JP3297126B2 - 自動位置決め方法と装置 - Google Patents

自動位置決め方法と装置

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JP3297126B2
JP3297126B2 JP03863193A JP3863193A JP3297126B2 JP 3297126 B2 JP3297126 B2 JP 3297126B2 JP 03863193 A JP03863193 A JP 03863193A JP 3863193 A JP3863193 A JP 3863193A JP 3297126 B2 JP3297126 B2 JP 3297126B2
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廣光 奥村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの回転子等の回
転体の動釣合いを試験して、その不釣合い点を所定の位
置に停止させる位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の不釣合い測定装置にかかる位置決
め装置においては、高速回転させている被測定物におけ
る不釣合い点の位置を捕捉した後に、被測定物の回転を
減速制御して、停止に至らしめていた。不釣合い点の停
止位置は、不釣合い修正の工程の都合により、特定の位
置である必要があるので、そのような特定の位置に停止
させるためには、停止位置の調整もしくは補正が必要で
あった。
【0003】即ち、試験運転を行って、被測定物を一旦
停止させた位置が、そのような所定の位置からずれてい
た場合には、位置決めを補正しなければならなかった。
そのためには、減速制御の開始時点から停止時点までの
回転量を補正することが要求されているのである。その
補正の方法としては、従来は、一旦停止した位置から所
定の停止希望位置までの回転角度を測定して、位置決め
装置に入力することによって、停止位置を補正すること
が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
停止位置の補正方法では、一旦停止した位置から所定の
停止希望位置までの回転角度を目視判断して、その角度
を位置決め装置に入力して、再び位置決めを試行し、正
確な位置に停止するまで、試行錯誤を繰り返す必要があ
るので、位置決め作業が不正確でありその補正に時間が
かかるという問題があった。
【0005】そこで、本発明においては、一回の試行
で、正確な位置決めの補正ができる、位置決め方法と装
置を提供することも目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、被測
定物を回転駆動装置にて回転させて不釣合い測定装置で
不釣合い点を測定してから、前記被測定物の回転を制御
して、所定の位置決め回転量の回転の後に停止するよう
構成された自動位置決め方法で、一旦前記位置決め回転
量にて決定される位置に位置決め停止させた後に、被測
定物を更に所望の位置まで補正回転させて停止させると
ともに、このときの補正回転量を記憶させ、次回からの
位置決めにおいては、前記位置決め回転量を前記補正回
転量によって補正した位置決め回転量に基づいて位置決
め停止させるという手段を講じた。
【0007】そして、本発明の位置決め装置において
は、被測定物を回転駆動する駆動手段と、回転する被測
定物の不釣合い点を検出する不釣り合い測定装置と、不
釣合い点を検出してから所定の位置決め回転量の回転の
後に前記被測定物を停止させるよう前記駆動手段を制御
する位置決め制御手段と、一旦位置決めしたのちに被測
定物を更に回転させる補正回転手段と、前記補正回転手
段による回転量を検知して記憶する補正回転量記憶手段
と、前記補正回転量によって前記位置決め回転量を補正
する回転量補正手段とを備えるという手段を講じた。
【0008】
【作用】本発明の位置決め方法では、被測定物を回転駆
動装置にて回転させて不釣合い測定装置で不釣合い点を
測定してから、前記被測定物の回転を制御して、所定の
位置決め回転量の回転の後に停止するよう構成された自
動位置決め方法において、一旦前記位置決め回転量にて
決定される位置に位置決め停止させた後に、被測定物を
更に所望の位置まで補正回転させて停止させるととも
に、このときの補正回転量を記憶し、前記位置決め回転
量を前記補正回転量によって補正するので、次回からの
