JP3297127B2 - ファン付きフィルタユニット - Google Patents

ファン付きフィルタユニット

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JP3297127B2
JP3297127B2 JP04223593A JP4223593A JP3297127B2 JP 3297127 B2 JP3297127 B2 JP 3297127B2 JP 04223593 A JP04223593 A JP 04223593A JP 4223593 A JP4223593 A JP 4223593A JP 3297127 B2 JP3297127 B2 JP 3297127B2
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久国 長谷部
健一 三城
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Nippon Muki Co Ltd
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Nippon Muki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばクリーンルーム
やクリーンストッカー等を構成するために用いるファン
付きフィルタユニットに関し、特に薄型で均一な風速分
布を達成するのに好適なファン付きフィルタユニットに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のファン付きフィルタユニ
ットとしては、例えば特開平1−200137号公報に
記載されるように、チャンバの上流側に複数個の軸流フ
ァンを配置するとともに前記チャンバの下流側にフィル
タを配置したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のファン付きフィルタユニットの場合、複数個の軸流
ファンをチャンバ内の全領域に配置していたため、チャ
ンバの中心部に全軸流ファンの気流が集中する領域が生
じ、その領域においてはフィルタに対して他の領域より
かなり風速の大きな気流が衝突することになり、その結
果、風速分布が不均一でフィルタの寿命も短くなるとい
う不都合を有していた。本発明は、前記従来の不都合を
解消し、薄型でしかも均一な風速分布を達成することが
できるファン付きフィルタユニットを提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のファン付きフィ
ルタユニットはかかる目的を達成するべく、チャンバの
上流側に複数個の軸流ファンを配置するとともに前記チ
ャンバの下流側にフィルタを配置したファン付きフィル
タユニットにおいて、前記軸流ファンの配置をチャンバ
の中心点を中心にしてその周囲に4分割される領域の3
領域内にのみ配置したことを特徴とする。なお、前記複
数個の軸流ファンのうち1個を仕切板を用いて他の軸流
ファンから隔離することが好ましい。さらにまた、前記
フィルタのチャンバ側近傍に整流板を配置することも好
ましい。なお、前記仕切板を設ける場合、前記仕切板を
チャンバの側壁並びに整流板との間に間隙を存して配置
することが好ましい。
【0005】
【作用】本発明ファン付きフィルタユニットは、チャン
バの上流側に複数個の軸流ファンを配置するので、大型
の軸流ファンを1個だけ配置するのに比して薄型に構成
される。また、軸流ファンの配置をチャンバの中心点を
中心にしてその周囲に4分割される領域の3領域内にの
み配置するため、従来のようにチャンバの全領域に軸流
ファンを配置した場合と異なり、軸流ファンからの気流
が逃げることができる空間が存在することになり、この
ためチャンバの中心部に4個の軸流ファンにより合成さ
れる大きな風速部分が存在しないことになり、チャンバ
内の風速分布、ひいてはフィルタの風速分布が均一とな
る。また、前記複数個の軸流ファンのうち1個を仕切板
を用いて他の軸流ファンから隔離することにより、前記
軸流ファンにより合成される大きな風速部分の発生をよ
り確実に防ぐことができる。また、前記フィルタのチャ
ンバ側近傍に整流板を配置すれば、風速分布はより均一
化する。なお、前記仕切板を用いる場合にチャンバの側
壁並びに整流板との間に間隙を存して配置すると、この
間隙を介して軸流ファンの存在しない領域の風速が助け
られ、これにより風速分布がより均一化する。
【0006】
【実施例】次に、本発明のファン付きフィルタユニット
の実施例を比較例とともに説明する。 (実施例1)図1は本発明のファン付きフィルタユニッ
トの一実施例の平面図、図2はその正面図、図3は図1
のA−A線拡大断面図を示す。図中1は巾610mm、
奥行610mmのチャンバを示し、その下流側には開口
率約50%のパンチング板からなる整流板2とパッキン
3を介してフィルタ4が取り付けられており、フィルタ
4の下流側にはパンチング板からなるメディアガード5
が取り付けられている。また、前記チャンバー1内には
チャンバ1の中心点を中心にしてその周囲に図中破線で
示したように4分割される領域の3領域内に軸流ファン
6が配置されるように、3個の軸流ファン6が天井1a
に固着されている。さらにまた、前記チャンバ1内には
仕切板7がチャンバの側壁1b並びに整流板2との間に
それぞれ間隙を存して配置されるように、天井1aに固
着され、前記複数個の軸流ファン6,6,6のうち1個
を他の軸流ファン6,6から隔離するようにしてある。
前記仕切板7は短辺50mm、長辺400mm、巾20
mmの長方形状で密度24kg/m3 のグラスウール板
であり、前記チャンバの側壁1bとの間には50mm、
前記整流板2との間には10mmの間隙が形成されるよ
うに配置されている。これを実施例1とする。
【0007】(実施例2)実施例1のファン付きフィル
タユニットの仕切板を短辺60mm、長辺500mm、
巾20mmの長方形状で密度24kg/m3 のグラスウ
ール板に代え、前記チャンバの側壁1b並びに前記整流
板2との間に間隙が形成されないように整流板2の端部
をこれら側壁1b並びに前記整流板2に当接させた以外
