JP3297141B2 - 窓抜き及びフイルム貼り合わせ装置 - Google Patents

窓抜き及びフイルム貼り合わせ装置

Info

Publication number
JP3297141B2
JP3297141B2 JP12058893A JP12058893A JP3297141B2 JP 3297141 B2 JP3297141 B2 JP 3297141B2 JP 12058893 A JP12058893 A JP 12058893A JP 12058893 A JP12058893 A JP 12058893A JP 3297141 B2 JP3297141 B2 JP 3297141B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
roller
fixed
size
cutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12058893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06305056A (ja
Inventor
健 森迫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP12058893A priority Critical patent/JP3297141B2/ja
Publication of JPH06305056A publication Critical patent/JPH06305056A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3297141B2 publication Critical patent/JP3297141B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺の基材フイルムに
対して所定ピッチで窓抜き加工を行い、且つその窓抜き
部に一定サイズの定寸フイルムを貼り付けて窓を塞ぐ動
作を自動的に行うことを可能とする窓抜き及びフイルム
貼り合わせ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7、図8に示すような除湿袋1
が用いられている。この除湿袋1は、透湿性、透水性の
ない基材フイルム2の両縁を折り曲げ、その両縁間に透
水性は有していないが透湿性のある透湿フイルム3を取
り付けて筒状とし、両端をシールして袋を形成し、内部
に塩化カルシュウム等の除湿剤4を収容したものであ
り、空気中の水分を透湿フイルム3を通して吸収し、袋
内に捕捉した水を溜めていた。なお、図中、符号5、6
はシール部分を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この構成の除
湿袋1では、シール部分5と6が重なった部分では3枚
のフイルムが重ねられてシールされるため、シール不良
を生じやすく、この部分から水漏れを生じるという問題
があった。そこで、この水漏れを防止するには、図9に
示すように、基材フイルム2に窓7をあけ、その窓7に
透湿フイルム3を貼り付けたものを筒状に折り畳んで背
貼りを行い、且つ両端をシールしてピロー袋の形態とし
て除湿袋1Aを構成すれば良いと考えられる。
【0004】ところで、図9に示す除湿袋1Aを製袋機
によって連続的に製造するには、図6に示すように、長
尺の基材フイルム2に対して一定ピッチで窓7を形成
し、その窓7に所定サイズの透湿フイルム3を貼り付け
て塞いだものを用意する必要がある。しかしながら、小
サイズの且つ薄い透湿フイルム3を長尺の基材フイルム
2に対して間隔を空けて貼り付ける動作は容易でなく、
従来、長尺の基材フイルムに対して窓抜き加工を行い、
且つその窓抜き部に透湿フイルムのような薄い且つ小サ
イズの定寸フイルムを貼り付けてその窓を塞ぐことを自
動的に行う装置は開発されていなかった。
【0005】本発明はかかる状況に鑑みてなされたもの
で、長尺の基材フイルムに対して所定ピッチで窓抜き加
工を行い、且つその窓抜き部に一定サイズの透湿フイル
ム等の定寸フイルムを貼り付けて窓を塞ぐ動作を自動的
に行うことを可能とする窓抜き及びフイルム貼り合わせ
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべくな
された本発明は、基材フイルムを繰り出す基材フイルム
供給装置と、その基材フイルム供給装置から繰り出され
た基材フイルムの所定位置に窓抜き加工を行うロータリ
ーダイカッターと、そのロータリーダイカッターの下流
に設けられ、基材フイルムに形成された窓を塞ぐよう一
