JP3297812B2 - 操作箱のロック装置 - Google Patents

操作箱のロック装置

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JP3297812B2
JP3297812B2 JP17629092A JP17629092A JP3297812B2 JP 3297812 B2 JP3297812 B2 JP 3297812B2 JP 17629092 A JP17629092 A JP 17629092A JP 17629092 A JP17629092 A JP 17629092A JP 3297812 B2 JP3297812 B2 JP 3297812B2
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Inventor
芳樹 岡田
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三明電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制御機器をコントロール
する操作盤の筐体や端子箱等(本件明細書中ではこれら
を含めて操作箱と呼ぶ)において、その箱本体に対し開
閉自在の扉を閉状態にロックする為に用いられている操
作箱のロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】箱本体に蝶着された扉においてその自由
端側の部分にロック装置が備えられる。この場合、ロッ
ク装置が箱本体に衝突しないよう、ロック装置は箱本体
の前面の開口部と対向する位置に設けられる。そしてそ
のロック装置において上下に伸びる掛杆を、箱本体の開
口部の上下の縁に備えた係合部材に係脱させるようにし
てある。このような構造であると扉の閉状態を上下2箇
所の係合により確実にロックできて好ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の構造では、
ロック装置が箱本体における開口部の一部を占拠するこ
とになる。この為、箱本体においてもあるいは扉におい
ても、種々の電気部品や配線用の電線を、上記ロック装
置が存在することとなる場所を避けた位置に配置せねば
ならないという制約を受ける問題点があった。
【0004】本願発明は上記従来技術の問題点(技術的
課題)を解決する為になされたもので、開口部の周囲に
液体流入防止用の空間を有している操作箱に、上記液体
流入防止用の空間を利用してロック装置を備えさせるこ
とによって、そのロック装置における2箇所の係合によ
って箱本体に対し扉を確実にロックすることができ、し
かも箱本体の開口部を種々の部品や配線用電線の存置に
フルに活用することを可能にできるようにした構造の操
作箱のロック装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明における操作箱
のロック装置は、中空の箱本体と、箱本体に対してその
前面に対する開閉を自在に蝶着した扉とから成り、上記
箱本体の前面は、周縁部分に狭幅の周縁部材を残してそ
の内側が開口部となっていると共に、上記周縁部材の内
周縁からは前方に向けてパッキン当接片を張り出させて
あり、一方上記扉は、上記開口部を塞ぐ為の閉鎖部とそ
の周囲において上記周縁部材と対向するようにした周縁
部とを有していると共に、周縁部の外周縁には後方に向
けて張り出す覆い片が周設してあって、上記周縁部材、
パッキン当接片、周縁部及び覆い片の4者で囲まれる空
上記開口部への液体流入防止用の空間となるように
し、その空間にロック装置を備えさせてある操作箱のロ
ック装置において、上記周縁部材、パッキン当接片、周
縁部及び覆い片の4者で囲まれる空間に備えさせるロッ
ク装置の構成は、上記扉における自由端側の周縁部にお
いては、その周縁部に沿った方向の中間に往復回動自在
の操作部材を備え、更に、操作部材の外周側において操
作部材を挟んでその両側には夫々周縁部に沿った方向に
進退自在の掛杆を備えると共に、一方の掛杆はその先端
部が上記周縁部に沿った方向の一端に至る長さにしてあ
り、他方はその先端部が上記周縁部に沿った方向の他端
に至る長さにしてあり、しかも上記操作部材と両掛杆と
は操作部材の往復回動によって各掛杆を進退させ得るよ
う夫々連繋部材でもって連繋させ、一方上記箱本体にお
いて上記両掛杆における各先端部と夫々対応する位置に
は、上記掛杆の先端部をその進退によって係脱させる為
の係合部材を夫々備えさせたものである。
【0006】
【作用】操作部材の回動操作によりその両側の掛杆が夫
々進退し、夫々係合部材と係脱する。両者の係合状態に
