又はメタクリル酸のアルコキ
シアルキル(炭素数1〜20)エステル、グリシジルア
クリレート又はグリシジルメタクリレート、グリシジル
アクリレート又はグリシジルメタクリレートとモノカル
ボン酸(炭素数2〜10)との付加物、ヒドロキシアル
キル(炭素数2〜10)アクリレート又はメタクリレー
ト、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸
等の重合性不飽和化合物等があげられ、これらは1種又
は2種以上が使用できる。これらのアクリルモノマーは
塩素化ポリオレフィンとの合計量に基いて90〜10重
量%、特に80〜30重量%が好ましい。(a−1)成
分は、水酸基やカルボキシル基等を有していても差支え
ない。
ィンにアクリルモノマーをグラフト重合させたものも包
含される。グラフト重合させるアクリルモノマーは、ア
クリル酸又はメタクリル酸のアルキル(炭素数1〜2
0)エステル、アクリル酸又はメタクリル酸のアルコキ
シアルキル(炭素数1〜20)エステル、グリシジルア
クリレート又はグリシジルメタクリレート、グリシジル
アクリレート又はグリシジルメタクリレートとモノカル
ボン酸(炭素数2〜10)との付加物、ヒドロキシアル
キル(炭素数2〜10)アクリレート又はメタクリレー
ト、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸
等の重合性不飽和化合物等があげられ、これらは1種又
は2種以上が使用できる。これらのアクリルモノマーは
塩素化ポリオレフィンとの合計量に基いて90〜10重
量%、特に80〜30重量%が好ましい。(a−1)成
分は、水酸基やカルボキシル基等を有していても差支え
ない。
【0019】(a−1)成分の重量平均分子量は、通
常、10000〜200000程度、特に20000〜
120000程度であることが好ましい。
常、10000〜200000程度、特に20000〜
120000程度であることが好ましい。
【0020】(a−2)水酸基含有樹脂としては、水酸
基を有するポリエステル樹脂及びアクリル樹脂等が好ま
しい。
基を有するポリエステル樹脂及びアクリル樹脂等が好ま
しい。
【0021】該ポリエステル樹脂は、多塩基酸と多価ア
ルコールとのエステル化物である。多塩基酸は1分子中
に2個以上のカルボキシル基を有する化合物(酸無水物
も含む)で、多価アルコールは1分子中に2個以上の水
酸基を有する化合物であって、通常のものが使用でき
る。さらに一塩基酸、高級脂肪酸、油成分等で変性した
ものも含まれる。該樹脂への遊離の水酸基の導入は、1
分子中に3個以上の水酸基を有する化合物を使用し、遊
離のカルボキシル基の導入は、1分子中に3個以上のカ
ルボキシル基を有する化合物を使用することによって、
好適に行われる。
ルコールとのエステル化物である。多塩基酸は1分子中
に2個以上のカルボキシル基を有する化合物(酸無水物
も含む)で、多価アルコールは1分子中に2個以上の水
酸基を有する化合物であって、通常のものが使用でき
る。さらに一塩基酸、高級脂肪酸、油成分等で変性した
ものも含まれる。該樹脂への遊離の水酸基の導入は、1
分子中に3個以上の水酸基を有する化合物を使用し、遊
離のカルボキシル基の導入は、1分子中に3個以上のカ
ルボキシル基を有する化合物を使用することによって、
好適に行われる。
【0022】該アクリル樹脂は、ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート等の水酸基含有モノマー及び(メタ)アクリル
酸と炭素数1〜22個の1価アルコールとのエステル化
物等のアクリル系モノマーを含む共重合体であるのが好
ましい。
(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート等の水酸基含有モノマー及び(メタ)アクリル
酸と炭素数1〜22個の1価アルコールとのエステル化
物等のアクリル系モノマーを含む共重合体であるのが好
ましい。
【0023】水酸基含有樹脂(a−2)の重量平均分子
量は、通常、10000〜100000程度、特に15
000〜50000程度の範囲内が好ましい。また、水
酸基量は、水酸基価で15〜150mgKOH/g、特に20
〜120mgKOH/gの範囲内が好ましい。
量は、通常、10000〜100000程度、特に15
000〜50000程度の範囲内が好ましい。また、水
酸基量は、水酸基価で15〜150mgKOH/g、特に20
〜120mgKOH/gの範囲内が好ましい。
【0024】(a−3)セルロースアセテートブチレー
ト(以下、CABということがある)は、セルロースの
部分アセチル化物をさらにブチリル化して得られるセル
ロース誘導体であり、アセチル基含有率1〜30重量
%、好ましくは1〜14重量%、ブチリル基含有率16
〜60重量%、好ましくは35〜60重量%であり、A
STM−D1343−54T(Formul A)に記
載された粘度測定法により測定した場合の粘度が0.0
05〜5秒、好ましくは0.005〜1秒の範囲に入る
ものである。具体的には、米国イーストマン・コダック
社の製品、例えば、商品名[前者の数字の2桁目までは
ブチリル基含量(重量%)を、又同じく3桁目は水酸基
含量(重量%)を示し、そして後者の数字は粘度(秒)
を示す]で、EAB−171−2、EAB−381−
0.5、EAB−381−2、EAB−531−1、E
