JPH07114876A - 回転体の角度検出装置および角度検出方法 - Google Patents

回転体の角度検出装置および角度検出方法

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JPH07114876A
JPH07114876A JP28168093A JP28168093A JPH07114876A JP H07114876 A JPH07114876 A JP H07114876A JP 28168093 A JP28168093 A JP 28168093A JP 28168093 A JP28168093 A JP 28168093A JP H07114876 A JPH07114876 A JP H07114876A
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JP
Japan
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rotating body
angle
origin
rotation
motor
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JP28168093A
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English (en)
Inventor
Masashi Endo
昌志 遠藤
Hideya Nakabachi
秀弥 中鉢
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続回転する回転体の正確な回転角度を検出
する角度検出装置および角度検出方法を提供すること。 【構成】 モータ3の駆動により連続回転する回転体2
の角度を検出する角度検出装置1および角度検出方法で
あり、モータ3の回転に同期してパルス信号をエンコー
ダ4にて生成するとともに、回転体2の回転移動に対す
る原点を原点センサー5にて検知して回転体2の各回転
毎における原点からのパルス信号数を高速カウンター6
にて積算し、この高速カウンター6によって積算された
パルス信号数に基づいて回転体2の原点に対する回転角
度をコントローラ7にて算出するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの駆動により連
続して回転する回転体の角度を検出する角度検出装置お
よび角度検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブラウン管のパネル内面に蛍光体スラリ
ーを塗布する装置においては、パネルを保持した回転体
をモータにて回転させた状態で必要量の蛍光体スラリー
をパネル内面に注入し塗布している。このような蛍光体
スラリー塗布装置では、パネル内面に所定量の蛍光体を
効率的に塗布するため回転角度や回転速度を高精度に制
御する必要がある。
【0003】このうちの回転角度を制御するために用い
られる角度検出装置を図3に基づいて説明する。すなわ
ち、この角度検出装置1は、モータ3の駆動によって回
転する回転体2の回転角度を検出するためのものであ
り、主として回転体2とモータ3、回転体2の回転移動
の原点を検出する原点センサー5、モータ3の駆動を制
御するコントローラ7、コントローラ7からの信号をモ
ータ3に伝えるドライバー8、および時間を計測するタ
イマー9とから構成されている。
【0004】例えば、蛍光体スラリーを塗布する場合に
は、この回転体2に設けられたチャック22を用いてパ
ネル21を固定しておき、モータ3の駆動にて回転体2
を連続回転させる。その間に蛍光体スラリーをパネル2
1内に注入し、所定の回転を行った後に余分な蛍光体ス
ラリーを排出する。
【0005】このような作業において回転体2の回転角
度を検出するには、先ず、原点センサー5を用いて連続
回転する回転体2の原点を検知して各回転毎に信号を出
力する。そして、コントローラ7に対して例えば原点か
ら90°の位置で回転体2を停止させる命令を与えた場
合、回転体2のその時点における回転速度に基づいて原
点から90°回転するまでの所要時間を算出し、原点セ
ンサー5から信号が出力された段階からその所要時間に
相当する時間だけタイマー9を作動させる。
【0006】タイマー9にてその時間が経過した段階で
コントローラ7に停止信号を与え、さらにコントローラ
7からブレーキ32に対して指示を与えてモータ3を停
止させる。90°以外の角度の場合には、その角度に応
じた所要時間を回転体2の回転速度に基づき算出して、
タイマー9にてそれに相当する時間をカウントし、カウ
ントが終了した時点でブレーキ32に指示を与えるよう
にする。つまり、この角度検出装置1では指示された角
度を回転体2の回転速度に基づく所要時間に換算するこ
とで検出している。これにより、回転体2を所定の角度
で停止させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな角度検出装置および角度検出方法には次のような問
題がある。すなわち、この角度検出装置においては、原
点センサーからの信号を基準にしてタイマーをカウント
させているため、回転体が原点センサーを通過するまで
停止動作に入ることができない。つまり、必ず原点を通
過してからの角度しか検出できないため、1回転の間に
複数の停止位置を必要とする場合には複数のタイマーを
用意してそれぞれ所要時間に相当する時間をカウントす