位置決めにおいては補正された位置決め回転量の分だけ
回転した位置で停止する。
【0009】そして、本発明の位置決め装置では、被測
定物を回転駆動させて、回転する被測定物の不釣合い点
を不釣合い測定装置で検出する。位置決め制御手段によ
って駆動手段を制御して、不釣合い点を検出してから所
定の位置決め回転量の回転の後に、前記被測定物を停止
させる。このときに、停止位置が所望の位置でない場合
には、補正回転手段によって、被測定物を更に回転させ
て、所望の停止位置に位置決めする。このときの補正回
転量を検知して補正回転量記憶手段にて記憶する。この
補正回転量によって前記位置決め回転量を補正するの
で、次回の位置決めのときには、所望の位置に位置決め
して停止させることができる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の方法を用いる位置決め装置
を実施例に基づいて詳細に説明する。図1は前記位置決
め装置の構成図である。図において、1は動釣合い試験
器、2は被測定物としてのロータ、3は該ロータ2を回
転駆動する駆動手段であり、ステッピングモータと入力
されるパルス数に応じて前記ステッピングモータを回転
させる駆動装置とを備えている。
【0011】4は回転する前記ロータ2の不釣合い点P
を検出する不釣り合い測定装置であり、前記ロータ2の
回転による振動を検出する軸受け部5と測定回路6と前
駆ステッピングモータ3を制御するパルスを出力する制
御回路7とを備えている。8は位置決め制御手段であ
り、前記不釣合い測定装置4において不釣合い点Pを検
出したタイミングで、位置決めのための減速制御のため
の信号を発生して、前記制御回路7を介して前記ステッ
ピングモータ3を減速制御し、所定の位置決め回転量に
対応する位置決めパルス数N分の回転の後に前記ロータ
2の回転を停止させる。
【0012】9は補正回転手段であり、前記制御回路7
へ微速回転指令を出力することによって、一旦位置決め
停止した前記ロータ2を所望の位置まで正転もしくは逆
転させるものである。10は補正回転量記憶手段として
のパルスカウンタであり、前記補正回転部9によって回
転させた補正回転量を、前記ステッピングモータ3に出
力されるパルス数を積算して補正パルス数ΔNとして記
憶する。
【0013】11は回転量補正手段であり、前記補正パ
ルス数ΔNを、前記制御回路7に入力して、前記位置決
めパルス数Nに対して補正演算を加え、新しい位置決め
パルス数N’を得る。
【0014】図2は、不釣合い点の停止位置がAの場合
とBの場合の補正回転を説明する図である。所望の位置
決めする場所をCとする。図3は、位置決めの過程にお
ける各部の信号とそのタイミングを示すタイミングチャ
ート図である。
【0015】図2と図3において、停止位置が所望の停
止位置Cより手前のAの場合において、以下に説明す
る。回転が安定した状態において、不釣合い測定装置6
において、ロータ2の表面上のマークと不釣合い点の位
相差を測定した後に、前記マークが検出されたタイミン
グで減速指令が位置決め装置8から出力される。
【0016】この減速指令が制御回路7に入力される
と、所定の減速曲線に従って減速して停止に至らしめる
ような、パルス列が駆動装置3に入力される。このパル
ス列のパルス総数は、制御回路7の内部に設定された位
置決めパルス数Nに相当する。即ち、位置決めパルス数
Nに相当する回転量の後に前記ロータ2は停止するので
ある。
【0017】このような減速制御によって停止したロー
タ2の不釣合い点が、図2に示されたAの位置であった
場合には、角度θ1だけ更に正回転させれば、所定の位
置Cに位置決めできる。そこで、前記補正回転手段9の
正転スイッチS1を押すと、制御回路7へ回転指令が出
力され、制御回路7からは微速回転のために、パルス列
が追加出力される。不釣合い点が所定の位置Cにきたと
きに、前記正転スイッチS1を離すと、ロータ2は直ち
に停止する。
【0018】この間に出力された追加パルス数は、前記
パルスカウンタ10において補正パルス数ΔNとして記
憶される。この補正パルス数ΔNは回転量補正手段11
に入力され、前記位置決めパルス数Nに加算され、補正
位置決めパルス数N’が得られる。よって、次回の位置
決めにおいては、前記補正された位置決めパルス数N’
に基づいて位置決め制御されるので、不釣合い点を所定
の位置Cに位置決めすることができる。
【0019】図2における位置Bのように、不釣合い点