AB−551−0.2、EAB−551−0.01等の
等級のものが有利に使用され、中でも相溶性、溶解性、
粘度等の点からみて、EAB−551−0.2及びEA
B−551−0.01が特に好適である。
ト(以下、CABということがある)は、セルロースの
部分アセチル化物をさらにブチリル化して得られるセル
ロース誘導体であり、アセチル基含有率1〜30重量
%、好ましくは1〜14重量%、ブチリル基含有率16
〜60重量%、好ましくは35〜60重量%であり、A
STM−D1343−54T(Formul A)に記
載された粘度測定法により測定した場合の粘度が0.0
05〜5秒、好ましくは0.005〜1秒の範囲に入る
ものである。具体的には、米国イーストマン・コダック
社の製品、例えば、商品名[前者の数字の2桁目までは
ブチリル基含量(重量%)を、又同じく3桁目は水酸基
含量(重量%)を示し、そして後者の数字は粘度(秒)
を示す]で、EAB−171−2、EAB−381−
0.5、EAB−381−2、EAB−531−1、E
AB−551−0.2、EAB−551−0.01等の
等級のものが有利に使用され、中でも相溶性、溶解性、
粘度等の点からみて、EAB−551−0.2及びEA
B−551−0.01が特に好適である。
【0025】本発明で使用するベースコート組成物は、
上記の(a−1)、(a−2)及び(a−3)の三成分
を主成分とし、かつ架橋剤を含有しない塗料組成物であ
って、これらは有機溶剤に溶解又は分散せしめることに
よって得られる。これらの各成分の構成比率は、特に制
限されず、目的に応じて任意に選択できるが、例えば、
該三成分の合計量に基づいて、(a−1)成分は10〜
70重量%、特に15〜50重量%、(a−2)成分は
20〜80重量%、特に30〜70重量%、及び(a−
3)成分は2〜25重量%、特に5〜15重量%の範囲
が、それぞれ好ましい。
上記の(a−1)、(a−2)及び(a−3)の三成分
を主成分とし、かつ架橋剤を含有しない塗料組成物であ
って、これらは有機溶剤に溶解又は分散せしめることに
よって得られる。これらの各成分の構成比率は、特に制
限されず、目的に応じて任意に選択できるが、例えば、
該三成分の合計量に基づいて、(a−1)成分は10〜
70重量%、特に15〜50重量%、(a−2)成分は
20〜80重量%、特に30〜70重量%、及び(a−
3)成分は2〜25重量%、特に5〜15重量%の範囲
が、それぞれ好ましい。
【0026】上記の(a−1)、(a−2)及び(a−
3)成分において、(a−2)及び(a−3)成分は、
後記クリヤーコート組成物(B)の塗膜から浸透してく
るポリイシアネート化合物(b−2)と架橋反応する
が、(a−1)成分は架橋反応に関与しないこともあ
る。
3)成分において、(a−2)及び(a−3)成分は、
後記クリヤーコート組成物(B)の塗膜から浸透してく
るポリイシアネート化合物(b−2)と架橋反応する
が、(a−1)成分は架橋反応に関与しないこともあ
る。
【0027】該ベースコート組成物は、上記(a−
1)、(a−2)及び(a−3)成分を主成分とし、こ
れらは有機溶剤に溶解又は分散せしめることによって得
られる。この有機溶剤としては、これらの成分を溶解又
は分散しうる既知のものが使用でき、例えば、トルエ
ン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素系、ブ
タノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、ベンジ
ルアルコール等のアルコール系、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロ
ン等のケトン系、ジオキサン、エチレングリコールモノ
メチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエー
テル等のエーテル系、酢酸エチル、酢酸エチレングリコ
ールモノエチルエーテル、酢酸ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテル等のエステル系等があげられる。
1)、(a−2)及び(a−3)成分を主成分とし、こ
れらは有機溶剤に溶解又は分散せしめることによって得
られる。この有機溶剤としては、これらの成分を溶解又
は分散しうる既知のものが使用でき、例えば、トルエ
ン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素系、ブ
タノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、ベンジ
ルアルコール等のアルコール系、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロ
ン等のケトン系、ジオキサン、エチレングリコールモノ
メチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエー
テル等のエーテル系、酢酸エチル、酢酸エチレングリコ
ールモノエチルエーテル、酢酸ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテル等のエステル系等があげられる。
【0028】さらに、該ベースコート組成物には、有機
錫化合物等の触媒、着色顔料、メタリック顔料、体質顔
料等を必要に応じて配合できる。