定サイズの定寸フイルムを貼り付けるフイルム貼り合わ
せユニットと、定寸フイルムを貼り付けた基材フイルム
を巻き取る巻取装置とを備え、前記フイルム貼り合わせ
ユニットが、長尺の原反フイルムを繰り出す原反フイル
ム供給装置と、その原反フイルムを送り出す定寸送り手
段と、その定寸送り手段で送り出される原反フイルムを
受け取る位置に配置され、原反フイルムの先端部分を
寸フイルムに切り離すカッターローラ及び受けローラと
を有しており、その受けローラは、外周面に定寸フイル
ムを吸着保持する吸着手段を備えると共に、保持した定
寸フイルムを前記基材フイルムの片面に供給するよう基
材フイルムの走行経路に配置されており、前記定寸送り
手段は、原反フイルムの先端部分を切り離して形成した
定寸フイルムが前記受けローラの吸着領域の所定の位置
に吸着保持されるよう、前記原反フイルムを前記受けロ
ーラ及びカッターローラの回転に合わせて送り出す構成
であり、更に、前記フイルム貼り合わせユニットは、基
材フイルムを前記受けローラに押し付けるように設けら
れた圧着ローラを有することを特徴とする窓抜き及びフ
イルム貼り合わせ装置を要旨とする。
【0007】
【作用】上記構成の装置では、基材フイルムが基材フイ
ルム供給装置から引き出され、ロータリーダイカッター
及びフイルム貼り合わせユニットを通過した後、巻取装
置に巻き取られる。この基材フイルムがロータリーダイ
カッターを通過する際、ロータリーダイカッターはその
基材フイルムに、一定ピッチの窓抜き加工を施し、これ
により基材フイルムには一定ピッチで窓が形成される。
一方、フイルム貼り合わせユニットにおいては、定寸送
り手段が長尺の原反フイルムを、カッターローラと受け
ローラとの間に送り出し、受けローラはその原反フイル
ムの先端部分を吸着保持して回転し、カッターローラは
受けローラに保持された原反フイルムを、先端から所定
長さの位置で切断する。これにより、定寸送り手段で供
給された長尺の原反フイルムの先端部分が所定長さに切
り離されて定寸フイルムとなり、その定寸フイルムは受
けローラの吸着領域の所定の位置に吸着保持されて搬送
されることとなる。次に、受けローラに吸着保持された
定寸フイルムは、受けローラの回転によって、受けロー
ラと圧着ローラとのニップ部に送られ、その位置を走行
中の基材フイルムに重ねられる。この際、ロータリーダ
イカッターとフイルム貼り合わせユニットとを同期させ
ておくことにより、受けローラは保持した定寸フイルム
を、ロータリーダイカッターから送られてきた基材フイ
ルムの窓抜き部に重ね合わせることができる。圧着ロー
ラは、基材フイルムとそれに重ね合わせた定寸フイルム
とを受けローラに押し付けて加圧し、接着させる。ここ
で、基材フイルムと定寸フイルムとをヒートシールする
場合には、圧着ローラ及び/又は受けローラを加熱して
おけばよい。また、糊付けする場合には、受けローラと
圧着ローラとのニップ部の上流に、糊付け装置を設けて
おけばよい。以上のようにして、長尺の基材フイルムに
一定ピッチで窓をあけ、その窓に定寸フイルムを貼り付
けて、巻き取ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を説明する。図
1は本発明の一実施例による窓抜き及びフイルム貼り合
わせ装置の概略側面図、図2はその概略平面図である。
この装置は、図6に示すように、長尺の基材フイルム2
に窓7を開け、その窓7に一定サイズの透湿フイルム
(以下定寸フイルムという)3を貼り付けたものを製造
するためのものである。図1、図2において、11は基
材フイルム2を繰り出す基材フイルム供給装置であり、
基材フイルムの巻取12を取り付けるための支持軸13
や繰り出される巻取12に適当な張力を付与するための
ブレーキ14等を備えている。16は基材フイルム2を
案内するガイドローラ、17は、送られる基材フイルム
2の蛇行を防止するためのエッジコントロールのための
エッジセンサである。
【0009】20は、基材フイルム供給装置11から繰
り出された基材フイルム2の所定位置に窓抜き加工を行
うロータリーダイカッター、22は、そのロータリーダ
イカッター20の下流に設けられ、基材フイルム2に形
成された窓7を塞ぐよう一定サイズの定寸フイルム3を
貼り付けるフイルム貼り合わせユニット、24は、ロー
タリーダイカッター20とフイルム貼り合わせユニット
22との間に配置された位相合わせ装置であり、基材フ
イルム2のパス長を変えることができるよう、上下に位
置調整可能な位相合わせローラ25及びその位相合わせ
ローラ25の位置調整を行う機構を備えている。26
は、基材フイルム2を基材フイルム供給装置11から引
き出し、所定速度で走行させる搬送ローラであり、駆動