おいては扉は閉状態でロックされ、係合を解くことによ
りロックが解けて扉を自由に開放できる。
【0007】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1及び図2において、1は操作箱を示す。2は中
空の箱本体で、内部には種々の電気部品や配線用の電線
が納められる。3は該箱本体における前面を示す。4は
前面における周縁部材で、箱本体2の前端部を曲げ成形
することによって形成してある。5は周縁部材4の内周
縁から前方に向けて張り出させたパッキン当接片を示
す。6は周縁部材4の内側の開口部を示す。次に7は扉
で、箱本体2の前面3を覆うに充分な大きさに形成さ
れ、一方の縁部を蝶番8でもって箱本体2に蝶着してあ
る。7aは該扉7において上記開口部6を塞ぐ為の閉鎖
部、7bは上記周縁部材4と対向する周縁部を示す。9は
周縁部7bの外周縁から後方に向けて張り出す覆い片、10
は扉7の後面において前記パッキン当接片5と対応する
位置に取付けたパッキンである。11は周縁部材4とパッ
キン当接片5と周縁部7bと覆い片9とで囲まれる空間
で、液体例えば水や油が開口部6に流入することを防止
する為のものであり、開口部6の四周において形成され
ている。12は扉7に取付けたランプ、スイッチ等のパネ
ル部品を夫々示す。
【0008】次に13は上記区間11において上記扉7の自
由端側の部分に備えさせたロック装置を示す。14は該装
置における本体で、扉7の周縁部7bに付設してある。該
本体14について図3、4をも参照して説明する。15は本
体14における基枠で、図3に示すように扉7に固着して
ある。固着手段としては接着あるいは溶接手段が利用さ
れる。ねじ止手段を利用しても良い。16は基枠15に設け
た案内溝、17は案内片で、これらは後に述べる掛杆をガ
イドする為のものである。18は基枠15に回動自在に装着
した操作部材で、一端には操作部19が一体に備わってい
る。操作部19は図1に示されるように例えばコインを嵌
合させる為の溝20が形成され、扉7に穿設した透孔21を
通して扉7の前面側に表出させてある。
【0009】次に24, 24は掛杆で、図4に示される如く
操作部材18の外周側において操作部材18を挟んでその両
側に相互に平行状態に配置され、前記案内溝16に嵌め込
まれて周縁部7bに沿った方向への進退が自在となってい
る。これらの掛杆24,24は図1から明かな如く、一方は
その先端部24aが周縁部7bに沿った方向の一端7b'に至
る長さにしてあり、他方はその先端部24aが他端7b"に
至る長さにしてある。図4に示される25は掛杆付勢用の
ばねで、圧縮コイルばねを用いて掛杆24に嵌装させてあ
り、基枠15に形成されたばね座26と、掛杆24に形成され
たばね座27との間に介在させてある。28, 29は操作部材
18と掛杆24とを連繋させる為の一対の連繋部材を示す。
この例では、部材28としては操作部材18に固着したピン
が用いられ、部材29は掛杆24に形成した凹部をもって構
成されて、そこに前記部材28を存置させてある。尚これ
ら一対の連繋部材は、操作部材18にピニオンを具備さ
せ、掛杆24にそのピニオンと噛み合うラックを具備させ
た構造であっても良い。31は蓋で、掛杆24の元部、ばね
25、操作部材18等を覆うものであり、止付ねじ32でもっ
て基枠15に固定してある。図1、3に示される34は扉7
に固着したガイド部材で、透孔35を備えそこに前記掛杆
24を挿通してある。次に36はロック装置13のうちの箱本
体2の側に設けられた係合部材で、周縁部材4に取付け
てあり、透孔37を備えておってそこに掛杆24の先端部24
aが出入りするようになっている。
【0010】上記構成のものにあっては、扉7を閉じた
状態においてはばね25によって付勢されている掛杆24の
先端部24aが図1及び図3に示される如く係合部材36と
係合し、扉7は閉状態にロックされている。この状態か
ら扉7を開きたい場合には、操作部19を介して操作部材
18を図4の(A)において時計回りに回し図4の(B)
の如き状態にする。こうすることにより部材28, 29を介
して掛杆24は図4の(B)の矢印方向に移動し、掛杆24
の先端部24aは図3に想像線で示される如く係合部材36
の透孔37から抜け出る。従ってこの状態において扉7の
自由端側の部分を図2の矢印40方向に引けば図2に想像
線で示される如く扉7を開放させることができる。尚扉
7の開放後は上記操作部19の操作を解くと、ばね25の付
勢力により掛杆24及び操作部材18は再び図4の(A)の
状態に戻る。
【0011】次に開放した扉7を再び閉じる場合には、
図2に矢印41で示されるように扉7を箱本体2に向けて
押し付け操作する。すると掛杆24の先端部24aにおける