錫化合物等の触媒、着色顔料、メタリック顔料、体質顔
料等を必要に応じて配合できる。
【0029】クリヤーコート組成物:これは上記ベース
コート塗膜面に塗装する塗料であって、水酸基含有樹脂
(b−1)、ポリイソシアネート化合物(b−2)及び
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤と蓚酸アニリド系紫
外線吸収剤とからなる紫外線吸収剤(b−3)を主成分
とする架橋硬化性クリヤーコート組成物(B)である。
コート塗膜面に塗装する塗料であって、水酸基含有樹脂
(b−1)、ポリイソシアネート化合物(b−2)及び
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤と蓚酸アニリド系紫
外線吸収剤とからなる紫外線吸収剤(b−3)を主成分
とする架橋硬化性クリヤーコート組成物(B)である。
【0030】水酸基含有樹脂(b−1)は、前記ベース
コート組成物(A)で例示した水酸基含有樹脂(a−
2)から選ばれたものが使用でき、その重量平均分子量
は、通常、5000〜35000程度、特に8000〜
20000程度の範囲内が好ましく、しかもベースコー
ト組成物の(a−2)成分より5000以上、特に70
00以上小さいことが好ましい。また、水酸基量は、水
酸基価で30〜150mgKOH/g、特に50〜120mgKOH
/gの範囲内が好ましい。
コート組成物(A)で例示した水酸基含有樹脂(a−
2)から選ばれたものが使用でき、その重量平均分子量
は、通常、5000〜35000程度、特に8000〜
20000程度の範囲内が好ましく、しかもベースコー
ト組成物の(a−2)成分より5000以上、特に70
00以上小さいことが好ましい。また、水酸基量は、水
酸基価で30〜150mgKOH/g、特に50〜120mgKOH
/gの範囲内が好ましい。
【0031】ポリイソシアネート化合物(b−2)は、
分子中に2個以上の遊離イソシアネート基を有する化合
物である。具体的には、トリレンジイソシアネート、
4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリ
レンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシ
アネート、水素化4,4´−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、水素化トリレンジイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネート、ト
リレンジイソシアネート(3モル)とトリメチロールプ
ロパン(1モル)との付加物、トリレンジイソシアネー
トの重合体、ヘキサメチレンジイソシアネート(3モ
ル)とトリメチロールプロパン(1モル)との付加物、
ヘキサメチレンジイソシアネートと水との付加物、キシ
リレンジイソシアネート(3モル)とトリメチロールプ
ロパン(1モル)との付加物、トリレンジイソシアネー
ト(3モル)とヘキサメチレンジイソシアネート(2モ
ル)との付加物等から選ばれた1種又は2種以上が使用
できる。このうち耐候性等がすぐれているヘキサメチレ
ンジイソシアネートと水との付加物、キシリレンジイソ
シアネートとトリメチロールプロパンとの付加物、トリ
レンジイソシアネートとヘキサメチレンジイソシアネー
トとの付加物、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート等の
無黄変性のポリイソシアネート化合物が好ましい。
分子中に2個以上の遊離イソシアネート基を有する化合
物である。具体的には、トリレンジイソシアネート、
4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリ
レンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシ
アネート、水素化4,4´−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、水素化トリレンジイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネート、ト
リレンジイソシアネート(3モル)とトリメチロールプ
ロパン(1モル)との付加物、トリレンジイソシアネー
トの重合体、ヘキサメチレンジイソシアネート(3モ
ル)とトリメチロールプロパン(1モル)との付加物、
ヘキサメチレンジイソシアネートと水との付加物、キシ
リレンジイソシアネート(3モル)とトリメチロールプ
ロパン(1モル)との付加物、トリレンジイソシアネー
ト(3モル)とヘキサメチレンジイソシアネート(2モ
ル)との付加物等から選ばれた1種又は2種以上が使用
できる。このうち耐候性等がすぐれているヘキサメチレ
ンジイソシアネートと水との付加物、キシリレンジイソ
シアネートとトリメチロールプロパンとの付加物、トリ
レンジイソシアネートとヘキサメチレンジイソシアネー
トとの付加物、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート等の
無黄変性のポリイソシアネート化合物が好ましい。
【0032】ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤と蓚酸