装置(図示せず)に接続されている。
【0010】ロータリーダイカッター20は、図3に示
すように、上下に配置され、互いに反対方向に同期回転
するカッターローラ31と受けローラ32を有してい
る。このカッターローラ31は、円周面に基材フイルム
2に形成すべき窓7と同一形状のカッター刃33を有し
ており、図4に拡大して示すように、そのカッター刃3
3を受けローラ32に押し付けることにより、その間に
ある基材フイルム2に窓抜き加工を行うことができる。
本実施例において、カッター刃33はカッターローラ3
1の円周面に、円周方向に一定ピッチで2個設けられて
おり、従ってカッターローラ31の1回転で2回の窓抜
き加工を行うことが可能である。一方、受けローラ32
は、カッターローラ31のカッター刃33で囲まれた部
分に面する位置に真空吸着孔34とその背面の真空チャ
ンバ35を備えており、真空チャンバ35に真空源(図
示せず)からの真空を作用させることにより、打ち抜か
れたフイルム2aを吸着保持しうるようになっている。
なお、真空チャンバ25への真空供給は、保持したフイ
ルム2aが受けローラ32の下側位置まで送られた時点
で切られるようになっている。
【0011】カッターローラ31の直径(厳密にはカッ
ター刃33の先端までの直径)と受けローラ32の直径
とは等しく定められており、且つこのカッターローラ3
1及び受けローラ32は互いに反対方向に同一速度で回
転するように連結されている。更に、カッターローラ3
1及び受けローラ32は、その周速が、搬送ローラ26
(図1参照)によって走行させられる基材フイルム2の
走行速度と等しくなるように、搬送ローラ26と同期回
転させられる構成となっている。かくして、基材フイル
ム2が所定の速度で走行し、カッターローラ31と受け
ローラ32とがその速度に等しい周速で同期回転するこ
とにより、基材フイルム2を一定ピッチで所定の大きさ
に打ち抜き、基材フイルム2に窓7を形成すると共に、
打ち抜かれたフイルム2aを受けローラ32に吸着保持
して下方に搬送できる。
【0012】図1において、受けローラ32の下側に
は、ダクト37及びバキュームブロワー(図示せず)に
連結されたフイルム捕集箱38が設けられており、受け
ローラ32に吸引保持されていた打ち抜きフイルムを捕
集するようになっている。
【0013】図1、図2において、ロータリーダイカッ
ター20の下流に設けられたフイルム貼り合わせユニッ
ト22は、長尺の透湿フイルムである原反フイルムの巻
取40を保持し、原反フイルム3Aを繰り出す原反フイ
ルム供給装置41と、その原反フイルム3Aを一定ピッ
チずつ間欠的に送り出す定寸送り手段42を備えてい
る。この定寸送り手段42は、一対の定寸送りローラ4
3と、その駆動用サーボモータ44等を備えており、原
反フイルム3Aの先端を後述するカッターローラ50と
受けローラ51との間に供給可能となっている。
【0014】フイルム貼り合わせユニット22は更に、
図5に示すように、定寸送り手段42から送られてきた
原反フイルム3Aを受け取る位置に配置され、原反フイ
ルム3Aの先端を切り離して定寸フイルム3とするカッ
ターローラ50と受けローラ51を備えており、その受
けローラ51は基材フイルム2の走行経路上に配置され
ている。カッターローラ50は、外周面に突出したカッ
ター刃52を備えており、このカッター刃52を受けロ
ーラ51に支持されている原反フイルム3Aに切り込む
ことにより原反フイルム3Aを切り離すことができるも
のであり、本実施例では、2個のカッター刃52を18
0度離れた位置に設けている。受けローラ51はカッタ
ー刃52で原反フイルム3Aを切断する際、その原反フ
イルム3Aを支持する役割を果たすと共に、切り離した
原反フイルム即ち定寸フイルム3を吸着保持しうるもの
であり、その外周面に開口した真空吸着孔57とその裏
面の真空チャンバ58と真空チャンバに連結された真空
源(図示せず)等からなる吸着手段を備えている。ここ
で、真空吸着孔57を形成した領域即ち吸着領域は、基
材フイルム2に形成された窓7を塞ぐ大きさの定寸フイ
ルム3を吸着保持しうるように定められており、受けロ
ーラ51の外周面に円周方向に一定ピッチで2ヵ所に設
けられている。また、真空チャンバ58には、吸着領域
がカッターローラ50にほぼ向かい合う位置から、基材
フイルム2に向かい合う位置までの間で真空が供給され
るようになっている。
【0015】カッターローラ50の直径(厳密にはカッ
ター刃52の先端までの直径)と受けローラ51の直径
は互いに等しく定められており、且つカッターローラ5
0と受けローラ51とは矢印で示すように互いに反対方
向に同一速度で同期回転する構成となっている。この