る必要がある。
【0008】また、この角度検出方法では、回転体の回
転速度に基づいて角度に応じた所要時間を算出している
ため、モータの回転速度の誤差が停止位置精度に対して
直接的な影響を与えることになる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するために成された回転体の角度検出装置および
角度検出方法である。すなわち、この角度検出装置は、
モータの駆動により連続回転する回転体の角度を検出す
る装置であり、モータの回転に同期してパルス信号を発
生するエンコーダと、回転体の回転移動に対する原点を
検知して原点検知信号を出力する原点センサーと、原点
センサーからの原点検知信号とエンコーダからのパルス
信号とを受けて回転体の各回転毎における原点からのパ
ルス信号数を積算するカウンターと、カウンターによっ
て積算されたパルス信号数に基づいて回転体の原点に対
する回転角度を算出するコントローラとを備えたもので
ある。
【0010】また、この角度検出方法は、モータの回転
に同期してパルス信号を生成するとともに、回転体の回
転移動に対する原点を検知してこの原点に対する各回転
毎のパルス信号数を積算し、積算されたパルス信号数に
基づいて原点に対する回転体の回転角度を検出するもの
である。
【0011】
【作用】回転体が原点を通過するたびに原点センサーか
ら原点検出信号が出力され、この原点検出信号を受けた
時点からモータの回転角度に応じたパルス信号を積算し
て、原点からのパルス信号数をカウンターにて算出す
る。このカウンターにて積算されたパルス信号数に基づ
いて回転体の各回転毎における原点基準の回転角度を得
ることができる。
【0012】すなわち、回転体の1回転に応じたモータ
のパルス信号数に基づき、原点を0として積算されたパ
ルス信号数からその回転における原点からの角度を割り
出すことができる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の回転体の角度検出装置およ
び角度検出方法の実施例を図に基づいて説明する。先
ず、本発明の角度検出装置の実施例を説明する。図1は
本発明の角度検出装置を説明する模式図、図2は蛍光体
スラリー塗布装置を示す模式図である。
【0014】すなわち、この角度検出装置1は、回転体
2の回転角度を検出するものであり、例えば図2に示す
蛍光体スラリー塗布装置に用いられるものである。蛍光
体スラリー塗布装置は、ブラウン管のパネル21をチャ
ック22により回転体2に固定した状態で、この回転体
2を自転用のモータ3aの駆動にて自転させるととも
に、公転用のモータ3bの駆動にて公転させるようにな
っており、本発明の角度検出装置1はこのうちの自転に
対する角度を検出するために用いられる。
【0015】角度検出装置1は、減速ギア33および駆
動ギア34を介して回転体2を回転させるためのモータ
3と、例えばモータ3の軸31に取り付けられ軸31の
回転角度に応じたパルス信号を出力するエンコーダ4
と、回転体2の回転移動に対する原点を検知して原点検
知信号を出力する原点センサー5と、原点センサー5か
らの信号とエンコータ4からの信号を受けてパルス信号
数を積算する高速カウンター6と、高速カウンター6に
て積算されたパルス信号数に基づいて回転体2の角度を
算出するコントローラ7とから構成されている。
【0016】回転体2を回転移動させるには、コントロ
ーラ7からドライバー8を介してモータ3に指示を与え
ることでモータ3の軸31が回転し、減速ギア33およ
び駆動ギア34を介して回転体2が連続して回転するよ
うになる。この際、モータ3の軸31に取り付けられた
エンコーダ4から軸31の回転角度に応じたパルス信号
が出力される。
【0017】例えば、軸31が1回転する間に1000
パルスの信号が出力されるエンコーダ4、および1/9
のギア比から成る減速ギア33を用いた場合には、回転
体2が1回転する間に軸31が9回転することになり、
合計9000パルスの信号がエンコーダ4から出力され
ることになる。また、回転体2の原点が原点センサー5
の位置を通過した時点で原点検知信号が出力される。つ
まり、回転体2の各回転毎に原点センサー5から原点検
知信号が出力され、高速カウンター6に入力されること
になる。
【0018】次に、このような角度検出装置1を用いた
回転体2の角度検出方法を説明する。先ず、コントロー
ラ7からの指示に基づいてモータ3を作動させ回転体2
を回転させる。この状態で先に説明したエンコーダ4か
ら出力されるパルス信号を高速カウンター6にて積算す
る。この際、回転体2の回転移動に対する原点を原点セ
ンサー5が検知した時点で原点センサー5から原点検知
信号が出力され、高速カウンター6へ送られることにな
り高速カウンター6にて積算されたパルス信号数がリセ
ットされる。
【0019】すなわち、高速カウンター6は、回転体2
の1回転におけるパルス信号数を積算することになり、
原点を通過するたびにその積算したパルス信号数がリセ
ットされる。例えば、先に示した例のように、回転体2
が1回転する間にエンコーダ4から合計9000パルス
の信号が出力される場合においては、回転体2が原点位
置の際に高速カウンター6の値が0となり、1回転する
間に合計9000パルスが積算されることになる。
【0020】次に、この高速カウンター6にて積算され
たパルス信号数をコントローラ7に送り、コントローラ
7においてこのパルス信号数から回転体2の原点に対す
る回転角度を算出する。すなわち、先に述べたように高