は前記実施例1と同様の構成のファン付きフィルタユニ
ットを構成した。これを実施例2とする。
【0008】(実施例3)前記実施例1のファン付きフ
ィルタユニットの仕切板を取り外した以外は前記実施例
1と同様の構成のファン付きフィルタユニットを構成し
た。これを実施例3とする。
【0009】(実施例4)前記実施例1のファン付きフ
ィルタユニットの仕切板と整流板を取り外した以外は前
記実施例1と同様の構成のファン付きフィルタユニット
を構成した。これを実施例4とする。
【0010】(比較例1)軸流ファンが設けられていな
い領域にも軸流ファンを配置し、軸流ファンの数を4個
とした以外は前記実施例4と同様の構成のファン付きフ
ィルタユニットを構成した。これを比較例1とする。
【0011】(比較例2)軸流ファンの数を2個とした
以外は前記実施例4と同様の構成のファン付きフィルタ
ユニットを構成した。これを比較例2とする。
【0012】(比較例3)軸流ファンの数を1個とした
以外は前記実施例4と同様の構成のファン付きフィルタ
ユニットを構成した。これを比較例3とする。
【0013】次に前記実施例1乃至4並びに比較例1乃
至3のファン付きフィルタユニットのそれぞれについ
て、騒音、平均風速、風速分布の偏りを測定した。その
測定結果を下記表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】なお、騒音はフィルタ吹出面の中央部の下
1000mmの位置において、63、125、250、
500、1000、2000、4000、8000の合
成レベル(Aレンジ)の発生騒音を測定し、その測定結
果を示したものである。また、平均風速と風速分布の偏
りは供試フィルタの下流側に風速分布測定用ダクトを配
置し、フィルタ面より100mmの位置においてトラン
ジスタ風速計を用い、610mm×610mmのフィル
タの吹出面を36分割して25箇所で測定し、その測定
結果を示したものである。
【0016】表1の結果から明らかなように、本発明の
実施例によるファン付きフィルタユニットでは必要な風
速0.36m/sが得られており、しかも騒音が59d
B以下で風速分布の偏りも最大、最小値が±27以下と
優れていることが分かる。仕切板を設けた場合(実施例
1,2)は仕切板を設けない場合(実施例3)に比べて
風速分布が均一となり、特に仕切板とチャンバの側壁並
びに整流板2との間に間隙を形成した場合(実施例
1)、風速分布がより均一となることが分かる。また、
整流板用いた場合(実施例3)は、整流板を用いない場
合(実施例4)に比べ騒音が若干上がるが風速分布が均
一になることが分かる。これに対して、比較例の1のよ
うに軸流ファンを4個設けた場合は、必要な風速は得ら
れるが、騒音が大きく、風速分布の偏りも大きなものと
なっていることが分かる。また、比較例2または比較例
3のように軸流ファンが1個或いは2個の場合、騒音は
小さいものの、必要な風速が得られないばかりか、風速
分布の偏りも大きなものとなっていることが分かる。
【0017】なお、前記実施例では軸流ファンをチャン
バ内に配置した構成のものを示したが、図4に示すよう
に、軸流ファン6をチャンバ1の天井1aの外側に配置
する構成としても前記実施例と同様の効果が得られるこ
とは言うまでもない。
【0018】また、前記仕切板7としてグラスウール板
を用いたが、これにを多孔板に代えても構わない。な
お、本発明のファン付きフィルタユニットは、1ユニッ
トとしての使用に限られるものではなく、複数個のユニ
ットを組み合わせて用いることも任意であることは言う
までもない。
【0019】
【発明の効果】このように、本発明のファン付きフィル
タユニットによれば、薄型でしかも均一な風速分布を達
成することができるファン付きフィルタユニットを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファン付きフィルタユニットの一実施
例の平面図
【図2】本発明のファン付きフィルタユニットの正面図
【図3】図1のA−A線拡大断面図
【図4】本発明のファン付きフィルタユニットの他実施
例の正面図
【符号の説明】
1 チャンバ 1b チャンバの側壁 2 整流板 4 フィルタ 6 軸流ファン 7 仕切板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−42498(JP,A) 特開 平5−296198(JP,A) 特開 昭60−129115(JP,A) 特開 平1−200137(JP,A) 実開 昭49−118728(JP,U) 実開 昭61−84425(JP,U) 実開 平3−11415(JP,U) 実開 平4−45522(JP,U) 実開 昭60−176226(JP,U) 実開 昭62−140917(JP,U) 実開 昭60−106035(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/06 B01D 46/00 B01D 46/52 F24F 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバの上流側に複数個の軸流ファン
    を配置するとともに前記チャンバの下流側にフィルタを
    配置したファン付きフィルタユニットにおいて、前記軸
    流ファンの配置をチャンバの中心点を中心にしてその周
    囲に4分割される領域の3領域内にのみ配置したことを
    特徴とするファン付きフィルタユニット。
  2. 【請求項2】 前記複数個の軸流ファンのうち1個を仕
    切板を用いて他の軸流ファンから隔離することを特徴と
    する請求項1記載のファン付きフィルタユニット。
  3. 【請求項3】 前記フィルタのチャンバ側近傍に整流板
    を配置したことを特徴とする請求項1または2記載のフ
    ァン付きフィルタユニット。
  4. 【請求項4】 前記仕切板をチャンバの側壁並びに整流
    板との間に間隙を存して配置したことを特徴とする請求
    項3記載のファン付きフィルタユニット。
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