アニリド系紫外線吸収剤とからなる紫外線吸収剤(b−
3)は、本発明で用いるクリヤーコート組成物(B)に
必須成分として配合される紫外線吸収剤である。即ち、
該クリヤーコート組成物(B)には、ベンゾトリアゾー
ル系紫外線吸収剤と蓚酸アニリド系紫外線吸収剤との両
者を含有させることが必要である。
アニリド系紫外線吸収剤とからなる紫外線吸収剤(b−
3)は、本発明で用いるクリヤーコート組成物(B)に
必須成分として配合される紫外線吸収剤である。即ち、
該クリヤーコート組成物(B)には、ベンゾトリアゾー
ル系紫外線吸収剤と蓚酸アニリド系紫外線吸収剤との両
者を含有させることが必要である。
【0033】ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤として
は、例えば、2−(2´−ヒドロキシ−5´−メチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2´−ヒドロキシ
−3´,5´−ジ−(1,1−ジメチルベンジル)フェ
ニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒド
ロキシ−3´,5´−ジ−tert−ブチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3´−
tert−ブチル−5´−メチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3´,5´−ジ−
tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2´−ヒドロキシ−3´,5´−ジ−tert−ブチ
ルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2´−ヒドロキシ−3´,5´−ジ−イソアミルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−
5´−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール
等があげられ、これらは1種単独で又は2種以上併用で
きる。 蓚酸アニリド系紫外線吸収剤は、蓚酸とアニリ
ンとの反応生成物で、蓚酸ジアニリド又は蓚酸モノアニ
リド等がある。これらは、オキサニリド又はオキサニル
酸ともいう。
は、例えば、2−(2´−ヒドロキシ−5´−メチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2´−ヒドロキシ
−3´,5´−ジ−(1,1−ジメチルベンジル)フェ
ニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒド
ロキシ−3´,5´−ジ−tert−ブチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3´−
tert−ブチル−5´−メチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3´,5´−ジ−
tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2´−ヒドロキシ−3´,5´−ジ−tert−ブチ
ルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2´−ヒドロキシ−3´,5´−ジ−イソアミルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−
5´−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール
等があげられ、これらは1種単独で又は2種以上併用で
きる。 蓚酸アニリド系紫外線吸収剤は、蓚酸とアニリ
ンとの反応生成物で、蓚酸ジアニリド又は蓚酸モノアニ
リド等がある。これらは、オキサニリド又はオキサニル
酸ともいう。
【0034】ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤と蓚酸
アニリド系紫外線吸収剤とからなる紫外線吸収剤(b−
3)において、該両紫外線吸収剤の構成比率は、該両紫
外線吸収剤の合計重量に基いて、ベンゾトリアゾール系
紫外線吸収剤が10〜90重量%、特に40〜60重量
%、蓚酸アニリド系紫外線吸収剤が90〜10重量%、
特に60〜40重量%が好ましい。
アニリド系紫外線吸収剤とからなる紫外線吸収剤(b−
3)において、該両紫外線吸収剤の構成比率は、該両紫
外線吸収剤の合計重量に基いて、ベンゾトリアゾール系
紫外線吸収剤が10〜90重量%、特に40〜60重量
%、蓚酸アニリド系紫外線吸収剤が90〜10重量%、
特に60〜40重量%が好ましい。
【0035】クリヤーコート組成物(B)において、上
記水酸基含有樹脂(b−1)とポリイソシアネート化合
物(b−2)との配合比は、これらに含まれている水酸
基/イソシアネート基(モル比)に基いて0.5〜2.
5、特に0.7〜2.0の範囲内が好ましい。該両成分
は室温において反応し架橋硬化するおそれがあるので、
あらかじめ分離しておき使用直前に混合することが好ま
しい。
記水酸基含有樹脂(b−1)とポリイソシアネート化合
物(b−2)との配合比は、これらに含まれている水酸
基/イソシアネート基(モル比)に基いて0.5〜2.