際、カッターローラ50と受けローラ51とは、カッタ
ー刃52が受けローラ51の吸着領域の後端に押し付け
られるように位相が定められている。更に、そのカッタ
ーローラ50と受けローラ51とは、その周速が搬送ロ
ーラ26(図1参照)で搬送される基材フイルム2の走
行速度と等しくなるように、搬送ローラ26と同期回転
させられる構成となっている。
【0016】前記した定寸送り手段42のサーボモータ
は、カッターローラ50又は受けローラ51の回転角度
(位相)によって、原反フイルム3Aの供給、停止を制
御されるようになっている。この制御は、受けローラ5
1の吸着領域の先端がカッターローラ50に向かい合う
位置Pに到達した時に、定寸送り手段42が原反フイル
ム3Aの先端をその位置Pに送り出し、その後は受けロ
ーラ51の周速に等しい速度で原反フイルム3Aを搬送
し、カッター刃52が位置Pに到達して原反フイルム3
Aを切断した時点で、定寸送り手段42が原反フイルム
3Aの搬送を停止するように定められている。この構成
により、定寸送り手段42が連続した原反フイルム3A
をカッターローラ50と受けローラ51との間に供給
し、受けローラ51がその原反フイルム3Aの先端部分
(定寸フイルム3となる部分)を、吸着領域の所定の位
置に吸着保持して回転し、その先端から所定長さの位置
をカッター刃52が切断する。かくして、受けローラ5
1は所定長さの定寸フイルム3を吸着領域の所定の位置
吸着保持して回転し、その下方を通過する基材フイル
ム2に供給することができる。なお、定寸送り手段42
は、原反フイルム3Aをカッター刃52で切断した後、
原反フイルム3Aの送り出しを停止するのみならず、若
干量引き戻す構成としてもよい。
【0017】ここで、カッターローラ50及び受けロー
ラ51は、その直径が上流に設けられているロータリー
ダイカッター20のカッターローラ31及び受けローラ
32の直径とも等しくなっており且つこれらのローラと
同一周速となるように同期駆動されている。従って、ロ
ータリーダイカッター20のカッターローラ31と、フ
イルム貼り合わせユニット16のカッターローラ50及
び受けローラ51とは一定の位相を保って回転する。更
に、ロータリーダイカッター20のカッターローラ31
とフイルム貼り合わせユニット16の受けローラ51と
の間の基材フイルム2のパス長は、ロータリーダイカッ
ター20によって形成された基材フイルム2の窓7の位
置に受けローラ51が定寸フイルム3をかぶせることが
できるように、位相合わせ装置24によって調整されて
いる。かくして、連続的に走行する基材フイルム2に対
して、ロータリーダイカッター20が一定ピッチで窓7
を形成し、その位置に、受けローラ51が定寸フイルム
3を供給することができる。
【0018】フイルム貼り合わせユニット22は更に、
基材フイルム2をはさんで、受けローラ51に対向する
ように、且つ基材フイルム2を受けローラ51に押し付
けるように配置された圧着ローラ60を有している。こ
の圧着ローラ60は加熱手段を備えた熱ローラで構成さ
れており、基材フイルム2と定寸フイルム3とをはさみ
付け、且つ加熱して両者をヒートシールすることができ
る。この圧着ローラ60は、受けローラ51と同一直径
のものであっても、異なる直径のものであってもよい
が、受けローラ51と同一周速となるように駆動されて
いる。
【0019】図1、図2において、62は、搬送ローラ
26の下流に配置されたダンサーローラであり、基材フ
イルム2の張力に応じて上下動可能となっている。この
ダンサーローラ62は、搬送ローラ26によって連続的
に送り出された基材フイルム2を、その下流で間欠的に
搬送する際のフイルムのたるみを防止するために設けた
ものである。64は、基材フイルム2に貼り付けられた
定寸フイルム3を更に確実に接着するための圧着装置で
あり、定寸フイルム付基材フイルムを、上下からシール
ヘッド65a及び圧着板65bにて挟み込み、面溶接を
行う熱溶着部65と、その下流に配置され、加熱圧着し
た部分を上下から冷却板66a、66bで挟み込み、冷
却する冷却部66を有している。68は、基材フイルム
2を圧着装置64の動作に同期させて間欠的に搬送させ
る搬送ローラ、70は、窓開け加工及び定寸フイルム貼
り付けを行った後の基材フイルム2を巻取72として巻
き取る巻取装置である。
【0020】次に、上記構成の装置による動作を説明す
る。図1、図2において、搬送ローラ26によって、基
材フイルム供給装置11から基材フイルム2が引き出さ
れ、連続的に一定の速度で、ロータリーダイカッター2
0のカッターローラ31と受けローラ32の間を通過す
る。この際、ロータリーダイカッター20はその基材フ
イルム2に窓抜き加工を施し、基材フイルム2に一定ピ