斜めに形成されたガイド部24bが係合部材36に当接する
為、そのガイド部24bに案内されて掛杆24が後退し(ば
ね25が押し縮められる)、そして掛杆24の先端部24aが
透孔37に対向する位置に至ればばね25の付勢力により掛
杆24の先端部24aは再び図3に実線で示される如く係合
部材36と係合し、扉7は閉状態にロックされる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、扉7
を閉じた状態では箱本体2の開口部6の周囲に液体流入
防止用の空間11ができる為、油や水が箱本体2内に入る
ことを効果的に防止して内部の電気部品や電気配線を安
全に保護し得る効果がある。
【0013】しかも上記の如く扉7を閉じた状態では、
2箇所の係合部材36, 36に夫々掛杆24, 24を係合させて
扉7を閉状態に確実にロックでき、また扉7を開放させ
たい場合には、一つの操作部材18の操作により上記2箇
所の係合を外して扉のロックを解き扉7を自由に開放で
きる効果がある。
【0014】しかもそのように2箇所の係合を行なうよ
うにしたものでも、ロック装置13の構造は、往復回動可
能な操作部材18の両側に操作部材の往復回動によって夫
々進退するようにした掛杆24, 24を配した構造であるか
ら、その外形は狭幅な形態であって、上記開口部6の外
側の狭い液体流入防止用の空間11に易々と位置させられ
る特長がある。このことは、上記のようなロック装置13
を備えた操作箱1であってもその箱本体2の前面におけ
る開口部6は全く手つかずの状態に空けておくことがで
きることであって、その開口部を種々の部品の存置や配
線用の電線の存置の為に隅までフルに活用することを可
能にできる有用性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】操作箱のロック装置を示す一部破断斜視図。
【図2】箱本体と扉とロック装置との関係を示す図1に
おけるII−II線位置での断面図。
【図3】図2におけるIII −III 線拡大断面図。
【図4】(A)はロック状態におけるロック装置の本体
を背面側から見た状態を示す一部破断図、(B)はアン
ロック状態における同様の図。
【符号の説明】
2 箱本体 4 周縁部材 5 パッキン当接片 6 開口部 7 扉 11 液体流入防止用の空間 13 ロック装置 18 操作部材 24, 24 掛杆

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の箱本体と、箱本体に対してその前
    面に対する開閉を自在に蝶着した扉とから成り、上記箱
    本体の前面は、周縁部分に狭幅の周縁部材を残してその
    内側が開口部となっていると共に、上記周縁部材の内周
    縁からは前方に向けてパッキン当接片を張り出させてあ
    り、一方上記扉は、上記開口部を塞ぐ為の閉鎖部とその
    周囲において上記周縁部材と対向するようにした周縁部
    とを有していると共に、周縁部の外周縁には後方に向け
    て張り出す覆い片が周設してあって、上記周縁部材、パ
    ッキン当接片、周縁部及び覆い片の4者で囲まれる空間
    上記開口部への液体流入防止用の空間となるように
    し、その空間にロック装置を備えさせてある操作箱のロ
    ック装置において、上記周縁部材、パッキン当接片、周縁部及び覆い片の4
    者で囲まれる空間に備えさせるロック装置の構成は、
    記扉における自由端側の周縁部においては、その周縁部
    に沿った方向の中間に往復回動自在の操作部材を備え、
    更に、操作部材の外周側において操作部材を挟んでその
    両側には夫々周縁部に沿った方向に進退自在の掛杆を備
    えると共に、一方の掛杆はその先端部が上記周縁部に沿
    った方向の一端に至る長さにしてあり、他方はその先端
    部が上記周縁部に沿った方向の他端に至る長さにしてあ
    り、しかも上記操作部材と両掛杆とは操作部材の往復回
    動によって各掛杆を進退させ得るよう夫々連繋部材でも
    って連繋させ、一方上記箱本体において上記両掛杆にお
    ける各先端部と夫々対応する位置には、上記掛杆の先端
    部をその進退によって係脱させる為の係合部材を夫々備
    えさせたことを特徴とする操作箱のロック装置。
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JPH05343862A JPH05343862A (ja) 1993-12-24
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