の停止位置が所定の位置Cより角度θ2だけ行き過ぎた
場合には、上記説明と逆に、逆転スイッチS2を押すこ
とによって、ロータ2を所定の位置Cまで逆転させる。
このときの補正パルス数N’は、回転量補正手段11に
入力され、前記位置決めパルス数Nから減算され、補正
位置決めパルス数N’が得られる。
【0020】よって、次回の位置決めにおいては、前記
補正された位置決めパルス数N’に基づいて位置決め制
御されるので、不釣合い点を所定の位置Cに位置決めす
ることができる。
【0021】このようにして、この実施例の位置決め装
置によれば、テストによる位置決めにおいて、不釣合い
点が所定の位置より手前であっても、行き過ぎた場合で
あっても、スイッチ操作だけて、正転もしくは逆転さ
せ、所定の位置に合わせて位置決めすることができる。
しかも、このときの回転量は、自動的に読み取られると
ともに、制御回路の位置決めパルス数を補正するので、
位置決めの補正が正確且つ敏速に行えるという効果が得
られるのである。
【0022】なお、前記実施例においては、駆動手段と
してはステッピングモータを用いて、補正回転における
回転量を駆動パルスを積算するこによって検出したが、
ロータリーエンコーダ等の回転検出手段を備えたサーボ
モータ等でも同様に可能であることが当然である。ま
た、前記ロータ2の表面にマークを設けた場合について
説明したが、ノーマークの不釣合い測定装置を用いるこ
ともできる。
【0023】
【発明の効果】本発明の自動位置決め方法によれば、被
測定物を回転駆動装置にて回転させて不釣合い測定装置
で不釣合い点を測定してから、前記被測定物の回転を制
御して、停止させたときに、不釣合い点の停止位置が所
定の位置からずれていた場合には、被測定物を更に所望
の位置まで補正回転させて停止させるとともに、このと
きの補正回転量に基づいて、位置決め回転量を補正する
ことにより、位置決めの補正が正確に且つ敏速に行える
ので、不釣合い修正の作業のための位置決め作業の能率
が向上するという効果が得られる。
【0024】そして、本発明の自動位置決め装置によれ
ば、上記効果の得られる優れた位置決め装置を提供する
ことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動位置決め方法に用いる位置決め装
置の構成図である。
【図2】不釣合い点の停止位置を示す図である。
【図3】前記自動位置決め装置の各部の信号のタイミン
グを示すタイミングチャート図である。
【符号の説明】
1 動釣合い試験器 2 被測定物 3 駆動手段 6 不釣り合い測定装置 7 位置決め制御手段 9 補正回転手段 10 補正回転量記憶手段 11 回転量補正手段 P 不釣合い点 N 位置決め回転量 N’ 補正回転量

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定物を回転駆動装置にて回転させて不
    釣合い測定装置で不釣合い点を測定してから、前記被測
    定物の回転を制御して、所定の位置決め回転量の回転の
    後に停止するよう構成された自動位置決め方法におい
    て、一旦前記位置決め回転量にて決定される位置に位置
    決め停止させた後に、被測定物を更に所望の位置まで補
    正回転させて停止させるとともに、このときの補正回転
    量を記憶させ、前記位置決め回転量を前記補正回転量に
    よって補正した位置決め回転量に基づいて位置決め停止
    させることを特徴とする自動位置決め方法。
  2. 【請求項2】被測定物を回転駆動する駆動手段と、回転
    する被測定物の不釣合い点を検出する不釣り合い測定装
    置と、不釣合い点を検出してから所定の位置決め回転量
    の回転の後に、前記被測定物を停止させるよう前記駆動
    手段を制御する位置決め制御手段と、一旦位置決めした
    のちに被測定物を更に回転させる補正回転手段と、前記
    補正回転手段による回転量を検知して記憶する補正回転
    量記憶手段と、前記補正回転量によって前記位置決め回
    転量を補正する回転量補正手段とを備えていることを特
    徴とする自動位置決め装置。
JP03863193A 1993-02-26 1993-02-26 自動位置決め方法と装置 Expired - Lifetime JP3297126B2 (ja)

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