ッチで一定長さを窓7(図3参照)を形成する。
【0021】窓7を形成された基材フイルム2は、フイ
ルム貼り合わせユニット22の受けローラ51と圧着ロ
ーラ60との間を通過する。この時、図5に示すよう
に、フイルム貼り合わせユニット22においては、定寸
送り手段42が長尺の原反フイルム3Aを一定ピッチず
つ、カッターローラ50と受けローラ51との間にカッ
ターローラ50及び受けローラ51の回転に合わせて
り出し、受けローラ51はその原反フイルム3Aの先端
部分を吸着保持して回転し、カッターローラ50は受け
ローラ51に保持された原反フイルム3Aを、先端から
所定長さの位置で切断する。これにより、定寸送り手段
42で供給された長尺の原反フイルムの先端部分が所定
長さに切り離されて定寸フイルム3となり、受けローラ
51の吸着領域の所定の位置に吸着保持されて搬送さ
れ、受けローラ51と圧着ローラ60とのニップ部Qに
送られ、その位置を走行中の基材フイルム2の窓7の部
分に重ね合わされ、受けローラ51と圧着ローラ60と
のニップにより加熱、加圧され接着される。
【0022】その後、定寸フイルム3を貼り付けた基材
フイルム2は、搬送ローラ26から下流に送り出され、
搬送ローラ68によって間欠的に搬送され、圧着装置6
4によって、面溶着及び冷却が行われ、定寸フイルム3
を基材フイルム2に対して確実に接着した後、巻取装置
70に、巻取72として巻き取られる。かくして、図6
に示す形態の製品が製造される。
【0023】なお、上記実施例におけるフイルム貼り合
わせユニット22では、定寸送り手段42が原反フイル
ム3Aを、カッターローラ50と受けローラ51との間
に、受けローラ51の周速と同一速度で送り込み、切断
した後は停止させるという間欠動作を行っているが、原
反フイルム3Aの切断後、原反フイルム3Aを停止させ
ることなく低速で送り続けるように変更してもよい。更
には、定寸送り手段42が常時、原反フイルム3Aを受
けローラ51の周速よりも低い一定の速度で送り込む構
成としてもよい。この場合には、原反フイルム3Aが定
寸送り手段42によって送られている間には、その原反
フイルム3Aは受けローラ51に対して速度差により滑
りを生じているが、切断された後は、切り離された側の
定寸フイルム3は受けローラ51に吸着保持され、基材
フイルム2の上に搬送されることとなる。
【0024】また、上記実施例では、圧着装置64に熱
溶着部65と冷却部66を設けているが、その冷却部6
6を熱溶着部とするか或いは冷却部66を無くした構成
とし、その下流の搬送ローラ68を冷却ローラとし冷却
作用を与えるようにしてもよい。また、フイルム貼り合
わせユニット22の受けローラ51と圧着ローラ60の
みによって、基材フイルム2と定寸フイルム3を十分接
着しうる場合には、圧着装置64を省略することも可能
である。その場合には、当然基材フイルム2の間欠送り
は必要なくなり、搬送ローラ68は定速で駆動すればよ
い。また、ダンサーローラ62を省略してもよく、更
に、搬送ローラ26、68のいずれか一方を省略しても
よい。なお、使用する定寸フイルムによっては、その定
寸フイルムが加熱された時に受けローラ51側或いは圧
着装置64の圧着板65bにくっついてトラブルを起こ
す場合がある。そのような場合には、受けローラ51や
圧着板65bの表面に離型性を与えておくのみならず、
それらを冷却するように構成しておくことが望ましい。
【0025】更に、上記実施例では、基材フイルム2に
対して定寸フイルム3をヒートシールによって接着する
場合を説明したが、使用する材料がヒートシール性を有
していない場合には、糊付けを利用することも可能であ
る。その場合には、受けローラ51と圧着ローラ60と
のニップ点Qの上流側に、基材フイルム又は定寸フイル
ムに糊を付与する装置を設けおけばよい。また、その場
合には圧着ローラ60の加熱は必要ない。
【0026】更に、上記実施例では、ロータリーダイカ
ッター20のカッターローラ31及び受けローラ32、
フイルム貼り合わせユニット22のカッターローラ50
及び受けローラ51をすべて同一直径のものとし、それ
ぞれに2個のカッター刃や吸着領域を形成したが、本発
明はこの構成に限らず、カッターローラの外周面に配置
するカッター刃のピッチ及び受けローラの外周面に配置
する吸着領域のピッチを等しくすれば、これらのローラ
の直径や、ローラに設けるカッター刃又は吸着領域の個
数を適宜変更してもよい。また、上記実施例では、定寸
フイルム3として、透湿フイルムを貼り付ける場合を説
明したが、透湿フイルム以外のフイルムを定寸フイルム
としてもよいことは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、連続的に走行している基材フイルムに一定ピッチで