5、特に0.7〜2.0の範囲内が好ましい。該両成分
は室温において反応し架橋硬化するおそれがあるので、
あらかじめ分離しておき使用直前に混合することが好ま
しい。
【0036】また、該紫外線吸収剤(b−3)の配合量
は、水酸基含有樹脂(b−1)とポリイソシアネート化
合物(b−2)との合計100重量部当たり、1〜4重
量部、特に2〜3重量部が好ましい。
は、水酸基含有樹脂(b−1)とポリイソシアネート化
合物(b−2)との合計100重量部当たり、1〜4重
量部、特に2〜3重量部が好ましい。
【0037】クリヤーコート組成物(B)にはさらにヒ
ンダードアミン系光安定剤等を適宜配合することができ
る。
ンダードアミン系光安定剤等を適宜配合することができ
る。
【0038】塗膜の形成方法:ポリオレフィン被塗物
に、ベースコート組成物(A)を塗装し、ついで該塗面
にクリヤーコート組成物(B)を塗装し、これら両塗膜
を同時に架橋硬化せしめる2コート方式により、行われ
る。
に、ベースコート組成物(A)を塗装し、ついで該塗面
にクリヤーコート組成物(B)を塗装し、これら両塗膜
を同時に架橋硬化せしめる2コート方式により、行われ
る。
【0039】本発明において、上記ベースコート組成物
(A)及びクリヤーコート組成物(B)を塗り重ねてな
る両塗膜は、常温又は約100℃以下の温度で硬化する
ことができるので、100℃を超える温度で変形、変質
するポリエチレンやポリプロピレン等のようなポリオレ
フィン製の被塗物に塗装することが最も好ましい。
(A)及びクリヤーコート組成物(B)を塗り重ねてな
る両塗膜は、常温又は約100℃以下の温度で硬化する
ことができるので、100℃を超える温度で変形、変質
するポリエチレンやポリプロピレン等のようなポリオレ
フィン製の被塗物に塗装することが最も好ましい。
【0040】まず、ベースコート組成物(A)は、ポリ
オレフィン被塗物に直接塗装するか、又は、例えばトリ
クロルエタン蒸気脱脂又はトルエン脱脂による表面処
理、必要ならば更にプライマー塗装や中塗り塗装をあら
かじめ行ったポリオレフィン被塗物にベースコート組成
物(A)を塗装する。
オレフィン被塗物に直接塗装するか、又は、例えばトリ
クロルエタン蒸気脱脂又はトルエン脱脂による表面処
理、必要ならば更にプライマー塗装や中塗り塗装をあら
かじめ行ったポリオレフィン被塗物にベースコート組成
物(A)を塗装する。
【0041】ベースコート組成物(A)の塗装方法は、
特に制限されないが、噴霧塗装する場合には該組成物の
粘度を10〜20秒(フォードカップ#4/20℃)程
度に調整しておくことが好ましい。塗装膜厚は、硬化塗
膜に基いて10〜25μm程度、特に15〜20μm程
度が適している。
特に制限されないが、噴霧塗装する場合には該組成物の
粘度を10〜20秒(フォードカップ#4/20℃)程
度に調整しておくことが好ましい。塗装膜厚は、硬化塗
膜に基いて10〜25μm程度、特に15〜20μm程
度が適している。
【0042】次に、上記ベースコート塗面が指触乾燥状
態(JIS K−5400−1979 5.8 乾燥時
間による)以上に乾燥してからクリヤーコート組成物
(B)を該塗面に塗装することが好ましい。例えば、ベ
ースコート組成物を塗装し、1分以上、好ましくは3〜
20分程度室温で放置してからクリヤーコート組成物を
塗装することが適している。
態(JIS K−5400−1979 5.8 乾燥時
間による)以上に乾燥してからクリヤーコート組成物
(B)を該塗面に塗装することが好ましい。例えば、ベ
ースコート組成物を塗装し、1分以上、好ましくは3〜
20分程度室温で放置してからクリヤーコート組成物を
塗装することが適している。
【0043】クリヤーコート組成物(B)の塗装方法も
特に制限されないが、噴霧塗装する場合には該組成物の
粘度を10〜30秒(フォードカップ#4/20℃)程
度に調整しておくことが好ましい。塗装膜厚は、硬化塗
膜に基いて25〜50μm程度、特に30〜40μm程
度が適している。
特に制限されないが、噴霧塗装する場合には該組成物の
粘度を10〜30秒(フォードカップ#4/20℃)程
度に調整しておくことが好ましい。塗装膜厚は、硬化塗
膜に基いて25〜50μm程度、特に30〜40μm程
度が適している。
【0044】このようにベースコート組成物及びクリヤ
ーコート組成物を塗装し、室温乃至100℃以下の温度
に放置すると、クリヤーコート塗膜内では水酸基含有樹
脂(b−1)とポリイソシアネート化合物(b−2)と
の架橋反応が、ベースコート塗膜内では樹脂[例えば、
水酸基含有樹脂(a−2)や、さらには塩素化ポリオレ
フィン(a−1)及びセルロースアセテートブチレート
(a−3)]中の水酸基と、クリヤーコート塗膜から浸
透してくるポリイソシアネート化合物(b−2)のイソ
シアネート基とが架橋反応し硬化する。尚、この架橋反
応を促進するため、ベースコート組成物(A)及びクリ
ヤーコート組成物(B)のいずれか又は両者に有機錫化
合物等の触媒を添加したり、又は樹脂成分中にカルボキ