速カウンター6は回転体2の各回転毎のパルス信号数を
積算しているため、各回転におけるパルス信号数と原点
からの回転角度とが1対1で対応することになる。
【0021】そこで、コントローラ7はこの積算された
パルス信号数からその時点における回転体2の原点に対
する回転角度(図1中のθ参照)を割り出す計算を行
う。例えば、先の例において回転体2の1回転に対して
合計9000パルスの信号が高速カウンター6にて積算
される場合には、高速カウンター6の積算値が4500
パルスで180°、また1500パルスで60°という
ように、1回転(360°)の合計パルス信号数に対す
る積算されたパルス信号数によって回転体2の原点から
の回転角度が算出できる。
【0022】このエンコーダ4からのパルス信号は軸3
1の回転角度に応じて出力されるものであり、軸31の
回転速度に依存するものではない。したがって、モータ
3の作動に誤差が生じている場合であっても積算された
パルス信号数に基づいて回転体2の正確な角度を検出で
きることになる。このようにしてコントローラ7は回転
体2の各回転毎における原点からの回転角度を算出し、
その角度を図示しない表示部に逐次表示する。
【0023】また、回転体2の回転移動を停止させたい
場合にはコントローラ7からドライバー8とブレーキ3
2へ指示を与えることによりモータ3の軸31の回転を
抑制し回転体2の回転移動を停止させる。例えば、原点
から90°回転した位置で回転体2を停止させたい場合
には、90°に対応したパルス信号数の示す位置で回転
体2が停止するようドライバー8とブレーキ32に指示
を与える。
【0024】先に示した例においては、高速カウンター
6の値が2250パルスの際に回転体2が90°回転し
ていることになるため、高速カウンター6のこの値とな
るようにコントローラ7から指示を与える。また、さら
にその位置から60°回転させた位置で停止させたい場
合には、60°に対応するパルス信号数である1500
パルスを2250パルスに加えた3750パルスを高速
カウンター6が示す位置で回転体2が停止するようコン
トローラ7からドライバー8とブレーキ32に指示を与
える。このように、一の回転において何箇所でも所望の
位置で回転体2を停止させることができるようになる。
【0025】このような角度検出装置1およびこれによ
る角度検出方法を図2に示す蛍光体スラリー塗布装置に
用いることで、パネル21の自転角度を精度良く制御す
ることができ、効率的な蛍光体スラリーの塗布を行うこ
とができるようになる。
【0026】なお、本実施例において示したエンコーダ
4からのパルス信号数はこの値に限定されることはな
い。また、本発明の適応例として蛍光体スラリー塗布装
置を示したが、これ以外にも連続して回転する回転体2
の角度を検出するようなものであれば適応可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の角度検出
装置および角度検出方法によれば次のような効果があ
る。すなわち、この角度検出装置では連続回転する回転
体の1回転毎に原点位置に対する回転角度をエンコーダ
のパルス信号数に基づいて逐次算出しているため、1回
転の間であっても複数の回転角度にて回転体を自由に停
止させることが可能となる。また、この角度検出方法で
はエンコーダのパルス信号数に基づいて原点位置からの
回転体の回転角度を算出しているため、モータの回転速
度の誤差に依存することなく常に正確な回転角度を検出
することができる。これにより、連続回転する回転体の
停止位置精度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明する模式図である。
【図2】蛍光体スラリー塗布装置を示す模式図である。
【図3】従来例を説明する模式図である。
【符号の説明】
1 角度検出装置 2 回転体 3 モータ 4 エンコーダ 5 原点センサー 6 高速カウンター 7 コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの駆動により連続回転する回転体
    の角度検出装置において、 前記モータの回転に同期してパルス信号を発生するエン
    コーダと、 前記回転体の回転移動に対する原点を検知して原点検知
    信号を出力する原点センサーと、 前記原点センサーからの原点検知信号と前記エンコーダ
    からのパルス信号とを受けて前記回転体の各回転毎にお
    ける前記原点からのパルス信号数を積算するカウンター
    と、 前記カウンターによって積算されたパルス信号数に基づ
    いて前記回転体の原点に対する回転角度を算出するコン
    トローラとから成ることを特徴とする回転体の角度検出
    装置。
  2. 【請求項2】 モータの駆動により連続回転する回転体
    の角度検出方法において、 前記モータの回転に同期してパルス信号を生成するとと
    もに、前記回転体の回転移動に対する原点を検知して該
    原点に対する各回転毎のパルス信号数を積算し、 前記積算されたパルス信号数に基づいて前記原点に対す
    る回転体の回転角度を検出することを特徴とする回転体
    の角度検出方法。
JP28168093A 1993-10-15 1993-10-15 回転体の角度検出装置および角度検出方法 Pending JPH07114876A (ja)

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