窓を形成し、その窓に一定長さの定寸フイルムをかぶせ
て接着することができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による窓抜き及びフイルム貼
り合わせ装置の概略側面図
【図2】その概略平面図
【図3】上記実施例におけるロータリーダイカッターの
要部の拡大断面図
【図4】図3のA−A矢視拡大断面図
【図5】上記実施例におけるフイルム貼り合わせユニッ
トの要部の拡大断面図
【図6】上記実施例によって窓抜き加工を施し、且つ定
寸フイルムを貼り付けた基材フイルムを示す概略斜視図
【図7】従来知られている除湿袋の概略斜視図
【図8】その除湿袋の概略断面図
【図9】従来の除湿袋の欠点を解決するものとして提案
される除湿袋の概略斜視図
【符号の説明】
1、1A 除湿袋 2 基材フイルム 3 定寸フイルム(透湿フイルム) 3A 原反フイルム 11 基材フイルム供給装置 20 ロータリーダイカッター 22 フイルム貼り合わせユニット 26 搬送ローラ 31 カッターローラ 32 受けローラ 41 原反フイルム供給装置 42 定寸送り手段 50 カッターローラ 51 受けローラ 60 圧着ローラ 62 ダンサーローラ 64 圧着装置 70 巻取装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B31B 1/90 321 B26F 1/00 B26F 1/38 B31B 1/14 321 B65C 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フイルムを繰り出す基材フイルム供
    給装置と、その基材フイルム供給装置から繰り出された
    基材フイルムの所定位置に窓抜き加工を行うロータリー
    ダイカッターと、そのロータリーダイカッターの下流に
    設けられ、基材フイルムに形成された窓を塞ぐよう一定
    サイズの定寸フイルムを貼り付けるフイルム貼り合わせ
    ユニットと、定寸フイルムを貼り付けた基材フイルムを
    巻き取る巻取装置とを備え、前記フイルム貼り合わせユ
    ニットが、長尺の原反フイルムを繰り出す原反フイルム
    供給装置と、その原反フイルムを送り出す定寸送り手段
    と、その定寸送り手段で送り出される原反フイルムを受
    け取る位置に配置され、原反フイルムの先端部分を定寸
    フイルムに切り離すカッターローラ及び受けローラとを
    有しており、その受けローラは、外周面に定寸フイルム
    を吸着保持する吸着手段を備えると共に、保持した定寸
    フイルムを前記基材フイルムの片面に供給するよう基材
    フイルムの走行経路に配置されており、前記定寸送り手
    段は、原反フイルムの先端部分を切り離して形成した定
    寸フイルムが前記受けローラの吸着領域の所定の位置に
    吸着保持されるよう、前記原反フイルムを前記受けロー
    ラ及びカッターローラの回転に合わせて送り出す構成で
    あり、更に、前記フイルム貼り合わせユニットは、基材
    フイルムを前記受けローラに押し付けるように設けられ
    た圧着ローラを有することを特徴とする窓抜き及びフイ
    ルム貼り合わせ装置。
JP12058893A 1993-04-23 1993-04-23 窓抜き及びフイルム貼り合わせ装置 Expired - Fee Related JP3297141B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12058893A JP3297141B2 (ja) 1993-04-23 1993-04-23 窓抜き及びフイルム貼り合わせ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12058893A JP3297141B2 (ja) 1993-04-23 1993-04-23 窓抜き及びフイルム貼り合わせ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06305056A JPH06305056A (ja) 1994-11-01
JP3297141B2 true JP3297141B2 (ja) 2002-07-02

Family