シル基を有せしめることもできる。
ーコート組成物を塗装し、室温乃至100℃以下の温度
に放置すると、クリヤーコート塗膜内では水酸基含有樹
脂(b−1)とポリイソシアネート化合物(b−2)と
の架橋反応が、ベースコート塗膜内では樹脂[例えば、
水酸基含有樹脂(a−2)や、さらには塩素化ポリオレ
フィン(a−1)及びセルロースアセテートブチレート
(a−3)]中の水酸基と、クリヤーコート塗膜から浸
透してくるポリイソシアネート化合物(b−2)のイソ
シアネート基とが架橋反応し硬化する。尚、この架橋反
応を促進するため、ベースコート組成物(A)及びクリ
ヤーコート組成物(B)のいずれか又は両者に有機錫化
合物等の触媒を添加したり、又は樹脂成分中にカルボキ
シル基を有せしめることもできる。
【0045】その結果、本発明の2コート方式による塗
膜は平滑性、鮮映性、耐候性、耐水性、層間付着性、耐
凝集破壊性、メタリック感、光沢等に優れている。
膜は平滑性、鮮映性、耐候性、耐水性、層間付着性、耐
凝集破壊性、メタリック感、光沢等に優れている。
【0046】
【実施例】以下、製造例、実施例及び比較例を挙げて、
本発明を更に具体的に説明する。
本発明を更に具体的に説明する。
【0047】製造例1 被塗物の調製 トリクロルエタンで蒸気脱脂したポリプロピレン板(大
きさ7.5×15×0.2cm)を被塗物として、用い
た。
きさ7.5×15×0.2cm)を被塗物として、用い
た。
【0048】製造例2 ベースコート組成物(A)の調
製 表1に記載の成分を有機溶剤(トルエンとキシレンとの
等重量混合液)に混合分散し、粘度14秒/フォードカ
ップ#4/25℃に調整して、ベースコート組成物(A
−1)〜(A−4)とした。
製 表1に記載の成分を有機溶剤(トルエンとキシレンとの
等重量混合液)に混合分散し、粘度14秒/フォードカ
ップ#4/25℃に調整して、ベースコート組成物(A
−1)〜(A−4)とした。
【0049】
【表1】
【0050】表中の配合量は固形分重量である。また、
表中の記号は、次のものを示す。
表中の記号は、次のものを示す。
【0051】(a−1)は、下記イ又はロの塩素化ポリ
プロピレンである。
プロピレンである。
【0052】イ:塩素化ポリプロピレンのアクリル系モ
ノマーのグラフト共重合体(重量平均分子量6000
0、水酸基価20mgKOH/g、酸価7mgKOH/g)、 ロ:塩素化ポリプロピレン(重量平均分子量10000
0、水酸基価0mgKOH/g、酸価0mgKOH/g)。
ノマーのグラフト共重合体(重量平均分子量6000
0、水酸基価20mgKOH/g、酸価7mgKOH/g)、 ロ:塩素化ポリプロピレン(重量平均分子量10000
0、水酸基価0mgKOH/g、酸価0mgKOH/g)。
【0053】(a−2)は、下記イ又はロの水酸基含有
樹脂である。
樹脂である。
【0054】イ:水酸基含有アクリル樹脂(重量平均分
子量28000、水酸基価25mgKOH/g、酸価5mgKOH/
g)、 ロ:水酸基含有ポリエステル樹脂(重量平均分子量22
000、水酸基価35mgKOH/g、酸価10mgKOH/g)。
子量28000、水酸基価25mgKOH/g、酸価5mgKOH/
g)、 ロ:水酸基含有ポリエステル樹脂(重量平均分子量22
000、水酸基価35mgKOH/g、酸価10mgKOH/g)。
【0055】(a−3)は、下記イ又はロのCABであ
る。
る。
【0056】イ:EAB−551−0.2、 ロ:EAB−551−0.01。
【0057】製造例3 クリヤーコート組成物(B)の
調製 水酸基含有アクリル樹脂(重量平均分子量10000、
水酸基価95mgKOH/g)とヘキサメチレンジイソシアネ
ートの水アダクト体とをOH/NCO=1/1.2(モ
ル比)になるように混合し、該混合物100重量部(固
形分)あたり、チヌビン900(チバガイギー社製、商
品名、2−[2´−ヒドロキシ−3´,5´−ジ−
(1,1−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベン
ゾトリアゾール)を2重量部及びサンドボア3206
(サンド社製、商品名、蓚酸ジアニリド)を1重量部配
合し、これを有機溶剤(トルエンとキシレンとの等重量
混合液)で粘度を18秒(フォードカップ#4/25
℃)に調整して、クリヤーコート組成物(B−1)とし
た。
調製 水酸基含有アクリル樹脂(重量平均分子量10000、
水酸基価95mgKOH/g)とヘキサメチレンジイソシアネ
ートの水アダクト体とをOH/NCO=1/1.2(モ
ル比)になるように混合し、該混合物100重量部(固
形分)あたり、チヌビン900(チバガイギー社製、商
品名、2−[2´−ヒドロキシ−3´,5´−ジ−
(1,1−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベン
ゾトリアゾール)を2重量部及びサンドボア3206
(サンド社製、商品名、蓚酸ジアニリド)を1重量部配
合し、これを有機溶剤(トルエンとキシレンとの等重量
混合液)で粘度を18秒(フォードカップ#4/25
℃)に調整して、クリヤーコート組成物(B−1)とし
た。
【0058】実施例1〜3及び比較例1 上記の被塗物にベースコート組成物及びクリヤーコート
組成物をそれぞれスプレー塗装機で表2に示したように
塗装して、塗装板を得た。
組成物をそれぞれスプレー塗装機で表2に示したように
塗装して、塗装板を得た。
【0059】
【表2】
【0060】次に、上記で得た塗装板を用いて各種の塗
膜性能試験を行った。試験方法は、次の通りである。
膜性能試験を行った。試験方法は、次の通りである。
【0061】耐水性:40℃の水に480時間浸漬後の
塗面状態を、目視で次の評価基準により判定した。◎は
全く異常が認められないことを、△はフクレの発生が少
し認められることを、×はフクレが著しく発生したこと
を、それぞれ示す。
塗面状態を、目視で次の評価基準により判定した。◎は
全く異常が認められないことを、△はフクレの発生が少
し認められることを、×はフクレが著しく発生したこと
を、それぞれ示す。
【0062】層間付着性:素地に達するようにカッター
ナイフで、試験板のほぼ中央に、直行する縦横11本ず
つの平行線を1mm間隔で引いて1cm3の中に100個の
ます目ができるようにゴバン目状に切りキズをつけ、そ
の塗面に粘着セロハンテープを貼着し、それを急激に剥
した後のゴバン目塗面を、次の評価基準により判定し
た。◎は塗膜の剥離が全く認められないことを、×はベ
ースコート塗膜とクリヤーコート塗膜との層間で剥離が
多く認められたことを、それぞれ示す。
ナイフで、試験板のほぼ中央に、直行する縦横11本ず
つの平行線を1mm間隔で引いて1cm3の中に100個の
ます目ができるようにゴバン目状に切りキズをつけ、そ
の塗面に粘着セロハンテープを貼着し、それを急激に剥
した後のゴバン目塗面を、次の評価基準により判定し
た。◎は塗膜の剥離が全く認められないことを、×はベ
ースコート塗膜とクリヤーコート塗膜との層間で剥離が
多く認められたことを、それぞれ示す。
【0063】耐凝集破壊性:上記層間付着性と同様の試
験を行い、塗り重ねた各塗膜の破壊の有無を調べ、耐凝
集破壊を、次の評価基準により判定した。◎は塗膜の破
壊が全く認められないことを、×はベースコート又はク
リヤーコートの塗膜内での破壊の発生が多く認められた
ことを、それぞれ示す。
験を行い、塗り重ねた各塗膜の破壊の有無を調べ、耐凝
集破壊を、次の評価基準により判定した。◎は塗膜の破
壊が全く認められないことを、×はベースコート又はク
リヤーコートの塗膜内での破壊の発生が多く認められた
ことを、それぞれ示す。
【0064】平滑性:塗面状態を、目視で次の評価基準
により判定した。◎はユズハダ、凹凸等が無く平滑性が
良好であることを、×はユズハダ、凹凸等が認められ平
滑性が劣ることを、それぞれ示す。
により判定した。◎はユズハダ、凹凸等が無く平滑性が
良好であることを、×はユズハダ、凹凸等が認められ平
滑性が劣ることを、それぞれ示す。
【0065】メタリック感:塗面状態を、目視で次の評
価基準により判定した。◎はメタリック感が良好である
ことを、×はメタリックムラが発生したことを、それぞ
れ示す。
価基準により判定した。◎はメタリック感が良好である
ことを、×はメタリックムラが発生したことを、それぞ
れ示す。
【0066】光沢:JIS K−5400 7.6(1
990)の20度鏡面光沢度に従い、塗膜の光沢の程度
を入射角と受光角とがそれぞれ20度のときの反射率を
測定して、鏡面光沢度の基準面の光沢度を100とした
ときの百分率で表した。
990)の20度鏡面光沢度に従い、塗膜の光沢の程度
を入射角と受光角とがそれぞれ20度のときの反射率を
測定して、鏡面光沢度の基準面の光沢度を100とした
ときの百分率で表した。
【0067】耐候性:Qパネル社製促進耐候性試験機を
用いたQUV促進バクロ試験による促進耐候性により、
調べた。試験条件は、紫外線照射16時間/60℃と、
水凝結8時間/50℃とを、1サイクルとして、480
時間(125サイクル)試験した後の塗膜を、目視で次
の評価基準により判定した。○はほとんど初期と変わら
ない光沢を保っていることを、△は光沢低下、白化現象
が認められることを、×は著しい光沢低下、ヒビワレ、
白化現象が認められ、不合格であることを、それぞれ示
す。
用いたQUV促進バクロ試験による促進耐候性により、
調べた。試験条件は、紫外線照射16時間/60℃と、
水凝結8時間/50℃とを、1サイクルとして、480
時間(125サイクル)試験した後の塗膜を、目視で次
の評価基準により判定した。○はほとんど初期と変わら
ない光沢を保っていることを、△は光沢低下、白化現象
が認められることを、×は著しい光沢低下、ヒビワレ、
白化現象が認められ、不合格であることを、それぞれ示
す。
【0068】上記塗膜性能試験の結果を表3に示した。
【0069】
【表3】
【0070】
【発明の効果】本発明塗装方法によれば、塗膜の平滑
性、鮮映性、耐候性、耐水性、層間付着性、耐凝集破壊
性、メタリック感、光沢等が改良された塗膜をポリオレ
フィン被塗物に形成でき、さらに、ベースコート組成物
の顔料分散性、相溶性及び貯蔵安定性も向上している。
性、鮮映性、耐候性、耐水性、層間付着性、耐凝集破壊
性、メタリック感、光沢等が改良された塗膜をポリオレ
フィン被塗物に形成でき、さらに、ベースコート組成物
の顔料分散性、相溶性及び貯蔵安定性も向上している。
【0071】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B05D 7/24 302 B05D 7/24 302V C08J 7/04 CES C08J 7/04 CESE C08L 1/08 C08L 1/08 23/28 23/28 51/06 51/06 C09D 101/10 C09D 101/10 175/04 175/04 201/06 201/06 (72)発明者 河島 秀幸 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株 式会社内 (72)発明者 山本 義和 愛知県西加茂郡三好町大字莇生字平地1 番地 関西ペイント株式会社内 (72)発明者 加藤 承男 愛知県西加茂郡三好町大字莇生字平地1 番地 関西ペイント株式会社内 (72)発明者 加佐利 章 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関西ペイント株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−161179(JP,A) 特開 平6−136316(JP,A) 特開 平2−180951(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 1/00 - 7/26 C08J 7/04 CES C08L 1/08 C08L 23/28 C08L 51/06 C09D 101/10 C09D 175/04 C09D 201/06
Claims (2)
- 【請求項1】ポリオレフィン被塗物に、塩素化ポリオレ
フィン(a−1)、水酸基含有樹脂(a−2)及びセル
ロースアセテートブチレート(a−3)を主成分とし、
これらの構成比率が、これら三成分の合計量に基づい
て、(a−1)成分は10〜70重量%、(a−2)成
分は20〜80重量%、及び(a−3)成分は2〜25
重量%であり、かつ架橋剤を含有しないベースコート組
成物(A)を塗装し、ついで該塗面に、水酸基含有樹脂
(b−1)、ポリイソシアネート化合物(b−2)及び
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤と蓚酸アニリド系紫
外線吸収剤とからなる紫外線吸収剤(b−3)を主成分
とする架橋硬化性クリヤーコート組成物(B)を塗装
し、該クリヤーコート組成物(B)中のポリイソシアネ
ート化合物(b−2)により該両塗膜を同時に架橋硬化
せしめることを特徴とするポリオレフィン被塗物の塗装
方法。 - 【請求項2】 クリヤーコート組成物(B)において、水
酸基含有樹脂(b−1)とポリイソシアネート化合物
(b−2)との配合比が、これらに含まれている水酸基
/イソシアネート基(モル比)に基いて0.5〜2.5
であり、該紫外線吸収剤(b−3)の配合量が、(b−
1)成分と(b−2)成分との合計100重量部当たり
1〜4重量部である請求項1に記載の塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32689495A JP3297835B2 (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | ポリオレフィン被塗物の塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32689495A JP3297835B2 (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | ポリオレフィン被塗物の塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09164367A JPH09164367A (ja) | 1997-06-24 |
JP3297835B2 true JP3297835B2 (ja) | 2002-07-02 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3297835B2 (ja) |
-
1995
- 1995-12-15 JP JP32689495A patent/JP3297835B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09164367A (ja) | 1997-06-24 |
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