ID=14789993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12058893A Expired - Fee Related JP3297141B2 (ja) 1993-04-23 1993-04-23 窓抜き及びフイルム貼り合わせ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3297141B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101930071B1 (ko) 2017-07-20 2018-12-17 (주)피엔티 이차전지 전극 노칭 장치

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3663367B2 (ja) * 2001-05-30 2005-06-22 Uht株式会社 可撓性を有するワークの穿孔装置
JP5301968B2 (ja) * 2008-12-04 2013-09-25 リンテック株式会社 シート貼付装置及び貼付方法
JP6002622B2 (ja) * 2012-04-24 2016-10-05 株式会社小森コーポレーション 搬送装置
CN108248970B (zh) * 2018-01-12 2020-04-07 皖西学院 一种开关磁阻电机的卷膜贴标机及使用方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101930071B1 (ko) 2017-07-20 2018-12-17 (주)피엔티 이차전지 전극 노칭 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06305056A (ja) 1994-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5393394B2 (ja) 吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法、及び製造装置
JP4520403B2 (ja) テープ貼付装置及び貼付方法
WO2007066609A1 (ja) テープ貼付装置、マウント装置及びマウント方法
EP0767643B1 (en) A machine for manufacturing adhesive dressings having the adsorbing compress completely surrounded by the adhesive support
JP3297141B2 (ja) 窓抜き及びフイルム貼り合わせ装置
JPH07209878A (ja) 感光層積層装置
JP2009023301A (ja) 積層体フイルムの貼り付け方法
JP2873182B2 (ja) フィルム張付装置における原反フィルムの連続的供給方法及び装置
JP3905628B2 (ja) フィルム張付制御方法
JP2002068153A (ja) ノンセパラベル貼付装置
JP3412920B2 (ja) ラミネータ
JP2004182265A (ja) 保護フィルム等のラミネート方法及び装置
JP3781509B2 (ja) フィルム張付方法及び装置
KR20070120218A (ko) 양면테이프 부착장치
JPH04212898A (ja) 自動製図機用シート素材供給方法
JP2004215742A (ja) 絆創膏製造装置及び絆創膏製造方法
JP7364327B2 (ja) 不要シート除去装置および不要シート除去方法
JP2000144067A (ja) 粘着性シートの製造装置
JP3537865B2 (ja) シールドテープの自動貼合せ装置
JPS5921146Y2 (ja) 自動紙継装置の原紙駆動機構
JP3857018B2 (ja) インスタント写真フイルムユニットの製造方法および装置
JP4657069B2 (ja) 接着ラベル貼り付け装置及び方法
JPS6211655B2 (ja)
JPH06122426A (ja) 小冊子開き部の封緘法及びその封緘装置
JPH03288626A (ja) ラミネータ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100412

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110412

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110412

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120412

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130412

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees